2011年11月30日水曜日

荒尾市のフィールドワーク

玉名エアタグプロジェクトは県北一帯にまで広がることになり、本日はその関係で
荒尾市に出かけてきました。
今回は、私を入れて総勢18名ほどの「みえないセカイ、みつけ隊@荒尾」と
なりました。

9:30大学出発。


11:00に到着。
研究室名と一緒に、目的地にある特徴的な物体が映りこんでいますが、
わかりますでしょうか?



目的地のひとつは、なんと「グリーンランド」です。
もちろん、遊びで来たのではなく(ここ重要です!)、観光資源としておエアタグの
共同開発を行っている玉名観光協会との打ち合わせの結果なのです。
あくまでも観光資源としてのグリーンランドの表現について考えることが目的です。


構内に入る前に、担当の4年(08)矢田が全員に調査の目的と方法などを
再度しています。
写真はもちろんのこと、ボイスレコーダーへの録音、映像撮影、さらに、
そこで感じたことをツイートして記録に残していくといったことが説明されました。


4チームに分かれて構内調査に出向きました。


別働隊もいます。
4年(08)坂本と3年(09)緒方の二人は荒尾市内へM1(11)白樫の
案内で出向きました。
万田坑の調査に向かいます。

もうひとつ宮崎兄弟の調査にも出向きました。


15:00、調査を終えたグリーンランド内担当の本隊と万田坑など担当した
別働隊が合流しました。

みえないセカイ、みつけ隊@荒尾
4年(08)岩本、長井、坂本、宮下、大塚、矢田、財津、益田
3年(09)松崎、市川、志柿、緒方、本多、谷、村中


15:30。大学に戻ります。


最後はこの人(↓)。朝も最後だったんですけど。。。。 ┐(-。-;)┌


村中がお昼頃、「先生は、今どこで何をなさってますか?」とツイートしていた
ので以下それへのちょっとした回答です。

私は到着後からずっとグリーンランド内を歩き回り、合計で4周ほどしました。
毎度のことですが、フィールドワークの場合、半端ないほど歩きます。

途中15分ほど食事で座りましたが、結局今回は3.5時間ほど歩き回りました。
歩きながら、「ここでのみえないセカイとは何だろうか」とそんなことを考えて
おりました。
フィールドワークと言えば、これまで人や歴史あるいは自然といったものが対象
でしたが、今回のように極端な人工物空間を相手にするのは、かなり異質です。
まともに考えると、都市などがそうですが、人工物だらけの空間は、あまりに
制御されていて面白みに欠けます(私だけがそう思うかもしれませんけど)。
人工物は実は私が長年勉強してきた問題でもあり、この問題を深刻に考え始めて
から自分の方向を変えることになったのですが、その人工物ばかりを目の前にして
いるのに、あまり良い答えは出ないままの長時間散歩でした。

フィールドワークの場合、アクシデントが起きないかと、終わるまで気になり
いつも胃が痛い思いをしていますが、今回は場所が場所なだけで、外部者
ウェルカムだし、何かあっても迅速に対応してくれる人工物空間の中なので
かなり(かなり)気楽でした。
いつもこんなフィールドワークだと気楽でいいんですけどねぇ(最初で最後でしょうけど)。

ただし、今日の大敵は、この空(↓)でした。


11月末なのにえらく暑かった。
かなり日焼けしてしまいました。


みえないセカイ、みつけ隊メンバーのみなさん、本日はご苦労さんでした。
調査以上に大変なのが持ち帰ったデータの整理作業です。
そちらも計画的にやりましょう!


ガリボイス2011(11月)~2人目の掲載

「働く」or「師走」をテーマにした11月ガリボイスの2人目の掲載は、今回が
たぶん初掲載となる3年(09)木村です。
今年は12月1日から活発化することになる就活です。
3年生は12月に入ると様々な情報に翻弄されながら、活動していくことになる
でしょう。
ただし、正解探しではなく、人は変化するということ、優れた可塑性を持っている
ことを念頭に、ガリラボのゼミ生には落ち着いて活動していってほしいと思います。





2011年11月29日火曜日

ガリラボネットワークの故障&上天草高校出張講義

「レディ・カガ」よりも「普通のタイトルだとどうだろうか」という普通のタイトルの
方がページビューが少し多いという不思議な結果を受けて、早朝のガリラボで
8:40からの授業開始まで首を傾げておくつもりでしたが、なんとそれどころでは
なくなりました。

8:00、PCの電源が入ってネットにアクセスし、ツイッターで「ガリラボオープン」
と呟こうとしてもネットに接続できません。
学内のネットが止まっているのではないかと考えたら、恐ろしくなりました。
朝一の授業ができないですから・・・
一瞬、思考した後、気持ちを切り替え、iPadで無線接続を試したところ、なんと
接続できます。
となると、学内のネットは生きている。。。
原因を特定しやすくなりました。
しばらくして、ひとつのスイッチングハブの故障を発見。
時間にして20分ほどでしたが、胸をなでおろしつつ、授業へ。

授業終了後、借りてきたスイッチングハブに交換したら見事接続できました。
いつも空気のようにつながっているネットですが、これも機器が正常に動いて
いるからのことであることを実感しました。

最近ほんとにガリラボ内の機器は故障続きです。
一体全体どうしたことでしょう????


