2015年5月4日月曜日

もやいすとジュニアに向けラーニングキャンプの強力なバージョンアップを

富山県の立山町では、大学生に参加してもらうコンペがあります。
立山町インターカレッジコンペティションと言いますが、2015年度もこれまで同様
開催されるようです(立山インカレコンペ2015)。

企画の概要です。町が全力で行うもので、これに近畿日本ツーリスト(株)が協力を
する形になっています。

コンペは次のように審査され、優秀チームには副賞がついています!

今年(2015)のコンペ案内(pdf)
昨年(2014)のコンペと優秀チーム企画案独協大チーム
※独協大の企画案をもやい塾塾生は目を通しておきましょう!

さて、このコンペの紹介をしたのはガリラボで参加しようということではありません。
もやいすとジュニアのプログラム開発に向けたヒントになるものだと思ったからです。
なので、もやい塾塾生はコンペの内容、そして優秀チームの独協大の企画案に目を
通しておいてください。

このコンペの存在は知ったのは2年前。
立山町の協力団体である近畿日本ツーリストを経由してからでした。
2年前、当時4年であったM2(14)吉村とOB(10)保坂がたまなBチームとして学生GPで、
近畿日本ツーリスト熊本支店と連携して観光を学生の学習の場としてための方法論に
ついて卒業研究を行っていました。
キックオフミーティングを行ったのがちょうど今頃の時期→ガリラボ通信2013/5/8
成果報告書を連携先に提出したのが卒業式直前(ガリラボ通信2014/3/13)、それで
研究を終えたのでした。
立山町のコンペのことは、上のガリラボ通信にも登場してもらった熊本支店長(当時)の
迎さんから、その存在を教えてもらったのです。
素晴らしい取り組みだと思いつつ、いつしか記憶からは消えておりました。

ガリラボは、この場所を起点に、外部の社会人の方々と多様な活動を行い、それを通し
て多様な取り組みへと発展させてもらってきました。
先日、対話劇ワークショップで積極的学内志向(学内では頑張っているけれど、外への
志向が弱い)というのを演じていましたが(ガリラボ通信2015/5/2)、ガリラボはそれ
とは基本的に違います。
積極的学内外志向で、異なる学年の学生、学内の職員さん、そして学外のみなさん、
これらの多様なタイプの人たちとノットワーキング的に関わりながら、新しい活動を
生み出してきました(拡張による学習!)。
今回は、ガリラボのもやい塾を中心にして、少なくとも次の人たちと関わっていく
ことになるでしょう。
 ・北陵高校の先生と生徒たち
 ・菊池高校の先生と生徒たち
 ・玉名市役所、玉名観光協会の皆さん
 ・菊池市役所の皆さん
 ・阿蘇グリーンストックのみなさん
 ・玉名の地域の皆さん
 ・菊池の地域の皆さん
 ・学内の先生方、職員のみなさん、そしてガリラボゼミ生
こうした膨大な人たちと関わりを持ちながら、
 ・県立大学の1年生250人、2年生数十人
に向けた高大連携と地域連携とを包含した学習プログラムを作って行く予定です。
意外に壮大なプロジェクトです。
そのための基本アイデアとして
  高校生と大学生を連携させる、
  地域をフィールドワークする
を含む素案を作り、そのブラッシュアップのため玉名市役所のみなさんの頭脳を拝借し
ようとアイデアを投げていたら、平野さん(学生GPで6次産業をテーマに尾堂チームと
連携されます)から、今朝、
 熊本県立大学学生地方創生政策コンペ
なるタイトルの企画案が送付されてきました。
このタイトルを見て、そして内容を眺めながら、失われていた立山町の記憶が蘇って
きたのでした。
もともと250人の学生が一斉に地域について考え、それを公開していくのは面白い
取り組みになると考えていたのですが、平野さんのタイトルはその方向に非常によく
マッチするものだし、優れたものでした。
本学の1年生に、成果として、独協大のレベルのものを要求するのは厳しいとは思い
ますが、実現可能性が高く面白い政策案を考えてもらい、それをアイデア集として
冊子化していければと思います。

なお、コンペを具体的に考えていく土台としてたまなBチームが行ったラーニング
キャンプの枠組みを適しているだろうと思います。
・ラーニングキャンプin玉名に向けた現地視察(ガリラボ通信2013/6/16
・ラーニングキャンプin玉名~フォトドキュメント(ガリラボ通信2013/6/23
・ラーニングキャンプin玉名~ポスターコンテスト(ガリラボ通信2013/6/30
※下2つの通信に、ここでお名前の出てきた平野さん、迎さんが一緒に登場されています。
ここでのアイデアを強力にバージョンアップして、もやいすとの授業プログラムへと
開発していきたい。

もっとも、初年度だけでは優れたものが出来上がることはないでしょうが、年度を
越えてアイデアをブラッシュアップしていけるような仕組みを考えていけると優れた
ものが生まれていくのではないかと思います。
こうしたコンペを新しい道具とする場合、活動理論でいうところの活動システムの
構造をどうしていけば良いか、これから知恵を絞っていきたい。
たぶん、このプログラム自体が優れた地方創生政策ではないかとも思いますので。^^;

こういったことを考えていくのはやっぱり面白いものです。
ワクワク感がハンパありません。
ただし、アイデアを具体化していくのは大変ですけど・・・
その辺りは、もやい塾塾生、そして関係する学生GPメンバーに頑張ってほしい。 
  


 

0 件のコメント:

コメントを投稿