2010年1月16日土曜日

今年のスローガン?

昨日の夕刊に読売巨人軍の今季(2010)のスローガンが発表されたと報道されていました。

それによれば、今年の巨人軍は、

   Show the Spirit ~原点~

のスローガンの下にペナントレースを戦っていくとのこと。
巨人軍の公式Webサイトには写真付きで出ていました。


 
同サイトには、このスローガンの意味についてこう書かれています。
 
原監督はひとりの選手、コーチとして、原点に立ち戻って、目標に向かってほしいとの思いから、今季のスローガンを「Show the Spirit~原点~」とすることを示しました。昨シーズンは7年ぶりの日本一を奪回しましたが「少しでも有頂天になれば足もとをすくわれる。原点、基本に戻ってスタートすれば、足もとを見つめてしっかりした一歩を踏み出せると思う」と話し・・・・
 
原監督と私とは同じ年齢。いや、素晴らしいです。
 
高校、大学、そしてプロ選手として、エリートの道をひた走った原監督だからでありません。
監督として、一度大きな挫折を味わっている原監督だから、共感を覚えるのです。
 
スローガンってどうしても必要なものです。
自分たちの行動の基準となり、そのずれを検出することで発展をしていけるからです。
「型(フォーム)」と同様ですね。
 
ある型を身につけている人は、それからのずれを検出しながら自分を矯正し、発展させていきます。
基準がない、型を持たない、いきあたりばったりの人は、ずれの検出ができませんから、振り返り(reflection)ができないのでPDCAサイクルが回らず、その結果、発展とは無縁になります。
 
ご存じでしょうが、ガリラボのスローガンの一つは
  輝く知性は行動なしには生まれない
です。
 
このスローガンを変更するつもりは全くありませんが、ただし、毎年のスローガンを決めてもいいかなと原監督のスローガンを見て思った次第です。
ふと思いついたスローガンを左サイドバーの写真とタイトルに込めてみましたが、いかがでしょう?
わかりにくいですかね。
 
Spiritというのを見て連想したのが、何故か、レビィ・ストロースの「野生の思考(The Savage Mind)」だったんです。
連想の脈絡はさしあたり不明ですが、「野生の思考を求めて」とは「フィールドへ」という意味を込めたものです。
 
私の知力と体力が持つならば、2010年は今まで以上に様々なフィールドで自分たちを試してみたいと、センター試験の朝、早起きした私はそう思ったのでした。

2010年1月15日金曜日

新しい空調コントローラー

明日からわが国恒例の行事である大学入試センター試験が始まります。
先日、100万人は参加する成人式というビッグイベントが終わったばかりですが、それに負けず、センター試験も50万人ほどが参加するわが国にとってのビッグイベントです。

どんな優れたアーティストのコンサートだって、センター試験の人気にはかないません。

このセンター試験、全国の多数の大学で同時開催で、そして50万人もの人間が参加するに、ほとんどトラブルがおきない。
恐るべきことだと思います。

毎年、思うのです、この時期に。
センター試験が2日間に渡ってつつがなく終わるのは、小学校以来の教育の賜物ではないか、と。

大したものです、教育とは。
2日間も朝から夕方まで50万もの生命体を黙って椅子に座らせしまうのですから。

50万の犬や猫を2日間も座らせようと思ったら、50万本のロープを買ってこないといけない。
もっとも首尾よくロープで着座に成功させても(試験監督はそれだけでくたくたでしょうが)、吠えるばかりで監督者の注意事項を誰も聞いてないでしょう。

50万人もの人間ですが、それは分別のある(枯れ始めた)大人ではないんです。
相手は十代後半の血気盛んな連中なんですよ。
成人式のニュースを聞けば、その血気さ加減はおおよそ想像がつきます。
それを、2日間も日本全国一斉に黙らせて着座させる教育のパワーというのは、ほんと凄いことだと思います。

私は受験した経験がありませんが、このセンター試験という毎年の通過儀礼に接する度に、教育の凄さに(単に数学ができるとか、そんなみみっちいことではないですよ)、その凄さに驚きます。

ほとんどトラブルも起きない。
起きてもほぼカバーできるトラブルばかりです。
だいたい、カバーできるんだから、それはトラブルとさえ呼ばないでよいかもしれない。
驚愕すべきことです。


センター試験はさておき、本日の話題は空調のコントローラーでした。
話題をそっちに変えます。

ガリラボの空調のコントローラは長年調子が悪かったのですが、親切な事務局が重い腰をようやく上げてくれ、新しいものに付け替えてくれました。
それが下のもの。
新品です。!
これまでと同じく、本棚の多量の本の間に、こっそりと隠れるようにおいてあります。



