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2014年2月17日月曜日

チーム繋の解散と新チームの胎動

学生GPで頑張ってきたチーム繋がついに本日で解散をしました。
午前中はこれまでの振り返りを行っていました。
チーム繋のメンバー全員が参加して。
お昼には次の議事録をもらいました。


午後、来年度の学生GPで熊本空港と連携して活動するチームへの
引継ぎです。
右に座るのがチーム繋、左が新しいチーム。
これまでのチーム繋が活動を通して身に付けてきたノウハウを惜しみなく
伝授しておりました。


この引継ぎをやっている時に、4年(10)漆島の大学院への合格がわかりました。
(全員で拍手)
漆島は新しいチームと共に次年度も空港に関わることになります。

私は会議のため途中で抜けましたが、その様子は、チーム繋の議事録係の
4年(10)田中が詳細な議事録を私の机の上においてくれていました。


大変良い引継ぎの内容かと思いましたので、ガリラボのホワイトボードに掲示
しておきます。3年生、そして2年生とかは、目を通しておくといいかと思います。

最後となる議事録の最後に「回想録」なるものありました。


よく継続して、頑張りました。

そして最後は次のように締めくくられておりました。



チーム繋・・・いいチームでした。優れたチームでした。
この素晴らしいチームの雰囲気がしっかりと次へと伝承されていくと
いいかなと思います。

その傾向は早速生まれているようです。
新チームは早速2月27日には集合して、話し合いを始めるようです。
3年(11)藤村が長い議事録によってそれを私にも教えてくれました。
頑張っていってほしいです。
 

2014年2月11日火曜日

チーム繋の最後の報告会@熊本空港

昨日(2/10)のことになりますが、学生GPチーム繋(リーダー4年(10)石原)が、
熊本空港に出向き、これまで1年間の研究成果すべてをまとめる形で熊本空港
ビルディング(株)の産学連携委員会の7名の皆様の前で報告を行ってきました。


報告会の場に提出した報告書は2通(ふたつで38頁ほどです)。
次図はメインとなる報告書のカバー(目次付き)です。


14時にチーム繋のメンバー5名全員で空港に到着。すぐに準備して、空港ビル内で、
報告書の内容を7名の委員の方にパワポを使ってプレゼンしていきました。
トップバッターはリーダーの4年(10)石原。続く発表のイントロとなるよう、全体を
とりまめながらの発表でした。

2番手は清原。ロビー展示に関する研究成果報告です。

3番手、漆島。空港内利用者の行動観察調査結果を報告しました。

4番手、田中。熊本らしさとは何かを、ツイッターの発信情報から分析して
結果を発表し、そこから熊本空港らしさとは何かについての考察結果を発表
しました。

ラストは、入江。LCCの利用について、大学生の意識調査を行いました。


それぞれ卒論で用いたパワポを、この日の報告海洋に少し修正してもってきて
おり、しかもちゃんと練習をしてきているので、どれも非常に分かりやすい発
表でした。
(空港ビルのみなさんは、大学生とはこんなもののだと思われるとちょっと
まずいかもですね。このチーム、旨すぎます)
そうしたレベルになったのは、何度も発表を繰り返し、鍛えてきたからです。
何でもそうですが、上達の秘訣は、トレーニングなんですよね。
それしかありません。(断言しておきますが、それしかありません)
単発ではなく、反復。
反復トレーニングが重要! 継続は力なり!
(だから、継続できない人は結局は高いレベルに到達することはありません)
そうしたトレーニングを1年間きちんと繰り返してきて(繰り返す努力をして
きて)、チーム繋は最初の4月の段階では想像もできなかった地点に到達したと
思います。
その点については、ガリラボの関係者だったら、誰も反論の余地はないと思います。
10ゼミにおいて、一番成長したチームであったと考えています。
これまでの長いガリラボの歴史の中でもチームとしては、トップレベルでした。
だいたいが、卒論を提出した後になってまで、こうしたケジメとなる報告会を
しっかりとやってのけるのは実は難しいことです。
そもそもケジメをつけようと最後の報告会を企画したのがチーム繋ですから。
私ではありません。
ピーク・エンド理論のエンドをしっかりとやりました。
成長著しいチームだったからこそできたとも言えるのかもしれません。