・・・・

授業終了後、ネットの回復させた後、すぐに上天草高校の出張講義に
でかけました。
10大学くらいがきてましたかねぇ。
同じ時間帯にそれぞれ講義をするのだそうです。
だいぶ前に出張講義に出かけたときはこんなスタイルでなかったので
面喰いました。
いつからこんな形式になったのでしょうか。
私の講義に参加していた生徒さんは、なんと8名!
事前に聞いていたので驚きはなく、大学で200人相手の講義と同じように
話をしました。
タイトルは「見えないものを見るということ」で高校生向けによく使っている
コンテンツを使いました。
自分で言うのもなんですが、8名の生徒さんはもちろんのこと、一緒に講義を
聞いておられた担当の先生に十分に伝わったのではないかと思います。
熱心に聴いてもらったおかげで私の気分も高揚し、テンションの高い60分の
講義だったと自分で思います。
その後の質問コーナーでもまあ聞かれていないことを色々話してきました。

高校生、しかも1年生も交じっていたので多少緊張しましたが、講義を無事(?)に
終え、そのまま大学に直行。

17時前に到着。

まだかなりのゼミ生が残っており、4年生は明日の荒尾のフィールドワークの
準備に卒論概要の仕上げをやっていました。
3年生もおり、ガリラボは満杯状態。

それから色々ありつつ、疲れで朦朧としながら、22:30ぐらいまで3年(09)市川、
中島、村中、それに2年(10)吉村と菊陽のフィールドワークのことはもちろんですが、
それ以外に時間がかけて話をしたように思います。

大学内で行っているプロジェクト終了のめどが立ち、また上天草高校の講義も
終わったので、ちょっと緊張の糸が切れかけており、支離滅裂ではなかったかと
思いますが・・・

2011年11月28日月曜日

普通のタイトルだとどうだろうか

昨日の「レディ・カガ」のタイトルのガリラボ通信は多数のゼミ生が閲覧する
だろうと目論んでいましたが、さほどもでなく、むしろいつもより閲覧数が少ない
ぐらいで、少々がっかりでした。
「何だろう?」と、普段読まないゼミ生もきっと見てくれるはずと思い込んでいま
したが、世の中それほど甘くはないことを思い知らされました。
自分が思うほど人は気にかけてくれないと、世間の冷たさ、厳しさをゼミ生から
教えてもらうことになりました。

もちろんこれまでこの手のことはたくさんたくさん体験してきましたので、落ち込む
ことなど何もなく、次こそはと逆に闘志を燃やしております。

ただし、闘志は燃やしてみましたが、残念なことにアイデアは全く出てこず・・・
諦めて、今日はおとなしく普通のタイトルにしておきました。

さて、今日のガリラボの様子です。
4年生には明日までに概要を出すようにガリラボ内の締め切りを設定しておき
ました。
それで早朝9時より、4年(08)谷口が面談にやってきました。
その後、たくさんの4年生が顔を出しました。
岩本、田上、益田、矢田、戸高、中村、大塚、浦本などです。
その他にも来ているのでしょうが、会議で不在にしており、会わずじまいでした。

この日、10:20からは3年生(09)のゼミ会議。
村中ゼミ長、小川・中島副ゼミ長、谷会計係、草原ガリボイス担当で、12月中の
スケジュールを立てました。
改めて眺めると意外に時間がなさそうです。
今週末に菊陽町三里木に出かけてもらいますが、その後のまとめ作業で3年生は
12月は忙殺されるでしょう。
ゼミ会議では、今回の活動について私が考えていることを少し話しました。
参加型デザインということをやりたいということ。
単にこっちが「こういうのが出来ました」というのではなく、地域の方々と一緒に作り上
げていくような、そういった形にしたい。
そのためにネットをコミュニケーションの道具として上手に活用し、学生たち(風の人)と
地域の人たち(土の人)とで何らかの価値を生み出していきたいとそんなことを伝えてました。
さらにまたこの活動を通して、参加型デザインという場を作り出すことを自体を学んでほしいと
そういったことも話したように思います。
はたして、どれほど伝わったでしょうか?
この5人に、後日、ペーパーテストをしてみようかと思います。^^;

夕方からの会議に行く前、16:00より4年(08)大塚と30日の荒尾のフィールドワークの
打ち合わせを行いました。
全部で50ぐらいはエアタグにできる情報を持って帰れるようにと話しました。
山鹿の情報整理をもあります。
てきぱきとこなしてくれていますが、概要も作らないといけないわけで、色々と大変だと
思いますが、まあ大学院になるともっと大変になるわけで、少し踏ん張ってもらおうとか
思います。

さて、大学院といえば、19:30頃会議から戻ってきたら、副査の先生との面談を終えた
M2(10)松尾がおりました。
ゼミ生と話をしていたようですが、それからしばし雑談。
修論についてはもちろんですが、それ以外の話が中心。
ただしいつもの如くで、「用向けの話」はゼロで、ほぼ「余分な話」で終始したように思います。


ただいま21:45頃。
4年(08)戸高、矢田、浦本(07)が概要の完成に向けてカタカタとキーボードに向かっております。
ようやく切羽詰ってきたようです。
4年生のみんな、頑張りましょう!



2011年11月27日日曜日

レディー・カガ

今日は大学は特別選抜(推薦入試)でした。
緊張した面持ちの受験生がキャンパス内を歩いていたはずですが、
面接の時間以外は研究室にこもり必死でWordに向かっていたので、
よくわりませんでした。
だいたいが朝早く来たので、キャンパス内はご覧の通り。誰も歩いて
いませんでした。
ところで、イチョウの黄色になっていることは気づいてましたが・・・

なんと、学生ロビー前にポツンとある木々も立派に色づいて、真面目に
落葉を始めているではありませんか。

あまりの慌ただしさに、気づきませんでしたが、季節は確実に冬に
向かっているんですねぇ。
驚きました。


さすがに今日はゼミ生とは誰とも会わなかったので、書くこともなく、
当たり触りのない話題で留めます。


・・・・・・・・・・・・・・

先ほどで今月のガリラボ通信は3010ページビューでした。
先月が1ヶ月で3174ページビューで最高記録でしたので、今月は
それを超すのを間違いなそうです。
この数値だと、1日平均100ページビューほどあることになります。
閲覧数がほんとに増えました。
なんか役に立ってますかね??


