2016年11月30日水曜日

隠れたカリキュラムとは?(13ゼミ)/興津会論とかは?(14ゼミ)

2限目、4年(13)ゼミ。塚田ゼミ長が説明をしています。


説明しているのは次の資料。これからの卒論の流れが緻密に書いてあります。
ゼミ生に配布するために、昨晩、遅くまで残って作っていたようです。

私が指示したわけでもないのですが、今日のゼミは塚田ゼミ長がこの資料を
用いて進めていました。私が出張で不在にしていても、ゼミはこうして進みます。
なので、休講というのはゼミではあり得ません。
ガリラボでは、伝統的に自律的なゼミが出来上がっています。
ちなみに塚田は、ひとつ上のゼミ長OG(12)田中から卒論をゼミとして運営していく
ための細かなマニュアルをもらったそうです。
塚田は、そのマニュアルを自分用にアレンジし、ゼミ会議で方向性を確認して、
13ゼミを運営しているようです。
ガリラボではこうした文化が出来上がっています。

自律性は、ガリラボというゼミが持っている大事な文化のひとつであり、大きな
特徴ではないかと思います。
ガリラボでは、自律的に物事を運営していくことを自然に学んでいくわけで、
貴重な学びのひとつでもあります。
こうしたものを隠れたカリキュラムと呼ぶことがあります。
ガリラボでは、正当な課題を行っていく中で、無数の隠れたカリキュラムが動いて
いて、実はそれがゼミ生の成長に非常に重要な役割を担っています。

隠れたカリキュラムを履修させられて(?)、その結果、順調に成長してきた代表
例が、塚田なのではないかと思います。
  
夕方、3年(14)児玉、谷口と次の課題ことで話をしました。
次の課題はガリラボの本質に迫るものを構想しています。
 ・なぜ、こんな中途半端な時期に開催する興津会にあんなにも遠方の卒業生が
  集まるのか?
 ・なぜ、ガリラボにはお菓子が絶えないのか?
 ・なぜ、ゼミが自律的に運営されていくようになるのか?
 ・そもそもガリラボとは何をやっているゼミなのか?
 ・ガリラボで、教員(津曲)はゼミ生に何を教えているのか?
他にも疑問だらけですが、こうした疑問を解いていくことは、ガリラボの隠れたカリキュ
ラムを顕在化させていく試みとなるのかもしれません。
院生とエスノメソドロジーというものを勉強中ですが、上記の疑問を解いていくことは、
エスノメソドロジー的視点が必要になるのかもしれません。
他の研究室は異なる独特な方法(メソドロジー)でガリラボの民族たちは社会秩序を
維持しているのであろうと思います。

塚田13ゼミ長のリードで、13ゼミ生の卒論(2万字)のゼミ内提出期限が次のように
決まりました。異なる期限は、添削を分散させるための措置です。



4限目、3年(14)生が全員集合し、興津会の振り返りを行いました。
空き時間に全員集まったようです。
実行委員長3年(14)園田の司会で、「良かったこと/改善すべきこと」などが90分間で
議論されていました。

惜しいのは、言葉がリストアップされる程度で終わっているように見えたので、それらの
リストを使って、文章としてまとめていく作業を個々人でやると、さらに良い振り返りになる
ように思いました。
文章化するのは自分の成長のためです。箇条書きのリストだけでは、人はそれを深く理解
するのはなかなか難しい。
誰か、「興津会論」とかいう小論文を書くと面白いではないかとも思います。
 



2016年11月29日火曜日

Coho'zuの取材は継続中

OG(03)菅原が届けてくれたシクラメン(ガリラボ通信2016/11/25)。
朝陽に照らされ大変綺麗でした。


ガリラボにはただいま卒業生がもってきてくれた大量のお菓子類があります。
年内に消費すべく、在学生たちは必死に食べているようです。^^


本日は主に4年(13)生の卒論概要添削をしておりましたが、強敵が多くなかなか
進みません。これからも予定がびっしりと詰っているので、果たして期限までに間に
合うのか非常に心配になってきました。

そんなことを心配しながらも、やることはやらねばなりません。16時から4年(13)多賀
との打合せ。近くにいた4年(13)松崎、塚田も巻き込み、修論テーマについてディスカ
ッションしました。1時間ほどの議論。方向性をとりあえず出しました。卒論で行って
いることの”精緻化”をテーマにすることになりました。

終わってすぐにCoho'zu(4年(13)上田、多賀、飯沼)と一緒に大津町へ。
18時から大津町役場にて職員さんへのインタビュー。
本日のインタビュアーは多賀と上田でした。

