2011年10月31日月曜日

ハロウィンの日の赤いきつね

Googleを開いたら、トップ画面はハロウィンモード。
パンプキンの映像がおいてありました。

再生すると、巨大なパンプキンを大勢の人が集まって細工していく映像でした。

夕方前に出来上がり、暗くなったらご覧の通り。明りが灯されています。

映像の最後は暗闇のジャコランタンたちでした。

数時間の定点撮影された映像が間引きされ、ストップモーション的な表現で
約1分ほどに短縮されていました。
楽しいことをしていますね。
こんな遊び心がほしいものです。
遊び心。
注意しましょう!
遊び「心」です。
根っからの遊びではありません。
普段がしっかりしているときに、こうやってちょっと脱線するから、
(ガリラボのみんなに言っているところのエビフライの尻尾ですね)
楽しいのであって、きちんとしていないところでの遊びは周りから
引かれるだけだと思います。

さて、Googleのサイトからガリラボの様子に目を転じると・・・

お昼のガリラボの様子を見て私は爆笑しました。
顔が少し隠れていますが、4年(08)坂本も同じく吹きだしています。
これは今日のお昼のガリラボの様子です。
先日、ガリラボ食堂として紹介したカップうどんを5人が同時に食べているんです!
3年(09)村中、本多、草原、谷、そしてカメラの後ろで食べていた4年(08)岩本。
単一メニューしかない食堂のようです。



ハロウィンの日が「赤い」きつねなんですね、ガリラボは。
普通だったら「オレンジ」ではないかと思いますけど・・・

それはさておきこれが面白いのは、先の理屈からいえば、普段がきちん作業
したり、行動したりしているからということになりますね。
(自信はありませんが)たぶん、そのはずです。

実際、この後、4年の玉名チームは昨日の反省会を行い、講義を終えて
戻ってきた3年生は白亜祭でのガリラボの展示を頑張っていました。


2011年10月30日日曜日

みえないセカイ、みつけ隊@山鹿

今日は山鹿豊前街道のエアタグ化に向けたフィールドワークでした。
県北地域の制覇に向けた活動の一環ですが、なんと今日はかなりの雨。
ガリラボのフィールドワークでこんなに雨が降るのは2年前の水俣の村
丸ごと博物館に出かけた時以来です。
雨男or雨女がメンバーの中にいるんでしょうねぇ、たぶん。

9:30に大学を出発。
バスの中で調査隊代表の4年(08)大塚がガイダンス。

調査チームはみんな大人しく聞いています。


予定より少し早く豊前街道に到着。

4年生チームは手分けして豊前街道沿いのお店にフライヤーの配布作業。


一方、2・3年生は米米惣門ツアーに参加させてもらいました。
まずは木屋本店でツアーの概要やお酒造りについての話を伺いました。


次に酒造り資料館にお邪魔して、珍しいものをたくさん見学。


外に出て、次のツアー場所に案内してもらいます。
説明してくださっているはっぴ姿の方は豊前街道の発展に尽力
されている井口さんです。


ツアーの最後にせんべい工房に訪ねて阪梨さんにせんべい作りを
体験させてもらいました。

ところで、この日はひっきりなしにツアー客がやって来られ、豊前街道は
ツアー周辺は大盛況でした。

一通り米米惣門ツアーが終わり、後はチームに分かれての調査活動
となります。


大塚チーム(メンバー:市川、森本)

坂本チーム(メンバー:村中、清原)


矢田チーム(メンバー:中島、辛島)


松永チーム(メンバー:小川、鹿本)


それぞれのチームで12:00から15:30まで活動し、エアタグ化の
ための情報を集めてきました。
まだ生データのままですが、あす以降にそれらが加工され、エアタグの
情報となっていくはずです。
4年生が生データを料理していきます。
感性と集中力が試される作業となるでしょう。
頑張ってほしいと思います。


最後に「山鹿みえないセカイみつけ隊」全員で記念撮影。


雨の中、歩き通しで非常に疲れた1日でした。
帰りのバスの中は当然ですが全員熟睡しておりました。


17:00頃大学に到着。
それからしばし大塚、坂本、小川らが作業していましたが、早めに
帰還。
それからねばっていたのが村中と市川。
結局、色々なことで話が弾み帰って行ったのは21:00頃でした。

ガリラボの大変長い1日でした。

2011年10月29日土曜日

閲覧数急増の謎

以下、ガリラボには関係ない、どうでも良いことですが。。。

下のグラフは、このガリラボ通信のページビュー(閲覧数)を月別に
まとめた統計データです。
(注)グラフは2010年11月~2011年10月までのデータは省略されています。



前から気になっていたのですが、今年(2011)の5月ぐらいから急激に
閲覧数が増えて、それまで1200ページビュー/月ぐらいだったのが、
だいたい2500ページビュー/月程度と2倍になったのです。
10月は3000ページビュー/月に迫っていますが、これはとりあえず
例外としておきます。

