2015年4月30日木曜日

涙ぐましい

次はネットで見つけたものです。いい写真を撮るのは大変ですねぇ。

涙ぐましい努力が要求されます。

そうやって苦労して撮ってる人がいるから、素晴らしい写真に私たちは出会えるわけです。

写真は、自然な人間の視点からすると全てフィクションに近い。
フィクションであるから、それなりの人工的な工夫が必要になるわけです。
そうした工夫がなされていない写真、映像は、非常につまらない。



さて、写真を見てどうだったでしょうか。
カメラマンたちの涙ぐましい努力が見て取れたかと思います。
ただし、ガリラボのゼミ生であれば、へーとか、ほーとか、上の写真を見て、
「カメラマンは大変だ」とただ喜んだり、感心したりしているだけではダメですよ。
 
さらに踏み込み・・・・
こうした写真自体は、どうやって撮られているのだろうか。
そしてその意図は?とか、表現にこだわるガリラボのゼミ生であれば、そこにまで
踏み込んで考えるべきです。
何ごとも、ただ受け身で見ているだけで表現のチカラはついていくことはありませんので。

演習問題として、上記写真をどうやって撮っているのか、どうしてこうした写真を
撮ろうと思ったのか、このカメラマン自体の思考を辿ってみるといいかもしれません。
 

 

2015年4月29日水曜日

ガリボイス4月優秀者

休日の今日、大学は授業日。朝、出てきてふと目を外に向けると、駐車場の
木々の緑が非常に眩しく、ついカメラに収めてしまいました。

この季節の緑には、毎年、強力な躍動感を感じます。

そのまま目を室内に戻すと、目に入ったのがゼミ新聞部の22号完成に
向けた工程管理表。こう書いてあると、やらないわけにはいけませんね。笑
締切に遅れることなくみんなやってくれるでしょう。

なお、ゼミ新聞部が募集している川柳コンテストについては昨日、卒業生にも
メールで依頼しました。3月に卒業したOG(11)上田から返信がありました。
一部だけ紹介したいと思います。
  私はおかげさまで毎日元気に過ごしています。
  毎朝5:00頃には起床しては、相変わらずお弁当作って出勤しています。
   (略)
  先生にノー残業dayが出来たようで、安心しています。
   (略)
  先生に学生の頃と違う顔をお見せできる頃にゼミ室に伺います。
   (略)
頑張っているようです。社会人1年生の11ゼミ生は、上田以外もきっと頑張って
いるのだと思います。社会人になった顔をいつか見せに来てほしいですね。
 
さらに室内に目を向ける目に入ったのがシクラメン。いつもは廊下ですが、今日は
室内に入れておきました。
少し枯れてきていますが、まだまだ綺麗です。

 
今日は授業日ゆえ夕方には、3年(13)ゼミがありました。作業日でしたが、最後に
4月にみんなで書いたガリボイスのゼミ内投票結果が3年(13)時松から発表され
ました。
その結果、投票1位の最優秀賞は3年(13)瀧下で、時松手製の賞状が私から
手渡しました。
瀧下は、この春休みの目標を読書にしていたゼミ生です。読書量に書く力も比例
するということかもしれません。
なお、2位は田島、3位は松崎でした。
残念ながら男子学生はゼロでした。次回に期待したいと思います。^^


18時に特任講師となった院OB(08)佐藤が仕事の打合せでやってきて、
それから延々と3時間半。久々に積もる話をたくさんした気がします。

さて、本日は休日でもあったので本部棟には行かず、朝からずっと
研究室におりました。
1日が非常に長い。こんなに色々な仕事を処理できるんだと驚きました。
ノー残業デーを作ったので、これと同じように、ノー本部棟デーも作ろうか
思いました(ただ1日、さぼると膨大な書類が待ち受けることになりますけど・・)。
 
 

2015年4月28日火曜日

(ゼミ新聞からのお知らせ)第3回ガリラボかたらんね「川柳コンテスト」

ゼミ新聞部からのお知らせです。在学生、卒業生みなさん奮って応募してください。

------
みなさんこんにちは\(^o^)/ 津曲ゼミ新聞部3年(13)上田です♪
6月発行の22号に掲載する第3回ガリラボかたらんねについてお知らせです♪
今回開催するのは、、、
  『川柳コンテスト〜今年の、どうでした?〜
です*+.\(^o^)/.:+
詳しい情報は次のポスター及びその下のお知らせをご覧ください。

第3回ガリラボかたらんね「川柳コンテスト」募集


今回開催する「川柳コンテスト」はテーマを
  今年の春、どうでした?
としました。
川柳で今年の春を振り返ってみましょう♪
テーマの通り、今年の春にみなさん自身に起きた出来事や身のまわりで起きた出来事に
ついて、ガリラボ生らしい感覚を発揮して、川柳で詠んでみてください♪
今年の春に起きた出来事であればOKです\(^o^)/
生活の中での発見・バイトのぼやき・失敗談などなど・・・

【応募内容】
①川柳(5・7・5)
②応募者名
③川柳のエピソード(200〜300字)
④自分の顔写真
【応募方法】
応募内容の①〜④を garilabnews@gmail.com までお送りください。
【結果発表】
応募作品の中から最優秀賞一名、優秀賞一名、入賞三名を新聞部部員で選考し、第22号の
新聞で発表させていただきます。
なお、最優秀賞者には図書券500円をプレゼントします\(^o^)/
【応募期間】
4月30日(木)〜5月30日(土)
※応募締切5月30日は厳守です!

