2020年8月31日月曜日

Artractへの津曲からのメッセージ

またまた大学に爆破予告があり、会議もオンラインとなったので、今日は在宅勤務をしてました。

午前中はArtractとの会議。先週のオンライン夏の合同発表会を踏まえて今後についての打合せでした。意外に意見がでず、リーダー4年(17)橘が困っていました。
こんなときこそ会議をマネジメントしないといけない。会議で打ち合わせることを事前に予告し(会議内容=アジェンダを事前に送っておく)、そして意見をもらうところは宿題として明記しておくなどのマネジメントをすると良いのかもしれません。 
打合せというのも事前そして事後の処理が非常に重要で、リーダーの役割として大事なことです。

今日のArtractの会議の中で、視覚が障がいを持つ方向けのコンテンツを作っていく理由が今一つ不明瞭であるという疑問が出ていました。確かにそうかもしれません。

その疑問への回答の一つとして、20世紀の重要な哲学であった「ゾーニング」からの脱却の話をしておきました。20世紀は一か所にモノ・ヒト、情報などを集めて効率化することが前提の社会でした。
私がよく例に使うのが、住民票をどうして市役所に取りに行く必要があるのかというもの。これは情報の管理を役所で一括してやってそこを窓口にすることで効率的な運用ができていたからです。またそれが効率的であったのは住民の環境が今と異なっていたからでした。今、モバイル通信が当たり前になってきたとき、住民票管理はサーバーだけで十分であり、サービスを受ける場所を一か所に限定する必要はまるでありません。むしろ、一か所に限定すること=ゾーニングは、情報環境の変革の結果、非効率になってしまったのが21世紀でした。

コロナ禍で、ゾーニングの破壊は着実に進行しています。美術館も「#おうちで美術館」のように場所に限定されない取り組みを始めており、この動きはゾーニング思想が壊れていく過程だと思われます。
そうすることで、これまで美術館に行けなかった人たちに美術を提供することになり、それが積極的に進められているコロナ禍の変革はある意味で画期的であろうと思います。
学校教育もゾーニング思想が壊れつつあります。教育が学校という場にゾーニングされていた結果、学校にいけずいた人たちは教育からブロックされ、それがずっと続いていました。しかし、コロナ禍はそうした20世紀の効率化の産物であったゾーニングを壊してくれようとしています。

こうした動きは美術館でもおきているわけです。美術館というゾーンがオンライン革命で破壊されるようになってきました。
並行して、先日読んだ「13歳からのアート思考」によれば現代のアートは、従来のアートの思想の破壊であることを教えてもらいました。特に印象的だったのが、最も新しいアートは、一部の人たち、ある特定の人たちにゾーニングされていたアートを多くの人に解放していく取り組みであることを知りました。衝撃を受けました。

ならば・・・

さらに話を進めるならば美術を「視覚」からも解放していく取り組みがあってよいのではないか、と。
現代は特に「視覚」に支配された社会であると思っています。視覚を前提に社会が作られています。それを少しでも緩和していく取り組みがあってもよいのではないかと思います。

この問題についてはガリラボ通信でこれまで2回ほど言及しました。

アートとは何かを問い直してきた20世紀のアート界ガリラボ通信2020/7/28
美術館を視覚に使わずに楽しむにはガリラボ通信2019/10/6

Artractのメンバーは、これらの通信に書かれていることをよく読んでおいてほしい。そしてそれらを参考に、自分たちのやっていることの意味を、自分たちの頭でしっかりと考え、そしてそれを自分たちの言葉できちんと表しておいてほしいと思います。

それをやらないことには自信をもって研究を相手に伝えることはできない。美術館の方々と対等なレベルで連携していくために非常に大切です。

そうしたことをやっていれば12月には素晴らしい研究発表ができるはずです。



2020年8月30日日曜日

コロナ禍の中での小さな歴史を残していく

村上陽一郎氏を名前をみて即座に購入し、先日、読了しました。
村上さんは著名な科学史家で、科学がどう発展してきたのか、人間にとっての科学の意味、さらには看護の見方や安全の問題まで広く研究されてきた方で、この方の著作はほぼすべて読みました。科学と宗教の関係性、パラダイムという概念が持つ重要な意味、科学理論とはどういうものか等を学んだのも村上さんの論考からでした。現在の私の考え方は村上さんの著作にかなり影響されています。
村上さんの大ファンだったので読んでみたのですが、期待外れでした。寄せ集めだったからですかね。あるいは書店が村上さんの名前を借りてとりあえず作ったのかもしれません。


期待外れながらも、何人かの方の提言は興味深く読みました。興味深かったひとつが、

  飯島渉 ロックダウン下の「小さな歴史」

という10ページほどの収録記事でした。

この中で、飯島さんは、中国武漢が封鎖されたとき、ソーシャルワーカーとして働いていた郭氏の日記を絶賛されていました。翻訳はまだないようです。この日記について、

この記録が魅力的なのは、感染症対策にからめとられるだけではなく、個人の暮らしを何とか守りながら、外の社会とのつながりを求める姿を描いているからである。インターネットを通して「網友」との会話はもっとも大切だった。私はそのように読んだ。いわばロックダウンのもとでの「小さな歴史」を集めたものである。これは、現在の日本でもあるだろうし、世界のどこにでもあるはずである。しかし、日々忘れられていく。(77頁)

と飯島さんはコメントされています。これを読み、やっぱりこうした地道な記録が残していかないといけないのだ、と思いました。

コロナは全ての組織・人にこれまでになかった非日常を生み出しているわけですが、それぞれ記録として残しているのでしょうか。意外にその場の対応に終始して記録として残すまでには至ってないのではないかと想像しています。