チームメンバーそれぞれ優れていたのでしょうが、何度もがリラボ通信には書いて
きた通り、そうしたチーム状態になるように導いたリーダー石原の力が非常に大き
かった。
私との連携の取り方も非常にうまく、私がチームに気持ちよく介入しやすい状況
(チームの活動状況を意識的に私に見える化していたのです)を作り出していた。
メンバーのマンネリ化を防ぐために意識的に石原がやっていたのではないかと
推測しています。
この行動パターンは、この日の午前中、ガリラボに顔を出したOG(06)熊井の話
中にあったディレクターそのものです。
その任務を石原はしっかりとやっていた。
こうしたノウハウは、石原が3年生の時に携わった観光案内板プロジェクトで学んだ
のだと思います。
そこで培ったリーダーシップを十分に発揮し、約1年に渡ってチーム繋を引っ張って
いったわけです。
大変優秀でした。
社会人になってからこそ重要な能力であろうと思います。
4月以降、仕事の場で、その能力を存分に発揮してほしい。
 
周囲で石原を見てきたゼミ生たちへ。
せっかく良いモデルが近くにあったわけです。積極的に真似していくべきです。
他者の活用は、自分を成長させるための大事なテクニックですから。
 
2月27日に次の世代に引き継ぎを行って、石原、入江、漆島、清原、田中で
活動してきたチーム繋は解散することになります。
長い間、ご苦労様でした。
優秀なチームでした。
 

2014年2月3日月曜日

節分記念? 4つのことがメデタク完成

今日は4つのことが完成しました。

一つ目。
午前中、チーム繋のミーティングでした。
卒論の提出はすでに終えていますが、さらにまだ活動を継続中です。
理由は、来週、空港ビルで最終の活動報告を行うことになっているからです。
最後のケジメをつけようというわけです。
(まだ読んでいませんが)このチームが作った最終報告書が出来上がったようで、
夕方、リーダーの4年(10)石原から届いていました。

二つ目。
これも卒論絡みです。
チームたまなBが作っていたラーニングキャンプのためのガイドラインがおおよそ
完成・・・というか、かなり前に4年(10)吉村から添削依頼を受けていましたが、本日に
なってようやくこれに向き合うことができて、添削を完了できました。
読みながら、連携先に向けたガイドラインとしてはかなり難しい内容になっていた
ので、完成したと書きましたが、本当に完成とするかどうかは、明日話し合って決め
たいと思ます。
が、とりあえず完成して良かった。
このチームも最後のケジメとして、このガイドラインを成果として、連携先にお渡しして
卒論の活動の全てを終えようとしています。

三つ目。
ミニッツメイドが取組んできた
  「元気!わくわく!くまもと」学生対抗まちづくり動画コンテスト
に投稿する60秒CMが完成しました。
キックオフ(ガリラボ通信2013/12/5)からほぼ2ヶ月を要しての完成となりました。

会議から戻ってきたときには(明日から試験のため)2年(12)田中と坂本はすでに帰宅
していて残っていた4年(10)石原と吉村(奇しくも上で名前を挙げた二人です)が、最後の
チェックとして私に映像を見せてくれました。
もちろん、OKを出しました。
その後、二人で郵送作業をしておりました。


さて、ミニッツメイドのこの作品のタイトルは「ここで生きる」です。映像のDVDと一緒に
制作意図も送っていました。それを紹介しておきます。
  普段、歩いているような場所の中で、住んでいるだけでは気づきにくいところを
  改めて知るきっかけになることを願い制作しました。
  また、ネット公開ということだったので、ネットというメディアの特徴を活かし、何度
  見ても飽きず、見れば見るほど味が出る、するめのような映像を目指しました。
  “何もないと言うけれど”、みなさんそれぞれが思う熊本市の良さに、気づいて頂け
  れば嬉しいです。
3月上旬には映像が熊本市のホームページで公開される予定です。
この制作意図がみなさんにうまく伝わればいいなと思います。