なお、いきなり川柳を詠めと言われてもなかなか難しいと思うので、私、上田が詠んだ
川柳5つを発表したいと思います\(^o^)/
「春うらら 教授の声が 子守うた」
「春の陽が 二度寝を誘う ああ1限」
「春服を 大量購入 まず痩せろ」
「春来ても いまだに独り身 焦る日々」
「花見より 先に手が出る お弁当」
参考にしてみてください♪
在学生、卒業生から、募集です\(^o^)/
皆さんの個性あふれる575を期待してお待ちしております♪

----------------


追記
昨日、私の机に、3年(13)上田からポスターの試作品と一緒に次の依頼が
おいてありました。いつもながら、丁寧です。




 

2015年4月27日月曜日

あえて騒がしい場所で読書する

鹿児島では著名な薩摩蒸気屋のお土産です。

買ってきたのは就活で鹿児島に戻った4年(12)尾堂。なぜか、写真が90度
回転してます(理由は不明です。縦の写真はいつもこうなるんです・・・)。


その尾堂と4年(12)梅田が並んで読書しています。尾堂は金丸弘美さんの本、
梅田はデザイン思考の本を読んでおります。作業していることの多いガリラボで
こうした並んで読書している姿は非常に珍しい。笑
新鮮でした。もっとも大学生だったら、これが普通! 普通です!
ただし、普通と異なっているところもあります(手前のぼんやりしている吉村のことでは
ありません^^ 吉村は今日は4時起きだったそうです)

それは静かな図書館とかでなく、騒々しいガリラボで読書しているところでしょうか。
実は、この選択は非常に正しい!
その理由は、
 ・未来の教室~講義のない教室「反転授業」ガリラボ通信2013/5/12
の後半部分で詳しく書きました。ゼミ生は全員読んでほしい。
さらに、騒々しい場所でも読書を可能にするプレイフルな状況のことを
 ・プレイフルな状態を作り出すひとつの方法ガリラボ通信2014/4/27
で書きました。ちょうど1年前のこと。これもぜひ参考にしてほしい。

こうしてみると、今年、昨年、そして一昨年と、ほぼ同じ時期に読書のことを書いているようです。
この時期は、そういうことを言わないといけない頃なんでしょうね、きっと。
 

夕方、17:30から2時間半ほど、4年(12)丸野、尾堂、梅田と卒論についての
打合せを行いました。爆笑しながらのミーティングは、アイデアが色々と出て、
今後やっていくことが明確になったように思います。
とりあえず5月30日の花しょうぶ祭りの場でのフィールドワークには、色々な調査を
組込んでいくことになりました。1石3鳥ほどを目指します。
そうした活動のために、まずはみんな、しっかりリサーチをすること。
リサーチは、動きを作り出すためのもの。先人の知恵を活用しましょう。
もっとも、リサーチだけひたすらやっていてはダメですが、ある程度のリサーチは、
新しいことに挑戦する際には不可欠です。
新しいことに挑戦していくためのやり方を、卒論を通して学びましょう。
せっかく卒論をやっていくわけですから。

吉村が帰りがけ、「先日のクイズの解答は?」と質問してきました。
  →経験の牢屋から脱出するガリラボ通信2015/4/19
「あれは数学的思考が問われている」と答えておきました。
方程式を解くとか、計算するとか、そういった数学ではなく、空間についての
抽象数学的な思考があのクイズに向かうには必要です。
経験から脱出するための方法をそのクイズの解答に込めています。
どなたか、わかった方はいますか? (結局、吉村と尾堂には教えました) 
  

2015年4月26日日曜日

ドローンが話題になっている一方で~多様な視点の存在を忘れないこと

天気が良かったので出かけた先のコッコファームのバナナ園に入ってびっくりでした。
オーナー制なんですね。ちなみに、私のバナナではありません。^^;


バナナはさておき、アップルウォッチが一昨日発売され、話題になっています。
非常に気になっているデバイスです。
(携帯を持ち歩かないせいか)スマホにはそこまで興味が湧きませんでしたが、
いつもウェアラブルデバイスとして欠かせないアナログ時計を身につけいる身としては、
それを拡張するアップルウォッチには非常に興味があります。
今後、アップルウォッチはまた私たちの生活に大きな影響を与えていくことになるはず
です。
そう思っているのですが、アップルウォッチどころではないですね、ここ最近のメディアは。
 
今、メディアはドローン一色。
空の産業革命ツールであるドローンがニュースで毎日話題になっています。
4月22日、首相官邸屋上にドローンが落下しているのが発見されたからです。
この事件性についてはおいておき、これだけ毎日報道されると、ドローンのことが一般の
人たちに急速に普及していくでしょうね。
出頭した容疑者は反原発の主張としての行為だったようですが、この事件によって、
ドローンは一気に知名度を獲得したことは間違いありません。
それまで日本人の多くはドローンという言葉を知らない人がほとんどだったでしょうから。
それが1億人ぐらいが知る言葉となった。
今回のことはドローンが一般に普及していく契機となり、それで空の産業革命が一気に
進行していくことになるのかもしれません。
NHK NewsWebより

私がドローンの存在を意識したのは1年前のことでした(ガリラボ通信2014/3/9)。
一目見て、これはガリラボで取り組むテーマだと直感し、それから半年後、ガリラボに
ドローンがやってきました(ガリラボ通信2014/10/4)。
その後、ドローンの可能性について4年(12)田中を代表として12ゼミ生が取り組んだ
のでした(ガリラボ通信2015/1/10)。
やってみると誰でも使えるいいながらもまだややこしい面があることがわかりました。
しかし、今回の事件で知名度を獲得したドローンは、急速に実用化が進んでいき、
安定した利用が可能な日用品へと向かっていくでしょう。
 
