2009年11月30日月曜日

MOREの会議にて

今日の昼休みは大学活性化グループを自称する1年生グループMOREの全体会議がありました。
全体でやるのは初めてだったかもしれません。

1年生が進行しながら、活動の報告をしていきます。

西南学院調査の報告(1年生)

MOREには4年生の松尾に参加してもらっているので、昼休みには松尾に参加してもらって活動について全員に報告してもらいました。
さすがは4年ゼミ長だけあります。
1年生の初々しい報告のあとで、落ち着いた語りの報告をしておりました。


 
 
さて、明日から12月です。卒論レースは最終コーナーに入ります。
 

制約は創造の源泉

以前のブログに隈研吾の「制約は創造の母」ということを書いたことがあります。

不自由さ、不便さこそが創造には必要だということです。

3年生の水俣チームが越小場地区をストップモーションで表現しようとしています。
単純に、写真(ペーパー)を並べながらワンカットづつ撮影していくものと漠然と考えていました。
たぶん誰もその方法のことを疑っていなかったと思います。

ところで、本日夕方のこと。
そのチームが600枚の写真の印刷をコンピュータ室に依頼に行ったとのこと。
常識のレベルを越えているので一応注意しました。
私自身も考えが及んでいなかったのですが、枚数が増加した時にどう対応するのかというのは大問題です。
で、注意しながらも、頭の中は別のことを考え始めました。
600枚の印刷が難しいという「制約」のせいです。

そこで思い当りました。
あのモデルにしている「オオカミとブタ」も実際には紙の写真は使っていないのではないかということです。
実際に多量の写真を並べながら、それをワンカットずつぶれずに撮影していくのは相当なカメラ技術が必要になるはずです。
そこまで思い至ったとき、閃きました。
Photoshopでやればいいんだと。
ワンカットの写真を変化をレイヤの変化に変換すればいいわけです。
極めて単純なことでした。
こんな簡単なことにそれまで思い至りませんでした。
高度なカット写真撮影も不要になります。
そしてこれならばメンバーが並列に作業できて効率は良いし、さらには驚くような場所でのストップモーションも簡単に実現できるはずです。

600枚の印刷が無理という制約から生まれた発想です。
印刷が簡単に許されていたら(自由であったら)、この発想には至らなかったでしょう。

制約は創造の源泉です。
隈研吾はあえて制約(不自由さ)がなければ、自分でそれを探しにいくんだといいます。

現在まだ、卒論の添削で苦しんでいます。
ゼミ生からこれほど大きな制約をもらっていますが、「早く終われ!」と想うばかりで、残念なことに創造には至っていません。

パズル解き

今日はかなりの時間をかけて添削をやっています。
卒論の概要の添削です。

現時点で完成にまでこぎつけたのは8人。
たった8人ですが、いざ添削を始めるとこれがなかなか・・・

相手は、かなり手ごわいんです。
書いていることが大変難解。
難しいパズルを使って挑戦してくるんです、相手は。

数学の問題、特に解析学(微分積分)の分野は解くのが大好きですが、離散数学的なパズルを解くのはあまり得意ではありません。

パズルの裏に隠されている本人の意図を読み解き、その意図を正しく反映させるように文字を並べなおす作業はかなりの集中力が要求されます。
割とならべてくれているジグソーパズルから、わざと私をいじめているかのようなバラバラにしているジグソーパズルまで様々です。

まだ残り5人ほどいます。
パズルでないことを祈るばかりです。(^^)

2009年11月29日日曜日

ふたつのメール

先ほど、4年生に卒論概要のゼミ内提出締め切りを遅れないよう注意を喚起する長いリマインドメールを送りました。
安全に早めに出す人、ぎりぎりまでのおっとりな人、色んなゼミ生をこれまでもたくさん見てきました。
ゼミ内での締め切りの話なので今回はそこまで考えることはないのですが、一般論からすると、次の2つの点で前者の人が優秀です。

優れたものを生みだすことリスクヘッジ

ひとつ目が優れたものを生みだす可能性が高くなるという点です。
ギリギリでは、推敲ができません。
推敲は荒削りなものの完成度を高めるため、ディテールを仕上げるために必須だからです。
ギリギリであることは、ディテールに無頓着であることを証明しているように見えます。
神は細部に宿ります。細部にこだわった作品は人の目を惹きます。
細部を仕上げるには時間をかける必要があります。
優れたものを生みだすのは締め切りよりも早めに一通り完成させるのが大変重要となります。

もうひとつがリスクヘッジ。
締め切りのあるを早めに仕上げておくことは、暫定版でもよいから形があるので、何かの事故があっても提出はできます。
優れた人というのは重要な決断をしません。
というか、重要な決断をしないでよいよう先回りして、リスクが生まれないように行動しているのです。
優秀な人ほど土壇場という状態を生みだすことがなく、そのためにドタバタすることがありません。
ドタバタすることがないので目立たず陰に隠れてしまいがちですが、そうではなく、日常的にち密に物事を捉えている優れた人だとぼくは思います。

さて、4年生への長いメールには今夜は徹夜して頑張るよう書いて送ったのですが、最後に、今夜は「坂の上の雲」があるからそれは見た方がいいかもしれませんよと追伸しておきました。

そんなことを書いた4年生へのメールの直後、夕方17時頃、ある1年生から1行だけのメールが届きました。文面は、

  先生、本日20:00からNHKで「坂の上の雲」がありますよ!

でした。ゼミ生ではない1年生からのものです。
私が忘れないようにとの気の利いたリマインダーメールに、大きな感激をもらいました。感謝。

Web3.0の時代

大学は今日は推薦入試でしたが、私は担当でなかったので「インフォコモンズ(情報共有圏)」という本を読んで過ごしていました(なお入試の担当を外れたのは能力不足とか、信用がないとかという理由ではありませんよ。念のために)

マスメディアなどの情報に関する強者が一般市民に向けて発信していたのがWeb1.0時代。
この時代、主従関係が明瞭でした。
私発信する人、私閲覧する人、そんな感じでしょうか。

そして、ブログやSNSなどで強者と弱者が入り混じり、サイバー空間がフラットになったのがWeb2.0時代です。
今現在はこの時代ですね。
読者数ほぼ10人程度(たぶん)と言う極めて少人数に向けたガリラボ通信を発行している私などはもちろんWeb2.0時代をそのまま生きているわけです。

Web2.0時代が進展し、膨大な発信者が生まれた結果サイバー空間が無構造化してしまい、その結果、検索しても何もでてこないという事態が進みつつあります。
検索の達人だとまあそれでも大丈夫でしょうが、一般の人にとってはこの広大な無構造化してしまった世界はあまりにも自由すぎて不自由になってしまっています。

この構造を失った世界に構造を与え、そこに情報共有圏(インフォコモンズ)を生みだそうとしている試みがWeb3.0ということだそうです。
Amazonが「あなたにお勧めの本」などを紹介してくれますが、誰が紹介してくれているのかよくわからない不気味な協調フィルタリングではなく、自分自身が自分に適合する共同体を見つけ出していくような世界がWeb3.0の世界なのだということです。
mixiのようにリアルな共同体からサイバー空間の共同体を作り上げていくのではなくて、サイバー空間で自分に合う共同体を生みだしていくことようなことも含んでいるようです。

先日、院生の伊藤と一緒に1年生に話を聞いていたら、ケータイなどではすでにそんな共同体の作り方をしているのを聞いて目が点になってしまいました。
物心ついたときからサイバー空間がある人たち(デジタル・ネイティブ)とそうでない人たちはまた違った目で共同体が見えているようです。

こんなことを書いてはみたものの、実は私自身まだほとんど新しい動きについて理解できてはいないのです。
とりあえず、サイバー空間はWeb3.0という新しいレベルに進化をしようとしていることだけはわかりました。
読了後、中身はほとんど忘れてしまいましたが、また変化するのかというワクワク感を得ることはできました。
ガリラボのみなさん、新しい時代を一緒に楽しんでいきましょう。

さて、本日はNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が始まります。
コンピュータもWebも何もない時代の話ですが、近代化の黎明期を駆け抜けた人たちの話です。
情報を生業にしている研究室にいる私ですので、新しい近代のコトバの創造に意欲を燃やした正岡子規に注目したいと思います。

2009年11月28日土曜日

133

さっき見たら、現在、MOREのブログとこのガリラボ通信の記事数が同じ133になってました。

このふたつのブログは、シーソーゲーム状態で記事が投稿されていてなんだか競っているように感じています。
たぶんそう感じているのは間違いなく私だけですが。
なので133だからといって、別にどうでも良いことなのです。

