雨も15時頃にはかなり強くなりましたが、通常の台風の強烈さは感じない
ままに通過していってくれました。
被害は小さかったのではないでしょうか。
そのことはもちろんよかったのですが、授業は1日休講となり、随分と予定が
狂った学生たちもいたのでしょうか。
ところで、昨晩(朝?)のワールドカップサッカーの日本対ベルギー戦を見て
いた学生たちは朝までの観戦だったはずなので、台風のおかげで、一部、ラッ
キーな人たちもいたのではないでしょうか。笑
15時現在の台風7号。徐々に熊本から遠ざかり、16時を過ぎると随分と
雨は弱くなりました。
私は台風もですが、元々から今日は1日予定を入れず、やるべき作業を決めて
おりました。論文の執筆。
なかなかまとまった時間が取れないので書けないのでいたのですが、台風の
おかげもあって今日はこの作業にすべてを捧げました。今日1日で書いたのは
わずか3,500文字ほど。涙
ただし、これで全体像(概要)を書いたので、論文としての主張点についてこれ
まで漠然としていたアイデアをクリアにすることができました。
朝からずっと座ったまま、しばらくは何も書けずに苦しみましたが、そこを耐えて
我慢していたら何とかなりました。
何かを考え出す、また新しいものを作り出すには、何もできずに苦しい状態を
我慢する、耐える精神力が不可欠かと思います。
次の写真は昨日見つけたものです。毎日新聞の「アートの扉」というコラムに
あったものです(参照)。
この作品を所蔵しているのは東京都写真美術館で、ピカソを被写体にしたこの
写真は、子どもたちに一番人気なのだそうです。誰でも、ふと笑みがこぼれる
のではないでしょうか。
子どもたちに相対しているのは、この美術館の学芸員さんとのことで、その学芸
員さんが問いかけながら子どもたちの反応を引き出されているようです。
記事を読み、優れた学芸員さんたちにしっかりと目を向けることが、美術館の
魅力を増幅させてくれるのではないかと改めて思った次第です。
ガリラボのチームArtractは、同じく、美術館を舞台に今後活動をしていきます。
直接役立つかどうかはわかりませんが、何かの知識としてこの場で紹介しました。
なお、Artractのメンバーには先日の美術館訪問で気づいたことをとにかく
たくさん挙げなさいと宿題を出しています。
膨大な気づきを土台にして、先に進むヒントにしていきたいとも思ったからです。
「1分間に10個アイデアを出せ」とはゼミ生にアイデアを出させるためにガリラ
ボで私がよく使う方法ですが、Artractには十分な時間を与えているので、10個
は当然クリアするでしょうから、100個、いや100個とか少ないですね。
1桁上げて1000個と思いましたが、さすがにそこまで鬼には慣れないので、
250個にまけておきましょう。笑
そうすると、4人で1000個となります。
何かが1000倍変わると革命が起きるといわれています。
量は質に転換するもの。
1000個あればきっとその中には重要なものが含まれているはずです。^^
さて、これほど書いたのできっと期待値を超えようとがんばってくれるはず。
果たして何個ぐらいの気づきを出してくれるものでしょうか。笑
Artractだけのことを書きましたが、似たような宿題はあちこちのチームに
だしてますよね。リストアップすると、今のところプレッシャーをかけているのは、
たまレンジャー、たまらん、Citrus、白亜祭実行委員会、
そして大学院生の3人個々へ
ぐらいかな? 宿題の強弱があるので、それぞれが受けてるプレッシャーには相当な
違いがあると思います。
何を宿題として出しているかはしっかりと覚えているので(たぶん)、それぞれで、
上でArtractに向けた注文したレベルで自分たちの課題をクリアしていってほしい。
強い願望です。
横からしっかりと応援(だけ)はしますので。^^;
Artractだけのことを書きましたが、似たような宿題はあちこちのチームに
だしてますよね。リストアップすると、今のところプレッシャーをかけているのは、
たまレンジャー、たまらん、Citrus、白亜祭実行委員会、
そして大学院生の3人個々へ
ぐらいかな? 宿題の強弱があるので、それぞれが受けてるプレッシャーには相当な
違いがあると思います。
何を宿題として出しているかはしっかりと覚えているので(たぶん)、それぞれで、
上でArtractに向けた注文したレベルで自分たちの課題をクリアしていってほしい。
強い願望です。
横からしっかりと応援(だけ)はしますので。^^;
-------------
ロベール・ドアノー 「ピカソのパン」 子供たちに一番人気 (毎日新聞夕刊 2018/7/2)
このピカソの写真、子供たちに一番人気だという。そのわけは--。
作品を所蔵する東京都写真美術館では、2014年から対話型の作品鑑賞プログラムを実施している。教育普及を担当する学芸員の武内厚子さんによると、手順はこうだ。
まず、1分間じっくりと作品を見る。次に子供たちに呼びかける。「この写真の中で起きていること、気づいたこと、不思議だと思ったこと、何でもいいので教えてください」
中心にいるのは、しま模様の服を着た初老の男性。どうやら室内で撮られたようだ。
ハイハイ!と手が挙がる。「手がパンだ」「手がパンだと気づいたんだね。なぜそう思ったの」「手と大きさが違う。しわが変」、「手前にもフォークがある!」「他にも人がいるということですね」。男性の額が光っているということは、光はどこから来るのか。鋭い視線の先には何があり、どんなことが起きているのか。
フランスの写真家ドアノーの有名な作品だが、これを展示する収蔵品展には、通常あるキャプションは一切ない。写真をじっと見ることから始めよう、という試みだ。対話型作品鑑賞も同じく、情報を与えるよりも、対話を通じて能動的な学びを引きだそうとするものだ。
実際に、撮影状況が詳しく分からない作品も多い。そこで子細に見れば、写真家がなぜその瞬間撮ったのか考えることにもつながる。よく見ることこそ、作品理解の一番の鍵なのだ。
さて、子供たちはなぜこの写真に没入できるのか。ピカソの目つきや髪形、身近な食卓の風景……。武内さんは「何か言いたくなるものがいっぱいつまっています」と言う。【高橋咲子】
0 件のコメント:
コメントを投稿