2019年8月24日土曜日

2年ゼミ生からのある提案

かなりワクワクしました。

レポート提出か何かの用事で大学にやってきた2年(18)伊東が、ガリラボに立ち寄り、そして私の傍までやってきて、あることを熱心に話しはじめました。
次の映像編集ソフト「Davinci Resolve 16」のことです。


色々なソフトを比較検討してからこのソフトに焦点を絞り、試験が終わってからはこのソフトについての勉強を始めたのだそうです。
かなり本格的なもので、個々の編集機能も立派ですが、チームでの共同編集を想定して設計されたもので、明らかに仕事のためのツールとして想定されているようです。
そしてなんとフリーソフトなのです。
このソフトに対する惚れ込み様を実に熱心に語る伊東。
そして、このソフトをガリラボの標準としていきませんか、と提案してくるではありません。
こうした高度なソフトを使いこなしていくことで、他と差別化できるから、ガリラボの特徴が増えるのではないかと、そういう提案だったのです。

いやーーー、聞いてほんと楽しいものでした。
こういうのを、ホウレンソウの中の「相談」というのでしょう。
相談というと、これまでは同じ枠内でのちょっとした提案がほとんどですが、研究室の方向を決めていくような知的な提案を聞くことは最近ではほとんどなかったので、かなりワクワクさせてもらいました。
若さを久々に羨ましくも思いました。
知的な新しい挑戦に向かう姿はまぶしくもあって、若いときにはこうした挑戦がすべきです。
久々に若さに嫉妬しそうでした。笑
こうした場面に立ち会うのはほんと楽しい限りです。
こんな場面に遭遇できるという意味で大学の教員をやっていてよかったとも思います。
 
ただし、少し調べてみると伊東の言うように、かなり本格的なソフトなので簡単に使えるものでなく(切れ味の鋭いツールは、使い方をしっかりと学ばないとその持ち味を生かせません)、全員が使えるようになるのは無理かもとも思います。
恐らく全員が同じ熱量を持っていないでしょうから。
だから、伊東を先頭に何人かに開拓者になってもらって道を切り拓いていってもらおうかなと思います。
そうした時にガリラボでは、サークルという形でグループを立ち上げてきたのでした。
研究会と呼ぶこともありました。
InDesign、電子ブック、Ustream、プレゼンテーション技法、ワークショップ技法、もやいすと授業設計等々。
現在あるサークルのほとんどは、当初、声を上げたゼミ生たち(パイオニアたち)のそうした知的挑戦から始まったものです。
  
私は開拓者達の応援はもちろんですが、ついでにその開拓の道に後ろから一緒に歩かせてもらおうかと思います。
  

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