2011年1月31日月曜日

一分間の長さについて

元旦よりほんとに寒い毎日を我慢しながら過ごしてきたわけですが、
あっという間に1月も終わりになりました。

明日からは2月。
きっともっと寒くなるでしょう。orz

さて、本日のガリラボは午前中にゼミ新聞部がやってきました。
まずは2年(09)中島、そして3年(08)長井。
早朝から頑張ります。
が、よく考えると今日が本来は締切の日。
 
まだ終わっていないようです。
ということで、今週末まで締切を延ばしました。
 
すべて終わったら、試験終了後にでも、なぜ締切までに終わら
なかったのか、その振り返りをしてほしいと思っています。
「出来た、終わった、よし次」だけでは成長しないですからね。
 
同じく午前中に3年(08)戸高との進路面談。
その間、同じく3年坂本も玉名の件でやってきてちょっとしたことを
やっておりました。
 
さて戸高とは、1時間ほどの面談。
例によって雑談ばかりでしたが、その中で、これからの活動に
ついて見方が変わったと言っていました。
 
さて、戸高と話している中で、別のあることに気づきました。
 
ある大手企業では面接時間を1分間に限定しているところが
あります。
そして、この方式の面接に切り替えて、優れた学生(つまり金の
稼げる社員)が5倍に増えたということでした。
 
このことについて、以前は、長時間面接だと話し上手な連中に
惑わされて、第1印象という優れて直感的な判断が崩されて
しまうからだと漠然と考えていました。
 
それもあるでしょうが、しかしやっぱり違いますね。
 
1分って短いように思いますが、よく考えればそうではありません。
CMとかその4分の1の15秒という短い勝負しているのです。
 
映像コンテストにガリラボは出ていますが、それだって90秒ほどです。
 
あの中にどれほどの情報量が詰まっているでしょうか。
NHK映像コンテストの出たゼミ生たちならば、体の芯から
よく理解はずです。
だって、90秒を作り上げるために数か月を要しているのですから。
 
数か月かけて勉強した知識が90秒の中に凝縮し、しかも他者に
分かりやすい形で表現されている。
 
そうか、1分間面接って要するにこういうことも見ているのか、と
思いました。
 
その企業に自分が適していることを短い時間で表現するって、
かなりな能力が要求されるわけです。
 
漠然とした形で面接に出向いた人たちは、何を言っているのか
相手には伝わらないでしょう、たぶん。
 
とりあえず、当たり前のことなのですが、話しながら改めて
気づいたのでした。
戸高にとってはかなり新鮮なことだったようです。
 
ついでながら、身体は言葉を拒むという話もしました。
体、すべてで責任を追おうするときの言葉は流暢さとは無縁だ
ということを話したような気がします。
 
それのことから、流暢に話せるのが良い面接ではない、のだと。
 
プロポーズのコトバという、とりあえず遠い世界の仮想的な比喩を
用いて話したのですが、私が言わんとしていることは十分すぎるほど
理解してもらえたようでした。
 
 
 
午後から私はずっと会議でしたが、ゼミ新聞部はずっと
作業していたようです。
3年(08)川崎、長井、矢田、2年(09)中島。
後、少しです。みんな頑張ってください。
 
 
夕方、3年(08)大塚とちょっと打合せ、その後4年(07)冨田と英語の勉強。
その途中にはM2(09)吉本が来室。

1月最後の日。
今日もガリラボはたくさんの人で一杯でした。
 
 

2011年1月30日日曜日

ガリボイス2010(最終)~一人目の掲載

4月より3年生(08)の文章力、表現力をアップのために行ってきたガリボイスですが、
この1月の投稿で最後になりました。
 
最終投稿となったガリボイスの掲載第1号は、今や掲載の常連となった、3年(08)川崎でした。
彼女は元旦にも掲載されたので、1月だけで2回も熊日新聞に掲載されたことになります。
 
ガリボイスという枠組みの中において大変素晴らしい有終の美を飾れたのではないかと思います。
   

 
(注)記事には玉名活性化プロジェクトというのは少しニュアンスが違っていて、新しい観光のスタイルを目指した玉名ARツーリズム開発プロジェクトというのがより正確です。
 
 

玉名からのライブ放送の視聴率

先週末(1月28日)に玉名からセカイカメラについてのUstream放送を行ったわけですが、
玉名温泉つかさの湯の森澤さんから番組の視聴率データについての連絡がありました。
 
Ustreamのその日の視聴率ランキングというものがでているんですね。
初耳でした。
 
あのグダグダの放送は、当日、
  最大瞬間視聴者数は169人で45位、
  総視聴者数は7214人で26位、
  総ツイート数は131で52位
だったようです。
 
 
ランキングの少し上にはわれわれの放送にツイートしてくださっていた福みみラジオさんがあります。
ツイートしていただき、さらにこんな近くの場所にあり、面識はないものの大変親近感がわいてしまいました。
 
超弱いつながりですが、何らかの接続が生まれた瞬間のように思います。
やっぱメディアとは、人と人と接続する道具なのだと改めて思ったのでした。
 
脈絡はありませんが、ついでながら、今回のこの取り組みについて森澤さんとのやりとりはすべてTwitterでした。
通常のツイートとダイレクトメッセージの組み合わせ。
140文字でも結構いろいろなやりとりができるものだと、これにも少々驚いているところです。
  
 

2011年1月29日土曜日

玉名からのUSTREAM放送

昨日(1月28日)はほんとに密度の濃い日でした。午前中に4年生の最後の授業。昼からは玉名へ、そして帰ってきてから4年生とのコンパ。
疲労こんぱいとは今のこんな状況をいうのではないかと思います。
 
さて玉名に出かけたのは打ち合わせとエアタグの広めるため玉名温泉つかさの湯の方が企画されたUSTREAM放送に参加するためです。
 
これがまた当初こちらで捉えていた内容とかなり異なるものとなったのでした。
 
前夜遅く、主役であるはずの観光協会の方が出れなくなったとのメールがご本人から・・・・
代役を行かせるのでというこで、とりあえず安心したのでした。 
 
28日午前中に最終準備。
といっても、補佐役であるとの思いから、さほど準備もせず。
3年(08)大塚がエアタグを解説するためのボードなどを作成してました。

エアタグ説明用に、透明シートにタグもどきのシールを貼り、それを写真の風景の上に乗せてエアタグの役割を解説する小道具です。
この他にもいくつか小道具を作り、それはギリギリで出来上がり、玉名へと持参しました。

 
13:30頃に出発。1時間後に「つかさの湯」に到着しました。

 
つかさの湯内のUSTREAM配信に使われている部屋です。
実はこれを見るためにもこの企画に参加させてもらったのでした。
映像関係は通常のものでしたが、音響関係がちょっとしたもので、やはりこの部分をどうかしないといけないと思いながら部屋の観察をしておりました。

 
さて、観光協会からの代役の方も到着され、つかさの湯の森澤さんとの打ち合わせをして、また大変なことに。
代役の方もあまり話を聞いていないとのことで、質問に答えればよいだけで簡単に考えていた私たちがメインにとのこと・・・・
3人ともたぶん口をポカンと開けた状態になっていたのではないかと思います。

  
しかし時間も迫ってきたので、その方向でやることになり、司会は森澤さんにやってもらいながらも、大塚と坂本に頑張って話をしろとの半ばパワハラ気味に指示し、放送開始。^^
  
ドタバタで先の見通しもよく分からないまま、グダグダの放送開始となりました。
 
しかも、しょっぱなから「準備不足」との書き込みがあったりして・・・
そんな、見ていればわかることをですね、あえて書かなくてもですねぇ。
 
やっている本人たちがそのことを一番自覚しながらやっているわけで、とりえあえず冒頭よりへこみながらの1時間でした。

参考までにへこみそうな書き込みはその一つだけでした。ほとんどが激励的なものばかり。
USTREAMでの書き込みは基本的にポジティブなものが多いと感じていましたが、今回もその通りでした。
このことは、このメディアを考える上で極めて重要な性質だと思っています。
 

※このスクリーンショットはM2(09)吉本がメールで送ってくれました。感謝。m(_ _)m
 

グダグダしながら、ぼくらも森澤さんもちょっと顔を引きつらせながらの放送でしたが、さらに引きつってしまったのは、この番組がUSTREAMのトップ画面の、一番上に常時流れていたのでした。
つまり、USTREAMのサイトに来た人は、必ず今回の番組を見ているになるわけです。
これが驚かずにいられますでしょうか。
バナー広告どころではありません。
心の中で「やめてくれー」との声を発しながら、グダグダで話題も途切れがちなトークを展開しないといけないのでした。 


どんなことを話したのかほとんど覚えていません。
大塚、坂本きっとそうでしょう。
見ていた人はそうでもないでしょうが、それほど大変でした。
大塚など、昨年のNHK映像コンテストの放送のときよりはるかに大変だったと言ってたぐらいですから。
 
 
この番組はさまざまな地域の方が視聴されていたようです。
常時100~200人前後の方がご覧になっていたうですが、延べに直すとなんと7000人を超える人がご覧になったようでした。
7000人に対し、PRになったのか、アンチPRになったのかは不明ですが、とりあえず終わってホッとし、最後に森澤さんと一緒に記念撮影してつかさの湯を後にしたのでした。
 