・・・・・・・・・・・・・・

さて終わろうと思いつつ、ふと読売新聞Web版が目に入り、そこに
 「レディー・カガ」の動画が話題に
といったタイトルが見え、なんだと思いぽちっとクリックしたら、なんと・・・・
「ガガ」ではなく濁点がひとつ足りない「カガ」でした。
加賀温泉郷で働く女性たちが、温泉街をPRする動画としてネット配信し、話題
になっているのだそうです。
加賀の温泉街は、つい先日ガリラボでホスピタリティの話をしたときに、話題に
出したばかりでしたので、偶然に驚きました。

石川テレビで紹介されていました(↓)


地域の紹介として面白いですね。
アイデアのすごさに脱帽です。

同じく地域、動画をキーワードとするガリラボです。
レディー・カガが何かの参考になりましたでしょうか?


さて、明日からの1週間はガリラボはフィールドワークウィークです。
参加するみなさんアイデアを出して楽しく明るくやりましょう。
ただし、ち密ももちろん忘れないように。


※タイトルがタイトルなだけに、きっとこのガリラボ通信はアクセス数が増えるはず(たぶん)。
 タイトルの重要さをアクセス数で計量化して、それを明日のガリラボ通信のネタにしようと思います。


電子書籍と図書館サービスの変化

電子書籍の今後とそれと図書館との関連で、こんな記事が
今朝の新聞に掲載されていました。
電子ブックという新しいメディアを対象にしてしまったガリラボとしては
無視できない話題です。
どう考えていけば良いでしょうか。
特に09ゼミ生諸君、この新しいメディアのあり方を旧来のメディアの
変化との比較を通して考えてみましょう。



今考えている地域図書館などのあり方なども随分と議論されることに
なりそうですねぇ。

もっとも、テープやDVDなど視聴覚資料が出た時にも図書館でそれらを
どう扱うかは議論されたと思いますので、それとの関連で考えると、電子
ブックの議論もさらに深いレベルで話を展開できるのかもしれません。
卒論のテーマになりそうな興味深い話題かと思います。
 

2011年11月26日土曜日

始まりとまとめのモード切替時期

午前中、約束していた菊陽町三里木の商工繁栄会会長のなないろ
写真場・山本さんにお会いしに出かけてきました。

この場を設定してくださった「たわやら酒店」の宇野さんも同席して
くださいました。
宇野さんとご一緒になないろさん所に向かう院OB(06)黒田に、3年(09)
中島、緒方です。



なないろ写真場の山本さんと1時間ほどいろいろと話しました。宇野さんに
同席していただいたおかげで、話はほんとにスムーズに進みました。


話し合いの中で話題が思わぬ方向に行き、2月ぐらいに繁栄会の会合が
あるのでそこで今回の取り組みのプレゼンをしてはどうかということになり
ました。
ちょっと驚いている3人です。


プレゼンなど、願ったりです。
iPadを持ち込んで電子ブックについてPRしてくることになるでしょう。
そのためにはやはりどうしてもクオリティの高い電子ブックを作るスキルを
磨かないといけない。
そこが今後の展開の大切なポイントになるかと思います。

前回もそうでしたが、やはり現場では、予想もしないこと状況に発展するもの
だとつくづく思います。
当初は三里木を対象に電子ブック化することをイメージしていました。
そのこと自体は変わらないものの、商店街とのタイアップに発展していくことは
全く予想していませんでした。
黒田から、菊陽町の商工課(?)に数年前のフィールドワークで一緒に活動した
職員さんがおられることを聞きました。
なんという偶然でしょう。
何かの縁でしょうから、そことも何らかの協力関係ができるといいなと思いました。
これも、本日、三里木という場所で得た成果(?)でした。

場所の力はほんとに偉大です。


さてさて、このちょっとした出来事を例にとっては申し訳ありませんが、物事とは、
あまりきっちり決めてかからない方がいいんです。
もちろん、最後はきっちりとしないといけないのですが、最初はルーズな方がいい。

最初からきっちりしていると、自分の狭い考えの中から抜け出せなくなります。

さて、それでは「ルーズ」から「きっちり」にどのあたりで転換するかとういうことになります。
一般論ですが、最初の方でそれをやる人はあまり優秀であるとはいえない。
小さくまとまる、冒険をしない的な感じです。
出来る人、優秀な人は、締め切りのぎりぎりまで、結構、大雑把にしている傾向が
あるかと思います。
理論上そうなるはずです。
内容をリッチにしていく可能性を探っているからです。
ところがそうなると大きなリスクが伴います。
締め切りまでの時間が短くなっているのに、内容が豊富になっているから、まとめる
ことが非常に難しくなるわけです。
したがって、最後で驚くほどの集中力が要求されることになるでしょう。
優秀な人とはその大変さを引き受ける勇気を持っているという言い方もできるかも
しれません。

本人が持っている集中力と能力に応じて、どこで切り替えるべきかは決まります。
自分の能力の見極めが必要なところですねぇ、ここが。
自分の実力を知ることは必要です。
実力以上に遅らせると、締め切りを守れず、信頼を失うわけだし、あまりに早いと
幼稚なもので終わってしまう。
自分の能力に応じて最適なポイントを見極めていくのも社会人になっていくための
訓練のひとつではないかと思います。

自由にやっているガリラボですので、自分の実力を見極めていく訓練をこの場で
やっていけるはずです。
どこまで自分の限界かをきちんと見極めていける人は、徐々にその限界を先に
伸ばしていける(成長していける)はずです。

大胆に、だけど理性的かつち密にやっていきましょう。
(矛盾しているように感じるでしょうが、まったく矛盾していません)



なないろさんとの打ち合わせの後、12月2日と3日のフィールドワークに向けて
いくつかのお店に挨拶してきました。宇野さんにも一緒に回ってもらってのことです。
宇野さんには1時間半ほど時間をつぶして付き合ってもらいました。
感謝。m(_ _)m
季酔宴


ところで、なないろさん所で一番盛り上がった話題は、この名刺でした。
まさかここでこの小さなコミュニケーションメディアの重要性を知らされるとは
思いませんでした。
ちょどいま、ゆるキャラの投票で「くまモン」が暫定1位という話題性もあるから
でしょうが、大変すばらしい「コミュニケーションの種子」が埋め込まれたメディ
アになっています。