四つ目。
でこぼこフレンズの活動(ガリラボ通信2013/8/16)が、今度は春秋彩(4月号)で取り
上げてもらえることになりました。
その原稿を4年(10)吉村が代表し書き、それを他のメンバーが添削して完成させ、事務局に
先ほど送りました。
秘密にするものでもないと思いますので、ここで紹介しておきます。
  「水の国くまもと」ビデオコンテスト
  津曲研究室の有志6人でTKU「水の国くまもと」ビデオコンテストに応募した作品が
  最優秀賞を受賞しました。これは、熊本の水の素晴らしさを30秒映像で表現する
  ものです。
  決定打となるアイデアが出てこず苦しみましたが、津曲先生のちょっとしたアドバイ
  スをきっかけに、アイデアが弾け、水の清らかさや透明度を“音”にこだわって表現
  する発想に辿り着きました。それからは、“奏(かな)でたい水”を具体化するための
  実験と撮影の繰り返し。一番大変だったのは暑さです。編集に入った頃、落雷で大
  学の空調が壊れ、連日35℃を超える灼熱の研究室でアイス片手に締切りに間に
  合わせるべく必死の編集作業でした。それもあり、最優秀賞の知らせを聞いた時は
  みんなで飛び上がって喜びました。審査委員長の小山薫堂さんからは、最もこだわ
  った音とキャッチコピーとを高く評価して頂き、あの灼熱の暑さは良い思い出に変わ
  りました。
  【受賞作品】  「奏(かなで)」
  (参加学生)津曲研究室 4年  石原(リーダー) 吉村
                   3年 藤本
                   2年  尾堂  田中  坂本
この春秋彩を最初に手にするのは新入生のはずです。でこぼこフレンズの活躍が次の
世代に伝わり、刺激となっていくといいですね。
良い活躍をした「でこぼこフレンズ」でした。2013年度のガリラボで、一番活躍したチーム
ではなかったかと思います。
  
  

ところで、、、、お気づきでしょうか。
ここで紹介したトピック全てに4年(10)石原と吉村が絡んでいることを。
偶然でしょうか??
偶然かどうかはよくわかりませんが(たぶん、違います!)、忙しい人ほど、成果を上げて
いくという法則はやっぱり本当ではないかと思います。
 

となると・・・・
成果を出していきたいとすると、どうすれば忙しくなるか、ということを考えないと
いけないようです、どうも。
普通の発想とは逆なようですが、でも多分そっちが成長のステップを上がっていく
ための近道のように思います。




2014年1月14日火曜日

2014年最初の夜の議論

今日は新年最初の講義があり、その後は4年(10)ゼミ。
ただ、本日は打合せで1日が終わった感じがしています。
自分の目に見える範囲でしか記憶に残っていないからだとは思いますが、
打合せに挑んだ日だったように思います。

チェンジラボの一環で、明日、M2(13)坂口が上天草姫戸校区の先生方に
対し、発表をするのですが、その内容について午前中打合せ、ダメ出し
したところを午後にまた確認。
かなり準備して坂口が臨む発表です。坂口へのプレッシャーになっても
困りますが、校区で連携を担っている地域の先生方に矛盾という第1刺激と、
ビジョンという第2刺激とがうまく伝わるといいかなと思って(祈って)います。

私は参加していませんが、チーム繋が今日は久々にミーティングを行って
いました。卒論が仕上がってもまだミーティングやっているのです、このチームは。
昨晩、チーム代表4年(10)石原からチームメンバーに送られたメールが印象的
でした:

 明日は久々の定例会議です!
 Team繋、は最後のゼミまで定例会議を行う予定なので、あと数回ですが
 よろしくお願いします(^人^)

最後の10割までやり切る」、その良い見本だと思います。素晴らしい。
チーム繋は、2月に連携先に向けて最後の報告会を行う予定です。
昨年のきくりん人チームもそういった感じで最後の報告を終え、100%で終了
していました。
最後の最後をきちんとまとめ、クリアに終える。
今後、研究を進めていくゼミ生は手本にしていってほしい。
 
さて、その他、昼間色々とあったのでしょうが、夕方から夜にかけてのチーム
Job'sとのブレスト形式での熱い議論で、他の記憶はほとんど抜けてしまいました。
16:30~20:30の4時間(!)の議論でした。
3年(11)藤本、上田、2年(12)田中、坂本と私の5人で、4時間の間、沈黙する
ことはほとんどなく爆笑しながら、今後の研究の具体的な部分について知恵を
絞り合いました。
結果的に結論らしいもの何ら出なかったのですが、ただし、将来的にアイデアを
引き出すのに必要な知識群を多少は自分たちの近距離にまで引き寄せることが
できたのではないかと思っています。
最後に箇条書きになっている会議メモを、文章化してみるように話しておきました。
やっぱり文章にしないと課題が見えないですから。
3年(11)藤本代表が時間を見つけてやってくるのではないかと思います。
(自主研究の成果報告に向けた準備にもなるので一石二鳥です)