 
帰りの車の中では疲れ果て、3人とも口数が少なかったのは言うまでもありません。
 
試験明けには必ず相互慰労会をやろうとそれだけは決めて大学で解散したのでした。 

二人ともお疲れさんでした。
 
 

2年(09)最後のゼミ(専門演習I)

平成23(2011)年1月28日は2年生(09)も最後のゼミ(専門演習I)の日でした。
  
情報管理コースでは2年生は全体で集合教育を行っているので、授業としてゼミごとに集まるのはこれが初めてなのですが、それが最後の授業になりました。
  
ところが、この日のこの時間帯は私は玉名市に出張することになっていました。
さて、どうしようと考えた結果(といっても、例年と同じ内容なのですが)、上級生との意見交換会を行うことにしました。
  
進行はM1(10)松尾に依頼し、上級生はボランティアを募った結果、4年生が多く参加してくれました。

  
最後のゼミでは改めて自己紹介をするよう指示していますが、条件を一つ出しています。
「独創的」な自己紹介をするようにと伝えてありました。
  
後で話を聞いたところさまざまな驚くような紹介があったとのことで、それを聞き、これや3年生になったら大丈夫だろうかと心配になりました。

  
自己紹介後は、上級生との意見交換会。
上級生曰く「やりたいことが明確で、驚いた」ということでした。
楽しみ半分、しかしその期待に応えられるような学習環境を作れるだろうかと、それが心配になりました。

  
ガリラボ09ゼミ生14名です。

  
4月以降はこういったメンバーがガリラボ内で活動していくことになります。
ガリラボ関係者の皆様どうぞよろしくお願いします。
 

07ゼミ生最後の授業(専門演習)

平成23(2011)年1月28日(金)10:00より07ゼミ生に向けての最後の専門演習の授業を行いました。
もっとも専門演習は学生の方が主体なので、彼らに話してもらうことが多い授業です。
その締めくくりとして、本日は彼ら自身がこの2年半を振り返り、聞けそうで聞けなかったことを質問用紙として集め、それぞれがその質問に回答していくスタイルでした。

 
箱に入った質問用紙をひとり一枚づつ取り出し、そこにある質問に答えていきます。
楽しい時間となりました。




 
1時間ほどの質問コーナーの後、私からの最後の授業を行いました。
これまでの活動の意味であるとか、そういったことを話そうと思いましたが、
結局は、学校という人生2番目のステージを終えようとしている彼らに、
それぞれのステージの意味を伝えました。
  
保護者にすべてを預け1日の大半を過ごす幼児期の家庭というステージから
小学校に入ってから1日の大半を学校で過ごすことになります。
これまで学校という人生で2番目の大きなステージを過ごしてきたわけで、もう
すぐしたらそれが3番目のステージに移行します。
  
しばらくすると1日の大半を職場で仕事をするようになり、会社(仕事場ということ意味です)と
いうステージにこれから数十年間を身を預けることになります。
  
第1から第2のステージに移った時、保護者も自分も大きな価値の転換を迫られたはずです。
友だちできるかな、とか、勉強できるかな、とかですね。
もうずいぶん昔のことで記憶には残っていないでしょうが、生活のパターンを変えるわけで、大きな転換であったはずです。
友だちできるかなとか、勉強大丈夫かなとの不安は、学校というステージの持つ特徴から来るものです。
  
学校システムというのは社会移動を生みだすための社会装置であり、その効率を上げるために同じ年齢の人たちを教育していく。
そういったシステムです。
そのシステムが先の不安を生みだしているのでしょう。
  
大学を卒業すれば、この学校というステージを出なければなりません。
学校とは、恐ろしくヨコの関係を意識的にさせるシステムです。
ところが会社は明らかにタテの関係にあるシステムです。
この全く異なるシステムを移動する際には当然ながらある種の不安が生まれでしょう。
 
当然です。 
  
そういったときにどういったことが必要になるかといったことをこの最後の授業では話しました。
社会で要求される能力は?と問いかけると、コミュニケーション力、協調性などが学生の口からはでていますが、それはヨコの関係のなかで実はある程度訓練されています。
   
実際にそれを持っているからこそ友だち関係を維持できている。
小学校に入るときの友だちできるかなといった不安を見事に払いのけ、コミュニケーション力、協調性を鍛えた結果、友だち関係を作り、それを維持してきたわけです。
  
余談ですが、現代のITの発達で今の学生たちは我々が学生のころに比べてるはるかに複雑なコミュニケーションと繊細な協調性を身につけていることがガリラボでの卒業研究や院の研究で分かっています。
意外でしょうが、事実そうなのです。
 
 
会社でもコミュニケーション力とか協調性とかはヨコの関係でのそれとは種類が違いますので、タテの関係内でのそれらの開発が必要となります。
が、それ以上に現在の学校というステージでは、学校が様変わりしてきた結果、あまり鍛えることができない状況になっているものがあります。
 
ちょっと考えればすぐにわかることですが、そういったことを含めた1時間ほどの講義でした。
都合で1名欠けていますが、最後に全員で記念撮影。
この後、全員で卒論を提出に行きました。
  
 
夜、都合のつくメンバーでコンパ。
3時間ほどの愉快な時間でした。

 

2011年1月28日金曜日

衝撃のUstreamトップ画面

長年、宮崎の都城市に住んでいた私としては新燃岳の噴火が気になり、Ustreamを見てみました。
 
噴火のライブ映像を流している方がおられました。
それを見ようかと思い、このトップ画面の下の方に目をやったら・・・・大げさでしょうが、腰が抜けるほど驚きました。
 
下の赤いバナー広告をご覧ください。
 
なんと、Ustreamのトップ画面に「津曲ラボ」なるコトバがあるんです。
ほんと驚きました。
 
自分たちの活動を、それこそホラ吹き交じりに、気楽に紹介すればいいぐらいに思っていた私は、このトップ画面を見て、固まったのでした。

見なけりゃ良かった(現実逃避)。

どうしましょう。
セカイカメラ、エアタグ・・・、そこまで真面目に勉強したことないのですけど。。。。

頭がクラクラしてますが、3年(08)大塚、坂本とともに午後から出かけてきます。



番組は http://www.ustream.tv/channel/yu-st で配信される予定です。
 

2011年1月27日木曜日

行動の可視化の道具について

本日も朝早くからMOREの学生たちがやってきて雑誌の編集をやっていました。

同じく早朝、珍しく4年(07)興梠と森がやってきて何か相談をしていたようです。
後で聞いたら明日の4年最後のというか、学生生活最後のゼミをどういったことをしようかと
相談をしていたようです。
 
ちょっと相談の順番が違うのではないかと思いますが、最後だし大目にみようと思います。
ただ、もう学生を卒業し、新しいステージに入り、社会人となるわけなので、ホウレンソウについて話しておくべきかもしれません。
覚えていたら、その辺りのことを最後のゼミでは話そうかと思います。
 
午後はずっと会議でしたが、MOREの2年生とゼミ新聞の編集で3年(08)矢田がガリラボでは編集をやっていたようです。
ゼミ内の流行語を独り占めしている矢田ですが、こういった作業でも頑張ります。

17時ぐらいに会議から戻ってきたら、ちょうどOG(04)樋口がやってきました。
色々と積もる話をしたのでした。
 
18時になって4年(07)冨田と英語の勉強。
その横では2年(09)草原がやはりゼミ新聞の編集をやっています。
みんな頑張ります。
 
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さて、ガリラボとは全く関係ないのですが朝刊の人のコーナーに出ていた東大初のJリーガーという熊本の出身の方の記事に目が留まりました。
それが次の記事(↓)。

成長のために、自分の活動を見える化(可視化)する道具としての「サッカーノート」をつけている。
それに目がいきました。
 
これってキャリアフォリオ(CF)のことですね。
 
この方は、それを自分の成長を測定する道具として使っている。
やっぱり、何かができるように人っていうのは、こういった成長のための、自分なりの道具を工夫しているのだと改めて思いました。
「サッカーノート」という流儀を用いて成長の階段を登るエネルギーを生み出しているのだろうと思います。
 
もっとも個々人でその流儀は異なるでしょう。
唯一の解はないはずです。
試行錯誤しながら、何らかの自分なりの流儀(可視化の道具)を見つける必要があるでしょうねぇ。
 
エラソーに言うけど、そういうお前はあるのかと問われると、困るのですがとりあえずは、ガリラボ通信が私にとっての道具の一つになっております。
なので、ガリラボ通信の一番の読者は私自身かもしれません。
たまに読み返していますので。
 

さてそろそろ終わろうかと思いましたが、長くなったついでです。
もうひとつ。。。
 
ガリラボのスローガンは「輝く知性は・・・」だけではありません。
目立ちませんが、実はもうひとつあるのです。
どうもコトバの使い方が今一つなのであまりゼミ生には言ってませんが、
 
  健全なホラを吹こう

というものです。知ってますか?
 
