2019年5月31日金曜日

新課題「県大リポート」開始/チーム「インベスト」の方向性

今日は午前中、玉名市ふるさとセールス課の方との打合せがあり、その後に2年生がひとりゼミの説明を聞きにやってきて、ちょっと驚きました。
玉名市に住んでいて、なんと滑石とのこと。OG(11)OB(13)藤村と同郷でした(驚)。

午後、3年(17)生ゼミ。今日から新課題「県大リポート」がスタートします。
取材し、それをまとめ、2分弱のニュースレポートとして読むという課題です。
もちろん文書による報告書も提出してもらいます。


今日は、どういった話題があるか、全員で話し合ってピックアップしてみました。
たくさんのネタを抽出できたように思います。


3年生ゼミ終了後、4年生の新チーム「インベスト」との打合せ。今日は都合で4年(16)大塚と西野のみ。
熊本市の観光をテーマにしていこうということでしたが、話をしていくうちに話題がどんどんずれていき、「今の中学生はK-POPにほぼはまっている」ということで、そっちに興味深く、そしてそうした情報をどうやって収集しているのか、そのことも気になり、観光よりもまずはそのあたりの話題を調べ、整理していこうということなりました。
情報をリーチさせるのにどういった方法が採られていたのかを明らかにしていくことが目的。
そうして、観光や地域情報のリーチのさせ方などにつなげていこうという趣旨です。
現代の若者事情を私が知りたいというのが、一番の理由かもしれませんけど。笑


インベストとの話が終わった頃、2年生がゼミの話を聞きにきました。1人終わった頃、また1人がやってきて、それぞれ男子学生が持っている話題が面白くて、ついつい話し込んでしまい、16時から20時ぐらいまで、4時間近くお話が弾んでしまいました。
口の筋肉が少々疲れましたが、色々な話が出来て楽しい時間でした。
 



2019年5月30日木曜日

タマにゃんYoutuberデビュー動画ロケ@玉名市花しょうぶまつり

午前中、私学振興に関連する会議があり、県庁に出かけてきました。
結構膨大な資料を読み込んでいく必要があり、委員長もやっているのでそれなりに神経を使います。
県庁に到着したら、この時期の緑がほんときれいですねぇ。
思わず写真を撮りました。

写真を撮って気づきました。次の銅像の存在を。
緑とのコントラストがきれいでした。


会議を終え、急ぎ戻り、13時過ぎにチーム「たまがーる」メンバーと共に玉名市へ。
高瀬裏川の花しょうぶが見ごろを迎えており、平日にも関わらず、お客さんがたくさん来ておられ、驚きました。
(写真は人の少ないところをあえて撮ったもので、一部ではごった返しておりました)


撮影隊のたまがーるメンバー4年(16)荒木、小島、松寺。
たまがーるのミッションは、タマにゃんをYoutuberに仕立て、玉名市及び県北地域のPRをおこなうことです。
どこまでやれるかわかりませんが、とりあえずその第1歩を今日踏み出しました。
この日は、タマにゃんがYoutuberとなる第1話の撮影です。
タマにゃんがYoutuberとして活躍していく相棒となる小島と出会うシーンの撮影でした。

 
撮影開始。
小島が(設定は謎の女性)が、花しょうぶの周囲をはしゃぎまわった後、ベンチに座り、独り言をぶつぶつ言っているシーンです。
はしゃいでいるシーンは、6月14日に公開予定の第1話で確認してください。^^


俺はYoutuberになる!」と決めたタマにゃん。しかし、一人では心細く、相棒を探しており、ベンチで暇そうにしている女性に声をかけています。

見知らぬ人(猫)から声をかけられ、すぐOKする謎の女(小島)。
今思うと、ちょっと簡単に返事をし過ぎてたかも。編集で工夫しないといけないかも。


タマにゃんが来る前に1時間ほど撮影を済ませ、その後、タマにゃんと合流してから40分ほどの撮影でした。

今日の一番の驚きは、タマにゃんの軽快さ。
びっくりでした。
えらく元気になっており、まるで別人(別猫)。
暴れまわる悪ガキ風で、暴れまわる小島とは良いコンビになりそうです。笑


撮影を終えて。昨年とはまるで色が違っております。


移動の往復2時間でもしゃべりまくっていて、17時に研究室に戻ってきてからも大きな声を上げながら編集をしているたまがーるの3人。
4年(16)岡林がいたので、県立美術館と連携するArtractと比べてしまいました。
Artractが「フレンチ・レストラン」だとすると、たまがーるは「大衆食堂」のようだな、と。
 
18時からは院ゼミ。いつも通り、M1(19)福嶋がテキストを読み、それを私とM1(19)塘添が生徒役になり聴講するというスタイル。
インストラクショナル・デザインについて勉強しました。
だいたい2時間のゼミですが、今日も色々な議論ができように思います。



今日は朝から色々とレベルの異なるタスクがみっちりで、ハードな1日でした。




2019年5月29日水曜日

インスタ(も)始めます

随分前にアカウントは取得していましたが、そのまま放置していたインスタ。
スマホを持っていなかったこともあって、また持ち始めても、入力が面倒だったので放置状態でした。
Macを使えば良いことに気づき(iPhoneのエミュレートモードがありました)、それだとキーボードから入力でき、それよりも、Macからだとガリラボ通信に使っているWindowsPC上の写真を簡単に共有できるので(こっちの理由の大きく、それでやろうと思った次第)、ならば、インスタを使って、ちょっとした情報発信をすることにしました。
スマホでないので、いつもデスクに戻ってからとなり、リアルタイム発信ではないですけど。

ユーザーネームは garilab.puk です。フォローをよろしくお願いします。




ガリラボからはこれで
  Twitter
    Facebook
    Line
    Instagram
と4種類のSNSで情報発信を行うことになります。
最近、ゼミ生はどういう情報入手スタイルを取っているのか、わからなくなったので、とりあえず思いつくものを「やってみよう」と思います。
以前は、Twitterで発信していればほぼ100%に届いていました。しかし、どうも今は無理な感じです。
2年生などはガリラボのツイッターをほとんどフォローしてないようです(ツイッターをやってない気がします)。
最近は情報をどうやって仕入れているのでしょう?
新聞は違うだろうし、テレビ??
ネットニュース?
はてさて、一度、大学生の情報収集の方法を調査した方がよいかもしれません。
興味深いテーマです。
誰かに、卒論のテーマにしてもらうかな。。。^^;




