忘れないうちにメモをしておきます。
第5回大学対抗映像コンテストの審査員は今年はある著名な監督さんが
加わっておられました。
ただ残念ですが、私は名前も顔も、何を作られたかなど全く知らなかったので、
赤ちゃんに1万円札を見せるようなもので、特に何も驚くこともなく・・・
著名な方が来られたせいか、全体的には妙な緊張があり(気のせいかも
しれませんが)、本来主役であるはずの学生たちが主役から降ろされた
印象を少し持ちました(これも気のせいかもしれません)。
ということで、残念でした。
できればガリラボにとっての宿敵(?)K監督に来てほしかった(笑)
さて、それはおいておき、例年、収録に立ち会いながら、審査員の方々の
コメントを聞くのが楽しみになっていました。
それが今年は印象的なコメントはあまりなく・・・
これも残念でした。
妙な緊張のせいかもしれませんけど。
ただその中でひとつ記憶に残ったあります。
その著名な監督さんのコメントでした。
要するに映画作りとはどれだけ時間をかけるか、なのだと。
そういった意味のことを言われました。
ある一瞬を撮るために、ずっと待ち続けるとか、ですね。
そんな忍耐、根性のようなものが必要だと、そういった意味のことを
コメントされていました。
まあ当たり前のことですが、けれど、効率を求める、そして消費社会の論理に
どっぷりと浸った学生たちにそれを求めるのは一般的に言って難しい時代に
なっています。
だからなのかどうかはわかりませんが、ほとんどの作品に時間がかかっていない、
そんな印象を受けていました。
その一方で、ガリラボチームはわずか90秒に1.5カ月のほぼ全てを
注ぎ込んだ。
この辺りを審査員の方々にはどのように写っていたのか、聞いてみたいものです。
ある意味どうでも良いことに夏のすべてを注ぎ込めるってのは、大学時代に
しかできないことです。
それこそ「海を見る自由」をですね、体験したのではないかと思います。
大学時代、効率や合理性だけで行動することは、人生にとって非効率的です。
また次も映像コンテストがあるならば、次に挑戦するチームもそんな非効率さを
我慢するチカラを溜めておいて、非効率な時間の中にどっぷりと浸ってほしい。
コンテストが終わった今になってそんなことを思いました。
忘れないうちに、ここにメモしておきました。
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