5月からの急増の謎として、ガリラボ通信の発行をツイートし始めたから
ではないのかと誰かが言ってたので、なるほどそうかと納得しておりました。
ツイッターの拡散力は凄いものだと、と。

ところがですね、きちんと調査してみました。
調べた結果、ガリラボからのツイートが始まったのは、

  2010年8月16日

のことで、さらにガリラボ通信発行についてきちんとツイートし始めたのは、

  2010年8月28日

のことでした(ちなみに、初めてツイートされたガリラボ通信の「これ」でした)。

ということで、この調査から、2011年5月頃からの急増は単にツイートによる
影響ではないことが明らかになりました。


研究とは謎の解決ですが、しかし謎が解決したらまた別の謎が生まれるのが
普通です(だから研究というのは永遠に継続される)。

いったん納得していた2011年5月の謎がツイートが原因でないことを明らかに
してしまったわが調査結果によって別の謎が生み出されてしまいました。

さて、この現象、どう解釈すればよいのでしょう?
秋の夜長、謎は深まるばかりです。



リーダーシッポ

連日の飲み会で若干頭と体調がすぐれず、自宅でぼんやりと読もうと
溜めていたブログや本に目を通しています。
一方で4年生の玉名チーム(大塚、坂本、松永、矢田)は明日の豊前
街道のフィールドワークの準備で頑張っているはずです。

なんで、こんなに頑張るのでしょう?
親はいなくても子は育つと言いますが、まったくそれが当てはまるなと
思うほど、しっかり育っているなと感じています。

それにしても「なんで」そんなに頑張るのでしょう?
どうしてこうなるのか大変興味深いところです。
大学教育を考えるとき本当はこういった現象をきちんと解き明かさないと
いけないのでしょうね。

そばにいながら「なんで」かは私にはわかりません。
外部者が参与観察の形で明らかにしてもらうしかないのかもしれません。

こうした活動に対し、自主的に動いている学生たちのことを考えながら、
たまたま目にした

  倉部史記『文学部がなくなる日』(主婦の友新書)

の書評で、この本の中にある

  企業が自分に何をしてくれるか期待する就活学生

といったことが自主性についての話題が取り上げられていました。
記事の中で、その後に、

  就職活動をする大学生を見ていて気になるのは、『あなた方
  企業は、私に対して、何をしてくれますか?』ということばかり
  気にしている学生が多いということです。

といったことが追記してありました。
そう言われると確かにそうかなと思います。

だけど、これって逆ですね。

企業の方こそが、あなたはわが企業をどのように良くしてくれるのかと、
そんなことに関心があるわけで、そのことに考えが至っていないわけです。
一種の甘えがそこに見え隠れしています。

甘えを生む原因のひとつはリーダーシップの欠如です。

何か問題があれば周囲を巻き込んで、自分たちのチカラで解決してしまう。
面白くない環境であれば、同じく仲間を集めて優れた環境に作り変えていく。
これってすべてリーダーシップの問題です。

昔(今もかもしれませんが)、ネットカフェ難民の問題の真の原因は、彼らの
協調性にあると言われたことがありました。
ネットカフェに泊れる金額を数人で持ちよれば、立派なアパートが借りれる
はずですから、そこに共同で住めば良好な生活は保障されるはずです。
こんなところにもリーダーシップという問題があるわけです。

リーダーシップの問題は、前にガリラボ通信でも取り上げました(「こちら」です)。

そして、おそらくこの問題はキャリア教育とかなり重なるわけで、キャリアデザイン
教育にはリーダーシップ能力の開発支援があってしかるべきなんだろうと思います。

ところで、立教大学経営学部のサイトにリーダーシップが次のように説明されて
います(紹介ページ):

リーダーシップというと、カリスマ性を持ったリーダーを思い浮かべる人が多いかもしれません。あるいは、リーダーシップを役職に付随するものだと思っている人もいるでしょう。しかし、天性や権限がないと発揮できないリーダーシップは、特殊なリーダーシップに過ぎません。
社会のあらゆる場面において、とりわけビジネスの現場で必要とされているのは、他人に気を配り、小さなチームをまとめて全体で成果を上げることができるスキルをもった人材です。実はこうしたスキルこそが重要なリーダーシップなのです。


立教大学経営学部は、リーダーシップ教育の大事さを認識しているところで、、
この概念を核にした見事なカリキュラムが展開されています。紹介ビデオ(↓)。

立教のリーダーシップとはにあるように「他人に気を配り」、というのがきちんと
できるようになれば、

  あなた方企業は、私に対して、何をしてくれますか

といった甘えはあまり発生しないでしょう。

リーダーシップは生得的な、本能に基づくものではありません。
人との関係の中で(社会構成的に)形成されていくものです。
それなりにプログラムされた(社会)環境になければ身につきません。


明確に意図してきたわけでもありませんが、ガリラボ自体はある程度ですが
リーダーシップ教育が実践されているのでないかと思います。
どうでしょう?
その成果のひとつが玉名チームのような行動に表れている!?