”日常を記録しておこう”というのは、常々、私もガリラボ内で話していたことです。
日々の緻密な記録が最終的には大きな意味を持つことになります。民俗学者「宮本常一」をみているとそれがよくわかります。

今は、非日常が常態化して日常化するという極めて稀な経験をしているところです。この「非日常の中での日常」を記録として残しておかないといけない。
改めてそう思いました。

特に私が容易に接することができるのは大学生です。ロナ禍という非日常の中での大学生の日常を残しておくことは、日常を重視するのであれば当然やっておくべきことだろうと思いました。コロナ禍の中で大学生は日常をどう過ごして、何を感じ、何を考えていたのかを残しておくべきだと思いました。場合によっては教員の記録も残しておいた方がよいかもしれません。

ここまで考えたとき、それは3年生の後期活動へとつながりました。
3年生(18ゼミ生)は、当初、コロナ禍の中での社会の動きを追っていました。それもあったので、今後目指すべき目標は定まりました。3年生の後期は何をしようかモヤモヤとしていたのですが、その霧が晴れました。

M1(20)アクストは中学校における「小さな歴史」を集めています。それと同様に、18ゼミ生にはコロナ禍の中での大学生(可能であれば教員も)についての「小さな歴史」の収集を手分けしてやっていこうと思います。

どういった観点で歴史を収集していくべきか、そのあたりはまだ明確ではありません、3年(18)中山ゼミ長などと相談しながら、コロナ禍の中で紡がれている小さな歴史」収集プロジェクトを立ち上げ、そのプロジェクトチームを中心にして、後期までにはじっくりと計画を作っていければと思います。


2020年8月29日土曜日

タマにゃんとたま応援隊よる動画撮影

たま応援隊が、タマにゃん及び玉名市の新たなファン獲得に向け進めている9月のプレゼント企画に使う映像収録を本日行いました。
朝9時スタート。たま応援隊の撮影メンバー全員が時間通りに集合。
タマにゃんも9時にはスタンバイ完了してくれました。
撮影が始まりました。
メンバーで撮影内容を確認しています。今日ですべての収録を終わらせるため、撮影、内容チェック、再撮影、次の撮影・・・と撮影は進んでいったようです。

撮影スタート時のたま応援隊の様子をちょっとだけ紹介します。 




2020年8月28日金曜日

コロナ禍での変革/玉名市からの借り物

午前中、M1(20)アクストとのゼミ。先週、都合が悪かったのでお休みしました。
今、3人の大学院生とは個別に、途切れることなく毎週ゼミをやっているので、1週間空いただけでなんだか久しぶりの感じがしました。
かなりの人たちへの取材が終わり、持ち帰った膨大なデータの山に呆然としているようでした。
これから、その膨大なデータの山をどう料理していくかがアクストの腕の見せ所となります。
話をしていく中で、コロナ禍は様々な分野、そしてレベルでのターニングポイントとなっていくだろうという話題になりました。
私自身、随分と変わっていくだろうと思います。従来、リアルな職場にいることが必須の条件であったころ、例えば、出産・子育てに向き合う女性は社会とのつながりを切られることが多かった。しかし、テレワークが当たり前になると、接続は持続できる可能性があるわけで、そうした変化は画期的な社会変化をもたらしていくだろうと思っています。
次は今週のサンデー毎日にあった元グーグル日本法人代表の辻野さんの記事です。今後の5Gさらに6Gが普通になった時代、今のテレワークか出社かという議論自体が意味をなさなくなるだろうとのこと。
その通りだと思います。そうした問い時代が意味をなさない。リモートなのかリアルなのか区別がつかず、人は場所という条件を無意識に消去して、仕事をするようになるのだろうと思います。
今私は、大学でも自宅でも同じように仕事ができていますが、それが今後は、「大学でも自宅でも」という表現はなくなり、単に「仕事をしている」とだけ言うことになるのだろうと予想されます。
学びのスタイルを非常に大きく変わっているのに違いありません。大学でひとりで学ぶ、図書館で友達と学ぶ、自宅で兄と一緒に学ぶといった言葉にある場所の制約から解き放たれ、人は「学ぶ」という表現だけでよくなるでしょう。
そうなると大学とは何かが問われることになるでしょう。
このことは大学に限ったことではありません。場所の制約からフリーになれたとき、学ぶというサービスだけでなく、サービス全般に大きな影響を与えていくのに違いありません。



午後は久々に玉名市に出かけてきました。
ふるさとセールス課から大きな包みをお借りしてきました。
明日、たま応援隊が使用するはずです。学外活動が禁止になっているため、私ひとりで行ってきました。
リアルとバーチャルの区別がつかなくなる時代がやってくれば、こうしたものの利用も、わざわざ玉名市まで出かけなくてよいのではないかとも思います。
オンライン世界の変革がさっさと進展していってほしい。
それにしても、私がゼミ生のためにわざわざこうした機材を取りに行くとはこれまでだと考えられません。たま応援隊にどう映っているかは不明ですが、コロナの影響はこんなところにも表れています。涙

 

2020年8月27日木曜日

Artractのクイズ企画が県美のHPで紹介されました

朝、研究室から南阿蘇方面に目を向けたら不思議な光景が広がっていました。
雲が南阿蘇の山々の上にべったりと張り付いています。巨大な綿菓子が山の上に置かれているように見えました。初めてみる不思議な光景でした。
昨日のことですが、熊本県立美術館のホームページにArtractのことが新着情報として紹介されていました。新着情報で「おうちで美術館~クイズ企画を追加しました」にArtractが紹介されています。
クリックするとクイズ企画についてのArtractのサイトへのリンクが張ってありました。
良かったら皆さんもArtractのクイズ企画を楽しんでください。


