最終日は、勉強(1日目)し、議論(2日目)し、取材(3日目)してきたことを報道という
形で表現することが課題です。
(1)制作作業
もやい新聞社の編集室(11番教室)では、編集と新聞の紙面制作が行われています。
それまでワークショップでは机について議論していた人たちが、今日は活発に
動いていました。
「ここは、どうする」とか、「これを切ってくれる」とかあちこちから声が聞こえ、活気に
溢れ、本物の編集の現場を見ている気分でした。
3時間で作り上げないといけないため、取材チーム5人は役割分担がしっかり
していました。事前の打合せがよく出来ていたように思います。
紙面制作風景。
切って、
貼って、
悩んで、、、手伝うファシリテーターも必死だったようです。^^
制作の進行とともに机の上はごちゃごちゃに。
一方、ニュース番組の編集室(14番教室)は、新聞とは違って動きはあまり
ありません。ニュース原稿の作成が重要で、内容の確認と、役割分担、さらには
パフォーマンスなども繰り返し練習しているようでした。
TV番組欄のPUK局で空白になっていた部分(13:30-14:30)は埋められていました。
ニュース番組を担当したファシリテーターたちのアイデアです。
芸が細かい。^^
印刷室(9番教室)。
新聞に貼り付けるカラー写真やニュース番組で使うフリップなど取材チームはここで
印刷できます。
ガリラボのカラープリンタをここに投入しました。
(2)発表直前
新聞チームの発表の場、学食です。
もやい新聞社の社内対抗コンテスト(略して、もやコン2014)という状況設定に
しています。
発表する取材チームを待つパネルたちです。
1組目が出来上がった紙面を貼り付け、発表の練習をしています。
ニュースチームのための特設スタジオ(グロカールセンター204教室)です。
実際のライブ放送前に色々と3年(12)田中が注意をしています。
タイムキーパー(発表時間5分)の2年(13)松崎。きちんと時間を守らせて
くれました。
(3)報道(発表本番)
新聞チームの発表が始まりました。当初は、パネルをひとつ空きぐらいの距離で
発表させていく予定でしたが、2チームで同時発表の方法をとったため、双方の声が
響いて非常に聞き取りづらくなったようです。学食はどうも音が響きます。
当初の予定と異なり、発表では2チームを遠く離し(パネル移動をして)、発表する
ことになりました。
新聞発表
発表をルーブリックを用いて全員で審査していきます。
新聞チームは小道具として腕章をつけています。
真正性を高めるようにと指示していたので、ファシリテーターが考え出したアイデアのようです。
ここも芸が細かい。^^
13:30、新聞チームと同じ時間に、特設スタジオでのニュースチームのライブ放送が
始まりました。
報道のやり方は、それはそれは見事なものでした。お世辞抜きに。
とても1年生には見えませんでした。
本物とそん色ないのではないかと思うほどのチームもあったぐらいです。
(4)表彰式
この4日間、受講生をずっとカメラで追っていました。
それをリアルタイムドキュメンテーションとして受講生に向けて映像でまとめ、みてもらいました。
最優秀チームを発表する前に。
密着取材していたのは、もや研映像チーム(3年(12)坂本、目代)。
目代が撮ってきた映像を、坂本が急ぎ編集するという流れ作業で、特に最終日の13:30
からの発表風景まで映像に入れていたので、それを15:00の表彰式で流したのですから、
映像チームは学食や204教室で撮っては研究室に走り、また撮りに行っては走って戻って
くるを繰り返し(1年生の秋山さん、児玉さんがそれをサポートしてくれてました)、まあ凄まじい
状況であったようです。
しかし、その努力も次の写真の様子を見えば報われるでしょう。
誰一人、声ひとつ出さず、自分が映ると笑みを浮かべながら、4日間が10分間に圧縮された
映像に見入っていました。
4日間のリアルタイムドキュメンテーション「もやいすとジュニア育成プログラム2014総集編」
表彰式に移ります。
ルーブリックを用いた評価の全員分を集計して選ばれた最優秀は、ニュース番組は1班、
新聞チームは4班でした。
集中講義に辿り着くまで用意してあった関門を突破してきて、全学部で残った学生は74名。
それが15チームに分かれて4日間、熾烈な闘いをやってきたわけです。
ある意味ではおおよそですが全学部の1年生の中から選ばれた2チームと言ってよいぐらいでしょう。
学長賞に相応しいチームであったと思います。
副賞は、事務局教務入試課の協力で入手できた「県立大グッズ(ペンとくまモンピンバッジ)」と
私の家内が直前に買ってきて届けてくれたまだ温かい「いきなり団子」でした(このプログラム中、
借りれる手はどういったものでも借りました^^)。
最優秀チーム(1班、4班)。
(5)振り返り
表彰が終わり、さて、終わった終わったでは、もちろんいけません。
振返りはしっかりとやらないと!
約30分ほどかけ、集中講義のことを振り返ってもらいました。
記憶を定着させ、最終課題のレポートをしっかりと書いてもらうためです。
レポートも振り返りのツールのひとつ。
最後の最後に、経験学習の方法を伝え、その重要性を受講生に強調しておきました。
チームごとの振り返りに入ると、それぞれのチームはかなり仲良くなっていることがわかりました。
あちこち賑やかです(ちなみに、終わった後はチームでどこかに出かけていくところもありました)。
学部も違い初対面でもあったのに関わらず、4日間で非常に良いチームが出来上がってました。
今回のプログラムが一定の成果を上げたことを示すものではないかと思っています。
受講生が帰った後は、いつもの如く、ファシリテーターの振り返り。
ただし、この日は後の予定があったため、ごく短く。
本格的な振り返りは、別の日に設定しているようです。
(6)残務整理
最終日の翌日(本日)、9月27日(土)19時ごろです。
残務整理をしています。
大ホール前の新聞チームの紙面を掲示したパネルに取り付ける題字を
3年(12)尾堂が作ってくれています。
施錠される直前ギリギリで、取り付けが間に合いました。
もうひとり。3年(12)坂本。外はもう真っ暗です。
表彰式で流した映像は、1年生向けたものだったので、それを少し一般向けに
修正してほしいと依頼しておきました。
その作業をやってくれているところです。
今日のお昼からずっと編集作業をしてくれていました。
上で紹介している映像は、実は当日流した1年生向けのものとは少しだけ違います。
坂本が本日作ってくれたものです。
以上、膨大な人と膨大な労力とが注ぎ込まれ、もやいすとジュニア2014育成プログラムは
出来上がったものです。
受講生した1年生たちも成長したでしょうが、それ以上にファシリテーターとして関わったゼミ生
たちは、このプログラム作りを通して大きく成長したはずです。
そのせっかくの成長が薄れないよう、それぞれで振返りをし、ポートフォリオとして残して
いってほしいと思っています。
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もやいすとジュニア2014
@阿蘇市波野
もやいすとジュニア育成プログラム2014の集中講義は、
地域をつくる側になろう~考えまくる、夏の4日間。~
とのキャッチコピーで始めました。
ガイダンスから最終日までの道のりは以下の通りです。
・第1回ガイダンス(ガリラボ通信2014/6/2)
・第2回ガイダンス(ガリラボ通信2014/6/30)
・第3回ガイダンス(ガリラボ通信2014/9/19)
・集中講義1日目(ガリラボ通信2014/9/22)
・集中講義2日目(ガリラボ通信2014/9/24)
・集中講義3日目(ガリラボ通信2014/9/25)
結構、長く苦しい道のりでした。
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