だとすれば、ガリラボって凄いところではないかと思いますが、どうでしょう、
みなさん・・・と書いた瞬間に大事なことに気づきました。orz

玉名チームのメンバーは、坂本、矢田、松永はそれぞれサークルの代表であり、
大塚は自治会の体育委員であったことを、です。

それぞれが課外としてリーダー体験をし、リーダーシップを身に付けている連中
ばかりでした。

うーん、となるとですね、彼らの頑張りは、ガリラボの影響ではない!ということに
なります。

せっかく、ガリラボの良さを宣伝しようとここまで書きながら、余計なことに気づいて
しまいました。
自分の記憶力の良さをこれほど恨むことになるとは思いもしませんでした。

しかし、気づいてしまったものは仕方ない。
彼らを教育した手柄はサークルに譲るとして、彼らを見ているとやはりどこかで
リーダー体験をしてきたメンバーで構成されるチームの活動レベルは上がる
ことは間違いないようです。


だからですね。

何をしてくれるんですかと、おねだりをするだけでなく、周囲への気配りしながら意識的に
リーダー体験をしていくことが必要なんです。

ガリラボのゴミ箱が溜まっていたら他の人が気持ちよく捨てれるように、自分で
黙ってゴミ箱を空にしてあげるんです。
他の人が来たら、椅子においてある鞄はさっと移動してやるのです。
依頼されたら〆切はきちんと守るのです。
打合せに遅刻をしてくることが周囲の迷惑になることに自覚的であるべきなのです。
それから・・・
小言のようになってしまいましたが(^^;)、とりあえずそういった身近な行動の繰り返しが、
就職活動の一つであることは間違いありません。


明日は山鹿豊前街道のフィールドワークです。
天気が回復してくれることを祈るのみ。
参加予定のリーダーシップ力豊富なメンバーの皆さん、テルテル坊主に祈りを
ささげておきましょう。


追記
リーダーにはエビフライのシッポ的な資質(ヴァルネラビリティといいう言い方も可能です)も
必要であることを付け加えておきます。
二つを合わせてリーダーシッポと言います(ガリラボでの造語です!)。





05ゼミ生お祝いの会

10月28日の夜はガリラボ05ゼミ生で近辺にいるメンバーが集まっての
お祝いの同窓会でした。
おめでたいことに、この二人が結婚をしたのです。
結婚式自体は2月4日とのことですが、その前に同窓生が集まってのお祝
いの会となりました。


この日集合した05ゼミ生です。

小川、濱洲、渡辺、佐藤、田中、阪本、坂本、坂本(山本)、北嶋、松村。
@熊本市上乃裏通り「YOKOBACHI

阪本から私に出席依頼の打診があり、OKしたら小川から場所や時間の
連絡があり、出かけていったら予約は松村でしてある。
チームワークが良いのかどうかよく分からない05ゼミですが、20:15という
中途半端な時間から始まった会は、23:30まで賑やかに続きました。
 

2011年10月28日金曜日

ガリラボ食堂

昨日は出張で不在にしていましたが、ガリラボは白亜祭の準備は
もちろん、10月30日の山鹿豊前街道フィールドワークの準備で
忙しかったようです。

今日は朝から4年(08)松永との卒論の面談。その頃、4年(08)戸高
もやってきていて、インタビューの作法についての本のまとめを行っ
ていました。
また4年(08)坂本も来て、豊前街道フィールドワークの準備をしてい
るようでした。
昼休みには4年(08)大塚と11月22日のシンポジウムの
発表内容についての打合せでした。

13:00からはM1(11)白樫とのゼミ。今日も破壊的イノベーション
理論の学習で、今日までで約2/3ほどを終えました。
ほんとに興味深い内容が詰まっています。

3年生(09)は、谷、松崎、高倉、そして緒方が白亜祭で行う電子書籍の
デモについての準備を行っていました。
村中は白亜祭の副実行委員長としての仕事をしていました。
草原もやってきて同じく白亜祭に出すパネルづくりを行っていました。
谷は電子書籍の打合せを終えた後はガリボイスのパネルづくりを行って
いました。これまでの新聞記事を集めたパネルです。
どんな感じになるでしょう。楽しみです。
宮本は11月19日のガリラボスポーツフェスティバル(ガリフェス)の準備。

お昼過ぎ、白樫とゼミをやっている最中、横で4年(08)大塚と3年(09)村中が
カップうどんを食べておりました。
雑談の中で「ガリラボ食堂」なんていう表現が出ていましたが、確かに、
その表現が似合う光景でした。

ガリラボ食堂(?)のメニューのカップうどんは3年(09)志柿が村中への差し
入れとしてもってきたとのこと。
ケースで、です。
すごいですね。
昨日、私が出張に行っている時だったので、状況について村中から写真
添付で報告をもらいました。
(村中の小まめな報告で不在にしていても状況がよくわかり助かります)


