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2012年10月27日土曜日

電子書籍の今後&キャリア形成論の今後

Amazonの電子書籍リーダーが発売になるようです。
サイトをチェックしてみたら、今予約すると年末から来年早々には
手に入るようです。
リーダー専用のKindle Paperwhite(写真)だと8,000円台で、かなり安価になって
きています。



こうしたデバイスの投入で、電子書籍がそろそろブレークする時期に来ている
のかもしれません。
ブレークしていくとき、紙の本と電子の本との棲み分けがどうなるか気になるところ
ですが、今日研究室の片づけの合間(合間の方が長かったですが)に読んでいた
ブログで「なるほど、そうだな」との記事をあったので(こちら→電子書籍元年(イブ)」、
特にきくりん人に向けて紹介しておきます。

読むときは紙の本、保存と活用が電子版、こんな棲み分けが進むかもしれないと
予想されています。
確かにそうかもしれません。
紙版とセットで電子版が売ってあれば、多くの人はこうした使い方をしていくでしょう
ね、きっと。
読んだ時のラインなどの記録がうまく電子版に残していけるようになっていると、
後でそこを検索するのは容易なはずです。
それがネット上で検索できるようになると、もう素晴らしいの一語に尽きます。
(もちろん、ログインしてからの検索が条件ですけど)

こうした棲み分けが普及していくと、電子書籍とは読んだ人にとってのデータベース
となり、読むものという従来の延長で考えてしまう今の見方とはずいぶんと異なる姿
になっていくのでしょうねぇ。
破壊的イノベーションが起きているのかもしれません。^^

なお、上記ブログ出てくる、端末の利用者層の見方

  ・スマホ + PC ・・・ 若い男性 & 若いつもりの男性 中心
  ・ガラケー + タブレット ・・・ おばさん中心
  ・スマホのみ ・・・ 若い女性中心
  ・固定電話 + タブレット ・・・ シニア中心
も非常に面白いですね。
このパターンを土台にして世の中の情報流通を考えると、また違った世界が
見えてきそうです。



このエントリーは、18時前には書き始めていましたが、M1(12)大塚が
やってきて色々な話をしておりました。
今後の研究についてが中心です。
そうしたら19時前には3年(10)保坂がやってきて、それから1時間以上、
保坂が炎上しておりました。
私と大塚で、放水作業。(`▽´ゞ

保坂には11月16日に1年生300人向けにキャリア形成論で10分ほどのプレ
ゼンを依頼しているのですが、かなり面白いプレゼンを考えていて、聞いて引き
込まれました。
私が依頼してから、どういったプレゼンをやるかずっと考えていたとのことでした。
他にも依頼しているので、保坂とのバランスが悪くなっても困るので、全体
を調和させるシナリオ作りは大塚に依頼(無茶ぶり)。
1年生にプレゼンとはパワポがすべてではないことを、この時しっかりと
見せてやろうと思います。
なんか、楽しくなってきました。

白亜祭がその前の週で、翌日が興津会と、今後もやること満載です。^^;

なお、12月のキャリア形成論は12月14日です。
ここではOB(05)山口に来てもらって、卒業生として話をしてもらう予定です。
その打合せに月曜日(10/29)の午後やってきます。
なんか色々とと話が聞きたい人はガリラボに待機しておきましょう。^^;

 

2012年9月17日月曜日

電子書籍についての新聞記事

今日の朝刊の県南ローカル版に電子書籍に関する次の記事が
掲載されていました。
こうしたニーズが地域にはあるわけですね。
きくりん人の活動が広く普及していけば、菊陽町におられる情報
発信をしたい方々のお手伝いができるようになるかもしれません。


ふと思ったのですが、菊陽町で今度行われる着地型観光「まるっと菊陽?」を
取材して回り、それを電子書籍化してしまうのも面白いかな、と。
着地型観光で奮闘する地元の人たちを主人公にするようなもので、今回の
イベントで地域の人を菊陽町の歴史として記憶させるためにですね。
きくりん人のメンバー諸君どうでしょうか。
ただこの時期ですから、時間が不足しそうで、それが一番の問題
になりますかね。
ジュニアチームを促成栽培してもらうといいんですけど。^^
 
(注)着地型観光とは
観光客や旅行者を受け入れる地域が自分たちの持つ観光資源を生かして
企画するツアー。地元の人を外の観光地に送り出す従来の「発地型観光」と
は異なり、旅行者を呼び込むことで地元でお金を使ってもらえる利点がある。


 

2012年2月28日火曜日

三里木商工繁栄会総会での電子書籍紹介と反響

昨日(2012/2/27)の19時から、菊陽町三里木商工繁栄会の定時総会が
ありました(場所は季酔宴さん)。
総会の最後の「その他」の議題として、ガリラボ09ゼミ生が三里木で取り
組んだ電子書籍の発表の場を設けていただきました。
自分たちが取り組んだ結果を、当の三里木の皆様に紹介するわけで、か
なりの緊張の中で出かけていきました。

この日の総会に乗り込んだのは私と3年(09)中島、緒方です。
また、これは菊陽町との地域貢献研究事業としても一部取り組んでいる関
係で、菊陽町役場からは窓口の院OB(06)の黒田が参加しました。

総会が始まる約1時間前に入り、プレゼン準備のため機材をチェックしている
中島と緒方です。


この日はiPadで電子書籍を見てもらったのですが、同時に、プレゼン自体も
iPadを使いました。
作成した電子書籍は「豊後街道・三里木ふれあい街歩き」と題するもので、
三里木商店街のお店のインタビュー記録を下に、お店を文章、写真、動画で
表現したものです。
私が言うのものなんですが、かなり良いものに仕上がっています。

総会が始まって1時間ほど経った最後にプレゼンをさせてもらいました。
写真は、プレゼンを聞かれている三里木の商工繁栄会に皆様です。
町長さんは遅れて参加されましたが、来賓で来られている町会議員さん、
役場の方々など含め、かなり熱心に聴いていただきました。


最初に、黒田より、取り組んできた事業の枠組みを簡単に説明してもらいました。
(ほとんど見えませんが、奥でiPadでpdfファイルを緒方(グレーの服)が操作しています)


続いて中島が取り組んできた内容を説明しました。
プレゼンは電子書籍がメインでしたが、研究室の活動も簡単に紹介し、その中で
KABふるさとCM大賞に一般の部3位に入ったことに触れた時には、会場から
は歓声が上がったように思います。

その後、電子書籍の紹介でしたが、三里木が題材で使われていたこともあり、
みなさん、かなり熱心に(食い入る感じでした)プレゼンを聞かれていました。
この日、中島は発熱しており、さらに喉も痛いということでしたが、最後まできっ
ちりプレゼンしてくれました。
後で、繁栄会会長さんの山本さん他、参加されて何人かに聞いたところ大変
良かったと誉めていただきました。