2011年11月25日金曜日

体験をコトバにする-宇土中でのワークショップ

今年で3回目となりますが、県立宇土中学校1年生に向けて、「体験をコトバにして
分類しよう」というタイトルでワークショップを行ってきました。


なんとなくノウハウを掴んできたようにも思いますが、やっぱり相手は中学生です。
気を引き締めて宇土中に乗り込みました。
まずは会場の設営作業から。
これも自分たちで行います。
なんと手作り感のあるワークショップなのでしょうか。
年々、こちら側に作業の量がシフトしてきている観がしないでもありませんけど・・・


ワークショップは比較的順調に進みました。
昨年の反省を踏まえて、内容を見直したせいもあるかと思いますが、それ以上に
ファシリテータの活躍が大きかったのかしれません。

2年(10)保坂です。

同じく2年(10)森本です。
二人の2年男子学生ともども、初めてにしては上手なファシリテート振りでした。


2回目の参加となる3年(09)中島です。


今回が初めての3年(09)本多。一番活発なグループだったのでちょっと
大変そうでした。


同じく3年(09)緒方。初めてでしたが、余裕がありそうにみえました。


最後に3年(09)村中。2回目です。時間内に余裕で課題を終わらせていました。
さすがです。


この日はスペシャルサポーターとしてM1(11)白樫にも参加してもらいました。
昨年の進行のあり方を考え、ファシリテーターをサポートしてもらうためでした。
おかげで、今回は順調にワークショップを終了させることができました。


順調だったとは言え、やはり中学生相手はへとへとになります。
大学に戻ってから、しばし呆然としておりました。

また来年度も依頼があるかもしれません。
ファシリテーターのみなさん、またどうぞよろしくお願いします。


2011年11月24日木曜日

何か面白いことをひとつ

1日何か面白いことをひとつ見つける。
乏しい記憶ですが、確か、向田邦子さんが何かのエッセイに書かれていた言葉だったと
思います(違っているかもしれませんが)。
面白いことってもともとあるのではなく、見つけようとしてしっかりと見ているから面白い
ものが存在する。
だいたい、そんな感じではないでしょうか。
ガリラボ通信を初めて2.5年ほどになりますが、私自身の大きな変化は、ガリラボの学生
たちをとにかくしっかりと見る癖がつきました。
彼らの行動にかなり敏感になりました。
ネタ探しをしているからですが、そのことが意外に重要なこともよくわかってきました。

ここでサル学を持ち出すと怒られそうですが、構わずにいきます。
日本では今西錦司を中心にしてサル学が世界をぶっちぎる形で研究が進んだのですが、
その秘訣は、サルの個体識別をやったからでした。
サル全体の群行動ではなく、個々のサルがどうやっているかをフィールドワークの中でち密に
追いかけていく。
それが芋を洗うという文化生成の現場を見つけることになったということでした。

今日は話が妙な方向に行ってます。
面白いことを見つけるといいながら、実は今日はほとんど見つけきれなかったのです。
それで、別の話でお茶を濁そうと・・・・

・・・・と書いたら、ひとつ思い出しました。
今日もあの星野村で活動している2年(10)保坂(=昨日はじゃがいも持ってきた学生です)が、
こんなもの(↓)を持ってきました。星野村のお茶で作った製品とのこと。

飲んでみましたがなかなか美味しいものでした。
4年(08)大塚も絶賛(?)していました。
まだ入ってます。
先着順ですので、ゼミ生のみなさん早めにどうぞ。

保坂はシュレックと呼ばれていますが、ガリラボ内でもシュレックの名称で、08、09ゼミ
生の間にも、着々とポジションを獲得していってるように感じます。
学習とはアイデンティティの変化であり、コミュニティ内での参加の軌道ですが、保坂を
見ているとそのことがよく見てとれます。
参加の軌道を見つけ、そこを進むには何らかの武器が必要なことも彼の行動をよく
見ているとよくわかります。
個々人で、その武器は異なります。その武器を持って新参者は参加の軌道を突き進ん
でいきます。

学習のプロセスが私の目の前で起きていました。

古典的な学習観に縛られた人たちはこれを学習とは呼ばないかもしれませんが、
状況に埋め込まれた学習観ではこれこそが学習であって、そういった学習があるから
こそ人は勉強する。
勉強は学習の後にあります。
それについての深い自覚がガリラボという空間の特徴ではないかと思っています。


ぐっ。なんだかえらく固い内容になってしまいました。
しかも流れも無視。一貫性ほとんどなし。 ┐(-。-;)┌
時間がなく余裕がないせいです。
ある仕事の締め切りに追われてて気持ちに余裕がなくなっているせいです。
それなのに、
 明日の金曜日は宇土中でのワークショップの授業。
 あさって土曜日は菊陽での商店街会長さんと打ち合わせ。
 日曜は入試。
 月曜は通常。
 火曜は上天草高校への出張講義。
 水曜は荒尾市でフィールドワーク
 木曜は通常。
 金曜は菊陽でのフィールドワーク。
 土曜も続けて菊陽のフィールドワーク。
と続きます。
まあ適当に返事していたらこんな状況を生んでしまいました。
どうなることやら。
ま、明日は明日の風が吹くでしょうけど。。。


 

2011年11月23日水曜日

じゃがいも

そろそろ帰ろうかとしていたら、ふらりと2年(10)保坂が顔をだし、
「先生、じゃがいもいりませんか?」とのこと。
昨日から星野村に行ってて(民泊)、帰りに大量にもらったようで、その
おすそ分けにと研究室に立ち寄ったようです。