2020年8月26日水曜日

オンライン夏の合同発表会

今日も日中は35℃を超える猛暑日でした。
この時期、ガリラボでは恒例の夏の発表会を開催しています。3・4年生の活動成果の中間報告です。
いつもは対面ですが、このコロナ禍の中での対面は厳しいと考え、オンラインで実施しました。司会は4年(17)岩奥ゼミ長と3年(18)中山ゼミ長です。13:30からの発表会ですが、この2人は10時に出てきて準備を始めました。
13時にはZOOMを立ち上げ、タイムスケジュールを岩奥が提示していました。
13時を過ぎると徐々にゼミ生が集まり始め、開始時刻13:30ジャストにオンライン夏の合同発表会が始まりました。開会あいさつ及び司会進行する4年(17)岩奥です。
トップバッターはArtract。リーダー4年(17)橘が先頭に、全員でのリレー方式の発表でした。きちんと練習されているのがよくわかりました。全員が遠隔にいるのに、まったくよどみのない発表でした。
発表を聞いているギャラリー。4年生と3年生。そして特別参加の2年(19)川口と中西といったメンバーが全員聞いています。
実際、ちゃんと聞いています。理由は・・・、発表直後にくじ引きで質問者が指名されるからです。
Artractの発表に対し、見事にくじに当たったのは3年(18)中村でした。^^
発表はこの後、たま応援隊、そして3年生のNコン4チームが続きます。
無事に発表が終わり、最後に今年のガリラボの白亜祭企画について実行委員長4年(17)河野が報告を行いました。
ご承知のように今年の大学の白亜祭はコロナの影響で中止となりました。ガリラボも自動的に中止にしようかと思いましたが、白亜祭中止は想定内のことだったので、オンラインでやれるものを具体化することにしました。披露する場は、興津会の予定です。
初めてのオンライン開催となった夏の合同発表会。最後、私からはかなり厳しめの講評で終了。トラブルもなく、時間通りに終わりました。
運営スタッフとして働いた2人のゼミ長の働きによるものです。こうしたイベントが成否は事前の準備に尽きます。

最後に全員(26名)で記念撮影。

ちょっとしたイベントでした。
今年のオンライン興津会のリハーサルをやったような気分にもなりました。^^;

2020年8月25日火曜日

4年生の気配りとOB(09)志柿の映像

 実家に帰省していた(17)岩奥からお土産が昨日届いていました。
今日、熊日の野口先生からちょっと立ち寄られることを伝えたら、野口先生にもぜひお渡しくださいとのこと。午後、野口先生が来られたので開封し、お渡ししました。喜ばれていました。こうした気配りに接するのは誰でも嬉しいものです。岩奥に感謝の気持ちを伝えておいてほしいとのことでした。
気配りは社会人にとって大事な能力の一つです。学生の場合、こうした気配りができる人が少ないので目立ちます。学生にほとんどはアルバイトをしているはずですが、アルバイトだけでは社会性は身につかないことを教えてくれます。なぜか。理由は、気配りには次のガリラボ通信

 「気配り」と「む+む」ガリラボ通信2010/5/16

で紹介した情報に関する能力が要求されるからです。これらはアルバイトをやっていれば身につくものではありません。当たり前のことです。ちなみに、私も気配りの能力が弱いことを自覚しています。齢を重ねると気配りの力が比例して向上していくわけでもありません。これもまた当然の事実かと思います。

今日は研究室にはゼミ生は誰も来ませんでした。明日の「夏の合同発表会」に向けての資料の提出が全て終え、それらは全部ネット上にアップしたので、今日はそれらを全部読み、観て、聞いておくことが宿題になっているからでしょう。明日の発表会では実のある質疑応答になることを期待しています。19ゼミ生も参加するようです。3・4年生の能力をしっかりと見せつけてほしい。


ゼミ生は誰も来ませんでしたが、卒業生からメールが届きました。OB(09)志柿からです。
仕事の傍ら、趣味というか趣味をはるかに超えるレベルで映像づくりをやっている志柿。熊本県立劇場の次のPR動画

行くぜ!劇場探検隊(映像版)
http://www.kengeki.or.jp/art-channel/tankentai

の制作に携わったようです。映像監督として。
構成・脚本は池田美樹さん。このお名前を拝見して「おー」と思った卒業生もいるのではないでしょうか。NHK番組「熊本の風」で大学対抗映像コンテストが行われたとき、審査員として登場されていた方です。その方と志柿が一緒に活動していたのですね。びっくりしました。

池田美樹さんの昨日のツイートには志柿が映像作家として登場していました。素晴らしい!

https://twitter.com/gogomikitty/status/1297747511856123904

コロナ禍の中で、芸術系はかなり大変な状況にあります。志柿のような活動はその意味で非常に重要だろうと思います。映像関係で、徐々に「志柿」という名前が世の中に出てくることになるのかもしれません。卒業したゼミ生の活躍は嬉しい限りです。

ガリラボのArtractが県立美術館で多少なりとも手助けができればと、活動しています。志柿のスキルには到底足元にも及びませんが、今日、「江戸の動物絵大集合!」についての夏休み企画を終えました。志柿の優れたセンスの映像とあわせて、Artractの頑張りも一緒にご覧いただければと思います。

おうちで美術館「江戸の動物絵大集合!」
https://artract16.wixsite.com/home/ouchi-edo-animal


2020年8月24日月曜日

華氏96度の中のガンバリズム(その2)

