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2024年11月22日金曜日

院OB(M06)黒田(M08)佐藤と博多駅界隈で。

一月ほど前、福岡の大学で教員をしている院OB(M06)黒田から「先生、後期も福岡での講義はありますか」といった問い合わせがあり、「そうだ」と返信すると、ならば博多で飲み会をしましょうとの提案。即座にOK。
同じく福岡の別大学で教員をしている院OB(M08)佐藤も交え、博多駅付近で会うことになりました。
それが昨夜のこと。
講義を終えて地下鉄で博多駅に到着し、新幹線改札の待ち合わせ場所で5分程度待っていると、気持ちが良いほどに待ち合わせ時間ぴったりに2人がやってきました。
黒田が予約してくれていたお店はそこから徒歩5分ぐらいのようです。オンタイムの行動で気分をよくしつつ、居酒屋「じぶんどき博多筑紫口点」へと3人で向かいました。

佐藤とは6月にも飲みました(ガリラボ通信2024/6/12)が、黒田とも一緒に会うのは、5月に水前寺で退官記念祝賀会(ガリラボ通信2024/5/12)を催してもらって以来でした。

この2人は勤務は別々の大学ですが、それぞれの研究室の学生の卒論発表会を合同でやっていたりして、ガリラボでの紐帯が活用されていて私とは嬉しい限りです。

2時間ほど世間話など交えながら、2人の仕事ぶりを聞いておりました。
それぞれに大学教員としてしっかり仕事しており(だから、こうした飲み会も行えるのでしょう)、2人の話を聞きながら、こういう形で活躍している2人材の成長に教員として幾分かでもかかわれたことを嬉しく思いました。

2時間ちょうどでお開き。
私はそのまま新幹線で熊本へと帰宅の途につきました。この2人がその後どうしたのかは不明。翌日も仕事のはずなのできっとそのまま帰宅したのだろうと思いますが。

久しぶりの2人との再会は非常に気分を良くさせてもらいました。だいたい、黒田がチョイスしたお店が非常に良かった。値段はいたって普通ですが、個室で静かで料理もよく、さらに店員さんがみなさん訓練されている方ばかりでした。それもあって非常に気分よく飲めたように思います。
場を設定してくれた黒田には感謝してます。この通信を読んでくれていると思うので、この場でお礼の気持ちを伝えておきたいと思います。どうもありがとう。
 

2024年5月12日日曜日

退官記念祝賀会@水前寺共済会館

5月11日(土)に大学院卒業生により退官記念祝賀会を開催してもらいました。
この会のスタートは、今から2年半ほど前の2021年11月2日に遡ります。
この日、OB(M06)黒田と(M06)佐藤が研究室にやって来て、退官記念誌を作りたいとの申し出がありました。
その後(おそらくこの2人が発起人となり)実行委員会が立ち上がり、第1回実行委員会は2022年8月4日にオンライン開催されたようでした。
会議は毎月のように開かれ、私も途中で何度か参加しました。
合計14回ほど開催されたそうです(祝賀会の席上、そのことを聞きました)。
その会議の中で記念誌だけでなく祝賀会も開催する方向になり、何とも厚かましいことに、祝賀会の際に「最終講義をやりたい」と私が言い出しました。


厚かましいお願いであったにも関わらず、次第に組み込んでもらい、祝賀会は正午(12時)に開会となりました。なお、会場は実行委員長のOB(M06)小松の手配によるものです。
会の司会はOB(M06)黒田、発起人挨拶はOB(M08)佐藤、そして記念誌編集委員長挨拶はOG(M13)坂口でした。

受付にて記念誌を受け取りました。素敵な冊子です。
カバーはOG(M14)吉村によるデザインとのことでした。
持ち帰った後、大学院卒業生全員分の寄稿を読ませもらいました。25名それぞれの卒業生と一緒に難しい課題に向き合っていた当時のことが思い出されました。振り返ると、なんとも充実した日々であったと感じます。
原稿依頼から、集まった原稿の編集作業と、記念誌編纂は本来の仕事の傍らで、大変だったはずです。
編集委員((M13)坂口、(M15)藤本、(M17)多賀の3人だったかな?)には感謝しかありません。自宅の私の部屋(研究室)の本棚に大切においておくつもりです。

受付ではOG(M20)アクストが、受付作業と並行してインスタントカメラ「チェキ」で写真を撮っておりました。
祝賀会の最後にアルバムをプレゼントしてもらいましたが、そこにはチェキの写真付きで出席者それぞれからのメッセージが添えてありました。

祝賀会の最中に、この作成作業を誰かがやってくれたはずです。申し訳ない限りです。このアルバムも、記念誌と一緒に自宅の研究室に大切においておきます。


ところで、わがままを聞いてもらえ話せることになった「最終講義」ですが、決まったら決まったでどういった話をすべきか色々と考えてしまいました。
ガリラボとは、ゼミの時間よりも、研究室(ゼミ生はゼミ室と呼んでました)で雑談することで色々と私の考えやゼミ生が思っていることなどの知識交換を行っているところでした。そのことについて、OB(M15)藤本が記念誌に次のように寄稿していました:
ガリラボは日が暮れても賑やかだった。夕方6時以降もゼミ室に残っている学生はだいたい馴染みの顔ぶれで、とにかくガリラボが大好きな面々だった。無論、私もその一人である。
学生同士でよもやま話に花を咲かせる時間もかけがえのないものだったが、何よりも津曲先生の夜の講義という名の課外授業が私のお目当てだった。正直言って、どの授業よりも面白かった。・・・時間が経つのを忘れてお話をお聞きし、そして色々と質問していた。あの時間を一緒に過ごした卒業生の誰もが楽しかったと言うだろう。