さらに、この後の懇親会も終わった最後に、菊陽町商工会長の布田さんが、
総会参加名簿に大学の名前があり、今日は何があるだろうかと不思議に思って
いたけれど、電子書籍の発表を聞いて、すごく良かった。
情報発信のあり方として素晴らしいと誉めていただき、何かあれば今後協力して
いきますと応援してもらいました。

三里木商工繁栄会および菊陽町役場のからは今後の活動に全面的にバック
アップすると約束していたいただいたので、今後、この活動をさらに展開し、卒論
へとつなげていく強力な足場を作れたように思いました。

それほど良い発表でした。

これも中島の真摯な態度と緒方と息の合ったプレゼンの成果だったかと思います。
土曜日(2/25)に急きょ決まったプレゼンだったので、打合せはほぼゼロの状態
でしたが、発表者(黒田、中島)とiPad操作の緒方の呼吸は(お世辞抜きに)ほんと
に良かった。
発表を横に見ながら、そう思いました。
とうことで、私自身は横で左うちわで気楽でした。 ♪(´ε` )


引き続き、懇親会です。
ガリラボの席も来賓として設けてもらっていました。
(中島は発熱のため発表後はすぐに引き揚げ、緒方と黒田は残りました)


20時から始まった懇親会は商工会のみなさんと来年度の活動に向けてかなり
親交を深めることができました。
下の写真は、22時頃のもので、左からなないろ写真場さん、季酔宴さん、
たわらや酒店さんです。
ガリラボ09ゼミ生はわかると思いますが、今回の電子書籍(試作版)に登場して
いただいた皆さんです。


懇親会の場のあちこちで私はくまモン名刺をばらまきながら、色々な業種の方と
話をし、特に偶然横になった富士フィルム九州の総務部長さんと話があい、富士
フィルムの「桜祭りを取材に行きますのでよろしくお願いします」と、ゼミ生に無断
でお願いをしておきました。
桜祭りは4月1日です。きくりん人のみんな、準備をよろしく。^^

あちこちで懇親の和ができていましたが、どうみても、本日のベストショットは
これかと思います(↓)

ツーショットの片方はもちろん3年(09)緒方です。
もう片方のご年配の方はというと、菊陽町の後藤町長さんです。
二人で仲良く、iPadをいじっているところを撮影したものです。

このショットを撮影した直後、懇親会はお開きとなりました。

帰宅後、名刺入れを見たら、後藤町長の名刺がなぜか2枚入ってました。
この日、2回も名刺交換をしたようです。町長さんの名刺入れにも私の
くまモン名刺が2枚入っているのでしょう、きっと。┐(´∀`)┌ 


今回の総会への参加はかなり急な話でしたが、どうにか乗り切り、またそんな
状況だったにも関わらず、大きな成果を得ることができたプレゼンだったと
思います。
これで、今後も菊陽での活動が継続することになりました!
きくりん人のメンバーは、この日の大学と地域との関係も卒論を書く際の重要な
情報となるので、情報を綿密にメモしておくことを忘れないように。
ぼんやりしていては、いけませんよ!
和やかにしながらも、目と頭はフル稼働させるんです。
研究活動の一環なんですから!

2012年1月25日水曜日

3年前の三里木との遭遇

18時過ぎから、現在行っている地域貢献事業の関係で院OB(06)黒田に
来てもらい、打ち合わせのような雑談のようなことを、きくりん人のメンバー
(3年(09)中島、緒方)を交えて2.5時間ほど行いました。
 


作成した三里木についての電子ブックについてのその内容を確認
すると共にそのアーカイブ化の意義などを話しました。
東日本大震災についてGoogle Earth上に記録を残していく東日本
アーカイブといった大規模なプロジェクトと規模こそ違え、同様な試み
であることを確認。
Google Earthではできない、電子ブックという表現形態の特徴を生か
したアーカイブのやり方を試みていこうと、そういったことを話しました。

またGoogle Earthに話が及んだ段階で、06ゼミ生がGoogle Map上に
作成した三里木界隈の映像情報を思い出し見てみたのですが、いや
実に興味深いものでした。
2009年1月という3年前に作ったものですが、その当時、三里木が
おかれていた状況が商店街の方々のインタビューからよくわかり、
面白かった。
検索可能性を持つ整理されたアーカイブのメリットを感じました。

黒田との打ち合わせがなければこういった話題に発展しなかった
思います。
3年前の情報と現在の情報とを対比させる形で、アーカイブ化して
みたいと思います。

出来上がったら、2月中旬に三里木商店街に乗り込んでいこうと
思います。
後は、きくりん人のメンバーの頑張り次第です。
頑張ってほしい。

雑談でしたが、おかげで思いもよらぬやり方を発見できてよかった。

やはり創造は、雑談からですねぇ。

次年度も継続してこの事業をやっていこうと黒田とは合意しました。
ということで、来年度もガリラボのメンバーは菊陽町をウロウロとする
予定です。
 

2012年1月19日木曜日

Google Earth上の地域アーカイブ

今朝方、情報収集のためネットのブログを拾い読みしていてGoogle Earthを
利用した東日本アーカイブスのことを知りました。


前にヒロシマアーカイブズのことを広島の原爆記念日にガリラボ通信でも
紹介しましたが(こちら)、ヒロシマアーカイブスを作成したチームが、この東日本
アーカイブスも作られているようです。

様々な地点での写真での記録が、

そして様々な人(↓)の証言が、

音声として記録され、Google Earth上にアーカイブ化されています。


ヒロシマアーカイブスの時にもそう思いましたが、ほんとに素晴らしい
取り組みです。
後追い、二番煎じは研究としてはかなり否定的に見られますが、しかし、
こういった素晴らしい試みは、できるだけ後追いしなけばならないので
はないかとも思います。

トム・ハンクスが主演した「Apollo 13」という映画を実は両手の指では足り
ないほど繰り返してみているのですが、トム・ハンクス演じるアポロ13号の
ジム・ラヴェル船長が、一般の人からの「(すでに月に到達したのに)なぜ、
また行くのかね?」との質問に、(正確には覚えていませんが)

  コロンブスが新大陸発見したからって、それで終わりなんていっ
  たら、それこそほんと人類はただそれだけの生き物でしょう。

と答えるシーンがあります。
重要でも何でもないシーンですが、科学教の教義サムシングニューイズムに
何も感じずただ邁進している人たちについて疑問を感じていたこともあって、
つよく記憶に刻まれています。

先頭切ることは重要であることは疑いようもないですが、しかしそれに盲目的に
固執しすぎている場合があります。
先頭切ること、それをさらに価値あるものにするには後を追う人たちがあっての
ことという点にあまりイメージがわいていない。
そこにある重要な意味や価値がわかっていない人が少なからずいます。
スポーツで優勝する人たちの栄誉は、1回戦で負けてしまう目立たない人た
ちに支えられていることがわからない、そんな感じでしょうか。