そのための実験が開始されているようです。
ドローンウェイターといった実用実験のことを先日知りました。

2kgぐらいまで搭載できるとのことで、料理の運搬は簡単そうです。

映像を見ていると、まだ危なかっしい感じです。
ただしこうしたトライアルを繰り返すことで、ドローンは改良されていくでしょう。
ドローンの改良と同時並行的に、ドローンを使うための周囲の環境も変化していくでしょう。
自動車を利用するために、道路というハード環境と法整備や保険といったソフト環境と
いったインフラが高度に発達していったのと同様です。
ひとつの新しい道具は、その普及に周囲の環境(インフラ)変化を要請します。
道具とそのための環境とがうまく調和していったとき、道具は生活の中に空気のような
存在として定着を始めることになるでしょう。
今、私たちが車を無意識に利用しているように。
道具が日常化した時、その存在に人は無自覚になっていきます。
そうなったとき初めてその道具は実用の域に入り、私たちにとって真に重要な存在に
なったといってよいでしょう。
騒がれているうちは、生活にとってあまり重要なものではありません。
人は、自分にとって重要なものほど認識しなくなる、そんな性質を持っているようです。
今回の事件を通して、インフラ整備(規制、そして標準化等)も進むことになるでしょう。
(まさか、そういうことを進ませたい人たちがいて、そのために今回の騒ぎを仕組んだわけではないでしょうね??
 考えすぎでしょうが)

----

ドローンは、映像として人々に提供しやすく、そして空の産業革命として注目され始めて
いたツールであったこともあり、今回の事件はマスコミで大きく報道されることになりました。
そうした話題に目が引き寄せられている中で、本日熊日新聞の次のコラム(論壇)を読み、
はっとさせられました。
騒ぎの中にいると、目の前の見える部分だけに目が行き、それ以外は不可視になって
しまうことに改めて気付かされたように思います。
ちなみに、私など大学にいる人間にとって現在大きな騒ぎの一つとして地方創成なるものがあります。
地方創成という騒ぎ(熱狂?)の渦中に大学や地域は現在あります。
そうした渦中にどっぷりと浸っていると、その枠組み内の思考へと狭められ、自由な思考を失ってしまいかねない。
そうなったとき、多様な視点の存在は不可視になってしまう。恐ろしい限りです。
多様な視点を意識化しなければ思う次第です。

中島さんは別に興味深いコラム(論壇)も書かれていて、それについては先月の
ガリラボ通信2015/3/22で紹介しました。(ゼミ生には、ぜひこの時の通信も読んでほしい!)
そこでは熱狂の持つ危険性について指摘され、今回同様、ぎくっとさせられました。
本日のコラムそして3月のコラム双方を読むと、やはり、何事も広い視点でものごとを考えて
いかなければならないのだと改めて思わされます。
当然のことなのですが、騒ぎの中に真っ只中にいるとどうしても忘れてしまいます。
学問を生業としている大学であってはそれはまずいですね。
賢くなければならない。
狭い視野のままで、単純な結論を出すのではなく、多様な視点の中で誠実に考えていかないと
いけない。
このことについては「賢くあること」として鷲田さんの話として先日のガリラボ通信2015/4/19
紹介した通りです。
(これも是非読んでほしい。なお、ここで出しているクイズは解けたでしょうか?)

(改めて)どういったものにも、ひとつの視点でなく複数の見方があります。
これって極めて重要なことですが、ひとつの視点しかない人にはそれがわからない。
自分の主張だけでなく、他の視点に自覚的になり、ひとつの視点だけに単純化せず、
広い視野でものごとを捉えていくこと。
これは、「もやいすと」なる人物像のひとつの要素であろうと思っています。
このため、もやいすとシニアの講義で多様な視野の意味を掴ませることを裏テーマとし、
山崎亮さんのコミュティデザインの手法などを勉強してきた中で、平田オリザさんの対話劇を
見た瞬間、そのための訓練手法として良さそうだと直感したのでした。
多様な価値観がぶつかる場をどう表現し、それをどうまとめていくか、もやいすととしての
非常に重要なトレーニングを対話劇をつくるという手法の中に埋め込めそうに思えました。
 
もやい塾の塾生にはそのことを踏まえて講義を設計していってほしいと思っています。
そして、塾生自体が、この設計作業を通して、頭が良いのではなく、鷲田さんがいう意味で
賢くなっていってほしい。
深く、深く考え、あーでもない、こーでもないと色々な方向から考えていってほしい。
その時には効率的な議論など無用です。
5月2日のワークショップでは1日中議論できればと思います。
付き合います。
 

2015年4月25日土曜日

熊本県立大学同窓会/もやい塾への報復

今日は県立大学同窓会「紫苑会」の総会と親睦会があり、親睦会@ホテルキャッスルに
来賓として参加させてもらいました。
120名ほどの卒業生が参加されており、ガリラボの卒業生院OG(10)・OG(06)松尾が
参加していました。4月から新しい職場に入ったわけですが、まだしっかりと研修を
受けているようでした。


