2013年6月23日日曜日

ラーニングキャンプin玉名~フォトドキュメント

昨日のチーム玉名Bによるラーニングキャンプの様子を、1日遅れになりましたが、
紹介します。
(昨日ガリラボ通信は発行できませんでした。毎日欠かさず続けるというのはほんとに至難の業です)

午前7:20、ラーニングキャンプin玉名を企画した4年(10)吉村と保坂がガリラボに
やってきて、持っていく荷物をチェックリストで確認し、積み込み作業を行いました。
いざ運ぶ段階になると、見ていた以上に荷物が多い、そして重い。orz
急きょ台車などを調達してきて、終わった時には、保坂、私ともに汗だくでした。


8:30。点呼。
予定の10分前には全員が本部棟前に集合していました。
遅刻者無し! ガリラボのフィールドワーク始まって以来ではないかと思います。


全員集合したところで健康チェック。
今日は干潟での作業となるため、倒れたりされても困るので、特に入念にチェック。
(といっても、これまでこんなことやったことはありませんでした。保坂の案です)

健康チェック表に記入後、乗車券が手渡されていきました。
座席表です。
楽しみながらがテーマということでもありますので、随所にこんな楽しいアイデアが、
ラーニングキャンプ中に仕込まれておりました。

乗車前、保坂が切符を切っています。
その様子を見て思いました。
座席指定の乗車券のアイデアは、自分が切符を切りたかったからだな、と。
切符を切る道具を持参してきており、きっとこの道具を使いたかったのでしょう、多分。笑
(ただし、どうしてヘルメットが必要なのかは、それは最後までわかりませんでした)

私がもらった乗車券です。

保坂の背中です。これは、ノーコメントにしておきます。

 
予定通り、8:50に玉名市鍋松原海岸に向けて出発。


やはり予定通り、10:00少し前、海岸到着。

10:00より、ご好意でお借りした磯野の里のミーティング室で本日の準備作業を
始めました。
今回のラーニングキャンプはチームごとに鍋松原海岸の海開き用のポスターを作
ることを目的にしたものでした。
チーム分けを発表。それぞれのチームで今日の活動についての作戦会議を行って
もらいました。
1班 3年(11)藤本(リーダー)、M2(12)坂本、2年(12)尾堂、田中
2班 4年(10)森本(リーダー)、M2(12)大塚、4年(10)五島、3年(11)藤村
3班 4年(10)石原(リーダー)、3年(11)野口、2年(12)小田、坂本
4班 3年(11)清田(リーダー)、4年(10)清原、千々和


そして、本日はサポーターに来ていただいております。
地域資源のことそしてポスター作りについての様々なアドバイスを各チームに
していただきます。
サポータ^は今回の学生GP(地域連携型卒業研究)の連携先の方々です。

玉名市役所商工観光課から、平野さんと池本さん。 

そして近畿日本ツーリスト九州熊本支店長の迎さん。


強力なサポーターのみなさんが各チームとコミュニケーションを取りながら、
ポスターデザインの考え方やそれに合う素材の集め方などを午前中、議論
しました。


その頃、ミーティング室から100mほど離れたバーベキュー施設では、保坂が
バーベキューのための火の準備をしていました。
木炭が湿っていたらしく、なかなか火がつかず悪戦苦闘したとのこと。


11:00過ぎ、無事にバーベキューを開始できました。
(ちなみに持って行った肉や野菜はすべて保坂が前日に自宅で切ってきたんです。
それを冷凍して、この場に持ってきたんです。
サービスを提供してもらうだけの学生が多い中で、サービスを提供することがこれほど
上手い学生はそういるものでありません。凄すぎてコメントしようがありません)

バーベキューの様子ももちろん写真素材となります。各チームで写真担当に
なったメンバーは食べながらも、色々とシャッターを切っておりました。

バーベキュー。

キャンプ運営側のはずの吉村ですが、バーベキュー中はそれを忘れ、フード
ファイターへと変身していたようで、最後はご覧の通り。^^;


13:00。海岸集合。

保坂と吉村からこれから行う潮干狩りについてのスケジュール等の諸連絡が
ありました。
それによれば、チームごとに行うこと、そしえ途中でスパイタイムを設けるので、
その時間帯に他チームの状況を探ることなどとゲーム性を意識した内容になって
いました。