この時間は、私自身が楽しい時間でした。(よくガリラボ通信の中で使っている言葉ですが)私にとっての「神話的時間」でした。

そうであれば、やはり(藤本が「課外授業」と名付けてくれた)夜の講義風に、ガリラボがもう一度復活したと仮定して、その場を想定して雑談的に話すのがよいだろうと考え、ストーリーの一貫性はさておき、今私が思っていることを脈絡なく話すことにしました。
脈絡はないものの、とりあえず「ぐぐるという検索の時代」からAIを用いた「生成の時代」へと転換しようとしている今、「考えること」が人として生きていく上でより重要になりそうだとの話をしたように思います。特に出席者は教育の現場にいる卒業生が多いので、そのこともあってこの話題を雑談のテーマに選びました。
もちろんこの「考えることから逃げない」とは私自身に対するこれからの戒めの意味も込めたものです。

30分ほどの雑談は、卒業生が聴講者でしたので、熱心に聞いてもらえ、気持ちよく最後の講義を終えました。
12時に開会し、15時閉会までの3時間の祝賀会はあっという間でした。
ほんとにあっという間の時間でした。濃い時間でした。
この会のおかげでゼミの教員としての最後をしっかりと締めくくれたように思います。
 

・・・
 
記念誌に寄稿してくれた卒業生のみなさん、祝賀会に出席して雑談に付き合ってくれた卒業生、そして祝賀会の実行委員の卒業生、記念誌編集委員の卒業生のみなさんほんとにありがとうございました。みなさんと出会えてほんとよかった。
発起人の佐藤君と黒田さんには特に感謝しています。2人の行動がなければ、このようなすっきりした気持ちで私は教員生活を終えることもなかったでしょう。感謝しています。

卒業生のみなさんの今後の活躍を我が家の研究室から祈っています。^^
 



花束もありがとうございました。自宅が華やかになりました。



令和6年5月12日
少し慣れてきた終の棲家にて


2023年12月18日月曜日

退官記念誌編集委員会@ZOOM

先週インフルでダウンしていたため、ようやく回復した本日は、12月末という信じ難い〆切設定の論文の手直し作業に全集中でした。
締め切りが近いため、インフル中にも実は手直しに挑戦はしたのですが、無理でした。
頭が痛いとき、理性が動作することはありませんでした。
これはAIには理解できない、生物の欠点(というよりもたぶん長所)ではないかと思います。
なお、病気になり頭の痛さでぐったりしているときAIについて考えたことがあります。それはまた別に機会に。

ところで、昨日は2年生対象のTOEIC試験があり、私はその試験監督に出かけました。
2年生は全員対象とのこと。ただし受験してなくも何かペナルティがあるわけではありません。
(たぶん)全員受けるようにとただ指示されただけのはずです。
私の感覚だと・・・昨日は日曜日だし、それに急に寒くなった日でしたので、欠席者が多かろうと想像していました。
しかし、見事にその予想は外れました。数えてはいませんが、9割以上出席していて、しかも遅刻者はゼロでした。
この受験率に驚いてしまいました。
私たちが学生の頃だったら、全員受験などたぶん成立しなかったでしょう。なので、こんなプログラムを計画することもなかったかもしれません。
日曜日に、ペナルティもないのに、寒い中を学生たちはどうして出てくるのでしょうか。
無料で受験できるとはいえ・・・
学生は、自分の英語力がそれほど気になっているのでしょうか。
ただリアクティブに行動するだけになってないとよいのですが。

余計な言葉がつい多くなりました。
最後のもうひとつ簡潔に紹介して終わります。
昨夕、大学院卒業生有志の記念誌編集委員会がオンライン開催され、記念誌の発行と、退官記念祝賀会について話し合いがありました。
これらの有志にはプライベートな時間を使い、色々と考えそして行動してもらって感謝しかありません。
昨晩の会議の参加者2006年入学者から2017年入学者までの院生がいて、最大10年以上の開きがあるわけですが、そうした人たちが繋がっているわけで、ガリラボとはほんと縦のつながりの強いゼミだと感じます。
昨日も書きましたが、ゼミ生間に「弱い紐帯」という重要な社会関係資本(人脈)を育てる培地としてガリラボはよい土壌を提供できたのかもしれません。


2023年9月17日日曜日

退官記念誌編集委員会オフ会@月の喜楽

熊本駅前、白川横を流れる坪井川
その川辺にある居酒屋「月の喜楽」に昨夕でかけました。
こんなところに居酒屋があるとは思いもしませんでした。ただ、行ってみると、熊本駅から歩いて5分程度で便利のよいところでした。