朝7:30研究室に到着し、しばし暑さを凌ぎながら、いつもだと8時ぐらいに動き出す空調を待っていました。動きません。
今日は8:30スタートだろうかと、暑さもそこまではないのでしばし待っていると、8:30になっても動かず・・・。
9時まで待ちました。それでも動かず・・・。
事務局に連絡しようと思っていたら、事務局からメールが届きました。

  空調が壊れました。

とのこと。落雷の影響らしいとのことです。が、土曜の落雷の後も空調は動いていました。夕方までグリーンスクリーンのテストをしていたので確かです(ガリラボ通信2020/8/23) 。別の理由で壊れたのではないかと思いますが、どうでしょうか。

じっと待っていましたが、やはり動かず・・・。3年(18)中山と高田がやってきましたが、帰しました。また暑くて何もできないので私も10:30には大学を後にしました。

無言の空調コントローラー。orz


午後は卒論チームとの打ち合わせ。
まずは13時からArtractとの打ち合わせ。あさっての「夏の合同発表会」の発表内容確認で、30分ほどで終了しました。

橘がパワポの操作を担当し、全員が分担してプレゼンするスタイルでした。














問題ないと思いましたが、じっくりと見ていくと提示するデータに問題があったりして、やっぱり何事も出来上がった後にじっくりと吟味することが大切なようです。

その後は、たま応援隊と打ち合わせでしたが、こちらは2時間ほど。あまりにたくさんの話題で途中ついていけなくなりました。orz


さて、明後日の発表会の準備で、どうしても研究室での作業が必要だったようで、何人かは研究室に出向いたようです。酷暑の中。夕方、4年(17)岩奥ゼミ長から、

今研究室です!私のほかに、りなちゃん、まなかちゃん、まなちゃんがいます!扇風機をフル稼働させて窓を開けてやっております(*'▽')

とLINEで連絡をもらいました。

奥の扇風機を3年生が使い、手前は岩奥が使っているとのことです。^^ この暑さの中での作業は私はもう無理です。


岩奥からのLINEを読んで、7年前のちょうど今頃のことを思い出しました。

有志チームでコンテスト向けの動画制作に挑んだときのことです。落雷で空調が壊れ、あの時も、数日間、35度を超える研究室内で作業をやっていたのです。

⇒ 華氏96度の中のガンバリズムガリラボ通信2013/8/19

この時はほんとに大変でした。しかし今は、非常に懐かしい思い出です。
この時から7年が経ったわけですが、いつの時でも、頑張る人は頑張るんだということがわかります。


2020年8月23日日曜日

mmhmmを使ったプレゼンに挑戦

最近知ったオンラインでのプレゼン用ソフトmmhmm(んーふー)に挑戦してみました。
このソフトは(現在Mac用のベータ版のみ)、画像、動画、PC上のウィンドウをひとつのスライドに見立て、それらを順にあるいは飛ばしながらプレゼンしていくものです。そのプレゼンの様子は、このソフトから仮想カメラの出力として吐き出していきます(アプリ自体がビデオカメラとして機能します)。非常に優れモノです。

昨日、夕方の豪雨と雷で嵐になった時間帯にひとりで試してみました。
グリーンスクリーンがあれば能力の低いPCでも人をきれいに切り取れるということなので、背後にグリーンスクリーンを設置。また、内臓ではなく、外付けのビデオカメラをPCに接続します。内臓カメラが都合が悪いのは、PCを自分の手元にもってきて操作する必要があるためです(外付けを使ってカメラ位置を固定しておけば、プレゼン中にPCを自在にいじれますので)。
mmhmmはパワポ自体はコンテンツとして扱えませんが、冒頭述べたように、PC上のウィンドウをスライドのひとつとして取り込むことができます。それで、TOTOROをHDMIケーブルで接続してセカンドディスプレイにして、そこにパワポのスライドショーを表示させてmmhmmに取り込みました。
PC上のディスプレイでは私(プレゼンテーター)の位置やスライドをモニターして、それらの操作を行います。

以上の設定後、パワポと動画をコンテンツとしてmmhmmに挑戦してみたのが次の動画です。
mmhmmと格闘しているビデオ映像をZOOMに流し込んで録画したものです。試行錯誤しながらだったのでひどい映像ばかりだったので、編集し、見るに耐えるところだけ残したものです。
 
mmhmmによるプレゼン(YouTube)

mmhmmを解説した記事を読むと、私の作成した映像とは随分と異なっていることがわかります。

万能のバーチャルカメラアプリmmhmm(んーふー)がすごい

開発者のYoutube動画をみると動画内での様々な切り替えが実にテキパキとできています。かなり練習されたのか、あるいは別の方がPCの操作をしているのか、どっちかだろうと思います。
また人物の切り抜きがかなりきれいです。一方、私の方は緑が随分と残った感じだし、さらには途中でグリーンスクリーン自体が現れてしまうなど、ほんとひどいものでした。何が違うのでしょう。明るさ(照明)の問題なのでしょうか。それとも人とスクリーンとの位置関係も影響しているのかもしれません。
映像と音声もはっきりとわかるレベルでずれています。原因不明です。もし最後まで原因究明できなかった場合は、この時期ですから、マスクしてプレゼンすればよかろうと思っています。笑

以上、初挑戦の結果はひどいものでした。
今後は、おかしくなった原因を見つけ、それらをひとつひとつつぶしながら、クオリティの高いものをしていきたいと思います。
経験を積み上げながら洗練させていければと思います。

