2019年3月31日日曜日

Artractの春休みの地道な努力

本日で平成30年度が終了。
15ゼミ生は明日からが新社会人としての一歩を踏み出します。
今夜はきっと緊張していることでしょう。
そしてまた日本全国が緊張しているのが新元号。
いよいよ明日、新元号が発表されます。
「平成」の時代が終わり、新しい時代になることを日本人全て感じているのではないでしょうか。
新しい時代に向かって歩いていくことになります。

日本は、時の流れに明確な印を付すことができます。
元号を持っているというのは素晴らしいことだとつくづく感じます。

さて、春休みも終了に近づいています。
ガリラボのゼミ生はそれぞれに課題をもって活動していたと思いますが、Artractだけは特別でした。
17ゼミ生にも課していましたが、Artractのメンバーの課題が特殊なのは、毎日やること、そしてそれを毎日私がチェックできるようにしていたことです。

毎日やる! 言うは簡単。行うのは非常に難しいことです。
機械のようにきちんとやる。
これは人間でないとできません。
機械はきちんとできないからです。
ほんとですよ。
機械は、人間の(予防的、プロアクティブ的)メンテナンスがあって初めて継続して稼働できるわけで、自前できっちりとやることはできない。

機械のようにきちんやるというのは、実は非常に人間的なもので、極めて優れた想像力が必要です。
想像性豊かな人でないと、機械のようにやれません。
最後まで書きませんが、それは、世の中は常に例外事項が発生するからです。

定期試験が終わってから、土日・祝日だけは休みにして、Artractの4人のメンバーは
  4月以降にやるべき活動についてのアイデア出し
を毎日ネット上の共有ドキュメントに書き込んでいくことが宿題でした。
3年(16)岡林、岡部、大友、山下の4人が、たまに忘れているときもありましたが(赤い部分。残念です)、7週間ほぼ毎日アイデアを書き込み続けました。
立派でした。

Artractが努力を続けた結果、150ほどアイデアが集まりました。


次は最初の1週間でのアイデア。


次は最後の1週間でのアイデアです。


150というのは結構な数です。4月になったらこのたくさんのたアイデアをKJ法等で整理し、今後実行していくべきアイデアを抽出、そして具体的な形へとまとめていきたいと思います。
 
何かをやるとき、こうした地道な努力は欠かせません。
 


2019年3月30日土曜日

サクラ便り2019(10日目)

川面に咲く桜。健軍川沿いの桜は綺麗になってきました。


一方で、研究室下のツマガリザクラはまだまだです。


全体を見るとご覧の通り、まだ枝だけが目立っております。
早く満開になってほしいものです。




2019年3月29日金曜日

玉名での活動の紹介(広報たまな4月号)

広報たまな4月号が発行されたようです(こちら)。
表紙です。



「いだてん」の特集ページのすぐ後、10ページにたまレンジャーのことが紹介されていました。2月に行った報告会(ガリラボ通信2019/2/22)の紹介です。
6月から2月にかけてほんとよく頑張りました。



もうひとつ。30ページにチームたまらんによる「たまらんセレクト(最終回)」の記事が1ページ全体で掲載されました。
たまらんも、たまレンジャーと同じぐらいに期間、玉名の地を駆け回り、記事にしてきました。
このチームもほんとよく頑張りました。


今日は平成30年度の(平日の)最終日です。
玉名の活動でこのガリラボ通信も締めくくることになります。
平成30年度はほんと玉名に明け暮れた1年であったように思います。

来年度はどうなるでしょう?