夕方、OG(07)の興梠、平野、植田などが集まり、これから浦本などが
加わり07ゼミ生のプチ同窓会をするのだそうです。

一方、今日は05ゼミの同窓会もあります。ずいぶん前にOB(05)阪本から
メールで招待があり、その後、OG(05)小川から具体的な案内をもらいました。
結婚したOB(05)坂本・OG(05)山本のお祝いを兼ねた同窓会になるようです。
開始が8:15。
何とも言えない中途半端な開始時間が、大変いいですねぇ。。。


2011年10月26日水曜日

悪夢:PCのアクシデント

出勤し、いつものごとく自分のPCの電源を入れ(立ち上がるまで意外に
時間がかかりますので)床掃除をしたり、珈琲を入れたりしていると、準
備OKとなります。

準備の整ったPCを前に、毎朝の日課である「ガリラボオープン」とガリラボ
通信の「アクセス数」をツイートし、メールに返信をしようとしたら・・・・・・

画面がふと青色に変わり、メモリチェックのような文字が一瞬出て、すぅーと
ディスプレイは真っ暗になってしまいました。
PC本体を見ると、電源ランプだけついていますが、まったくの無反応。

強制終了し、再度立ち上げたところ、そうしたら「ピー、ピー」との警告音が
PC内部から聞こえてきました。
顔が引きつりました。
血の気が引いたかどうかまでわかりませんが・・・

恐る恐る再度強制終了して、立ち上げると、なんと起動に成功しました。
しかし、それも一瞬だけ。
ぬか喜びでした。
先ほどとまったく同じ現象:

青い画面→ディスプレイ消灯→無反応→再立ち上げ→警告音。

さすがに血の気が引きました。
朝8時のことです。

ここから久々に脳みそがフル回転。
どう対処しようか、と。

色々な可能性を考えながら、とりあえず同じようなことを繰り返したところ、
少し間を開けると起動することがわかりました。

熱????

そう思って、PCを入り口側の涼しいところにもっていって、さらに蓋も開けて
試したところ、今度は少し長く起動させておくことに成功。

その間に外付けHDを取り付け、せっせとデータのバックアップをとりました。
データが大きすぎてすべては取り出せませんでしたが、重要そうなものは
ほぼ抽出に成功。

午前8時から始まった悪夢から抜け出せたのは16時ごろでした。
ゼミの学生たちが最低限作業できる環境を復元するのに8時間ほど費やしました。

ということで、今日やる予定だったことはすべてパー。
悪夢の一日でした。

HDDがRAID構成であったことで油断してました。
やっぱりセキュリティ事故というのは技術への過信から来るなとそう感じた
日でした。
面倒ですが、バックアップは定期的にやっておかないといけないですねぇ。

<教訓>
ゼミ生のみなさん、自分のデータは自分でUSBメモリなどにバックアップを
とっておきましょう。

山鹿FWガイダンス/10月のガリボイス優秀者

お昼に学生GPの玉名チーム(4年(08)大塚、坂本、矢田)が、今度
実施する山鹿豊前街道でのフィールドワークに参加する3年生向け
に学生GPラボを借りてガイダンスを行いました。
シンプルでわかりやすいフィールドワークのガイドブックが出来上がって
いました。

今度の日曜日(10月30日)に2・3・4年の合同チーム15名ほどで
豊前街道に出向きます。


午後4:10からは3年(08)のゼミ。


諸連絡をおこなった後、ガリラボイス(今月のテーマは「○○の秋」)の
投票を行いました。


投票の結果、1位は小川でした。初めての最優秀賞でした。
2位はなんと草原。なんだか彼は上り調子です。


その後、今月の誕生日の3人(村中、松崎、緒方)にケーキのプレゼントが。。。


内緒で谷と中島が企画して、中島が買い物してきたとのことでした。
その他のメンバー全員にシュークリームがあり、楽しい時間を過ごせた
ように思います。


なお、ケーキの前、私が就活の意味についてちょっと難しい話をして
しまいました。
谷から話がちょっと長いと言われましたが(ケーキを出す必要があった
からです)、ここはですね、たまにまともなことを言っておかないと存在
理由を問われるかもしれないと、、、ですね、そんな思いもあって。(^^)
実は12月23日に合同企業説明会がありますが、情報管理コースは
その日が卒論発表会なのです。どっちを取るのか、という話をしてあげ
たのでした。


国内の企業数、説明会に来る企業数、○○ナビの登録数があり、一方で
これらに対峙する学生の数があるわけで、それらの相互関係から、どう
いったことが推察できるかといったことを話しました。
特定の境界条件のもとで、人はどういった行動をするのか、その問題を
解くわけで、ある種の支配方程式を解くようなものです。

そういったことを冷静に考えた上で、自分たちが今やらないといけないことが
何であり、だからどうしないといけないのか、そんな力こそ養っていけないと
いけないと、そんな(自分でもほとんでできない大それた)話をした気がします。
あまり聞くことのない話であったようです。
推察のような力を身につけていくことが就職活動なのであって、単に企業説
明会に出かけていくのではあまり意味はないのだろうと思います。

普段、こんなに長く(といっても15分ほどでしたが)ゼミで話をすることが
ないのですが、3年生よりも後ろに参与観察として参加していたM2(10)
松尾が熱心に聞いているように感じました。

終了後、現在21:00過ぎ、まだ村中、市川、草原が残って話をしたり、作業を
したりとしています。
本来、こんなことこそやっていくべきなのではないかと思いますが、いかがでしょう?