2019年5月28日火曜日

16ゼミ生による2年生向けゼミ説明会

ゼミの募集が始まり、ガリラボでは4年(16)生が説明会を行いました。
中1教室に11時前に出かけ、リハーサルを行っています。

資料を30部ほど4年生が置いていました。
私としてはちょっと多すぎではないかと思ったのですが・・・。


12時少し前、2年生がちらほらと入ってきてくれ、4年(16)川上ゼミ長が声をかけていました。

呼び込みをしているメンバー。この後、このメンバーは呼び込みメンバーから外されたようです。うるさすぎて?笑


説明開始直前、Artractの作成したムービーが流れています。予想以上に2年生が聞きにきてます。

後ろでは、来年、担当することになる17ゼミ生が陣取り、16ゼミ生の説明を聞いています。


説明本番は、リハーサルよりはるかスムーズに進み、いい感じでした。
参加してくれた2年生も数えてみたら35名以上いて、資料が足りずに慌てて追加しているようでした。


20分ほどの説明は川上ゼミ長による締めの言葉で終了。


全体として落ち着いた説明会であったように思います。
さて、この話を聞き、果たして何人の2年生がガリラボに応募してくれるでしょう。
ちなみに現在のところ個人的にアプローチしてきている2年生は1名だけ。
全体説明会35名に対して、個別説明は1名。
どう考えればよいものか??
気になります。笑


説明会終了後は、ガリラボに戻り、3つの会議を行いました。
まずは16ゼミ会議。
16ゼミ生は今後は卒論モードに完全に入ることになります。
卒論を進めるための方策については話し合いました。

その後は、卒論チーム「たまがーる」との打合せ。
5月30日に玉名に撮影にでかけます。
その打ち合わせとYoutuberタマにゃん登場に向けての仕掛けとしての映像(仮)についての検討も行いました。
特に問題がない場合、6月1日からこうした映像を公開し、タマにゃんによるYoutuber活動を開始していく予定です。
さて、どうなるでしょうか。終わりは何も見えておりません。orz
(仮映像①4年(16)松寺制作)


その後は、新チーム「Social Capital」との会議。
3年(16)田村(リーダー)と笠原と1時間ほど議論。その中で、ソーシャルキャピタルの話題が出て、これと文化やスキルの伝承・継承との関係を調査してみる方向で卒論を行っていくことになりました。
また方向が変わる可能性もありますが、とりあえずはソーシャルキャピタルを軸に検討を進めていくことになりそうです。



2019年5月27日月曜日

17ゼミ独自課題「県大リポート」について

月曜日はハードです。
1限目が授業。今日のSAは4年(16)小島だけでしたが、終了後、その小島がぽつりと「さぼっているとよく見えるのんですねぇ」と言ってました。
身に覚えがあるんだろうと思います。笑

昼休みは17ゼミ会議の予定でしたが、なんと3年(17)岩奥ゼミ長がやって来ない!!!
ゼミ長不在では会議もできないので、居合わせた3年(17)阿部、橘には解散を命じ、5限目に再度集合と指示しました。

その後、13時からArtractとの会議。
美術館紹介動画の絵コンテを4年(16)岡部が作ってきて、説明を受けました。
いくつかの点で修正をし、特に絵の部分がきちんとわかるように書いてくるように伝えました。
4年(16)岡林と大友は、美術館のキャラクター「細川ガラシャ」を今後登場させていくための導入動画のサンプル(5本)を作ってきてくれました。
パペットをダミーに使って作成した動画は爆笑でした。
5本のうち2本を採用し、この内容を美術館に紹介することにしました。

その後、外部、内部からのお客さんに対応した後、5限目に17ゼミ会議の仕切り直し。
今度はゼミ長もいて、3年(17)岩奥、阿部、橘で会議しました。
主な議題は今週から始める17ゼミ独自課題の内容についての詰めの打合せ。
取材し、それをまとめてアナウンスしようという課題ですが、取材のテーマは、議論した結果、身近なものにすることとなり、最終的に「県立大学」としました。
このテーマを4つほどの評価軸(テーマの難易度、取材の難易度、表現の程度等)に沿って難易度の高い取材を行い、高品質の表現で伝えるという課題になります。
最後に、今回の課題のタイトルですが、これは散々議論した結果、「県大リポート」となりました。
17ゼミ生は、3回ぐらいのゼミを使って課題「県大リポート」を実行することになります。
なお、この会議の際、今度挑戦するNコンの実施要項が発表されていることを知り、読んでみると、当初予定していたものと若干違っていて、困りました。
これについても4人で色々と議論し、とりあえず、6月になったら17ゼミ生有志でプロジェクトを立ち上げることにしました。
岩奥が、近々、有志を募るはずです。
 
そして、今日の締めは6限目の「地域と情報」の授業。
IR室の佐藤と連携プレーでやってます。


月曜日はハードでした。



2019年5月26日日曜日

ガリラボ紹介動画by17ゼミ生

5月24日(金)、3年生(17ゼミ)がガリラボの紹介動画を作成し、発表したことは先日お伝えしました(ガリラボ通信2019/5/24)。
その動画をネット上にアップする時間がなくて、遅くなりましたが、ようやく時間ができたので、紹介します。
以下、17ゼミ生3チームの手によるガリラボ紹介動画3本です。
どのチームも、映像を切り取る視点(カメラ位置)と効果音に気を付けて作成したようです。そのあたりにも注意してご覧ください。


(1)チーム「ガリマッチョ」(宮嶋(リーダー)、河野、橘、川上)

30秒CM


(2)チーム「39、お子様ランチ」(西(リーダー)、園田、松原、阿部)

30秒CM


(3)チーム「津曲美容外科」(三角(リーダー)、岩奥、稲富、松本)

30秒CM


 
以上が今年度作成された紹介動画です。
発表した3本のCMについて、当日視聴した全員(3年生と4年生の3人)による投票の結果、もっとも優秀な動画に選ばれたのは(1)のチーム「ガリマッチョ」でした。
メイキング映像もよくできていました。
ガリマッチョの動画は、5月28日(火)の2年生向けゼミ紹介で流したいと思います。


なお、メイキングも良く仕上がっているのですが、内輪向けの映像になっているので、この場での紹介は差し控えたいと思います。^^


17ゼミ生は、来週からは取材のトレーニングに入ります。
  

 

2019年5月25日土曜日

「iPO研究室」とは

2年生のゼミ募集が始まっています。
多くのゼミが説明会を開催することが恒例となり、当初からそうした説明会を行っていた老舗としてのガリラボも4年生が企画して実施します。
次は、4年(16)小島が作っている説明会の案内ポスターです。
金曜日の午後、このポスターを掲示に行こうとしている直前でみかけ、「これは何?」と奇妙なタイトルに首を傾げました。
iPO研究室 ??
はて、何をする研究室でしょうか? 
iPSだったらiPS細胞として大方の人が理解できるでしょうけど、iPOとなると・・・。はて???
小島は何を考えてこう書いたか??
クイズです。みなさん、わかりますか?










