2018年12月1日土曜日

鍋松原海岸活性化プロジェクトの議論

玉名市が東大公共政策大学院が主催する「データを活用し、地域課題を解決するコンテスト」なるものに手を挙げられています。
テーマは「合併によって周辺部になった施設(公共空間)を復活させるアイデア」ということで、要するに、いつも「誰もいない海」状態になっている鍋松原海岸をなんとかしたいということです。

ふとこのことを思い出し、10月末日のガリラボ通信
 「鍋松原海岸活性化プロジェクトへの参加者募集(ガリラボ通信2018/10/31
で参加者募集をしたのでした。
手を挙げてこられたのはほとんど社会人(!)でした。
少し前だと学部生でも確実に手を挙げてきたように思うのですが、意外でした。

さて、集まったメンバーで、FacebookのMessenger内で思いついたときに色々と非同期コミュニケーションを取ってきたのですが、最後にアイデアを固めるにはやはり同期型コミュニケーション(Face-to-Face)が不可欠です。
やはりMessengerで予定調整し、一番多くのメンバーが集まれる昨晩に一夜限りの会合の場を持ったのでした。

開始は19時。さすが社会人。多くが遅刻でした。笑


ぴったり2時間。19時から21時まで、まあワーワーと議論を繰り広げました。
興津会に向けて準備している学部生からみたとき、どう見えていたでしょうか。
騒ぎに騒いでるいる社会人。相当に騒々しかったはずです。
感想を聞いてみたいものです。

2時間の議論というか、ワーワーと騒ぐなかである時間から議論は徐々に収斂の方向へと進んでいきます。
さすがは社会人。話題は大きく振りながら、脱線をさせながらも(=色々な方向を探り)、終わりの時間を意識するようになると、徐々に議論を収束させる(=可能性の中から現実性のありそうな解を作る)方向へと徐々に意見がまとまっていきます。
こうした議論の中に本当は学部生も加わっていると、ワーワーと言い合っているので体力を使って疲れますが、勉強になると思うのですけど。

無数の方向性の中で収斂していった解答のキーワードは
  
でした。そもそもこの地域がどうして「鍋」と呼ばれるのかというその土地の地名に埋め込まれた記憶、その場所の物語はとても大切です。
何をするにしても独自の物語がないことには魅力は生まれません(たぶん・・・)。

2000年以上の前の物語を引っ張り出し、その物語を土台にして問題解決に向けたカタチを出材する方向でまとまりました。
2時間の熱い議論。

それで、出来たデザインは
  鍋を投げ。鍋小屋で鍋を食う
というものです。
これだけでは、絶対にわからないと思いますが、これについての説明は、プロジェクトのライターであるOG(10,M14)吉村に全権委任(丸投げというやつです)。
あ後にある物語を使って、非常に優れた、なるほどやっぱりここでは「鍋は鍋ないといけないよね」と誰でも思え、誰でもが鍋を投げるためにやってくるような場所としての物語を優秀なライター吉村が創作してくることでしょう。

ワイワイ、ガヤガヤで夜も深けて21時。
鍋松原海岸活性化プロジェクトチームの最初で最後の会合はお開きになったのでした。




あー、あの時の議論でこの海岸はこんなによくなったということにもしもなれば(この写真がいつか何か使われることもあるかもしれません)。

  

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