集まったメンバー。OB(M06)黒田、(M15)藤本、(M17)多賀。
そして、OG(M13)坂口、OB(M08)佐藤、そして私の6人。

私の退官に向けた記念誌編集委員会を兼ねた飲み会で、冒頭はその話し合い。議論内容は坂口がしっかりと記録をとっておりました。^^
その後、2時間ほど懐かしい話に花が咲き、楽しい時間でした。
上の写真をご覧ください。途中、佐藤が、自分が作ったアプリ「ガリラボタイムマシンβ」をみなに紹介しています。その日の過去のガリラボ通信が検索され、表示させるアプリで、いわゆる「今日は何の日?」的な使い方ができ、私も毎朝、新聞をみるときにこのアプリでこの時期のガリラボの行動を見るのが日課になりました。
ガリラボ関係者に便利なツールではないかと思います。昔、ガリラボで活動していたころの自分が登場することも多いでしょうから。

1年以上オンラインで続けてきた編集委員会の初オフ会。最後は記念撮影で終了。

楽しい時間でした。


<おまけ>
記念撮影で私が手にしているのは、佐藤からプレゼントされた新聞記事。
佐藤研究室が新聞に大きく取材された最近(9月6日)の記事です。
マンホールの蓋の研究をやっていたことは知っていましたが、それがこうして取材されるまでに至るのは大したものです。
ガリラボの遺伝子を多少なりとも受け継いでくれている佐藤研究室が今後さらに活躍していくのを楽しみにしてます。


2023年8月24日木曜日

OB(M08)佐藤、OB(M06)小松の来室

「お土産、ドアにかけてます」とのメッセージをもらっていました。
次の写真は今朝の様子です。
確かにかけてありました。
福岡からのお土産。差し入れの主は、OB(M08)佐藤です。
昨日、もやいすとの講師として授業を行ったのですが、私が聞いていた時間は午前中だったので、14時ぐらいまで待っていました。
しかし、「待ち人現れず」で、用事があり外出しました。
そうしたらなんと、授業は午後だったそうで(私がもらっていたもやいすとのスケジュール表から変更があったようです)、入れ違いになってしまいました。
大変残念でした。
ただ、佐藤とは9月16日に会う予定なので(大学院卒業生との暑気払い)、またその際、色々と話が出来ればと思います。

今日は午前中はたまむすびチームとの会議。明日、玉名市天水にでかける予定なので、今日はその確認がメインでした。
その会議が終わって少しぼんやりしていたら、突然の来客。
OB(M06)小松でした。差入れを持参して。
退官記念誌のこと、来年5月に予定してもらっている退官祝賀会の具体的な日程の相談などでした。

大学院の初期のゼミ生が連日やってくるとは驚きです。
特に最近、卒業生が顔を出すことが多くなりました。
夏の休暇の時期に合わせてということなのだと思いますが、それ以上に、夏に研究室に顔を出せるのは最後(最後の夏)だからということなのかもしれません。

 

2023年7月3日月曜日

退官記念誌編集委員会

熊本地方は昨晩からひどい雨で、今日の午前中の雨はさらにすさまじく、益城町では木山川氾濫し、私のスマホからはけたたましい音で避難警報が鳴り響きました。
白川も危険水位を超え、周辺住民の10万人ぐらい対象に避難指示が出たほどです。昼ぐらいに雨が小康状態になり、午後には上がりました。
熊本地方については峠は越えたようで、ほっとしました。

さて、先日の土曜日(7/1)、大学院卒業生による私(津曲)の退官に向けた記念誌編集委員会がオンラインで開催されました。
集まったのは(M08)佐藤、(M17)多賀、(M06)小松、(M20)アクスト、(M13)坂口、(M15)藤本の6名。
記念誌については、院卒業生に向け、すでに寄稿依頼が行われており、また私にも依頼が来ました。現時点ですでに1件の原稿が届いているのだそうです(驚)。
今回の本題はどちらかというと暑気払いの日程相談でした。
委員会メンバーでのオフ会をしようということで、9月の(できれば)上旬に熊本市内で開催しようということでまとまりました。
コロナ禍で院生会も中止続きだったので、久々の飲み会となるので大変楽しみです。

全ての話が終わり散会しようとしているところに、OG(10,M14)吉村が接続してきました。
なんとも間の悪い・・・(笑)。
学部卒業生が計画している10月7日の興津会についての連絡でした。
「とにかく明るい安村」というのが今大変有名ですが、ガリラボでは「とにかく明るい吉村」のおかげで、色々と場面で明るくさせてもらってきました。
この日も大変明るい散会となりました。^^;

次回は9月のオフ会での集合となります。
 
 

2023年6月28日水曜日

蝉の声/OG(M13)坂口の来室/昨日の20ゼミ

今朝、7:30頃、研究室の外からセミの声が聞こえてきました。
一瞬のことでしたが、今年初めて聞く蝉の声でした。

長くは続きませんでした。昼には強い雨が降り、これからもしばし雨の予報となっているので、梅雨はまだ少し続きそうです。ただ、今朝の蝉の声は、それがそう長くないことを知らせてくれているようです。
もう少しで猛暑の夏へと季節は変わるようです。


