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2018年9月6日木曜日

大津町調査/もやいすと準備

朝9時前の大津町外牧公民館。M2(17)多賀と取材に出かけてきました。
多賀は休暇を取っての取材です。


外牧地区区長の桐原さんに2時間近く地域の課題についてお話を伺って
きました。
お話し好きな方で、失礼ながら何度かストップをかけさせてもらいました。^^;
ただ、内容は色々と面白く、こうした農村地帯というのはみんなが同じ職業で
あるため、職業を通して地域がつながるわけで、その点、職業がバラバラな都市
部とは地域の在り方が随分と異なるものだなと思いました。


大津町の典型的な地区を選択し、そのすべての取材を本日で終えました。
多賀にとっては修士論文に向けてこれですべてのデータが揃ったかと思います。
あとは修士論文を書くだけ。
いい修士論文が出来上がるでしょう。


夕方、もやいすとのSA向けの説明会を行いました。1人文学部の学生がいます
けれどそれ以外は全部ガリラボのゼミ生です。
平成最後の夏は、関西の台風や北海道の地震と悲惨な記憶を残すことになりそうです。
さて、この夏ももやいすとの集中講義が来週から始まります。
平成最後の年である今年のもやいすとは、私が担当する最後のもやいすと授業でも
あります。
また、今の授業内容でもやいすとで実施するのも恐らく今年で最後になるでしょう。
今の授業内容はOG(10)吉村が大学院の1年のときに「もやいすと研究会(もや研)」
なるものを立ち上げ(ガリラボ通信2014/4/9)、その研究科メンバーと共同で開発
したものでした。
現在使っているマニュアルの大枠はほぼこの時に吉村が作りました。
非常に大変だったでしょうが、吉村を核にしたもや研のメンバーはみんな本当に
優秀でした。だから打ち上げまでやった(ガリラボ通信2014/9/28)。

ピークエンド理論でいけば、終わり良ければすべて良しになるはず。
最後をうまく締めるにはSAがどの程度優秀かにかかっています。
だから、優秀なガリラボのゼミ生たちに声をかけ、最後を終わろうと思ったのです。
みんな自分の頭で考えつつ、頑張ってほしい。




2018年8月16日木曜日

大津町での住民ヒアリング(2)/鍋松原海岸でのロケ風景(追加写真)

前回から随分と時間が開きましたが、本日、M2(17)多賀と一緒に大津町に
出かけ、1日かけてお二人のヒアリング調査を行ってきました。
ヒアリングさせて頂いたのは大津町内の真木地区と日吉ヶ丘地区の区長さん。
前回(ガリラボ通信2018/8/5)の方とはお二人とも対照的で、しかも地区の
様子もまるで違う。
同じ大津町内でもこんなにも状況が違うのかと驚きました。
良い地区には良い祭りがあり、それを維持しようと気迫がありました。
歴史的流れの中で様々な自然要因、人間力学の違いでそうした差異が生まれて
いったのでしょうが、同じ大津町なのにもうまるで違うのです。

外から見ると「同じ大津町の方」と思うわけですが、内部にて詳しくお話を
聞いていくとそのあまりに大きな違いに驚きでした。
なお、こうした違いが見えたのは、やはり今回も個が個に向き合うというスタ
イルを踏襲した(つもり)だったからではないかと思います。
  
地域とは、物理的な土地があれば存在するわけではなく、その上で繰り
広げられてきた人々のかかわりの集積として、形成された「状態」をい
うのであろうと思います。
ここので「状態」とは情報学用語での「状態」として使っています。
オートマトンというのがありますが、その状態は過去の連鎖の帰結として
決まるような動きをするものです。
それと同じなのかどうか不明ですが、地域のことを理解するには、その状態は
どういった過去の出来事の集積として成立していくのか読み解いていくしかな
いのだと思います。
しかしそれを高々90分程度の時間で実行するのはとても無理でしょう。
90分を文字起こしすると60頁ほどになります。
文字にするとちょっとした長さです。60頁の文章にある一言づつを丁寧に読み、
現在の状態の持つ課題を歴史的視点等から読み解いていければと思ってます。
可能な範囲でですけど。
次は9月に出かける予定です。 




<おまけ>
玉名市役所の荒木さんから私たちのロケ風景を撮った写真を送付してもらい
ました。
外から見るとコントをやっているようです。

もちろんやっている私たちは至って真面目、雨を心配しながら必死でした。^^;