さて、私は今日は福岡に出かけておりました。

海岸線を走る電車に乗ったら、海岸と能古島の間の海にはヨットがたくさん出ていて、セーリングだったかもしれません、そして砂浜の続く海岸にもたくさんの人が遊びに出ていて、バーベキューもたくさんしている人たちをみかけました。

海のレジャーは少なくなったということですが、あの辺りは別格なのかもしれません。












さて、iPOが何か分かったでしょうか。

小島に聞いたところ、「私も、これは何だろうか?」と思いながら書いたそうで、小島自身が意味も分からずに記載したそうで、そうなると、「小島は特に考えていなかった」というのがクイズの正解といえそうです。


となると、iPOがどこから出てきたのかが気になります。
小島を問い詰め、ようやく真相(理由)が明らかになりました。




最初、小島が「ガリラボ研究室・・・」と書いていたポスターを見て、2年生が「ガリラボ」ではわからないだろうと思い、次の写真の下のように添削して小島に渡しておいたのです。
口頭では話をせず、ペーパーを渡していたのですが、そこで齟齬が発生したわけです。

「津曲」という私の達筆を、小島は、「iPO」と読み取ったのでした。orz
私はもちろん、居合わせた4年(16)岡林も爆笑でした。笑


小島も、書きながら自分でもiPOって何だろうと思ったそうですが、不思議な気持ちのまま読み取った通りに修正し、それを掲示しようとしていたわけです。
直前で阻止できたほっとしました。
あちこちで、「iPO」の意味を聞かれたときに、上のような面倒な説明はとてもではなく、できないので、iPOの意味をひねり出さないといけなかったでしょう。

何になりますかね?
iはまあよく使われているのでいいとして(情報という意味だと言っておけばいいし)、Pは広報の活動をよくやっているゼミなのでPRのことだいうことにして、Oは何がいいかな・・。
何も思いつきません。思いついたのは、私の血液型がO型だということぐらいです。
そんな説明では誰も納得できないでしょうから、とりあえず「iPO研究室」というのが世間に知られなくてよかった。
メデタイ。
情報漏洩を、水際で食い止めたお祝いを、小島、岡林、私の3人でやるべきかもしれません。
あ、そういえば、もうひとりこの事件にはかかわっていました。4年(16)松寺です。
松寺に、修正したものを手渡したのでした。
ひょっとすると、そこで何か問題があったのかもしれませんねぇ。笑



 

2019年5月24日金曜日

17ゼミ:ガリラボ紹介動画発表会

今日の出来事のメインは17ゼミ生によるガリラボ紹介動画の発表でした。

前回の中間報告(試作品発表)からどの程度洗練されたのか、気になりながら道場に向かいました。
各チームリーダーのジャンケンで、発表順は決まったようです。


準備を終え発表直前の17ゼミ生たち。


そして、発表を聞きに来た16ゼミ生の4人。
4年(16)岡部、松寺、大友、岡林。

後輩たちが自分たちを超えているかどうか気になる人は気になり見学に来ると思うのですが、ちょっと少ない気もします。
ただ、今日は16ゼミはありません。
その状況で4人も見に来てくれたとも考えることができます。
17ゼミ生は、自分たちに関心を持ち、わざわざ足を運んでくれたこの先輩4人には感謝の気持ちを持った方がよいでしょう。
 
発表会開始。
トップバッターは女子4人組の「ガリマッチョ」。

そしてこの後に2チームが続きますが、動画の紹介は今日は間に合わないので、週末のガリラボ通信で紹介しようと思います。
お楽しみに。


紹介映像(CM)、メイキング映像、そして制作意図の発表を終え、上級生を代表して4年(16)岡部がコメントしてくれました。
岡部もコメントしたのですが、私も思ったことは、3チームともにほんと明るい。
楽しそうにやっていたことが伝わってきました。
良いものを作ろうとしている過程でも明るく活動しているのがよく伝わってきたので、その点は非常に良かった。
この雰囲気のままにいけば、17ゼミは互いに切磋琢磨して成長していくゼミになっていくのではないかと思います。


終って振り返り(リフレクション)。
チームごとに振り返りをしてます。

ガリマッチョ


津曲美容外科


39、お子様ランチ


チームごとの振り返りが終わった後は、チームの4人をばらして、異なるチームからの3人で4グループを作り、再度の振り返り。
個々人が自分のチームでの振り返り内容を持ち寄り、それを踏まえて議論する作業を行いました。ジグソー学習です、いわゆる。
いつも以上に振り返りが深まったのではないでしょうか。

 
最後に、4グループの代表から振り返りのまとめが発表され、、90分間の濃密なゼミは終了しました。
ところで、ガントチャートを使って作業を管理し、予定通りに進行できたというチームがあり、いやなんとも見事でした。

さて、今回で「視点の問題」、「音の問題」などの映像の基本はとりあえず身についた(あるいは経験した)と思います。
次は取材のスキルを身につけるための活動に入ります。


<おまけ>
終って雑談していて知ったことですが、3年生は6月になったら合同企業説明会のようなもんぼが始まるということです。
バスが出て、福岡に行くのだそうで、大げさに言えば、腰が抜けるぐらいに驚きました。
まだ4年生もそれほど内定が出ていないのに、もう3年生の活動が始まるとは・・・。
今後の展開はどうなっていくのでしょう。
注意しておかねばと思います。


 
 
 

