2016年6月30日木曜日

第9回ガリッジ塾/ガリボイスのパネル

17:30からガリッジ塾でした。今日の担当はM1(16)大野。
「3日間戦争」と興味深い話を導入して、今日の塾で考えていくテーマが
紹介されました。

今日のテーマは「幸せ」であるとはどういうことか、でした。
大事なテーマですね。

大野がたくさん買ってきていた八代のミニシュークリーム。
食べているときが幸せという塾生が多くいたので、このシュークリームだけで
幸せになったことでしょう。笑


幸せについて色々と考えた後、どんな時がその状態なのかを、言葉を使わずに
表現するパフォーマンスを2つのチームで行いました。



複雑な事象を言葉を使わずに表現するとういうのは分かりにくいものです。
伝えたいことが私には(みんなにも)今一つ伝わっていなかったように思います。
終了後のリフレクションで、大野に、どうしてこのパフォーマンスを取り入れたのか、
「どうして、どうして」攻撃をあえて仕掛けました。
例えば、こうしたタイプの塾に本来必要であろうと思っていた深い議論を起こそうと
思いまして。
深い議論は、こうした塾に参加している意欲に満ち溢れた人たちには、トレーニン
グとして絶対に必要だと思います。
人は、成長しようとしている人たちにだけ、手を差し伸べます。
手を差し伸べるというは、成長のためのトレーニングの機会を提供することが相当
するかと思います。
高いレベルで物事を考えていく頭を作り上げていくには熟議が不可欠であり、そう
した場を提供するのがガリッジ塾の大事な目的にひとつであろうと思います。
事務局長のM1(16)山口にはこの辺りをしっかりと考えてもらって、塾のデザインを
考えてほしいですね。

どうも勘違いされているようなので、改めて、書いておきます。
ガリッジ塾の塾長は津曲、山口は事務局長です。
参考:ガリッジ塾の誕生ガリラボ通信2016/4/15
事務局長こそが、この塾の運営についての実質的責任者となります。
みなさん、間違えないように。^^;


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ガリッジ塾で塾生が議論している間、暇だったので(^^)、道場のパネルを片付けていたら
奥にあった2011年の頃のガリボイスを紹介したパネルを見つけました。
09ゼミ生が投稿していた頃のもので、それを白亜祭の際に紹介したパネルです。
懐かしい名前があります。
東日本大震災についての投稿がたくさんありました。


このパネルの下段に、ガリボイスの意味について次のように書いてありました。
そうだった、そうだったと思い、ここで紹介しておきたいと思います。

 
 

 

Coho'zu、大津町に行く

学生GPの枠組みで、大津町役場と連携して震災からの復興をテーマに卒業研究に
挑むチームCoho'zuが、本日初めて大津町に出かけました。

大津町役場庁舎入口にたたずむCoho'zuのメンバー。
3年(13)上田、多賀、飯沼(役場の井手尾さんも一緒です)。

庁舎入口の柱には大きな亀裂が入っており、非常に危険であることが
素人目にもよくわかりました。


庁舎から職員は退去し、分散して業務に当たられています。連携している
総務課は、災害対策本部を兼ねて、電算室3Fにありました。
井手尾さんを訪ね、今後の具体的なことを打合せて来ました。

リーダーの3年(13)上田が基本的に質問をしていきます。

私からも連携のあり方を中心に話をさせてもらいました。


今後の計画の打ち合わせが終わった後、オーラル・ヒストリー収集のための
取材テストを兼ねて、井手尾さんに役場職員という立場で、震災以後のことを
聞きました。やはり面白いものです。突っ込んだ質問をしていくと、ほんとに
興味深い。
地震以後、「ほぼ日」で広報誌を出し続けていた話、多忙を極め死ぬんじゃない
かと思いながら仕事をしていた話、ある時ある人と話して号泣してしまっという話
など、それぞれ感動モノでした。


インタビューを終えた後、防災マップを使って大津町内の調査ルートを紹介してもらいました。
車で45分程度の調査ルートを地図に書き込んでもらいました(後で、そのルートを回って
きました)。


災害対策本部ゆえ、避難所の情報が掲示されていました。緊迫感が伝わってきました。




災害対策本部内での打合せが終わり、井手尾さんに案内してもらい、壊れた
庁舎内を手短に紹介してもらいました。


かなり壊れています。

建物の継ぎ目部分は破壊され、隙間が出来ていて、上を見上げると少し光が
差し込んでいるのがわかりました。

止まっているエレベーターを飯沼が撮影しています。

椅子がならべてありました。どなたかのベッド? まさか、泊りで仕事をされて
いるのでしょうか。もしそうであれば、凄いですね。。。。


大津町役場から南阿蘇がきれいに見えました。景色だけ見ていると、地震のことを
忘れてしまいそうです。


役場を後にするとき、岩下さん(地域づくり推進係長)も合流してくださり、Coho'zuと一緒に
記念撮影していただきました。
この1年、このチームで大津町の復興を、人に焦点を当てて、広報誌で紹介していくこと
になります。頑張ってほしいですね。