Windows版の開発も行われているようです。早くWin版ができるといいかなと思います。ただし、基本的な機能は無料で使えるようにしてほしいです。^^


2020年8月22日土曜日

卒業生(14幹部)とのオンライン飲み会

 昨晩、OB(14)谷口(大阪在住)の呼びかけで、14ゼミ幹部が集まり、ZOOMでのオンライン飲み会を行いました。集まったのは14ゼミ長・児玉、会計の秋山、そして呼びかけ人の副ゼミ長・谷口です。




きっかけは、谷口を卒業生としてキャリア形成論にて話してもらう依頼をしたことでした。遠隔での講義となったので、そんな面倒なことを頼める人材を探した結果、思いついたひとりが谷口だったのです。

が、谷口も簡単には引き受けません。交換条件を出してきました。
条件とは、私が14ゼミ幹部とのオンライン飲み会に参加すること、でした。もちろんOKして、無事にキャリア形成論の遠隔講義を実施できました。7月10日のことです。
それから1か月以上が経って、約束のオンライン飲み会が昨晩実現したのでした。

20時に開始し、気づけばあっという間に23時が過ぎてました。翌日も仕事という2人がいたので慌ててエンディング。
久しぶりでしたが、対面で飲み会しているのと変わらないほど、3時間ずっとオンラインで上で盛り上がったコンパでした。

14幹部とのオンライン飲み会(Youtube)
※一部音声を消去しています。内容をどうしても知りたい方は14幹部に直接問い合わせてみてください。笑

この場で知る衝撃的な事実などもいくつかあり、衝撃的なコンパでした。
谷口が言うには、次は、コロナが収まったのち対面でやりましょう、とのこと。
ほんと早くそうなってほしいと私も心からそう思います。


実に愉快な3時間でした。


2020年8月21日金曜日

教員不在17ゼミ幹部ZOOM会議とそこで試したかったこと

来週の「ガリラボ夏の合同発表会」の打合せを兼ねて本日11時から17ゼミ幹部会議を行いました。
直前に会議が入ったのでひょっとして遅れるかもしれないと思い、ZOOMだけ立ち上げておき、「私が遅れたら自分たちで会議をやっておくように」と17幹部には伝えておきました。
予想通り、遅れました。
さらに戻ってきたときにはもう会議も終わっており、「もう終わりました。決まったことは来週月曜日にお伝えします」とのメッセージと一緒に次の写真が4年(17)岩奥ゼミ長から送られてきてました。
写真左上は、本来であれば私がいたはずの場所です。
なお、私がいたはずの場所の写真は、ある日のガリラボの様子を背景として使用しています。



もし参加していれば、左上の位置に、背景写真の上に私が重なりつつ参加しているはずでした。
なんだか雰囲気がおかしいと思った方は鋭い!笑
この姿を幹部に見せたかった。
さらに見せかったのが、次です。一部がきれいに透明化されています。

実は、上の2つの写真は、次のグリーンスクリーンをバックに撮影したもので、その動画のスクリーンショットです(2番目の写真は緑色のノートを手に持っています)。
2つは、先日届いたスクリーンを次の写真のように私の後ろの壁にはって撮影したものです。
スクリーンは、ずいぶんとシワがあり、さらには影のために緑色が一色でなくなり、濃淡もずいぶんありますが、それでも人物だけきれいに切り取って表示できています。グリーンスクリーンのおかげでCPU負荷もあまり必要ないので、低速なPCでも上の写真のような撮影がスムーズにできるはずです。


グリーンスクリーンをもとで撮影したものと、背景に使う写真(あるいは動画)とさらには緑色の小道具を上手に組み合わせれば、非常に面白い映像が作れるのではないかと思います。
白亜祭自体は中止となりましたが、そこで考えていたお化け屋敷企画などは、こうした特殊撮影を利用しすれば面白い作品ができるのではないかと想像しています。
またArtractは#おうちで美術館を、たま応援隊はタマにゃんを使った動画で、このグリーンスクリーンを利用して撮影していくとよいでしょう。
コロナ禍のせいで現地にでかけていけない分は、グリーンスクリーンとゼミ生の創造力によって十分に補えるはずです。
 


2020年8月20日木曜日

卒業生からの差入れ/白亜祭中止と新兵器

午後はGoogleに大規模な障害が起きたようで、Gmailにファイル添付ができず、同様にガリラボ通信に使っているBloggerにも画像を追加できませんでした。夕方には動きはちょっと鈍いものの復旧したようです。

1週間ぶりのガリラボ通信の発行となります。
8月13日から8月19日まで夏季休暇でガリラボから離れておりました。比較的長いのですが、この時期なので旅行に出かけるわけにもいかず、ひたすら家族とずっと過ごしていました。これまでとあまりに異なる新しい生活様式(?)のため、脳みそが質的転換したように感じています。

約1週間ぶりにガリラボにやって来ると、ドアに差し入れがぶら下がっていました。
ひとりはOB(M15)福永です。8月17日に来てくれたようです。大学院卒業後すぐに多忙を極める職場に異動していたのでなかなか会う機会がなく、休暇を取っていけなければ、久しぶりに会えたのでしょうが、残念です。今年はガリラボの院生会(隆生会←M15有馬と福永が命名)も中止にしたので、さらに残念です。

もうひとりはOG(16)大友です。中コンに勤務する大友。お菓子類だけでなく、今の時期に必須のコロナ対策グッズを差し入れてくれています。気配りのできる大友らしいと思いました。


さて、約1週間ぶりに活動を再開したガリラボなわけですが、今日は4年(17)河野と西がやってきて来週の「夏の合同発表会」に向けてパワポ作成をしているようでした。

河野とはその前に大事な打合せしました。今年度は白亜祭は中止とのことです。本日その発表がありました(大学HPより)。ガリラボの実行委員長である河野が、この中止を受けてどうしましょうかとのことで2人で打ち合わせをしました。中止だろうなとは薄々感じてはいたので、どうしようかと考えていて、さらに卒論での活動のこともあるのでひとつ思い立ち、グリーンスクリーンを注文していました。
それが先日届いていました。届いた1.5x2m及び1.8x2.8mのグリーンスクリーンです。