2019年5月23日木曜日

ガリラボの今日の出来事色々

今日は、県立美術館から職員さんが来られて、Artract作成のリーフレットをもらっていかれました。
県庁での会議の場で、教育長さん以下の委員の皆さんに配布したいということのようです。
昨年度、暗中模索の中、美術館と連携してなんとかかんとか活動してきたことを多少なりとも評価してくださったようで、嬉しい限りです。
取りまとめたリーダーの4年(16)岡林も喜んでおりました。



午前中、大津町の前田さんから連絡があり、協力をお願いできないかということでした。
震災ミュージアム関係のことで、ガリラボと協力して実施する形で計画申請をされるとのこと。
話を聞いて、たぶん大丈夫そうなので、協力OKの返事をしておきました。
もし始まったら、3年(17)生の一部に任せようかなと考えているところです。
 

今日のガリラボの様子です。

(1)白亜祭実行委員会
4年(16)岡部をリーダーに、メンバーが打ち合わせをして企画の方向性を大まかに決めたようです。夕方、報告を受けて、問題ないと感じたので、その方向でのGOサインを出しておきました。
去年よりも企画が固まるのは(といっても、まだ50%程度ですけど、それでも)去年よりも早いのではないかと思います。
相談に来るようになったからでしょう。頑張るようになりました、岡部も。

(2)映像作成
明日が3年(17)生のゼミ紹介動画の発表会です。そのために3年生が何人か来て作業していました。私が見かけたのは3年(17)西、阿部、園田、岩奥の4人です。
明日が発表にしてはちょっと静かな印象を受けます。
動画もですが、発表は大丈夫でしょうか。。。
発表もしっかりとやってくれること期待してます。
どうせやるなら、日本一のプレゼンを目指しましょう。笑

映像制作をもうひとりやってました。4年(16)松寺です。
タマにゃんYoutuberについての予告動画です。
てっきり自分でやりたいと言ったのだと思っていたら、なんと打ち合わせの時に私が「やれ」と言ったそうです。
どうもそんな記憶がなくて・・・とぽつりと発言したら松寺が叫んでおりました。笑
ただ、叫びたいのは私の方で、松寺がPCで作業していると「先生、変なのがでてきました」と言うので行ってみると、ウィルスに感染したのではないかと思われるような、ほんと分かりやすい画面になっていて、チョー慌てました。
マウスカーソルもなくなっており、松寺も慌ててましたが、私も「え~」と叫びつつ、電源ボタンを押し続け強制終了。
その後、ウィルスチェックソフトで念のためチェック。

松寺と私、お互いに叫ぶ羽目になり、今日は、おあいこでした。

(3)院ゼミ
木曜6限目はM1(19)塘添、福嶋とのゼミ。今日も人材育成についてのテキストを熟読しました。
特に今日は「動機づけ」についての理論の章です。
昔勉強していたプレイフルラーニングに出てくる概念が多く、懐かしい限りでした。
ところで、(1)(2)で紹介したゼミたちはどういった動機に基づいて行動しているのでしょうか。
動機づけ理論のもとに行動を解明できるものでしょうか。
次回、塘添に演習でやらせようかと思います。


<余談>
私事ですが、2年ほど使ってきた(一度洗濯をしてしまった)万歩計がどうも寿命に近づいてきているので2号機を購入。今日から使い始めました。
1号機は651日使用し、累計2,471kmほど歩いた記録が残されています。
日本一周するのに15%ほどの距離です。残念ながら道半ばにして引退させます。涙


同じく自分事ですが、本日、「第4次産業革命」についての書籍を読了。
現在までの開発された技術の集約として新しい産業構造へと転換していくことがポイントで、重要な技術についての解説されていました。一番はやはりデジタル技術で、これによって産業とそして社会に凄まじい変化を起きていくわけで、そのことをやはりきちんと理解しておく必要があります。
ところで、その中に含まれるのかもしれませんが、現在ホットな話題は5Gですね。
これの影響もかなりのものになりそうです。
産業の在り方がかなり変わってくる。
動画配信に革命が起き、動画というコンテンツが爆発的に普及していきそうです。ゲームも影響するでしょう。リアルタイムのオンラインゲームとか。
また、自動運転が普及していくでしょうから、そうすると保険業界は内容をかなり変更していく必要がありそうです。
教育にも強く影響を与えそうです。今でも、スマホを前提に授業をするようになっていますが、5Gが利用できるようになった時、どういった教育が展開されることになるのでしょう。
それ以外もかなり色々な変化が起きていくはずで、米中で覇権争いになっているとも言われますが、5Gも第4次産業革命の技術のひとつとして、その動きに注目していく必要がありそうです。



2019年5月22日水曜日

青森の本屋さんの話題

街の本屋さんは現在青色吐息の状況のようです。
調査によれば「1990年代末に2万3000店ほど存在した全国の書店は、2018年時点で1万2000店ほどにまで減少している」とか。
2軒に1軒が店じまいをされているわけで、かなり凄まじい状態です。
数年前までは「偵察」と称して、本屋さん内のあらゆるジャンルを回り、どういった本があるかを丹念に見て回っていましたが、最近は、私も本屋さんに行くこと自体がなくなってしまいました。
デジタルという破壊的イノベーションの凄まじさを思い知らされます。

本屋さんにとっ苦しい時代なわけですが、一方で、先日の西原村の児童書店もそうですが、青森のあるお店は逆にお客さんが増えているのだそうです。
その秘密は手書きのポップ。
本に手書きポップを添えて販売していて、それが人気を呼んでいるようです。
ポップづくりを勉強され、そして、そのポップは、書店の方が本を読まれてから、その本に合ったポップを作られているようですので、裏での努力はかなりのものなのではないでしょうか。
すごいの一語に尽きます。



そうした努力のせいで、お客さんは増えて、そして
コミカルな絵がアップされる木村書店の公式Twitterは、2万2000フォロワーを突破するなど、八戸の小さな書店は今や全国区になりつつある。

ということで、青森八戸市のひとつのお店が、工夫と努力によってこれだけの人に注目されるようになるわけです。
驚きました。
知識基盤社会という言い方もありますが、その実践されている気がします。

タマにゃんツイッターや、美術館もなかなかフォロワーが増えていかないなかで、ほんと驚異的に思えます。
「想像」と「創造」、そしてそれを具体化する「努力」によって、書店にとって荒波となったデジタル社会の海を強く乗り切って行かれているように思いました。
見習わねば。
 