役場を後にして、あまり危険でないルートを車で45分ほどかけて見てきました。
途中、ブルーシートだらけの集落や、斜面の崩壊などもあり、厳しい状況であることを
(ある程度ですが)理解できたように思います。


ルートを回り終えて大津町の道の駅へ。井手尾さんから紹介してもらった赤牛丼。

4人で食べてきました。


大学に戻ってきました。車はご覧のとおり。最近、記憶にないような汚れ方を
していました。涙

 

追記 2016/6/30 22:56
院OBの来室
21時頃、OB(M06)黒田がお土産を持って顔を出しました。
遊びではなく、HOPEプロジェクトで一緒に行動するため、その打ち合わせのためでした。
とりあえず大津町でCoho'zuと一緒に行動してもらう予定です。
なんと、大津町の井手尾さんは面識があるとのことで、今後行動しやすくなりそうです。
可能な限り、インタビュー調査には同行してもらおうと思っています。
以前、きくりん人と一緒に行動していた時のようですね。
懐かしい。
良い成果が得られることを期待しています。

議事録から
今日の大津町の打合せ議事録をリーダーの4年(13)上田が書き、私を含め関係者に
送ってくれていました。
最後に、議事録担当者からのコメントとして、
  井手尾さん、岩下さん、本日はお忙しい中、貴重なお時間をとっていただき、
  ありがとうございました。旧庁 舎に入った時は、想像以上の被害の甚大さに
  鳥肌が立ちました。しかし、このような状況の中でも前を向き、乗 り越えようと
  している方たちは井手尾さんたちを筆頭にたくさんいらっしゃいます。その方
  たちの活動をしっか りと広報し、人々の希望になるものを作っていきたいと強く
  思いました。今後も頑張っていきましょう。
とありました。私もそう思います。
Coho'zuはHOPEプロジェクトを先導する役割としても、頑張っていってほしい。

 

ガリボイス2016~(14)谷口の投稿1

ついに、14ゼミ生最後のひとりが目を覚ましました。
巨人の目をついに開けてしまったように思います。笑
今朝、3年(14)谷口のガリボイスが掲載されていました。
良かったですねぇ。

 

2016年6月29日水曜日

ひのくに殺人(?)事件ワークショップ2016スタート

朝、ガリラボに到着すると、ホワイトボードに謎のポスターが掲示されていました。


今回の参院選のポスターではなさそうです。^^;
ガリラボの関係者であればすぐにわかると思いますが、今年もいよいよガリラボ
恒例のひのくにワークショップが今日からスタートしました。
4年(13)多賀と松崎が、そのスタートを祝う(?)ためにこうした仕掛けをしていった
ようです。面白いですね~笑


ガリラボ放送局(通信2016/6/29)の発表が終わってすぐに、道場は、記者会見の
会場に変わりました。

 
ワークショップの舞台となる事件の概要について記者発表するのは、警察署長役の
藤やん(4年(13)藤村)です。横にいるのは署長の秘書(?)役の4年(13)岩坂。
さて、藤村は昨年のOB(12)丸野(ガリラボ通信2015/6/25)を越えることができるでしょうか。笑


記者会見を待ち構えているメディア(3年生の3チーム)


3年(14)生は今回、次のチーム編成となりました。
■肥後日日新聞
デスク:古谷、記者:谷口、編集:塚田、カメラマン:児玉
■女性ナイン
デスク:島田、記者:山本、編集:園田、カメラマン:塘添
■噂の心臓
デスク:秋山、記者:岩崎、編集:廣木、カメラマン・早瀬

各メディア、記者発表後、署長に鋭い(?)質問を浴びせておりました。




さて、本日から1ヶ月ほどかけてこのワークショップ(ロールプレイングゲーム)による
取材合戦がガリラボで続くことなります。
この間に、メディアというものの性質と表現のあり方を学び、そしてその過程で上級生との
つながりを強くしてもらうといいかなと思います。


  
私はワークショップを最後まで見届けることができず、バスで街中へ。
パレア9Fで21時まで会議でした。

  
 
 

3年課題「ガリラボ放送局」の発表

14ゼミ生が1ヶ月かけて行ってきた15分のTV番組(朝の情報番組)の
発表が今日ありました。

発表を楽しみに参加している上級生たちです。


今回は男性チームと女性チームに別れての活動で、それぞれ6人チームだったので
人数が多くて大変だったのではないかと思います。
それなのに15分もの、気の遠くなりそうな長時間の動画作成です。
初心者集団がこれにどう挑むかが見ものでした。

発表は男性チームから。リーダーは3年(14)岩崎でした。女性チームのリーダーは
3年(14)早瀬。
映像だけで趣旨を理解させることが目的だったので、それぞれ特にプレゼンすることは
なく、単に15分の映像を流し、評価を受けるという発表スタイルとなりました。