記録係は飯沼。

それぞれ(3人とも)学生GPや卒論に向けて熱心に取材しておりました。

 
ところで、本日の取材はなかなか苦戦している感じでした。
まあ、そういったこともあります。
練習し、取材の経験値を増やしていくのみ。
ただし、その際、きちんとした振り返りが不可欠ですけど。
そうでないと経験を学習できません。

 

卒業生が熊日で紹介されていました

今朝の熊日新聞です。
OG(M13)坂口が大きく紹介されていました。
大学院在学時、大変な勉強家でしたので活躍は当然かなと思います。


NIEというと大変懐かしい。
ガリラボも、随分前ですがNIEに関係したことがあります。
NIEの活動をしている熊本商業高校の生徒へのアドバイスをガリラボの
ゼミ生が行うということをやりました(ガリラボ通信2010/7/30)。
また、その時のOB(07)森がコメントしている様子が翌日の新聞に紹介されたの
でした(ガリラボ通信2010/7/31)。
懐かしい限りです。

この時4年生だった(07)森は、現在は沖縄で仕事をしております。
先日の興津会にはご覧のとおり、元気な姿を見せておりました。
土曜日の興津会

沖縄在住の森ですが、これまでのところ興津会はほぼ無欠席です。
 


2016年11月28日月曜日

新しい道具/卒論概要の添削作業開始

本日は、ガリフェス、興津会が終わって、気が抜けた感じのガリラボとなっていました。
仕方ないですね。
3年(14)生曰く、「やり切った感がある」とのこと。
全員でひとつのことを成し遂げたようにも思いましたとも言ってました。
土曜日、興津会が終わって、それからガリラボに機材を戻しにきた後、疲れ果て、全員
放心状態だったようです。
数か月に亘って準備してきたことが終わったので、当然かもしれません。
チームで、そこまで打ち込んだことがあるというのは、貴重ですね。
学生時代の大事な財産となるはずです。
私自身は、この年齢になるとそうした仲間とのめり込むことはほぼないので、嫉妬さえ
感じてしまいます。
学生時代というのは、ほんとに羨ましい限りです。
 

ガリラボのゼミ生が、頑張るので、機材もかなり傷んできています。
ガタが来ていたのが三脚、そして壊れて数が足りなくなっていたボイスレコーダー。
それぞれ新しいものを購入しました。
三脚は2つ、ボイスレコーダーは3台。これで取材が重なっても大丈夫のはずです。

ところで、ボイスレコーダーには通し番号のラベル以外に、固有名がつけて
ありました。
4年(13)松崎が仕掛け人のようです。
ガリラボのジブリ色を一変させるようと、そのための最初の作戦行動ではないかと
思われます。
しばらくすると、ガリラボは松崎の好みの色に染まっていくかもしれませんねぇ。

ちなみに、私は、その固有名を見て、何のことだかさっぱりわかりませんでした。
近くにいた3年(14)秋山もわからないということでした。
いったい何の名前なのでしょう?
 

祭りの後の静けさ漂うガリラボで、本日は4年生の卒論概要のゼミ内
締め切り日でした。
会議等が全て終わった15時ぐらいから添削を始めました。
じっくりと読んでみてわかりました。13ゼミ生全員、私にとってかなりの難敵でした。
数人目ぐらいから、船酔いをした気分になっています。涙



<おまけ>
興津会で暴れていた(?)OB(10)保坂の昨日のツイートをみて爆笑してしまいました。
保坂の人となりをよく知っている人にとっては楽しまてもらえるエピソードです。
公開しているツイートでもあることでし、ここで紹介(暴露?)したいと思います。^^

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ドラマチックサンデー① 13時半の火の国号→満員、通信スピード制限、充電切れる→16時半過ぎ→博多着→財布をバスに忘れたことに気がつく→バス窓口へ走る、連絡先を渡される→携帯ダメ→電話を借りる→折返し用に携帯を教えてしまった→ドコモへ走る→簡単には復活しない→また窓口に行く
続く

ドラマチックサンデー② 財布を発見してもらった→そのバスが戻るのは1時間半後→待ってやっと財布帰還→在来線で帰るはずがその騒動でへとへと→新幹線窓口へ→ちょうどいい列車今出たと言われた→30分待つ→待って乗ろうかしたら職場への土産を買い忘れたことに気づいた→売店走る→ 続く

ドラマチックサンデー③ 新幹線間に合わない→走る→スーツケースが売り場の博多とおりもんのタワーにぶち当たる→崩れ倒れる→周りの方助けてくれる→謝りまくる→新幹線にタッチの差で間に合った↖今小倉。 果たして保坂は無事山口に帰り着くのか。