<来客>
玉名の話題ついでですが、夕方、玉名市の平野さんが顔を出されました。
近所で用事があるらしく、1時間ほど話をして去って行かれました。
また来年も何か関係することが出てくるのかもしれません。

それとその前、OB(05)北嶋が突然やってきました。
興津会ではたまに会ってましたが、大学で会うのはかなり久しぶりです。
なんと、転勤で熊本支店長となって熊本に戻ってきたのだそうです。
あのぼんくらトリオのひとりだった男子学生が部下を持つ支店長として仕事をするようになるとは。。。
驚きました。
会社の人材育成のパワーとは見事なものだと思いました。
(もっとも北嶋は学生時代はパワフルでした。だからゼミなどもぼんくらトリオが集まると非常に楽しいものでした)。

人材育成。大学も負けてはいられません。笑



2019年3月28日木曜日

AI教育と読解力の教育と

この時期、桜の写真をいつも載せているわけですが、今朝は雨だったので車で来ることになり、写真を撮っておりません(残念)。
ガリラボにこもり、朝からずっと論文を書いておりました。
めでたく(?)最後までたどり着きました。
2万文字ほど。卒論と一緒ぐらいですね。^^;
ひとりキーボードをカタカタとしていたわけですが、なんと今日は昼間は誰一人ゼミ生が来ず、ほんと静かなものでした。
夕方、就活を終えた3年(16)岡林が来たぐらいでした。
やっぱり徐々にゼミ生の気質(文化とか)が変化してきているのでしょうか。
もっとも、それ以上に社会環境が変わってきたせいもあるのかもしれません。
以前は研究室でないと良好なネット環境がなかったわけですが、今はもうそうでもなく、よっぽど何か求心力がないとわざわざ大学まで行こうとは思わないでしょうから。

今後さらに5Gとかの通信が当たり前になる時代、社会はどういった姿に変わっていくのでしょう。
技術革新は人の行動をたやすく変えてしまいます。

世の中の変化はほんとすさまじい。
昨日の日経新聞では、政府が大学に対してAIの入門講義を全員に受けさせるようにとお達しを出すのだとか。
コンピュータが登場したときも同じような状況でした。
私がこの大学に赴任した25年ぐらい前、大学生全員に対して情報処理教育をどうやっていけばよいかというのが全国的な課題で文科省が主導して、関係する先生たちを全国から集めたフォーラムを毎年開催してました。
全国からかなりの大学教員が集まり、徐々に、情報教育とはこんなもんだなということがコンセンサスが出来上がっていって、現在の姿になっています。
これから、AIという、少し高度な機能がコンピュータに搭載できるようになったことで、昔と同じことが起きるようです。
まあ勉強はしないといけません。Officeが使えますという程度では、ですねぇ。。。
ちょっと検索してみたら、金沢工業大学では4月からAI基礎という科目が1年生に対しスタートし、2020年からは必修となるようです。



AIについては想定内のニュースでしたが、Facebookのニュースで流れていた麻布中学校の入試問題については驚きました。
話題になっているのは、次の理科の問題。
コーヒーの焙煎についての問題で、「オシャレな問題」といった感想などもあってそれで話題になっているのかもしれません。
オシャレな問題とやらを見てみたくて検索してみました。それで出てきたのが次でした。


私が驚いたのが、これが小学校6年生に対する理科の問題だということです。
何が問われているのかを理解するまで非常に大変。
理科の問題は、コーヒーの問題だけでなく、他の問題もあり、延々と文字だらけのペーパーが11ページも続くのです。
ちなみに試験時間は50分。
普通の小学生だと、きっと、50分では文章を読むだけで試験時間50分のほとんどを費やしそうです。
内容理解(読解)はおいておき、ただ読了することも難しい小学生も多いかもしれない。
ためしに、一度、大学でこの試験をやってみたい気もします(笑)。
全部の問題に対応できる子どもがどの程度いるのかわかりませんが、麻布中学に挑む小学校6年生の理科の力というより、その読解力に驚愕しました。
数学はちょっと文字数は減りますが、社会も文字だらけ、国語は不明(著作権の関係か、公開されていません)。

こういうのを見ると思うんですねよ。
やっぱり読解力がないと、と。
今年まで開講したデータ分析も、Excelが使えないというより、課題の内容が読み取れずに解けない学生が多くいました。
問題が何かをまず見極める力が必須ですよね。
麻布中の入試はその力をまず見極めているようです。