2011年10月25日火曜日

一気に卒論の相談が

今日のガリラボは3年生(09)、4年生(08)がほぼ全員が顔をだしたように思います。
3限目に09ゼミはゼミ会議、08ゼミはゼミ。

両方重なったため、私は08ゼミに参加。
卒論を進捗させるため08ゼミ生全員に発破をかけておきました。

その結果、悲惨なことに・・・・・
相談の申し込みが殺到でした。

4年生は矢田、坂本、松永、中村、谷口、戸高、川崎と卒論の相談が続き、
次に2年生(10)保坂、吉村も相談に来て、結局、私は32インチディスプレイ前の
定位置(←3年中島の表現です)に14:00~22:00の間、8時間ほど座り続け、
ずっと喋っておりました。
一種の拷問ではないかと思うほどでした。
途中、トイレに一度行ったくらいだったでしょうか?

この間、4年(08)大塚が学生GP関係の相談でキャリアセンターとガリラボを
行き来し、3年(09)村中は白亜室との間を書類やUSBメモリを持ちつつ往復。
3年緒方や松崎、谷は電子書籍の対応、宮本はスポーツ大会の打合せ、
さらに草原は明日のガリボイスの準備をしていました。
その他、2年(10)鹿本や1年上田が電子書籍の体験コーナーの被験者として
テストに参加してくれていたようでした。

8時間の相談にさすがに疲れて本来の定位置に戻ったら、すぐに3年(09)市川が
白亜祭の仕事から戻ってきて、それからまあいろいろとですね・・・

結局、またしばし話すことになり・・・、解散したのがたった今。
22:45前に市川、村中二人で帰宅していきました。


本来の位置に戻り、数が減ったメールをチェックしましたらいくつかの
大事なメールが。。
その中のひとつがOG(05)小川からの飲み会の案内メールでした。
28日に05ゼミが集合します。
一部は昨年のガリラボスポーツフェスティバルでも飲みましたが、卒業してから
まだ一緒に飲んだことがないゼミ生もいるので大変楽しみです。

卒業生と言えば、OG(04)井口がお昼に顔を出したのでした。
ちょっとした用事だったので、すぐに立ち去っていきました。



朝8:00から現在23:00。長いガリラボの1日でした。

ガリラボ閉店します。

ソーシャルメディア革命の紹介ビデオ

火曜1限は私の授業。なんだかんだとぶつぶつ言いながらも
一番前に陣取った3年生たちは熱心に受講しております。

スキルをテーマに開講している授業のため、時代からはかなり遠いところに
あります。
一方で、前期の講義は現代の情報社会を追うものなので比較的先端的な
ことを話しています。

その中で、コンピュータは15年に一度程度のペースで革命を起こしてきたことを話しています。
■1975年頃のキロの時代。
文字処理を行えるようにコンピュータによってワープロが発明され、OA革命が始まりました。
■1990年頃のメガの時代
画像が扱えるようになったコンピュータは通信の夜明けと共にインターネット革命をもたらします。
■2000年頃のギガの時代
動画を扱えるようになったコンピュータはロボットを生み出し、ストリーミングによってマスメディアに大きな変革を与えるIT革命を生み出しました。

最後の革命から10年ぐらい。
そろろそろ次の革命が始まっているようです。
ユビキタスコンピューティング革命を前提にしてソーシャルメディア革命が始まっているように思います。
それについて紹介映像がYouTubeにあります(今年の5月ごろに見つけていたものですが、ここで紹介しようと思いながらつい忘れておりました)。

5月に見た時も刺激的でしたが、今だとリアリティを直接的に感じ始めているため、さらに強烈な刺激に感じます。

たくさんありますが、例えば、

  アメリカ教育省の調査:対面よりオンラインで授業を受けた生徒の方が成績が良い

とか、

  いくつかの大学はメールアカウントを付与せず、代わりに電子書籍リーダー、iPad、
  タブレットPCを配布している。

など教育界には大きなインパクトを与える文言が並んでいます。さらに、

  YouTubeは世界で2番目に大きな検索エンジン



  クリスマス・シーズン中、Kindleは紙の書籍よりも売れ

また

  ニュースを見つけにいくのではなく、「ニュースが我々を見つける」時代

とかですね、メディア関係でも挑戦的な文言が飛び交っています。



最後の方に、

  ソーシャルメディアは一過性の流行でなく、コミュニケーション手法の根本的な変化

といった表現が出てきますが、たぶんそうなのでしょう。その兆しは感覚的に理解できます。


たまたま現在読んでいる「破壊的イノベーション理論」と合わせると、現在の教育のあり方のについて真面目に考えざるをえない状況になってきているのではないかと思いました。

2000年頃のIT革命から15年ほど経つ2015年ぐらいがひとつの代わり目を迎えるのかもしれません。


2011年10月24日月曜日

ゼミ長の連携?