ただまあ固い話ばかり書いているのでたまには無内容なブログもよかろうと思い、MOREのブログを追い越すべく、酔った勢いで書いてみました。
現在、夕食中。
テニス三昧の後、ほろ酔い気分でこれを書いています。

※MOREってどうしてこんな活動的になったのでしょう??  謎です。
 組織の活性化という視点で卒論のテーマにもなりそうな気がします。

サッカーと言語力

今日は朝から先週よりビデオに撮っていた何本かの番組をまとめて見ています。

平日はほとんどTV放送がある時間帯はガリラボにいるので週末が私のTVでの勉強の時間になっています。(^^)

ちなみに自宅はハードディスクレコーダーではありません。DVDでもありません。
VHSテープです。
TVは20年前のものです。
mixiに日記を書きながら、合間にTwitterでつぶやき、さらにはこうやってブログを書きながら、横目で片方の耳で画面の色の怪しいTVを見ています。
ほぼ先端的な情報時代と1/4世紀ぐらい前の情報の時代とが混交した形でわが家の情報処理は行われています。

さて、、、、
何本かの番組のひとつに11月25日に放送されたクローズアップ現代がありました。

この日のテーマは「言語力」でした。
自分の考えを仲間に伝える能力の不足が指摘されていました。
論理展開が不足したままの表現に違和感を感じない人が多いのだと言います。

確かに、ですね。
それを感じないでもありません。

単語レベルの文章のやりとりに終始するケータイの普及や家庭での会話の不足などが原因として挙げられていました。
それにも興味を惹かれましたが、一番興味を惹かれたのはサッカー協会の取り組みでした。
前回のワールドカップでの敗因のひとつとして選手の言語力不足が指摘されているとのこと。

監督が指示を出すことが難しい展開の速いサッカーでは、選手自身が仲間に自分の意思を正確に伝える能力が要求され、言語力が不足している状態では組織的なサッカーは不可能だということです。
当たり前のことですが、これまではなぜかそれが軽視されてきたようです。

実はこの話についてはかなり前に下の本で知っていました。
著者は熊本出身の方です。




この本は、大学院OBの山部さんが大津高校をテーマに修士論文に取り組んだときに読んだものです。
拡張による学習という理論の具体例として読んだものでした。
サッカー協会は、言語力の重要性にいち早く気づき、ジュニア育成ではその強化に取り組んでいます。

このために、国際的舞台で活躍する人材を育成するためのジュニア強化を始めました。
ジュニア育成の拠点としてJFAアカデミーという学校を導入したのですが、最初に作れられたのが、JFAアカデミー福島という学校です。
昨年全国2番目の学校が宇城市にもできましたが、番組では福島の方が紹介されていました。

この日の夜の授業では、
  駅からあるお店まで行く方法をお年寄りに説明するにはどうすればよいか
といった課題がだされ、どうすればうまく説明できるのか、また簡潔に伝えるにはどうすればよいかなどを子どもたちに考えさせる授業が行われていました。

訓練を受けている子どもはインタビューで
  自分のサッカーを他人にわかってもらえたり、逆に人のサッカーも分かるようになった。
と答えていましたが、精神的発達が女子生徒より遅いため必然的に話下手になる可能性の高い男子生徒であり、しかもスポーツ少年ですから口下手であるはずの中学生が、必死でインタビューに答えている姿は大変印象的でした。

中学生の発言を聞きながら、コトバという道具を手に入れたこの少年は間違いく拡張へのステップを踏み出すのだろうと思いながら、同時に山部さんと苦労しながら拡張による学習を勉強していた2年前の面白さが強烈によみがえってきました。

切りがなくななるので思い出話はおいときますが、大学生になったガリラボのみなさんがひとりできる言語力の育成は、本を丁寧に読み、そして日々の出来事でも良いので優れた作者の文体を真似ながら文章を書いていくと良いのではないかと思います。

そして、さらに重要なのが推敲

推敲によって言語力は大幅に増していくはずです。
人が読んで分かるかどうかをチェックするのが推敲という作業です。
推敲作業中、自分の頭は他人の頭になっています。
客観的といいます、そのことを。
それが上手にできたとき、自分の意思を伝える道具としての言葉は機能していくはずです。
卒論に取り組んでいると、これがなかなかできない学生がいるように感じていますが、どうでしょう?
もっとも最初の取り組みだからできなくて当然なんです。
自分の意思を他者に伝える重要性が増す社会人になるわけですから、卒論を書くを通して訓練をしていけばよいでしょう。

ついでに、人に見せることを意識し、ブログとかに挑戦してみてはどうでしょうか。
プライベートなことまで書く必要はありませんが、コンピュータを道具を利用して、自分に内在している力を解放させていくといいかもしれません。
挑戦してみましょう。

山部さんがターゲットにした大津高校サッカー部は今年は県大会の決勝で敗れてしまいました。
全国の上位を狙えるチームだったし、また娘の中学の同級生がキャプテンでもあったので応援していたのですが、残念な結果でした。
 
 

2009年11月27日金曜日

3日ぶりのガリラボにて

今週は出張続きだったため、久々に研究室におります。
私がいるからか、orいないときもそうなのかもしれませんが、研究室はとにかく凄い人でした。
思い出す限り、リストアップしてみます。
(抜けている人がいたらごめんなさい)

8:30       1年生4人(村中、橘、田尻、谷)・・・資料を取りに
9:30-15:00(?) 3年生3人(小田原、平野、門前)・・・矢部チームで作業
           午前中は声の収録の協力者として2年生(宮下、田上)に来てもらっていました。
           午後は別の協力者である2年生(益田、長井)が来ておりました。
10:00-19:00   4年生(中村)・・卒論打合せ。
            16:10からは2年ゼミのTAをしてもらいました。
10:30-17:00(?)  4年生(小出)・・同じく卒論打合せ
12:00-14:30    1年生(木村、橘、田尻)・・・CFの調査・分析作業
13:00-17:00(?)  3年生(興梠、上村、盛下、前田)・・水俣チームの今後の打ち合せ
13:00-14:00    院生(伊藤)・・・修士論文打合せ
13:30-17:00(?)  4年生(田村、藤本)・・・卒論打合せ
14:30-20:00    1年生(谷)・・・MOREの名刺作り
16:10-20:00    院生(佐藤)
17:00-?       1年生(村中)
17:00-20:00    4年生(松尾)
17:00-20:00    1年生(本多)・・InDesignの勉強(?)
20:00-20:30    4年生(広瀬)・・・卒論打合せ

ピーク時は凄まじいほどの人間で狭い研究室が溢れていました。
活気があって良いことだと思います。

本日の打ち合わせで数名の卒論概要が完成しました。
例年になく速いペースではないかと思います。
 


 

上の写真は昨日、西南学院大学に出向いたMOREの1年生よりのガリラボへのお土産です。
私は何も買ってこなかったのに大変気が引けましたが、食べたらかなり美味しいせんべいでした。
現在これをご覧になっている方、早い者勝ちです!
 
そういえば、昨日福岡からのバスではあるゼミの4年生とずっと話しながらの道中でしたが、ガリラボには「お菓子がいっぱいあるそうですね」といったことを言っていました。
4年の藤本から聞いていたとのこと。
確かにそうです。
たくさんのお菓子であふれています。
理由は、こうやって誰か彼かが持ち寄ってくれるからなんです。
 
(突然ですが・・・)社会とは「交換」で生まれます。
社会って、要するに、交換が生み出す仮想です!
  
