白亜祭準備で多忙さはピークに達しているガリラボで、さらにその忙しさに
輪をかけるようなプロジェクトが進行しています。
3年(13)生による「しょせきかプロジェクト」です。
午後、13ゼミ幹部でプロジェクト会議(編集会議)を開きました。
プロジェクトのモデルは立花隆の「二十歳の君へ」です。
テーマは「夢(どりぃむ)」としました。
多様な世代がどういった夢に向き合い、日々行動しているのか。
それを取材し、書籍化することを通して、自分たちの夢について深く考えていこうと
いうプロジェクトです。
13ゼミ生全体の意向を踏まえ、本日の編集会議にて、多様な年代を3部構成で
表現することにしました。
まだ仮ですが、この本の「はじめに」の部分を3年(13)松崎が書きました。
プロジェクトを成功させるために、どういった書籍を目指しているのかを理解し、そして
13ゼミ生全員の意識が同じ方向に向いていくように、と松崎が考えてくれました。
これから13ゼミ生をチーム分けして、各チームは取材対象年代を決め、その後、具体的な
取材相手を探しアポを取っていく作業を進めることになります。
白亜祭、興津会が終わったら、1月末のこのプロジェクトのゴールに向かって13ゼミ生は
全力疾走していくことになります。
ガリラボが暇になるときなどありません。
一緒に、夢に向かって進んでいきましょう。
はじめに(仮)の全文 (3年(13)松崎)
どりぃむ。
インターネットで検索すると、二千五百万件がヒットします。
世界にこれだけたくさんの夢が広がっている証拠です。
どりぃむ。
私たちの頭で検索すると、何件ヒットするのでしょう。
答えは、ゼロです。
昔は違いました。
教師、お嫁さん、花屋さん、プロ野球選手、お医者さん、戦隊ヒーロー、美容師、ピアニスト・・・
どうしてでしょう。あの頃は早く大人になりたかったのに。
私たちが大きくなると、夢はどんどん小さくなりました。
でも悩んでばかりはいられません。
学生という籠から社会という大空へ、羽ばたく日が近づいています。
外の世界に怯えながらも、独り立ちへの準備を進める、そんな十二匹の雛たちが作成したのが
この「どりぃむ~あのころとこれから~」です。
思えば出発点は、先生のどりぃむでした。
社会に出てからどんな力が必要なのでしょうか。企画力、持続力、時間管理能力・・・。
そんな力をつけるために、長期プロジェクトが必要だと考えた先生は、
ゼミ生と共に1冊の本を作り上げる夢を持ちました。
一〇年越しの先生の想いと、社会を少しでも知りたい私たちの想いがマッチし、
しょせきかプロジェクトはスタートしました。
この本は、三部構成になっています。
第一部「ニューフェイス」 ここでは、二十代までの方への取材を行っています。
第二部「社会の中核」 ここでは、三十代・四十代の方への取材を行っています。
第三部「人生のベテラン」 ここでは、五十代以上の方への取材を行っています。
“私たちが憧れるあの人は、どんな夢をみているのだろう。”
“そもそも夢ってなんだろう。”
それぞれの疑問を持ち、社会人の先輩方の門を叩き、取材を繰り返しました。
社会人の一歩手前の私たちが、学生時代だからこそできた活動、
それがしょせきかプロジェクトでした。
この一冊は私たちの青春そのものです。
もちろんこの本ができたからといって、私たちの活動は終わりません。
この本を糧にして、これからも前に進んでいきます。
夢は、無限だから難しい。
でも、無限だからこそ楽しい。
どりぃむ。
さぁ、夢の世界へご案内します。
もうしばらくしたら、プロジェクトチームの取材が始まります。
取材を経て、多くの人の夢に出会い、「はじめに」の内容は変化していくでしょう。
このため、「はじめに」の完成は書籍の完成、しょせきかプロジェクトが終了する
来年の1月下旬となるはずです。
そのとき、「はじめに」はどれほど成長しているでしょう。
13ゼミ生の成長と同時に、「はじめに」の成長も楽しみにしておきたいと思います。
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