それぞれのチームの映像発表後、上級生数人から感想をもらいました。



終わってから全員分の感想を3年(14)児玉ゼミ長がまとめて私に送ってくれました。
ざっと読むと、高評価が多かったわけですが、厳しい意見もチラホラと。
高評価は、前日も夜11時まで多くの14ゼミ生が粘って作業していたことの成果だった
のでしょう。それは良かったのですが、私からはあえて辛口評価を伝えておきます。

音声の採り方をどのチームも何も考えていない。
どこかのお父さんが、子どもたちが遊んでいるのを<ただ>撮っているホームビデオと
変わらないものでした。
映像を撮ることもですが、音を採るというのはどういうことか考えてほしかった。
映像を作り上げているのは実は<音>です。
今後は、TVや映画の映像をただ楽しむのではなく、音がどう使われて映像を作って
いるのか、分析的な目を養っていくといいかなと思います。
それと、誰の視点で撮っている映像なのかもさっぱりわからなかった。
これもホームビデオのレベル。
映像は複数のカメラで、撮影視点を切り替えながらいかないと間延びした映像に
なってしまいます。
他人のホームビデオを見せられるのは、ほとんど拷問に近いものがありますが、
それは映像に対する「視点」というものを何も考えていないからです。
この問題を深く考え、しかりと頭を使いながら映像を構成していくと、非常に優れたものが
作れるようになるし、そしてはそれは映像作りだけに限らず、大きなプロジェクトを動かして
いくリーダーとしてのトレーニングにもなります。
自分たちの(内輪の)面白さだけが追及されていてはやることが幼なすぎます。
それでは、ガリラボ関係者以外に対しては何も伝わらない映像になってしまいます。
内輪のレベルを飛び出し、客観的に物事をとらえる<大人の思考>を積極的に学んで
いきましょう。
 
面白い作品というのは、作っている本人たちは苦して泣きながら(だけど、そこに楽しさを
見出して=プレイフルに)作られているものです。
  
最後に、、、
最大の問題は、今回もどのチームも、事前に映像を見てもらうようなことをやっていない
ことかな。
形成的評価(←大事!。プレイフルラーニングを勉強している人たちはこの重要性を
死ぬほど理解してほしい)が行われていないから、最終的に良いものに至らない。
自己満足で終わってしまう。
この意味で、完璧を目指すよりさっさと終わらせろ、なんです。
今日の一番の感想は、この点が良いものを本当に作るということがどういうことか、まだ
体で理解できていないなと思いました。
 
誉めるのは簡単ですが、14ゼミ生の潜在的パワーをもっともっと発揮してもらい、
日本一のゼミになるようにと思い(笑)、あえて辛口に書いてみました。
 
次の課題には、妥協せず(10割の力を出し切り)、時間を効率的に使い(マルチタスク
能力を身に着け)、良いものを仕上げていきましょう。

2チームともご苦労様でした。
君たちは、本来、もっと良いものを作れる。
そんな能力は持っているはずです。
もったいぶらず、それを全部出しきってほしい。
頑張りましょう。
 


 

ガリラボの七夕飾り2016開始(7回目)

4年(13)生のゼミ会議をやっているとき、外は土砂降りでした。
そんな中、笹を抱えた4年(13)多賀がやってきました。
居合わせた全員で拍手!
自宅近くから切ってきて、車に乗せてきたそうです。改めて、拍手!


七夕を飾るため、ガリラボ前の片づけ開始。


その間、多賀の笹は道場で待機。


ガリラボ前の片づけを終え、13時前、七夕の設置が開始されました。
以下、フォトドキュメントをどうぞ。






30分ほどかけ設置終了。その頃には4年(13)生が勢ぞろいしていました。


設置後、ガリラボにおいてあった飾りを取り付けてました。
これからはゼミ生の願い事が飾られていくことになるでしょう。
また今年は、4年(13)多賀と松崎が色々と考えているみたいで、飾られた願い事に
ついて何かのアイデアがあるようです。
どんなアイデアでしょうか!?
7月7日?を楽しみにしておきたいと思います。


 
※初代以降、ガリラボの伝統を継続しようと笹を運んできた人たちです:
 2010年:初代の笹 OG(08)大塚  (ガリラボ通信2010/7/4)。
 2011年(2代目)  OG(09)村中    (ガリラボ通信2011/6/24
 2012年(3代目)  OG(09)村中      (ガリラボ通信2012/6/29)
 2013年(4代目)   OG(10)漆島(M1(14)) (ガリラボ通信2013/7/3)
 2014年(5代目)    OB(11)野口、藤本 (ガリラボ通信2014/6/23
  2015年(6代目)  OB(12)丸野     (ガリラボ通信2015/7/3
 2016年(7代目) 4年(13)多賀  (ガリラボ通信2016/6/29