いっそ、家からガリラボまでのホグワーツエクスプレスを作って欲しい。9と3/4 線はどこにあるとですか~??泣

在来線への乗り換えには成功。 お家に帰るまでがガリフェスであります。
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最後は意味不明ですが、とりあえず、ただ歩くだけで、色々なエピソードが生産されていく。
非常に稀有が存在です。

その行動をOB(09)草原がツイートで慰労しておりました(笑) 
  


2016年11月27日日曜日

興津会2016を開催しました

昨日の興津会2016の詳報。

いよいよ興津会当日。3年生=14ゼミ生が準備に準備を重ねて来た企画を
披露する日です。今年は、ハリー・ポッターをイメージして会を企画しています。


全ての参加者には次の招待状が郵送あるいは手渡しで届けられました。


ガリフェスが終わってからのガリラボは、14ゼミ生による戦場となっていました。
ガリフェスの様子を興津会で紹介するために必死で準備しておりました。
3年(14)塚田がディスプレイに付箋を貼っていたので、「何をやっているのか」と
尋ねましたら、時間との勝負の中、やるべきことを忘れそうなのでということでした。

それぞれに役割があって、リハーサルで確認した動きで準備していたようです。



興津会2016の会場として14ゼミ生が選んだのが「並木坂ガーデン」。
ハリー・ポッターの世界観に最も相応しかったというのが決めた理由ということでした。
ところで、」11ゼミ生による興津会もここ並木坂ガーデンでした。懐かしい。


階段を上り、入り口に向かおうとすると、案内人がおりました。笑
3年(14)谷口です。


入口で受付をすると次の案内が渡されます。

実行委員長の挨拶のほか、今回の企画のシナリオや登場人物などが紹介されています。


会場内の壁や天井には飾り付けがしてありました。14ゼミ生が急ぎやって来て、作業したようです。

時間がほとんどない中、大変だったことでしょう。

このロウソクも14ゼミ生の手によるものです。お店の許可をもらって
ハリー・ポッターの雰囲気をできるだけ作り出すようにしています。


19時。司会進行のガリー・ポッター(3年(14)塘添)が登場し、興津会2016が
始まりました!


冒頭、私から挨拶。なお、これは話してほしいとのメッセージが14ゼミ生から
依頼されていましたが、会場が予想以上に暗く、文字も小さいため、字が見えない
ハプニング。
スクリーンの反対側に、裏方として控える14ゼミ生のメンバーに助けてもらい、
無事に読み上げました。


その後、会長のOG(03)宮川から指名されたOB(05)山口が乾杯の挨拶を
行いました。

ガリラボの過去と現在と未来とをつなぐ場となるようにとの言葉に合わせて
乾杯!

参加者80名。盛大に乾杯が行われていました。


50名近くが参加している卒業生は、久しぶりの再会であちこちで賑やかでした。

その様子を14ゼミ生が記録映像を撮っています((14)廣木)。ちなみにこの映像は、
次の14ゼミ生の課題で使われることになるはずです。


お楽しみ抽選会。3年(14)岩崎の司会で賑やかに進みました。
招待状に記入されていた番号が、ルーレットで選ばれます。選ばれた番号を
持っていた参加者は商品をもらうための挑戦権が得れます。
挑戦権をもらった参加者は、岩崎とのじゃんけんに勝って初めて商品をもらえる
企画になっています。これもハリー・ポッターで出てくるという試練の一つなの
だそうです。
ところで、最初に商品をもらうことになったOG(07)植田は、なんとM1(16)大野の
教え子であったことが判明。世間は狭い。植田は感激のあまり、涙していました。

ガリラボ史上最大の迷惑男、OB(10)保坂もルーレットで番号が選ばれました。
保坂以外にも4人ほどが選ばれています(誰だったかは失念)。
この時、じゃんけんする相手は、私(ツマブルドア校長)となりました。
向こうにいる保坂に向けて私は「パーを出すぞ」と宣言しました。すると、保坂は
「私はグーを出します」とのこと。男の約束です。「最初はグー、じゃんけん・・・」で
私はパー、保坂はグー。保坂は試練に敗れ、商品を逃しました。男らしいやつです。笑
なお、この時、他の4人は全員がチョキを出し、全員が難なく商品をゲットしたのでした。
これってどう理解すれば良いのでしょう。4人とも賢いというべきでしょうか(笑)。

抽選会は続きます。。。。
OB(09)緒方も商品をゲットしました。その横はOG(09)松崎(現在、緒方)。
この2人の間には来年1月、ベビーが誕生します。

最後に商品をゲットしたのはお辞儀をしていて見えませんが、確か、OG(12)川口だった
ような・・。
商品には色々なものがあったようです。私の一番のオススメは、空中庭園の砂。ガリラボの
砂と14ゼミ生は呼んでいましたが、空中庭園の砂をビンに入れただけの商品です。
もらったOG(10)辛島(だったと思います)はきっと幸運が訪れるのではないかと思います。笑