コトバや貨幣がその交換の代表例ですが、ここガリラボでは、お菓子の交換関係に基づいた社会が生み出されているわけです。
なかなか良い(甘い)社会だと思います。
甘いからといって単にフリーライダー(ただ乗り)でいてはいけません。
フリーライダーでも悪くはないのですが、できれば交換関係の中に入って、ガリラボ社会の成員(メンバー)になった方がたぶんこの社会から受ける恩恵はもっと大きなものになると思います。

情報も同じで与えた人こそが、もっとも情報をもらうことができます。

提供した分だけ、あるいはそれ以上に戻ってくるのです。
交換を基礎にする社会とは、そういったメカニズムが内在しているはずです(たぶん)。
  

2009年11月26日木曜日

MOREのメンバーに同行して

本日は大学活性化グループを自称する1年生グループMOREと一緒に西南学院大学に訪問してきました。
目的は他大学の学生とのインタビューを通して、本学の問題点などを探っていくというものです。
 
ある方が私のmixi日記に「道場破りみたいですね」と書き込まれていました。
ほんと、そんな感じです。
 
朝からいくつかのハプニングに遭遇しながら、アポをとった15分ほど前に西南学院大学には到着できました。



上の写真は到着してすぐの10:15頃のもの。
この大学にやってきて感じたのは、写真を見て分かるように、キャンパス内にあまり学生がいないことです。
ほんとにほとんど人がいませんでした。
みんなどこにいるのでしょう?
そのためか、わが大学と同じような雰囲気を感じました。
 
10:30より西南学院大学のスチューデントアドバイザーをしている4年生5名とインタビュー形式で話をしていきました。
もちろんインタビュアーはMOREのメンバーです。
 
司会進行をMOREの1年生代表が務めながら、まずは自己紹介。
MOREの活動目的も話してました。
 

  
最後はかなり打ち解けて、ざっくばらんなプライベートな話題にまで入り込んで、彼等の大学での生活や考え方まで非常に個人的なことを聞きだすことができました。
出身高校とか、その高校の偏差値、どういった気分で大学に入ったのか、その他いろいろ・・・
そんな背景を踏まえての彼らの語りは非常に興味深いものでした。
  
西南の5人の学生たちの落ち着いた語り、とくにライフ・ヒストリーについての話は感銘を受けました。
同席していた西南学院大学の職員さんも初めて聞くらしく、話に聞き入っておられてように思います。
5人ともよく名前を聞く企業に内定をもらわれている方でしたが、彼等のライフ・ヒストリーを聞いていると、結局は内定という結果は大学時代全体の彼等の生き方の成果そのものだということがよくわかりました。
 
いくつも話をしてくれましたが、共通していることは、この人たちは、自分の行動に意味づけをしていく、そういったことを重要視しているように見えました。
 
いや、大変興味深いインタビューでした。
MOREのメンバーも同様のことを感じたと思います。
 
風の人(よそ者)が来て質問すれば、土の人(土地の人)は語りはじめ、無いものねだりではなく、「あるものさがし」が始まります。
MOREのインタビューで、土の人たちはそれまで一緒にいた就職課の人たちも知らなかったことを語ったわけで、地元学が教えてくれることは、地域に出向かなくても到る所で起きることのようです。
まっ、当たり前のことではありますが、またひとつ賢くなったように思います。
 
すべて終えて、12:00過ぎに西南学院大学を後にしました。
ここでMOREとは別れましたが、彼女らがその後どうしたのかは知りません。(^^)
 


 
追伸
朝7時には県庁前のバス停で高速バスを待っていました。
いやイチョウの落葉が見事でした。
少し踏み荒らされてしまっていましたが、それでも大変見事な風景でした。
この日は、朝から良いものを見ることができ、幸せな気分で福岡に向かいました。
 

 

3日連続出張

3日連続出張の最後の日です。

火曜日は福岡、水曜は天草、そして今日木耀は再度福岡。
ただし、今日の行先は西南学院大学です。

西南学院大学内部のキャリア支援などの状況についてMOREの学生たちによる西南の学生たちへのインタビューを通して探ってくる予定です。

会議のため、夕方にはガリラボに戻ります。

2009年11月25日水曜日

Webの駅に誕生する新しいシステム

この木を見るといつも星の王子様にでてくる幹の部分が複雑に入り組んでいるガジュマルの木の想像してしまいますが、プレートをみるとやっぱり違います。
アコウの名の木だそうです。
天草市有明町の道の駅リップルランドの駐車場のど真ん中に立っている木です。
ガジュマルではありませんが、大変立派な木だといつ見てもそう思います。



さて、今日はWebの駅の関係で天草市役所で会議でした。
往復5時間かけて出向き、1時間半ほどの会議の議長をしてきました。
本日は笑いも出る楽しい会議にすることができました。
うまくいった気がします。
ただし、そのおかげで、Webの駅に誕生する新しいシステムのネーミングをガリラボで考えてくるようにとの宿題をもらってきました。
誕生する新しいシステムは
  ポイント管理システム
  観光ガイドシステム
  生産加工ネットワークシステム
  子育て支援システム
  小・中学校情報共有システム
などです。
ゼミ生のみなさんよろしくお願いします。
詳細は後日連絡します。
楽しいネーミングを考えてください。
よいものには、ご褒美を考えています。
私の口頭でのお礼とかですね。

冬支度の始まり

昨日はお昼から福岡に出かけてきました。
水俣フィールドワークの時も雨でしたが、昨日も雨で、今年はどうしてこんなに雨が多いのでしょうか?

ただし帰りは雨もあがり、気温も温かめになっていましたが、それでも寒くて、季節は完全に秋から冬に変わったようです。

3年の矢部チームは「矢部の秋から冬」を住民のオーラル・ヒストリーにて表現しようとしていましたが、これではその目論見は完全にとん挫ですね。
これから始めるとなると、テーマは「矢部の冬支度」とかになりそうです。

福岡の往復のバスの中で立命館大学のボランティア教育の本を読んでました。
ボランティアの教育ではなく、ボランティア活動を通した教育のことです。
様々なボランティア活動を通して自分達の専門分野のことを学んでいくことを指していて、最近はこういった学習の方法を「サービス・ラーニング」と呼びます。
立命館の事例の中に、矢部でやろうとしていたことをそのまま行っているプロジェクトがありました。
「ふるさと絵図作成プログラム」というもの。
このプログラムのねらいは、
  ボランティア教育の受講者が、特定の地域に出向き、住民の50年以上前の
  生活体験とその中の記憶を聞き取り、それらを数多く集め、記録集や絵図と
  して残すことによって次世代に地域文化を継承していくことを目指す、
ということです。
これを読んで、矢部でやろうとしていたことそのものではないかと思いました。
矢部チームのみなさん、そうですよね!?
違いは、過去なのか、現在の生活なのかという点ぐらいでしょうか。
このため、矢部のチームがやろうとしているのは、この立命館の事例と水俣の村丸ごと博物館を合わせたようなものになるだろうと予想しています。

寒さの到来によってあちこちで冬支度が始まっていることでしょう、きっと。
矢部の冬支度とはどんなものなのでしょう? 
矢部調査チームには、オーラル・ヒストリーとしての矢部の生活誌を採集してほしいと思います。

帰りの福岡天神バスター1Fでも冬支度が始まっていました。
ただし、ここはイルミネーションによる冬支度です。
矢部とはかなり違うでしょうが、これは都会での冬支度に他なりません。
なお、この日、ここでは奈良県のキャンペーンが行われていて、イルミネーションの奥でどなたかが(男性でしたが)歌っておられました。
きれいな歌声に、多くの人が立ち止まって聞き入っておりました。


さて、本日はWebの駅の協議会のために天草市役所に出かけてきます。

2009年11月24日火曜日

カステラ

院生の佐藤君が長崎からお土産を持ってきました。
四角いカステラです。
初めて見ました。
その場にいたゼミ生がパクパクと食べていました。



長崎は龍馬伝で一色だとか。まあ分かります。
私も大変楽しみにしています。

2009年11月23日月曜日

リアルタイム・ウェブについて

Twitter社会論っていう本をさきほど斜め読みしてみました。

自分で使ってはいるものの
  http://twitter.com/ttsumagari
しかし、今ひとつ使用感が得られないままの状態での読書でした。

読了後、やっぱりなんのことやらよくわからないままです。(^^;

ただなんとなく分かったことは、これがリアルタイムな関係を
生成するツールとして機能している、ということぐらいでしょうか。
それだからこの本には、
  新たなリアルタイム・ウェブの潮流
というサブタイトルがつけてあるのでしょうが・・・

新たなリアルタイム性、これがWebとモバイル機器の異なるもの
の組み合わせによって生まれたわけです。
昨日の越小場での冨吉さんの話にも「新しいものって要するに、
あるものの組合せですよね」という話題がでていましたが、Twitter
というのは
  Web+モバイル機器
という演算によって、リアルタイムなメディアとして生み出されたものの
ように思えます(違っているかもしれませんが)。
      上の公式(概念操作)に新しい人工物が生み出されていく際の秘密
      が隠されています。
      先日(11月6日)、宇土中の生徒たちに話してあげたことでした。

リアルタイムなメディアという点に立場上非常に興味を注がれる
ところです。

ページランクを使ったGoogleの検索結果は時間性を消去してしまい、
いわば死んだ状態を提示するのに対し、Twitterはタイムライン上に
記事を並べることで、情報が生きている状態を表現しているように見
えます。

