「ここには、何にもない」「あるのはうどんだけや」と言葉で始まる物語ですが、
その物語は「UDON」という映画で詳しく紹介されていますので、地域につい
て興味のある人は一度見ておくと良いでしょう。
今は、この映画から次の旅行商品も販売されているんですねぇ。
さて、四国は讃岐のソールフードで、オジサンの食べ物とのイメージの
強かったうどんを全国メジャーにしたのは、その地域のタウン誌とそう
したメディアを用いてコラムなどを執筆していた「麺通団」なる集団で
あったそうです。
そのコラムの読者で、この麺通団がコラムを執筆していくのに必要な多様な
情報を提供した手下がいました。
地元の高校生でした。
簡単に言えば、麺通団と地元の高校生のコラボが讃岐うどんを全国に
普及させるのに重要な役割を担ったのでした。
麺通団のことは映画に関連して売られていた書籍等で良く知っていましたが、
大事な役割を果たした高校生たちのことを調べていたら、「高高うどん部」と
いうのが検索でヒットしました。「たかこううどんぶ」と呼ぶようです。
うどん部のメインの活動は「遠征」だそうです。高校生の大事な友「チャリ」で
あちこちに遠征するのがうどん部なのだそうです。ホームページには次の説明が
ありました。
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メインの活動は,“遠征”です。一言で言うと,「自転車で共に走り共に食す」。3月上旬の高校入試日と,その他何回か気が向いた日に行ってます。香川県のあちこちにあるうどん店を自転車でまわっていくのです。その日の行き先や住んでいる場所によっては1日で走行距離100kmを軽く超えます。
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さすが、高校生。やることが見事です。笑
上記ホームページは2011年で更新がストップしていましたが、検索すると
新たなサイトに移動をしていました(こちらです)。
現在も活動を続けているのではないかと推測されます。
要するにうどんを食べるだけですから。笑
で、さらに検索を続けていくと、なんと東大にもうどん部があるじゃないですか。
「東大うどん部」と直球の名前がついています。
で、ホームページを読むと「遠征」とか「うどん作り」とかいうコトバがあり、
「高高うどん部」と何やら似てます。
さらにしっかりと(!)読んでいって謎は解けました。東大うどん部を結成したのは、
「高高うどん部」出身者でした。
しかも、映画「UDON」に出てくる「手下」のモデルだったというではありませんか。
ちょっとした発見(!?)に我ながら驚きました。
いやーー、調査というのは面白いものですね。
見えなかった糸を可視化していくわけですから。
ネット上で調査を始める前、まさかこんな結果に至るとは思いもしませんでした。
さて、そんな検索結果はおいておき、要するに何を今日書きたかったかと言いますと、
先日、たまランナーズの話をしていて、彼の活動と私が北陵高校で話をしてくること、
さらにもやいすとの活動などが同じ場で話をすることになり、そうした単語が同じ鍋の
中で混ぜ合わせていくうちに、そのうちに、麺通団を思い出し、それも同じ鍋の中に
入れました。
組織認識論でいうゴミ箱理論的ですが、こうして集まった材料を適当に組み合わせ、
次のことをやりたいと思います。
玉名ラーメンを全国メジャーにというのは仮です。他のことの方がいいかな。
次の図はガリラボのゼミ生たちだけですが、実際には県立大学のもやいすとの学生たち
100名近くと北陵高校の生徒さんたちとを麺通団とその情報提供者たちの関係で捉え、
面白いものを産み出していきたいと思っています。
この取り組みは、理論的には次の第3世代の活動理論の枠組みで捉えています。
大学教育の新しい世代と考えています。
もしも理論に興味があれば拙稿をご覧いただければと思います(Cinii:pdfファイル)。
地域と学生教育とがうまくいく実践を、この取り組みでやってみたいと思っています。
その際、2つの活動システムの制約の形式を決める媒介する部分のあり方が重要で
あろうと思われ、そこをうまく考えないといけないなと思っているところです。
取り組みをやってみたいなと思っています。
この取り組みには次の4年生の卒論チーム
もやいすとチーム
着地型観光チーム
6次産業チーム
そして、3年生の新チーム、そこに院生も投入します。
ガリラボ内の色々な活動のベクトルを、いい具合に調整し、玉名の皆さんと協力
しながら、平成27年度はこれに総力を挙げて取り組んでみたいと思っています。
忙しいのはわかっているので、逃げることができないよう、とりあえず宣言だけは
しておきます。
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