それにしても小学校6年生でわずか50分程度で11ページもみっちりと書いてある文章を読み解き、問題に答えていける子どもたちというのは果たしてどういったトレーニングをしてきたのでしょう。
AIよりもまずは、そっちのトレーニングが多くの人たちに必要ではないかとも思いました。

そういえば、ベストセラーとなった「AI VS. 教科書が読めない子どもたち」の論点もそこでした。


ゼミ生のみんな、難解な本に挑戦し、そして議論をしてますか。
AIを使うどころか、AIがそこにあり、扱い方はわかるけれど、それをどう目の前の問題に活用すればよいかわからないという情けないことになるのは避けましょう。
 

2019年3月27日水曜日

通信へのOB(14)からのコメント

昨日のガリラボ通信で 
 次からは3年次で内定がでる?ガリラボ通信2019/3/26
を読んだというOB(14)谷口から感想のメールが届きました。
一部、個人的な部分等の表現を変更し、紹介したいと思います。
いつも、ガリラボ通信を拝見してます。
仕事終わりに見るのが日課です。
ここ数日、就活に関する記事が多く書かれており大変興味を持って見ております。
本日のガリラボ通信に記載されていた通り、新卒の囲い込みは非常に早くなっております。
企業は、あの手のこの手で人材の確保を行なっています。
私自身、人材支援の仕事を行なっている身として20代の動向は常にチェックしています。
就活時期が早まる中、優秀層は早々と内定が出る。
ただ、常に思うのが、ここで取り上げられる優秀とは何か、ということです。
ガリラボの後輩達には、ぜひここを考えてもらいたいです。
意識が高いことが優秀か?
誰よりも早く内定をもらうことが優秀か?
たくさんの企業から内定をもらうことは優秀か?
大手企業から内定をもらうことが優秀か?
私自身は、全くそうではないと思います。
人から評価を受ける(良く見られたい、自己有能感)に浸りたい新卒が非常に増えている中、キャリアアップという便利な言葉に振り回されているのか、早期離職をする25時以下の方が増えているのが現状です。
誰かに認められる為の就活ではなく、自分が一番やりたい成し遂げたい、楽しみたい、最も大切にしている何かの為に仕事選びをして欲しいと思います。
卒業後、人生のほとんどの時間を働くことで過ごします。
自分のワークタイムとプライベートタイムに覚悟を持ち、自分の意思で決め、誇り持って働くことを選べる学生が誰よりも優秀でかっこよく思えます。
そんな人を私は誰よりも応援したいと思えます。
後輩の頑張る姿をガリラボ通信で楽しみにしています。
今は、繁忙期なので落ち着いたら有給を取ってガリラボに遊びに行こうと思ってます!!その時は、ぜひご飯に行きましょう!! 

昨晩、午前0時ごろに発信されたメールです。仕事から帰って、急ぎ書いて送ってくれたようです。
いいこと書いてますね。
在学生、特に、就活真っ最中の3年生はじっくりと読んでほしい。
そしてじっくりと考えて、行動につなげてほしいと思います。

谷口は、関西勤務で、現在、大阪で働いています。
後数日ほどで働き始めてちょうど1年が経つことになります。
早いものです。
仕事を始める前、大丈夫だろうかと心配してました。
しかし、昨年12月のガリフェス、興津会で会って、少し逞しくなっているように思いました。
仕事も成果をだしているようです。
そしてこんな感想を、仕事終わり、しかも繁忙期に送ってくるということは、少し余裕も出てきたということでしょう。
次、会うときは色々と話を聞かせてほしいと思います。
 
 
なお、同じ会社に4年(15)宮崎が入社します。
宮崎は東京勤務で谷口と一緒になることはないでしょうが、余裕があるとき、過渡にする必要はありませんが、アドバイスなり最低限の支援をしてくれればと思います。


2019年3月26日火曜日

次からは3年次で内定がでる?