これは自己表現を100%以上やりませんか、ということを伝えている(つもりの)ものです。
 
ある大きな企業の人事の方に聞いたことがあります。

  「九州の学生と関東の学生の違いって何でしょう?」と。

少し考えられた後に、
 
  表現力の違いではないでしょうか

と話されました。確かにそう思います(自分を含めて)。
 
上の新聞記事の方は、熊本の方ではありますが、自己表現の仕方が優れているなと思いながら、読んだのでした。
 
表現を工夫していることもわかります。
それぐらいやらないとですねぇ。

私は凄いのだから「ほらどうぞ」なんてのは殿様商売といってほぼうまくいかない。
自分が相手に見えるように、相手から見える化されるようにしないといけない。
しかもしっかりと、よく見えるようにしないといけない。

そういうこともあって、それで、自己表現力を高めることをめざし、先のスローガンを作ってみたのです。
 
しかし、これは私自身が苦手なので、なかなか浸透しなていないのではないかと思います。
どうでしょう?
 
ガリラボで、これまで自己表現力が高かったのはおそらくOG(03)北井とOG(06)山口ではないかと思います。
この二人の表現のパワーは凄かった。
二人の表現の方法について、自分のものにすべく、いつも尊敬しながら見ておりました。
しかしなかなか真似できませんけれど。
 
また長くなりましたが、そんな話も明日の最後のゼミでは(覚えていたら)話そうかと思っています。
 

2011年1月26日水曜日

今年度最後の3年ゼミ~1年後の自分になっていたか?

今日もガリラボは凄まじい人の群れでした。
 
朝からゼミ新聞の編集に3年(08)長井がやってきて、ゼミ新聞そっちのけでニコニコ動画に見入っておりました。
その横では2年(09)中島が同じくゼミ新聞の編集作業。
 
私もちょっとだけInDesignを使ってpdfファイルに動画を埋め込む方法を調べておりました。
マニュアルを読めばもちろんわかることですが、昨日は、QuickTime6以上がインストールされていないと使えないとかちょっとしたことでつまづいておりました。
今日は足りないものをすべてインストールし、やってみたら無事に埋め込むことができました。
今度からのゼミ新聞の特別版は動画付きで配布されるはずです。
ガリラボ関係者の皆様どうぞ楽しみにお待ちください。
 
今後のため、埋め込む方法がマニュアル化されていなかったので、ささっとマニュアルを作っておきました。
それをやりながら、ふとあることに気づきました。
ガリラボの中での学びとは暗黙知が支配する場だ、と。
多くの学生が学び取った知識を形式知にしないままでいるようです。
ポイントやコツがマニュアルとして残されていないのです。
 
暗黙知の重要性とそれが持っているパワーは熟知しつつも、多少は形式知として残す訓練もしてもらわないといけないかなと思いました。
「できる」ようになると面倒ですものねぇ、そのことを書き残すのは。
自分ができるだけに、本当に面倒に感じるものです。
 
しかし、そこに多大な奉仕の精神があれば、次の人のためと、自分の暗黙知をせっせと形式知に変換して周囲に配布していけるはず。
組織とはそうやって暗黙知を形式知化して、普及させて知識を創造していくのです。
これはSECIモデルという形で組織が知識を生み出していくプロセスを表現する理論として定式化されています。
経営学の理論です。
 
なお、昨年卒業した院OB(08)佐藤はSECIモデルを使ってワークショップの意味を分析したのでした。
 
地域から情報がでないのと同様、暗黙知となってさくさくと動く日常の知は、そのことを他者に伝わるような表現で言うことはなかなか難しいのです。
 
先日も書きましたが、それはかなりの訓練がいる。
 
猫だってニュートン力学を実践しながら生きています。
しかし、猫では、あるいは普通の人間であっても、自分が実践していること(走り出した車はブレーキをかけないと止まらない)がなぜそうなのは説明できるものではありません。
少なくともガリラボには、自転車にどうして乗れるかをそれを力学的、理論的に説明できる人はたぶんいないだろうと思います。
それぐらい自分のやっていることを論理的に説明するのは難しいのです。
 
 
話が少しずれましたが、やることも大変ですが、しかしそれと同じぐらいにやっていることをきちんと表現することもなかなか難しいのです。
 
だからそれも訓練されなければならない。
 
計画を立て実践するのは難しい。
しかしそれと同じぐらいに実践したことを冷静に見つめ、評価し、その改善策を考えることも難しい。
どちらも難しい。
しかし、そのどちらも難しいこと双方ができないと人も組織も成長しないのです。
 
・・・とまあ、自分のことは棚に上げて書いてますが、できるだけ両方ともやるように努力はしているところです(どれだけできているかは不明ですが)。
 
 
さてさて、本日の3年のゼミは最後でした。
長く頑張った1年に終止符を打ったという意味で、最後は全員で一本締めで終わりました。  
 
都合で3人が休みでしたが、一本締めで解散する前、記念撮影をしました。
それが下の写真です。
 
さて、これだけでは単にある日のひとつの写真ですが、実はこの写真を撮るのに1年前からある準備をしていました。
 
実は、これを同じポジションで4月の最初のゼミでも写真を撮っていました(正確には逆で、4月のポジションを見ながら撮ったわけです)。
平成22(2010)年4月14日のことでした。
この下の写真がそれです。
どうでしょう?
見比べてみて、1年間で成長したように見えるでしょうか?
 
 
さらにですが、3年最初のゼミの日には、1年後に自分がどういった状態になっているかを想像しながら、それを表現する自分独自の名刺を作ってきなさいとの課題を事前に与えていました。
1回目のゼミでそれを持ち寄って、その発表をしたのですが、上の写真で彼らが手にしているのがその名刺です。
ある特殊な条件を付けたので、様々な種類の名刺が出そろっています。
 
 
さて、本日最後のゼミでは、その名刺を再度手渡し、1年前の自分が目標にしていたことを見ながら、この1年の活動を振りかえってもらい、感想を発表してもらいました。
 
まあ当たり前ですが、ほとんどのゼミ生が当初の目標をクリアしていない自分というものを発見していたようです。
 
しかし、実現できないことを嘆く必要はない。
そのことを次の計画に反映させればいいわけです。
 
そう思い、4月に、次また1年後の自分を表現する「何か」を作ってもらおうかなと思っています。
 
嫌がるかな?
 
---
キャリアセンターで、林田さん、高橋さん、中島さん、堀口さん、そして山崎先生などと会議して21:30ぐらいに戻ってきました。
研究室に戻ったら、3年(08)矢田が一人でゼミ新聞の編集に没頭しています。
現在、22:25です。
頑張りますねぇ。
素晴らしい。
 

2011年1月25日火曜日

天草からのお客様

今日で座学の私の講義は終了でした。
なんだかホッとしました。
 
終了後、研究室に戻り、午後のお客さんとの打ち合わせに向けてにわか勉強。
が、よく分からないまま、時間切れ。
 
ガリラボではきくりん人が打合せ、そしてMOREの2年生が作業。
そうこうしているうちにお昼。
3年(08)のゼミ長会議となりました。
参加者は坂本、大塚、戸高、谷口。
明日、最後のゼミについての打合せでした。
13時前に解散。
 
空間ができたガリラボには、その直後、天草から5人の方々(天草、上天草
市役所、苓北町役場、地域振興局の若手の方々)が、天草の今後の観光
戦略について意見を聞きたいとガリラボにやってこられました。
 
情報やメディアを扱っている研究室なので、観光などそんな詳しくはないわけですが、
他者に情報を届けるためには、メディアニュートラルな立場でなければならないこと、
そして情報の伝搬についてなど日頃から考えていることをお話しました。
 
研究室内で6人で輪になって雑談大会となりました。
最後は天草、白鶴ヶ浜の波の音をBGMにしながら、あっという間に、2.5時間。
 
全員初対面の方なのです。
しかも、電話での突然のアポイントだったのですが、そういった方々とこんなに長時間、
ワイワイ言いながら話をすることになるとは思いもせず、どういった印象を持たれたのか
ちょっと不安です。

お土産に天草謹製「四郎の初恋」をいただきました。
 
その後、またやってきた3年川崎、谷口、矢田らでしたが、川崎が、
  シロー ノ ハツコイ
と言ったのを受け、谷口が「え、白いの?」とかPCを見ながら真顔で
反応しておりました。
 
谷口は明日のガリボイスの表彰に使う、表彰状の作成。
川崎、矢田、そしてその後やってきた2年(09)草原はゼミ新聞の編集。
現在、21:05。
川崎、矢田はまだ編集を継続しております。
 
そういえばお昼頃、川崎が同じく3年(08)坂本の写真を撮っていました。
ビデオも撮っていました。

このポーズ。
いったいどんな場面で使うのでしょう?
釣り人のように見えます。
 
おっ、21:08、この時間になって、2年(09)村中が、マスクにマフラーで
完全防備した非常に怪しい姿でやってきました。
  

2011年1月24日月曜日

卒論・修論添削終了

いやはやほんとにつらい1週間でした。
何がつらいかというと、4年生(07)12名、M2(09)2名からの卒論・修論の添削をしていたからです。
4年生は2万文字、M2は4万文字です。