お化け屋敷を実施しようとしていた河野たちです。この新兵器=グリーンスクリーンを駆使して特殊撮影に取り組んでみてはどうかと提案しておきました。突然の私からの提案だったので、すぐには河野も考えがまとまらないようでした。今後、実行委員とよく話し合い、道場を撮影スタジオにして本格的な特殊撮影によってオンラインお化け屋敷を実現してほしいと思います。

また、白亜祭が中止になったので、今年度のガリラボ白亜祭実行委員会のターゲットはオンライン興津会の場にしてはどうかとも考えています。


<おまけ>
次はガリラボ通信を1週間発行しなかった期間のアクセス数の推移のグラフです。新しく発行しなくても平均で1日当たり50PVぐらいの閲覧があることを知りました。たまたま来た人たちなのか、それともコアファンなのか・・・どういった方たちなのでしょう。


2020年8月12日水曜日

明日からしばしお休みします

大学は、授業暦上、今日から夏季休暇に入ります。

レポート提出も全て締め切ったので、今日は朝からレポートの採点作業をやっていました。ある科目のレポート約300人分を読んでいると、かなりの人数ですが、やはり目に留まるものが中にはあります。
思わず読みたくなるようなレポート、さっと斜め読みして済ませるレポート色々です。
同じ文字の羅列なわけですが、目に留まるレポートは、背後に人がいることを強く感じます。
それに対し、斜め読みしてしまうレポートは、誰でもがかけるようなものというか、授業内容を咀嚼できていないので、通り一遍の内容になっている。
簡単に言えば、よく考えていないということです。
内容を理解し、きちんと考えたものは、咀嚼されており、自然に自分の言葉で表現されていることが伝わってきます。
そういったものにははつい引き込まれます。
たまには感動させられたりもします。
何度かありました。OG(11)上田との出会いはそうした感動させられたレポートがきっかけでした。
 
人が興味を持つのは、やっぱり人。
モノであってもその背後に控えている人に、人は興味を持つように思います。

企業のエントリーシートなどもこんな感じでセレクションされていくんでしょうね、きっと。
自分がどうやって生きてきて、なぜその企業を目指そうとしているか、エントリーシートの背後に人の存在を感じないものに興味を持つ人事担当者はいないでしょう。
 
ゼミの活動成果についても該当するかなと思います。
何か、活動の背後にそのゼミ生とその頑張りを感じるとき、逆に何も感じないときがあります。
私も人ですから、興味を持つのは前者のゼミ生に対してです。
全員に等しく興味を持つことはありません。機械ではなく、人間ですから。
そうして興味を持った活動やゼミ生は、このガリラボ通信で紹介しています。
OG(13)松崎が率いるチームたまラボは、ライバルチームCoho'zuとガリラボ通信への掲載回数を競っていました。
両チームともにほんと頑張っていて、タグを数えると、たまラボが83回、Coho'zuが89回ガリラボ通信に登場しています。
ガリラボにはたくさんのチームがありましたが、これまでの歴史の中での掲載回数1位はたまラボを抑えてCoho'zuでした。
この2チームは卒論での活動ですから、期間は1年間。
365日で計算するると平均4日に1回はガリラボ通信に登場していたことなります。
実際はもう少し期間は短いのですが、それでも平均で4日に1回です。
活動量が半端なかったことがわかります。

現在活動しているArtract17とたま応援隊も、私が興味を持つ(ガリラボ通信で紹介したくなる)活動を展開してほしい。
また、3年(18)のNコンチームもです。昨日まで定期試験だったのでまだ活動ができていませんが、今後はNコンチームの活動をここガリラボ通信で紹介できるといいかなと思っています。

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さて、明日とあさってはサマーエコデーで大学の空調は停止します。
それに合わせて私も夏季休暇を取ることにしました。
昨年は、結婚して初めて家内と2人で旅行に出かけました。ただし、旅先は、九州北部(大分、福岡、佐賀、長崎)で、私の趣味で、地域おこし(活性化)でうまくいったところを車で巡ってきました(走行距離900kmぐらい)。
今年は、中国地方の同じくどこか適当な地域に出かけたいと思っていましたが、このコロナ禍のため、ウロウロもできません。
なので、現在、手掛けている論文にでも取り組もうと思っていましたが、ちょっと心配なことが・・・。
次の方が開発したプレゼンソフトβ版を入手してしまったのです。
Macでしか動きませんが、非常に面白いソフトです。
初めてに手にするこのおもちゃのせいで、休暇はおもちゃいじりで終わってしまうかもしれません。
うまく使えるようになったらゼミ生に伝授したいと思います。今、考えているのは、Artractの#おうちで美術館とか、たま応援隊の動画などにも面白い表現として組み込めるだろうと思っています。
Coho'zuで活躍したOB(13)多賀がこのソフトをみたら徹底的に研究した自分のプレゼンに組み込むのだろうなと思います。



















さて、少し長く8月19日までの休暇となります。
この間、ガリラボ通信もお休みします。
 

2020年8月11日火曜日

玉名市との初めてのZOOM会議

今日は4年生の卒論2チームとの打ち合わせ。

最初はArtractとの打ち合わせ。夏の合同発表会に向けた打合せがメインでした。私からはArtractが進めている座談会形式の動画に県立美術館が興味を持っていることを伝えておきました。いい感じに発展していくといいかなと思っています。

