2015年2月1日日曜日

玉名着地型観光PR動画(第1版)

先日の12ゼミの3年最後の(正式)ゼミ(ガリラボ通信2015/1/30)で発表した玉名
着地型観光PR動画を紹介します。
発表は動画だけでなく、観光パンフレットの案も準備しておくこととの課題を出して
おきました。
この動画は2月27日の玉名市観光戦略会議で披露し、そこでのワークショップを
通して、ブラッシュアップしてもらおうと思っています。
なお、今回以下の動画をご覧になった方は、この場に直接コメントで、またはメールで
コメントを私宛に頂ければ有難く思います。
それを参考に修正できるところは修正し、2月27日を迎えようと思いますので。

(1)新:女子力アップの旅 − チームKKT放送
次はパンフレット案です。女子力をテーマにしているのでカワイイ感じに仕上げてありました。

動画です。ほぼ全て学内での撮影ですが、よくぞここまでやったものだと思います。


(2)Mission・タマPossible − チームおしとやか
玉名を独立国とするとの想定で作った映像です。それゆえ、パンフレットはパスポート
タイプにしたとのことでした。なかなかいいですね。^^

独立国「玉名国」は井上ひさしの「吉里吉里人」をモチーフにしたものです。
なお、この動画のすべて学内ロケ。玉名の地をまったく使わず、見事にやりきっています。^^


(3)玉名' Holiday − チーム「たかしとガリ子とめぐみ」
少し病んでいる人をターゲットにするという意欲的なものです。パンフレットは
まだ出来上がっていなかったので、パワポの1枚で代わりにしておきます。
なお、タイトルは「玉名の休日」の方が良いのではないかと私は思うのですが・・・
学生層はHolidayがいいのだそうです。世代の差を感じます。笑

動画です。ゲーム風に仕上げてあります。


(4)玉名に帰ってきなっせよ − チーム「BBB」
立派なパンフレットも出来上がっていましたが、それよりもパワポの方が
衝撃的だったので、パワポの方を紹介することにしました。笑

都会に住む女性をターゲットに、玉名に住むおばあちゃん「たまガール」が玉名の
ことを教えていくストーリーになっています。

 
 
4作品、ご覧いただいて感想はいかがだったでしょうか?
 
現地撮影があまりできなかったので、どのチームもほぼ学内とその近場での撮影でした。
不足している映像を、自分たちで作り出していった努力は素晴らしいものがありました。
想像力を駆使し、頑張ったなーと思います。
いくつか私からの感想を書いておきます。
 
まずMission・タマPossibleですが、これは、玉名国(たまなこく)の
  母国語、国境線、通貨、習慣、玉名国民(たまなびと)、内閣総理大臣(市長)
とかが、もっと表現されていると面白いのではないかと思いました。
となると、和田さんとかは、経済産業省事務次官とかになるのでしょうか?
平野さんは農林水産省事務次官(笑)。
吉里吉里人を一度読んで、あの世界観に深く入り込んで、表現して欲しいなと
思いました。
なお、国(くに)をテーマにすれば、シリーズで色々と作っていくこともできるかな、とも
思いましたが、いかがでしょう。

話題はいきなり飛びますが、次のグラフは内閣府の生活調査データです(国民生活に関する世論調査)。
高度成長期と比べ現在は心の豊かさを求める人が圧倒的だということがわかります。

心の豊かさは、個人ごとに異なるものです。
ということは、それを満足させるには、提供するサービスは非常に多様でなければ
ならないということになります。
チーム「KKT放送」は女子力アップを目指したい少し余裕のある女性層、チーム
「たかしとガリ子とめぐみ」の映像は病んでいる人という非常にニッチな層に対して
心の豊かさを提供しようというわけです。
かなり特殊な層だと言えるでしょう。
そういう特殊な層をターゲットにしているのに関わらず、映像の表現は一般的すぎる
かなと思いました。
女子力というもの、そして都会で疲れている人のことをもっと深く想像しないといけない
かなと思いました。
KKT放送は自分たち自身がターゲットなので、あの映像で自分たちが玉名に行くと
思うかどうか、改めて考えてほしい。
   
「玉名に帰ってきなっせよ」についてはおばあちゃんがもっと上手に表現されて
いるといいのではないかと思いました。
天草のネットテレビで、史上最高齢の女子アナとして90歳ぐらいのおばあちゃんが
登場し、当時、全国放送でも取り上げられ、大変有名になりました。
「天草のおばあちゃんが登場します」では当たり前すぎて面白くないですよね。
史上最高齢の女子アナだからこそ面白いわけで、そういう強い表現を期待したいところです。
やってる自分たちは十分に面白いのです。見ていてほんとにそう思います。
それを映像で表現しなきゃ!


他にも色々とコメントすべき点がありそうですが、そうしたコメント以前にどの映像も
荒削りで、編集の甘さが多少目立ちます。
そのせいで、わずか5分程度なのに、途中で飽きてしまう。
そのことは、私の家内に見せても同様の感想を漏らしていました。
パワフルな自分たちがそのままに表現できていないんですよね、どうも。
丸1日かけてじっくりと映像を吟味していく時間が必要なのかもしれません。
試験が明けたら、合宿でもして検討会議を開かないといけないのかもしれません。
あるいは、2月27日の戦略会議で意見を色々と聞いた後がいいですかね?
いつか、深く、深く、かなり深く考える時間が必要かなと思います。
面白い作品は、作る側はきつくて泣きながらやるぐらいないと、いいものには仕上がらない。
熱く行動し、体力勝負を終えた後は、クールに深く、論理的に考える知的体力勝負の
時です。
そこがまだ不足しています、明らかに。
 
そのことは、改めて次の映像を見て思いました。
OK GOの5分ほどのPV作りにかけた膨大な努力に負けないぐらいにやってみたいですね。^^

OK GOのPVは現在2,000万回ぐらい再生されています。
予算はほぼゼロですが、知恵と有り余る時間を捧げ、OK GOのレベルを目指しましょう!
   
 

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