時間的に並べる。こんな簡単なことです。
しかし簡単でシンプルであるがゆえに社会に与えるインパクトは大きい
のかもしれません。

どうなっていくのかわかりませんが、とりあえず今後もしばらく続けて
みようと思っています。
今後、この情報社会を生きていくガリラボのみなさん、Twitterのアカ
ウントを取得して、私をフォローしてみてください。
そしてガリラボのゼミ生全員のつぶやきを互いに共有してみませんか。

アカウント取得は、こちらから ⇒ http://twitter.com/
 

水俣越小場地区のフィールドワークを終えて

昨日の悪天気が一変し、本日は大変よい天気になっています。

越小場では冷たい雨の中の活動で大変でしたが、1日経って写真など
眺めながら振り返ってみると、逆にその大変さのために印象が強く残っ
ているように思います。
 
水俣より大学に戻った時です(17:30)

 
調査の最中、裸足の大将「森」は、あの冷たい雨の中を裸足で歩き回り、
調査とはこのようなものなんだと見せつけてくれました。
ものごとにがむしゃらに取り組むときの、野性の精神を思い出させて
くれるようで、私にはたいへん強烈でした。
もっとも、この年齢になって真似をしようとは絶対に思いませんけれども。

さて、本日は朝から、水俣フィールドワークを振り返り、記録の整理作業を
やっています。
その一部は「フォトドキュメント」で紹介していますので、どうぞそちらを
ご覧ください。

2009年11月22日日曜日

雨にも負けず

冷たい雨が降りしきる、水俣市越小場地区にでかけてきました。
村丸ごと生活博物館
すばらしいキャッチコピーです。
ほぼこれに惹かれて出向きました。



写真はこの博物館の学芸員をされている本井さん。
話をいろいろ聞きながら、よくまあこれほど何も無いところを
観光地化できたものだと感服してしまいました。

要するに、結果ではなく、プロセスなんだと思います。
現在、この地区の価値は村丸ごと生活博物館を作ったという
結果ではなく、現在それを生み出している過程にあるように
見えました。
そのプロセスにあることが非常に重要なんだと感じました。

そんなことを考えながら冷たい雨の中、この地域をうろうろとして
いた次第です。



2009年11月21日土曜日

雨の予報

天気予報をつい見てしまいました。

なんと、明日は雨。特に午後は立派な雨になるようです。orz

ガリラボのフィールドワーク初の雨での行動になりそうです。
しかも田舎道。
くつなどグチャグチャになりそうな、そんなことを想像しています。

この逆境、ゼミ生に思考を促すか、あるいは停止させるか。

ガリラボゼミ生の能力が問われることになるでしょう。

雑用肯定論-VFXを操る日本人を例に

2012という映画が話題になっているようですね。
たぶん、私は見ないままに終わると思いますが。。。。


このVFX(ヴィジュアル・エフェクト)を担当して、アカデミー科学技術賞を受賞した
坂口亮(31)さんを特集したクローズアップ現代をたったいま見ていました。
就職の氷河期が現在やってきていますが、坂口さんが卒業するときも同じく、
というか今以上に氷河期の時期でした。
慶応大学の環境情報学部(←わがゼミは密かにここに対抗のしようとしてます。
ProduceXもこの学部のある研究室を意識したものです)の3年のときに大学を休学して、
映像技術を扱う専門学校に入学、その後、インターンとしてロサンゼ
ルスの視覚効果映像制作会社デジタル・ドメイン社に出かけたそうです。

その後、この会社に入社したものの、当初は雑用ばかり。
クローズアップ現代では雑用を否定的に捉えていましたが、たぶんそうでは
ありません。
坂口さんはその雑用があったからこそ、その雑用をうまく利用したからこそ、
そこで徐々に力をつけて いったのだと思いました。
正統的周辺参加による学習過程がうまく機能していったのだと思います。

雑用の意味が、その重要性が理解できるでしょうか?
雑用は負担が少なく、しかし高度な仕事の場に密着できる非常に優れたポジ
ションなのです。
高度な知識や技術にアクセスできる極めて優れたポジションです。
もっともそれでもボンクラであれば、単なる雑用にしかなりません。
しかし、そうでない人にとってはこのポジションは本人も気づかないほどに
自分を成長させていける極めて優れたポジションに変化させることができます。
雑用に参加を表明しそれを活用する人、そうでない人でその後の成長は
大きく変わるように思います。
ガリラボという場でも同じことが起きているように感じます。

さて、坂口さんは、雑用の中で周辺参加を果たしつつ、その当時最も難しかった
水の映像作りを挑戦することに焦点を絞り勉強を開始したとのこと。
この目標設定自体が雑用をしていたから可能であったはず!! (と私は思います)

さて、水の理解には「流体力学」という学問の理解が必須になります。
ナビエ・ストークス方程式という高度な微分方程式を扱う分野ですが、数学が
苦手で文系に進んだ坂口さんですので、中学校の教科書から勉強しなおし、
休日はすべてその勉強にあて、これを3年間ほど続けたとのことでした。

石の上にも3年

とはよく言ったものです。水の表現が得意な人間がいることが徐々に知られ、
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」に抜擢され、それから彼はブレークしていっ
たようです。

この映画で巨大な滝を表現するのに、ナイアガラの滝の映像を3ヶ月に渡って
分析して、そこから滝を構成する部品(要素)のようなものを見つけ出し、この組
合せでリアルな巨大な滝の表現が可能になることを発見したとのことでした。

以上、ハリウッドに渡った一人の青年のキャリア形成の話でした。

目標を掲げて、そこで集中して地道に勉強して、細かい作業を繰り返すことが
成功の大きなポイントのようです。

しかしこれがまた普通の人にはなかなか難しい。
日記だって3年なんてとんでもない、3ヶ月、いや3日ぐらいしか続かないわけですから。

ところで、このガリラボ通信は9月中旬から初めたので、本日で2ヶ月、前身の
研究室ダイアリから数えれば1年2ヶ月ほど継続していることになります。
実はmixiの日記は、飲み会などで年に数回は抜けているものの、もう3年ほど
毎日書き続けています。
Twitterもだいたい毎日書いている気がします。

石の上にも3年を続けているわけです。
われながら頑張っているとは思いますが、しかし、残念なのは高い目標がない、
ということでしょうか。継続だけではダメなようです。
継続だけでは何も生み出さないことを証明するために、今後もせっせと書き続けて
みようかと思います。^^

概要集のフォーマット

昨日、卒論の概要集のフォーマットを決めました。今さらながらでは
ありますが、どこかのゼミではやたらと小さなフォントでアリがうごめく
ようなものを出してくるので、年配者にはよく見えないとの苦情がでた
ことによるものです。^^

2年生のゼミで本当はPhotoshopを教えたかったのですが、涙をのんで、
院生の佐藤と4年の中村に2年生の指導を頼み、私はフォーマットの作成
に集中しました。(^^;

作成したのが以下のふたつ(10ポイントバージョンと9ポイントバージョン)。

 10ポイント


 9ポイント


 
作成後、コース内教員での持ち回り会議を急遽開き、その結果、
 
  10ポイントを推奨するが、無理だったら9ポイントの
  フォーマットでも可
 
というところで合意を得、すべてを2年ゼミの間に終わらることが
できました。

テンプレートとなるWordファイルは情報管理コースのHPにアップしておきました。
4年生のみなさん、概要はこのファイルのページスタイルに合わせて作成して
もらうことになります。
最後の詰めを頑張りましょう。

2009年11月20日金曜日

就職氷河期

新聞の一面トップに大学生の内定率がいわゆる氷河期の
レベルに達していることが報じられました。

現段階で62%程度の内定状況だということです。




崇城大学などは学長が学内に「非常事態宣言」を出したと
報じられています。

2000年が求人倍率0.99という超氷河期。今年は1.64
であったのに関わらず2000年と同程度になっています。

ガリラボは内定率が82%ほどで、図抜けて高い就職率なの
ですが、他の情報のゼミは目を覆うばかりの悲惨な状況でした。
そのために昨日、情報の会議の中で他の先生方に注意を喚起
したばかりでした。
新聞記事のタイミングのよさにびっくりでした。

12月23日は卒論発表会ですが、その日にマイナビ主催で就職
セミナーがグランメッセで開催されます。
異例のことですが、現在の状況を考えて、情報管理コースとしては、
卒論発表会ではなく、3年生はセミナーに出席するよう強く指導する
ことに決めました。
今日にでも情報の先生方にそのように学生につたえてもらう
つもりでいます。