休日にじゃがいもを抱えて研究室にやってくる学生がいる。
改めて考えると、一体全体何の研究室なのかよくわからないですねぇ ┐(´∀`)┌




三里木「たわらや酒店」さんとの再会

勤労感謝の日で休日ですが、今日は菊陽町三里木のフィールドワークに
向けて企画責任グループの「きくりん人。」のメンバー(あいにくと今日は
3年(09)中島と松崎の二人でしたが)と、午前中、三里木の電子ブック化の
企画内容について突っ込んだ打ち合わせを行いました。

ミスドを昼食代わりにしながら、電子ブックのおおよその構成を考え、13時
にはフィールドワークのアポ取りに三里木に向かいました。
最初、「なないろ写真場」さんに向かったところ、ちょうど撮影のお仕事中で
したので、「たわらや酒店」さんに向かいました。


お客さんが切れたところで、温かく迎えてくださり、お茶までだしていただきました。
以前から、面白いことをやっている研究室だなと感じておられたとのことですが、
iPadで電子ブックを見ながら、今回の趣旨を説明したところ、思わぬ方向へと
話が展開しました。
三里木の商店街で現在、商店街の紹介冊子を作ろうとしているとのことで、
それを電子ブックとして作れないだろうかということでした。
50店舗ぐらいが加盟しているとのことで、かなりの分量です。
こっちもネタができて具合がよいので、「ぜひお願いします」とご返事し、今度
商店街の会長さんであるなないろ写真場さんときちんと話をすることになりま
した。

商店街と研究室とがタイアップするWin-Winの関係の中で今後の活動がうまく
進みそうです。
これがうまくいけば、08ゼミ生は玉名というフィールドで活躍できましたが、09
ゼミ生は菊陽を舞台にたくさん活動していくことになります。

今回のProduce Xの舞台は「菊陽町三里木界隈」となります。
09ゼミ生がこれまで培ってきたスキルを存分に使える舞台が見つかりました。
みんなで頑張っていきましょう!


もちろん、ほんとにそうなるかは会長さんとの話の内容次第となるわけですが、
良い関係を築き、面白い活動に展開していけるといいかなと思います。
帰りがけ、両者の関係を維持していくコミュニケーションツールとして、サイトの
立ち上げ、Ustreamなど、様々なやり方が頭をよぎりました。
俄然、面白くなってきたように思います。
たわらや酒店さんがこの辺りのことに興味をお持ちのようなので、この方を接点
(コンタクトポイント)にして三里木での活動をやっていければと思います。

なないろ写真場さんと次に話し合うアポを取り、帰りの途についたのでが、
さっきまで晴れていた空に、私たちの頭上にだけ雨雲があり、ちょっとした
雨を降らせていました。
まさか、今回のことの先行きを暗示しているのではないとは思いますが、
いったい全体、誰が雨男or雨女なのでしょうか?


今日の偶然もそうですが、やっぱり現場にいることが様々な可能性に出会う
のだと、当然のことですがそう思いました。
たわらや酒店さんとは、数年前に出会い、名刺の交換とメールの交換だけの
ちょっとした知り合いにすぎませんでしたが、今日のような展開こそが、「弱い
紐帯の強さ」ということでしょう。
今日のたわらや酒店さんとの再会は、そのことを示す実例のひとつではないか
と思います。


ガリボイス2011(11月)~最初の掲載

11月号のガリボイスの新聞掲載第1号は3年(09)草原でした。
「働く」or「師走」をテーマにしたガリボイスでしたが、勤労感謝の日の今日、
師走をテーマにしたガリボイスが掲載されるとはですねぇー。
思いもしませんでした。

読者のひろば自体も師走をテーマにした投稿が初めて掲載されるのでは
ないかと思います。
草原の記事によって、季節がそう向かっていることを編集担当の方が表現
したかったのかもしれません。

後、1週間もすると師走です。
早いものです。
4年生の卒論は追い込みに入ります。


2011年11月22日火曜日

地域連携シンポジウムでの学生発表

今日1時限目の私の講義の後、大学のシンポジウムの関係で授業が
いくつか休講(?)になったらしく、3年生はそれ以降はフリーになったようです。
それで金曜日に行う宇土中のワークショップの打合せに、3年(09)村中を私の
代理(全権特使)として宇土中に出向いてもらいました。
打合せ終了後、
  今、打ち合わせ終わりました。
  説明カードの事(フォーマット)と宇土中の先生を2人出していただく件、
  了承いただけました!
  13時位から準備します、という事も伝えてあります。
  取り急ぎ、ご報告まで。
とのメールが届きました。
どうでしょう、このメールを読んで。
私が、全権委任している理由がわかるかと思います。

午後は大学のシンポジウム
  地域連携シンポジウムPart2 ~地域連携を超え次なる展開~
が開催されました。
地域連携の二つの事例とのひとつとしてガリラボの玉名での「みえないセカイ、みつけ隊」の
取り組みが紹介されました。
紹介者は4年(08)大塚です。

私が数分ほどガリラボと大塚を紹介。


前座を私が務めたのち、主役の大塚にバトンタッチ。
彼女の講演が始まりました。


10分ほどの事例紹介でしたが、お世辞抜きに、大変上手な講演でした。
ポイントが整理され、活動内容が会場の参加者によく伝わったのではないかと
思います。

大塚そして別のグループの取り組み事例紹介後、パネルディスカッションが
開催されました。
パネリストはご覧の方々。

ガリラボのゼミ生にとって顔なじみの方がおられますが、わかります?