単純に見積もって、
 12人×2万+2人×4万=32万文字
と1000文字1頁とすると、320頁の本程度の分量になります。
 
さらには一度添削して返却して、再度提出してくるゼミ生もいるので(当たり前ですけど)、
32万文字は遥かに超えていると思います。

それをただ読むのではなく添削していくので(電子ファイル内にコメントをつけていく)、
かなり大変な作業となります。
 
通常の仕事(授業)とか、会議とかやりながらの作業なので、この時期の教員はほんとつらい
毎日を送っているのではないかと思います。
 
人数の少ないより多いゼミの方が様々な人間がいるので面白いのは面白いのですが、
この時期だけはほんとにつらい。
 
しかし先ほどそれも終わりました。
4年生は全員無事に卒論が完成することになりました。
大変メデタイ限りです。
 
現在、目がチカチカ状態となっております。
 
----
 
さて、本日のガリラボは凄かった。
MOREの学生たちがたくさんやってきてInDesignを使っておりました。
いや凄い人口密度でした。
それは午後のこと。

午前中は割合静かで、添削の合間に、3年生の進路面談とかやりました。
今日は男子学生2人のみ(これで7名終了。残り8名 orz)。
 
で、どんな話しているのかというと、とりあえず色んなことです。
  
進路の話というよりも、社会人で何が必要かという話をよくします。
社会人でもっとも要求されるのは何だろう、と問いかけますがほとんど誰も当たりません。

もっとも私の言ってることが正解かどうかは怪しいのですけど、
仮にそれが正しいとして、なぜ当たらないのでしょう。
 
おそらく、それは学生時代にそのことがほとんど要求されない、そんな時代状況だからではないかと思っています。
 
とりあえずそのことは置いといて、別の話もよくします。
学生とバイトとの関係とかですね。
学生をやってないときのバイトの意味とか話すのですが、結構、みんな目からうろこのようです。
 
さらにもうひとつ。
就職はゴールでなくて、スタートであること。
それも案外分かっていない。
まあ就職する前だったらそうなるのも当たり前だろうとは思いますが。
(我が身を振り返ってもそうだったかもしれない)
 
就職が決まったらゴールぐらいに思っているので、ふらりふらりと風船状態。
まったくの自由となったことが、この上ないほどの不自由さもたらし、結果的に
活動レベルが極度に減ることになかなか気づかない(自分は頑張っていると
思っているでしょうが)。
  

ガリラボ通信で、以前、隈研吾氏の「創造とは新たな「制約」を発見すること」ということについて
書いたことがありますが(たぶん書いたはず)、それと同じで実は自由な活動や思考はある程度
の不自由さ「制約」から生まれる。
これにもなかなか気づかない。

もちろんその日の気分で全く違う話をすることもありますが、進路面談では、進路というより、
それが決まったずっと先のことを話すことの方が多い気がします。

そんな話をしているものだから、1人当たり1時間を超えることが多いですねぇ。
どれほどゼミ生にそれが受け留められているかどうかは不明ですけど。
 
また、長くなってしまった。
ただいま21:40。
現在まだ3年(08)川崎と2年(09)草原がゼミ新聞の編集に没頭しています。
私は、とりあえず「ガンバレー」と応援するだけです。

終わります。

2011年1月23日日曜日

ガリラボTwitter新聞構想(?)

ゼミ新聞部部員に考えてほしいと思い、忘れないうちにこの場を借りて連絡します。
---

OG(06)中村が、Twitterで私宛に、
 

  結構前の記事でご存知かもしれませんが、某かの参考になれば

との情報をくれました。

 
奥ゆかしい表現で、たまにこうやって情報をくれるのです。
私にとっての(勝手にそう思ってますが)ブレイン、知恵袋で、彼女からの
情報で行動を触発されることが多いのです。
 
さて、今回もらった情報は、

 

Twitterを上手く使って地域活性化(地域振興)をしたいな

という記事でした。
 
この中にTwitter新聞というアイデアが書いてあります。
地域の人たちのつぶやきを、その地域の今を伝えるリアルな情報としてまとめるといことです。
 
さまざまツイートを眺め、面白いものをピックアップして編集し、それを情報として発信していく。
これは面白いと思いました。
どうでしょう。
 
さらに偶然ですが、添削の合間にさぼってネットで情報収集していたら、

  電子出版時代に変わる編集の役割

なんて記事があり、コンテンツは勝手に利用者の側が発信してくれる時代なのだから、
その編集というものが面白いことになっていくといった内容です。
これにも心ひかれながら、そこに中村からの情報が加わったわけです。
 
そこで私の直感はこういう結論を導きました。
 
地域ではなく、ガリラボの今をツイートで拾い上げながら、在学生、卒業生などですけど、
発言を観測しながら、ガリラボの今(リアルタイム)を編集していくというもの。
ガリラボ関係者のリストを作っておき、それのタイムラインを観測していけばいい。
 
面倒くさい作業なのかもしれませんが、ひとつ前のブログからいけば、その単調な
作業の 継続は大きな結果を生みだすようにも思えるのです。
 
おおざっぱなアイデアなので詰めないといけないことも多いと思いますが、
新しい新聞(ニュース)の形を調べるひとつの実験としてゼミ新聞部で
取り組んではどうかなと思いますが、どうですかね。

と、直感を形にしながら、いま、ふと思い出しました。^^
これって2ちゃんねるの面白い記事をまとめるサイトの同じですね。
ということは新しさはないことに気付いたけれど、それはおいといて
とりあえず最初の一歩です。

Twitter新聞にやってみませんか。
ゼミ新聞部部長、具体化に向けて頑張ってみてください!!

はて、部長がこのブログを読んでるかな??
 
 

実践の中で語ることと実践について語ること

今朝のNHKニュースで下の新聞記事にあることが取り上げられていました。
こんなニュースにはすぐに反応してしまいます。
 
聞いていると将棋のプロは直感的な判断の部分では「尾状核」というものが
活発に動くとのこと。
それに対してアマチュアは前頭葉を使っているようです。

アマチュアが前頭葉を使うのは、要するに、これがこうだからといった
言語を基本した推論を使っているからと説明されていたように思います。

一方、プロはそうではない。
 
訓練を積んでいった結果、言語が消えて、直感という形の別の脳機能を
使うとのことです。
 
興味深かったのでは、その脳機能の部分が習慣的な運動(すなわち無意識に
行える運動)をつかさどるところであったところです。
 
やっぱりですね!
前から、そう思っていたんですよ(ほんとですよ)。
 
深い思考ってやっぱり運動なんです。
運動なんだから、思考って訓練されなければならない。
習慣化されなければならない。
つけ焼刃(一夜漬け)で深い思考が身に着くことはあり得ない(これは少なくとも常識ですね)。
 
ピアニストが毎日の練習をさぼったら、最初はいいだろうけど、確実に腕が落ちる
ことは誰でも予想されます。
 
これと全く一緒で、深い思考を働かせるには、毎日、頭の訓練をしないといけない。

棋士はたぶん毎日将棋の方法について勉強しているだろうと思います。
毎日将棋という分野で使う「指」を訓練している。
  
ここで、継続して何かやることの脳機能的な根拠が見えてきますね。

最初はこうやって、次こうしてと言語を使っての訓練を継続させながら、
それを脳の奥深いところの言語を要しないところに落とし込んでいく。
そうやって強力な直感という思考が生まれていく。

それを可能にしているのが「継続的な訓練」ということです。
 
訓練をさぼると直感はすぐに低下していくはずです。
プロ棋士でも日ごろの勉強をさぼるとすぐに自分の地位を転がり落ちてしまうでしょう。
だから毎日かかさず訓練している。 

ここまでの一つの結論ですが、何事も継続的にやりましょう。

毎日少しでもいいから勉強をする!


それが高いレベル(プロ)になる秘訣(必要条件で、十分条件かどうかは不明です)のようですから。
 
そう思いながらガリラボ通信もほぼ毎日(これまでで650回を超えています)、継続させています。
私に対しては何が訓練されているかは不明ですけれど。
ただし、ガリラボ関係者のガリラボに関しての電子版キャリアフォリオとして使える道具にはなって
いるものと思います。
 
繰り返します。
継続です!
ごく普通の何気ない日常の積み重ね・・・それこそが大きなパワーを生む。

 
長くなりましたが、調子に乗ってきました。あと、もう2点ほど。
 
一つ目は、訓練して結果、活発化していくのは脳の深部、脳の古い部分。
脳の三層構造仮説でいったときの、爬虫類脳という脳の古い部分が直感に関与している点が興味深い。
長嶋茂雄氏に対して、よく「動物的直感」というコピーが使われていましたが、まったくその通りで
直感は動物的なのですね。
 
人は、言語という道具を使って、動物では持ちえない新しい直感を脳の部分に組み込むことができるわけです。
拡張による学習を果たしたわけです。
 
さらにもう一つ。
動物化した直感は、言語とは切り離され、どうしてそうやっているかは言語では説明できません。
これが
  実践の中で語ることと実践について語ること
の大きな違いです(ジーン・レイブらのテキストにでてくる有名な表現です)。

長嶋茂雄氏が自分のやり方を言語で説明することが困難であったように、一度、
継続的訓練を重ねてできるようになってしまうと言語は消える。
 
この意味で優れた実践家が優れた指導者になれるかどうかは不透明なのです。
そして、優れた実務家が優れた教育者になれるかどうかも不透明。

教育の現場は、熟練者になる以前の人たちが相手なので、言語が多用され、
実践について語ることが強く要求されるからです。

意外に多くの人がこのあたりの違いに気づいていないように思います。
 

ほんとに長くなりました。
実は現在、卒論・修論の添削をやっているのですが、とりあえず継続が大事ということ
なので、合間(?)を見て、合間であるにも関わらず、こんな長文のブログを書いております。
 
さらには、たまにはアカデミックな話題でも書かないといけなかろうとも思いまして、ですね。
 
卒論でみんなの「ゼミ活動を終えて」を読んでいると「ガリラボは活動的で・・・」という表現が
たくさんでてきたので、まあそればかりでもないだろうと・・・
ガリラボは実践だけをやっているわでもなく、その実践をこうして語ることもやるのだと
そういったこともゼミ生に伝えようと思い、長くなりました。

輝く知性は行動なしには生まれない。

少し修正します。
輝く知性は継続的な行動なしには生まれない。

さらに追加です。
次への知性は行動の省察(リフレクション)なしにも生まれない。
 
行動→省察→行動・・・このPDCAの連鎖が高度な知性、物事がよく見える世界(十全的参加)へとみなさんを連れていってくれるでしょう。
 
何度も書きますが、ほんと長くなりました。
何人ぐらいここまでたどり着いたでしょうか?
 