なかなか立派なものです。
自動風量とかにできるんです。
驚きました。
これまでの15年ほど、全てマニュアルでやっていたので「自動」は新鮮でした。
しかも、これまでのは、風量を変えると、その瞬間に風量が変わるのではなく、空調の電源を切ってしまうという代物でした。
しかも恐ろしいことに、一旦切ったら、15分ほど電源を復帰させてくれないという鬼のようなコントローラーでした。

15分という時間。
寒さは凌げますが、夏の暑さの時にはとても耐えられる時間ではありません。

なので、夏場は一度空調を入れたら、絶対に風量を変更してはいけないというのがガリラボのルールだったのですが、皆さん知ってました?
もしそれを知っていた人は、かなりガリラボへの十全的参加を果たしている人と言えるでしょう。
(そんな人はたぶん、私とはツーカーの仲になっているはずです。違うかも)

そんな不届き者のコントローラーとはさよならし、昨日からは自動までできる優れものがやってきたんです。
2時間ほどかけて、業者の3人の方が設置作業をしてくれた成果です。

ガリラボ利用のみなさん、この3人の方に拍手。

有難い限りです。   現在、順調に働いてくれています。


言うことないコントローラーですが、一言だけ文句を言わせてもらえるならば・・・・・

設置の方向を考えてほしかった(T_T)

設定温度を変更するときなど、首を90度傾けないといけないんですよ。



おかげで、首の運動になり、凝りの解消には役立ってます。
 

2010年1月14日木曜日

締切間際のガリラボ

センター試験の関係で明日からは一般学生は大学に入るのが制限されます。
となると、1月18日(月)の3年生の Produce X 成果報告会に向けての作業は、研究室で行える作業は今日が最後になります。
ということで、本日のガリラボはごった返していました。
午後からが凄まじかった。
3年生に加えて、MOREの1年生が少しやってきたからです。
熱気で息苦しくなるほどでした。



それぞれのチームで熱い議論を交わしておりました。
きっと18日は面白い報告会になると思います。
興味のある方はどうぞご参加ください。

日時 2010年1月18日(月)16:10~
場所 中講義室1

----------------------------------------------------

ガリラボ内でのプレゼンで活躍する26インチディスプレイのついたPCのマウスとキーボードは、ワイヤレス接続です。
複数人で議論しているとき、便利なんですよ、ワイヤレスは。

ところが、人が多くなると、たぶん、携帯のせいだと思いますが、電波障害がおきてしまいます。

こんなときは、ワイヤレスのはずが下の写真のように有線接続になるんですよね~
困ったものです。


限りなく有線に近いマウスを使っているのは3年の植田です。

2010年1月13日水曜日

今日の話題はこれしかありません。

今日の話題は誰が何といっても「」「Snow」でしょう。
こんなに積もったのはいつ以来でしょうか?
かなり降りました。
写真は朝8:30頃の研究室から見える風景です。
このときかなり大粒(?)の雪が降っておりました。




休み時間とかには雪合戦している学生、雪だるまを作っている学生などがいて、楽しそうにしておりました。

本日のガリラボはこの雪と寒さのためか、あまり活発でなかったですね。

午前中、会議に行く前に 3年・平野がやってきて課題の作業を始めました。
お昼に会議から戻ってきたら4年・中村が卒論をやっており、そのうち藤木もやってきて卒論です。
メデタイことに、本日、二人ともに卒論が完成しました。

そうこうしてたら3年小田原が平野に合流。二人で矢部の冬の表現に挑戦しておりました。

お昼過ぎ、ゼミ新聞の関係で2年戸高にきてもらい、小田原、平野(この二人、ちょうど今回のゼミ新聞の編集担当です)の3人で今後のスケジュール調整をしてもらいました。
着々と原稿を集めているとのこと。1月末の発行を目指します。

14:30にはうちわEBI'sの一部(院生・佐藤、4年・中村、3年・森)が集合しての会議と収録作業。
毎週頑張ります。

私は卒論、修論の添削に没頭していました。
夕方、気づいたら佐藤だけになっています。
少しだべっているところに就活から戻ってきた3年・植田が乱入してきました。
この寒い日に原チャリで街から戻ってきたとのこと。

そうこうしていたら院生の田中さんがやってきました。
昨日、メールでもらった修論の草稿について話をするためです。
1時間ほどの議論した後、時間がもったいないので無駄話をすることもなく解散。
論文の修正へと院生室に。