担当の37回生(ちなみに総合管理の1期生は46回生)が代表で校歌斉唱中。

華やかな親睦会は20時に同窓会副会長の万歳三唱で閉会となりました。

別件------------------------------------------------
昨日の夜(だったかな?)のことでした。
「先生、空いているでしょう!?」と強い口調のM2(14)吉村。
「5月2日にもやい塾でワークショップをやりますので、参加してください」と
上から目線で命令を受けました。
で、悔しいことに予定が空いているんです。
もやい塾で、もやいすとの講義に向けて色々なシミュレーションを行うとのこと。
いいことです。
議論ばっかりではやっぱりですね。議論したら、具体的に動かないといけません。
さすがはガリラボのゼミ生。それがわかっている。
なので、具体的にやってみようということなのだと思います。
ただ、突然命令されるのも癪に触るので(笑)、今日、もやい塾のメンバーには
私から仕返し(報復?)として突然、平田オリザの「わかりあえないことから
(講談社新書)」を読んでおくよう指示しておきました。
後1週間のことなので、入手できるかどうかも不明なので、ワークショップまでに
読んでおくのは難しいと思いますが、もやいすとシニアに求めていることはこの
本で掴んでもらえればと思います。
最終的に、そのことが、もやい塾のメンバーにとって非常に役立つことになると
信じていますので。
 

2015年4月24日金曜日

もやい塾の勉強会等

もやい塾のメンバーが、打合せや勉強会を開始しました。

午前中はもやい塾デザイン班のミーティング。
目代が大幅遅刻だったようです。
午後は田中チームの勉強会。教材はプレイフルラーニング。
プレイフルに学んでいたんでしょうか? ^^

午後、もやい塾だけでなく、卒論チーム、新聞部、体育委員など色んな
メンバーが打合せや作業などでガリラボは満杯状態でした。

 

昨日、アップしようと思って忘れていました。羽田空港での階段アート。
賑やかさが演出されています。
ただし、階段を利用する人は少なかったですけど・・・
その意味では、このアイデア、Fun Thoeryとは無関係ですね。^^;



追記
大学の歓送迎会があり、今(22:15)にガリラボに戻りました。
ちょっとした手違いで・・・・(携帯の重要性を再確認した夜でした)。
この時間、ガリラボはM2(14)吉村がひとりまだ頑張っておりました。


2015年4月23日木曜日

今日は東京日帰り出張でした

本日は大学評価関係の仕事で朝から東京に向かいました。
学生GPでお世話になった阿蘇くまもと空港にやってきたのは2月以来。
なんだか懐かしさを感じました。


飛び立ってすぐ目に入ってきたのが噴煙。眼下に阿蘇中岳がきれいに見えました。

肉眼でも噴火口をよく観察できました。収まるのはいつになるでしょう。


羽田から市ヶ谷に直行し、会議まで1時間ほど時間があったので、歩いて
15分ほどの靖国神社に生まれて初めていってきました。
神社の鳥居の先に、巨大で近代的なビルの法政大学が見えます。
アンバランスさ感、半端ないものでした。

この日は神社の例大祭とかで、地域の皆さんなのだと思いますが、はっぴ(?)姿の
方がたくさんおられました(年配の方々ばかりでしたけれど)。


大学にいてもガリラボを不在にしていることが多いので、出張してても
そうでなくもてあまり変わらないのですが、出張した時には、M2(14)吉村か
各学年のゼミ長かが様子を報告してくれるのが慣例となっています。
今日は吉村が報告してくれました。
今日は、
 4年(12ゼミ生)
 梅田、尾堂、嶋中、田中、丸野、村上、目代、山田
 3年(13ゼミ生)
 岩坂、上田、多賀、中村、藤村
が作業していたとのこと。
ワイワイ、ガヤガヤと楽しい創造空間になっていたようです。
そういえば昨日のことでした。梅田が次のことを言ってました。
4年になったらなかなか来なくなる、と。
そうなんですよね。単位を取ってしまうと、講義という理由がないので、理由がないときに
大学に来るのは非常に難しい。
ただし、その症状をほおっておくと、大学という知的環境から離れるので悲惨なことになります。
さらに重要なのが、そうなっていることに本人が気づかないという点。
まだ症状の出始めだったからでしょうが、梅田はそのことに気づき、とにかく毎日来ることに
したと言ってました。
 
このことは知的環境に触れるということだけでなく、もうひとつの意味で正しい。
用事があるから来るのでは、来る回数が減り、そうなるとさらに用事が減り、知的刺激とは
無縁になっていきます。
逆なんです←ここ、重要!
用事って、毎日来るから生まれる。
このことの意味、そしてその重要性がわかるでしょうか。
たまにしか来ない人に、重要な用事が発生することはありません。
たまにしか会わないのはお客さんであって、それは一緒に何かをやる仲間とは
なりにくい。
明日も、あさっても来ることがわかっているからこそ、大事なことを任せられる。
信頼感と言って良い。
そうやって用事が生まれていく。
営業とかも用事はなくても毎日出かけること(単純接触の反復)が重要だと言われます。
単純接触が持つ威力はことの外大きいものです。
 


 

2015年4月22日水曜日

玉名市との打合せ/13ゼミ生へのメッセージ

今日は学生GPで連携する玉名市役所のメンバーが打合せにやってこられました。
池本、和田、柿添と、いつもの玉名人(たまなびと)です。

着地型観光を担当するチーム「たまガリ」と6次産業化を担当するチーム「すごろく」の
時間のあったメンバー(4年(12)丸野、尾堂、梅田、村上、嶋中)が集合し、真剣な
打合せが続きました。
着地型観光PR動画についての批評会(いろいろ決まりました)、今後の計画についての
打合せ(5月30日11月23日のFWが決定!)、白亜祭での協力依頼(商品などの提
供が可能とのこと)、もやいすとへの協力依頼(もやいすとジュニアに向けた玉名市につ
いての講義をこの3人の誰かに依頼することで了承、そしてもやいすとシニアがインタ
ビューする地域の方の選定などを決定)等々を行いました。
実のある2時間の打合せであったかと思います。3人の玉名人に感謝。

