卒論チームのモチベーション維持を目的に、16ゼミ生は、毎週の活動を日記(週ごとになのに「日記」はおかしいでしょうが、そこはスルーで)に記録することにしたのは6月4日のガリラボ通信で紹介した通りです(ガリラボ通信2019/6/4)。
日記は、研究室においてあり、他チームにも回覧し、コメントをもらうようにしてあります。
それによって、他チームの状況を知り、そしてもらったコメントから刺激を受けることになり、理論的にはそれで各チーム切磋琢磨していくことになるはずです。
理論的には・・・。
4つのチームの卒論日記がまとめてテーブルにおいてあるのに気づきました。
初めて気づいた気がします。
朝、テーブルを掃除することも多いので、おいてあれば気づきかと思うので、まとめておいてあったのは多分初めてだったのではないでしょうか。
4チームの卒論日記(ノート)をめくってみました。
で、その違いに、特に体裁の違いに愕然としました。
理論的には・・・と先に述べたように、理論的には、各チームは切磋琢磨してくはずです中味が勝負には違いないのですが、これまでの経験上、体裁と中味とは高い相関をしていると感じています。
他チームから刺激を受けると、切磋琢磨して、日記(の体裁)も成長していくはずですが、どうも、理論通りにコトは進んでいない印象を受けました。
理論通りに実践していくのは難しい。
理論を考え出すのも難しいのですが、実は、その理論を具体化するのはそれと同じぐらい、場合によってはそれ以上に大変です。
理論とは一般的・普遍的なものとして具体性をはぎ取って作られるものです。
だからどこでも通用するのですが、しかし、それを具体化するところは、個別的・特別ななところです。
だから、一般性を具体化するときには、その場に合うようにチューニングしていけないといけない。
そのチューニングにまた創造性・想像性が要求されるのです。
企画を立てる人は多くいるけれど(すなわち、理論を作る)、それを実行できる人が少ないと言われます。
理由は上記の通りです。
チューニングの際は、口だけでなく汗をかくことが強く要求されます。
16ゼミ生の卒論日記というよき「理論」を、よき理論のままで終わらせないように、実行力に期待したいと思います。
くれぐれも「企画倒れ」「口だけ」で終わらないように期待してます。
追伸
明日から17ゼミ生の「ひのくに殺人(?)事件ワークショップ」が始まります。
0 件のコメント:
コメントを投稿