話が逸れてしました。
軌道修正!
東日本をGoogle Earthを使ってアーカイブ化していく行動を見て、、昨年8月
7日にガリラボ通信に書いていながらすっかりと忘れていた意気込みがメラ
メラと蘇ってきました。

3年(09)松崎が夕方ガリラボの現れたので、このことを伝え、試験が終わっ
たら、アーカイブ化に関して、Google Earthも念頭において取り組んでいき
たいと思います。
このガリラボ通信と合わせて昨年8月7日のガリラボ通信も暗記するほど
読んでおいてほしい。

電子書籍とどう関係させていくか、そういったこととも絡めながら面白い
課題になるのではないかと(思いつきですが)そう考えています。



2012年1月18日水曜日

電子書籍評価会@09ゼミ

今日は全ての学年からたくさんのゼミ生がきており、途中、ガリラボは溢れ
かえっておりました。
4年(08)は矢田。
3年(09)はほとんど来ていたように思います。
2年(10)は吉村、保坂、島本、辛島などでした。

途中、吉村から印象に残る言葉が発せられました。
これがどういった経緯で出てきたかはもう覚えていませんが、
  ゆとり戦隊 だるいんじゃー
というもの。
ゆとり世代真っ只中の10ゼミ生を表現したのかもしれませんが、吉村の
キャラクターと重ね合わさり、このコピーは深く私の心に残りました。
これからの活動で、10ゼミ生がさぼり始めたら、このコピーを使っていき
たいと思います。v(^^)

さて、「だるいんじゃー」などとは縁遠く、09ゼミ生は活発に動いています。
今日はこれまでの活動のまとめともなる菊陽町三里木商店街を取材して
各チームが作成した電子書籍の発表と評価会を行いました。
本日のゼミのプログラムは、下のホワイトボードに書かれている通りです。


iPadを眺めながら、作成した電子書籍のダメ出しをみんなでやり、それを
村中ゼミ長がまとめていきました。


作成した電子書籍の一部です(↓)。なかなか良い感じに仕上がっていました。

午前中、M1(11)白樫とのゼミの際に、この電子書籍を見せましたが、「三里木の
方たちはかなり喜ぶんじゃないでしょうか」とそう言っておりました。
確かにそうで、文章、画像、映像のコラボは、想像していた以上に良いものになって
いました。

発表&評価会と同時並行で、進路&卒論テーマについての個人面談を、同じく
道場で行いました。
時間の関係から、一人3分程度と村中ゼミ長から言われてましたが、最初は余裕。
草原など10分以上面談してしまったようで、向こう側にいるゼミ長の強烈な咳払いで
気づかされました。

その後もついつい長引いてしまい、ゼミ長の咳ばらいを聞きながら後半は
猛スピードに。
谷の順番ぐらいからは1分以内の簡略面談に。。。


ということで、最後はほんと駆け足となってしまいました。
ゼミの最後にみんなに謝ったことは言うまでもありません。
次から気を付けたいと思います。m(_ _)m 

来週が09ゼミのフィナーレとなります。
谷(↑)が春休みの友を作っておりましたので、それを配布することになります。
10ゼミ生にも配布しようかと思っています。



2011年12月26日月曜日

地域のポートフォリオ化

数日前の朝刊にあった次の記事に釘付けになりました。
卒論発表会の朝だったので、この記事の部分だけ破いて後日紹介しようと
大学に持ってきていました。


この記事で紹介されている大杉さんが意図しておられたことは、ガリラボが
今年取り組んできたことそのものです。
電子書籍という新しいメディアをターゲットにはしていますが、「日常を記録
として残す」ということはまったく同じです。記事に、
   有名な祭りよりもむしろ、集落ごとの小さな祭事などが数多く記録され、
   貴重な資料となっている。
とありますけれども、実際そうなのです。
その瞬間、ありふれたごく普通のことは記録として残らない。
だからこそ、後日、非常に貴重になります。
このことについては、有識者のコメントとして、
   ・・・他人が見ても活用できるよう客観的にまとめられた貴重な資料。
   40、50年と時がたつにつれ、さらに価値が増すだろう
とその価値が述べてありますが、まったくもってその通りだと思います。
もちろん、この大杉さんほどのことはできないにしろ、ガリラボでは新しいメディアを
使っての記録の仕方(表現のやり方)とその発信のありかたを研究していきたいと
そう考えています。

大杉さんが残してきた地域の記録(=地域ポートフォリオ)をもとに、15回連載で
記事が掲載されるそうです。
楽しみにしておきたいと思います。

ところで、ポートフォリオとは、その時々の必要に応じて取り出し、再構成しながら
新しい表現物を生み出していきます。
記号論ではこのことを神話化といいますが、そのための素材としてポートフォリオは
重要なものです。
電子書籍という新しいメディアを利用して、地域ポートフォリオというものを作っていこ
うと考えたのはこれらのことをイメージしながらのことでした。

地域ポートフォリオというものを考案し、ガリラボの活動として実施していくプランを作ってから、
東日本大震災があり、そして村上龍の活動を追ったNHKの追跡AtoZ(2011/5/3放送)を偶然
見ることになり、これによって、アーカイブのためのメディアとしての電子書籍の可能性を知り、
それによって、以後のガリラボの特に09ゼミ生の活動は定まっていきました。
村上龍さんの活動は、次の記事「古き良き日本の伝統行事を電子書籍で再現」に詳しくあります。
これは地域ポートフォリオのことを説明するときに、この番組を09ゼミのときに視聴しましたが、
そればの要約版です(以下、ここの論点に関係するところを一部抜粋しておきます):

  村上さんが、選んだテーマは『日本の伝統行事』だ。「家族が集まる正月」「満開の桜の下で、
  同僚と酒を酌み交わす花見」「子どもや親が、短冊に願いを書く七夕」。伝統行事は、古くから、
  家族や地域の“つながり”を生み出してきた。村上さんは、震災で、多くの人がよりどころを失っ
  た今、伝統行事を通して、日本人が共有してきた価値観を見つめ直したいと考えていた。


  (村上龍著 『J.T.E ~日本の伝統的な行事』より)
  お盆が終わる夜、わたしの故郷である長崎では「精霊流し」が行なわれた。何百何千という「精霊
  流し」の小さな舟の明かりが川面に反射して揺れ、子ども心にも美しいと思った。わたしたちは、死
  者を送るかがり火をともに眺めることで、悲しみや慈しみの心を共有していたのである。
                        ・・・・
  「日本人に内在する文化や伝統など、拠って立つところを、もう一度、考え直そうという作品なので
  しょうか?」
   「ほとんどの日本の行事や伝統行事っていうのは、だいたい地方に根ざしているんですよ。例えば
  ですけど、お正月のお雑煮でも、地方や家よって違ったりしますよね。だからいま、そういうものを見
  直すことで、地域とか地方、あるいは家族がひとつになれるということです。昔はそれがあたりまえだ
  ったわけですから」

