2013年10月29日火曜日

ゼミ新聞部よりのお知らせ~第3回ゼミ新聞コラム総選挙

先日(2013/10/12)募集したコラム投稿についてです。
7つの作品が集まりました。
投稿作品の紹介と投票とを下記の要領で行います。
ガリラボ関係者の皆様、ふるって投票ください。

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こんにちは。ゼミ新聞部部長の11ゼミ清田です。
投稿いただいた7作品の中から優秀作品を決めたいと思います。
投票を、一番下にあるフォームからお願いします!
投票期限は11月3日(日)正午(12:00)です!(*^_^*)
短いですがどうぞよろしくお願いします。
最優秀者の発表は11月3日(日)のガリラボ通信上で行います。

======================投稿作品==============

① オリンピックのヒーロー
 「オリンピックの金メダリストを言ってください」と聞かれたら、何と答えるだろう。私はこの答えにより、その人の生まれた年代がわかるような気がする。これはあくまで私の考えだが、中高生の時に開催されたオリンピックの金メダリストを挙げるような気がする。60代は東洋の魔女、50代はコマネチ、40代はカール・ルイス、30代は中学生で金メダルを取った水泳の岩﨑恭子、20代は柔ちゃんこと田村亮子、10代は内村航平…。違うという声もあるかと思うが、お許しいただきたい。オリンピックの金メダリストは、自分の人生における憧れというか、雲の上の存在というか、ヒーローなのではないかと思う。メダリストたちの軌跡を扱った特番などを見て、さらに自分のなかで憧れの度合いが高まることもある。生き方のモデルになったり、その人の名言を座右の銘にしたり。マラソンで2回メダルを取った有森裕子が言った「自分をほめてあげたい」という言葉は流行語になった。
 2020年に開催される東京オリンピックでは、どんなヒーローが誕生するのだろうか。欲を言えば、メダリストたちが、子どもたちにとって生涯のヒーローとなるような人物であってほしいと願っている。


② おんなずぃ 日本ずぅぃんてしぅぃて…。
 秋風が冷たくなり始めた10月。私は、人生初めて東北という地を訪れた。多くの笑顔、料理、地酒とさんさ踊りに温かくもてなされ、初めて見るモノ、聞く方言に圧倒された。なかでも、大勢の同世代が披露してくれた、地元伝統のさんさ踊りには心を打たれた。これこそ、日本ならではの温かいもてなしだと感動した。
 東北地方と言えば、連続ドラマ「あまちゃん」の舞台となり、今年、日本を沸かせた。一方で未曾有の大震災、東日本大震災からもう2年半が経ち、記憶が薄れている人も少なくないだろう。私も東北を訪ねる前日までは、そういう類の人間だった。ただ実際に東北に足を踏み入れた私は、東北から飛び立ち揺れる帰りの飛行機で強く自分自身に強く誓った…東北がどんなに遠くても、絶対に忘れてはいけない、忘れて欲しくない―あの2年半前を。
 さて、「温かいもてなし」からふと連想した「2020 TOKYO五輪」。7年後…日本はどうなっているのだろうか、復興は、原発はどうなっているのだろう。きっと、今は誰も分からない。でも1964年の東京五輪では、戦後の復興から高度経済成長と日本は活気づき、世界に誇る新幹線も生み出した。もう一度、あの時の夢や力が求められている気がする。2020年、私はどういう形であれ東北の人、多くの人たちと心からお祝いできる人間でありたい。

③ 私の知らないスポーツ少女
 「いろんなボール競技をしたけど、ボールが怖いと思ったことは一度もなかった」
 いつの五輪だったか、TVでソフトボールの試合を観戦していた時、一緒に見ていた祖母がそう呟いた。思いがけない言葉に、私は驚いた。
 祖母は30代で関節性のリウマチを発症し、私に物心がついた頃は既に手首や膝の痛みを訴え、歩行も困難な状態だった。手足が変形するタイプの病ではなかったが、常に痛そうにしている様子は見ているこちらも辛かった。手術や薬のお陰で、最近は痛みも落ち着いているが、私たち孫が生まれた時は特に痛みが酷く、孫を抱きかかえるということはついに叶わなかったそうだ。
 そんな祖母だが、若い頃は運動神経抜群で足も速く、スポーツ好きの少女だったらしい。特にソフトボールを得意として、結婚・出産してからも活発に運動をしていたとのこと。そんな過去があったとは全く想像もしなかった。ただ、いつの五輪も、彼女はTVの前でとても楽しそうに試合を見ていた。ソフトボールに限らず、様々な競技をまんべんなく。
きっと、もっとスポーツをしたかったのだろう。でも、今はスポーツ観戦を生きがいの一つとして元気に毎日を送っている。今年、祖母は喜寿を迎えたが、7年後の東京オリンピックも是非一緒に楽しみたいと思う。そのためにも、まだまだ元気でいて欲しい。