チームJob'sで議論している時、ふらりと3年(11)清田がやってきて、近くの
PCに座って何やら作業を始めたのですが、それがいけなかった。
清田も加わる形になったら、それまでも飛んでいましたが、異常に話が
ジャンプしていく。
上田はその内容について書いてほしいと願っているかもしれませんが、
あえて伏せておきます(どう文章化すればいいかよくわかりませんので。笑
議論がどんどんフィーバーしていく感じでした。
ただし、このフィーバーした議論の内容がチームJob'sにとって役に立つものに
なるのかどうか・・・・。
それは疑問ですが、とりあえず、寒さを吹き飛ばすホットな、ホットなアカデミック
フィーバーでした。
 
2014年ガリラボ最初の、ホットでアカデミックな議論を行なった夜でした。
いつもながら、こういった議論は心地よく、すごく愉快。
  

今日は最後に帰宅していったのが2年(12)田中ゼミ長。
2年生のゼミについてのまとめの作業をして22:00時少し前に帰っていきました。


 


2013年12月27日金曜日

ガリラボ御用納めの日:Job's勉強会・12ゼミ初会議・大掃除・ミニッツメイド復活劇へ

朝、通勤時にこんな花(?)をみかけました。夜CAFEのところです。

クローズアップ。これは何でしょう??


さて、今日が学生たちにとってガリラボでの御用納めの日となりますが、最終日に
関わらず、チームJob'sは勉強会。次のテキストを使っています。

9:00~12:00までみっちりと勉強し、インプロについての理解を深めました。
参加者は3年(11)藤本、上田、2年(12)坂本、田中、尾堂です。


13:00からは12ゼミ幹部を集めての記念すべき初ゼミ会議。
集まったのは田中ゼミ長、坂本・森副ゼミ長、村上会計長です。
幹部で、新しいゼミの運営体制について打ち合わせました。
その他も色々と決めましたが、残念ながらこの時間になると、何が決まったのか
すっかりと忘れてしまいました。orz

ゼミ会議終了後、4年(10)辛島から会計のノウハウを聞く12ゼミ会計担当の村上です。
年が明けたら、予算計画を作ってくるので見てほしいと早速話しておりました。


午後になって大掃除。
道場の掃除やクリスマスツリーの片づけをやってくれました。

片づけ中の風景です。ツリーの足元に使われていたカバーを使って、なにやら
余計なことをやっている連中もおりましたが・・・(パワハラ? 笑)

とりあえず、楽しそうでした。

 
 
夜になって、熊本市動画コンテストに参加するチーム「ミニッツメイド」の企画案を
リーダーの2年(12)田中から聞きました。
一通り聞いて、コンセプトが何なのか、何を伝えたいのか、まるでわからない。
全否定しておきました。
すべて白紙。可哀想ですが、ドン底に突き落すことにしました。
が、それは復活劇を期待してのことです。
ミニッツメイドには、これから、Project Xの世界が待っています。
ドラマの始まりです。
正月の間、知恵を絞ってほしい。
そのためのアーキテクチャを整備しておきました。
もう逃げられません。
地上の星を聞きながら、頑張りましょう。笑
 
 

2013年12月22日日曜日

カタツムリの速度で動いてきたチーム繋が示したこと

12月21日に福岡工大にて多様な取り組みを行っている九州沖縄23大学の
学生たちが集まり、成果発表会が行われました。

熊本県立大学からは学生GP制度で地域連携型卒業研究に取り組んだチーム繋の
4年(10)石原と田中に参加してもらいました。
9:50研究室を出発!!

水前寺駅着。10:15頃のJRで熊本駅に向かいます。

駅では、二人して行儀よく列を作り並んでおりました。ガリラボのゼミ生は
マナーがいい。^^;

熊本駅で待ち合わせの時間が少しあったので椅子に座って待っていたら、、、

あの人に非常に似ている人に遭遇。石原が見つけたような・・・
遠目から正面から見たときには、追いかけて来たのではないかと思うほど似ており、
3人で爆笑してました。

11:01の新幹線さくらで福岡に向かいます。


13:00より福岡工大C棟にてオープニングセレモニー。

冒頭挨拶は福岡工大学長の下村先生でした。4年(10)辛島がぼりぼり食べていた
「あの」クッキーを持って来てくださった方です。^^

 
23大学の学生グループが3つの分科会に分かれて発表します。
石原と田中は第1分科会「先進的授業の取り組み」で発表を行いました。 
第1分科会の会場です。直前に二人でパワポの確認をしております。