まだ懇談はまだ続きます。興津会会長のOG(03)宮川もこの時間も付き合ってくれ
ています(身重なのでかなり心配でしたが)。


エンディングへ。
3年(14)谷口が登場。最後の試練の場となります。クイズでガリラボで学んだ
レベルをチェックする場でしたが、最後になって、、、突然、

OB(10)保坂がゴミ袋を身にまとい、乱入。
一人で騒いでおりました。ブーイングを物ともせず、14ゼミ生と協力して、ラストまでの
物語を作ってくれました。
最後にこの大役があったからでしょうが、保坂が酔ってなかった。珍しい。笑


保坂がクイズの回答でめでたく撃退された後、14ゼミ生からプレゼントをもらいました。

ガリラボジャパンと書かれた箱です。

中には、在学生と卒業生からメッセージがびっしりでした。単にメッセージがある
だけでなく、色々な仕掛けが施されていて、かなりの時間がかかったであろうことが
すぐに理解できました。

感謝です。ガリラボで飾っておこうと思います。

一緒に花束も。これは自宅に飾らせてもらおうと思います。どうもありがとう。


最後に、ドラマ「逃げ恥」のエンディグを模倣して、13ゼミ生、14ゼミ生で
ダンスが映像で紹介されました。
編集にかなりの時間をかけていることがすぐわかりました。いい出来でした。
(この映像だけでなく、今回披露された全ての映像が良い出来でした)。

逃げ恥ダンスの映像の最後は3年(14)園田でした。映像が終わった直後、
リアルな園田が登場。
実行委員長として、園田の挨拶で興津会2016は締めくくりとなりました。
夏休み前から企画を始めて、大変だったと思います。感無量だったでしょう、きっと。


21:30お開き。全員、上通りアーケードへ。


恒例の全員での集合写真。雨も降っていたので、上通りアーケードで急ぎ撮影
させてもらいました。総勢80名。こうして見ると、壮観ですね。


終わっても、名残り惜しいようで、なかなか立ち去ろうとしておりませんでした。


卒業生とは一緒にかなり撮ったように思いますが、私のカメラに残っていたのは、
07ゼミ生との次の1枚だけでした。


(追加)次の写真はOB(05)山口からもらいました。OB(07)森は相変わらず元気です。笑



2次会に向かった卒業生も多かったようです。OB(05)山口から、
 (05)阪本、田中、山口、(07)植田、森、興梠、(08)松永、大塚、岩本
で2次会をやっているとのメールが届きました。

その中の一人、OB(08)松永からは今日になって、
  昨日はガリフェス、興津会ともにお疲れ様でした。今年はガリフェスにも
  参加できず、興津会も遅れてしまい申し訳ありませんでした。
  短い部分しか観ることができませんでしたが、3年生が一生懸命考え創ってく
  れたことがわかりました。
  年に一度の興津会は、ガリラボ生で良かったと改めて思わせてくれるものです。
  その興津会を創る在学生に御礼の気持ちでいっぱいです!
とのメールが届きました。
卒業生がたくさん参加して、こうして感謝してくれるのは、例年、3年生が必死で
考えているからでしょう。
ガリラボでは、こうした場を利用して、ゼミ生の企画力や実践力をトレーニングして
います。自分の力を伸ばしながら、同時に参加者に感謝されるイベントづくりは大変
だと思いますが、こうした活動を通して、ガリラボの独特な文化が築かれてきたものと
思います。
普通の土日にこれだけの人数が集まるというのは、そう多くあるものではないでしょう。
ガリラボ独特の文化ではないでしょうか。

文化は継続していく努力がないことには維持できるものではありません。
今年、ガリラボの文化の存続にために努力してくれたのが14ゼミ生でした。

皆で協力して創ったイベントでした。やっているときは大変だったでしょうが、
自分たちで考え、行動を組織化していってやり遂げた大仕事は、終わってから
かなりの達成感を味わえたのではないでしょうか。
昨晩、機材の片付けまで全てを終えて、3年(14)児玉ゼミ長からメールが届きました。
  楽しかったと言ってくださる先輩方が多く、ひと安心と達成感が一気にきました。
  ただ、終わってみると意外とあっという間で、喪失感があると14の他のメンバーも
  話していました。
  とりあえず、頑張ってくれたみんなにはひと休みしてほしいです。
みんな、よく頑張りました。



興津会2016

また来年もこうした会を無事に開催できることを祈っています。
来年は13回目、13年目に突入します。
15ゼミ生に頑張ってもらうことになります。^^;