ここから新聞記事---------------------------------------------------

将棋 プロ棋士「最善の一手」 脳の2カ所が活性化…理研

毎日新聞 121()40分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110121-00000004-maip-soci

 

将棋のプロ棋士が「最善の一手」を直感的に見つける時に働く脳の部位を、

理化学研究所脳科学総合研究センターなどのチームが世界で初めて特定した。

アマチュアには見られない現象で、プロならではの直感をこの部位が生み出

しているらしい。21日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。【西川拓】


 理研は日本将棋連盟の協力を得て、羽生善治名人らプロ棋士延べ約60人に

詰め将棋を解いてもらったり、将棋の盤面を見た時の脳の活動を、機能的磁気

共鳴画像化装置(fMRI)で調べた。

 

それを、平均年齢が同じアマチュアのグループと比べた。その結果、プロは盤

面の状況を素早く把握する際、後頭部に近い大脳皮質にある「楔前部(けつぜ

んぶ)」が活発に活動。

 

その後、短時間(約1秒)で次の一手を探す間には、大脳基底核の「尾状核

(びじょうかく)」が活発に働いていた。どちらもアマチュアではそれほど活

動しなかった。

 

 チェスの場合、アマチュアが多数の手をしらみつぶしに読んで決めるのに対

して、トッププロは最初に最善の手が直感的に浮かぶことが知られている。

今回、将棋でも同様のことが裏付けられた。

 

 尾状核は、ピアニストがピアノを弾く時の指運びなど習慣的な運動をつかさ

どる部位で、判断など思考に関係するとは考えられていなかった。

棋士が直感を身に着ける過程で、二つの部位の間の神経回路が発達すると考え

られる。


------------------------------------------------------------------------以上 
  
 

2011年1月22日土曜日

院OBへのゼミ新聞部部長の取材

今日の午後、院OB佐藤を大牟田から呼び寄せ、3年(08)川崎(=ゼミ新聞部部長)が仕事についてのインタビュー取材を行っていました。


 
呼び寄せ、なんて書きましたけれど、わざわざ来てくれた佐藤には頭が下がります。
一人暮らしで、洗濯、掃除などあるでしょうが、それらすべてを投げ捨て、ゼミ新聞の取材に来てくれたのですから。
 
ゼミ新聞が発行され、それを読む機会があったら、土曜日に自分の時間を削ってやってきてくれたOB、そして同じく土曜日の時間を削って研究室にやってきた3年生などの無償の奉仕が、その文章の背後に存在していること多少なりとも想像してもらえると嬉しいですね。
 
佐藤からは差し入れをもらいました。
大牟田で買ってきたものです。
でかい、大福(?)がありました。
 

 
 
どれぐらい大きいかというと、ちょうど手のひらに収まるぐらいで、大きいおにぎりのような感じです。
直接見るとほんと大きく感じました。
たぶん、これ1個あれば、谷口など十分ではないかと思いますが、どうでしょう?

 
 
 

院生の投稿記事、そして学びのこと

朝刊の読者のひろば欄にM1(10)松尾の記事が掲載されていました。
現在、3年生が行っているガリボイスとは独立に投稿したものです。
彼女は現在作文講座など受講しており、またガリボイスの活動を最初に始めた学年でもありました(注)。
 
そういったこともあって、時々、投稿しているようです。
 
さて、この文章の中に、ガリラボの重要なテーマである「学び」の本質が書かれていることにお気づきでしょうか。
昨夜の彼女とのゼミにおいても、このような形の「学び」が持つ深い意味について話したのでした。

ガリラボは情報学をテーマにしつつも、しかしその基盤となっている枠組みは学習論なのです。
学部では情報学(特に、社会情報学or地域情報学)ということで立ち振る舞っていますが、実はその振る舞いの指導原理が学習理論なのです。
院生になって初めて、人さらには地域が学ぶということ、その深遠な(と私は思っている)世界で動いている本当のガリラボの姿が見えるようになるでしょう。
 


(注)松尾が3年生のとき、今から3年前より始めたガリボイスの活動ですが、当初はガリボイスという名称はなく、この名称がついたのは2年間から。ガリラボで定着したこのガリボイスなる素晴らしい名称を考案してくれたのは現在4年(07)の上村です。
 
 

2011年1月21日金曜日

Webデザインコンテスト

午前中は3年(08)坂本と谷口を呼んでの面談。
それぞれ1時間以上の雑談タイムでした。
谷口には、特に採用する側に立った時、彼らはどういった思考パターンになるのかを
コストという視点で話したのです。
 
きっと有意義だったに違いありません。^^;
その証拠に、谷口は「目からうろこです」と言ってましたので。

しかしさすがはガリボイスをこの1年まとめてきた谷口です。
どう言えば私が喜ぶか、この1年で心得たようです。
  
谷口と話しているとき、3年(08)長井がゼミ新聞の編集にやってきましたが、
見ていた限り編集はほぼ進まず。何をやっていたのでしょうか。
何か色々とやっていたようですが・・・
そんな状態なので、長井とは月曜日に面談を行うことにしました。
 
 
本日は2年生(09)のゼミの最終日・・・合同でのゼミの最終日ですが。
情報は8つのゼミが集まって75名ほどで合同ゼミ。
内容は、チームに別れて、10月から3ヶ月ほどかけてFlash, Photoshop, Dreamweaverを
学習し、それらを使ってWebサイトを制作するというものです。
 
それで今日は制作されたサイトを全員で審査し、優秀なサイトを表彰するという
Webデザインコンテストでした。
 
13チームそれぞれのなかなか立派なサイトを作っていましたが、
投票の結果、1~3位が決定しました。
なんと、その1位と2位チームのチームリーダーはガリラボのゼミ生でした。
それぞれ鞭馬、志柿の二人です。

1、2位がガリラボとは、なかなかやります。
この勢いで3年になったらまた頑張ってほしいと思います。
 
2年生のゼミが終わった18時からはM1(10)松尾とのゼミ。
いやー、今日もとんでもない脱線ばかりの3時間でした。
今日はもうそれをここで書くのは恥ずかしいほどの脱線でした。
 
もちろん、すべては学習にまつわる話なのです。
学習って、要するに、非論理の部分をどう体得していくかということ、そして
非論理に耐えることだと、そういった話しました。
こんなに簡単ではわからないでしょうが、3時間の脱線の中で、松尾はそれを
深く理解してくれたと思います。
 

2011年1月20日木曜日

再びの教員研修

今日の午前中はMOREの学生たちがガリラボを占拠して編集作業をやっていました。
占拠といっても、実際には午前中はガリラボのメンバーはほとんど来ないので何にも
問題はないのですが。
さらには、やってきたメンバーのほとんどはガリラボの2年生(09)です。
村中、中島、本多、谷。

その横で3年(08)の宮下が作業をしていました。
耳栓をしながら作業だと、ツイッターでつぶやいていました。
 
お昼になって3年(08)坂本がやってきてエアタグの編集作業。
 
そして14:30からは火曜日に引き続き教員の研修会です。
本日は3人の語学系の先生の講演をお願いしていました。

前回同様、受け付けはM1(10)松尾、カメラマンは3年(08)大塚です。
受付を終えた松尾が一番後ろに座っていて、手前にカメラをいじる大塚がいます。

 
本日の講演はかなり面白く、文学部の先生が学長などの音声を採取し、それをPCで分析するといった方法が紹介されました。
 
その音声の採取のために交渉中のところを大塚がしっかりと撮影しています。

 
90分の研修をUstreamでライブ配信しましたが、8名ほどの方がネット参加しておられました。
さらにツイッターによる書き込みもあったりして、ちょうど良いe-learningの実践になったように思います。
 