司会の先生に、熊本空港の夕日と飛行機の写真を背景にした名刺を渡し、
アピールをしておりました。


発表前、余裕の田中。この日、ずっとこんな感じでした。


第1分科会の7大学中6番目に発表する石原と田中。発表は熊本空港と
連携して取り組んできた利用者インタビューから抽出した空港の課題と
新たな提案そしてこの大きなプロジェクトを自分たちでどうマネジメント
してきたのかを発表しました。

真剣な石原。

そして同じく真剣な田中。


名刺に使っていたシーンをバックに10分間の発表を終えました。


質疑やコメントにおいて、二人の発表は絶賛されていました。
目標設定やそこに向かっていく活動のデザインなど見事です、と。
さらにはほんとに自分たちで全部やったのかという声も聞かれたほどに
素晴らしい発表であったと思います。


全ての発表が終わり、第1分科会の参加者全員で記念撮影。

絶賛されていた石原・田中の発表は、私から見て(バイアスがかかっている
でしょうけど)、内容的に群を抜いていました。
たぶん他の多くの人がそう思ったのではないかと推測しています。
内容と発表の完成度のレベルが、他と比べて全く違っていましたので。
ただし、惜しくも(ほんとに惜しくも)評価は1位ではなかったようです。
熱い思いで発表していた別の大学の2年生チームが1位だったようです。

なお、ある国立大の4年生も卒論的なことを発表していました。
この発表と石原・田中の発表を聞き比べると、ガリラボの学生たちが質的に
かなり高いレベルにいることがわかりました(まるで違う次元にいます)。
 
18:30過ぎ。昼間は、一時、雷が鳴り激しい雨が降っていましたが、このときは、
雨も上がっており、明るく、福岡工大のキャンパスを後にしました。


帰り着くのが遅くなりそうだったので、何か食べようと思い、博多駅新幹線構内で
「駅弁」を探したら、なんとこの時間帯はほとんど売り切れで残っていませんでした。
まだ19:00過ぎだったのですが、人気あるんですね、駅弁というのは。
仕方なく(?)、ひとつだけあったレストランに入って、この日の慰労会を兼ねて
3人で静かに夕食をとりました。

 
20:07の新幹線さくらで熊本に戻りました。
長い1日でした。最後まで(私には)趣旨がよくわからない発表会でしたが、そう
いったものに文句も言わずついて来てくれて、二人には感謝のしようもありません。
この場を借りてお礼を言いたいと思います。


ここまで書いて思いました。
二人の発表は、昨日のあんな場所での発表よりも、これから卒論や色々な
プロジェクトをやっていくゼミ生初め一般の学生に聞かせるべきだな、と。
優れた成果を上げるには、一発屋でなく、息の長い活動を継続してやっていか
ないといけないことを教えてくれる非常にいい例だと思いますので。
チーム繋は、派手でない静かなチームだったので、卒論が本格的に始まった
6月頃は、出遅れているように感じることもありました。
しかし、そうではないんですね。
やっぱり静かに着実に動いていくことが優れた善き成果に結びついて行く。
カタツムリの速度で動くことを実践していたチーム繋は、そうした実践は善きことに
繋がっていくことを教えてくれます。
ところで、「善いことはカタツムリの速度で動く」という言葉は、2012/9/5の講演で
知りました(ガリラボ通信2012/9/5)。
その時のガリラボ通信を見ればわかりますが、講演を真剣に聞いている田中が非常に
印象的でした。
夏休み中であったのに関わらず、わざわざ聞きにきたあの時の講演がこうした形で
実を結んだのかもしれませんねぇ。
善きことが見えるようになるには、ほんとに時間がかかるものです。

もうひとつ大事なことを。
リトルミイの言葉に
  迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、
  泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、
  前をむけることでしょ。前をね。
というのがありました(ガリラボ通信2013/12/17)。
前を向いて行くそうした強さを持っていたのがチーム繋の石原だったのではないで
しょうか。
9ヶ月という、学生から見ると非常に長いプロジェクトを常に「前に」と引っ張って
いきました。
それも静かで知的なリーダーシップ(ガリラボ通信2013/12/3)によって。
まだこの後にも、1月に空港ビル向けの報告会を計画しているようですが、とりあえずは
一区切りついたということで、ご苦労様でした。
帰りの新幹線さくらにて
  

 行きに、お弁当を3つ持参して行ったのですが、二人から手渡された紙袋の中に、私の家内宛の
 お礼状が入っていることに翌朝気づきました。危うく紙袋のまま捨てるところでした。
 気づいて良かった。
 細やかな気配りに感心しました。ずっと一緒にいたのですが、いつの間に書いたのでしょう?
 こんな人たちだから、前に進んでいくリーダーシップを発揮できたのでしょうね。