10時。アポの時間ぴったりに現在、県教委に所属するOG(M13)坂口がやってきました。ゼミ生へのたくさんのお土産を持参して。


今日は休暇とのことでした。オンラインでは、大学院卒業生の会合で毎月会っていましたが、大学で対面にて会うのはかなり久々のことです。
オンラインと違い、対面はやはりいったい何の話をしているのかわからないぐらいに話題はあちこちに飛びますが、これが対面の楽しい所かもしれません。
会っていなかった時期のたくさんの経験を丁寧にスキャンでき、その中から興味深い話を色々と聞くことができました。

なお、訪問の本来の用件は、大学院卒業生で作ろうしている記念誌への寄稿依頼でした。「ページ数、内容ともに自由です」とのこと。即答で引き受けましたが、この本題の用件は15秒ほどで終わりました。
残り1時間半はほぼおしゃべりで、色々なことを聞けて非常に楽しい時間でした。

<昨日のこと>
昨日はもやいすとの授業があり、研究室に戻ったのが20時ごろ。
それから通信を書く気力がなく(ほんと歳を取ってしまいましたorz)・・・
今更ですが、昨日のゼミを様子を写真だけで紹介しておきます。

さて、何をやっていたのでしょう。笑


2023年5月26日金曜日

OB(M15)有馬からの差入れ

私は福岡に出かけており不在にしていた昨日午後、OB(M15)有馬が顔を出したようです。
熊本市内で会議があったので立ち寄ったとのことでした。
差し入れをおいていってくれてました。
ベルギーのワッフルです。

今日(5/26)は県内の校長先生の会合があるため、OB(M16)大野と会うはずです、とのことでした。
コロナ禍でずっと機会がなかったので、2人は久しぶりに会うはずです。
色々と話が盛り上がることでしょう。

 

2023年5月15日月曜日

退官記念誌編集委員会/花しょうぶまつりポスター

先日の土曜日(5/13)、大学院OB/OG有志からなる記念誌編集委員会があり、私も参加しました。メンバーのこれまでの話し合いを経て企画内容は概ね固まり、今月中には具体的に動き出すことになるようです。編集委員会メンバーのボランティア精神には頭の下がる思いです。

次も先週の話題ですが、先週、玉名市との会議の際に、観光物産課の高田さん・坂井さんがおいていった第31回花しょうぶまつりのポスターをドアにはっておきました。
ただ、研究室のドアよりもガリラボ通信の方が見てくれる人は多いだろうと思い、ここに載せておきます。

<おまけ>
柿添さんが差入れを入れていた紙袋。今日になって、玉名市の紙袋であることに気づきました。こんな紙袋があるのかと、その存在を初めて知りました。
気になったのは「822」。側面に刻印された822という数字は何なのでしょう?
タマにゃんと関係する数字でしょうか?
誕生日は2月22日ですから822は誕生日とは関係なさそうです。
いったい何の数字でしょう?

追記

上記内容の通信を発行したところ、ある方から「822」は 金栗四三のゼッケン番号だとお教えてもらいました。
謎が解けました。
コメントを寄せていただき有難うございました。

2023年4月26日水曜日

試行は身近なところで/ななかまどの花

最近、ある写真家の本を読んでいたら、「遠くの絶景よりも近くのフィールド」という言葉があり、身近に自分のフィールドを持つことの重要性を語っておられました。

大変納得できます。
いつでも気軽にいけるフィールドがあると、思いついたときに、いろいろな実験ができます。可能性を色々とテストできますから。

昔、「創造性にはスピードが不可欠」というエントリーを書きました(ガリラボ通信2014/8/22)。
良いものを生み出すには1発勝負ではなくて、たくさんの試行が必要です。そうしたたくさんの試行を可能にする状況を作れるかどうかが、才能のひとつではないかと思います。

昨日、ゼミ生と話していると、玉名で活動するわけですから、玉名に出かけることを優先している様子で、現地にいけば問題が魔法のように解決してくれるように思っているふしがあります。

もちろん現場に行くことは大事です。しかし、それは絶対にそうかというとちょっと違う。昔、地域づくりで活躍されていた延藤先生(だったと思いますが)から、
トラブったらトラベルや
との名言を聞いたことがあります。熊本地震の後、もやいすとの授業設計をするとき、この言葉を重視していことを思い出します(ガリラボ通信2016/8/16)。
この名言は、現場の大事さを言われているわけですが、注意すべきことは、「トラベルや」の前に「トラブったら」があることが実は意外に大事で、現場に行く前に色々と試行していることが一定程度前提になっているように思います。そうした前提があって初めて現場にいくと現場の問題が見えるようになるはずです。ちなみに、このことについては、授業で、「百聞は一見に如かず」の別解釈としてよく学生たちに話しています。

ということなので、何もせずに、
とりあえずトラベルや
というのでは多分あまり生産的ではないはずです。しかし、ゼミ生に接しているとこの思考形態に陥ってしまうことが少なくないようです。