今日は何があったのか、記憶に残っておりません。
誰がガリラボに来ていたのか・・・


19時ぐらいから3年(09)村中と緒方と話し込んでしまったのが
いけなかった。
それから22:30まで3.5時間。。。。

色んな話をして、それで昼間の記憶が全部飛んでいきました。

偶然ですが、今日、糸井重里さんがこんなことをツイートされていました。

老化すると固有名詞をどーんどん忘れていっちゃうという話(を、すっかり
忘れていたんだけど)、ほんとにそうだねぇ。このまま行くと、じぶんのこと
まで含めて、世界は「あれ」だとか「あいつ」だとか「だれだっけ」だとかしか
いなくなっちゃうね。ま、それでもいいような気もするんだけど。

これを読み、妙に納得したのです、私は。

指示語だけで構成された世界を生きるようになるかもしれません。
ま、それでもいいんでしょうが。


困ったらガリラボは、ゼミ長が全部やってくれるので私は何も困る
ことはありません。
4年も、3年も、まだ見ぬ2年のゼミ長もどうぞよろしく頼みます。

あ、そういえば秋の夜長の3人での話の中で、ゼミ長だけのコンパの
話をしたのでした。
ゼミ長間の強力な連携!
なんかそんなのがあると、やり方とかいろいろな意味での情報交換が
できていいかもしれないですねぇ。

が、そんなコンパを想像すると、特に、あの方とこの方とそしてあの人と、
具体的な人を想像していくと、うーーん、何とも言えない●●な会になる
のでしょうねぇ。

想像だけでなく、具体化すると面白いかもしれませんねぇ。
今だと03~09ぐらいまで辛うじて顔をわかるのではないかと思いますので。


2011年10月23日日曜日

映像コンテスト参加メモ

今後のこともあるので、映像コンテストの件で記録しておきたいことを
忘れないうちにメモをしておきます。

第5回大学対抗映像コンテストの審査員は今年はある著名な監督さんが
加わっておられました。
ただ残念ですが、私は名前も顔も、何を作られたかなど全く知らなかったので、
赤ちゃんに1万円札を見せるようなもので、特に何も驚くこともなく・・・

著名な方が来られたせいか、全体的には妙な緊張があり(気のせいかも
しれませんが)、本来主役であるはずの学生たちが主役から降ろされた
印象を少し持ちました(これも気のせいかもしれません)。
ということで、残念でした。

できればガリラボにとっての宿敵(?)K監督に来てほしかった(笑)



さて、それはおいておき、例年、収録に立ち会いながら、審査員の方々の
コメントを聞くのが楽しみになっていました。
それが今年は印象的なコメントはあまりなく・・・
これも残念でした。
妙な緊張のせいかもしれませんけど。

ただその中でひとつ記憶に残ったあります。
その著名な監督さんのコメントでした。

要するに映画作りとはどれだけ時間をかけるか、なのだと。
そういった意味のことを言われました。
ある一瞬を撮るために、ずっと待ち続けるとか、ですね。
そんな忍耐、根性のようなものが必要だと、そういった意味のことを
コメントされていました。

まあ当たり前のことですが、けれど、効率を求める、そして消費社会の論理に
どっぷりと浸った学生たちにそれを求めるのは一般的に言って難しい時代に
なっています。

だからなのかどうかはわかりませんが、ほとんどの作品に時間がかかっていない、
そんな印象を受けていました。

その一方で、ガリラボチームはわずか90秒に1.5カ月のほぼ全てを
注ぎ込んだ。
この辺りを審査員の方々にはどのように写っていたのか、聞いてみたいものです。

ある意味どうでも良いことに夏のすべてを注ぎ込めるってのは、大学時代に
しかできないことです。

それこそ「海を見る自由」をですね、体験したのではないかと思います。
大学時代、効率や合理性だけで行動することは、人生にとって非効率的です。

また次も映像コンテストがあるならば、次に挑戦するチームもそんな非効率さを
我慢するチカラを溜めておいて、非効率な時間の中にどっぷりと浸ってほしい。

コンテストが終わった今になってそんなことを思いました。
忘れないうちに、ここにメモしておきました。
 


第5回NHK大学対抗映像コンテスト

昨日(2011/10/22)が第5回大学対抗映像コンテストの収録日でした。
県内8大学が参加ししています。
わが県立大学ガリラボチームにとっては、夏のすべてをかけた総決算と
なる日です。


映像チーム全員が市役所前に集合。ほぼ全員遅刻することなく
集合できました。これだけの人数が遅刻せずに集まるとか、これ
までの経験からすると快挙ではないかと思います。
もっとも、それほど思い入れの強い夏だったということなのでしょう。


市役所から3年生(09)市川、緒方、宮本、志柿、本多、松崎、鞭馬、
村中、中島、そして私の10人でNHK熊本放送局に出向きました。


10:30からのオリエンテーション。
出場順が発表されましたが、ガリラボチームは最後ということでした。
各チーム代表が出場順に挨拶をしていきましたが、最後に挨拶した
ガリラボチーム代表村中は、決意表明とともに、

・・・・テーマが「宝」ということなので、この体験自体を「宝」にしたい!