2013年12月21日土曜日

福岡工大でのチーム繋の発表(速報)

今日はチーム繋の二人(4年(10)石原と田中)が福岡工大にてプレゼンを
してきました。


自分のゼミ生を誉めても何ですが、発表は他のグループに比べて圧倒的に
素晴らしかった。

3つの分科会に分かれて発表でしたが、熊本県立大学は第1分科会所属して
いました。その第1分科会の方たちで一緒に記念撮影。



終わって、石原と田中ともにいい笑顔になっていました。

 



 

2013年12月19日木曜日

チーム繋の活動はまだ続く

今日も冷たい雨が降っている熊本地方です。
寒い日が続いています。

が、ガリラボの中は熱気に溢れております。
2年生のいくつかのペアが明日の発表に向けて練習していましたし、4年生は
卒論や卒業に向けての準備などをやっております。
一時期、とんでもない過密な人口密度になっていてガリラボ内は暑すぎるほど
でした。

そんな中、チーム繋の4年(10)石原と田中は土曜日(12/21)にある産業界ニーズGP
九州・沖縄ブロッグ学修成果発表会の練習を行いました。


12日の学生GP公開審査会、14日の情報管理コースの発表会があっての
発表です。全部異なる発表をします。
大変だったと思いますが、きちんとまとめてくれました。
(なお、忙しかったはずですが、田中は卒論の初稿を1番に私に提出しています)
この二人、名刺も作って持っていくそうです。
夕日の阿蘇くまもと空港を背景にした奇麗な名刺になっていました。
ギリギリまで二人で発表練習をしてくれるものと思います。
熊本県立大の代表らしく優れた発表を期待しております。

4年生は4限目には汎用的技能測定を行いました。
卒論に取り組む前と後とでどのような変化があるかを調べるものです。
私自身が全学的に企画したものなので、どういった結果が出るか興味津々
でおります。
ガリラボでの活動が汎用的技能を引き上げていることを期待している
ところです(というよりも、祈っております^^)。

その後のガリラボの様子は不明。
私は今日は16:30には早退しましたので。。。
(前から約束させられていた葉加瀬太郎World Tour 2013 JAPONISMに出かけたのです^^;)


2013年12月18日水曜日

言語化はなかなか難しい

早朝から、ひとり黙々と、ガリラボの掃除と不要紙リサイクルのため、身の
回りの用紙の分別作業をひとしきりやり、9:00からM1(13)坂口とのゼミ
に臨みました。
 
今日の坂口とのゼミは12月26日に迫った上天草でのチェンジラボにおけ
る第1刺激及び第2刺激について具体的な内容の検討でした。
二人で、1時間ほど突っ込んで議論しました。
これまでの過程で、やっぱり現場にどっぷりと浸らないとチェンジラボという
アクション・リサーチは成功しないことを痛感しています。
もちろん、どっぷりと浸るだけでも駄目でしょう。
そこには研究者としての視点が不可欠です。それがないと、刺激の材料を発見
(言語化)できないからです。
現場を深く知る坂口が研究者の立場でいるから、必要なことを言語化できている
わけで、そのこと無しには現段階の状況に至るのは難しかった。
現場の人だけでは言語化は多分無理だし(実践の中にどっぷりと浸っているため)、
また大学の研究者が、論文作成目的でやる薄っぺらい研究ぐらいでは現場の内部に
深く、深く入り込む質的な調査は難しい。
現場の実践だけでは駄目だし、研究者の立ち位置での理性だけでもいけない。
双方がないことには、組織や地域に変化を促すような質的な刺激を発見して行く
のは非常に難しい。
最初は軽く考えていました。チェンジラボのことを。だけど、坂口とやり始めてから
相当な覚悟が要求されることを勉強させてもらっています。
今日は1時間ほどのゼミでした。

10:00からは4年(10)石原、田中と12月21日の福岡工大での発表会で話す
内容の打ち合せでした。
昨晩、二人のパワポをじっくりと読んでいて、疑問点がたくさん出てきました。
チーム繋があんなにやってきたことが、さらっと触れてあるだけで、どうもあの
頑張ってきた臨場感を適切に表現できていないのです。
自分たちの実践を言語化することに失敗しているのです。
「頑張りました〜」ぐらいで終わっている。
それでは他者には何も伝わりません。
それで、精読した直後にメールをだし、今日は朝から出てきてもらい打ち合せを
行いました。(すぐに出てきてくれるのです。ほんと素晴らしい。オプションの
発表なのに。ほんと感心しています)。
打ち合せは、隙間時間の30分だけ。
30分で私からの疑問点を示し、それから二人にパワポの修正を依頼しました。
明日、それを用いて発表練習をする予定です。
自分たちのことを余すことなく言語化できているといいのですが。
  