本来の現場に思いを馳せつつ、しかしぐっとこらえて、身近なところでたくさんの試行を重ねる。そうしたやり方で知見を深めていると、多くの場合よい成果を出してくれるはずです。私も、大学時代の実験を通してそうした力を学び、身につけ、今に至っています。ゼミ生にも、この行動様式を、ガリラボでの活動を通して体得してほしいと思っています。


・・・・・・・別の話題・・・・

次は、先々週、散歩しているとき、偶然見つけた花です。見とれてしまい、写真に収めました。昨日になって、これは「ななかまど」という樹木に咲く花だということを、ほんとにたまたま知りました。
「ななかまど」という名を初めて聞いたとき、それは居酒屋の名前として知ったので、ななかまど=居酒屋が私の中に刷り込まれていました。実はそれは樹木の名前だったということを昨日知って、ものすごく驚き、この驚きを伝えたくてOG(M20)アクストにそのことをLINEしました。


ななかまどは、アクストの国内外に散る教師仲間のことです。度々、このガリラボ通信にも登場しています。
1年間、グループ「ななかまど」の議論に私も参加させてもらいました。オンラインでの議論を通し、このグループは先日立派な書籍を完成させたのでした(ガリラボ通信2023/3/9)。
「ななかまど」に驚いてアクストに連絡したわけですが、アクストから戻ってきた返信でまた驚きました。
なんと、OB(M16)大野と初対面したそうです。4月から大野は菊池郡内の小学校の校長先生として赴任したようで、その関係で会ったようで、「初対面でした」とのことでした。
コロナ禍で院生との飲み会を開催できず、それで院生同士で会う機会がなかったので、アクストはほぼ院の卒業生とは面識がありません。
しかし、大野との初対面ではガリラボの話で盛り上がりましたとのことでした。
ガリラボが縁になってこうしたつながりができるのは嬉しいことです。
今年度で、ガリラボ自体は物理的な姿を消すことになります。消滅はしますが、今後も卒業生間のつながりに役立っていくといいなと思っています。


ななかまどの花言葉には「私はあなたを守る」というのがあるようです。
守られる側より守る側でありたい。
 


2023年3月9日木曜日

OG(M20)アクストの最初の一歩の成果

昨晩のこと。OG(M20)アクストがやってきました。
随分と苦労して、ななかまどのメンバーと共に完成させた書籍の受け取りのためです。

書籍を作ろうというアクストの最初の1歩がなければ、この書籍が完成することは無く、その結果、ななかまどのメンバーが国外での経験を通して得た貴重な知見も、誰に共有されることもなく消えていったはずです。

この意味で最初の1歩というのはとてつもなく大きな意味を持つことが多いものです。
今はメジャーリーグに多くの選手が挑戦しています。大谷選手とか、ものすごい活躍をしているわけですが、誰が何と言おうが、メジャーリーガーとして一番すごいのは野茂選手。野茂選手がいなければ今の日本人選手の活躍はありえない。それまで常識では誰も考えなかったメジャーリーグというものが、実は日本選手でも行けるのだということを示した野茂選手の行動は日本球界の歴史に残る行動ではないかと思います。

「ゴールに辿り着くのは一歩を踏み出した人だけ」という通信を随分前に書きました(ガリラボ通信2012/9/1)。
周囲の環境を完全に把握できる人など誰もいません。周囲の認識には、まずやって(行動して)みて、環境が自分にどう反応してくるのかをテスト(試験)する以外にないのです。
組織認識論という分野での知見のひとつです(参考:濟々黌高校の組織認識論的解釈)。

アクストがともかく一歩踏み出したことで、その行動は、仕事外の時間での作業となるにもかかわらず「ななかまど」の皆さんに好意的に受け取ってもらえることがわかり、プロジェクトのスタートできることがわかった(認識できた)わけです。
そして、最終的に、メンバーの貴重な経験を形にした書籍というゴールに辿り着けました。

素晴らしいですね。

もちろん、ゴールに至る過程は未知の世界なのでかなりの苦労が伴いますが(野茂選手もかなりの苦労していました)、見たことがない景色を見るためには最初の一歩が大変大事です。
書籍「過去と今と未来をつなぐ虹の架け橋」はそのことも教えてくれているように思います。



2023年3月7日火曜日

OB(M19)福嶋の論文がジャーナルに掲載されました

OB(M19)福嶋が、雑誌を携えてやってきました。
大学院修了後、自分の研究をジャーナル論文としてのまとめ作業を開始し、投稿してはリジェクト、査読でのリジェクト理由を踏まえ書き直し、再度投稿してもリジェクト。
「心折れました」と話してましたが、それでももう一度挑戦し、次のジャーナルの査読をパスし、今月1日に論文として掲載されました。
3度目の正直でした。
2年間かけての挑戦で、ようやく掲載されたわけで、感慨深いものあるはずです。
病院での通常の仕事をやりながらプライベートな時間を使って論文を書いていったわけで、その苦労がこれで少しは報われたことでしょう。
めでたい日となりました。

次のチョコはOB(04)樋口からの差入れです。ひとりで全部食べないようにと樋口からきつく言われたので、来た人が食べるようにと、テーブルの上においておきました。^^;