手伝ってくれた二人のゼミ生には感謝です。m(_ _)m
 

2011年1月19日水曜日

熱弁をふるってしまいました

M2の二人(吉本、伊藤)はさすがに頑張っております。
もう何度も手直しをしてもらっています。
最後になってこんなにパワーがあるとは予想もしていませんでした。
残りわずか頑張ってほしいですね。
 
さて、今日は4年生の卒業論文のゼミ内締切でした。
この時間になってもまだチラホラと提出していないゼミ生がいます。
しかし、全部出されても、今度はこっちの添削が追いつかない。(T_T)

さて、本日は3年生が大挙してガリラボを占拠。
まずはPASTAチーム(宮下、戸高、財津、大塚、そしてM1松尾)。
私も入り、今後のことを話しました。
 
その後は、ほとんどの3年生がやってきました。
熱気で溢れておりました。
何やっていたかというと、エアタグのためのコンテンツ作りと先日の玉名の
訪問で持ち帰った音声記録の編集です。
全チームが揃い、あちこちで玉名の観光ボランティアの方々の声が研究室内を飛び交っていました。
 
それも19時ぐらいには鳴りやみ、3年生はすべて去っていきました。
 
直後だったかな、2年生(09)村中とM1(10)松尾がやってきて、村中はメールなど
書いていたようです。
松尾とはゼミではなかったですが、先ほど(22:30)ぐらいまで拡張による学習を理論的下敷きに
してこれからのマスメディアの方向や教育の方向など熱弁をふるいました。

ネットテレビやケータイディスプレイのこと、活版印刷文化からコンピュータ文化など、
日頃、考えていることを一気に数時間かけて話したのですが、もうほとんど講義でした。

だって、途中からは立ち上がって話をしたのですから。
内容について詳しい話はいつかこの場でできるといいかなと思います。
ま、その時は忘れているでしょうけど。

結構、刺激的な話だったと思いますが、それを一瞬の閃きだけで話しておりますので、
たぶん明日になったらもう何も残っていないでしょう。
情けない限りです。
 
 
 

2011年1月18日火曜日

院卒業生来室

20:30ぐらいになって院OBの黒田さんがやってこられた。

学部のCPDプログラムの受講のためにやってきたとのことでした。

玉名の平野さんも一緒。

3年(08)川崎との面談中だったので、つい立たせたままの会話になってしまい、
大変申し訳ない限りでした。
次は20日と26日ということなので、次回は座ってゆっくりと話をしましょう。


なお、川崎は、2時間ほど、色んな話を私から聞き出して22時過ぎに去っていったのでした。
 

学内研修のUstreamによる配信

今日のガリラボは午前中、きくりん人のメンバーが今年初の打合せ。
M1(10)松尾、2年(09)中島、緒方、松崎の参加でした。
新年最初ということもあったので、冒頭、PDCAのPDはできたのだから、CAにも
今後は力を入れるよう話しました。
 
そして、いつもの脱線。
ついでに、人は物理的時間でなく、PDCAによって生物的時間を生成し、それに
よって豊かな生を営んでいくといった余計なことまで話しました。
半分はこじつけの論理です。
私自身はそのことを信じて疑っていないのですが、こじつけが果たしてどう受け取られたか。
ちょっと気になります。^^

お昼は3年ゼミ長会議。
戸高、坂本、谷口、大塚が集合し、明日のゼミでやることを話し合いました。
ここでも相変わらず、余計な話をたくさんした気がします。
4人にはこの場で謝っておきたい。
申し訳ない。m(_ _)m

13:30になって坂本、大塚に手伝ってもらって、2Fの大演習室の机の配置換え。
本日は14:30からここで大学内の教職員で作っているeラーニング研究会の
報告会をやったのです。
 
メディアセンター長として責任者になっている関係で、その事前準備が私の役割。
なので当然ながら、ゼミ生の出番となるわけです(運命共同体?)。
 
M1(10)松尾も合流し、机と移動です。
おかげであっという間に終わりました。
なおこの場には、ガリラボ関係者としてはOG(04)井口、樋口、そしてOG(06)藤本もおりました。
 
その後、松尾は受付係りに変身し、大塚はカメラマンへと変身。

研究会の様子です。
教職員でeラーニングによる教育改革に取り組もうとしている方々参加されています。

 
試みとして、この様子を学内にUstreamにて配信をしたのでした。
そのカメラマンが大塚です。

 
古賀学長も参加されており、大塚の斜め前に座っておられました。

 
大塚、松尾には13:30~16:00まで付き合ってもらうことになりました。
感謝。
いや、運命(実践の)共同体です。
研究室とは本来そんなものなのでです。
これを奉仕と思ってはいけない(奉仕させておいて、こういうのもなんですが)。
こういった奉仕の場において人は貴重な知識を得ていく。
   
また、そういった共同体にいるからこそ、大塚など学部生であるのに、教員集団の勉強会(=研究会)の場に参加できるわけです。
こういった形の参加を「正統的周辺参加」と呼び、これは極めて効率の良い学びを生成します。
  
ラーニング云々ではほんとはなくて、教育機関は、こういった場をどうやってデザインできるかが問われている。
eラーニングとは、そのような場ができていないところに鍬入れ、整地していく道具として使って初めて意味のある道具となるでしょう。
・・・・・学部のガリラボとは直接関係ありませんが、大学院のガリラボではこんな話をよくしています。
 
 

2011年1月17日月曜日

長時間の会議の後に

センター試験明けの研究室は・・・・とりあえずいつもと同じでした。
 
午前10時から3年(08)大塚とエアタグの解説のやり方についての打合せ。
エアタグはインターネットへの新しいインタフェースを基本に話をしましたが、
話しながらこれはそれだけでなく、コミュニケーションのツールだったという
ことにも思い当りました。
 
そのあたりまでしっかりとデザイン(周囲との関係も含めて)できて初めて
エアタグはその場所に意味のあるシンボルとして利用できるようになるの
だと思います。
3年のゼミ生の皆さん、どうぞその辺りまで考えてみましょう。
 
その後、明日の準備のためにUstreamの配信実験を二人で行い、無事に
やれることを確認。
明日も大塚には手伝ってもらう予定です。
 
午後になってMOREの2年生、といっても全員ガリラボの2年生(09)ですが、
谷、本多、中島の3人がやってきて、何やら作業をしておりました。
16:00過ぎには帰っていきました。
 
私の方は16:30から会議。延々と続いた会議は終わったのが21:30。
5時間。
さすがにちょっとくたびれました。
 
長時間の会議の後、さらに続きます。
 
21:30過ぎ、研究室に戻り、ガリラボ通信を書こうと机についたら22:00前に
なって、M2(09)伊藤がやってきました。

私のGmailのランプがつくのを院生室で待ち構えていたとのことでした。
修論の相談でした。

30分ほど議論して、解散。明後日、修正したものを再提出することになりました。
 
さて、学部の学生2人分が手持ちの論文として現在あります。
合計4万文字を抱えていますが、とてもこれらを見る状況にはありません。
2人(有働、冨田)には申し訳ないけれど、しばし返却は遅くなります。
 

2011年1月16日日曜日

エアタグについてのライブ放送

本日、つかさの湯さんから私のTwitterアカウントにダイレクトメッセージがありました。

それもあって、つかさの湯さんのUstreamの番組ページ「湯すとりーむ」を覗いてみましたら、びっくり。
次のイベント告知が出ているではありませんか!

 
ガリラボの活動紹介も兼ねて、この番組に私と3年(08)大塚とで出てくる予定です。
うまく説明できるか心配ですが、二人して頑張ってこようとは思っています。
明日は、説明資料づくりのための打ち合わせをする予定です。
 
ついでながら、この番組のバナー広告(下)をUstreamのトップページ(?)に掲載依頼をされるとのことです。

 
ほんと、どうなることでしょう。。。
 
とりあえず、当日は、「エアタグはインターネットへの新しいインターフェース」といったコンセプトを中心に、大塚に頑張って説明してもらうと思っています。^^;
  

温度計ガジェットの怪

朝、卒論の添削の続き(今日は4年(07)の植田の分)を始めようとPCに向かった時、温度計ジェットを見て目を疑いました。

午前8時の段階で-7℃!!!!
確かに寒いのですが、ほんとでしょうか???
ちなみに東京に設定してみたら0℃。
壊れたのでしょうか?
実況(その1)
 
添削も気になるのですが、温度計も気になってしまい、約30分後、ウィンドウを小さくして温度計見てみると2℃ほど上昇している。
これも信じれらない。
ここが阿蘇だったらわかるんですけど、この温度でも。。。
実況(その2)

気になる私はその後もチェック。
午前10時になって-3℃。
いつもだと早朝の気温です。
実況(その3)

添削に疲れ、お昼の休憩をしようと思い、再度見たら「-2℃」。
確かに寒いけれど、天気は良いのです。
お昼でこれだと北海道並みですよね。。。。そんな馬鹿な・・・
実況(その4)

気になって、Yahooの天気予報を見ると、12時現在で1℃となってました。
1℃でも寒いけれど、それにしても両者のこの差は一体何なのでしょうか?
 