大学全体はもちろんですが、ガリラボの3年生はしっかりとこの厳しい
状況を乗り切っていってほしいと思います。

2009年11月19日木曜日

連歌 on twitter

さきほど、偶然、3人でTwitter上で言葉の連鎖がおきました。

以前に書いたように、この現象に連歌を思い浮かべました。
おーーーー!!!!!、という感じでした。
ひとりでそう感じただけですが。。。 (^^;

仲間が少しいて、リテラシーのある人だったらこのような連鎖は
中毒を引き起こすかもしれません。
平安の世の人にとって、連歌はきっと中毒のようなものだった
のだろうと思われます。

意味不明かもしれませんが、ちょっとした驚きだったのでつい
発信してしまいました。
こういうのを放電コミュニケーションというのかもしれません。

コウロギとスズムシのシナリオ進行中

風邪をひいてしまい凄い形相でやってきた院生の伊藤と朝の一番から
今後の調査の方法について打合せを行い、10時過ぎからは別の院生の
吉本・佐藤と、同じく今後の研究の方向について打合せでした。
システム論的に学校をとらえ、それを制御していくための時定数の小さ
なフィードバックと大きなフィードバックの重ね合わせで最適なコントロー
ルをしていくアイデアだとか、デルファイ法的に学校へのフィードバックを
集約してそれを外部に戻していくそんな方法についても話が展開して
いきました。
私自身はPID制御といった懐かしい話題でしたが、はたしてそれが社会の
問題に適用できるのかといったことは今後の検討に委ねられるでしょう。
修士の研究としてそのあたりの勉強をしっかりとしてもらえればと思います。

固い話がなりましたが、、、、

昼食時には3年のチームリーダーとの打ち合せ、13時には私は会議に
でかけましたが、Webの駅サポート室学生たちの打ち合せを、そして
3年生の水俣調査の担当チーム(上村、植田、興梠)が熱心に準備をして
いました。
地域の方々へのお断り文や地図、それにコウロギやスズムシのアイテムを
丁寧につくっています。
締め切りが近づくとまあ懸命にやるものです。
少し心配してましたが、なんとかなるものですねー
頼もしささえ感じます。
後は、天気が良くなることを祈るのみです。
晴れるよう、みんなで祈りましょう!


ほんとは横なのですが、なぜか写真が縦になってしまいました。
直りません。不思議です。

 
夕方はMOREの1年生二人がやってきてつい長時間話しこんでしまいました。
ガリラボ流雑談により、今後の活動についてのアイデアの生産活動を主な
目的とするものです。
いくつか生まれました。
しかしながら私はすっかり忘れてしまいました。
優秀な二人が覚えていてくれるでしょう。

2009年11月18日水曜日

宇土未来探究講座の電子化作業完了

2009年11月6日(金)にガリラボゼミ生のファシリテーターによるワークショップを
県立宇土中学校で行ったことはこれまでこのブログで何度も書いてきました。  


2時間のワークショップで宇土中学の生徒のみなさんがまとめた成果を
電子化すると約束して帰ってきましたが、4年の中村を中心にした努力
によってその作業を本日終えることができました。
たいへん良い形に仕上がっています。次のサイト

http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~tumagari/workshop/uto-jh/

で閲覧できますので、どうぞ一度訪問してください。

宇土中学校関係のボランティア作業はこれをもってすべて終了しました。
このような場を作って頂いた宇土高校の田代先生、そしてこのワークショッ
プの計画作りからその実践まで献身的に協力してくれたゼミ生たちに、こ
の場を借りてお礼を言いたいと思います。

さて、次はまた別のものに挑戦していきましょう!

卒業アルバム写真

今日、卒業アルバムに使うゼミの集合写真を撮りました。
ガリラボ06ゼミ生たちです(広瀬が東京に行ってて写ってません)。

もうこの季節がやってきているのかと思うと、気持ちが焦り始めます。
06ゼミ生の皆さん、最終コーナーを回りました。
ラストに向けて頑張っていきましょう。

すべてはラストの感動のために(←数年前のプロ野球セリーグのスローガンです)。



そういえば、私が中央に立っている卒業アルバム写真はたぶん初めてです
写真屋さんに無理やり立たされた結果でした。申し訳ない。

ガリラボ通信読者からの手紙

実際は手紙ではなくメールでしたが・・・

ガリラボ通信(携帯版)の読者になってくれているOGから昨晩、
ガリラボ通信ファンより☆」とのタイトルのメールが届きました。
昨日のブログに書いた「カナダからの手紙・・・」の部分を読み、

  ラブレター・フロム・カナダ♪

とつい口ずさんでしまい、その勢いでメールまでしてきたとのこと。
このOGらしいのですが、彼女のメールには、

   最近、ガリラボ携帯版を寝る前にチェックするのが日課になっています。
   ・・・・・
   最近、なにかを読むことが好きになりつつあります!
   難しいことはわかりませんが、わかる部分を楽しませて頂いてます


との記述があり、このブログにもこんな形で読者がいるのかと思うと、
大変感激をしました。
気遣いもたくさん含まれていて、このメールでたくさんの元気をもらいました。
どうもありがとうございました。この場を借りてお礼をいいたいと思います。
期待されるほどの文章にはほど遠いでしょうが、脳が枯れて何もでてこなく
なるまで続けていこうかと思います。(^^)

2009年11月17日火曜日

様々なサービスが次々と生まれているんですねー

Twitterをみていたら、下のようなCMがでてました。


http://blog.goo.ne.jp/info/twitter/index.html

その日のTwitterのつぶやきを、時系列にならべて日記として
まとめてくれるサービスのようです。
その日の行動を自動的に記録してくれるわけですが、どれほど
ユーザーがつくのか不明です。
自動アーカイブ化。
どう展開していくのでしょう。

それにしてもいろいろと新しいサービスがでてくるものです。

3年生がカナダの留学へ

一気に冬になってしまいましたね。
驚きです。
つい最近までクーラーをつけて車を運転していたのですが・・・

特に今日は、松任谷由美の歌のように、冷たい雨が降り続き、
大変寒い1日になりました。

その寒い研究室で、2時限目には4年の松尾とLPP理論の原書を
読み進めておりました。
進行はカタツムリのように遅いのですが、その分、意味について
様々な角度で議論していけるので、これまで以上に理論を深く味
わっています。

お昼はMOREのメンバーとのランチミーティングを研究室で
行い、その終了後、福岡にでかけようと駐車場にでていったら、
そこでなんと3年の浦本と偶然に遭遇。

明日カナダにでかけるのだそうです。
素晴らしい経験をしてくるはずです。

カナダからの手紙を期待したいと思います。

2009年11月16日月曜日

人は生まれながらにして知ることを欲する

立花隆さんが、ある記事にこんなことを書いていました。ゼミのこととは
全く関係ありませんが、紹介しておきたいと思います。

  そもそも「学びたい」というのは人間の本能です。学びたい動物なのです。
  古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは「人間は生まれながらにして知
  ることを欲している」と「形而上学」の冒頭に書いています。人間だけじゃ
  ない。あらゆる生物にとって、「知りたい」は、本能なんです。アメーバだっ
  て自分がいる場所がどんなところかを探るために触手を伸ばし、自分の置
  かれた環境を知ろうとするのです。生きていくということは、自分の周辺
  世界がどういうものなのかを学び続けることなんです。学ぶ意欲がなくなっ
  たら、生物は生きていけなくなるんです。人間の場合、学ぶ意欲がなくなっ
  た人は、死んだも同然の状態にあると言っていいんじゃないですか。
  知れば知るほど謎が増す。だからおもしろい。

  学びの楽しさは、知れば知るほど、まだまだ解明されていないことがある
  ことがわかり、さらにそれを知りたくなることなのだと思います。

知りたい、勉強したいというのは基本的に人間の本能だということです。
そう思います。

帰宅前にふと目にとまったのでメモとして残しておきました。
3年生の今月のガリボイスのテーマは「秋」だったと思います。
耳を窓の方に傾けると、外は雨音がしています。
コウロギとスズムシはもう鳴いていないようです。
秋の終わり、こんな哲学的な記事を読むのも悪いことではないでしょう。


