2018年8月16日木曜日

大津町での住民ヒアリング(2)/鍋松原海岸でのロケ風景(追加写真)

前回から随分と時間が開きましたが、本日、M2(17)多賀と一緒に大津町に
出かけ、1日かけてお二人のヒアリング調査を行ってきました。
ヒアリングさせて頂いたのは大津町内の真木地区と日吉ヶ丘地区の区長さん。
前回(ガリラボ通信2018/8/5)の方とはお二人とも対照的で、しかも地区の
様子もまるで違う。
同じ大津町内でもこんなにも状況が違うのかと驚きました。
良い地区には良い祭りがあり、それを維持しようと気迫がありました。
歴史的流れの中で様々な自然要因、人間力学の違いでそうした差異が生まれて
いったのでしょうが、同じ大津町なのにもうまるで違うのです。

外から見ると「同じ大津町の方」と思うわけですが、内部にて詳しくお話を
聞いていくとそのあまりに大きな違いに驚きでした。
なお、こうした違いが見えたのは、やはり今回も個が個に向き合うというスタ
イルを踏襲した(つもり)だったからではないかと思います。
  
地域とは、物理的な土地があれば存在するわけではなく、その上で繰り
広げられてきた人々のかかわりの集積として、形成された「状態」をい
うのであろうと思います。
ここので「状態」とは情報学用語での「状態」として使っています。
オートマトンというのがありますが、その状態は過去の連鎖の帰結として
決まるような動きをするものです。
それと同じなのかどうか不明ですが、地域のことを理解するには、その状態は
どういった過去の出来事の集積として成立していくのか読み解いていくしかな
いのだと思います。
しかしそれを高々90分程度の時間で実行するのはとても無理でしょう。
90分を文字起こしすると60頁ほどになります。
文字にするとちょっとした長さです。60頁の文章にある一言づつを丁寧に読み、
現在の状態の持つ課題を歴史的視点等から読み解いていければと思ってます。
可能な範囲でですけど。
次は9月に出かける予定です。 




<おまけ>
玉名市役所の荒木さんから私たちのロケ風景を撮った写真を送付してもらい
ました。
外から見るとコントをやっているようです。

もちろんやっている私たちは至って真面目、雨を心配しながら必死でした。^^;


この写真をみてわかりますが、関係者全員が撮影スタッフというのは問題です。
後で、何が起きているのかさっぱりわかりません。荒木さんに外からの写真を
送ってもらって初めて全体像がわかりました。
昨日の振り返りでもありますが、私が内部に入り込んでしまったらうまくいか
ないですね。
私は内部と外部の中間的存在として振舞っているべきだと思いました。
そっちがうまくいく可能性が高い。
しかし昨日のロケはそうした状況を許してくれないほどに人が足りませんでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