気になります。 
 
 
大学はセンター試験で、ゼミ生は論文で必死な時に、こんなノー天気なブログを書いてしまいました。
書いた後になって、少し反省をしてます。
ごめんなさい。
 
 

2011年1月15日土曜日

院生の修論添削

センター試験初日、寒い日です。
朝は小雨が降っていて、昼ぐらいは晴れ間がでて、それが夕方になって雪になっています。

「雨は夜更け過ぎに雪へと変わる♪」はずが、晴れ間からいきなりの雪でした。
順番を間違えています、今日の天気は。
 
センター試験業務をなぜか免除された私は朝7時から院生2人の修論の添削に挑みました。
数日前から始めていましたが、ハレからユキに変わり外が暗くなった先ほど終了しました。

本日はこれで約9時間ほどPCの前に座り続けていることになります。
 
4万文字もある修士論文になるとさすがに一度の添削だけでは思うような修正が出来ません。
もう一度提出してもらうことにしました。
先ほどメールで送ったので、M2(09)吉本、伊藤ともに明日は休み返上で、徹夜で書き直すことになるでしょう。
 
センター試験の受験生も大変ですが、全国の大学では卒業を控えた学部生、院生が必死の思いで論文に向き合っているのです。
 
世間的にはヒマに見える大学でしょうが、少なくともこの時期は徹夜も厭わないほどの知的活動に向かっている学生たちが多数います。
センター試験の受験生に隠れて目立ちませんが、社会人として要求される未知の領域を切り拓いていくための知的パワーを身につけるべく論文に向き合う学生たちが同じ時期に多数いることも知ってほしいものです。
 
ずっと前のゼミで(いつのゼミだったか忘れましたが)、卒論に取り組でいる様子をドキュメント番組にしないかと持ちかけたことがあります。
その時は、あえなく、挫折しましたけれど。
 
ガリラボ放送部を発足させたら、うわべでない、内面の成長を表現するドキュメント映像を撮らせてみたいと思います。
そのためには、撮る方がどれだけハマるかにかかっているのですけど。
 
ハマって色々なことに挑戦する。
集中してやっていたらいつの間にか夜が明けていた。
そんなハマる力と最後まで投げ出さない能力がイイものを生み出すでしょう。
 
まだ卒論を仕上げていない4年生たちよ。
ハマってイイものを仕上げてください。
 
ついでに言えば、、
そんな能力こそが社会が求めているものであり(たぶん)、そんな能力を鍛えることが実は就職活動にほかなりません。
 
この意味で受験を勝ち抜く連中はその能力がたぶん優れている。
だって(その時期においては)あんなにつまらないことをやりぬく力や方法論を持っているのですから。
 

2011年1月14日金曜日

真冬に鳴く蝉

明日からセンター試験。
準備のため、大学は休講です。

おかげで、ゼミ生が来るはずもなく、丸一日閑散としたガリラボでした。

ゼミ生のいない静かな研究室で仕事に励もうかと思っていましたが、
会議の連続で静けさを堪能することもできませんでした。

 静けさや 岩にしみいる 蝉の声

ここ研究室に寒風をものともせず、真冬でも鳴く蝉がやってきました。
夕方になり、蝉の如く賑やかな、大学に勤めているOG(04)井口が顔を出したのです。

静けさを簡単に破り、嵐の如く明るい話題を振りまきながら、風のように彼女は
去って行ったのでした。┐(-。-;)┌
 
 
・・・・・さて、センター試験。

ゼミ生たちはこの3連休を楽しく過ごしているのに違いありません。

私は、未来のガリラボゼミ生となるはずの受験生の頑張りを応援しながら、明日からの二日間は、
2人分の修士論文の添削に挑戦する予定です。
 
二つの論文で合計8万文字。終わるかなぁ~  (T_T)
 
 

2011年1月12日水曜日

出張先より

本日は大学評価についてのシンポジウム参加のため東京はお台場、
日本科学未来館横の国際交流会館にやってきました。

3年のゼミをさぼってしまいましたが、どうだったでしょう?

MOREの学生たちも座談会をしたはずですがどうだったでしょう?

ちょっとだけ気になります。


ここ東京はよい天気で、昼間はポカポカでした。

たいへん気持ちよかったので、コートを脱いで、フジテレビの湾岸スタジオ(?)近辺を散歩してしておりました。

明日、熊本に帰ります。
 

2011年1月11日火曜日

新年最初の講義

「1」の文字の多い本日から大学は講義が始まりました。
 
新年最初の1限目がなんと私の3年生の講義・・・
神様も新年早々意地悪です。
 
最初の講義の1時限目に学生が来るかなと思いきや、受講している70名ほとんどの学生たちが出席しているではありませんか。

それも遅刻なしです。

私の講義では遅刻を厳罰化しているからということもありますが、しかしそれにしてもわが大学の学生さんのこの真面目さには驚かされました。

この講義を受講しているガリラボ3年の精鋭たちも見事でした。
どういう意味かは、とりあえず触れないでおきたいと思います。


 
お昼過ぎから、今年最初の3年のゼミ長会議。
大塚、坂本、谷口が集合して、明日のゼミでやることを打ち合わせました。
ガリボイス、エアタグデータの編集作業等々です。

残すところ3年ゼミも後3回となりました。
そして、こういった形での打ち合わせは後2回で終わることになります。
名残り惜しい気がします。
 
夕方、玉名のつかさの湯から電話があり、玉名でのエアタグの取組についてUstreamで放送するので出演してほしいとのことでした。

以前から打診はあったので二つ返事でOKしました。
私だけでは見栄えが悪いので、これに詳しいゼミ生も連れて行く予定です。
詳しいお知らせはまた期日が近付いたらお知らせします。


 
私は12,13日は東京(お台場)出張のため不在です。
留守中、2年生はWebコンテストに、3年生はエアタグ編集に、4年生は卒論執筆に、M1は研究を深めることに、M2は修論完成に向けてそれぞれ頑張ってください。
 
 

2011年1月10日月曜日

遅ればせながら新年の抱負

本日知ったネット関係の動きについて紹介したいと思います。

それが「音楽の産地直送」というビジネスモデルです。

2010年6月8~9日の2日間、もう半年前になりますが、向谷実という方が
中西圭三さんと一緒に、曲を作り、それをiTunesで配信するということを
やったのだそうです。

こう書くと平凡なことのように思えますが、実はこれは革命的なことであったようです。

詳しくは、直接、彼らのサイトに書いてあり、

  
そして、



といった解説などもあり、プロジェクトの意義はそこに書かれているので、私が書くまでもないの
ですが、あえてガリラボの学生向けにその一部を紹介したいと思います。
 
このプロジェクトは、

  2日間に渡って曲の制作現場をユーストリームで生中継し、
 
  視聴者とツイッターで交流しながら、
 
  特に作詞はツイッターから一般公募を行ってそこで選らばられたものを採用
 
  さらに作られた2曲は、48時間後にはe-onkyo musicで配信されたほか、iTunesでも配信

ということをやり、結果的に、iTunesでは上位にランキングされることなった、のでした。

プロジェクトの革命的な部分は、音楽の販売に欠かせなかった

  音楽出版社、レコード会社、JASRAC、音楽プロダクション

など制作から流通までを担っていた業界を抜きに配信できたことのようだ。
中間団体を介さずに、

  音楽の産地直送

という新しいビジネスモデルが可能であることを示したのでした。
さらに、このプロジェクトでは、音楽のパーツ販売など、2次利用が促進されるような面白い試みも
されているようです。

それにしても、この革命的なプロジェクトは新しいネットテクノロジーを活用している点が個人的に見逃せないところです。

2日間も生中継し、さらにその間、リアルタイムに視聴者とつながるような方法など、これまで存在しませんでした。

そんな革新的なことがやれる新しい技術なのですが、そんな技術を誰もがいつでも無料で使える時代に入ったわけです。
なんとなくはわかってましたけれど、しかしこのプロジェクトのことを知り、威力に改めて驚かされました。
 
単に映像を配信されるということでないのです。
ユーストリームという新しい技術ついて、ある本にこんなことが書かれていました。

  人は映像によって何を伝えたいのか。
  そして何を語り合いたいのか。
  ユーストリームが問いかけているのは、そこである。
  何を見たいのか、ではないのだ。

まったくその通りで、新しい技術の意味をどう捉えるか。そのことが問われています。
  
成人の日の今日、このプロジェクトのことを知り、気持ちを新たにしました。
新年の抱負にはちょっと遅くなりましたが、2011年のガリラボでの活動として取り組む
べき方向を見定めたように思います。
ユーストリームを中心にリアルタイムWebをプロセスメディアとして活用していくことを
ゼミ活動や研究のターゲットにしてみたいと思います。
4月からしっかり走りだせるよう、これから知識の整理など準備を始めるつもりです。
 
興味のあるゼミ生は一緒に議論をしていきましょう。
そのために、ガリラボ内に研究会(or 塾)を立ち上げようかな?
今は余力がないので、まあ時期を見てですけど。
 

2011年1月8日土曜日

男子学生からのお土産

昨夜、卒業生と飲むことになり、ぴぷれす前集合ということで待っていたら、
最初に会ったのが、同じコースのM野先生。
お互い、驚いたのでした。
M野先生も卒業生との飲み会のようでした。
行動パターンが似てます。
 