という言葉で結んでいました。
たんさんの人が関わっているわけですが、村中が一番このコンテストの
趣旨をわかっていたのかもしれません。


11:00からリハーサルが始まりました。
収録に参加したのは村中、中島、市川、緒方の4人。
残りのメンバーは後方で応援です。

ちなみに、今回のディレクターは右端に映っている方です。


リハーサルでは立ち位置の確認などしています。


リハーサル終了後、昼食。
この日はお弁当でした。
徐々にやり方がシンプルになってきているなぁと・・・

昼食時には、司会の荒井アナともうひとりの方(女性)がインタビューに
来られました。話のネタ探しです。
本番でのほんの数分ぐらいしかやりとりのために、各チームから念入りに
話を聞かれているようでした。


14:00頃。本番直前です。本番中は撮影禁止なので、以後しばらく
カットです(笑)。


各チームの映像紹介の収録を終えて、16:00頃から休憩。
戻ってきた緒方が手のひらを見せてくれました。
聞かれた時のために用意していたカンペーとのこと。
が、ガチガチに緊張していたため、かなりの手汗をかき、見えない
ほどに消えていたとのこと。


休憩中、その緒方は市川の肩揉みをさせられています。


その後に、今度は志柿が同じくさせられています。
われわれの時代との移り変わりを感じる風景ではないかと思います。
男尊女卑なんて言葉はもはや死語ですね。
すくなくともガリラボ09ゼミは、逆です、逆。


16:30、表彰の部分のリハと収録が始まりました。


表彰式の本番がこれから始まりましたが、撮影禁止のため写真は
ありません。
結果については11月4日の放送(熊本エリアのみ)をご覧ください。
ガリラボ通信でもその日に結果については紹介したいと思います。

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すべての収録を終え、17:30にNHK熊本放送局を後にしました。


この直後、全員で○○へ。
異次元の世界とはこういう感じなのだろうなと思うところに踏み入れ、そこで
もう下火だと思っていたものがそうでもない現実を目の当たりにしてカルチャー
ショックを受けました。
(ひとりで行くことはありえないので、サブカルチャーのようなものを知ることに
なり、大変勉強になりました)

19:00より打ち上げ。
都合により宮本が帰りましたが、代わりに草原が参加。
ゼミ新聞の発行打ち上げを兼ねてのコンパです。
少し時間があったので、銀座通りでちょっと時間つぶし。

村中と草原、それぞれのチームの代表による挨拶の後に始まった
コンパでしたが最初はご覧の通り、比較的静かなものでした。

が、例のごとくで、その後が大変な状態になりました。
座っている順番を見ればどんな感じなるか、ガリラボゼミ生であれば
大方が予想できるでしょうから、紹介は不要かと思います。


さて、これでガリラボ3年映像チームの夏は終わりました。
長く、熱い夏だったと思います。
すごく良い宝を手にしたのではないでしょうか。

もっともこれで何を得たか、きちんと振り返っておかないと宝の原石が
原石のままになってしまう可能性があります。
コンパは発散という貴重な場ですが、リフレクションの場にはなりえません。
記憶が新しいうちにリフレクションを行い、この経験を、宝に変えていかないと
いけないでしょう。


夏が終われば秋。
秋からは、例年、もっとも力を入れてもらう活動が始まります。
ここからがガリラボの本番です。
これまでの活動はすべてそのための準備(訓練)でした。
ここまでで溜めた宝を存分に活用して、さらに大きな宝を手に入れてほしいと
思います。

頑張りましょう。
老体に鞭打ち、わたしもさらに疾走していく予定です(たぶんですけど・・・)。



2011年10月21日金曜日

くまモン名刺とごっくん馬路村

注文していたくまモン名刺が届きました。
表がローマ字表記の氏名、裏が通常の名刺情報です。
午前中、打合せがあったLLC(Language Learning Commons)で事務局の弓掛さん
から受け取ったのですが、居合わせた嘱託さんたちに好評だったようです。

ガリラボに持ち帰っていたのですが、白亜祭の打合せの中に入ったら、
くまモンのことはすっかり忘れてしまい、夕方、思いだし取り出したら、
3年(09)市川にはバカ受けでした。
例によって、ツイートにて監視社会を実践していました。