この文章にある部分を何度も繰り返し番組を見て、動画というものを、客観的に誰でも参照
できる形にアーカイブできる電子書籍の可能性を感じたのです。
もちろん、祭りではなく、今回は少なくとも普通には残っていかない三里木の日常の風景を
残していくことにシフトしていますが、ある意味では、より残りにくい、こっちの方がむしろ重要
かなとも思っています。
09ゼミ生による編集作業が大詰めになってきています。
ここで書いてきた意図をしっかりと汲み取ってもらい、よい形のアーカイブ(=地域ポート
フォリオ)が出来上がるのを楽しみにしています。

以上、かなり固いガリラボ通信になりましたけれど、2011年の活動の意味を
振り返り(リフレクションし)、活動の意義を再度考えるために(かなり意図的に)取り
上げました。
特に3年生は自分たちの活動を説明しないといけないことが多くなるはずです。
推敲していないのでわかりにくいとは思いますが、年の瀬にじっくりと読んでみてください。



2011年12月2日金曜日

三里木で発揮した野生の思考

11月29日、大学正門前のイチョウの様子です。


それから数日経ち、昨日のちょっとした雨もあったせいか今朝(12月2日)は
ご覧のとおり(↓)。
かなり落葉してしまいました。
掃除の方がマシンで落ち葉をぶんぶんと吹き飛ばされていました。

中に入るとご覧のとおりです。落ち葉がすでに一か所に集められています。
実は、昨日、ほんとに見事なイチョウの絨毯だったんですけど。。。。
雨上がりに日が差し、かなりきれいだったのですが、あいにくとカメラを持ち合わせて
いませんでした(後悔)。


イチョウの落葉に想いを寄せている場合どころではなく、今日のガリラボは
ほんとに修羅場の状態でした。
概要が終わっていない4年のゼミ生を集合させ、その場でマンツーマンで
指導(怒り?)しての作成作業。
必死の作業で、宮下、長井、田上、松永と続き、夕方までにはすべてを終わらせる
ことができました。
メデタイ限りです。
一気に力が抜けてしまいました。
ちょっとした脱力感を味わっています。


4年生への強烈な指導の横で、3年生は菊陽への調査の準備です。
菊陽町三里木商店街に5つのチームが2日間に分けて出かけます。

三里木電子BOOKプロジェクト~豊後街道・三里木ふれあい街歩き~
名づけたプロジェクトは09ゼミ生が担当します。
きくりん人という風の人たちが1年半以上の時間をかけて作り上げてきた三里木の
土の人たちとの関係作りの延長線上にこの活動はあります。
電子ブック自体は比較的急にアイデアとしては出てきたものですが、活動については
これほど深い関係の中で行われています。
学生たちが頑張ってここまでやってきたわけで、改めて考えると大したものだと思います。

2日間の活動のために、こんな(↓)ガイドブックが作られました(写真がなぜか90度回転してます)
きくりん人代表の3年(09)中島の手によるものです。


このガイドブックを手に、チームごとにビデオカメラ、デジカメ、ボイスレコーダー、
ピンマイク、そして名札といったフィールドワークの小道具を手に、電子ブックに
掲載する映像、音声、そして話題の発掘へと向かいました。

まず、3年(09)谷を代表とする第2班(小川、松崎、宮本)が、「焼き鳥たい」さんに
出向きました。
そうしましたら、ご主人が不在。。。
松崎が、そうツイートしてました。
現場とは何が起きるかわからないところです。
こんなときこそ、野生の思考が必要です。
色々やったみたいで、無事にご主人と会うことができたとのこと。

大事なのは、臨機応変の、アドリブでの問題解決力です。
ガリラボゼミ生が持つその力をいかんなく発揮した事例だったかと思います。
野生の思考で切り開いた局面のおかげで、ご主人から大変素敵なお話を聞けた
とのことでした。


3年(09)本多を代表とする第3班(メンバー:志柿、草原)は、「写真場なないろ」さんに
お邪魔してきました。


第1班は中島を代表として、木村、緒方と共に季酔宴さんにお邪魔しました。
たいへん立派なお店とのことでした。


以上、3つの班が活動した三里木の調査でした。
なお、この日、3年(09)緒方は事情によりずっと三里木にいたようです。
どうもご苦労様でした。

さて、明日は2つの班が三里木に出向きます。
実り多い1日なるといいですねぇ。
 

2011年11月27日日曜日

電子書籍と図書館サービスの変化

電子書籍の今後とそれと図書館との関連で、こんな記事が
今朝の新聞に掲載されていました。
電子ブックという新しいメディアを対象にしてしまったガリラボとしては
無視できない話題です。
どう考えていけば良いでしょうか。
特に09ゼミ生諸君、この新しいメディアのあり方を旧来のメディアの
変化との比較を通して考えてみましょう。



今考えている地域図書館などのあり方なども随分と議論されることに
なりそうですねぇ。

もっとも、テープやDVDなど視聴覚資料が出た時にも図書館でそれらを
どう扱うかは議論されたと思いますので、それとの関連で考えると、電子
ブックの議論もさらに深いレベルで話を展開できるのかもしれません。
卒論のテーマになりそうな興味深い話題かと思います。
 

2011年10月13日木曜日

電子ブックの話題

立て続けですが、今度は少し真面目な話題を。。
電子書籍の記事が目に留まったので今後のこともあるので紹介しておきます。

iPhone4Sが発売される1週間ほど前、AmazonからKindle Fireなる電子ブックリーダーが
発売されたのですね。
全く知りませんでした。

ところで、この初期バージョンのKindleで思い出すのが、茂木健一郎さんが学生の
就活か何かのUstreamの番組中継で、こんな製品を日本人が作れるか!とかなり
挑戦的な発言をしていたことです。
Kindleは、新品のパッケージを開けた瞬間、何の手続きをすることもなく本が買える、
そんな画期的デバイスであり、衝撃的だったと茂木さんは話していました。
日本人はデバイスは開発できても、そんな全体のシステムまで含めたものとして
製品を構想できるのか、と。。。

まだ続きを書きたいところですが、本題はデバイスではなく、そこに組み込まれる
コンテンツである電子書籍です。

こういったデバイスが普及すれば当然ながら電子書籍も普及していくでしょう。
もちろん紙媒体が消滅することは考えにくい。
それぞれのニッチを見つけるための業界再編を起こしながら、電子ブックリーダー
という新しい道具がもたらす矛盾によって、世の中は拡張による学習を果たしていく
はずです。