そして、これ。

潮干狩りの道具選びのため、砂浜に刺さっているめざしのような鯉のぼりをめざし、
各チームの代表が激走。
1位は2班の2年(12)小田。そして最後は、、、予想どおりでした。笑
トップはクワをもらい、ビリは100均で買ってきた役に立ちそうにもない熊手でした。


干潮を待ち、13:30から潮干狩り開始。

干潟をかなり甘く見ていました。
ビーチサンダルでやってきた私はまともに歩けない。
まるで田んぼでした。
それでも苦労して歩き(途中で裸足になりました)、遠くまでやって振り返ると
そこには大変きれいな干潟と、その表面には空が写っていました。
海岸から海の方向しか見たことのなかった私にとって、この風景は非常に
新鮮でした。
天気がもっと良ければ、きれいな干潟がもっと映えるものになっていたので
ないかなと思います。


14:30.潮干狩り終了。

汚れた体を洗い、片付けもして(予想以上にこれで時間を食い、予定時間を
オーバー)、15:15よりミーティング室に戻り、本日のリフレクションン。
15:40にはここを発ったので、時間が短くて。まともなリフレクションはできない
まま終了。ちょっと残念でした。
それでも最後に迎さん、池本さんから、どこに貼られ、誰に向かってコミュニケー
ションを取るためのポスターなのか考えることといったコメントをもらい、それを
踏まえポスター制作を行うことになりそうです。
各チームが制作したポスターは、市役所に寄贈され、200または300枚ほどが
主に玉名市内を中心にあちこちに掲示されることになります。

作成したポスターは6月29日コンテスト行い、優秀作品を決める予定です。


すべての日程を終えて16:00前に鍋松原海岸を後にしました。


リフレクションの際に吉村・保坂が行ったアンケートによれば、今回のラーニング
キャンプについての参加者の評価は概ね70点ほどで、比較的高い評価をつけて
もらっていました。
しかし、私は100点満点中の半分以下の40点をつけ、吉村に手渡しました。
楽しさはあったでしょうが、それだけではですねぇ。
膨大な量であったから難しいとは思うものの、準備に関し詰めが少し甘い。
20人弱の人たちを動かしていくのは難しい。
準備は、厳密に未来の状況を具体的に想像していく力が問われます。
そうした点があるから、厳しく減点しました。

また次の点も減点とした理由です。
取材に来ていただいた熊日の梅野さんが、バーベキューをやっている様子を
観察していて、最初は保坂のハンドマイクの指示で動いていた20人がその後、
指示が少なくとなると、徐々に自分たちの判断でうまい具合に役割分担をしなが
ら(自己組織化)、バーベキューが進んでいっていると話されていました。
さすがは新聞記者さん。鋭い観察眼です。
こういったことなんですよね、私が思っていることも。
運営者側が頑張りすぎると、学習(ラーニング)は起きにくくなる。
やる側の自己満足に終わってしまうことになる。
大学で教師をしているとつくづくそれを感じます。
自分がやるのは大変ですが、実は精神的には楽です。
すべてを予定調和的にできるから。
でも、それでは、教授行動はあっても、そこには学習活動的要素はあまりない
だろうと思うのです。
やる側は頑張らないようにして(実は頑張っていて・・・禅問答のようで意味不明かも
しれませんが)、参加者が自己組織的に学びを展開していくようなやり方を模索
していく必要があるでしょう。

そういったことへの期待を込め、まだ2倍以上も伸び代がある試みだという意味で、
40点にした次第です。

ある本に、観光産業には学びについての理論を知らない人が多く、これから
重要になっていくのではないかと主張されていました。
だって、学びって、これほど面白いものはありません。道楽に近いものです。
観光の中に組み込まれていくべきだと思います。
修学旅行はそのひとつでしょうが、もう少し深いレベルで学びを捉え、修学旅行という
遠足的なものでなく、学びという高度な遊びを観光と融合させていく、そういったことが
今後の課題になるかと思います。
吉村がこのまま大学院に進学するとすれば、そういったことをテーマに研究させたい
と考えています。
 





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