今日は3年(20)坂本、江﨑もやってきました。
春休みの宿題である書籍づくりの作業をやっているようでした。



ところで、ガリラボとは全く関係ない話ですが、福嶋がやってくる直前、私は注視していたのが次のLIVE映像。
H3の打ち上げ。リフトオフは完璧でした。問題だった補助エンジンもきちんと動作し、その後の推移をドキドキながらもみていると、第2段エンジン点火というアナウンスが流れず、画面上でH3の速度がどんどん低下していくのがわかります。最終的に予定していたミッション達成が不可能と判断され、破壊信号を送ったとのアナウンスがあり、そこでLIVE視聴を終えました。
私が関係しているわけではありませんが、しばし放心状態。
JAXAは厳しい状況におかれることになるでしょう。
が、今回初めての実機でのデータを取れたはずなので、次に向けて頑張ってほしい。
極限的な技術への挑戦を諦めることはやめてほしい。


 

2023年2月9日木曜日

退官記念誌編集委員会

昨日のこと、OB(M06)小松が議事録を手に顔を出しました。
今年になって初めてだったので、まずは「明けましておめでとうございます」の挨拶から(笑)。


今、院生有志により私の退官に向けた記念誌編集会が立ち上がっていて、色々と具体的なことが決まってきたようです。
退官記念の祝賀会を開催するとのことで、小松からはどのあたりの日程がよいかとの相談が来室の最大の目的だったようです。
その日程から逆算して、記念誌の編集スケジュールを決めていきたいとのことでした。

小松と打ち合わせた結果、私が退職した後の2024年5月ぐらいが時期的には良さそうということで落ち着きました。

大変ありがたい話です。ただ、私の一番の希望は、実行委員が大変になるような状況はできれば避けてほしくて、むしろ私のことをネタにすることで実施までにみんながプレイフルな状況になっていくことです。
10年前の私の誕生日祝いはなかなか忘れることができません。
このとき、10ゼミ生と09ゼミ生とが祝ってくれました。

この連中、あのとき明らかに私のことをネタにして、自分たちが楽しんでいました(正確にはプレイフルな状態を作り出していました)。
それまた楽しくて・・・。
私はどうもそうした状況=周囲が何かを目指して頑張っていること、そうした過程が好きなようです。
退職までに、院生有志とそうした過程をしばし楽しめそうな感じで、なんだか嬉しい気分です。^^

 

2022年9月5日月曜日

退官に向けた大学院卒業生の動き(その2)

先月初め、私の退官に向けて大学院卒業生有志がオンラインで集合し、記念論文集発行に向けた話し合いを始めたことを紹介しました→ガリラボ通信2022/8/5
2日前の土曜日に第2回の編集委員会が開催され、私の考えを聞きたいということで、参加を依頼されました。

第2回編集委員会
日時 2022年9月3日(土)18:00-19:00
会場 オンライン(ZOOM)

第2回の参加者は
M06小松、黒田、M08佐藤、M10松尾、M15藤本、M17多賀、M20アクスト
といった面々、そして私(津曲)の8名でした。
熊本県内外で仕事しているメンバーなので、オンラインだからこそ可能な会議でした。
オンラインの威力を感じます。

さて、会議はまずは前回の議事録確認。
議事録を通して、私に、どういったところまで話が進んだのかを、レクチャーしてもらいました。

その後、私の考えを聞かせてほしいということで、決まっていたことをひっくり返してしまいそうなので、勇気も少し必要でしたが、あえてこういう方向でと私の希望を話しました。
退官時には、研究室に所属していた卒業生たちが論文を持ち寄り、記念「論文集」として発行することも多くあります。卒業生が集い、そうした論文を提供してくれることは、私には非常に嬉しいプレゼントではありますが、研究職だけでなく多様な職種に就いて活躍してる卒業生がたくさんいるので、「論文集」というではなく別の形態もありえるのではないかと思い、せっかく決まっていた方向を混ぜっ返してしまう発言をしてしまいました。
OB(M08)佐藤が次のようにソフトに議事録にはまとめてくれていましたが、要するに、前回の決定に概ねNOと言ってしまいました。
ほんと申し訳ない限りです。

ただ、まあ時間はまだあると思うので、私だけに向けたものではなく、卒業生にも意味のあるものが出来るといいかなと思います。
ただ、具体的な提案があるわけでなく、難しい宿題を有志に丸投げしただけなのでほんと申し訳ない限りです。
丸投げは昔から得意でした。それに応えてくれるゼミ生がガリラボに在籍していましたので。
卒業生有志の仕事の邪魔にならない程度で進めてもらえればと思っています。




<おまけ>
会議の途中で、OB(M17,13)多賀から、次の冊子の話題が出ました。
「超訳 タカシの言葉」 → ガリラボ通信2017/3/19(この通信の一番最後にあります)

13ゼミ生の卒業式の後、13ゼミ生が私に残していったプレゼントです。
ゼミで一緒にいた2年半、雑談なども含め、私が話したことをメモしていたようで、いくつかを選んで16頁にまとめたものです。
熊本地震で大変だったけど、コロナ禍前で色々な活動がやれて、それを共にした13ゼミ生たちでした。
懐かしい限りです。
なお、この「超訳・・・」を作った(はずの)OG(13)松崎は11月下旬に結婚式を挙げます。


