GW初日
ガリラボではもやい塾メンバーが集まり、対話劇づくりを行う上での課題抽出を
行うワークショップを行いました。
9時開始。この日の司会は4年(12)目代です。
本日のプログラム。9:00から16:00まで予定を詰め込んでいます。
2班に分かれて「県大の今」をテーマに対劇づくりに挑むワークショップが
開始されました。
チーム「一二三(ひふみ」は3年(13)岩坂(リーダー)、M1(15)藤本、4年(12)田中。
岩坂が午前中の議論内容を発表しています。
チーム「文環担当」は3年(13)多賀(リーダー)、M2(14)吉村、3年(13)塚田。
同じく、リーダー多賀が対話劇の内容について発表をしています。
お昼。全員が一品持ち寄るポットラックパーティを行いました。
全員の分を集めると凄いですね。テーブル一杯に食べ物が広がって
おりました。
意外に手作りのものを持ってきている人が多い。
女子学生は全員手作りだったように思います。
多すぎて、お昼で処理するのは不可能でした。
次にもしやるとすれば、少し分量を減らした方がよかろうと思います。^^;
13:00にランチタイムは終了し、対話劇づくり再開。15:00から2チームの
対話劇を行いました。
チーム「一二三(ひふみ」が上演中。就活がうまくいかない大学生が表現
されていました。
チーム「文環担当」。このチームは学内での活動では頑張っているけど、
外への志向が弱い大学生を表現する対話劇でした。
2チームとも限られた時間の中で5分程度の対話劇を作り上げました。
今日のワークショップの目的は、もやいすとシニアのプログラムにこの対話劇
づくりを持ち込む際の課題抽出が目的でした。
対話劇上演後、リフクレションを行い、それぞれのチームから、教育プログラムとして
導入していく際の問題を発表してもらいました。
重要な視点が発表されていましたので、GW明け後、それらを盛り込んだプログラム
作りが進んでいくだろうと思います。
長時間のワークショップでしたが、2チームともに非常に盛り上がっているようでした。
ただし、盛り上がりだけではまずいので、この勢いを次につなげるようにGW後の
スケジュールはしっかりと組み立ててほしいと要望しておきました。
終ってから、早速、打合せしているようでした。さすがです。
なお、2チームも大変だったでしょうが、全体の司会を担当した4年(12)目代はもっと
大変だったろうと思います。ご苦労様でした。
今日のワークショップを横で見学しながら次のようなことを思っていました。
少し長いですが、せっかくなので紹介します。
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ワークショップの前、平田オリザの「わかりあえないことから」という本を読んでほしいとの
メッセージをもやい塾メンバーに送っていました。
命令するばかりでも良くないので、私自身も改めて読み直しました。
一度、読んでいるので、読み直すのは簡単です。ただし、前に読んだときと違い、状況が
違うので(対話劇をもやいすとの授業に取り入れたいとかですね)、読み直すといくつもの
新たな発見があるものです。
そうした発見を踏まえ、ベストではないのかもしれませんが、もやいすとシニアプログラムで
やはり対話劇はやるべきだと確信しました。
コンテスキストの異なる状況で、合意形成に必要なコミュニケーション力の育成において
極めて有効な教育方法だと、そう思いました。
今後、今日のワークショップで得た経験を踏まえて、対話劇を講義にどう組み込んでいくかを
検討していきたいと思います。
なお、読み直したとき、演劇そのものではありませんが、「あとがき」にあった北海道の富良野の
ことに目が釘づけになりました。
前読んだときは気づかなかったのですが・・・。
平田さんは、富良野の全校生徒11名の小学校で演劇を使ったモデル授業をされているようで、
それには、たくさんの大人が、仕事を休んで見学に来られるのだそうです。
富良野はラベンダー栽培という第1次産業を、観光という第3次産業へと転化に成功した
著名な地域です。
6次産業化に成功したわけですね。
このため、富良野の農家のみなさんは
自分たちは農業だし、また自分の子どもにも農業を継いでもらいたいけれども、これからの
日本の農業は、高価格高品質の付加価値で勝負していくしかない
と考えておられるそうで、、それゆえに
だから、農家こそ、新しい発想や、消費のニーズをくみ取る柔軟性、コミュニケーション
能力や国際性が必要だ。農業こそが創造産業だ
ということで、こうした背景もあり、平田さんの授業にたくさんの大人が見学にやってこられる
のだそうです。
将来、富良野の農業や観光を支えていく豊かな発想と表現力を持った人材の育成という
視点で授業を見学されているわけです。
さらに、富良野高校には演劇を組み込んだコースもあるとのこと。
演劇を目指す人材の育成のためではありません。
地域を発展させる豊かな表現を持つ人材育成のためのプログラムなのだそうです。
この辺りに目が釘付けになりました。
こうした記述に目が釘付けになったのは、もやすいと育成プログラム、玉名での着地型観光と
6次産業化のテーマ、そして北陵高校生との高大連携など、ガリラボが現在手がけていること
の全てがつながるような気がしたからです。
まだ直感の段階で、具体的なアイデアにするところまでにはなっていませんが、今後はもやい
塾メンバーの力を借りながら、そしてまたガリラボと関係のある大学内外のみなさんの協力を
得ながら、具体化していきたい。
ワークショップで対話劇づくりで頑張っているもやい塾メンバーを見ながら、そんなことを
考えていました。
みなさん、どうぞよろしく。^^;
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