とまあ、本日はこんな感じのガリラボでした。

---

あ、そういえば朝一番にはMOREの男子学生がやってきて、1時間ほど駄弁っていったのでした。
なんだかもう遠い昔のように感じます。

2010年1月12日火曜日

朗報を受けて

大学は今日からが授業開始です。
火曜1限が授業になっている私は、学生にとって新年最初の講義となるわけで、幸運なことだと大変有難い思いで担当させてもらいました。

さて、そんな初日からガリラボは大変な賑わいでした。

理由は、わが3年ゼミ生が今週で課題の締め切りを迎えるからです。
実際には18日が発表なんですが、15日からセンター試験のために大学に入れないので、14日まで決着をつけないといけなくなっているのです。(可哀そうに)

焦る3年生たちが大挙してやってきて作業をしておりました。

今日見たメンバーを思い出すと、
 興梠、小田原、上村、植田、森、盛下、冨田、平野、門前、有働
の10名。2名顔をだしていないだけです。
現在、20時。外気温1℃。まだ3人ほど(興梠、上村、植田)頑張っています。

さらに、今日の昼休み時間には事務局の方とMOREの1年生との打ち合せもあって、この時はなんかもう、訳が分らない状態でした。
この時間帯の研究室の人口密度は、おそらく大学内で断トツのトップだったはずです。

4年生ももちろんやってきました。松尾、中村、小出の3人。常連組と言ってよいでしょう。
それぞれ卒論ですが、松尾はMOREの1年生の指導。MOREが作っている新聞の発行を手伝っておりました。
めでたく、その新聞が完成し、印刷も終えました。
明日以降、大学内で配布する予定のようです。

さらに、昼過ぎには院OBの黒田さんがやってきました。
仕事でやってこられました。
2月初旬の菊陽町での私の講演内容についての打合せでした。
講演では、情報化の進展が自治体に及ぼす影響などを話すことになりそうです。

昼の途中、院生の2人が顔を出しました。
一人はM1の吉本さん。新型インフルの全快の報告でした。

もう一人はM2の佐藤。
内定をもらった報告でした。
捨てる神あれば、拾う神あり、とはよく言ったものです。
相手先は、彼が当初から希望していたところでした。
先方も、予想以上によい人材を採用したと、4月以降に気づくことでしょう。
なお、某自治体に向けては、惜しいことをしましたねと言ってやりたい気分です。
内定先は大学に来れない距離ではありません。
たまには大学に顔を出せそうなところなので大変良かった。
新年早々、朗報でした。
本人が色々と苦労していた分、ほんと良かった。
佐藤君の顔を見たら、皆さん、おめでとうを言ってあげてください。


あ、もうひとり。
論文で苦しんでいるもうひとりのM2の田中さんからは夕方になって論文が送られてきました。
きっとお正月はねじり鉢巻きでワープロに向かっていたことでしょう。
これからじっくりと添削をやります。

2010年1月11日月曜日

大人への通過儀礼の日に

今日は成人の日。

守られる側から守る側へと社会階層を移動するときのわが国で行われている通過儀礼のひとつです。
どこの社会でも大人と認めるときにはこんな通過儀礼が存在しています。

こういった儀式というのはどうして存在しているんですかね。
12月に宮崎の実家であったしめ縄を作り、村人全員で神事を行う儀式がありました。
どうしてまたこんな面倒な儀式が存在しているのか、外から見ていると実に不思議なんですが、よそ者のような感覚で儀式にずっと参加しながら思ったことは、これもきっと村の維持に不可欠なものなんだということでした。
共同体というのは再生産(世代交代)を繰り返す生命体ですから、それが共同体にとって不必要だったらたぶん消滅(退化)しているはずです。
無くなっていかないものは、きっと何かその社会にとって意味を成しているんでしょう。

成人式といった儀式は今後どうなっていくのでしょう。
よくわかりませんが、ひとつ感じるのは、それをたくさんのメディアが取り上げているということです。
良いこと/悪いこと、ともかく成人の日がらみのニュースがたくさんでてきます。
これだけ出てくると、否が応でも成人と言うのを意識せざるをえません。
メディアが毎年取り上げるから、物理的な時間の流れでいけば平等であるはずの瞬間に、20年という刻みが入れられて、そこに奇妙な(正当な?)リアリティが生成されていくわけです。

こうして、儀式とメディアは協働作業によってのっぺりとした均質な空間の中にダーツを投げ、そこに無理やり目印をつけ、その場所・時間を特別なリアリティを持った存在に作り変えていく、そんな役割を持っているようです。