なお、もやいすとの打合せもあったので、4月から着任した佐藤特任講師にも加わって
もらいました。佐藤特任講師とは、もちろん院OB(08)佐藤のことです。
背後からしっかりとメモを取り、凛々しいですね。


5限目は13ゼミ。誕生日サプライズをした後は、15秒CM作りでみんな頑張ってました。
終了時刻前にまた全員で集まったので、最後に少しだけで私から話をしておきました。
あえて狭い空間であるガリラボを積極的に利用することの意味を
 「そうそう、そういえば・・・」といったやりとりが簡単にできる環境の大事さ
                             (ガリラボ通信2012/10/14
をふまえて簡単に話をしておきました。
多様な他者とのコミュニケーションの機会を増やし、成長のためにガリラボを利用していっ
てほしいと思います。
さらに、上級生は古参者の立場で、新参者の13ゼミ生としっかりとコミュニケーションを
とっていってほしい。
そうすることで、ガリラボ全体での実践のコミュニティがうまく構成され、全員が成長
できるはずですから。

良い環境は自覚的にデザインしていかないと生まれないものです。
12ゼミ、13ゼミで協力して優れたガリラボの環境を作っていきましょう。
 
13ゼミ終了後、18時から始めたM2(14)吉村とのゼミ。
横で3年(13)塚田、飯沼が聞いてましたが、修士論文の構成の仕方、もやいすと
シニアのやり方についての議論など、気付けば3時間ほど議論しておりました。
研究の話を最近殆どやっていなかったので、進行が少し遅め。
3時間の中で、2つの打合せ内容について少しは進んだ気がします。
新しいことを生み出していく、カタチを作っていくというのは、ほんとに膨大な
時間がかかります。
たぶん、横でなんとなく3年生の2人は聞こえていたと思いますが、ガリラボで
作業をやっていることで、すぐにはわからないまでも、門前の小僧としてレベルの
異なる知識に接触することになり、いつの間にか成長を遂げていくものです。
そうした成長を、レイブとウェンガーは「状況に埋め込まれた学習」と呼びました。
 
 

2015年4月21日火曜日

知が発芽する創造空間

キャンパスの桜もすっかりと花は散り、新緑に包まれています。

目を凝らすと、新緑の中、最後までしぶとく頑張っている桜の花を発見。
今年の見納めとなる桜の花だろうと思います。


キャンパス内はあちこちで、新緑と花のコラボを発見できます。
しっかりと見て歩くと、ほんとにきれいなな風景が広がっています。


 
本日は午前中、大学院の講義。
M1(15)有馬、福永、藤本と情報産業についてのテキストを読んでいますが、
非常にわかりやすいながらも、深い内容で、非常に考えさせられるものです。
 
お昼から所用で九州総合通信局に出かけましたが、天気が良く、暑くて車の
クーラーを入れての運転でした。昼間に外に出ることが少ない生活をしてい
ますが、久々に出て、世の中は春がやってきているのを実感しました。
用事を済ませ、急ぎ戻り、14:30から13ゼミ会議。
15秒CMのリーダーも入ってもらっての会議だったので、いつものメンバーに
3年(13)中村が加わり新鮮な感じでした。
なお、途中から中村のサークル活動についての悩み相談会にようになって
いったのも新鮮でした。
 
その後、ガリラボでは・・・・
4年(12)尾堂、丸野、梅田、そしてM2(14)吉村で、私もたまに加わり、壮大な
雑談が延々と行われてました。
結論が出たわけでありませんが、膨大な知識生成が行われているようでした。
知識とはホットな相互作用で生まれる、社会構成的なものであるとの立場を
私はとってりますが、まさにそれを証明しているよう場になっていました。
ここで生成された知が、今後、色々な場面に組込まれていくことでしょう。
その意味で、こうした場は、種を発芽させる苗床とみなせるかと思います。
こうした場には、頭は悪いけれど、賢い男子学生の存在が必要条件です。
そんな逸材がガリラボに揃っている(と思います)。

知を発芽させ、新緑へと導いていく創造的空間は、ほんと心地いい。
 

2015年4月20日月曜日

OG(10)石原とガリラボ国、そして白亜祭へ

先週末、M2(14)吉村と雑談する中で、OG(10)石原の話をしていたのですが、
その石原がひょっこりとやってきました。
最近、(気のせいか)卒業生がやってくる回数が少ない気も、また来てくれても忙し
かったりして、ゆっくり話すこともなかったので、今日は良い時間を過ごせました。
さらに、石原とは、昨年の七夕の日のすれ違いが記憶に強く残っているせいか
ガリラボ通信2014/7/8)、再会の嬉しさはかなりのものでした。^^
(同じ10ゼミ生でも保坂とは、可能であればずっとすれ違っていたい気分です笑)
就職してちょうど1年が過ぎ、少し大人っぽくなっているように感じました。

