本日の朝刊に「若者に高まる農業への関心」というコラムが掲載されていました。
農業に向き合う学生サークルのコンテストについての話題でした。
農業との向き合い方も興味深いものでしたが、ここで取り上げたいのはネーミング
センスと積み重ねのこと。
コラムの冒頭、学生のネーミングセンスを賞賛されています。
OBとOGとをつなぐサークルがGOBO(ごぼう)など、ホント秀逸です。
ガリラボでもチームを作ると常にチーム名を要求します。
その時も学生たちのネーミングセンスの良さに感心することが良くあります。
いくつか優れたネーミングがありますが、最近で思いつくのが、玉名を駆け抜けること、
そして玉名温泉でゆったりする「たまらんな〜」を合わせた「たまランナーズ」など
秀逸でした。
私たち世代ではこうしたネーミングセンスが低すぎて悲惨なレベルにあるわけで
すが(「1億総活躍」もそうですが、「地方創生」とかも、もっといいものがない
ものかと思います)、現在世代が育った社会環境や受けてきた教育がこうした面での
能力を引き上げるのに貢献してきたのでしょう。
そしてさすがと感心したのがコンテストで最優秀に輝いた帯広畜産大学の
サークル「あぐりとかち」の評価のポイントでした。
先輩から引き継ぐ形で6年間継続してきたサークルのようですが、6年間絶えず(!)
先輩の実績を塗り替え、新しいことに挑戦したことが高く評価されたのでした。
これまでのことをきちんと学び、それを踏まえて次のレベルへと挑戦していく。
そのことが評価されたというのが、実にいい。
継続して実績を積み重ねていくというのは、イチロー選手の
夢を掴むことというのは、一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることでいつの日か、信じられないような力を
出せるようになっていきます。
という話にもつながるように思います(ガリラボ通信2013/5/19)。
このサークルが同じように実績を積み重ねていけば、将来において、極めて優れた
成果につながっていくのに違いありません。
(3年生の「しょせきかプロジェクト」は、夢をテーマにしています。ぜひ、上の
ガリラボ通信を読んでおいてほしい)
上で述べた「たまランナーズ」は、新しい世代(2代目)が動きだします。
2世代目のメンバーは、これまでの実績を勉強し、そこから課題を抽出し、次に行う
自分たち世代の挑戦テーマを見つけていって欲しい。
そして、そうした行動こそが「夢を描き、夢を掴む」という方法を身につけていく
ことになるかと思いますので。
コラムの最後も印象的でした。
慣れないプレゼンで一生忘れられない緊張感を共有した仲間同士の
きずなは頑健だ。
そうだと思います。プレゼンだけでなく、その前の全国大会にまで到達できるほどの
大変な活動を共有した仲間同士の関係は非常に強くなるもの。
何事かに向かって一緒にやっていく人たちのことを「友達」と呼ぶのだろうと思います。
この時、友達に年齢、性別、国籍等は関係ありません。
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