スマートな電子ブックリーダーが普及していくと例えば、小説化された映画を見ながら、
あるシーンで、ちょっとまて原作はこの辺りでどうなっているんだと、同じデバイス上で
両者を交互に見比べながら映像世界と文字世界を行き来するようなそんな読み方が
可能になったりします。

同時にソーシャル的な利用ももちろん見過ごせないわけですが、この記事で印象に
残ったのが次の文章です:

  iPadやKindleが実現する書籍の電子書籍化は「読む」という動詞の幅を広げる。
  読むは「知る」「考える」から、「観る」「つながる」「ショッピングする」「遊ぶ」の
  意味も含むようになる。

パラダイムが変わるということは、同じ言葉を使っていても、異なる世界を生きること
になるということです。
電子書籍は、グーテンベルクの時に始まり、考えてみればまだ100年ほどの歴史しか
持たない「読む」という人類の知的営みに大きな修正を加えようとしているわけです。

そう考えると電子書籍をじっくりと考える意義は大きいと個人的には思っている
次第です。
電子書籍に興味のあるゼミ生諸君、一緒に考えを深めていきましょう!



2011年9月16日金曜日

電子書籍の可能性に関して

999回目のガリラボ通信になりますので、「銀河鉄道999」の画像を
おいてみました。
深い意味はありません。
ところで、銀河鉄道999(スリーナイン)など、ゼミ生はもう知らないでしょうね。


「知らない・・」と言えば、昨日、院OB(06)黒田に来てもらい、後期の
菊陽町での活動についての打合せをしましたが、その中で、コトバが
消えていくこと、生まれていくことに話題が及びました。
今の学生たちには、人のことをちょっとバカにするとき昔使われていた
「蛍光灯」なる表現は通じません。
死語となっています。
数年前に気づきました。

消える一方、逆に、生まれてくるコトバもあります。
「ケータイ」なるコトバはその代表例でしょう。

コトバとはこうして常に変化しており、その変化の特徴はいわゆる推移律を
満たさないことがあるということです。

a=b, b=c, c=d,・・・・, x=y であれば 数学的には a=y となるはずですが、
コトバの場合には a≠yとなることがあります。

例えば、当初、既存のテクノロジーである「電話」に重なる形で登場した「携帯
電話」は、「携帯」、「ケータイ」と変化していった結果、当初の電話という概念
とは似ても似つかないものになりました。

電話は人と人とを接続する道具でした。
「ケータイ」はそれを含んではいるものの、しかしその主要機能は、人をネットに
接続する道具だということです。

今は、概念的に、 電話≠ケータイ であることは明らかでしょう。

「ケータイ」は人と人をつなぐというよりも、すべての人をネットにつなげ、ネット
の存在を前提する新しい社会を創造しているように思えます。



次の2枚の写真( 90度回転してます(T_T) )はiPadのアプリiBookで電子書籍化した
ガリラボ通信を閲覧している様子です。
電子書籍はInDesignで簡単に作れました。


ビデオも簡単に組み込めました。


基本的にこれは紙媒体の書籍の電子版であり、Webともどう違うのかわから
ないのですが、しかしこれもケータイと同じ運命をたどっていくように思えます。

今は、既存の書籍とイメージを重ねる形で、上の写真のようにめくる機能がアニ
メーションで実現されている「電子書籍」ですが、これは紙媒体を知っている現代
人との関係でそういう形式にしているわけで、「めくる」という操作が必須である
必要はありません。

「めくる」とは紙媒体であったことによる必然性でしかない。

電子化された書籍は、徐々に徐々に形を変えていくでしょう。

最終的には本という概念がかなり変わっていく可能性があります。
残念なことに、私の能力では、どう変わるのか予測はできません・・・

ケータイ同様、電子書籍も徐々に

  書籍⇒電子書籍⇒eBook(?)⇒ブック(?)

などと変わっていって将来的には現在では思いもしなかったものに変わっていくの
ではないかと思います、多分。


まだ出現したばかりのこの新しいメディアに、ガリラボは
これから挑戦していく予定です。



ところで、昨晩、同じく変化したものを見つけました。
不思議なメンバーで出かけたお店においてあった「マッチ」です。
もう覚えていないほど久しぶりに、マッチなるものを見ました。
まだ売ってあるんですねぇ。



今の小学生ぐらいだと「マッチ」というコトバをどれほど知っているでしょうか?
火を制御するテクノロジーが

  ・・・⇒火打石⇒マッチ⇒ライター⇒・・・

と変化を遂げた結果、社会に大きな変化をもたらしているのでしょうが、ここで
その変化を書くほどの知識がありませんが、きっと現代に大きなパラダイムの
変革を起こしているのだろうと思います。


ガリラボ通信はこれで999回となりました。
徐々に変化しているのだろうと思います。
しかし残念ながら、どう変化しているのか、当事者である私には今一つわかりません。


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本日のガリラボは NHK映像コンテストチーム
  3年(09)村中、本多、中島、市川
が出てきて編集や追加撮影を行っていました。また、お昼には後期に向けて
09ゼミ会議を開きました。参加者は
  3年(09)村中、小川、中島、谷、草原
のメンバー。後期の最初のゼミの活動内容や後期の活動全般について打合せ、
1月までの一通りの流れを決めました。
さらに、InDesignと格闘する電子書籍、ゼミ新聞チームが
  3年(09)谷、高倉、草原、1年生
作業をしておりました。
4年生(08)は、大塚と英語の勉強会、その後、後期に向けて学生GPのこと、県北
での活動の方針、白亜祭での活動内容など、盛りだくさんの内容について3時間ほど
話をしておりました。
その他4年生は岩本、益田、田上が卒論で、またM2(10)松尾も顔を出しました。

現在18;00。
ガリラボはまだまだこれからが作業の本番です。

2011年9月14日水曜日

熱い夏が継続中~映像チームのロケ

今日は3年生(09)のロケの日。
撮影チームがたくさんやってきました。
参加者は村中、市川、緒方、松崎、本多、中島、志柿。
また、電子書籍チームも谷、高倉がやってきました。

ロケチームは市川の自宅でのロケ、そして道場でのロケを敢行。
市川の自宅ではどんな状況だったかわかりませんが、道場では
以下の写真の感じでした。

2台のカメラを回しながらのロケ。

居合わせたM1(11)冨田が的確な演技指導をしてました。


「ブチ切れ」シーンの練習中。
津曲ゼミ紹介のパネルが悲惨なことになっていました。


撮影後の片づけです。
現場は、(見えないですけど)凄いことになっておりました。


モップ掛けをしないといけないほどひどい状態でした。


何があったのか。
映像をご覧ください。
9月20日に試写会をガリラボ内でするそうですので、その時をお楽しみに。

朝から始めたロケは、終わったのが夜の10時でした。
たくさんのゼミ生が「なぜ、そこまで?」というぐらい、しつこく考え、撮影を
しております。

ただいま、3年生の90秒にかける熱い夏の真っ只中です。


<補足>
志柿が作った「金の卵」の映像もバカバカしくて面白いものでした。
これはVドリームに提出する予定です。
電子書籍については、動画を組み込みiPadで閲覧できるようになりました(まだ
バグがありますけれど)。