お土産です。美味しそうなイチゴ大福。新外交差点の近くのよね屋さんの商品らしい
のですが、かなり美味しい大福でした。

全員集合と声をかけたら、一番手はこの人でした。4年(12)尾堂。運がいいですね。
そういう星の下に生まれているのでしょう!笑


ところで、尾堂はガリラボの白亜祭実行委員長です。
午前中、4年(12)丸野と玉名での卒論のことを打合せしている中で(あさって、
玉名市役所の方が打合せに来られるのでその準備です)、話が弾み・・・♪
弾んだ理由は、横で、3年(13)塚田、飯沼、田島が企画会議を行っていたからです。
企画会議のやり方の見本として、話を弾ませてみたのですが、そうしたらなんと、
卒論のことはどっかに飛んでしまい、白亜祭のことが決まってしまいました。
ガリラボのブースは、玉名国として、やってくる人には住民登録をしてもらい、
住民票を発行するとか、そして玉名国への潜入ゲームをやってみるとか・・・・
いわゆる、玉名全体のことを考えるミニチュア(ミクロ・コスモス)として白亜祭の
テーマを考えていくことにしました。

実は、M2(14)吉村とOG(10)石原は10ゼミの副ゼミ長でした。
この2人で、3年の当初、地域通貨をガリラボに普及させたいと私に申し出て
きたことがありました。
きっかけはガリラボ内での雑談でした。ガリラボ内に地域通貨は作ってはどうかという
話題が雑談している中で生まれたのです。
貨幣があるのなら、それは国だろうと短絡的発想で「ガリラボ国」なるものを考えるまでに
至ったのです。その様子を次のエントリーに詳しく書いてあります。
 (1)地域通貨「ガリー」とかどうでしょうガリラボ通信2012/3/22)
 (2)地域通貨の話題がエスカレートしてガリラボ通信2012/3/23
 (3)貨幣「ガリー」とメディアについての話ガリラボ通信2012/5/22
エントリー(1)で地域通貨の話題が出て、それがエスカレートして(2)で国という考え方が
生まれ、そして(3)で吉村、石原が私たちがやりたいと相談があったわけです。
それから2人して地域通貨の勉強、勉強、また勉強、、、、、
勉強につぐ、勉強。その結果、いつしかガリラボ国貨幣「ガリー」の話は消滅していました。笑
少しフォローしておきますと、承知のように、2人ともにその後、ガリラボの中心人物となった
ため、やることがものすごく増えたことが大きな原因かと推測しています。
が、(2)のガリラボ通信2012/3/23で書いている通り、すでに私の中には吉里吉里国
ことが強くイメージとしてありました。
だから、玉名の着地型観光でも「玉名国」というものを提案したのでした。
玉名国は、ガリラボ国の構想がいつしか消滅してしまったことのリベンジだとも思っています。笑
ということで、白亜祭の場でこれを復活させたい。
国という概念を踏まえて、様々なゲーム性豊かな仕掛けを観光をイメージして作り込んで
いきましょう。

かなり燃えてきました。
第5代ガリラボ白亜祭実行委員長は4年(12)尾堂!
後は全て君に託した。
私の想いを見事な形で実現してほしい。

とりあえず、白亜祭の招集会議は5月18日(月)からです。^^
 


 

2015年4月19日日曜日

経験の牢屋から脱出する

日曜朝はいつもの如く情報収集。今日はグループ・ダイナミックスに関する本を読んでました。

午後も雨だろうと思っていたので1日読むつもりでしたが、なんと午後だけ
雨が上がりました(テニス仲間に誰か行いの良い人がいるのでしょう)。
4時間ほどコートにおりました。ただいま、足が棒のようになっています。

さて、グループ・ダイナミックスについて読み、改めて活動理論を学び直し、その過程で
経験という牢屋の問題について考えてしまいました。
経験を深めることは仕事を効率よく処理できていくということですが、しかし
それは下手をすると自分の考えのフレームワークを固め、思考の広がりを失うことに
なっていくことにつながる可能性もあります。

経験から学ぶことは大切です。でもそれでは小さすぎるんです。

これは、前大阪大総長で、現在は京都市立芸術大学学長の鷲田さんが入学式の
式辞で使われていた言葉です(こちら)。
その大学の卒業生でアーティストの方の言葉のようです。
経験の問題は、一昨年、有名になった東京造形大学の学長式辞のメインテーマでも
ありました。そのことについてはガリラボ通信2013/4/14「経験という牢屋」の
スピーチを読んで)で紹介したので記憶にあるゼミ生・卒業生もいるかもしれません。

こうしたことを踏まえ、卒業する11ゼミ生に向け3月、ガリラボのモットー「輝く知性は
行動なしには生まれない」だけど、卒業した後は「輝く知性は読書なしには生まれない
へと変わるんだと話をしておきました。
社会に出た後の経験というものが視野を狭くしていくことを心配してのことでした。
いったん、視野が狭くなると、そのことに気付かなくなる-視野が狭いから。
もっとも、これは学生の時代であってもありることです。バイトなどしていると、それで
成長しているように感じるものですが、それは錯覚です。成長はあまり期待できない。
やはりそれでは狭すぎるのです。
(もっとも、勉強をしないのだったら、バイトぐらいはしておいた方が良いとは思いますが)
ガリラボの皆さんには是非、東京造形大学の学長式辞を読んでほしいと思います。

大学では現在教育改革が行われようとしています。
大学内の人たちは、みな教育問題の専門家と言えば専門家です。
このため、それぞれにそれぞれの主張を持っているのが普通です。
(そうでなかったら多分マズイ)
しかし、その多くは、私を含め、これまで培ってきた経験という牢屋のせいで、狭すぎる
視野で語っていることに気づいていない可能性があります。
大学の教員というのは、オリジナリティを求め、新しさを追求している人種なので、視野の
狭さとは関係なさそうですが、そんなことはなく、オリジナリティは自分の領域内のことであり、
視野はパラダイム論を展開したトーマス・クーンがパズル解きと比ゆ的に表現した「通常科学
の範囲内に限定されています。
大学教員は通常科学というある種の牢屋に閉じ込められていると言ってよい。
パラダイムの転換ほどに強烈なものはないにしても、ある種の改革を進めていくのであれば、
一度、経験から自由にならないといけません。
経験の牢屋から自由になるための方法は、それまでの学びを捨て(アンラーニング)と新たな
学び(ラーニング)に向かっていくことでしょう。
多様な学びによって初めて人は自由な知を手にできる。
思考を1次元上げるだけで、それまでの拘束から大幅に自由になります! 