夕方、ガリラボの予約システムで予約していた4年(17)橘と西が座談会動画の作成を進めていました。奥では、4年(17)岩奥ゼミ長が夏の合同発表会に向けた準備を行っています。


たま応援隊との打ち合わせは、今日は玉名市の財津さんを交えてのZOOMでの打ち合わせでした。玉名市とは初めてのZOOM会議でした。

1時間半の会議で、タマにゃんを活用したPRについての具体的な内容とスケジュールがほぼ決まりました。すごく進展しました。
打合せの途中、”透明人間”に意見を仰ぎ(重要なところは音声をカットしてます。重要なという意味は色々ですけど・・・笑)、おかげでさっと問題点も解決していきました。

久々にW田さんに(オンラインで)会いましたが、相変わらずです。^^


<連絡>
今、配信用のプレゼンソフトを色々と試しているのですが、その際、グリーンスクリーンのことが頭をよぎり、調べてみたら意外に安価です。

Artractの座談会形式、またたま応援隊のタマにゃん動画での合成映像づくりに役立つだろうと思い、さっそく購入しておきました。
この夏、グリーンスクリーンを使って色々と挑戦をしてほしい。



2020年8月10日月曜日

#大学生の日常も大事だ

大学は8月12日から夏休みに入ります。
週刊ダイヤモンドにコロナ禍の大学が特集されていました。


理系学部の人気が上がるだろうとのこと。不況時にはだいたいそうなります。
特に今はデータサイエンス系に人気が集まりそうです。
旬ですから。
ただ、人気先行の気がしないでもありません。
データサイエンス系で分析方法を学ぶ人は、多くがコミュニケーションには無頓着になりそうです。
対人関係の面が弱いでしょうから、そうなると、人からデータが集めることを苦手にしそううです。
分析だが好きというのは、M1(20)アクストのように、バリバリと取材して大量の取材データを集めくるという部分に弱みを持つ人が多くいそうです(イメージですけど)。
そうなるとどうなるか。
自分が苦労しなくても自動的に集まってくるデータだけをせっせと分析することになりかねません。
分析はできるけれど、何も分析すれば社会的に意味があるのか、そのあたりのことがよくわかない人も多く出てくるのかもしれません。
数年後、データサイエンス系学部ではそうした問題が表面化しそうに思います。
なんだかなーという感じです。


週刊ダイヤモンドでは、コロナ禍の中での大学生の叫びも特集されていました。
次はそれらの内容を集約したものです。
理解できる内容ばかりです。大学生の大変さがうかがえます。


今、「#大学生の日常も大事だ」というハッシュタグでのツイートが多くあり、共感されるものがたくさんあるようです。
検索して最初の方にあったものを眺めながら、同乗したが次の(同じ方の)ツイートです。



オンラインでの授業が終わり、PC地獄からは解放されますが、居場所は変わらず自宅ですから、「試験終わった、夏休みだ!!!」という感じにはならないでしょうね、おそらく。
先日、定期試験で対面のものがあり、その試験監督をしました。
学生たちはソーシャルディスタンスを保ち、全員がマスク着用、そして試験監督の私は問題と答案を配布するときビニール手袋をすることが義務付けられました。
物々しい雰囲気でしたが、学生たちはどことなく楽しそうでした。
特に試験が終わり、教室を出て行く廊下での様子が楽しそうでした。
2年生たちです。
一瞬でしたが、久しぶりの「大学生の感覚」を楽しんでいるかのようでした。

1年生だと、互いに知らないので、仮に対面の試験に出てきていても、終わったら無言での帰宅となるのに違いありません。
大学生としての日常はほんと大事だと思います。
その日常が高校生を大学生に成長させていくわけですから。
何か組織的な支援が必要になっているのだと思います。
これは、もうコロナ禍という自然災害による(可視化されにくいですが)甚大な被災であろうと思いますので。
 


2020年8月9日日曜日

卒業生とのZOOM飲み

明日でキャリア形成論の最終レポートを締め切ります。
その中ので印象に残った授業を2つ選びなさいと指示しています。
約1/3強の120名が提出した時点で集計してみると次のようなグラフになりました。


この時点で例年と同じパターンになっています。例年、3つの授業に群を抜いて印象に残ったと1年生に言います。
順番は年によって入れ替わりますが、今年の1位は卒業生による講話でした。
3人の卒業生に動画にて登場してもらったのですが、その中で大阪で働くOB(14)谷口に登場してもらいました。
なんか、いいことを言ってました。笑
それもあって1番人気になったのでしょう。

さて、その谷口にキャリア形成論に協力依頼を出したところ、交換条件を出してきました。
条件とは、私の14ゼミ生幹部とのZOOM飲みへの参加でした。
もちろん即座にOKしたわけですが、そのZOOM飲みを8月21日(金)夜にやるからとの連絡が昨日届きました。
メールの件名は「確定事項 14幹部とのZOOM飲み」でした。笑
私の予定表をチェックしており「空いているでしょう!?」とのこと。
いつもゼミ会議をやっていた幹部が集まることになります。
それぞれ離れた地で仕事をしているわけで、リアルに集合することは不可能なわけですが、オンライン飲み会であればそれが可能になるわけで、こうした場合は、オンラインの良さが際立ちます。
少し遅れて参加になりそうですが、久しぶりに14幹部との話を楽しみたいと思います。