2011年9月6日火曜日

不在でも関係なく活発のようです

本日は昼間留守にしておりましたが、ガリラボは活発であったようです。

ツイッターなどでわかった範囲で列挙すると、

・InDesingnの自主勉強会(3年(09)草原、1年生)、

・電子書籍の勉強)(3年(09)谷)、

・NHK映像コンテストチーム(ほぼ全員:村中、緒方、本多、市川、宮本、松崎、鞭馬など)、

・4年(08)宮下が道場で卒論

・ゼミ新聞のインタビューで4年(08)坂本

・CF普及推進プロジェクト(?)・・自主研究の準備で2年(10)吉村

などの活動があったようです。

18時前に戻ってきたら、映像チームがワーワーという感じで、打ち合わせをして
いました。
たぶん13時ぐらいからはやっているのではないかと思いますが、元気があります。
今日はNHKのディレクターさんも取材(話を聞きに)来られたようです(シュークリームの
お土産持参だったとか)。

映像チームは昨日から話が急展開しておりましたが、なかなか興味深い
内容になっております。
出来上がりを楽しみにしましょう。
とりあえずNHK映像コンテストについては、御立岬のロケはすべてパーになるとのこと。

それもあり、でしょうね。
だって、腐るほど時間があるのが学生でしょうから。^^;

18:30からはM1(11)白樫とのゼミ。
こっちも色々と急展開しております。
関連して面白い本を見つけました。破壊的イノベーション。
これから一緒に読んでいこうと思います。


さらに、今日はOBのお客さんもあったとか。
05OBの北嶋が転勤でこちらに戻ってこれたようで、その挨拶にやってきたようです。
あいにく私は不在にしておりましたが、名刺がおいてありました。
05OGの田中は中コン勤務になったし、同じく05OGの渡辺は別の部署に勤務しているし、
ここ最近ちょっと05ゼミ生に縁があります。


最後に、下の写真は3年(09)谷の沖縄土産です。


21:30・・・最後まで作業していた村中が帰っていきました。
 

2011年9月2日金曜日

就活川柳2011

今日のガリラボも3年生を中心に

 ・InDesignの勉強会(3年(09)草原と1年生)
 ・電子書籍研究会(4年(08)、3年(09)松崎、谷、緒方、2年(10)鹿本)
 ・NHK映像制作チーム(3年(09)村中、中島、・・・?)

のミーティングがあり、これ以外に、

 ・ゼミ新聞インタビュー(4年(08)川崎、矢田に3年(09)草原がインタビュー)
 ・卒論の打合せ(玉名チーム:大塚、坂本、松永、矢田)

といった活動がありました。

たくさんのゼミ生で溢れ返っておりました。
溢れかえるという表現がほんと的確な1日であったように思います。


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就活川柳というのがあるんですね。
初めて知りました。
その2011年版が発表されています(こちら)。

1位、2位もですが、それ以外の、

  ゆとり世代 言われ続けて きたけれど これで立派な 逆境世代

  大学で 頑張ったことは 就活です

  今日もまた 人事に尽くして 天命を待つ

など、その動機も含め、秀逸に思えました。





この川柳を見て、サラリーマン世代はもちろんのこと学生世代も悲哀に満ちた
時代になっているのではないかと、そんな錯覚を覚えてしまいましたが、もちろん
そんなことはないですね。

みんな、明るいし、活動的です。
  

2011年8月31日水曜日

急須とお茶

8月最後の日。小中学校ならば、目の回るような一日になっているのでしょうが、
大学は夏本番。
それぞれが思い思いに活動しているようです。

お昼はガリラボ体育委員会があり、3年(09)宮本、本多、2年(09)森本、辛島が
宿題として出していたスポーツ大会の正式名称について話し合っておりました。
今日だけではまだ決まらなかったようです。

同じく3年(09)谷、緒方、松崎は朝からかなりの時間をかけて電子書籍について
勉強していました。
読み進めている本も大詰めに近づいているようで、当初は雲の如く捉えどころが
なかったものも徐々に形が見えるようになってきたみたいです。

夕方からは3年(09)村中、緒方、そして時々松崎が加わり、映像についての
作戦会議。
腹を括りつつ、5時間ほど議論。
あーでもない、こーでもない、行きつ戻りつ、ジグザグの思考に苦しみながらも
ひとつの解決案らしきものを見出せたようです。

4年生はキャンプに出かけているようです。楽しそうな様子がツイートされています。


写真はテーブルに散乱したお茶の葉です。
緒方が誤ってテーブルにバラまいのですが、なかなか良いにおいがするものです。

昨晩、強制的にお茶の時間というものを設け、色々な人の対話を仕掛け、
そこから創造の種子を見つけていく試みをしている組織があることを話し
しました、さっそく3年(09)村中が急須とお茶を買ってきたのです。
行動の速さに舌を巻きました。


おまけ
3年(09)宮本に教えてもらった驚愕のiPhone5。



2011年8月30日火曜日

逆転の物語へ(!?)

3年(09)の映像チームがたくさん、4年生(08)が少し(大塚、宮下)やってきて
大変賑やか(多忙)なガリラボでした。
映像チームは
村中、中島、本多、宮本、緒方、市川
のメンバーが午前中撮影でした。
夕方になって講座を終えた
松崎と志柿
もやってきました。
3年生はこの他、電子書籍の勉強に

が顔をだし、InDesignを1年生に教えるために
草原
が来ておりました。

夕方になって映像チームの作品をたまたま見ることができましたが、
結論から言えば、たぶんやり直しかなと感じました。
現在の素材で新しいストーリに持っていければひょっとしてセーフかも
しれませんが・・・・ うーんそれでもやっぱり、厳しいかなと思いました。

仕方ありません。
ここはひとつ腹を括ってもらいましょう。

ここからがProject Xの世界です。
あれは、挫折があって初めて成り立つ物語。逆転の物語です。

ラッキーですね!!
Project Xの世界を体験できるのですから。

頑張ってください、映像チームのゼミ生たちよ。^^

目の前に宝が転がっています。見えますか?


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ニューヨークを拠点に活動している「Improv Everywhere」なる集団がある
そうです。
公共の空間で、その場にいる人たちを巻き込み、最後はハッピーしてしまう
パフォーマンスをしているのだそうです。

ここの最新のパフォーマンスが2011/8/22に公開されています。

この

Say Something Nice (何かステキなことを言おう!)