10:30からは熊本市の動画コンテストに向けたチーム(2年(12)田中、坂本、
4年(10)石原、吉村)の企画会議でした。私も参加依頼を田中からもらっていた
ので(わざわざそのためだけに2回ほど研究室にやって来て、参加を依頼されま
した)、最初から会議に加わりました。
最初は、それぞれが考えてきたアイデアの紹介でした。
4人ともにそれぞれに面白いことを考えてきてはいたのですが、話を聞いていても
どうもしっくりと来ないのです。
どうしてしっくりと来ないのか考えていたのですが、生身の人間をそこに感じる
ことができなかったからかもしれません。
学生対抗まちづくり動画コンテスト」であるのに、そこに学生という生身の
人間、その存在を全く感じなかった。
アイデアが、人ごと、抽象的、奇麗なのです。
最初は仕方ないことですが・・・
学生と熊本市の関わり、学生目線でのまちづくり、そういったことがアイデアの
核にならないといけない。学生という「人間」の存在を感じない動画など今回は
作る必要がないと思うのです。

何故、アイデアが奇麗な話になってしまうのでしょうか。
しばし、話をしてみると分かります。
要するに、言語化の問題なのです。
自分の体験を言葉にする力が少し弱い
見ているもの、体験していることを臨場感豊かに自分の体の奥底から絞り出した
言葉で表現する力が少し弱い。
その弱さが、身を乗り出して聞きたいようなアイデアへとつながっていかない
原因のひとつではないかと思います。
 
それで、オーラルヒストリーを聞く感じで、私からこの4人にその場でインタ
ビュー調査(半構造化インタビュー的に)を行ってみました。
彼らの生の声を引き出そうと思ってですね。
そうすると、「ダイエー前、集合」とか「街に行こう!」とか大学生ならではの
言葉がどんどん出て来る。
体験も沢山している。
その体験を切り口に、言語化をどんどん促してみました。
でてくる、でてくる・・・
やっぱり、ここ熊本市で、学生は色々なことを体験しています。
大人ではありえないような体験です。
それが言語化する力の不足によって、うまく表現できていない。
もったいない。
体験の本質を言葉という道具でみんなの前に可視化させ、特定の体験に注目する
ことで、熊本市の学生(過去に学生だった大人たちも)が見たらニヤリとして
しまいそうな、60秒ドラマを作れる可能性だってありえるかなと思いました。
おそらく2万人程度(たぶん・・・)の大学生が、この熊本市という場所で、同じ
時間に同じ空気を吸いながら生活をしている。
我が身の体験をじっくりと振り返り言葉にして、その中の特定のテーマを核にして
いくことで、同じ空気を吸う2万人の学生に、さらには過去に熊本市で大学生だっ
た何十万人の大人にも届く映像を表現できるかもしれません。
今は産みの苦しみ。
たくさん悩んで、いいものを生み出してほしい。
※企画会議のときには言い忘れていましたが、ターゲットを誰にするかを明確にしておくことも
大切です。

言語化はやっぱり難しいですね。
経験学習というけれど、経験からの学びには、本質をえぐり出す言語スキルが
不可欠です。
しかしそのスキルが今ひとつ弱い。
このため、経験をしてもかなりの人がそれを学習に繋げることができないでいる
のに違いありません。
ガリラボのスローガンは
  輝く知性は行動無しには生まれない。
です。これは全く正しい。だけど、それだけではやはりいけないのです。
それに、もうひとつのスローガン、言語化する知性を志向した
  健全なホラを吹こう
を併せ持たなければいけない。
言語化せず経験を概念化できない人は、経験は単なる人生のカタログに終わって
しまい、学びの糧になることはならないでしょう。
自分の経験の本質をえぐり、それを言葉にしていくトレーニングがさらに成長を
期待しているガリラボのゼミ生には求められます。
ガリボイスという活動には、実はそうしたことを少し期待していました。
やり方を見直す時期かも知れません。
12ゼミ生からは、ガリボイスのやり方を考えてみる方向で12ゼミ生幹部たちと
相談をしてみたいと思います。