今日のガリラボは3年(09)谷、緒方、松崎が白亜祭で行う電子書籍の
デモについての打合せしておりました。
着実に進展しているようです。

午後には3年(09)村中、市川、4年(08)大塚、坂本、矢田、松永らが
それぞれの作業や打ち合わせをしているようでした。

18時前、2年ゼミを終えた2年(10)吉村、保坂が顔をだし、色々と
話し込むことに。
それぞれMOREや星野村で活躍している二人ですが、どうしてそんな
流れになったのか不明ですが、そういった活動こそ、就職活動である
ことを熱く語りました。
20万円程度の給料をもらうとして「どう思うか、考えてごらん」と話したら、
「安い」と言います。
じゃ、逆に今の自分に、そのお金を自分が払うかどうかと問えば、解答は
逆でした。
要するに、相手が喜んでその金額を払えるような人材になれるかどうかが
ポイントであって、そういった能力を持つよう活動をすることが今やるべき
就職活動ではないかとそんな話を1.5時間ほど雑談交じりに話してました。
当たり前のことばかりですが、意外に2年生や3年生にはその辺りのことが
ほとんど伝わっていないことに気づきました。
いつも適当ですが、たまにはこんな真面目な話もしないといけないなと、
そう感じました。


20時過ぎになってOG(04)井口が顔を出しました。
写真の「ごっくん馬路村(うまじむら)」なる飲み物を持ってきてくれたのです。
二人で仲よく飲みましたが、実は、実物を見るのは初めてでした。

「ごっくん馬路村」は井口が卒論で勉強していた頃(井口に言わせれば、
私がかわいい女子大生だった頃とのこと)に、その卒論で取り上げていた
地域活性化として成功した商品の事例だったのです。

可愛い女子大生だったかどうかはまったく覚えていませんが、馬路村に
ついてはよく覚えており、現物を眺めながら、じっくりと味あわせてもらいました。

なかなか美味しいゆずの飲み物でした。

現在、21:55。
久しぶりに誰もいません。
今日は早めに帰宅しようと思います。

明日はNHK大学対抗映像コンテストの収録日です。
朝から夕方まで、そして夜はコンパと長い1日となりそうです。




2011年10月20日木曜日

ガリラボ白亜祭実行委員会(打合せ)

今日は白亜祭実行委員会が昼間あり、3年(09)谷、草原、志柿、村中、
そして4年(08)坂本が冷静に進捗などについて打ち合わせているところへ
3年(09)市川が乱入。

打合せができたのかどうか不明なまま、白亜祭実行委員会は幕を閉じ
ました。
とりあえずPCは確保できそうです。後は、人の手配になるとのことでした。


色々とその後ありましたが、たくさん端折り、夕方からM2(10)松尾とのゼミ。
とにかく書く、書く、書くことに尽きるとそんな話をしておりました。
ノルマを決めて書いていけば、いつか道は開けるです。
原則的に1日1000文字をノルマに書いていくよう伝えました。

そこまでは良かったものの、その後、居合わせた4年(08)矢田を巻き込ん
での大脱線。

私は健忘症がかっているのではないことを証明する話が多く、私の個人
情報保護の観点から、残念ながらここでは披露できませんが(笑)、二人
には充実した内容になっていたのではないかと(勝手に)思っています。
22:30に解散。




「くまもとで、まっている。」について

本日の朝刊に熊本県の観光PRフィルム「くまもとで、まっている。」完成の
記事が一面に大きく掲載されていました。



よく読んでみてください。例えば、

  ・・・ら市井の人々の日常を追うドキュメント風に仕上げた。

とか、

  何でもない一日に感謝したくなる。見過ごしていた一瞬が愛おしくなる。

といったことが書かれています。

如何でしょうか。

ガリラボが常日頃追及していることと同じコンセプトです。
ガリラボがモデルにしているのは「忘れられた日本人」という本を書いた
宮本常一という民俗学者ですが、この人はたくさんの日常の風景を残しました。
彼は、日常の中にこそたくさんの価値が埋め込まれていることを教えて
くれています。

普遍とは、日常の一瞬に埋め込まれているようなものです。
だからこそ日常について真摯な目を向けていないといけない。

ピースした写真も重要ですが、それ以上に普通のことをやっているときの
記録が重要なのです。
そのことは、3年生は十分に理解できているはず。
もし分からなかったら、あまりに日常を見る目がぼんやりしすぎている。
注意力が足りない。
緒方が3年生のこの半年の活動を撮りためた写真は1000枚を軽く超しており、
それが3年生の活動全体を豊かに表現することになっている。
現に、様々なメイキングの場でそれが使われていますね。
宮本常一風のガリラボの民俗学がそれから生み出せるようにも思うぐらいです。
緒方が、大変な記録作業を地道にコツコツと「継続」してくれた結果です。
簡単そうですが、かなり難しいことです。


さて、観光PRフィルムのことを読み、ガリラボの方向は間違っていないと自信を
もらいました。
たくさんの、たくさんの日常を切りとり、それらを織り込んだ形で新しいメディア
である電子書籍に挑戦していきましょう。