2018年7月16日月曜日

ジブリの世界を想起する熊本県立美術館

夜の熊本県立美術館、幻想的で非常にきれいです。
先日の熊本県立美術館のツイッターにあった写真です。


熊本県立美術館との連携のためにArtract(あーとらくと)という3年生チームが
産声をあげ、活動をはじめました。
ヨチヨチ歩きどころか、まだ寝返りさえもできない、何もできない状態ですが、
とりあえず何か始めようと、@Artract16のアカウントで独自のツイッター投稿を
始めています。
フォローおよび拡散していただければと思います。
Twittterへ


このチームが6月末に美術館を初めて訪問しました(ガリラボ通信2018/6/28)。
その時の感想をたくさんまとめたのですが、そこに、熊本県立美術館はジブリの
世界をイメージしてしまうといったのがありました。
確かにそう言われると、そう思いました。
周囲は樹木が生い茂り、よく見ないと美術館は樹木に隠れてしまっていて、
森の中の美術館のようでジブリのイメージが重なってしまいます。
館長さん曰く「この周辺は、勝手に樹木を伐採できない」そうです。
それで、樹木のために美術館が見えない、そしてまた駐車場からも遠いという
ことでした。
ただ、学生たちの反応を聞くと、その「見えない」、「わかりにくい」という欠点は、
視点を変えることで強い利点になり得るのではないかと思いました。

ウィットゲンシュタイン(だったかな?)のいうアスペクト変換参照)を起こせば
良いわけです。
そのためには美術館についての語りを転換していく必要があります。
Artractの役割はそのあたりにあるのかもしれません。
情報発信を活用して、県立美術館についての人々の接触の仕方、語り方を変えて
いくことができれば、地の利のなさが新しい価値観となり、他の美術館とは異なる
ものになるかもしれません。

今、熊本県立美術館のホームページを覗くと次の展示会の案内が掲載されています。
Artractのメンバーが感じたジブリの世界のような県立美術館でなんとジブリ作品に
関わった山本二三さんの展示会があるのです。今月末から。
この展示会を活用して美術館そのものを再表現していく取り組みを行って、人々が
アスペクト変換を起こす契機となる情報発信を行っていけるといいですね。



もう一つの展示は細川ガラシャ展。こっちについては、Artractメンバーには積極的に
取材に出かけて行ってもらいたいと思っています。
取材を通して、これに関わっておられる学芸員さん(山田さん)の魅力を引き出して
行きたいですね。



<おまけ>
今日のひまわりテレビ(玉名・長洲エリアケーブルテレビ)の番組案内。
「たまらん玉名」というタイトルを見て驚きました。
ガリラボのチーム「たまらん」への挑戦状でしょうか。笑




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