その12ゼミ生は金曜日の絵本の制作発表に向けて徐々にプレゼンの練習を始めた
ようです。道場の鍵を借りに来るゼミ生が増えましたので。
まだ2年生ですが、頑張りますねー
先が楽しみです。
 
熊本に戻るバスの車中にて(残り1回のみ。万歳)。

 

2013年12月17日火曜日

卒論を作成する10ゼミ生に向けたコトバ/夕日の阿蘇くまもと空港の記事

2013年最後の10ゼミ。今日を入れて、残すところわずか4回となりました。
いつも通り、今日やることがホワイトボードに書き出されていました。


冒頭、私からかなり久々にお話し。卒論の記載ルールについての話ですが、
厳格にルールを守ること、守れていないのは添削をしないと厳しい口調で
伝えました。
基本が出来ない人はダメ。すべては基本。基本からしか応用は生まれません。
そうした意味、そして期待を込め、基本ルールを厳密に守り記述することを要
求しておきました。


その後は10ゼミ生だけで、残り3回となるゼミで何をやっていくかを話し合った
ようです。振り返りを2回に分けてやることになったようです。田中ゼミ長が後で
詳しく報告してくれました。いいことです。ゼミのことだけでなく、学生であったことの
振り返りもやるともっといいかもしれません。


午後は卒論2万字に追われる4年生で賑わうガリラボでした。
そんなとき、以前目にしていて胸に突き刺さった言葉のことを思い出しました。
特に卒論、あるいはM2は修論、そうした難事業を前にして、リトルミイの気になる言葉を
抜き出しておきたいと思います。
 【リトルミイ】胸にグサッと、突き刺さる【名言集】

1.何とかなる。それは、やることをちゃんとやってる人のセリフ。

2.時々、誰かに言われた言葉がチクッて刺さってイラッてするときあるじゃない。それね、本当のこと言われてるからよ。

3.忙しい忙しいって言う人いるじゃない。きっと頑張っているわねって褒めてほしいのよ。だからこう言ってあげたほうがいいわ。時間の使い方が下手ねって。

4.信頼でしょ。これが揺らいだらおしまい。さようなら。

5.迷わないことが強さじゃなくて、怖がらないことが強さじゃなくて、泣かないことが強さじゃなくて、本当の強さって、どんなことがあっても、前をむけることでしょ。前をね。

10ゼミ生諸君、復唱しておきましょう。笑
ついでながら、上記だけでなく、次の言葉も突き刺さりました。紹介しておきます。

6.あなたね、決断力がないんじゃなくて、決断する方法をしらないだけよ。あのね、いい方を選ぶんじゃなくてあなたが思う方を選ぶのよ。最初はいろいろ失敗するわよ、あなたバカなんだから。でもそのうち自然といい方を選ぶようになっていくわよ。最初からうまくやろうなんて自惚れてるんじゃないわよ。

7.逆よ、全く逆よ。自分と向き合うにはひとりになるんじゃないわ。いろんな人と関わりあうのよ。お友達とおままごとしろって言っているんじゃないの。自分の知らない、自分を知らない人たちと関わりあうのよ。見えてくるわよ、本当の自分が。

以上、リトルミイの名言集でした。耳が痛い。(。-_-。)


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夕方ふと、ガリラボのメインディスプレイTOTOROに表示されていたニュース記事に目が
留まりました。4年(10)清原が開いたもののようです(本人はまだ読んでませんでした)。
記事を読むにしたがい、私の目はテンになってしまいました。

(出典:みんなの空港新聞 2013/1/4 http://airportnews.jp/headline/1123/ )

田中ゼミ長は、その卒論の考察の中で熊本空港の夕日をもっとアピールしていくべきだ
との議論はしていたわけですが、このニュースによればそうした動きがすでにあるんです
ねぇ。絵はがきだけでなく、お菓子まで発売されている。
やっぱり、夕日に着目した行動を起こされている。考えることはやはりみな同様のようです。
ただ、このニュースを田中と見ながら話したことは、やっぱり絵はがきやお菓子では取り組み
としては不足しているということでした。
夕日を消費するのではなく、(絵はがきには一部その効果はありますが)夕日を一般の空港
利用者に発信していってもらう、利用者からの情報発信を誘発する仕組みをもっと考えてい
った方がいいだろうということです。
具体的な方法についてはまだまだですが、そうした議論を今後も継続していければと
考えています。