健軍川沿いの桜。この枝だけですが、随分と花が開きました。


その少し横に花壇が作ってあって、綺麗な花が咲いていました。
リナリア(姫金魚草)というのだそうです。
春の近づく小川沿いを歩いて大学にやってくるのは非常に楽しい。


ツマガリザクラはというと、7日目ですが、まだ「サクラサク」にはちょっと・・という感じです。


サクラサク・・・今、この言葉を学生に言っても意味は(多分)伝わりません。
インターネット以前の世代のみで、それ以降の世代にとってこの言葉は死語となっています。
数年前に、学生に話して全員がきょとんとした顔をしてました。
その時、死語になっているのを知った次第です。
当然ながら、サクラサクを伝える瞬間的な仕事は駆逐されました。
(このあたりの状況をきちんと把握しておくと、AI時代でどうなっていくかある程度は理解できるかもしれません)

さて、大学入試ではなく就職活動についてはまだゼミ生からの合格(内定)の知らせは聞こえてきませんが、少し前、気になる次の記事を読みました。

3月1日の就職解禁日に出会った学生たちのレベルの低さに、「消化試合」のように感じたと企業の人事の方々が書いている記事です(Yahooニュース)。

3月1日以前に優秀な学生層はすでに動いてしまっているからそうなっているとこの人事の方々は判断されているようです。
就職協定破棄が予定されていて、しかしその破棄は先の話のはずですが、現時点で「もう何でもありだ」と企業側は考え始めているのではないかと思われるとのこと。
実際その通りなのでしょう。
情報化、グローバル化などで企業での仕事の内容が一気に高度になってしまった昨今では優秀な人材を採用できるかどうかは、(昔もそうだったわけですが、昨今はさらに)企業の浮沈を左右するほどの重大事でしょう。
会社が倒産してしまっては元も子もないわけで、そうしたら企業側が行動を変えていくことは容易に想像されます。

そうした行動変化の結果、次からは、3年の夏のインターンシップが実質的な選考で、3年の秋から冬にかけて内定がでるようになる。
もしそうなったとき、今年3月1日を消化試合だと企業人事が感じことが、大学においては3年生で起きてしまって、3・4年の大学教育は消化試合になってしまう可能性があり得ます。
ただし、国家資格取得が条件の場合はまた状況が違うかと思います。それがどうなるかはまた別の議論が必要になると思うので、とりあえずそうした資格とは無関係の学部の学生たちについての話です。
(余談)早期に内定を出すのは企業側は実は大きなリスクを伴うはずです。内定をだしてから入社までは随分と時間が空くので、内定を出す頃に入社時期に必要な人員数を算定するのが難しいだろうと思われること、また仮に算定しても時期がずれているせいでその間に会社の状態が随分と変わり、予定していた人員での採用は難しくなり「すいません内定を取り消します」とかが続出する事態も予想されないこともなくはありません。内定通知に、非常に小さい字で、「会社側の都合によりこの内定は取り消す場合があります。その場合は1ヶ月前に通知します」とかですね、こっそりと書き込んでいる会社も現れるかもしれません。ただ、これは1回しか通用しないてでしょうけど(^^)。いずれにしても、内定通知には何らかの保証がついてないと怖いですね。


3年次で優秀な学生と企業側が判断する「優秀さ」は、高校まで教育と大学における初年次でほぼ決まることになります。
本人の一生にとっての教育という意味では、大学の4年間について有効なカリキュラムを作って提供することは重要ですが、その効果はなかなか指標として簡単には可視化できません。
可視化できる「就職率」あるいは「どういった企業に就職しているか」というのが指標となり、それを重視する大学の場合、大学では1・2年生での教育が極めて重要だということになるでしょう。
学生たちにそのことを強く訴え、その上で、大学が持っているリソースのほとんどを1・2年次に投入するというのが優れた大学経営になりそうです。
もうすでにそうしたことをやっているのかもしれませんけど。

企業側が自前での人材育成の余裕がなくなってきて、大学教育に期待をしていることは、色々な場面で明らかですが、その一方で、上記のような採用が始まっているわけです。
非常に矛盾した状況が生まれているように思います。