 

2019年5月21日火曜日

ゼミ紹介リハ/疲労困憊のたまがーるとの会議/自立心を高めよう

午前中は16ゼミで、久方ぶり(初めて?)にゼミ長不在。
それ以外にも採用面接等で、今日は合計4名が不在の中、副ゼミ長4年(16)笠原が進行してゼミを行いました。

今日のゼミはゼミ紹介のリハーサル。

卒論チーム別に役割分担して2年生向けの来週火曜日にゼミ紹介を行います。
どのチームも内容は完成していましたが、どうにもチームとしてのプレゼンはちぐはぐで、そのために(終わった後の反省でも出ていましたが)全体に暗い印象を受けました。
せっかくプレゼンする機会なので、明るくしっかりプレゼンをしないともったないと思います。
リハを聞きながら、昨年のゼミでOG(15)八並が「どうせやるんだったら、ちゃんとやろうよ」と強くみんなたに訴えていたことを思い出しました。
そこから、逆転のドラマが始まり、全体としていいプレゼンができたように思います。
明るく、しっかりしたゼミ紹介を期待しています。
そのためにはチームごとにしっかりと練習をすること。
練習でしか良い形にはなっていきませんので。
各チームリーダーは、その辺り、よく考えること。
  

午後は3限目にチームたまがーるとの打合せ。
4年(16)松寺に、採用面接から急ぎ帰ってきた4年(16)荒木と小島とで5月30日の花しょうぶ祭りでの撮影についての打合せでした。
90分間ほど話し合いをしたわけですが、もう議論はあちこちに飛びまくりで、いつも通り、むちゃくちゃでした。orz
それでもいくつかは決まったはずですが、小島による脱線のパワーが強すぎて、終わった後のひどい疲労感のせいで、何が決まったのか、もうほとんど記憶にありません。
早く議事録を送ってもらわねば...
ただ、ひとつだけ覚えていることがあります。私がやらないといけないことなので覚えているのですが、玉名女子高校の生徒とたまがーるとのコラボの件。
玉名女子高校の先生から相談を受け、高校生をガリラボの活動とコラボすることについて、今日の打合せで話題とし、コラボの方法についておおよその方向性を決めました。
小島がいるので、高校生に影響を与えすぎないか心配ですが(笑)、12月ぐらいまで一緒に活動をしていこうと思います。
早い段階でたまがーると玉名女子高校を訪問しなければ。

たまがーるとの打ち合わせで体力を消耗した後、次は地域伝承チーム(まだチーム名はありません)の4年(16)田村、笠原と卒論の方向性について打ち合わせを行いました。
直前の会議と打って変わって、こっちは随分と知的な会話となりました。
(もっとも、その印象は、前の会議に強く影響されているとは思いますけど^^)。
ゼロから出発で1時間ほど打ち合わせた結果、大学をフィールドに「伝承」をテーマにしていくことにしました。
内容はこれからですが、おおよその方向性は決まったので、それを踏まえてチーム名も決めてくるはずです。


その後、夕方になって3年(17)生の確か、阿部、河野、園田がゼミ紹介映像の編集作業をやっているようでした。
17ゼミ生は今週金曜日が発表会となります。
4年生も多くが参加してほしい。
 


<おまけ>
朝、ダイヤモンドオンラインの次の記事
 GAFAに転職したい!外資系で求められる人材や英語力とは(2019/5/8)
を目にして、そこにあった外資系で活躍できる人の条件のひとつに「自立心が高い」ことが挙げられており、それは次のようなタイプを言うのだそうです。
・わからないことをすぐ誰かに聞くのではなく、まず自分で調べる
・社内プロジェクトなど、やりたい仕事があることを、上司に上手に伝えられる
・キャリア形成の責任は自分にあると認識し、社内外の研修で自分の成長を助けるものに、積極的に手を挙げる

2番目はちょっとわかりにくいですが、おおよそどのタイプもなるほどそうだろうなと思う内容です。
ただ、これを読みながら、これらのタイプは、外資系でなくても、今後の日本企業でも重要だろうと思いました。
日本企業も、終身雇用というコトバ自体から距離を置くようになり、従来の日本企業的なもの自由になってきているわけで、そうなると必然的に今後は「自立心の高い」ことはどういった企業でも(そしてもちろん公務員も)必要になるでしょうから。
腹を据えて勉強していかないといけません。
「大学はレジャーランド」というコトバがありましたが、もうそれは死語になりました。
この言葉が流行った当時からすると大学の姿は随分と変容しています。
そして今後もさらなる変容が要求されているように思います。



2019年5月20日月曜日

OB(M16)からの差入れ/県立美術館との連携/10年目の白亜祭

大学院を修了してもう1年以上経ったOB(M16)大野が差し入れを持参してくれたようです。
私は不在でした。4年(16)岡林が受け取り、大野の写真を撮ろうとしたら
  恥ずかしいから
と断られたそうです。笑
なので、写真は差し入れのカップ麺だけ。
定期的に差し入れをしてくれる大野には感謝してます(ゼミ生は特に)。m(_ _)m


さて、本日の月曜日は
 1限目 基礎総合管理IIの授業
 2限目   Artractとの会議
 昼休み 17ゼミ会議
 4限目 ガリラボ白亜祭実行委員会との会議
 6限目 地域と情報の授業
と盛りだくさんです。
Artractとの会議では、県立美術館の紹介動画(試作版)についての検討でした。
初めて美術館を訪れたお客さん目線での動画というコンセプトでまとまり、それは昨年の自分たちのことなので、昨年の自分たちを思い出しながらのストーリーとなるはずです。
来週までに絵コンテを作成し、そして(説明は省きますが)細川ガラシャについての動画もテスト版は今週学内で撮ってみることになりました。
会議が終わって、メールを見ると、美術館からメールが届いていて、昨年、Artractが作成したリーフレット(下写真、ガリラボ通信2019/2/20)を新館長さんが気に入られたらしく、増刷し美術館や近隣の関連施設に置いてもらうことなりそうです。
まとめた甲斐があったというものです。


それとその新館長さんとの初対面は6月6日に決まりました。
その日に、紹介動画の撮影を行ってくることなります。
Artractの今年度の新しい活動の開始となります。

