今日、Facebook経由で14才の少女の天才的アイデアの存在を知りました(こちら)。
ネットいじめの防止のため、投稿する前に「本当に送りますか?」と問いかけ、
少し考える時間を作るだけで、その効果は劇的だったようです。
わずかそれだけ。Rethink before you type(投稿する前にもう一度考えて!)もらう
だけで、ネット上のいじめを劇的に減らせたのです。
なんとシンプルな・・・。
この少女の記事を読んで非常に感心したのは、
なぜそのような状況が起こるのか?
トリーシャさんはその原因を研究している中で、ある文献に出会います。
そこには、「未成年の脳は、考える前に行動に移してしまう傾向がある。
判断能力を担う前頭部は25歳頃にようやく完成する」という趣旨のことが
書いてありました。
という記述です。これこそ本当の勉強です。
14才と言えば、中学2年です。
中学2年で、勉強がきちんとやれている。
14才少女が、問いを立て、文献を探し、それを読み、それを踏まえて考えている。
問いの構想力、情報収集力、読解力、考える力とどれも素晴らしい。
大学の4年生になると、卒論で、この女の子と同様の状況に出会います。
しかし、なかなか本来の勉強ができない。
22才の大学生でも、です(参考文献の少なさがそれを如実に示しています)。
2年(13)ゼミ生は春休みにそれぞれの課題を設けて、やってくるようにと言ってます。
この女の子のような力が伸びるようなことをやってきてほしい。
参考文献を探し、読んでいけるような、そんな勉強していく力をつけてきてほしい。
3年生(12)も同様です。
行動することと、勉強することの両方をバランス良く行えるようになっていくべきです。
そうした癖を学生のうちに身に付けたいものですね。
社会人になって勉強する癖を身につける人はごく稀だろうと思いますので。
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