【クイズ】
金庫内の現金を、金庫には触れずに抜き取ることが可能でしょうか?
なぞなぞではありません。理論的に考えてみてください。

先ほど、近くに置いていた中学生向けに書かれた本をたまたま手にしたら、鷲田さんが
「「賢くある」ということ」という文章を書かれていました。
昔もそうだったのかもしれませんが、今も、こうだからこうだという単純な思考回路の人が
多いと鷲田さんは言われる。
そうした思考ではなく、賢くならなければならないと書かれていました。

 「賢い」というのはつまり「簡単な思考法に逃げない」ということだ。物事の理由は
 簡単にはわからない。それを知り、受け入れようとすることが賢くなる第1歩なのだ。
                 (ちくまプリマーブック「何のために「学ぶ」のか」p.192)
 たいせつなのは、問い続けることにある。(p.198)
 「頭がいい」と「賢い」とはなんの関係もない。じぐざぐにいろいろな補助線を立てて、
 誠実に考え続ける、「賢い人」になってほしいと心から願っている。(p.199)
 
 
グループ・ダイナミックスを私自身が改めて学び、大学の教育改革には経験論を越え、
考える自由を手にするため、この理論を深く理解していく必要性を改めて感じた日曜の
朝でした。
経験の呪縛から抜け出し、自由な発想に向かえるよう、勉強(Study)していきましょう!
 

行ってみたいロケ地ランキング

聖地巡礼という観光のスタイルが定着しています。
アニメが描かれたところに出向くのはブームですが、映画やTV番組のロケ地
巡りはかなり昔から存在していたようい思います。

次の記事が目に留まりました(記事)。
(beランキング)
行ってみたい「映画の旅人」ロケ地 「全身に寅さんを感じたい」

映画のロケ地の人気ランキングです。

二十四の瞳はかなり古い映画ですが、人気は衰えてないのですね。
小豆島自体に魅力があるといういことかもしれません。私も行ってみたい。
記事のタイトルとして「全身に寅さんを感じたい」と素晴らしいコピーが
使われていますが、柴又もまた良さそうです。今でもきっと多くの人が訪れて
いるのでしょう。
広島県尾道市とか10位内に2つもランクインしているのに、残念ながら、
九州はほとんどありません(20位に福江島が入っているぐらい)。
熊本はありません。残念です。
 
脈絡ありませんが、、、、これは天水の風景(ガリラボ通信2014/12/5)。
個人的には非常に大好きな風景です。
なんか、日本の普通の風景とは思えないんですよねぇ。いつ行ってもそう思います。
映画の舞台にでも使われれば、たくさんの観光客がやって来そうですが。。
6次産業化とかも、この風景なども利用すればとも思いますが・・・
全身に天水を感じたい!?
(もちろん、具体的なアイデアは何もなく、単なる妄想として書いてるだけです^^;)



 
 

2015年4月18日土曜日

地方発CMのヒットと現代コミュニケーション環境

今日は午後から熊本地区大学生の総合体育大会の開会式に出席してきました。
昨年も参加して、開会式での熊大の応援部(チアリーディング)の見事さに
驚かされましたが、今年もやはりでした。素晴らしかった。
学長も今年は一緒でした。私と同じ印象を持たれたようでした。
わが大学の学生たちも、あれ以上の切れの良さを出せるといいのですけど。。。
潜在的なパワーを持っているのは確実なので、それを発揮できる場のデザインが
われわれの側に要求されているのだろうと思います。
ただ、なかなか良いアイデアがないままでずるずると・・・・
諦めず、考え続けていこうと思います。
(リーフレットのコピーを見て、おやっと思いました。スラムダンクからワンピースへと
大学生は世代交代したと思っていましたが、まだスラダンが通用するんでしょうか?)


午前中、来週の勉強会の予習をしつつ、さぼってFacebookを見ていたら、 盛岡にある
東山堂という音楽教室が作ったCMの話題が目に留まりました。
CMをYouTubeで視聴。
目の前にスラムダンクの大きなポスターを貼っている自室で、涙腺が崩壊し、ひとり
感動してました。
 
このCM、アジア地域最大の「第18回アジア太平洋広告祭(ADFEST)2015」のフィルム
部門で銀賞を受賞したのだそうです(記事)。
熊本県で言えば、大谷楽器が作ったCMが国際的な賞を獲得したようなもの。
すごいですね。
このCMは250万回以上再生されています。ほんとすごい!!
(比較する意味はあまりないのですが・・・ 熊本県のPR動画「くまもとで、まっている」は12万回再生。
 熊本県が総力を上げた(?)ものですが、東山堂の20分の1しかありません。)


このCM,ほとんど言葉は使われていません。
映像だけで、どうしてここまで人を感動させるのでしょう。
その理由を言語化できると、色々と動画作りに挑戦しているガリラボにとって参考になり
そうですが、よく分かりません。
時間がない。
ガリラボゼミ生の誰かに、理由を言語化してもらうと嬉しい。
映像分析ですね。映像批評、よろしく。^^;