ガリラボの2年生も今日はその成人式を迎えているはずです。
それぞれ固有のリアリティを持って迎えていることでしょう。
成人、おめでとうございます。

----

さて、そんな成人の日ですが、ガリラボは朝から多くのゼミ生がやってきて作業しています。
4年の松尾、小出は卒論執筆。
3年は興梠、植田、迫中がでてきてProduce Xの仕上げに向けて頑張っています。
今日は休日なので暖房のない大変寒い研究室ですが、コートを着ながらみなよく集中していました。

仲間と一緒に何かに夢中になる。
青春している瞬間ではないかと思います。
 

2010年1月10日日曜日

速読の訓練開始

大学の教員にはそろそろ地獄の季節がやってきます。
講義が終わる時期になり、休みに入ったりすると世間的には大変気楽に見えるようですが、断じて違います。

1月に入ると論文の添削などが始まります。
現在、ガリラボには13名の4年生がいます。
その彼らがそれぞれ20,000文字程度の論文を提出するわけです。
合わせて26万文字。
日本語の文章、しかも時々、奇妙な日本語が忍ばせてある文章を、これほど大量に読まないといけない。
かなりの努力が必要なんです、これが。
書くのが大変なことはもちろんわかっています。
私自身、毎日書いていますので。
メールやブログなど合わせると、数えたことはありませんが、毎日たぶん2,000とか3,000文字、いやひょっとすると場合によって5,000文字ぐらい書いているのではないかと思います。
(このブログも書き終わって数えてみたら、1,500文字ほどありました)

書くのは大変です。それはわかっています。
しかしながら完成されていない文章を大量に読むというのは、それはそれでかなりの忍耐と高度なスキルの要求される能力なんです。

さらにガリラボには修士の2年生が2人います。
彼らは40,000文字の論文を提出してくれます。
となるとそれで8万文字。

学部生と合わせると、なんと34万文字になります。orz
これをちゃんと読むんですよ、ちゃんと。

本日は朝からひとりの修士2年生(佐藤)の論文草稿を読みました。
58,000文字ほどありました。
これはよい文章でした。
内容もよく書けていましたが、しかしやはり読むのはなかなか大変です。
修士の場合にはそれを読んで、報告書まで作成しないといけないんです。
2月はそういった仕事に忙殺され、泣きそうなくらい大変になります。

最近、ネット社会になってどういった能力が必要かとの議論がされることがありますが、どこかの論者によれば、それは「速読術」であるとのこと。
ブログなどやたらに情報が発信される世の中です。
それをチンタラ読んでいたんでは、どうしようもない。
そんなことではこの膨大な情報洪水の中から重要なものを取り出せないのだ、と。

だから速読術が必要だと、そういう主張です。
確かに当たっているように思います。

思えば大学教員とは、毎年、日本語をそれも奇妙な文章を含んでいるものを大量に読むという、泣き出しそうなくらいきつい速読の訓練を強制的にさせられているわけです。
きついなーといつも思っていましたが、しかし人生、そんなことがどう転ぶかわからないものです。
時代の潮流に乗る訓練をさせてもらっていたようです。
速読・・・の議論を知って、人生、何も無駄なことはないなと思った次第です。(^_^)

とは言うものの、できれば普通の日本語を読みたいので、提出されるみなさんは、よく推敲して読みやすい文章で提出してくれること願っています。
よろしくお願いします。

これから大学教員にとって受難の季節が始まります。

----

以下、先日の東京出張のちょっとした続きです。
東京ビッグサイトのすぐそば、歩いて5分のところに有明テニスの森公園があります。
テニスをやっている人にとってはちょっと憧れる場所ではないかと思います。
下の写真はその公園内の有名な有明コロシアム。
かなり大きな建物でした。
一度はこんなところでテニスをやってみたいものですが、まあ絶対に無理でしょう。



有明テニスの森公園から見える東京ビッグサイト(朝の8時ぐらいです)。
なんか、要塞のように見えました。
逆光で暗く写っている左の高い建物が宿泊していたワシントンホテル。



こんな風景を見ながら、一緒に出張した連中と、いったいどこが不況なんだと地方とのあまりの格差に大きな矛盾を感じながら帰ってきました。
地方で、地方の資源で育てられた人々が、生産ができるようになると少なくない人が東京を目指す。
ひとつの矛盾がここにはあります。
最近、そんなことをよく感じております。
そのせいもあって、この矛盾の問題が私の今回の論文のひとつのテーマになっています。