クローズアップします。
玉名観光協会事務局長の柿添さんです!
白亜祭2日目のUst放送で凄まじいトークを放たれていた方です。


シンポジウムということもあり、この日は落ち着いた話し方で、私たちの取り組みを
玉名側から眺め、様々なコメントをしていただきました。
お世辞を言うのは下手で辛口評価しかしない私ですが、柿添さんの話は、ほんとに
上手で引き込まれました。
いくつかありますが、世の中の問題を解決するにはスペシャリストでなくジェネラリストで
あるべきで、アドリブでの問題解決力が要求されるとの指摘には納得させられました。
理由は簡単。私も常々そう思っているからです。
変化する社会で必要なのは、適応性が備わった人間であり、状況に応じた問題解決を
行っていくのに必要な豊富な知識が必要だと思っています。
ガリラボの活動では、そのあたりを学んでいってもらうように学習資源としてその
ことを埋め込んでいるつもりです。
そのせいか、何人かのゼミ生たちはその資源を上手に利用して成長しているように
思います。

さて、講演が終わったのち、大塚の手元にあったノートが気になりみせてもらったところ、、、

ご覧のとおりです(↓)。


それぞれのスライドについて、発表内容が細かくメモされていました。
これだけ準備をしてきているわけです。
発表が上手なはずですよねぇ。
準備の量と発表の上手さはおおよそ相関関係があるはずです。
だとすれば入念な準備ができるよう、準備は早めに終わらせておかないと
いけません。
それがより良いものを生み出していくもっとも重要な秘訣です。
パブロンではありませんが、早め、早めの対応が必要なのです。
自戒を込めていいますが、早めの対応をみなさん心がけましょう。

さて、またひとつイベントが終わりました。
大塚は息する間もなく、卒論の概要締め切りが迫っています。頑張ってほしい。

さて、私と大塚が参加したシンポジウムの時間帯は4年生のゼミの時間でした。
大塚がいないうえに、色々な理由(風邪や就活)で欠席者が多く閑散としてます。

その少ない人数の中で、誕生パーティをやったようです。
4年(08)坂本が朝から内緒で準備をしてサプライズ的にやる予定だったようですが、
どうも逆サプライズを浴びせられた感じだったかもしれません。

次また挽回しましょう。


2011年11月21日月曜日

イベントの後処理に関して

11月19日のガリフェス2011および大同窓会「興津会」の開催によって、
昨日のガリラボ通信は驚くほどのページビューでした。
合計で235ページビューとなり、これまでの最高記録ではないかと思うほどの
アクセスでした。
理由は、ガリフェスと大同窓会というものを卒業生にきちんと認知してもらう
ためにメールで更新情報を送信したことがアクセス急増につながったのだと
思います。
この機会に来年度はもっと参加者が増えると楽しいだろうなと思います。
ちなみに、興津会の会長であるOG(03)宮川(旧姓・佐藤)からは、

  バレー大会と飲み会の途中でのレクレーションが
  とっても盛り上がっていて、ゼミ生のすごさを感じました。
  あんなに盛り上がることはなかなかないと思います。
  津曲ゼミは企画力があるゼミ生が多いみたいですね。

とのメールが届いています。そんな楽しいイベントです。今年参加できなかった
方々は次は参加を検討ください。
もっとも、来年も同じようになれるかどうかは、今年の3年(09)谷および本多ほど
の幹事が次の年度に生まれるかにかかっています。
今回の知識を是非とも次の世代に伝える工夫をしたいと思います。
実はノウハウを引き継ぐために、谷が詳しい引き継ぎノートを今日作っていました。
詳細なもので、これとガリラボ通信とを読み比べると、準備の全貌がわかるのでは
ないかと思います。
夏の電子書籍から始まり、白亜祭、そして興津会、さらにはその後処理と、これらの
活動を通し、谷らの信頼は大変強くなったことは言うまでもありません。

記録するって、ほんと重要です。
どれほど言っても言い足りないほど超重要です。
それを面倒くさがってやらない人は、体験が生きた知識へと転換していかない。

ガリラボは、体験を言葉にする(言語化する)文化が徐々に醸成されてきている
ように思います。
数々のユニットがそれぞれ独自の言語化ツール(ノート)を持っています。
そういう文化があるから前の世代の財産をもいつつ、徐々に徐々に変化して
いってるのだと思います。

さて、今日は「体験を言葉にする」ことの重要性を宇土中の生徒に伝える
特別授業のために、ガリラボの精鋭6人にリハーサルをしてもらいました。
3年(09)村中、中島、本多、緒方、2年(10)森本、保坂です。これにM1(11)白樫も
加わってもらい、今週金曜日に宇土中に乗り込みます。
明日は先発隊として村中に宇土中の先生との打合せに向かってもらう予定です。
私の代理として行ってもらうのですが、よく考えると凄いですね。

夕方には私は会議だったので、明日の地域連携シンポジウムの教員との
打合せに4年(08)大塚に出向いて行ってもらいました。
学生一人で色々と打合せしてきたようです。
私はまだ会議中でしたが、打合せ終了後には詳細な報告をメールでもらいました。

村中といい、大塚といい、私の代理としてかなり色々としてくれるようになりました。
もちろんこの二人以外にも多くを任せることができるゼミ生がガリラボには
たくさんいます。
昨日、ある学生が
  昨日の大同窓会は本当に楽しかった。バレー大会も飲み会も、在学生と
  卒業生が一緒になって盛り上がっていた。やっぱりイイゼミだわ(^^)
とツイートしてました。
私が言うのもなんですが、ほんとに良いゼミだと思います(特に私にとって^^)。



夕方、怪しげな人影が3Fの庭園にありました。

近づくと、、、宇土中WSにも参加してくれる2年(10)の保坂です。
何をやっているのでしょう?
畑荒らしではもちろんありません。
本人に聞いてみてください。

彼の怪しげな行動は、ガリラボ内で早速話題になっていました。^^;



ガリボイス2011(10月)~6人目の掲載

ガリボイス2011(10月)「○○の秋」の6人目の掲載は3年(09)谷でした。
11月も下旬になるとそろそろ「○○の秋」で出していたガリボイスが掲載される
ことはなかろうなぁ、とそんな話を先週していたところ、「いや、私のは紅葉がテ
ーマで、紅葉はこれからだからまだ大丈夫です!」と話していました。
まったくその予言どおりでした。
しかしそれにしても、ここ数日のガリラボは、「谷デー」だったわけですが、今日も
それが続いているようです。
これは、偶然などではなく、白亜祭、大同窓会のための数週間の頑張りを周りが
祝ってくれているということかもしれません。


偶然は、偶然などではなく、それが生じる可能性を引き出す努力をしているから
であり、必然です。
何も努力していないところに偶然の何かが起きることはありえません。

さて、今週もガリラボ関係者の皆さん、張り切って前に進んでいきましょう!
 

