2019年4月24日水曜日

新科目「地域と情報」準備に奮闘努力中

「地域と情報」なる科目を急に担当することになったことは再三話題にしているところですが、そこまで得意なわけでもなく、ストレスの中で講義準備に、フーテンの寅さんではありませんが、奮闘努力中です。
予想外に多かった受講者も多少減ってくれて52名。
現在2回の授業を終え、次3回目は、5月6日の予定。
何をするか、考えに考えた(と、自分では思っていますが、その)挙句、3回目は「イメージダイナミクスモデル」の理解をねらいとすることにしました。
昔、「ビットとアトムが分化を始めた時代に」という論考を書いたことがあり、その論考からの引用です。


途中、一心行の桜の話とか、讃岐うどんの話とか、谷根千の話とかを織り交ぜながら、このモデルの理解を最終目標に、90分の講義を行う予定にします。


ところで、「地域と情報」の準備で苦労していますが、これを担当することになってひとつだけ良かったところを挙げろと言われたら、IR室の佐藤(←この授業に特別講師として迎えてます)が持っている専門知識に触れる機会を持てたことです。
もやいすとの授業だと、どうしてももやいすとへの正統的周辺参加となるため、地域と情報という知識へのアクセスは遮断されますから。
色々と刺激を受けました。
コンピュータの知識は豊富だし、それでいて地域のことにも精通していて、デジタルがアナログの世界においてどう活用できるという点の感覚が、大学だけに安住してきた私のような教員と比べるとはるかに優れいている。
今後、現在の情報社会(Society4.0)から次のSociety5.0へと新たな社会構築が進んでいくわけですが、Society5.0のコンセプトはサイバー空間とフィジカル空間との融合による革新というのはあります。
デジタル(≒サイバー空間=グローバル空間)と地域(≒アナログ=フィジカル空間)双方に精通する佐藤は、Society5.0の先端のところにいるのではないかと感じます。
私など情報化時代というそろそろ原始時代と呼ばれることになりそうな時代を生きていたアナログな原住民にとって、佐藤の話は新たな時代の向けた啓蒙の光のようにも感じます(ちょっと誇張しすぎかな笑)。
佐藤自体は、IR室に所属しているものだから、学生とか、大学内ではその辺りのことがあまり理解されてないかもしれません。
地域と情報を受講するというのは、私がそうであるように、Society5.0という次の社会に導かれていくきっかけになるものと考えています。



 


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