Facebookに朝日新聞の次の記事がありました。
スラムダンクの踏切が外国人に人気だそうです。
記事には、スラムダンクの冒頭シーンがあります(記事)。スラムダンクはもう相当古い
漫画になっていて、現在の大学生は知らない人が増え始めています。
もう一定程度は過去の漫画になっているわけですが、記事によれば台湾からの観光客が
集うようになったのはここ数年とのことだそうです。
人気アニメのシーンが観光スポットになるのは今はごく普通のニュースとなりましたが、
日本のアニメは今は国境をも越えていくんですね。
スラムダンク大好きな私としては、非常に嬉しいニュースでした。
アニメの主人公たちの体験を、リアルに追体験するのは非常に面白いものだと
想像できます。
追体験自体が観光になるわけです。
そのことを踏まえ、昔、追体験という手法を、ガリラボのフィールドワークの事始めの
時代、2008年頃ですがやっておりました(懐かしい)。
芭蕉の「よく見れば、薺(なずな)花咲く垣根かな」の句にちなんで、
ナズナ花咲くプロジェクト
と称して玉名市岱明町高道で行いました。ただし、ゼミではなく、当時、ノットワーキング塾と
呼んでいた勉強会の社会人メンバーとです。
ボイスレコーダー片手に、見えるもの、感じたものを言語化して記録していきます。
また、見えたもの、感じたものを写真として記録していきます。
そうした他者の体験を、別の人が追体験していくのは不思議な感覚を伴うことが
あります。フィールド内に仕組まれている何かを掘り起こしていくような感覚です。
フィールドマイニングの一環と言えるものでしょうが、こうしたものを着地型観光として
使えるのではないかというのが玉名市の平野さんから寄せられたアイデアです。
昨晩、Facebookへのコメントとして寄せられました。
確かにそうなんですよね。
玉名市で09ゼミ生がエアタグを作成していた時もそれが強く頭にあって、エアタグには
ゼミ生の体験が残るようにしているものを積極的に作っておりました。
また10ゼミ生が県北NAVIと称して、案内パンフを作った時も、追体験ができるように
パンフに映像や音声をQRコードで埋め込んでいきました。
これなどデジタル技術を使ったフィールドマイニングの応用であろうと思います。
玉名市岱明町でのフィールドワークは2008/8/29の非常に暑い日でした。
これがガリラボでフィールドワークを始めるきっかけとなった実験でした。
その時参加したノットワーキング塾のメンバーです(写真はその時のもの)。
2008/8/29 @玉名市岱明町高道
振り返れば、この時の実験が契機となって、ガリラボは動的な集団へと変貌していった
ように思います。
この意味で、この写真は、現在のガリラボを形づくることになった記念碑的なものと
言えるのかもしれません。
この時から、ガリラボは外への志向が非常に強くなりました。
わずか6年前のことです。
しかしこの写真以後、非常に多くのことがありました。
随分と遠い昔に感じます。
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