大学って何を意味する社会装置であるのか、そこでの4年間の教育はどういう意味を持つのか、中等教育と接続する高等教育ってどうあるべきか、そういったことが国全体で議論が必要でしょうし、すでにもう議論は始まっているのかもしれません。そうでないとグローバル化した社会を生き抜けないでしょうから。
大学内の会議での発言を聞くとよく感じる、私なども信じて疑わない一定の大学像があります。その認識は今後さらに解体され(これまでの大学改革で随分と解体されてきましたが)、再構築が進んでいくのに違いありません。


最後はややこしい話になってしまいました。

とりあえず、ゼミ生(現2年生以下)に直接降りかかる大事なことは就活の動きが確実に早くなるということ。
どう準備すればよいのかもちろんわかりませんが、とりあえず大事なことは、甘えを捨て、自律を早めることですかねぇ。
現3年生がエントリーシート(ES)をどう書こうとワイワイ話題にしていた時、最近、この光景が繰り返されているように思いました。
昔、ESの書き方を自主研究するグループを作っていたゼミ生がいました。
それからすると、なんだかちょっと自律性が弱い。チームワーク力が弱い気がします。
そうしたグループのことを思い出し、3年生に、先輩のを「必死」でかき集めて、どういったものが1次をパスしているのか、それらを「冷静」に分析をすればいいじゃないかと伝えておきました。
必要な情報は徹底して集め、そしてそれらを詳しく分析する。
近年、就職先として学生に一番人気の商社とかは、こういったことを徹底的にやっている会社です。もちろん企業であればどこでもやっていることです。
情報収集のために「手足を動かす」こと、そして集めた後は分析のために「頭を使う」こと。
要するに、体と頭の両方を普段から訓練しておくことことが、就活においても大事ではないか、と。
そう思います。
そんな学生を前にしたら、人事の担当者も、消化試合とかそういうことは言わないでしょう。^^





2019年3月25日月曜日

大学院謝恩会とM17贈呈品/翼の確認/サクラ便り2019(6日目)

昨夕、ホテルキャッスルにて、今年度の大学院の謝恩会でした。
修了生が5人という非常にこじんまりとした会で、だからこそでしょうが、いい感じの会でした。
冒頭、あいさつをする院生会会長のM2(17)多賀。
多賀が会長というのは、聞いていたのかもしれませんが、あまり自覚しておらず、冒頭に多賀が壇上に上がり驚きました。笑
ただ、それ以上に驚いたのが、多賀の頭上にある横断幕。
手書きです。
実はM2(17)山下の手書きだそうです。
こんな特技があるとは・・・。知っていれば、色々と書いてもらったのですけど。orz


これは謝恩会翌日の本日の写真。山下が手にしているのは、M17の2人からの修了記念品。
追いコンではスクリーンを贈呈すると話していました(ガリラボ通信2019/3/23)。
謝恩会が終わってから3人になった時、「ほんとにスクリーンでいいですか?」と山下。
私も、果たしてどこで使えばいいだろうかと、追いコンで宣言した時に思っていたのですが、この場で相談してもらって正解でした。
スクリーンはやめてもらい、色々と案が出た中で、「ハンディクリーナー」がいいと申し出ました。
ガリラボ内のPC周りの埃の掃除に苦労しており、その度に手に持てる掃除機があればと思ってましたが、終わってしまえばすぐに忘れてしまうという・・・
相談してもらった助かりました。


さっそく、本日、山下が持ってきてくれたのが、次の充電式のハンディクリーナーです。
これで毎朝、ガリラボ内を掃除するときたまにPC周りの埃を取る作業も簡単にできそうです。
有難い限りです。


脈絡ありませんが、今日の朝日新聞に出ていた記事を紹介します。
ノーベル平和賞を受賞したマララさんのお父さんの言葉です。
非常に気に入りました。
マララさんにどんな特別なことをしたのかと聞かれ、
 私は彼女に教育を与え、翼を切らなかっただけだ。
と答えられたそうです。この言葉、大変気にいりました。