というパフォーマンスは、ニューヨークの人通りの多い街角にハンドマイクを
置くと、人々がどう反応するかを試したものです。



色々と楽しい行動をする人が現れていることがわかるかと思います。

どうしてこの映像を紹介したかといいますと、夕方、大塚とフィールドマイニングの
ことで議論していたのです。
フィールドマイニングとは、街に仕掛けを置き、それを媒介にして地域資源を引き
出す(発掘)するということを指します。
この映像は、ハンドマイクとそしてそれと同じぐらい大事なのが「Say Something
Nice」というコトバの仕掛けが、ニューヨークの地域資源であるニューヨーカーたちの
明るいパフォーマンスを発掘していることがわかります。

なんと楽しいアイデアなんでしょう。

良い仕掛けは、眠っている地域資源を取り出し、街を楽しくしてくれます。

こういうアイデアを生み出すにはどうすればいいんでしょう?
十分条件はわかりませんが、必要条件の一つであればすぐにわかります。

考え続けることです。

2011年8月29日月曜日

卒論リーダー会議で思ったこと

今日のもっとも大きなイベントは、卒論チームのリーダーを集めてのリーダー会議。
この夏の進捗状況についてのヒアリングが目的です。
集合したのは、4年(08)中村、川崎、大塚、宮下、益田です。


卒論は、希望の時期から、暗黒の時期を経て、最後に締切が近づくと共に現実の
時期を迎えると、そんな黄金の法則があるのだ当初話をしておりました。

話を聞くと、ほぼ全チームが、黄金の法則に捕まっており、現在はどうも暗黒の時
期を迎えているようでした。
(本人たちが一番自覚しているようでしたけれど)

法則に捕まるのは仕方ないとして、大切なのはこの暗黒の時期にどう立ち向かうです。
だけど、ここが一番難しい。

8月は色々とイベントも多いですからねぇ。
学生時代最後だと思うと特にですね~。気持ちはよくわかります。

だいたい、夏って、経済活動も活発にしてもらわないといけないので、沢山のイベントが
目白押しで、手ぐすね引いて私たちを待っています。

そういったことを通して、活発に活動する人も多いでしょうが、しかし充実しているように
みえて実はそうでもないこともあります。

活発に動いているように見えて、実は中身は何もない、ということがあるから
要注意です。

夏の力を侮ってはいけません。^^;
外部から用意されたレールの上を走っているのにすぎず、極端に言えば、流れ
に乗っているだけかもしれない。

要するに、紙飛行機と同じ状態ということもあり得ます。

紙飛行機って自律的には動けないでも、気流がすごいところでは、すごい動きを
するわけで、外から見ていると、そのときは活動的で、充実しているように見えます。

だけど、その時、紙飛行機自体が自律的にやっているわけではありませんね。
紙飛行自体は気流がなくなれば、落ちるだけです。

そんな時は、自前のエンジンがあるといい。
エンジンがあれば、風がなくても、ずっと、自由に、活発に動けます。


エンジンがなければ、いつも周囲の気流が待たなければいけない。
しかしそれでは、社会人になったら面白くないはず。


だから、暗黒の時期、無風の時にでも、自律的に自分を前に進ませる自前の
エンジンを組み立て、それを自分の体に装着させるために学生時代はあるんです。

まだたくさんの時間があります。
夏の気流の荒々しさに身を任せるのではなく、自分の時間を主体的に管理し、
自前のエンジンを磨くために積極的に暗黒の夏を利用してはどうでしょう。


卒論でありませんが、3年生の映像チームが現在90秒で表現しようとしていることは、
多分そういったことを含んでいるのだろうと思っています。

~ ~ ~ ~ ~ ~

映像といえば、今日はこんな映像を見つけました。

「森の木琴」という映像について8月2日のガリラボ通信で紹介しましたが、この
映像は、森の木琴を制作された菱川勢一さんによる「春」というミュージックビデ
オです。
ピアニストは越智章仁さん⇒こんな方です。


AKIHITO OCHI “HARU” Music Video from DRAWING AND MANUAL on Vimeo.

ピアノの素晴らしさはとりあえず保留にさせてもらうとして、映像の素晴
らしさに目を見張りました。

使ってある映像は極々普通の「日常の風景」なのです。

日常の風景と演奏者とを交錯させながら丁寧につながれていくことで、
こんなにも美しい映像が出来上がるんですねぇ。

驚きました。

日常の風景だけで、こんな素晴らしい映像になることを知りました。
映像コンテストだけでなく、これから電子ブックを作っていくときの映像
作りの参考にしていきましょう。

~ ~ ~ ~

本日のガリラボは、4年生(08)がリーダーの他に、
谷口、長井、岩本、田上、小西
やってきました。

3年生(09)もやってきて、明確な分け方はできませんが、レポート組(今日、
締め切りのやつ)などが、
村中、宮本、緒方、木村、松崎
で、夏の自主勉強組が
谷、草原
だったように思います。

M2(10)松尾は中間報告会に向け副査の先生方のところに説明にでかけ、
その報告に顔を出しました。
M1(11)白樫も顔を出しました。

休日明けのガリラボは、ほんとにたくさんのゼミ生で賑やかでした。


2011年8月25日木曜日

パワーポイントCMの紹介

本日のガリラボは、9:30からきくりん人のミーティング。
3年(09)中島、松崎、緒方、志柿およびM2(10)松尾が参加して
これからの活動について議論していました。

10:00からは3年(09)草原による1年生(上田さん)へのInDesignの講義。
ここでスキャナの取り扱いを覚えた草原は、その後、夕方までアナログ+
デジタル形式での表現方法をInDesign上で研究しており、夕方、少し見ま
したがなかなか面白いものを作っているように感じました。

4年生(08)は玉名チームや戸高が顔を出しましたが、残念ながら話(=
コミュニケーション)はできませんでした。

午後からはM2(10)松尾との修論の打合せ、それが終わってからはM1(11)白樫と
4年(08)大塚を交えてのゼミ。
本日で「地域メディアが地域を変える」を読了することができました。
何か決着するというのは、何にしてもいいことです。

午後のガリラボでは院生と私が打ち合わせやゼミをしている横で、3年生が作業
等しておりました。
緒方と松崎は電子書籍の研究、村中、市川は様々な作業、そして草原はInDesign
の勉強。
現在、20:30ですが村中がまだひとり残ってPCに向かっています。


明日は御立岬方面へ3年生9人ほどでロケに出かけるのそうです。
90秒の映像のためですが、楽しそうです。


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色々とある中で、隙間の時間にこんな映像を見つけ衝撃を受けました。

パワーポイントのCMです!