2022年8月24日水曜日

消滅したお出かけノウハウ/OB(M19)福嶋との共同研究

たまrismは、明日、県北地域(和水町、玉名市、玉東町)のお店等に直接取材に出かけます。
直接取材を頼んだけど、時間が合わないなどの理由で断れられたところは書面取材を行います。
こうした取材を通し、地域の皆さんの考えていることを(多少なりとも)理解し、自分たちの研究を実のあるものにしていくためです。

とりあえず、久々の取材活動。
コロナ禍前は普通にやっていたことですが、ここ2年はそれが皆無に。
取材慣れ(地域に出かけることに慣れ)していた先輩との接点が全くないので、地域での活動についてノウハウがまるで伝承されていません。
仕方ないことですが・・。そういう私自身も記憶が薄れてきていました。

それで、朝から、頭の中で、大学から出かけるときのシーン、取材先に到着してからのシーンなどを思い描き、そこで必要になるものをシミュ―レーションしてみました。
・・・会った時に「こんにちわ」の挨拶の後に、名刺をださないといけないなー、とかですね。。。
どういった成果を必要なのかを想像しながら、その上で可能な限りリアル(具体的)なシミュ―レーション(仮想演習)は重要です。

それをやってみて必要だと思えたのが次の道具類。
行程表、取材項目、取材用紙、バインダー、ネームカード、ビデオカメラ、ボイスレコーダー、乾電池、ビデオカメラ入れなどです。
今回はロケではないので三脚は外しました。

出かけるためのチェックリストを作っておかないといけません。
昔はあったのですが、2年間でどこかにいってしまったようです。
こうした準備は、以前だと私から言う必要はなかったのですが、コロナ禍は多くをリセットしてしまいました。
それで良かったことも多くありますが、逆に不便になったこともまたそれなりに多くあります。

さて、今日は午前中は、OB(M19)福嶋とのZOOMでの打ち合わせも行いました。
8月に入って2人で頻繁にやりとりをしながら、6月に投稿していた論文で、審査の方から注文がついて返ってきた部分の手直し作業をしていました。
次はその冒頭部分(論文自体は日本語です)。

レフリーからの指示や批判に丁寧に対応するのに約1カ月ほどかかりました。
ほとんど全て書き直しました。ただそのおかげで、当初よりも主張がかなりクリアになったように感じます。文章も洗練されました。
他者の指摘を受け、修正する作業は大事だと思います。
とりあえず終了、ひとつ夏休みの自由研究をやりおえた気分です。^^

自由研究・・・・で思い出しました。
最近、ガリラボ通信で次の投稿がよく閲覧されています。夏休みが終わりに近づくよく検索され読まれているようです。
中学生の自由研究の面白さに魅了されましたガリラボ通信2018/1/5)
この自由研究はほんとすごいと思いました。
突き詰めているところがステキだと思いました。
研究をやっていくのに、こだわりこと、突き詰めることというのは必要条件です。

 

2022年8月5日金曜日

退官に向けた大学院卒業生の動き

昨晩、OB(M08)佐藤からメールが届きました。
タイトルに「退官記念論文集実行委員会へのお誘い」とあります。
前に打診されていた計画(ガリラボ通信2021/11/2)で、これについて、昨日から具体的な行動を開始したようです。
次の画像にあるような大学院卒業生有志がオンラインで集まり、委員会が立ち上がったとのことです。

委員長にはガリラボの大学院1期生OB(M06)小松が就任し、副委員長をOB(M06)黒田とOB(M08)佐藤が務めるようです。
強力な布陣です。^^
論文集の構成案も届きました。次のような構成が現在案として挙がっているとのことでした。

早速、本日昼頃、実行委員長のOB(M06)小松が差入れのいきなり団子を手に、顔を出してくれました。
1時間ほど、近況なども含め、いつもの如くの雑談でした。

卒業生がこうした形あるものを、仕事をしているにも関わらず時間を割いて製作に着手してくれることは、ほんと有難い限りです。
卒業生から区切りをつけてもらえることになりそうです。
最後はきっとクリアな気分で退職していけるでしょう。感謝。


<おまけ>
3年(20)江﨑からゼミ生と私にと、東京土産をもってきてくれました。居合わせた4年生が随分と喜んでました。^^;



 

2022年2月18日金曜日

Artract.17が北海道の番組デビュー

午前中、外線電話がかかってきて女性の声で「NHK北海道放送局の●●(名前は忘れました)と申しますが・・・」とのこと。

北海道????