教育によって「翼」が与えられるということ、その後、自律して自在に動けるようになった時、翼が羽ばたくのを制約しなかったということだと思います。
教育は翼を作り出す大事な営みです。
大学、そして大学院はしっかりとした「翼」が生えるまでをやり、その後は一緒に過ごすことがないので、翼を切るということは当然ながら私には出来ませんが、ただ果たして、自在に飛び回れるような強い翼を提供するだけの教育を実践していたのかどうか・・・。
ちょっと(かなり)不安です。
卒業したゼミ生のみんな、自分の背中を鏡でみて、しっかりとした強い翼がついているかどうか、確認してみて。
もしも羽ばたけそうになかったら・・・
その時は申し訳ない。とりあえずは、空を飛ぶのはしばし諦め、足を使って必死で駆け回ってほしい。
そうすれば、弱い翼も、そのうちに丈夫になっていくことでしょう(たぶん)。


----

曇り空で、綺麗には撮れてませんが、今朝の健軍川沿いの桜。

特定の枝の桜は随分と開花しています。


一方、開花6日目のツマガリザクラ。ご覧のとおり、枝しかありません。
花を数えたらまだ5輪もありません。
1輪咲いて5日も経つというのに、どういうことでしょう。。
もうちょっとぐらい頑張ってほしいものです。




2019年3月24日日曜日

八並家からの素敵な贈り物

卒業式の翌日(3月22日)、テーブルの上に大きな荷物がおいてありました。

はて????  (`□´)?
 
一瞬、追いコンで院生がポータブルのスクリーンを記念品として贈呈しますと話していたので、それなのか?と一瞬思いましたが、付箋がついていて、
  詳細はメールします。あけてみてください。15八並
とあります。
付箋が、誰宛ての伝言なのかもわからず、これはもう放置するしかないと・・・・


そう思っていた11時ごろ、4年(15)八並が旅行バッグを手にしながらやってきました。


説明を聞いて事情がわかりました。
八並のお祖母ちゃんが私にプレゼントしてくださった油絵ということでした。
「津曲先生に!」とおっしゃってくださったそうです。
以前から大変すばらしい絵を描かれるという話を八並から聞いていて、私自身が家庭でよくその話をしていたので、家内が非常に興味を持っていました。
家内が興味を持っていることを知っていた八並が今度はそのことを実家で話したのではないかと思います、おそらく。

遠く、熊本でそうした話をしていたことを気にかけていただき、感謝の言葉もありません。

頂いた絵は個展に出されていたものだったそうです。
その絵を、卒業式の日、式が終わった後に八並と八並のお父さん、そしてお祖母ちゃんとでガリラボまで運んできてくださったのだそうです。
それがガリラボのテーブルにおいてあったわけです。
なるほどでした。^^;

そうした一連の経緯を詳しく説明してから、バッグを引いて八並はガリラボを後にしていきました。
これが学生としてガリラボでのほんとに最後の写真となります。
八並のおかげで、ここガリラボという場所を起点に、色々な面白い活動を展開できました。
ほんとに楽しく、そして愉快な時間を一緒に過ごせて感謝です。


八並とは思い出がありすぎて、別れは、寂しい限りです。
なんでも、お祖父ちゃんがこのガリラボ通信を印刷して、お祖母ちゃんに見せておられたとか。
八並がここで活動した2年半の濃い歴史は、かなりの分厚い資料になっているそうです。
それほど八並がガリラボで活躍したということでしょう。
ガリラボ通信が、そうした形でのコミュニケーションツールになっていたとは。
活用をしていただいて有難い限りです。
毎日(たまに必死形相で)時間を作ってせっせと発信してきた努力が報われた気分です。
ありがとうございます。
 