 
4限目、ガリラボ白亜祭実行委員会の委員長である4年(16)岡部、そして山下と委員会メンバーで考えている今年度の企画内容を聞きました。
ひのくにワークショップを基本に考えたいとのこと。
それ自体はもちろん悪いことではなく、方向としてはよいと思います。
が、制約条件があるので、その制約をクリアできなければ「画に書いた餅」になってしまうので、そのあたりの検討が必要であることを伝え、そのついで、ガリラボの白亜祭のコンセプトが何であるかも話しておきました。
最初に話してもよいのでしょうけど、たぶん最初に話してもあまり効果がなく、多少は話しておくにしても、きちんと話すのは、自分たちである程度考えた後の方が良さそうで、その時だったらコンセプトの真の意義が理解できるようです。
毎年、そうやってきました。
2010年に白亜祭にガリラボで出ることを決め(ガリラボ通信2010/11/13)、それから数えて今年で10年目
ガリラボとしては10回目の記念すべき白亜祭となります。
記念の年であることに今更ながら気づきました。
実行委員にも、ガリラボのゼミ生全員にも、そしてこれまで白亜祭に関わってきたガリラボの卒業生にも、記念すべき年であることを強調しておきたい思います。
10年目と聞き、今年の実行委員はきっとハッスルすることでしょう。^^



2019年5月19日日曜日

西原村の児童書店の記事を読んで

昨日に引き続き、読書感想文みたいになりますが・・・
プレジデントオンラインの記事で、阿蘇の西原村にある児童書店のことを知りました。
阿蘇の山中にある"奇跡の児童書店"の物語 2019/4/27
https://president.jp/articles/print/28534

お店の名前は「竹とんぼ」。当初は熊本市内にあったようですが、広い空間を求め西原村に移転されたようです。
←記事から引用

記事からこのお店の素晴らしさが伝わってきました。
70代のご夫婦が始められた、児童書にこだわったお店です。
現在は息子さん夫婦が経営の主たる部分を担われているようで、センスのいいお店のホームページも継続的に情報発信されていて、ネットでのお客さんとのコミュニケーション回路も開かれています。

昨年(2018年)に、鶴瓶の「家族に乾杯」にも登場されたようです。
取材のあった日のお店のブログです。
https://komiyanao.exblog.jp/26830058/

放送後はお客さんが押し寄せ、大変なことになったとのこと。
ブームが発生するのはあり得そうな話ですが、このお店が素晴らしいのは、テレビ放送の効果が一過性に終わらなかったことでした。
ブームが終わっても根強い人気を継続していきます。
それは、このお店の膨大な児童書の中から良本を見抜く力が、お客さんの強い信頼を得ているからのようです。
そうした信頼が、テレビ放送でのバブル後も一定の人気を継続されているようです。

信頼が人気の継続の大きな役割を担ったことは間違いないでしょうが、それ以上に素晴らしいと思ったのが、このお店そのものが豊かな物語を持っていることでした。
何かを残していくには、優れた物語を持っていることが必要条件です。
(ひょっとすると、ライターさんが(あるいは家族に乾杯のディレクターも)、このお店の物語を描き出すのに一役買っておられるのかもしれません。よい表現というのはほんと大事だと思います。なので、ぜひ上のリンクから記事も読んでほしい)。
地域資源は、その土地に適合した資源でなければ、その土地に根付き、そしてそこで固有の価値を発揮していくものになっていくことはないでしょう。
建築家の隈研吾氏が「自然な建築」という概念で、建築物もそこで生産された材料でなければその土地に合うものはできないと語られていますが、これに通じるものありそうです。

昔、ガリラボでは「地元学」というのを学んでいました。
07ゼミ生の頃にそれを知って、それが水俣発でもあったので、水俣までみんなで足を運んだことがあります(ガリラボ通信2009/11/22)。
もう10年近く前のことです。
水俣で地元学を提唱し、実践をされてきた吉本さんと玉名市天水の地をゼミ生と一緒に歩きました(ガリラボ通信2012/7/15)。
玉名市の平野さんが仕掛け人でした。
これももう7年前のことです。
大雨の天水の地を歩きながら吉本さんの考えを聞くことができました。
少しだけの時間でしたが。
それを簡潔にまとめると、地域に固有のことでなければ資源にならないということだったように記憶しています。
 
「竹とんぼ」というお店の記事を読みながら、なぜか唐突に「地元学」のことを忘れてしまっていること自分に気づかされました。
初心を忘れてしてまっている。orz

今年もガリラボでは、タマにゃんと玉名、そして県北地域を歩く予定です。
地域に出かけるのに「地元学」のことが何も思い浮かぶこともなく・・・、ちょっと拙いかもしれません。
マンネリ化もしているのかもしれません。
だいたい、玉名市と連携して今年でもう10年になります。
10年。キリのよい長さです。
退職も近くなり、永遠に連携することはありえないわけで、そろそろ玉名から卒業して私自身の教員生活のゴールに向けた活動に切り替える時期であるかもしれないなと思っているところです。
ひょっとすると今年で最後となることもあり得るので、ガリラボの(「輝く知性は行動なしには生まれない」のスローガンから始めた)フィールドワークの出発点ともなった「地元学」をもう一度読み直し、活動を締めくくるぐらいのつもりでフィールドに出ていこうかと思います。

フィールドワークを始めた時の初心を思い出させてもらいました。
プレジデントオンラインのライターさんと竹とんぼというお店に感謝。
よい記事は、影響力がありますね。
表現していくことは大事だと改めて思います。
なので、私自身が、もう少しトレーニングして、論文とかよりも、こんな素晴らしい記事を発信していけるようになりたいものです。
合間を見て、とりあえず徐々にそうしたトレーニングをしていこうかなぁ。^^

 

2019年5月18日土曜日

Society5.0を読み終えて

情報社会の次の社会「Society5.0」に向かうための課題を解決するのに、日立と東大とが組織間で連携して取り組んできた「ハビタットイノベーション」プロジェクトをまとめた書籍「Soceity5.0」を先日ようやく読了しました。
現在の多様な情報が飛び交う情報社会から、センシング技術などで(いわゆるIoTにて)現実空間を可視化するデータを中心にした社会「データ駆動型社会」あるいは「データ社会」への移行が模索されている様子が描かれていました。