そろそろ帰ります。

驚きのおすそ分け

今、ロックバンドのU2の記事を読んでいたら、なんだかこのバンドって
すごいんですねー。
驚きました。
変化をし続けている。
貧困を撲滅する社会活動に専念しノーベル平和賞の候補に3度もあがったり、
iPodの可能性をいち早く見抜き、大方のミュージシャンが二の足を踏む中で
率先して楽曲を提供したりして現在のiPodの隆盛(=音楽業界の革新)に
貢献したり、さらには最近(10月26日)には
  Youtube, Twitter, Facebook
と組んでツアーを生中継したとのこと。Youtubeのページビューは過去最高を
記録したのだそうです。
なお、このツアーは撮影もOKだったらしく、携帯がキャンドルのようにゆれながら
参加者は写真をとっていたとのことです。ほんと驚きです。
世界的なロックバンドが新しいテクノロジーを恐れずもっとも使いこなしている、
そんな感じですね。

変化し続けているから、第1線に居続けることができる。
U2は、そのことを証明しているように思えます。

さて、この記事にはYahooの元検索事業部長が

  5・7・5になれている日本人にはTwitterのような文字数制限の
  あるサービスは合う

と発言されたとのことが書いてありました。これを読んで、なるほどと感心をして
しまいました。
俳句的、短歌的、そして連歌のように使えばよいわけですねー。
平安の時代を蘇らせるテクノロジーなのかもしれません、Twitterは。

ついでに、今しがたある方のTwitterでのつぶやきに、

  アーキテクチャで、できないことをできなくして、それ意外は完全に自由
  になるんですよ

というのがでてました。ちょうど昨日、院生の研究の絡みで、アーキテクチャの本を
読んでいた私には、このつぶやきに痛く感動を覚えました。
(※アーキテクチャとはわたしたちの行動を制限するもののことです)

朝から少し驚きをもらったので、お裾わけにとすこし長くつぶやいてみました。(^^)

鍋合戦 秋の陣

2009年10月26日のブログ(Click!)で「地元学をはじめよう」という本の紹介を
しましたが、 この本に地域の活性化の事例として宮崎の「鍋合戦」が紹介され
ています。

たまたま宮崎日日新聞のサイトをみていたら見つけたのですが、昨日
その「秋の陣」があったようです。

鍋合戦の新聞記事

楽しい企画ですねー

鍋合戦はないと思いますが、私たちは水俣の食巡りを楽しんできましょう!!

2009年11月15日日曜日

コウロキちゃんとスズムシくん

タイトルを見て何のことかと思われたでしょうが、これは3年のゼミ生を
主体にして今度出向く水俣でやろうと考えている企画のタイトルです。
少し前のブログでも漠然とした状態で企画のことを書きました。
要するに、「オオカミとブタ」のStop motionスタイルを真似て、場所の
表現に挑戦 しようというものです。

タイトルの「コウロキちゃんとスズムシくん」は、3年の興梠が旅先で
お店のおじさんに「えーと鈴虫さんだったっけ?」と言われたということを
ずいぶん前に聞いたことがあり、そのことをふと思い出してこれでいこう
かとなりました。

コウロキちゃんはもちろん興梠が担当することになるでしょうが、一方、
スズムシくんの方といえば・・・・
それまで何も気づきませんでしたが、誰が担当するかという段階になって、
あることにふと気づき思わず笑ってしまいました。
スズムシは植田が担当します。
良いコンビになるでしょう。

興梠の旅のエピソードから、タイトルが先に決まっていたので、植田の
存在の偶然さに、私と興梠と植田の3人は爆笑してしまいました。

水俣での活動の企画内容は明日のゼミで発表されるはずです。
このブログでも内容をお知らせしたいと思います。
どんな企画が出てくるか楽しみです。

作成作業は下手をすると途方も無いほど大変になるでしょうが、
水俣のその地区で使ってもらえるような優れた作品に仕上げて
もらいたいと思います。

2009年11月14日土曜日

卒論概要の添削

朝からずっと卒論の概要の添削をしています。

昼食時間を除いて、6時ぐらいからずっとやっています。
ここまでで8名の4年生の概要の添削を終え、メールで送り返しました。v(^^)

大変ですが、しかし例年ほどの大変さではありません。
9月26日の地元情報学会で全員曲がりなりにも概要を完成させていた
ということが大きかったようです。
意味不明な概要はひとつもありませんでした。
例年だと日本語が意味不明なものが多いのですが、今回はそうでは
なかった。
でなければこんなに早く添削が進むことはありません。
例年、私の思考能力が問われるほどのパズル的、アクロバティックな
日本語が勢ぞろいするので大変でしたが、今回はみな論理的でした。
さほど私の脳に負担はかかりませんでした。


大学は今日は白亜祭の日です。
良い天気になってよかった。

しかし、私の添削作業はまだまだ続きます。

2009年11月13日金曜日

宇土中ワークショップの電子化作業進行中

宇土中のワークショップの際に80名の生徒から生み出された概念
ツリーの電子化作業がガリラボのSE(?)たちの手で夜を徹して進め
られています。
二人ともそれぞれ修士論文、卒業論文を気にしながらも、ボランティ
アで作業してくれています。
感謝。m(_ _)m



InDesgin CS4の機能を学びながらの手探りの作業ですが、来週には
公開できる予定です。
面白い構成になっています。お楽しみに。
 

宇土中ワークショップの大学HPでの公開

先週末(11月6日)の宇土中学校でのワークショップ「タイケンを
コトバにしてまとめよう
」の様子が大学ホームページでお知らせ
コーナーで紹介されました。

次のサイトで公開されていますので、どうぞご覧ください。
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/site2006/php/news/info.php?no=911


(ホームページ紹介記事の一部) 

2009年11月12日木曜日

ユビキタス井戸端会議

mixiの持つ社会化作用をターゲットに研究を進めようとしている院生と
午前中ゼミをやっていました。
その中でTwitterについて話が展開していきました。
Twitterとはショートメッセージを発信するツールですが、mixi同様にコミュ
ニティを生成していくコミュニティウェアという見方もできます。
非同期でありながら、時に同期的になりえるコミュニケーションツールと
して機能しながら、フォロワーという形でコミュニティ形成機能を持っている
のです。

この特徴からすると、mixiとは異なった時定数の時間制御が可能なコミュニ
ティツールのように見えます。
いやはや、世の中、色々と出てくるものです。

そんなことを午前中に話していたら、夕方になってあるゼミ生が、mixiと
Twitterの話をしていました。
大学でおきたある事件に関して、mixiとTwitterで情報が駆け巡り、その
情報を総合することでおおよそのことがわかったというのです。
それを聞き、これは現在のメディアよりもはるかに強力ではないかと
改めて思いました。
恐ろしいほどにリアルタイムなメディアが誕生して、すでに稼働している。
 
ユーザー・ジェネレーティッド・リアルタイムメディア(user-generated
realtime media)とでも呼べるかもしれません。

自分の周囲の情報行動によってリアルタイムに今生起している情報を
獲得していくメディア環境に学生たちはいるのだという ことを改めて
実感しました。
若い世代においては、井戸端会議のユビキタス化が着実に進行して
いるようです。

ガリラボはどのように見えている?

秋が深まってきました。 大学は今週末は学園祭(白亜祭)です。



さて、今日のガリラボは午前中は院生とのゼミでした。
午後になってWebの駅学生サポート室の面々がやってきて
打合せをこなしていました。
また3年の水俣調査チームがでてきて、実施内容についての
詰めの打合せをやっていました。
Stop motionに挑戦するので、その打ち合わせだったのでしょう。
頑張ってほしいと思います。

なお、サポート室の打ち合わせの途中、3年の冨田が山鹿で何やら
イベントあるらしいが、ガリラボはそんな企画もやっているんだろうか
ら、手伝ってくれといった話がでているとのこと。
う~~ん・・・
ガリラボは世間の人にどういった風に見られているのでしょうか???