さて、油絵がガリラボにある経緯を八並から知らされた日は午後から玉名市で会議があったので、絵は持ち帰ることができず、翌日、家内も連れていって自宅に持ち帰りました(車の中で手で持っておかせるために)。
持ち帰り、段ボールカバーから取り出しました。
八並のお祖母ちゃん作の絵の題は「涼風(すずかぜ)」ということでした。
さて、こんな立派な絵をどこにかざろうかと、しばし家内と一緒に検討会議。
リビングに飾りたかったのですが、あまりに日が入るので断念し、日焼けする心配のない玄関に飾らせていただくことにしました。

涼風(すずかぜ)

 
追いコンで15ゼミ生からもらったお花と一緒に、そして前から興味を持っていた家内も一緒に記念撮影。^^
玄関がこれまでとは全くの別の空間へと変貌し、「まるで我が家ではないみたい」と家内が大変喜んでおりました。


この場を借りて恐縮ですが、八並家の皆様にはお礼を申し上げたいと思います。
特にお祖母ちゃんに。
大学から帰宅したら、毎日、この絵を見て、八並の活躍を思い出したいと思います。
有難うございました。
   
 

2019年3月23日土曜日

15ゼミ生とM17院生の追い出しコンパ

ガリラボ追い出しコンパ2019

プログラムです(プリンタが壊れたため、モノクロ・・orz)


19時に会場のGRILL de GYANに出向くと、入口の案内役として3年(16)岡部と牧が立ってました。
この2人だと、案内というよりも、立たされている印象を持ってしまいました。笑

GRILL de GYANは3年連続での利用になります。それ以外にもガリラボはここで随分とコンパをやってきました。懐かしい場所になっていきそうです。


会場内のセッティングをしていたのは3年(16)全員と2年(17)幹部たち。
19時にはすべての準備を終えて、追い出す4年生と院2年生がいつ来ても良い状態になっていました。



19時、3年(16)川上ゼミ長の挨拶で、追いコンが始まりました。


そしてM2(17)山下。
ガリラボが縦のつながりの強いことに驚いたとゼミに入って感じた印象等を少し話し、その後、乾杯でした。


19:45頃だったと思いますが、祝電祝詞の披露です。


4年生らが関係した方々、
 玉名のみなさん(ふるさとセール課の川西・和田さん、吉田課長、藏原市長)、
 八代のみなさん(久保さん、村上さん)
から温かいビデオメッセージをいただきました。
以下は、上記の方々のビデオメッセージからのスクリーンショットです。


もうひとつ、普通の学生たちよりもたくさん学び、卒業する13ゼミの同期M2(17)多賀、(13)田島に向けて同期の13ゼミ生(=卒業生)からのビデオレターです。
(この映像は3月6日に秘密裏に作ってました→ガリラボ通信2019/3/6)。

(おまけ)努力した多賀。卒業式では大学院生の総代でした(立派)!


祝電・祝詞の後、追いコンは歓談が続きます。
卒業する学部生たち。

卒業する院生、学部生、そしてニューフェースの2年の幹部たち。


そして、そしてこの日の裏方で、追いコンをイベントとして盛り上げた16ゼミ生たちです。


この後、卒業証書の授与。
学部生の最後は4年(13)田島で、ガリラボの卒業生第192号でした。
院生の最後はM2(17)山下で、修了証書は19号。

ガリラボからは今年で約200人の学部生が、そして約20人の院生が巣立ったことになります。
全員がもし揃うようなことがあれば大ホールが満席近くになるわけで、感慨深い限りです。

次に、15ゼミ生の卒論での活躍を日本昔話風にメイキングした動画(16ゼミ生作)が流れ(紹介したいのですが、この場ではカット笑)、たいへん盛り上がり、フィナーレへ。
 
3年(16)川上の送辞。


そして、4年(15)八並からの答辞。


答辞の後、私がもらいました(そういえば、答辞を初めてもらった気がします)。
それで改めて読み直しました。
八並には、了承なしに以下ほぼ全文を載せています。
改めて、八並の残した言葉を噛みしめておきたいと思います。
八並は、勝手に出してと・・・、怒っているかもしれませんが、大変いい内容なのであえて紹介したいと思いました。
立派な答辞でした(さすがガリラボのゼミ長!)。


