明日(5/25)、もやいすと(地域)ジュニア(1年生)に向けたガイダンスがあります。
また翌週にはもやいすとシニア(2年生)のガイダンスも控えています。
先のことだと悠長に構えていました。
年度が始まり、忙しさにかまけて、ぼんやりと抽象的にイメージだけで考えるだけで、
具体的なことは何ひとつせずおりました。
ぼんやりと考えている時には特に問題はないように思えたのです。
しかしぼんやり出来る時間も終わりを迎えました。
気づけば明日はガイダンス。
締切は偉大です(昨日も書きましたが・・・ガリラボ通信2015/5/23)。
もやいすとの仕事の優先順位を最優先にして、ガイダンスに向けてパワポを作り始めた
わけです。
そうしたら、ガイダンスのこともですが、具体的なプログラムのことがまだ出来ていない
ことが気になり、そのスイッチが入り、具体的プログラム(暫定版)を突貫工事で作る
行動に至りました。
数日で、特にこの土日はずっと書斎にこもり(テニス以外は)、ジュニアとシニアの2つの
プログラムの骨格をまとめました。
この2つはシニアの学生を介してリンクする(というよりも、リンクさせることを基本に
おくプログラムです)ので、独立に考えることができず、結構ややこしく、手こずりました。
もやいすと(地域)ジュニアプログラムの骨格
もやいすとシニアプログラムの骨格(ジュニアより複雑)
ゴールに辿り着くのは一歩踏み出した人だけ(ガリラボ通信2013/9/1)というのは極めて
正しいことを改めて理解しました。
具体化していくことで、多くの課題が見つかったからです。
問題は、問題が定まったとき90%は解決できていると言われます。
しかし、現段階ではまだまだぼんやりとしていて、問題なのだと認知できた程度なので、
これから頑張らないといけないのですが、とりあえずやらないといけないこと(何を問題解決
しないといけないのか)がわかった気がします。
見つけた中で、重要なことのひとつが、
SOLEs: Self-Organized Learning Environments(自己組織学習環境)
のことでした。
<参考>
休みなく続けるということ(再度)(ガリラボ通信2013/7/27)
SOLEの前段階にある何か(ガリラボ通信2014/3/12)
シニアは、自由科目で強制力がほとんどありません。
このため最初のガイダンスに来てくれるかどうかが不安で、その準備はしていたのですが、
実はその次に関門があることには気づいていませんでした。
実は、ガイダンスを行ってから集中講義までの間が2ヶ月近くあるのです。
しかもその間に、定期試験があり、そして夏休みがある。
このプログラムから見たら悪魔のような期間です。
こんな条件では、自由科目でしかないシニアの授業に対して学生たちのモチベーションが
維持されるとはとても思えない。
このことに気づいていなかった。
しかし、プログラムを具体的に作り始め、自分のこと、学生のこと、そして用意する道具の
ことなど具体的に想像しく中で、漠然と考えていたときは比較にならないほど感覚が
鋭敏になり、これはクリアしておくべき問題だということをキャッチできました。
たとえガイダンスで熱く「是非、やりたい」と話していた学生たちも、この悪魔の期間で心変わりを
し、その結果、集中講義になったら全く来ないというのは十分にあり得ります。
私だって、たぶんそうです。いろんな予定が入り始め、優先順位はくるくると変わっていくわけですから。
そうなったら、自由科目の優先順位など下になってしまうのは当然です。
もしもそうなったら、もやい塾のメンバーが苦労して準備してくれることもパーになるし、
もやいすとジュニアのファシリテーションの部分が全く機能しなくなる。
そうなったら大変です。
ということで、今から対策を考えておかないといけない。
それで、SOLEsのことを思い出したのです。
こうした環境をデザインしておかないといけないだろうと思います。
しかし、学習環境をデザインしていくというのは、簡単なことではありません。
特に他者が多く関係することなので非常に難しい。
必修ということでジュニアの方が大変かなと漠然と思っていましたが、実際には自由科目
ゆえにシニアの方がたぶん難しい。
そんなことが認知(キャッチ)できたのは具体的なプログラムを考えたからです。
漠然と考えているときには見えていなかった。
問題とは、具体的に手を動かし、足を動かし、そして頭が動き出した時に見えてくることが
多いのだと思います。
ということで、ゼミ生諸君、色々な課題があったら、さっさと具体的な行動に移すこと。
完璧を目指すよりまず終わらせることが必要です(ガリラボ通信2012/2/6)。
それによって本当に重要な問題が見えてくるようでしょう。
問題が姿を現し、明確になったら課題の多くは解決できるものです。
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