2011年11月20日日曜日

卒業生からのお土産とメッセージ

卒業生にはいつもお土産をもらっていますが、昨日、沖縄から駆けつけた
OB(07)森からはシーサーを模ったお菓子をもらいました。
沖縄土産だと「ちんすこう」しか思い浮かびませんでしたが(これまでの沖縄
土産がすべてそうだったので)、こんなお土産もあるんですよねぇ。
当たり前なんでしょうが、新鮮でした。


今日、学内のフォーラムに出かけている間に、OB(05)山口がガリラボに立ち
寄ったようです。
下の写真のお菓子とお花が研究室のドアにかけてありました。
メッセージも残してありました。
メッセージは、私のことも誉めてあるので撮るのはやめようかと思いましたが、
ゼミ生への誉め言葉がたくさんあったので載せています。


立ち寄った少し後にメールも届いていました。
  昨日は本当に楽しくて充実した時間をありがとうございました。
  楽しすぎて、いつも以上に沢山元気を貰いました。
  素晴らしい日になりました。
との冒頭の言葉の後に、ガリフェスや大同窓会をあんなに大きなイベントに
仕立てて行ったゼミ生のことがたくさん、たくさん誉めてありました。
それを読みながら、一人の研究室でつい胸がつまってしまいました(病気ではありません)。
メッセージとメール、ありがとう。
この場を借りて、在学生を代表する形でお礼をいいたい。


もうひとり坂本(旧姓・山本)はるかからもメールが来ました。一部紹介しますと、
お祝いして貰って更にディズニーのチケットまでプレゼントして頂いて…感動しました(;_;)
 本当にありがとうございました☆
 今いつ行くか計画中なので決まったら報告します(^^)
とのことでした。
企画した3年(09)谷や体育委員へのメッセージです。
こんな感想をもらって良かったですねぇ。
頑張った甲斐がありました。


こういったイベントの企画・演出って高度な創造性が要求される世界です。
豊富な知識と頭の切れ味が優れていないと他人が喜ぶ企画は生まれません。
平凡な頭脳が企画すると他人ではなく、本人(たちだけ)が楽しいものを作って
しまうものです。
今回はそうではなかった。
豊富な知識と切れ味両方が今回の体育委員には備わっていたのだと思います。

ただし、この成功に奢らず(成功は失敗の父です)、また燃え尽き症候群に陥らず、
さっと次の創造へと向かってほしいと思います。
若い時期に、単に立ち止まるなど勿体ない。
仮に身体が立ち止まったにしても、その時は頭の中を行動させるんです。
テレビなどで頭をコントロールさせるんじゃなく、自律的に頭を動かす。
そうして人間性を備えた知性を鍛えていく。
・輝く知性は行動なしには生まれない。
・最初の小さな一歩をいつも実践していく。
双方ともにガリラボでの行動の基本においていることです。
明日からまた頑張っていきましょう!


ガリラボ大同窓会「興津会」2011

ガリフェス2011の連動して、昨日の夜は在学生と卒業生が集合しての大同窓会が
開催されました。
ガリラボ同窓会の名称は「興津会(こうしんかい)」です。

19:00からの受付、19:30開始ですが、場所が分からない人用にと3年(09)小川が
無印良品のところに立っているというので、19時ちょうどに行ってみたら、無印良品に
行列ができていました。
まさかと思いましたが、近づいていったらガリラボの大集団でした。
一瞬、無印良品で何かイベントのようなことをやっていてその待ち行列ではないかと
思うほどの人だかりになっておりました。

適度な時間に、すぐ近くの大同窓会会場の「チャコール玄」に向かいました。
先頭は、怪しげな3人組(05OBの北嶋、山口、阪本)です。


お店に入るとすぐに、大同窓会幹事が受付で待ち受けていました。
在学生と卒業生の混合チームです。
会費と引き換えに、プログラムや席次表の入ったパンフをもらいました。
受付では、ケータイの電話番号を記入させれました。
何に利用するのでしょう?
その時はわかりませんでしたが、とりあえず記入。


参加者がほぼ同時間に来たため、お店の前でも大行列ができていました。
通りがかりの人は、何の行列か絶対に分からなかっただろうと思います。
だって、お昼のラーメン屋ならばまだ分かりますが、こんな時間に、外にこんな
状態の行列ができるのはあまり見たことがありませんから。


受付の関門を潜り抜け、みな着席した後、時間通り19:30から大同窓会は
始まりました。
司会は、この日の準備をこれまですべて取り仕切ってきた3年(09)谷です。



大同窓会は、ガリラボ同窓会「興津会」会長のG(03)宮川(旧姓・佐藤)の挨拶で始まり
ました。興津会は、津曲の文字とガリラボの基本精神、なんでも見てやろう的な
「興味津々」をイメージして命名したとの話などが披露されました。

その後、私(津曲)の乾杯を経て、それぞれの学年ごとに最初の20分ぐらい
話した後に、席替え。
色々な学年(世代)が混ざった会となりました。
会場内はこんな感じです(↓)。この日は60人弱が参加するほんとに賑やかな会でした。

以下、雰囲気を少しだけ紹介します。


途中、今年の映像コンテストに参加した作品「いつもそばに」とそのメイキング
映像を大型ディスプレイに流してもらいました。
二つで5分弱の映像です。

4年(08)岩本は、一番前の素晴らしい席に座っていたので、のけぞってディス
プレイを見ておりました。日ごろの行いのせいでしょうか(?)。
私の横に座っていたOG(05)坂本(旧姓・山本)はるかが、すごく感動したと
感想を漏らしていました。