さて、午前中頭が上がらず、午後から仕事に出てきました。
 
しばらくして3年(08)坂本が昨日の玉名に持って行った機材やデータの返却にやってきました。
その際、「お土産です」と私宛に差し出しました。
 

 
研究室にではなく、あえて私宛です。
 
包装を見て、はっとしました。
私が、以前から玉名のチーズ饅頭を探していたことを覚えていて、
それでわざわざ買ってきてくれたのだ、と。

この場でこんなことを書くとお土産を持ってきなさいと言ってるようで
なかなか書きにくいのですが、もちろん、そんなことを要求している
のではありません。
そんな無理な要求は、たまにしかしないのでどうぞ安心してください。
 
この場で、このことを書きたくなったのは、単に買ってきたということよりも、
私が探していたということを「覚えていてくれて」、それを探して買ってきて
くれた、その気配りに痛く私は感動させられたのでした。
 
秋元康風に言えば、相手に応じて出すお茶を変えていくような、そんなたいへん
企画力のある行動だということになるでしょう。
こんな行動は普段ボーッとしていてできることではないだろうと思います。
 
情報をキャッチし、それをしっかりと記憶しておき、そして具体的な行動として実践する。
なかなか一つ一つが難しい。
結果だけでみれば簡単そうですが、なんともそのための「小さな一歩」を踏み出すことは
極めて難しいのです。
 

男子学生でこの気配り。
快晴で非常に気分が良かったのですが、さらにさらに気分がよくなった今日でした。
どうもありがとう。
  

2011年1月7日金曜日

玉名の音声情報収集フィールドワーク

本日は朝から3年生(08)が3チームに別れ、玉名に向かいました。
目的は、観光ボランティアの方に玉名を案内してもらいながら、その場所についての情報を音声化することです。
 
出かける前に簡単な指示をして、後はすべてを3年生たちに任せました。
 
 
玉名から、それぞれのチームよりメールで便りがありました。

(1)坂本・矢田・小西・宮下チーム
パワースポットチームただいま繁根木稲荷神社にて説明を受けています!(10:54)



(2)田上・戸高・益田・松永チーム
七草粥いただきました ( ´ ▽ ` )ノ (12:59)

※市役所で七草粥が食べさせてもらったそうです。

(3)岩本・谷口チーム



全員15時過ぎには無事に戻ってきました。
どういったデータを持ち帰ってきたのか、楽しみです。
 
最後のチーム(川崎、大塚、長井)は9日に出向く予定になってます。

 

3年生へのお知らせ
玉名市高瀬の下川酒店から研究室宛てに年賀状が届いていました。
数回の訪問に対し、
  「とても楽しい時間でした。ありがとうございました」
とのメッセージが添えてありました。
 

お菓子だらけ

現在、テーブルの上はお菓子で溢れています。
 

玉名市でのエアタグ化の取組が紹介されました

本日の熊日新聞朝刊に玉名市で、玉名観光協会とガリラボとで協働にて取り組んでいる
エアタグを使ったまちの情報化のことが紹介されました。
 

 
偶然ですが、本日、3年生が3チームに別れて高瀬地区を訪問し、デジカメ、ボイスレコーダー片手にまちの音声情報化に取り組んでくることになっています。
成果を期待したいと思います。
  

2011年1月6日木曜日

テーブル上の蜜柑を例に

午前中は3年(08)松永がエアタグデータの修正のために来室。
1時間ほどやって去っていきました。
 
お昼前に2年(09)村中が来室。
今日は長崎国際大学の方々がキャリアフォリオに関してインタビューに来られたので、
一緒に対応しました。
もちろん二人ではなく、当方の事務局の方々も一緒です。

2時間ほどの対応でしたが、途中から、いつの間にかですが、キャリアフォリオというよりも
MOREの活動の豊富さについてのインタビューが中心となり、このため、村中の独演会の
様相を呈していました。^^

午後はWebの駅サポートチームがやってきて、新年最初の打合せをやっていました。
集まっていたメンバーは、
 M1(10)松尾、4年(07)森、植田、3年(08)戸高、宮下
などです。
 
17時からはM1松尾とのゼミで、ワークショップの学習論意味を社会構成主義的に捉えるとどう見えるかということを話しました。
知識を蜜柑とみるか、手のひらをこすって出てくる熱とみるかで、学ぶということの捉え方はかなり違うのだという話を延々1.5時間ほどやっていました。

なんで蜜柑が出てくるかというと本日のガリラボのテーブルには蜜柑が大量にあるからです。
村中が持ってきたものです(私は蜜柑は食べられないので、残念です)。
 
さて、19:30ぐらいからはOG(03)の菅原とのマンツーマンの私塾。
難解な文章を、意味が全くわからなくても音読してもらっています。
4月から開始して今日が16回目となる私塾。
使っているテキストもようやく終わりに近づいてきました。
 
たったいま今(19:29)、M2(09)吉本がやってきました。
修論42,000文字に達したとのこと。
内容のブラッシュアップはもちろんこれからですが、とりあえずひとつの山を越えることができたようです。
 

ガリボイス2010(12月)~7人目の掲載

朝刊を見てびっくりしました。
「新年に思う」のテーマ特集までに掲載された6人で、12月の投稿記事はすべて終わったと予想していたので、今朝の掲載は不意打ちでした。
 
不意打ちで掲載されていた記事に投稿者は3年(08)矢田。
まさかの「博子」でした。
意外性にかけてはガリラボの3年生の中で突出しているのではないかと思っています。
もっとも時期外れの掲載は矢田のせいではないないですけど。^^
 


これで14名中半分の学生の記事が掲載されました。
しかも、今回も女子学生。

ということで前回も書きましたが、あえて今回も書きます。

男子学生よ、ガンバロー!!!
  

2011年1月5日水曜日

タッチド・エコーというAR

午前中、図書館にてPCの設定作業をやってました。
研究室の古いPCを図書館に提供し、有効活用してもらうためです。


簡単に考えていたら、なんと・・・・
無線LANがうまくつながらなくて、大苦戦!!!

いや、正確には、つながることもあるし、つながらないこともある、という状況でした。
その不安定さゆえに原因を特定できず、2時間ほど色々と挑戦しましたが、ハードに原因があるものと判断し、本日は諦めたのでした。
ハード(無線LANの受信側)が入手できたら、再チャレンジするつもりです。

ちなみに、これらのPCは、図書館内にある今年度から実施されているLSS(Learning Support Space)に提供するもので、ガリラボの院生M1(10)松尾とか利用するものです。
ま、そういうこともあって設定をしていたのですが、あえなく失敗でした。┐(-。-;)┌




お昼に研究室に戻り、3年(08)坂本との打ち合わせでした。


今週末に3年生は4チームに分かれて、玉名に出かけます。
観光ボランティアの方々の声を拾ってくるためです。
文字通り、声をボイスレコーダーでキャッチしてきます。


今日はそのやり方についての打合せでした。
しっかりとした音量で捉え、しかもボランティアの方々に普通に話してもらうためのいくつかのポイントを話したのでした。


早速、坂本はその打合せの内容をExcelによってマニュアルの形(すなわち、環境管理型権力が上手に発動されるよう)にまとめていました。
そのマニュアルはリーダーたちに渡されるはずです。
この優れたマニュアルによって、各チームともワンチャンスを逃さず、しっかりとしたデータを持ち帰ってくれるものと信じています。 
 
 

さて持ち帰ってくれたデータ(主に、音声データです)はWeb上にアップし、その音声でもって現実空間を拡張してみたいと考えています。
これは、かなり前にガリラボとノットワーキング塾(院OBを中心に作らている私塾)とで実験していたことですが、ここで具体化してみたいと考えています。

音による現実空間を拡張する例として、「AR-拡張現実(小林啓倫著、マイコミ新書)」にドイツ東部の都市ドレスデンにある「タッチド・エコー(Touched Echo)」というのがあります。
その様子を示しているのが下の写真です。 
 

http://s3files.core77.com/blog/images/touched_echo.jpg
 
橋には、13.2.1945との文字がある上のプレートがおいてあるそうです。
このプレートはこのような姿勢でここに立ってみなさいという指示とのこと。
 
こうすると、1945年2月13日にこの場であった大規模爆撃の音が(骨を伝わって)聞こえてくる仕掛けになっているのだそうです。

つまり、このタッチド・エコーとは、爆撃が行われた「その場所」で、当時の人々が感じた恐怖を仮想的に体験してもらうことで、現実を拡張させているわけです。
 
いかがでしょう。
立派なAR(拡張現実)だと私は思います。
 
こんなことが玉名の高瀬地区でできないかと思っているわけです。
もちろんネットを使った極シンプルなやり方で、ですが。

といっても、もともとエアタグとは、

   現実空間とインターネットとを接続するインターフェース

だったことを思い出せば(頓智・のコンセプト)、これが本来の使い方なのです。
  
3年生は現実空間を拡張するネット上におく音声データ収集に出向いてくれるわけで、3年生が持っているパワフルさで観光ボランティアさんから面白い話題をたくさん引き出してきてくれることを期待しています。 

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午後からは4年(07)冨田と3年(08)宮下が出てきて、それぞれに卒論およびWebの駅関係の作業をやっていたようでした。
19時現在、冨田は卒論執筆(入力)中です。