④ 【お・も・て・な・し】
【お・も・て・な・し】が現在のマイブームだ。
5文字の言葉があれば、とりあえず滝川クリステルの真似をして当てはめる。
【お・て・あ・ら・い】【ば・い・が・え・し】【も・り・ま・さ・こ】
【か・ん・ち・が・い】年内はこのネタが生きる。
そして7年後にまた復活する。
【ま・ち・が・い・な・い】今はオリンピックの行方より、私は滝川クリステルごっこをすることに興味がある。
しかし、そもそも、【おもてなし】って何でしょう?
ググると【処置・取り扱い・客を迎える】とある。
 さらに、この言葉の歴史を探ると、江戸時代に一般的に広がったようです。お疲れさまでした、の言葉の背景におもてなしがあるようです。
 さらに、映画・おくりびとによって世界におもてなしの精神が拡大し、現在のブームに発展したようです。大切な人が死を迎えることへの日本人なりの心の持ち方を示した、という解釈は何だかとても嬉しい。おもてなしって素晴らしいね!使い方次第で無限の可能性を秘めている。おかえり~もおもてなし精神が命です。白亜祭や興津会の【お・も・て・な・し】が楽しみ(笑)。最後に津曲ゼミのみんなに、【あ・り・が・と・う】

⑤ 私とオリンピック
 人は常に話題を求めているんだよ。
 そんなセリフに共感を覚える私は、かなり話題になった、半沢直樹が大好きでした。
 友達と、倍返しだ!というセリフを言い合い、敵となる常務の真似をしては笑いあうような日々を過ごしていました……が、何が、今回のコラムのテーマである「オリンピック」と関係があるのかというと、オリンピック関連のことも、私たちの中の“話題”になっていくのだろうなあと、とふと思ったのです。
 オリンピックはスポーツの祭典。今まで特にスポーツをしたこともなく、あまり興味のなかった私は、本音を言うと競技にはあまり興味はありません。それよりも、きれいで壮大な演出をされるであろう開会式のほうが気になって仕方がありません。
 わたしはそのオリンピックの開会式のことだれかと語り合いたい。つまり私はオリンピックの“開会式”のことを話題に求めている人間のひとりです。さて誰とこれを話題に話ができるだろうか。と考えたときにアテがありません。困りました。そこでツイッターやフェイスブックで感想を垂れ流すのです。便利な時代ですね。

⑥ オリンピック もうひとつの楽しみ
 アテネ、トリノ、北京、バンクーバー、ロンドン。どのオリンピックの時も私はテレビにくぎ付けになって選手たちの姿を見てきた。選手が懸命にプレーする姿から勇気と感動をもらう。
しかし、オリンピックには競技の他にもうひとつの楽しみがある。それは、開会式で行われるショーだ。メインの競技に隠れて目立ちはしないが、とっても楽しめるこの舞台芸術。私はこのショーを見るために一晩中起きていることもある。昨年のロンドンオリンピックの時はまさにそうだった。午後に開会式が行われたバンクーバーオリンピックの時には高校の土曜講座が終わったら飛んで家へ帰ったのを覚えている。その様な各オリンピックの中でも一番感動したのは北京オリンピックだ。人類の大発明と言われる羅針盤、紙、印刷、火薬の紹介を中心に中国の歴史を壮大に表現したもので、そのダイナミックな世界観に圧倒され、魅了された。
 さて、2020年の東京オリンピックの開催が決定した。次の東京オリンピックではどんな開会式のショーが私たちを楽しませてくれるのだろうか。

⑦ 日々の行為と家族そして未来
 2020年東京オリンピックの開催が決定した朝、TVで猪瀬都知事を見た。インタビューの中で「家内と一緒だった」とペンダントを見せておられた。直前に亡くなった奥様の写真入ペンダントであった。感動し、思わず涙した。
 知事は、オリンピックの最終プレゼンに向かう直前、ニューヨークに立ち寄っている。到着するとすぐにランニングに出かけられたらしい。あのペンダントを下げて。どうしてこんな時にランニングですか、と首を傾げる同行記者に「普段の鍛錬の延長に決戦があるからね、だから、なるべく普段と同じことをやろうとしている」と話されていた。結果とは日頃の行いからしか生まれないのだと改めて教えてもらった。
 「オ・モ・テ・ナ・シ」プレゼンが有名となったが、それだけでなく目に見えない無数の貢献があったはず。究極的には日本人全体の日頃の行いが大事だったと思う。日本人全体の集積が「おもてなし」と表現され2020年東京オリンピック開催へと繋がったのだと思う。どんな大きな成果もそれは日頃の行いからしか生まれず、その日常を支えるのは家族なのだということを猪瀬都知事は改めて教えてくれた。
 私は知事のファンになった。

======================作品ここまで==================
 



 

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