2020年8月8日土曜日

半歩先をいくプレゼン/行動に移そう

非常に面白い、オンライン用のプレゼンツールが生まれたようだ。
まだ正式版ではなく、英語版しかないようだけど。
 
これから時間を見つけて試し、もしも簡単に操作できそうであれば、ガリラボの標準ツールとして活用していきたい。

世の中の半歩先を行く、プレゼンスタイルを身につけましょう。

ーーー

昨晩、M1(20)アクストとゼミを行いました。
もう40人ぐらいにインタビューを行ったとのこと。
びっくりしました。
40時間分近くの口述記録を手に入れたわけです。
わずか、1週間です。
学部のゼミ生もぜひこの行動力を見習ってほしい。
考えてばかりで、もう何か月も経つのに、あまり先に進んでないので。

たま応援隊リーダーの4年(17)園田がしびれを切らしたようで、昨日、LINEグループに
もう1つは活動するにおいて気をつけてほしいことです!
もちろん、私も含めてですが、頼まれたことやするべきことは後回しにせず、すぐやるを徹底しましょう!!
気になることや疑問に思うこと、わからない事はグループなどですぐ聞いて、すぐ実行を心がけていきましょう!!!

と激を飛ばしていました。
なんか人ごとになっているところ、甘えの構造があるんですかね?
行動に移す部分が弱くて(学生一般にそうなのですが)、このままだと、「やっぱ学生がやるレベルってこんなものか。使えんな」と思われそうです。
リーダーは直感的にまずいと思ったのでしょう。園田の不安が上の激に表れているように思います。
リーダーは大変です。
でも、リーダーの経験をしておくことは非常に重要。
リーダー体験の重要性について、過去、次のガリラボ通信で紹介しました。
http://garylabnews.blogspot.com/2011/10/blog-post_3670.html

目を通してもらうとありがたい。



2020年8月7日金曜日

ガリラボ利用予約サイト運用開始及び隠れたカリキュラムについて

コロナの感染拡大によって全国各地の大学でクラスター発生のニュースを出るようになりました。
ガリラボもしっかりとした対策を取るため、作業については予約制を取ることを昨日、4年(17)岩奥ゼミ長との打ち合わせで決めました。
その後、早速ですが、岩奥が予約サイトを制作してくれました。
さらに、そのマニュアルまで作成しており、昨晩のうちには在学している全ゼミ生にLINEを通して周知してくれていました。
頼んだとき、ここまで高いレベルなど考えていなかったので、大変驚きました。
評価は、実績と期待値の比率で決まります。私の中ではかなりの高評価であったことは言うまでもありません。

(中略)


さて、私が岩奥に頼んだのは、「予約ができるようになるといいね」でした。
それから色々とネットで調べ、ガリラボ用にカスタマイズして運用できるようにしたわけです。数時間のうちには出来上がっていました。マニュアルまで!!!

今は、フリーでほんと色々なものが手に入る世の中になりました。
私たちは、岩奥がお手本を見せてくれたように、フリーのものを上手に組み合わせて、やりたいことを実現していけばよいわけです。
今後はそうしたやり方=ネット上に散らばっている個別的なツールを集めてきてそれらを組み合わせていく(ブリコラージュ)力が大事になり、それが出来る人=器用な人(ブリコルール)が求められていくでしょう。

こうした力がどんな時に身についていくかというと、意外に雑用をしているときではないかと思います。
例えば、ゼミにおいて中心となる課題を私が提示して皆それをクリアしようと頑張ります。
その時に身につく能力がもちろん重要です。
ただその能力を発揮していくには、その能力を支える裏方のような能力が必要ではないかと思うのです。
仕事になると実はそこすごく大事だったりします。

そうした影の能力のようなものは、雑用の中に埋め込まれている気がします。
雑用を頼みやすい人がいます。
今だと岩奥がそうで、歴代のゼミ長はだいたいそうでした。
そうした人はブリコルールとしての能力を気づかないうちにトレーニングしているのではないかと思います。
こうしたトレーニングは、いわゆる「隠れたカリキュラム」という言葉でも捉えることができるのかもしれません。
隠れたカリキュラムは、状況に埋め込まれる形で学習が進むものです。

ゼミの課題のようなピュアな本筋の部分についてはオンラインでも実行可能ですが、この状況に埋め込まれた部分はオンラインではかなり難しい(不可能?)ことを感じています。
近くにいて、「ねえ、ちょっといい」「あ、それがいいんじゃない」という具合に同じ空間の共有している人たちとだけがその学習空間を共有し、隠れたカリキュラムを駆動している気がします。
リアルな空間を共有できている人たちは、オンラインだけでつながっている人たちとは長い時間が経ると随分と違うものになっていくのに違いありません。

なお、今現在まったく大学に来れない大学生が多くいるわけですが、そうした学生たちには隠れたカリキュラムがまったく作業しないはずです。
オンライン世界は他者がほぼいない世界でもあります。
オンラインの中で、自分の世界で、ピュアのカリキュラムによるトレーニングだけで生きていったとき(純粋培養みたいなものですね)、果たしてその結果はどうなっていくのでしょう。
 

予約システムを早速利用して、4年(17)三角がArtractの映像づくりにやってきました。
横は、そのシステムを仕上げた管理責任者の4年(17)岩奥です。
ソーシャルディスタンスを取りながら、2人で映像づくりを進めているようでした。


しばらくはこんな感じでの作業を進めていくことになるでしょう。
オンラインが極度に進行していくと、大学に来れるはずなのに徐々に研究室に来なくなり、そして特に意識していないと、徐々に大学からそして研究室から遠ざかっていき、気づいたら何もやっていないということになります。
仕方ありません。それが動物としての人間の習性ですから。
それだと何も残らないわけで、健康だけでなく精神もコロナに叩きのめされたようなものです。
(私も含め、日々)動物化に抗うことを考えていきましょう。