私だけでしょうか、このCMを知らなかったのは。いや、ほんと驚きました。

理系の人間が昔話などしてあげると情緒などお構いなし・・・
期待通り、無茶苦茶になりますねぇ(笑)。
私もそうでしょう、たぶん。
さらに、本コースの先生方がやるとどうなるでしょう(笑)
パワーポイントは、この瞬間、プワーポイントになってしまっております。

理系人間による日本昔話 桃太郎篇


理系人間による日本昔話 鶴の恩返し篇


シンデレラ篇



素晴らしい。
マイクロソフトを見る目が完全に変わりました!

2011年8月19日金曜日

息つく間もないほどの連続打ち合わせ

今日はたくさんの人でした。

ただし午前中はガリラボは閉鎖。
(学生自治会の幹部の学生さんたちに情報発信の方法とその意義について
 グローカルセンターで講義を行っておりましたので。学生自治会全体をネット
 空間で上に実現してほしいと希望を述べてきました。近いうちにたぶんそうな
 るもの期待しています)

お昼に戻りオープンしたら、電子書籍研究チームのミーティングが
始まりました。
3年(09)松崎、緒方、高倉、谷、2年(10)鹿本、4年(08)大塚で
電子書籍化に向けた打ち合わせがゆっくりと、ゆっくりと進行していた
ように思います。
ほんとゆっくりです。

13時ごろには4年(09)財津、小西がやってきて、「これから大津の
道の駅に調査の依頼に行く、依頼内容をチェックしてほしい」とやっ
てきました。
おかしいところなど何もないので、その依頼文のまま出かけさせました。
夕方、戻ってきましたが、二人の成果は大きなものでした。
道の駅のメディアとしての性質を明らかにしていくための定点観測を
許可してもらっただけでなく、大津にも観光協会が作られるとのことで、
大学生と一緒に何かできないだろうかと、新しいつながりの可能性を
打診されたとのこと。
今後どう発展するかはもちろんわかりませんが、財津と小西の今後の
活動を見守っていきたいと思います。

午後になり、キャリア形成論にて、とあるきっかけで知り合った1年生の
上田さんがやってきてInDesignの勉強を開始。
最初、3年(09)谷に教えてもらいながら、その後は独学に。
この夏にInDesignを極めたいと夕方まで勉強をしていました。
意識の高い学生がいるものです。

同じく午後になると4年の玉名チーム(大塚、坂本、松永、矢田)がやって
きて、道場の方に打合せに出かけていきました。

13時過ぎには図書館の嘱託さんにBloggerの概要についての説明していて、
それが終わったころ、今度は教務入試課の弓掛さんとプロジェクトの件で
打合せ、そしてそれが終わった後、OG(03)菅原がやってきて、4年(08)川崎
たちが作成した熊本商業での取り組みをまとめたDVDを持ち帰っていきました。

来客の連続でしたが、一段落した頃、道場から4年生4人が戻ってきたのですが、
この瞬間、4年大塚、坂本、松永、矢田、3年村中、谷、1年上田さん、M2松尾
そして私とでえらい賑やかな状況になりました。

18時頃になると人が入れ替わり、3年のNHK映像チームが集合。
「宝!」というテーマに挑んでいました。
村中、市川、宮本、鞭馬、本多、中島、松崎、志柿、緒方の9人。


この長時間の激論(!)で大枠は決まったようです。

メデタイ限りですが、しかしまだ大枠は大枠。
具体化を進めるとまた挫折することになりかねない。
いつもの如く最後は紆余曲折を経ていくことになるでしょう。

神は細部に宿る!

アイデアは大胆に、されど内容は緻密に、みんなでこのテーマに
じっくりと取り組んでほしいと思います。
 

朝からの連続した打ち合わせに向き合い、講義のある時よりもかなり疲れました。^^;


2011年8月18日木曜日

偶然の出会いを求めて・・・

極めて珍しく、本日午前中はゼミ生は誰も顔を見せませんでした。
大変静かなガリラボでした。

お昼頃、3年(09)谷がやってきてInDesignからの電子書籍化の勉強を
開始。
EPUB形式と格闘しているようでした。
牛歩以前、蝸牛のような歩みで頑張っております。

15時になって、M1(11)白樫、冨田との地域メディアに関するゼミ。
4年(09)大塚も加わり、2時間ほど地域メディについての文献の
クライマックスの部分を読み終わりました。
結論は・・・最初宣言してたこととちょっと違うではないか、と肩す
かしを少し受けた感じです。
仕方ない、やっぱり自分たちの頭で考えるしかなさそうです。

院ゼミをやっている頃に、集中講義を終えた3年(09)緒方、草原、
松崎がやってきましたので、夏休みの友に押印してやりました。
しばらく作業した後、引き揚げていきました。

18時過ぎからはM2(10)松尾とのゼミ。9月3日となった中間報
告会に向けての打合せと雑談を2.5時間やっていたようです。
終わって、時計を見て気づきました。

本日はこんな感じで、静かに推移したガリラボでした。
明日は打合せがあるので、ゼミ生がそれなりにやってくる
予定です。

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ガリラボとは関係ないことですが、今朝がたの出勤中、こんな
体験をしました。

こんな歩道を歩いて通勤してます。



そこに公共掲示板があったのですが、普通、素通りしそうなものですが、
下のポスターで足を止められ、じっくりと見てしまいました。

写真の雰囲気が足を停止させました。
急ぎ足の私を立ち止まらせるほど私にインパクトを与えるポスターだったみたいです。
何ででしょう?
 


決して派手ではありません。
その証拠に、上のポスターの横には、下の派手なポスターがあったのですが、
この存在には、立ち止まって初めて気付いたからです。



人を惹きつけるのは、当たり前ですが、単に派手であるだけではダメなようです。
一見、目立たないものでも良いようです。

言われてみれば当たり前なのですが、しかしそんなことに朝から気づきなんか新鮮でした。


ところで、停留所の写真は劇団きららのポスターでした。
ガリラボの08ゼミ生以上であれば、多くがピーンとくるはずです。
そうです、この劇団と言えば、池田美樹さんを思い出しますね。
映像コンテストで毎年審査員をされている方です。

ポスターをよく見ると、作・演出が池田美樹とあります。

驚きました。
池田さんの名前との「出会い」、その偶然性に驚くとともに、一種の運命を
感じてしまいました。
映像コンテストチームが、ちょうど今、生みの苦しみを味わっていて、ちょうど
ここ数日そのことをこのガリラボ通信でよく私が書いていたからです。

だから、その偶然性に驚きました。

どうもある思いは、関連する何らかの偶然を呼び込むことになるみたいです。

だとすれば、映像チームもしっかりと思い悩むと良いでしょう。
そうすれば、運命の赤い糸が飛びっ切りのアイデアとの「出会い」をいつかは
もらしてくれるはず。
 
偶然の出会いを求め、みんなで考えて、考えて、考え抜きましょう!