これまでの社会は、(1.0)狩猟社会から始まってその時々の基幹技術によって次の変化を遂げていきました。
(2.0)農耕技術という基幹技術の発明
狩猟民は土地に定着し家畜を飼い、穀物を生産するようになった(農耕社会)。集落単位で共同体が形成され、土地に根差した経済社会システムが形成され、同時に人々の間に支配・従属関係としての階級制が導入された。
(3.0)蒸気機関を中心とする基幹技術の発明
工業化が進行し、人々は故郷の村を離れ、都市に大規模な労働力が提供されていく(工業社会)。階級制は徐々に薄れていった。
(4.0)コンピュータや通信技術という基幹技術の発明
メスメディアが広く普及し、地域間での情報格差が縮まり、ヒト・モノ・カネの流動性が高まる(情報社会)。

そして、情報社会から徐々に、明確な意図の下に、次の社会への移行が始まっています。
(5.0)IoTなどのデータ化とそれを活用する基幹技術
社会全体をリアルタイムに計測・分析し、最適化制御できる技術の発達により、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合するCPS(Cyber Physical System)が可能になる(データ駆動型社会=Society5.0

ひとつの安定的な社会が形成されたとき、そこで生活する市民とは、その社会に応じたリテラシーが要求されていくはずです。
日立東大ラボで議論されているSoceity5.0に向けたハビタットイノベーションでは、市民の高度な情報リテラシーに期待した改革がイメージされているようです。
さて、ハビタットイノベーションですが、まずこれは社会課題を
  構造転換技術イノベーションQoL
に因数分解して考えます。
詳細は省きますが、構造転換や技術イノベーションは、これまで政府・行政・企業が主導してやってきたものです。しかし、ハビタットイノベーションでの考え方においては、データ駆動型社会では、
  住民がデータを活用して住民基点のイノベーションを起こすこと
が重要だと主張されます。そして、
  住民が主体的にデータを活用するで、社会課題解決と経済成長を両立させ、
  持続的に都市を刷新していく状態をつくること
がハビタットイノベーションを通じたSociety5.0の実現であるとのことでした。

住民(市民)によるイノベーションが進むには多様なデータがオープンデータとして提供されていることが前提となります。
現時点で、総務省が音頭を取り自治体のオープンデータ化の取組みが進められていますが(地方公共団体のオープンデータの推進)、それは今後のSociety5.0を目指した動きのひとつなんだということを理解しました。

ところで、社会の変革といっても、それに対応する市民が存在しなければ、そうした社会の実現は不可能です。
現在のような書き文字を前提とした社会を作るには、全ての市民が文字が読めるリテラシーを身につけてなければ不可能です。
文字を使った社会は効率が良いので、その方向に向かうため、学校の教育にそうしたリテラシー修得の役割が組み込まれました。
情報社会は、コンピュータ(今だとスマホが重要ですが)の利活用を市民ができるようになって初めて可能になるので、コンピュータの利活用が教育として実施されてきました。
大学教育の中で、「一般」情報処理教育が始まったのは1990年頃からです。
それから約30年が経ち、世の中は、データを基礎にする社会へと動き出しました。
今後のデータ駆動型社会では、データや情報を読み解く、高度な情報リテラシーを持つ住民(市民)の育成が要求されるようになっていくはずで、そうした育成は、教育機関に役割が期待されてくるでしょう(これまでの歴史を振り返れば)。
なので、先進的な大学ではデータサイエンスを一般教育として提供し始めているところも出てきているようです。
ただもちろん、それだけに偏るとまた拙いわけで、それに警鐘を今から鳴らしている方々もおられます。

「データを解せば世の中が変わる」は危険

ということで、上の参考資料にあるセンスメイキングも含め、理系の知と人文系の知、双方の知ともにしっかりと学んでいきたいものです。

ところで、今さらですが、先日、挑戦した「チャレンジ!オープンガバナンス2018」コンテストとは、自治体のオープンデータを活用した市民のイノベーションに期待するコンテストであったようです(当日の様子:ガリラボ通信2019/3/11)。
今頃!?と言われそうですが、Society5.0について少し理解してようやくきちんとコンテストの意味が理解できました。
そしてまたどうして東大の公共政策大学院が主催しているかも理解できました。
オープンデータを用いた市民による社会課題解決というハビタットイノベーションの考え方の中でのイベントであったのだと思います(推測ですけど)。
ただ、私たちがやったこともそうですが、他の取組みもこの理念を充実したレベルで実践していた取り組みは(今思えば)少なかったように感じます。
改めて、新しい社会に向けた市民育成が今後の教育機関の課題であろうと思います。
 

ところで(・・とまた話題は飛びますが)、現在、「地域と情報」という授業を急遽担当することになり、ただいま泣きたい思いで準備などしています。笑
大変ですが、担当することになって勉強せざる得なくなり、おかげで知識も増え、その結果、この科目は、ここまでで述べてきたが人材育成のための授業だと確信するようになりました。
当初は、地域情報化という、現在の情報社会での視点でカリキュラムとして配置した科目でしたが、どうもそういうことではなく、これからのSociety5.0に向けた人材育成にむけた(意図せざる結果でしたが)先進的な授業と捉えた方が良いことに気づきました(特別講義をしてくれている佐藤にとっては当然のことだったのでしょうけど。周囲がそうした頭がまるでなく、情報社会の頭でみているため、内容をかなり誤解している可能性があります)。
また、ローカル科目としての「地域と情報」のペア科目としてグローバル科目に「インターネット論」というのを配置しましたが(こちらは今年は休講)、これもSociety5.0の視点での人材育成に向けた授業として捉えた方が良そうです。
ネットを活用してグローバル事業を展開するGAFAのような企業についての話も重要なのかもしれませんが、本学のように地域を強く志向する学部の場合、ICTを用いた街づくりが世界中でどのように行われているのかを学んだ方が良いのかもしれません。
Society5.0の前身としてスマートシティの取組みが国の内外でグローバルな動きとして進行していています。それらの取組みはオープンデータを活用した市民主導の部分も多くあるようです。
インターネットをフル活用した街づくり(や都市づくり?)の話などは、熊本県にとっても無視できない話でしょうから、そうした視点を持つ人材を社会に送り出していった方がGAFAだけよりは良さそうです。
Socieyt5.0実現に向けたハビタットイノベーションという視点で、ミクロ情報社会学IとIIとしての「地域と情報」と「インターネット論」を構想するのも良いのかもしれません。
オープンガバナンスに挑戦する総合演習とかを組み込んでもいいかもしれません。

