2019年8月6日火曜日

チームインベストの仕掛け/整理されたノートの背後

昨日、研究室のドアに次の挑戦状が貼ってあることに、しばらくして気づきました。
ほんとしばらくしないと気づかない自分に愕然としました。orz
チームインベスト(4年(16)大塚、西野、牧)がガリラボ内にクイズを仕掛けたようです。


次のクイズは誰も気づきます。トトロのデスクトップにクイズがおいてありますので。
ただ、答えはどこにあるんでしょう???

そして、私が次に気づいたのはプリンターに貼られたクイズ。
これも答えは???? どこにあるんでしょう。


こうした仕掛けがおかれると、それまで無機質だった空間が、急に情報化された知的刺激空間へと変化することに気づかれます。
こうした変化は仕掛けの持つ威力によるものでしょう。
私としてはこうした行動することが期待しての批判だったかと思います(批判したかどうかもあまり覚えてはいませんけど。笑)
輝く知性は行動なしには生まれない。
つくづくそう思います。
ガリラボで、インベストの仕掛けたクイズに挑戦してみてください。
ところで、全部わかったら何か特別なこと(全部解けたことでわかるような何かとか・・・)があるんでしょうか?
 
・・・

インベストの仕掛けを予測していたわけでありませんが、偶然、8月2日の朝に見たテレビに謎解きの話題がでていました。
その日は出張だったので朝少し余裕がありなんとなくテレビを眺めていたのですが、そうしたら若い男性が出ていて、どうも謎解きブームの仕掛け人ということだったので、ついついじっくりと見始めました。
この方、謎解きを広めるべく、現役の学生ですが仲間と起業までしているようです。
ガリラボでも12ゼミ生は謎づくりに熱中し、玉名市の着地型観光商品「旬たまWEEK」に取り入れてもらったことがあります(ガリラボ通信2015/9/26)。
あの時は、ガリラボは謎解きがかなりのブームになっており、12ゼミ生中心に色々な問題を編み出されておりました。活気がありました。
ところで、私が興味がわいたのは、実は謎解きよりも、この方の高校時代の数学のノートでした。
あまりにも興味を持ってしまったのですぐさま写真まで撮った次第です。


ノート、非常にきれいです。
ただ、これは授業中に取ったノートではないことは一目瞭然ですね。

所々に、自分の思考の痕跡が記載されていますので(赤と青の文字のところ)。


そうした痕跡から、授業を受けているときに取ったノートを参考に、その後、自分で問題を解きながら新たに作ったノートだと思われます。
私が学生の頃は周囲にそうしたことをやっている連中がそれなりにいましたが、今は、少なくとも私の周囲ではそうしたノートを見かけることがなくなりました。
定期試験の際、資料持ち込みの科目などの時に巡回していてもそうしたノートに出会う機会はほぼありません(気づいてないだけかもしれませんけど)。
謎解きブームの仕掛け人の高校時代のノートの素晴らしいところは、問題を単に解くのではなく、自分なりの考えで解の検討を行っていて、それを書き言葉として言語化している点がいいですね。
数学をきちんと自分の言葉で言語化して、数式を言葉として捉え、さらに数式と数式の関係(=隙間)を自分の言葉でつなぎ、そこも言葉にして理解していってるのがいい。
恐らく、このひとつ前、授業中のノートとこのノートとの間に、もうひとつ試行錯誤するためのノートがあり、その後にこの整理されたものは作られているのではないかとも思います。
そうでないとあれほど整然としたものを作るのは難しいでしょう。
最終的に思考を整理した最終段階のノートがこれなのではないかと思います。
そうした努力が背後にあることを、このきれいなノートは教えているように思いました。

きれいな表現といえば・・・
定期試験のこの時期にはいつも思うことです。
試験の採点をしていると、字がきれいでそして全体がうまくまとまった読みやすい答案は、内容も優れている傾向にあります。
経験則ですが、それは上のような訓練をしているからで、内容をかなり理解してきたからでしょう。
何を相手に伝えればよいのかがよくわかっているわけです。
雑な答案は、何を伝えればよいかもわかっておらず、だからいくら読んでも頭に入ってこないものが多くて・・・。
何とか読み終えた後、なかなかの徒労感を提供してくれます。orz



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