この写真をみてわかりますが、関係者全員が撮影スタッフというのは問題です。
後で、何が起きているのかさっぱりわかりません。荒木さんに外からの写真を
送ってもらって初めて全体像がわかりました。
昨日の振り返りでもありますが、私が内部に入り込んでしまったらうまくいか
ないですね。
私は内部と外部の中間的存在として振舞っているべきだと思いました。
そっちがうまくいく可能性が高い。
しかし昨日のロケはそうした状況を許してくれないほどに人が足りませんでした。

2018年8月5日日曜日

大津町での住民ヒアリング開始/朝刊で目に留まった2つ

球根から新しい葉っぱが育ってきたので、当初からの葉っぱは全部取りました。
真夏に、次を目指し、シクラメンも世代交代です。


さて、昨日は、午前中はArtractと県立美術館に出かけ(ガリラボ通信2018/8/4)、
午後はM2(17)多賀と2人で大津町役場に行ってきました。
大津町役場まちづくり推進室(特に、岩下室長補佐)と合同で大津町内各地区の
ヒアリング調整を始めたのです。
地域社会というのを全体(マクロ)でみるという視点もあるのでしょうが、今回は
ミクロな視点(といっても行政区レベルですが)でみていこうというものです。
意外だったのは、役場ではそのレベルでの課題について、ぼんやりとは理解して
いるとのことでしたが、そこまでじっくりと話を聞いてきたことはないのだとい
うのです。
そうかもしれません。
その相談を受け、(断れず)時間はかかるだろうと想像しましたが、私の持つ時
間の許す限り、行政区レベルでのヒアリング調査をやっていきましょう、となった
のです。
スマートな方法はできません、というか知りません。
なので、多賀と2人で、岩下さんというまちづくりに熱意を燃やすスーパー地方
公務員の協力を得てというか、岩下さんを支援をする形で、地域のミクロな課題
抽出を足で稼いでいこうと決めました。
個が個に向き合わない限り、優れた情報抽出は無理だとも思いましたので。

昨日は最初のヒアリング・・というか雑談。長年、区長さんを続けざるをえない
状況になっているある地区の区長さんに役場においでいただきました。
テープ起こしする関係で時間は1時間と決めていました。
ところが話をしていくとやはり1時間ではとても無理で、祭り、区役(くやく)、
合意形成、苦情と盛りだくさんの話題に展開していき、結局、1時間半ほどに
なりました。
リアルな地域の話をお聞きできました(実際はまだ遠慮されていたのでしょうけど)。

ただ、こうして個に向き合う形でお話を聞きしながら、こう思いました。
まちの課題について話し合おうとワークショップのようなものを大津町でも行われた
ようですが、そういったイベントの大事さは言うまでもないことですが、それだけで
は町の実態に迫っていくのは難しいと思いました。
昨日、区長さんと向き合ってお聞きした話は、ワークショップとかで出て来る可能性は
限りなく小さいだろうと思いました。
ワークショップでは、個が個に向き合う場面がありませんから。
まちづくりの専門家でもなんでもないのですが、たった1回のヒアリングで大それた
ことを言うのも気が引けますが、思ったことは、やはりまちの理解とは足を地につけた
ところかスタートしていかないといけないのではないかということでした。
果たして地に足をつけるほどやれるか自信はありませんが、可能な限り調整し、個に
向き合ってみたいと思います。
危険な暑さの夏、来週また2人で大津町に出かける予定です。
大津町役場にて


話は変わりますが・・・
今日の朝刊のくらし欄のコラム。前編(ガリラボ通信2018/7/22)の続き(後編)を
内海記者が書かれていました。
私たちは孫育ての真っ最中(家内は孫の面倒を見るためにまたまた不在。orz)。
状況は随分と異なるものの内海記者の書かれていることに共感できます。
ただまあ育児に限らず、何に対しても個にきちんと向き合っていくことが大事
なのだと思っています(難しくて、できないことが多いですけど)。


もうひとつ今朝の新聞で目に留まったのが次のコラム。まったく知らない方ですが、
タイトルの「浜田知明」に目が留まりました。
今、熊本県立美術館で追悼の個展が開かれています。
拝見しましたが、独特のタッチの版画でした。
その中のある版画を指さし、Artractメンバーが、「教科書に載ってた版画だ」と
話していました。
Artractからはこの浜田さんついては今のところ特にツイートはありません。
次のコラムの方のお話なども参考に、個展が開かれている間には一度つぶやいて
おくといいかもしれません。