補足
ガリラボを舞台に開催されている私塾「ノットワーキング塾」のメンバーが地元
情報学会のブログに水俣調査についてこんなコメントを書いてもらっています。
抜粋して引用しておきますので、調査に出向くゼミ生は参考にしてください。

ガリラボと当塾メンバーは、11月22日(日)に水俣市の村ごと生活博物館に研修旅行を行う。
塾では、そのときの流れをおさらい。何を研修するのかについて話し合った。H氏から、上勝町
での「気づき」の提案があった。その気づきは、町にゴミが落ちているか、地域活性のための
「装置」があるのかの2点であった。町が活性化すれば、そこに住む人は「自分の住んでいる町を
よりよく見せたい」という願望を持つだろう。そのために、常に自分の住む地域を見るようになる。
その表れが「町の美化」だというのである。たしかに、ゴミ拾いという行動は、まちを見るという行
動に他ならない。しかし、単にゴミを拾うという行動では、まちを見るという行動にはつながらない
のではないか。その見るポイントが必要ということになった。また、地域活性の「装置」であるが、
これは上勝町がICTを導入することで、装置を作ったわけであるが、なにかしらの情報や知識の
装置が地域活性化には必要ではないかというのが最近の本塾の流れである。
http://jimotation.blogspot.com/2009/11/1111.htmlより引用)

2009年11月11日水曜日

今日はKW塾の日

午前中は院生と正統的周辺参加論についてのゼミ。
肉屋の徒弟制を例に学習の共同体がうまく作動しない状況について輪読しましたが、
昨日、雑談のことを書いたせいか、雑談続きであまり進みませんでした。
反省しつつ、お昼には3年ゼミのチームリーダーを集めての打合せ会議。
それぞれのチーム(水俣、矢部、県立大学調査チーム)ともに面白いアイデアが
出るようになり、成果が楽しみになってきました。
3年生とのランチミーティングを終えたのちは、体育館でバドミントン。
先週約束した4年生とMOREの1年生と一緒に汗を流してきました。
  バドミントンは久しぶりでしたが、皆をなぎ倒そうと張り切りすぎ、テニスで痛めている
  肘を少し悪化させてしまいました。こういうのを年寄りの冷や水というのでしょう、きっと。

バドミントン後は、14:30より3年の水俣チームとの打合せを継続させました。
何をテーマにやるか、一番の課題でしたが、雑談交じりの打ち合わせの結果、
Youtube上で有名になった「オオカミとブタ」のような形で水俣市越古場地区を
表現してみようかと面白い視点が見つかりました。

  オオカミとブタ: http://www.youtube.com/watch?v=rmkLlVzUBn4
   (この映像がつくられたところは福岡であることに今日気づきました。那珂川と西鉄電車がでてきます。)

表現内容についての具体案は水俣チームで考えていきます。
もし本当にこれをやるとなるとちょっと大変な調査活動になりそうです。(^^)

さて、今日は19時より、ノットワーキング(KW)塾です。
近隣の自治体職員さんたちが自主的に集まっての勉強会で、地元情報学会の
設立母胎となった「私塾」です。
先月は開催されなかったので、約2か月ぶりになりますが、今後の活動について
色々と話をしていくことになると思います。

2009年11月10日火曜日

無駄話からすべてが生まれる!

BRUTUS 2009/11/15号を3年の冨田が買ってきて、研究室に
おいてくれています。
初めてこの雑誌を読みました。
その中に糸井重里の事務所の様子が書いてあり、読んでみたところ、
きわめて興味 深いものでした。

ガリラボとまったく同じことをやっているんです!!
雑談を創造のためのツールとして使いこなしている、そんな 感じです。
ガリラボとまったく同じです。
実際、私自身が前回のゼミ新聞(5号)に「雑談のススメ」なるコラムを
書いたばかりでした。
いつも次なるアイデアはゼミ生との脱線に継ぐ脱線、笑いの中から生ま
れていると私は思っています。

無駄話からすべては生まれる、のです! (←8割ぐらい真実でしょう、きっと)



ついでに、、、
糸井さん自身は雑談の意味を次のように書いていました。
まったくその通りだと私も思います。



糸井事務所に負けないよう、ガリラボでは今後も雑談に花を咲かせたいと
思っています。
ガリラボ生のみなさん、楽しい雑談できるような豊富な話題を持ってきてください。
待ってます。

2009年11月9日月曜日

週明けの研究室

週明けの研究室は数多くのゼミ生がやってきました。

人が人を呼んでいるのではないかと思うほどです。
第1陣は8:30。1年生のMOREの学生たちです。
文学部の3人と総合管理の5人。
これに4年松尾が加わり、午前中、今後の活動の話を
しておりました。
お昼には別の1年生が集合してのランチミーティング。
ここでも別の活動の打ち合わせが練られています。
午後になると1年生から3年生へと研究室の顔ぶれが
変わります。
夕方になり3・4年生が混在している状況となり、それぞれ
作業をしておりました。
さらに3年生が一通り引き揚げた後に、1年生がやってきて
それが先ほど帰宅していきました。
今日は、途中、事務局の方が数人やってきて騒がしい研究室
内で打合せをしながら、結局、本日もほとんど机につかずに終
わった気がします。

夕方の3年生のゼミは水俣調査チームによる地元学についての
発表でした。
それを聞きながら、いよいよ水俣調査が近づいてきたとの感覚を
強く持ちました。
せっかくの機会なので、しっかりと勉強した成果を出してほしいと
思います。
参加予定の皆さん、がんばりましょう!

午後の空き時間を狙って宇土中の生徒たちの作った概念ツリーの
電子化の方法を4年中村・松尾と打合せ。2通りの表現方法でやる
ことになり、今週中には決着をつけることになりました。
中村は黙々とスキャナーを使い、今日中にカードのJPEG化を終えて
帰宅していきました。ご苦労様でした。
 

2009年11月8日日曜日

概念ツリーの電子化へ

先日の宇土中学での授業を終え、生徒達がつくった体験をまとめた
大量のカードを持ち帰っています。

概念の上下関係を表すこのカードで、ツリー状の知識構造を表しています。
上位-下位よりなるこの構造を電子化してWeb上におくことを約束して帰
ってきました。

どういった表現形態にするか思案中ですが、さしあたりはInDesignによる
電子ブック形式が思い浮かびます。
InDesign CS4を入手してからガリラボでは電子ブック形式が一種の流行に
なっている感がありますが、その流れに乗って、InDesignによる電子ブック
形式の第1号として、それによるサイトデザインの見本としてこれをやってみ
ようと思います。
この作業に従事するのはもちろん4年の中村です。それに松尾も一緒に作業
に加わってもらうことにしました。
二人に本日連絡したところ、すぐに了解し、私の意図を理解した上でさらにひと
つの提案までしてくれています。
こういうのを「1を聞いて10を知る」というのでしょうで、こんな反応は大変愉快な
気分にさせてくれます。

月曜日から作業が始まります。

3年生にはかなり参考になるかと思います。
  

2009年11月7日土曜日

県立宇土中学校での授業

これまでのブログにも何度か書いていましたが、今年新設された県立宇土中学校の
総合的な学習「宇土未来探究講座」の講師として昨日(11月6日(金))行ってきました。
この講座は、中学校3年間という長期的視点にたって子どもたちに豊かな感性と探究
心を育む目的で考案されたものです。

壮大な理念とその内容の豊富さに、私などが参加するのはちょっと気後れしましたが、
学生の協力を得ることを念頭において依頼を受諾しました。
この日の授業はワークショップ形式で、

   タイケンをコトバにしてまとめよう
   ~ 知識の整理(分類)の先にあるもの~

というタイトルの授業を展開してきました。要するに体験を内面に固定化する言語化
作業とその体系によって概念地図をつくることで、体験が意味づけられていくことを
わかってもらうことを目指していました。
数学的には頭の知識構造が知識を単に持っているという離散的な位相構造から知識の
獲得と整理によって概念の演算を可能にしていく距離空間に発展するということなのですが、
そのことをできるだけ直感的にわかってもらおうと計画した授業です。

中1の生徒たちが菊池市での農業体験を部品としての言語化、そしてそれを抽象概念化、
さらにそれを説明カードして記録していく(下)。そういった体験の整理の仕方をしていきました。

総勢80名を10名づつ8班に分けて、それぞれにファシリテーターとして学生(4名)と
宇土中の先生(4名)をつけて作業が始まりました。

13:35開始。
チーム「ただっち」


チーム「めぐ」


チーム「あっきー」


チーム「みほどん」


トラブル発生時のスペシャルサポーター「吉本さん」
 
付箋紙への言語化作業(部品作り)、それに対する第1段階の分類とカード化、
さらに第2段階の分類とカード化、最後にそれを概念ツリーとして描くというかなり
ハードな作業量を必要とするワークショップとなりました。
概念ツリーを描くのに意外に手間取ってしまったのは計算違いでしたが、それ以外は
ファシリテーターのみなさんの頑張りがあっても割合すんなりといけました。
15:25終了
 