ところで、こうした動画を当たり前のなった社会の潮流の背景には、YouTubeのような無料の
動画投稿サイトの存在があったからですが、それを社会に定着させていったのは、PCから
スマホへと閲覧のデバイスが転換していったことが大きいですね。いつでもどこでも動画を
閲覧できるようになったことが動画を非常に身近なメディアにした。
そしてさらに、大事なことが、私がこのCMにたどり着いたように、SNSの発展が大きな影響を
与えています。
SIPS理論で言う「共感」を拡散させるツールとしてのSNSが果たしている役割が非常に大きい。
現代社会において、SNSがコミュニケーションインフラとなってきたことの影響はほんとに大きい。
私を含む多くの年配世代は、まだあまりそのことを自覚できていないかと思います。
しかし、確実に社会は変化していっている。
いつの時代も社会は変化をしているわけですが、今は双方向のコミュニケーションインフ
ラの激変が社会変化を駆動する要因のひとつであることは間違いないように思います。

ついでに、もうひとつ。
次の映像も東山堂のCM。
今年の2月に公開されたばかりなのにもう22万回再生。「くまもとで、まっている」の2倍。orz
実話のようです。
YouTubeでの投稿者コメント(一部):
 2014年6月
 TOSANDOmusicに ひとりの男性がやってきました
 千葉次郎さん 57歳 職業 内装業
 次郎さんには ひとつの願いがありました
 「4ケ月後の息子の披露宴で、サックスを演奏したい」
 儚くも素敵なキッカケから 音楽と真剣に向き合い続けた4ケ月間
 そして迎えた 結婚披露宴当日
 ゼロから始まった千葉次郎さんの挑戦は はたして…
 このドキュメンタリー映像の制作にあたり、次郎様をはじめ千葉家と松本家ご両家の皆様­、ならびに
 結婚披露宴ご列席の皆様、そして打ち合わせからリハーサルや本番に至るまで­、惜しみないご尽力を
 頂いたファウンテンヒルズ仙台のスタッフの皆様に、心より感謝申­し上げます。

見事な出来!
たまランナーズから生まれたチーム「たまガリ」、チーム「すごろく」のみなさん、
こんな映像のレベルを期待しておりますので。笑

なお、このCMは岩手県で生まれたわけですが、かなり昔に「不便のススメ」として、
岩手県で生まれた新しいメディアのことをガリラボ通信2011/7/31で紹介しました。
周辺に位置し、危機感を持っているところからブレークスルーは生まれるものです。
ガリラボでは今、たくさんの課題(プロジェクト)が動いています。
これまでのものをしっかりとレビューし、研究し、それらを言語化して、再検討して、
これまでの枠をブレークスルーしていってほしいと思っています。
もちろん、私自身も常にそうした態度でいるつもりです。
 

 

2015年4月17日金曜日

もやい塾/卒論チームの活動開始

朝。 雲一つないきれいな空が広がっていました。

桜の季節が終わり、新緑が眩しい時期になってきました。

桜よりも、新緑の方に、どちらかと言えば、心を奪われます。

シクラメンも、もちろん、同様です。少し枯れ始めた花が出始めていますが、
まだまだ綺麗です。

 
昼休み。 もやい塾のメンバーが集まって、今後のことでミーティングでした。

もやいすとシニアについては、多様な視点を取り入れた対話劇的なもので
地域課題について表現することにしました。これについては決定事項。
その制約を踏まえて、インタビュースキル、ファシリテーションスキルを向上させる
方法をもやい塾のメンバーが2チームに分かれて考えていくこととしました。
★田中チーム 4年(12)田中、M1(15)藤本、3年(13)岩坂、多賀

★目代チーム 4年(12)目代、M2(14)吉村、3年(13)塚田、飯沼、松崎
 じゃんけんで何かを決めてたようです。


午後。 4年(12)ゼミでした。

本日の盛りだくさんのメニュー。

冒頭の卒論チームの打合せで、それぞれのチーム名が決まったようです。
チーム「縁(えにし)」 田中・目代
 ・様々な人と関わりながら研究していくので、その関わる人たちとの縁を大事
  にしたいと考えたから。
チーム「カラフル。」 森・坂本・川口・古賀
 ・テーマがバラバラだが、4 人を見たときに「バラバラだな」というイメージで はなく、
    それぞれの個性が出ていて「カラフル」だなと思って欲しいから。
  ・「。」はチームでまとまっていきたいという願いから。
チーム「すごろく」 尾堂・梅田・小田・村上
  ・「すご」いぞ「ろく」次産業の略。
  ・すごろくのように止まらず前に進んでいきたいから。
チーム「たまガリ」 丸野・嶋中・山田
  ・「たま」名国入国「が」か「り」の略。
  ・驚いた時の熊本弁("たまがった")の「たまがり」も含まれている。

チーム外から今日は、河邉が記録係りをやってくれました。

 

夜。 研究、就活についてM2(14)吉村と対話をしていましたら、ひとり落ち込んでおりました。笑

 

追記
午前中、今年度2回目の講義。今年度から教室が大ホールとなりました。
履修に厳しい条件を課したら、少しだけ受講生が減ってるようでした。
中講義室でできる程度になったのですが、中講義室が詰まっており、このまま
大ホールで講義していくことになります。
学生との距離が遠く、やりとりがすぐにできず講義がなかなかやりにくい。。。