今日は読書感想文のようになってしまいました。
非常に固い話で、ゼミ生はここまでたどり着いてないかもしれませんが、たまに良いでしょう。^^;


Soceity5.0の次はセンスメイキングについて読もうと思いましたが、ドイツがアイデアの出発点になっているらしいIndustry4.0について次に勉強しようと思います。
ゼミ生も読書は怠らないように。
卒業生の場合は<新たな>勉強をする機会がなくなっているはずなのでさらに必要です。
 

 


2019年5月17日金曜日

混乱のたまがーる会議と17ゼミ仮完成動画

今日は風が強かったですねぇ。

今朝の健軍川沿いに咲いていた花ですが、きれいでした。


同じく健軍川沿いの桜の木。

今朝、実がなっているのに気づきました。
ソメイヨシノの実は「さくらんぼ」とは違うようで、食べるにはちょっと・・・のようです(残念)。


午前中、チーム「たまがーる」のメンバーとタマにゃんYoutuber計画についての打ち合わせをしました。
メンバーは4年(16)荒木、小島、松寺。
まあ、すごい打合せでした。
10時から2時間弱ほど話をしていたのですが、小島による話し合いの破壊工作がすごくて、また松寺は「げな」を広めようと訳の分からない運動を始めるしで、正味の打合せ時間は20分程度しかなかったように思います。
そうした状況に、小島曰く「関係ない話も重要」と、女優は開き直っておりました。
確かにそれはそうです。
私もそれはう思います。
しかしながら、私は5月30日に予定している撮影がひじょ~心配。
リーダーの荒木はしっかりしないと、アクダマ星人「小島」とげな星人「松寺」によってたまがーるは崩壊させられるかもしれません。
リーダーとはほんと大変。笑


たまがーるとの打合せに力を使い果たし、昼休みはぐったりしておりました。
体力が戻り、3限目は17ゼミへ。
今日はガリラボの紹介動画(30秒)の仮完成の日。
3チームの仮完成した動画を視聴し、全員で批評する会です。

仮完成のつもりでみたのですが、想像していた以上に、インパクトのある動画ばかりでした。
よく出来ているものが多いし、そして単純に面白かった。
最近ではいい映像ができていると感じました(前のが記憶にありませんけど。笑)
観て、誰もが思うでしょう。
果たして、これはいったいどんな研究室なんだ、と。笑


来週は今日の批評を踏まえ修正した動画とそのメイキングの発表となります。
楽しみです。
 


2019年5月16日木曜日

「終身雇用難しい」という話題

先日(5/13)のトヨタの社長さんの発言には驚きました。
日本自動車工業会の会長としての発言だったようです。
直接的な関係はないと思いますが、経団連の就活ルール撤廃に続く驚きでした。


ネットでも随分と色々な意見が出ているようで、ある記事によれば
 ボロカスに叩かれている
ようです。(参照⇒https://diamond.jp/articles/-/202493
参照した記事によれば、批判の声としては、
 「役員報酬を1⼈平均2億も払えるのなら社員を⼤事にしろ」
 「トヨタがそんなことを⾔い出したら、もう誰も働きたくなくなる」
 「こんなことを軽々しく⾔う会社には、もう優秀な新卒がこないだろ」
といったようなことらしいです。なお、この記事では、3番目の意見に対し、
 「安定」を求めてトヨタを目指す若者を「優秀」と呼んでいいかは甚だ疑問ではあるが、
と突っ込みがありますが、この終身雇用の支持者は若者で、しかも2007年ごろからそうした雇用形態を支持する若者が急激に伸びているそうです。
つまり、「終身雇用」は若者の強いあこがれになってきていると言えるわけです。
その強いあこがれを先日の発言は壊してしまったというわけで、だったらやはり怒る人も出てくるでしょう。

上記記事はデータを見ながら冷静に状況を記載していますが、現実問題として現時点で終身雇用とは実体は薄くなっていて、現在は単なるスローガンでしかなく、それがまだ実体として存在しているかのように錯覚してしまっているのではないかと、そんなことが書かれています。
一度入ってからそのままずっと定年まで同じ会社にいるというのは実はそこまで多くないようです。私も、最初の働き始めたところから、いわば転職しましたので、終身雇用を自ら拒否した形で、私のような人が、民間でも随分と多いのではないでしょうか。
 
4年生の多くは現時点でまだ就活の真っ最中ですが、現在そしてこれからの労働環境は、就活ルール廃止は終身雇用は難しいという言葉に象徴されるように、従来のイメージとは総体として異なっていくはずです。
変化のない時代はないわけですが、そうした変化を受け止めるだけの力を大学では身につけていくべきしょう。
「どんな色にも染まります」で昔はよかった(はず)ですけれど、今は「私はこういう色を持っていて、さらにそれを強い色にしていくこともできる」ということがきちんと言えるようになってないといけないようです。

人材の育成に関し、昔と比べると、大学の果たす役割はほんと重要になってきている。
昨今の産業界の様子を見ていると、ほんとそう感じます。
 

今日は夜の院ゼミが終わった後、M1の2人(塘添と福嶋)とで飲み会にいきましたが、なんと、写真を撮り忘れました。
私としたことが、一生の不覚でした。涙
次に行くときは忘れないようにしたいと思います。m(_ _)m


<追加>
午前中、朝日新聞デジタルから次のメールが届きました。
いつもはすぐに削除していますが、「ふだん読まない記事を読んでみませんか?」というのに目が留まりました。
ほー、あなたにおススメの記事ではないんですね。
新鮮でした。
そして、私が読んでいる記事の履歴を分かっているのだという事実を再確認しました。orz


色々あって最近ほとんど本を読めてなかったけれど、今日は朝からずっと読書をしていて、ようやく「Society5.0」を読了。サイバー空間とフィジカル空間の融合によるイノベーションという今後の社会の方向性をあやふやながらもとりあえずインプットできた。
次はこうしたデータ至上主義という理系色の強い知のあり方を批判的に捉えているらしい「センスメイキング」なる人文学的な知についての本を読んでみたい。