概念ツリーが完成できずちょっと残念でしたが、それは後日教室で完成させてくれる
ことを祈り、宇土中を引き上げてきました。
それにしても2時間、休憩時間を設けていても誰も休憩することも無く熱心に作業に取り
組んでいる子どもたちには驚かされました。
集中力が高く、今後大いに伸びていくことを予感させるものだったように思います。
 
大学に戻った後、私はそのまま2年生の授業にでかけましたが、学生たちは研究室で
早速反省会を開き、問題点をリストアップ(言語化)していたようです。これにも驚きました。
プラスαを自主的にできることは大変すばらしく、どうしてこれほどまでに成長したのでしょう。
謎です・・。
学生たちからもらった問題点のリストを参考に、今後もしこんな機会があれば、授業を組み
立てなおそうと思います。
  
その後、吉本さんは授業のため不参加でしたが、残り5人での夜のリトル・キッチンでの打ち
上げは静かに盛り上がり、18:30-23:00まで居座り、ワークショップの反省やゼミのこと
で色々と語り合いました。大勢のコンパとはまた違ってじっくりと話ができこれまでのことを反
省していくのに良い時間でした。
  
まったくのボランティアで、準備の時間まで入れると膨大な時間を付き合ってもらった4人の学生
たちには感謝の言葉もありません。
この場を借りてお礼を言いたいと思います。
 
 
そにしても初めての試みで、到着後見た80名の生徒の数に驚き、中学生のパワーに負けまいと
必死の思いでワークショップの進行をしていたら、終了後、すべての力が抜けてしまいました。
本日もまだ力が戻らない感じで、少し燃え尽き症候群気味になっています。

2009年11月6日金曜日

100記事と1000ヒットのダブル記念(!?)

9月15日ぐらいから本格的に始めたこのブログ「ガリラボ通信」も、
この記事でちょうど100回目となります。
50日ぐらいで100回目ということは、日に2回ほどブログを書いた
ことになります。
ゼミ生の目にとまっていればいいのですが・・・

で、たまたまアクセス数も1000ヒットになっていました。
これはいつぐらいからのアクセス数かは覚えていません。
確か計測を始めてから30日は経っていないはずです。

ガリラボとしては、今日は、宇土中でワークショップを行うというちょっと
大変な日に 二つの切りの良い数字に朝から出会い、とりあえず幸先は
よさそうです。
4人のファシリテーターに大いに期待をしています。

2009年11月5日木曜日

何をやっているんでしょうか?

20時を過ぎて何かアイデアが浮かんだようで、二人して何やら
始めています。

何をしているんでしょうか?



切り貼りしている紙に書かれている文字は、Photoshopで
作成しています。



出来上がりつつあるところです。



なんだこれはと聞くと、明日の宇土中にぶら下げていく、
ネームカードに使うものらしいです。
そこまでしないでも・・・と私が言葉にする前に、
彼ら曰く、
  神は細部に宿る
とのこと。

確かに。
しかし彼らのこだわるそのディテールに、はたして中学生が
気づいてくれるものでしょうか。
明日、この名札に手を添えて祈りたいと思います。

天草市の広報

天草市の「市政だより天草」(第86号)2009年11月1日号で、
ゼミ生のことが紹介されていました。

動くと色々なことがあるものです。


市政だよりのページへ (P.12-13ページに掲載されています)
ガリラボでは今後も外向きの思考で活動していきたいと思います。

宇土中ワークショップ事前打合せ

明日の宇土中でのワークショップのためにM2佐藤君と一緒に
宇土中学校を訪問してきました。



ワークショップの会場の様子を担当の田代先生に見せて
いただきました。



この後は、担任の先生と1時間ほどワークショップの打ち合わせを
してきました。
途中、明日授業することになる中学生に会いましたが、しっかりして
いることにびっくりしました。
先生との応対の雰囲気を見て、それを大学生と比較し、ちょっと考え
こんでしまいました。

明日が大変楽しみです。
 

2009年11月4日水曜日

ワークショップシミュレーション

朝9時からの英語の勉強に始まり、それから正統的周辺参加論の勉強、
昼休みは3年生のフィールドワーク関係の打ち合わせなどであっという
間に午前は過ぎてしまいました。
午後になると4年生は、水曜日をスポーツディにしているらしく、体育館へと
でかけていきました。3人でしたが。

研究室は夕方から猛烈に忙しくなりました。
金曜日(11/6)に実施する宇土中でのワークショップのシミュレーションを
関係者で始めました。
 

ワークショップのテーマ
 
私の授業計画にゼミ生が容赦なくつっこみを入れてきます。
シミューレーションの結果、当初の計画ではうまくいかない箇所が次々に
判明し、プランは修正を余儀なくされました。
シミュレーションは21時過ぎに終わり、ゼミ生(M2佐藤、M1吉本、B4
松尾、中村、熊井)は21時半過ぎに解散。
それから資料を修正して、たった今、宇土中の担当の先生へと送りました。


ワークショップシミュレーション中

突貫工事ですが、こんなに準備したのです。昨日はまる一日ほど
資料作りをしていたのです。
ぶっつけ本番ではありますが、のべ6人がかりで準備にかけた
時間や情熱は十分なものがあったので、根拠の無い自信では
ありますが、まあなるようになるでしょう。
明日は宇土中に事前打合せに行ってくる予定です。

現在23:15。一人になった研究室はなんだか寒いです。

2009年11月3日火曜日

文化の日ですが・・・

文化の日ということで、思う存分、自宅にて思索にふけっています。
高度な思想が頭を駆け巡っているのですが、それが表に出ないのは大変残念なことです。
不本意ながら、傍からはきっと居眠りをしていると思われているのに違いなかろうと思います。
結果的には何も成果は得られませんでしたが、居眠りとは違います。
居眠りでない証拠を周囲に示すために、考えているプロセスを表示させるディスプレイを
発明して、頭に設置しようかと思います。

さて無駄な思いがやたら駆け巡りながら、ふとNHKのホームページを見たら(なんで見たのは
不明。高度な思索がそうさせたのだと思いますが)、映像コンテストのページを見つけました。


http://www.nhk.or.jp/kumamoto/program/003/091016/special.html


さて、今日は文化の日です。みなさん、文化らしいことをしていますか?
 

2009年11月2日月曜日

西原村の上空に見える月

夕方6時少し前、4年の小出がきれいな月だと研究室前の廊下で叫んでいました。
居合わせたメンバーでゾロゾロと出ていったら、確かにきれいな月が南阿蘇の
西原村上空に見えています。
これは、記録に残さないと思い、撮影しておきました。
本日は寒い日になりましたが、冷えた大気の中で月は光を増していたように
思います。


本日の研究室は朝から大入り満員で、8:30には第1陣のMOREが
到着し、それから入れ替わり立ち替わりで結局21:00までお昼の
15分ほどを除いてずっと打合せが続きました。
昨日のバレー大会の疲れもあり、さすがにくたびれました。
そろそろ帰宅します。

津曲ゼミ学年対抗バレーボール大会(ツマガリスポーツフェスティバル2009)開催

恒例になったゼミ内の学年対抗バレーボール大会(第3回)があいにくの雨模様となった11月1日に開催されました。
午前中雨模様で若干寒い秋の1日でしたが、有意義な1日を過ごせたと思います。

開会式(13:00)


今回の実行委員は全員男子学生でした・・不安
実行委員長:3年(07)盛下

準備体操

予選リーグ対戦表です。


2年(08)生チーム



3年(07)生チーム



4年(06)生チーム



1年・院生・OB/OG合同チーム(チーム・安西)
卒業生はOG(03)佐藤、菅原、堀田(旧姓・江島)、OG(04)井口、樋口、OB(05)山口、それに院OB(M06)の黒田が顔をだしてくれました。

特に03堀田はゼミ新聞第2号にも登場したベービー「大空(そら)」君を連れて顔をだしてくれました。


試合の様子






応援してます。


親睦会


決勝トーナメントの説明


閉会式


優勝は4年(06)生でした。貫禄勝ちというところでした。

特別賞(2年生) 副賞は卒業生からの差入れ。


雨の上がった午後、13時~17時まで熱戦と親睦会とでゼミ内の交流を深めることができた1日でした。
卒業生からはたくさんの差し入れをいただき感謝のコトバもありません。どうもありがとうございました。
みなさんお疲れ様でした。また来年もやりましょう! 


夜のコンパには3年(05)田中、飛田も駆けつけてくれ、楽しい夜となりました。


ーーーーー

ガリラボの次の大きなイベントは11月22日の水俣フィールドワークです。
中型バスをチャーターしてでかけます。