途中のイベント。
クリスマスにはちょっと早いですが、プレゼントをもらえるゲームでした。
ここでようやく受付で記入させられたケータイ番号の秘密がわかりました。
各学年のゼミ長がくじを引き、それにケータイ番号が書いてあるんです。

ゼミ長が引いたくじの番号に、電話をかけて当選を知らせていきます。


プレゼントは、なかなか良いものが揃ってます。
2番は5000円の商品券。
1番はディズニーランドの入場券、とかですね。
それが発表されたとき、とたんに、みな真剣に。。 ガリラボは単純です。


非常に盛り上がったゲームでした。
クジとはほんとにフラットなもので、全員が平等です。
ケータイを握ることがない私が、ゲームの意味が分かった瞬間、必死でケータイを
握りしめましたが最後まで電話はならず・・・・。クジというのは無情なものだとよく
わかりました。

4年(08)矢田、大塚、3年(09)高倉、OB(05)山口らがプレゼントをもらったように思います。
もう記憶がさだかでなく、他にいたかどうかも今現在よく覚えていません。

ただし、1位と2位はしっかりと覚えています。

2等賞の5000円の商品券を引き当てたのは院OB(08)の佐藤でした。
見事なくじ運でした。
昼間のガリフェス2011でも優勝したので、この日は佐藤デーだったようです。
大牟田から出かけてきた甲斐があったというものです。
おめでとうございました。
ただし痩せてはいますが、佐藤は太っ腹なのです。
もらった商品券をポンとゼミにと寄付してくれました。
人間ができているといいますか、できてきたと言いますか、さすがは佐藤。
ゼミで使う何かの購入に使用させてもらいたいと思います。m(_ _)m

さて、1等賞はというと・・・・
これを引き当てたのはOB(05)坂本でした。
ディスニーランドのペアの入場券です。
誰と行くのか。
もちろん、ペアはOG(05)坂本(旧姓山本)はるかでしょう。
おめでとうございました。

坂本が一等賞のプレゼントを受け取った後、気付いたらプレゼント交換台にはケーキが
おかれいました。
ウェディングケーキのつもりです。

もうお分かりでしょうが、一等賞だけは演出がされていて、ゼミ生同士で結婚し、この2月に
挙式を挙げる予定の二人にこの大同窓会一同よりのプレゼントなのです。
この演出に、坂本はるかは涙を流しておりました。

ウェディングケーキは二人仲良く食べてもらいました。


粋な演出で盛り上がった最後の締めはOB(05)山口です。
パワー全開で大同窓会を締めてくれました。
ほんとに山口のパワーには毎度ながら圧倒されます。


21:30にお店を出た後、大変な興奮だったせいもあってお店の前で皆が
帰ろうとせずたむろしていました。
ならばと、この場で総勢60名ほどで記念撮影。
記念撮影後、様々なグループに分かれて2次会に向かって行ってました。


結局、お店を出て1時間近くその場にいたように思いますが、残っていた
3年生(09)で谷を囲んでの草原による一本締め。
この日のすべてをこれで終わりました。


イベントごとにファシリテータが必要であることは分かっていることですが、
ファシリテータのパワーというのはここまで凄いのかとそれを体の芯で
理解した夜でした。
3年(09)谷がほぼ全てを企画し、店との交渉や準備を3年(09)本多と手分けして
やり、会の間もほとんど食べたり飲んだりすることもなく、完璧に裏方に徹して
くれました。
60名ほどの参加者に共通の思いをもたせつつ、ほぼ全員を満足させるイベントを
仕上げるのはそう簡単なことではないでしょう。
巧妙に仕組まれた演出と、そのための入念な準備は誰でもできるものでありません。
谷のこの強力なリーダーシップとそのスキルを是非とも後輩に引き継いでもらいたい。
大同窓会に参加した2年生(10)諸君、しっかりとこのイベントを見てきたはずです。
私や卒業生を巻き込みながらの企画の立ち上げ方とその実践の方法を谷に学んで
ください。
そういうのをリーダーシップといいます。
前のガリラボ通信(こちら)で書きましたが、こういった訓練が就職活動にほかなりま
せん。
是非ともそういったことをガリラボという空間で学んでいってほしいと思います。

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今後のためにこの企画で使われたグッズの一部を載せておきます。
テーブル番号です。
手分けして3年生がせっせと作っていました。
その中にかごがあります。
どこかで入手してきたこのかごの中にはくじが入っていて、くじは席替えのためのものです。
席替えがスムーズに行くよう、手際良く準備されています。

受付でもらう資料です。表紙は簡単なプログラムと私が書いた会の簡単な趣旨。

中身は席次表と参加者の名簿。卒業生はあえて勤務先を書いたもらっています。
在学生が仕事などの話を聞く際に使うための情報としてです。

裏表紙は、この1年のガリラボの歩みが載せてあります。この作成には、ガリラボ通信が
大活躍しました。
ガリラボ通信はガリラボの完璧なキャリアフォリオになっています。
こういったキャリアフォリオがあるからこそ、このような資料もできるわけで、やっぱり記録
していくってほんと大事です。
ガリラボの諸君、しっかりと記録を残していくように。
後で、貴重な、貴重な財産になりますから。


最後のもうひとつ。
幹事用の極秘(?)プログラムです。
覚えておくようにと私にも渡されていましたが、ほぼすっかり忘れて
いました。
もちろん、幹事はそのあたりはわきまえていて、私の忘却癖を計算して
進行をしていたようです。
幹事に絶大な信頼があるから忘れるんですよ。
まだあまり私の性格を把握していない2年生が読むと誤解されそうなの
で、念のために付け加えておきます。


中心となってこの会をファシリテートした3年(09)谷、そして一緒に頑張った
本多には感謝の言葉もありません。
数週間にわたる企画と準備、そして当日の頑張りに、この場を借りてお礼を
言いたいと思います。
どうもご苦労さまでした。

見事でした。