一瞬、頭はかなり混乱しました。が、平静を装いつつ話を聞いてみると、NHK北海道放送局の「ひるナマ!北海道」という地域番組を担当されている方のようです。


この番組内でコロナ禍の今、「おうちで美術館」を北海道のみなさんに紹介したいそうで、北海道から全国を色々と調査されたのでしょうが、それで熊本県立美術館に辿り着き、そこでArtractを発見し、 最終的に私の研究室の外線電話番号に辿り着いて電話をされてきたようです(研究室直通番号はきっと県美からお聞きになったのでしょう)。

ガリラボ17ゼミ生が作成した「江戸の動物絵大集合!展、クイズ企画」
https://artract16.wixsite.com/home/ouchi-edo-animal

に興味を持たれたそうで、番組「ひるナマ!北海道」で使ってよいかという打診依頼でした。ガリラボで公開するコンテンツは、著作権にはかなり気をつけて制作しているので、「どうぞお使いください」と返事をしておきました。

制作して、きちんとサイトにまとめておくと(検索されるようにしておくと)、いつかどこかで発生するニーズに適合するようになるものだと思いました。

17ゼミ生のArtractの活動が、1年以上経ってから、北海道という地域に貢献することになるわけです。非常に嬉しい限りです。
番組の放送が終わったらDVD化して郵送して下さるということでした。


お昼、M2(20)アクストが顔をだしました。
修士論文に関わるプロセスが全て終了し、貸していた本の返却とともにお土産を持ってきてくれました。
修士論文に関しては今日が多分最後になると思います。ただ、アクストが言い出しっぺになった書籍づくりについはまだしばらく継続するので、今後もアクストとはしばしば話をしていくことになるでしょう。
次がアクストからの研究室へのお土産です。


院生と言えば、ここ数日はOB(M19)福嶋とも何度もやりとりをしていました。ジャーナルに投稿する論文がようやく完成しました。投稿についての打合せでした。再投稿となります。今度はすんなりと受理されることを祈るばかりです。


<おまけ>
今朝の熊日に玉名市職員さんによる玉名の紹介動画の記事が出ていました。
職員さんでYoutubeチャンネルと作って情報発信されているようです。
職員さんが色々な取り組みをされることはすごく良いことですね。
地域に活気をもたらしていってくれるでしょうから。
ガリラボも負けずに来年度こそはコロナ禍を吹き飛ばし、アクティブに活動していきたいと思いました。
来週、現在の4年生(18)の広報班が19ゼミ生に引継ぎをします。
19ゼミ生の玉名2チームのリーダー(松田と村上)が参加するのは当然として、他のメンバーも可能であれば参加した方がよいのではないかとリーダーに話したところ、なんと全員が参加するとのこと。
いい感じのチームになりそうな予感がします。
 

2021年11月2日火曜日

院OB黒田と佐藤の来室と2人からの提案

友、(少し)遠方より来る。
 
院OB(M08)佐藤から顔を出しますとの連絡があり、また、非常にタイミングが良く、その日は同じく院OBである(M06)黒田も休みだったらしく(学園祭の翌日の休講)、昨夕2人揃って研究室に来てくれました。

学園祭翌日の休講と書いている通り、2人とも現在大学の教員となっており、、黒田は九州共立大学に、佐藤は九州産業大学に勤務し、学生たちとフィールドワークなど行いつつ、研究と学生教育に携わっています。
卒業生が大学教員としてガリラボをパワーアップさせる形で仕事をしていて非常に誇らしい限りです。ガリラボの文化遺伝子を福岡に拡散して(まき散らして?)いるわけで、少し面はゆい気分です(笑)。

16時にやってきた2人。話がかなり弾み、2人が帰っていったのは21時でした。
5時間ほど同じ場所に座ったまま話をしていたわけです。
3人とも教員なので自然と教育の話が中心となり、黒田、佐藤のそれぞれの流儀を興味深く聞かせてもらいました。
嬉しかったのが、2人ともこのガリラボ通信をよく見てくれているとのこと。ガリラボ通信をひとつの参考にして、ゼミや授業などの運営しているのだとか。
約10年間、ガリラボという場の教育活動を綴ってきた通信が(現在までにガリラボ通信のエントリー数は6,000弱ほど)、私の次の世代の教員の役に(多少なりとも)立っているようで非常に嬉しく思いました。

さて、2人の用件はもうひとつありました。
私の退職に合わせて、退官記念の本を作れないかということでした。
前から2人で相談していたようです。この計画についての私の意向確認が昨夕の訪問のひとつの目的だったようです。
私自身も退職の際に自分がやってきたことをまとめておくつもりで、準備も少し始めており、2人の提案は有難いことで、即座に了承しました。
今後、この2人を中心に、そして大学院の卒業生の多くを巻き込む形で記念本づくりを進めていってくれるそうです。もちろん私もそれに参加させてもらいます。
教員生活最後の、卒業生とこうした活動ができるのは教師冥利に尽きるのかもしれません。
残り2年半の時間を有効に使っていきたいと思います

2人からガリラボへの福岡土産です。



<おまけ>
院OB黒田と佐藤と話しているとき、道場で撮影をしていたこの2人(ガリラボ通信2021/11/1)が、ガリラボにおいてある機材などを取りにやってくることがありました。
当然ですが、黒田・佐藤ともに驚いておりました。普通そうですよね。
普通はそうだと思うのですが、最近の19ゼミ生は、こうした格好をしていても、誰ももう深くは突っ込まなくてなってきているんですよねぇ。笑