そして卒業する15ゼミ生から花束をもらいました。
今、自宅のテーブルに飾らせてもらっています。その花束の前で、この通信を書いています。
どうもありがとう。


15ゼミ生から頑張ってきたゼミ長の八並へお礼のメッセージが贈られました。

11名から贈られた長い、長いメッセージです。^^


記念品の贈呈式。15ゼミ生からは荷物置きボックス(ガリラボ通信2019/2/15)で、そして院生からは(まだ届いてないそうですが)ポータブルのスクリーンを贈ってもらえるそうです。


21:30、最後にM2(17)多賀のあいさつと一本締めでエンディング。
追いコンにはこれで4回参加することになるという多賀。
ガリラボにはきっとたくさんの思い入れがあったことでしょう。
同期の13ゼミ生の「固いきずな」は当然のことながら、院生の時期が15ゼミ生と重なり、15ゼミ生は多賀をモデルにしていたこともあって、15ゼミ生への思いも強いのではないでしょうか。
慣れない社会人1年目に、修士論文も仕上げたわけで、卒業する12名+2名の中で一番頑張ったは、間違いなく多賀だったと思います。


ガリラボから送り出す院生(2名)と学部生(12名)。


21:30に解散。
ただ、会場を出た後も、名残惜しそうにみんな外で随分と話をしていました。
別れは寂しいものです。ほんとに。
つらい。


----


解散後も追いコンの作業は続きます。
16ゼミ生は会場から大学に戻り後片付けです。
卒業する14人からもらったメッセージは桜(?)にして、道場に掲示したそうです。

またこの日の撮影した動画が写真の整理、そして機材のチェックなどをしたようです。
午前0時近くまでかかったのではないでしょうか。


こうしたスタッフがいて追いコンというイベントが存在できるわけで、有難い限りです。

--------------------------------------------------------

追いコン2019の全メンバーでの記念撮影。
私の大好きなショット(宝物)のひとつになりそうです。


ところで、私は追いコンの中で卒業するゼミ生に向けて少しだけ言葉を贈りました。
いつもはアドリブで話してましたが、なぜか今回は文章にしたので残っています。^^
その言葉の中の、最後に、私から、こう話しました。
みんなに伝えておきたいのは、
  目の前のことに手を抜くのはやめよう。ということ。
そうした行為は人生をつまらないものにしてしまう。
手を抜かずにやるということは、他人と比べるためのものではなく、今日の自分を超えていくための努力です。
超えるべきは「今日の自分」。
卒業して、社会人になったら、ガリラボにいた時の自分をこえよう。
手を抜かず、仕事に向き合っていこう。
人は、仕事でしか、自分というもののカタチを作っていけない。
仕事とは、自分にその時に与えられたことをいうわけで、会社の仕事だけを言うのではない。
それが家事だったら、それも仕事だし、とにかく目の前に与えられたものをきちんと手を抜かず(そして創造的に)やっていくことだ。

これに続けて、数日前に読んだジャパネットタカタの高田前社長の記事から、
夢持ち続け日々精進」。
何か言葉を書いてほしいと頼まれたとき、私はよくこの言葉 を書かせてもらいます。
 この言葉通り、私はどんなときも夢を追いかけ、昨日より今日、今日より明日というように、日々少しずつでも自分を成長させようと励んできた気がします。 

という言葉を紹介して卒業生を送り出しました。

卒業するゼミ生は、いよいよこれから人生の本格的なスタートラインに立ちます。
これまでの人生はこれからの人生のスタートラインにつくまでのウォーミングアップの期間でした。
自分の未来を作っていくために一歩づつ、ガリラボで培ったスキルや知恵を最初は利用して着実に、走っていってほしい。

ガンバレ、15ゼミ生、そしてだいすけ、しおり。
ガンバレ、M17院生。
4月以降は、頑張ってる状況を、たまに知らせてくれると嬉しい。
みんなを、ガリラボから、いつも応援している。