2013年10月20日日曜日

挑戦する力で未来を切り拓いていきましょう

昨日の中間報告会から一夜明け、とりあえずガリラボのゼミ生は
休息を取っていることと思います。
私はと言いますと、本日は早朝よりRという統計分析用のプログラ
ミングツールを使って統計の勉強をしていました。
新しい世界に連れていってくれるのは新しい道具です。
今まで違う思考の原野に連れて行ってくれる新しい知的道具を手に
入れようと最近になって挑戦を開始したものです。
といっても、一人では無理なので(諦めてしまう)他者を利用しながらの
挑戦です。
これまでもそういった方法で新しい分野をひとつづつ征服してきたので、
その成功体験を活用して、未知の領域に足を踏み入れていってます。
 
さてその勉強をやっていて、統計もさることながら、Rというプログラ
ミング環境の素晴らしさに感激させられました。
16歳から始め、30代半ばまで、1日中、工学や数学に関する(主と
してC言語を使って)プログラム開発をやっていて、プログラミングそ
のものは日本語と同じぐらいのレベルで使いこなしていました。
40歳前にその世界からほぼ足を洗い、それ以来やっていないでもう
かなり錆びついていますが、そこは昔必死でやっていた感覚はなんと
か残っています。
統計に特化したR言語というプログラミング環境に接し、その凄さが
すぐに分かりました。
ほんと良くできている。

この優れた環境は、オープンソースとして開発が進んだようです。
素晴らしいですね。
オープンソースの代表であるLinuxもそうして開発されたものでした。
多くの見知らぬ人々が協力して、ある方向に向いている。
そのベースになっていくのはもちろんネットを活用したメディアです。
世の中、ソーシャルメディアがインフラとなっていくにしたがって大きく
変わっていくでしょう。
その動きに私は大変興味があります。
さて、みなさん気づいているでしょうが、ガリラボ通信の左側のカラムの
トップには、次のコメントを載せていることを。
  学習理論を武器に、情報社会を眺めているゼミです。社会だけでなく、
  情報という視点から教育、地域表現、さらにはデザインなどにも興味を
  持って活動しています。
いつもあるので、風景の一種になっていて気づかれてないかもしれませんが、
上記のことをやっているゼミがガリラボです。
そうしたゼミなので、情報という視点での社会デザインには非常に興味を
持っています。
次の映像は、2年生の授業「情報社会とコンピュータ」でも取り上げ、見て
もらっているものです。
私は、この講演にかなり強い刺激をもらいました。
未来社会を考えていく上で大変重要だと確信しています。
 
さて、白亜祭は未来のガリラボを考えていくのが理念でした。
未来のメディアを想像することを課題にしていました。
メディアとは「人と人とをつなげるもの」であり、それ以上のものでも、以下の
ものでありません。
未来の人のつながりはどういったものになりそうなのか、関係者は未来をイメー
ジするために次の映像を見ておいてほしい。

Clay Shirky 「インターネットが(いつの日か)政治を変える」 


話は冒頭の話題に戻りますが、中間報告会の終わった昨晩、私は在学生全員に
メールを送りました。

  やれやれ終わったと思っている人もいるでしょうが、そこを少し頑張ってリフレ
  クションをしておいてください。
  終わった、終わったで何もせず、あるいは単に打ち上げだけやるのは、人生を
  <無駄にする>大切な方法を実践している人ですから。
  成長などありえません。
  (中略)
  言葉にしておくことはほんとに重要です。
  2年生、3年生は、今日の4年生を超えていかないといけません。
  そのためにも今日のことを振り返っておくことは極めて重要です。
  概要を見直し、4年生のどこがよくて、どこが拙かったか、分析しておきましょう。
  それは人生を<有意義にする>大切な方法となるでしょう。

このメールを受けて3,4年生の何人かからリフレクションしたものが送られてきました。
かなり長文のものもありました。
反応があり嬉しい限りですが、みなそれぞれに人生を<有意義にする>ために
色々と考えてくれているものと思います。
 
報告会に卒業生としてただ一人駆けつけてくれたOB(05)山口は、その後で追加
の長いメールの中で報告会のことをコメントしてくれていました。
無断ですが(許してくれると思います)、一部を抜粋して紹介しておきたいと思います。

  優秀な学生が沢山いて、
  二年生や三年生も大勢いて、
  ※藤本がいなくて残念でした
  津曲ゼミの勢いは本当に止まらずに、
  歩み続けているんだと思いました。
  坂口先生や坂本、大塚もいて、
  学生で運営ができており、
  卒論も一部しか聞けませんでしたが、
  私達の頃よりも遥かにレベルが高く、
  感動や驚きと共に、
  本当に私はこのゼミに居たことが誇らしくて後輩が可愛くて先生に会えて良かったなど、
  あらゆる想いが駆け巡りました。
  先生、
  私は生涯この場所に居たことが武器となり誇りとなり私の励みとなると確信しています。
  卒業生がしゃしゃり出て、
  申し訳ない一方で、
  森本や吉村のような優秀な後輩が、
  これからはライバルとなり、
  津曲ゼミの同志となることが嬉しいです。

卒業生にも後押ししてもらいながら、これからもガリラボは未来を切り拓いて
いくため、挑戦を続けていきます。
 
当面の挑戦目標は 当然ながら 「白亜祭(=未来のガリラボ)」です。
もう残りわずかになってきました。
みんな、死ぬ気で、必死でやっていきましょう。
 
必死でやった先には何かが必ず残ります。
例えば、挑戦していこうとする力とかですね。
私の場合は研究を通して学生時代に身につけた挑戦する力がエンジンとなって、
これまでの多様なキャリアを歩んできたのではないかと推測しています。
  

  
 

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