2014年2月28日金曜日

ラーニング探求塾前日~事務局の準備風景~

今日の午前中はミニッツメイドへの取材(ガリラボ通信2014/2/28)で、ガリラボのほぼ
すべてが持って行かれたように思います。
回復のため少し休憩をし、合間に色々と作業を詰め込み、14:00からはラーニング探求塾
事務局の打合せ会議でした。
事務局長4年(10)吉村、そして事務局次長M1(13)坂口が集合(実質的な役職は逆かも
しれません笑)。
私も入り、明日に迫ったワークショップのデザイン会議を行い、午後はほぼこれで終わりました。

3時間ほどの議論の末、「ワークショップをデザインすることでワークショップをデザインする
人々の考えを理解するワークショップ」を行うことになり、その計画書を大雑把に作りました。
次がそれですが、あえてラフに作っております。予定調和を壊し、プレイフルな状態にもって
いきたいとの願いからです。
明日は呼びかけに応じて2年生もたくさんやってきます。初めてワークショップを体験するゼミ
生もいるはず。どんなドラマが生まれるのか、私はカップラーメンをすすりながら眺めていたい
と思います。

17時頃に打合せが済むとすぐに準備作業。
次はカレンダーの裏紙を使ってのフラッシュカード作り。事務局の二人がワークショップの
観察結果を書き出し、分析作業の際にみんなで内容を見ていくための工夫です。


背後に2年(12)尾堂と4年(10)清原が仲良く話している前景で、事務局の二人が
真剣にじゃんけん。何の勝負かは不明ですが、やっぱり吉村の負け。
明日は頑張ってほしいですね。^^;


現在21時前ですが、まだまだ準備は続いています。
 

お土産!
3つの地域からお土産ですが、これはどれも4年(10)清原から。東京、神奈川、静岡を
回ってきたようです。

神奈川限定「ガリポテ」の拡大。ネーミングだけに惹かれて買ってきたとのこと。

東京の「桜ひとひら」を開封したものです。綺麗ですね。


最後に、これは4年(10)吉村からの黒川温泉からのお土産です。有難くいただき
ました。

 
さて、明日はラストとなるはずのラーニング探求塾。
研ぎ澄ました神経とカップラーメンを持参し、道場に出向きたいと思います。
 
  

「元気!わくわく!くまもと」からの取材

熊本市の市民参加のインターネット動画「元気!わくわく!くまもと」というサイトが
あります。
ミニッツメイドの学生たちに対し熊本市広報課からの取材が本日あり、ナビゲー
タとしてMEGさんがいらっしゃいました。

9:30には取材先(熊本市)の方とゼミ生が打合せ。

10:00から撮影開始。ナビゲーターのMEGさんと一緒に回るリポーター役は
ミニッツメイドのリーダーを務めた2年(12)田中です。

地域での活動を行っているガリラボの様子も取材したいということで、昨晩、急遽
4年(10)吉村などがこれまでの作品を拾い出し、ドアには鍋松原海岸のポスター
とかも貼っておりました。


ガリラボに入り、取材開始。


4年(10)辛島がインタビューされています。辛島はこれが終わったらすぐに
自動車学校(シャコウ)に出かけていきました。

次は4年(10)吉村。不届きにも、吉村が天草Webの駅を説明をしていました。^^

そして2年(12)坂本。


2時間ほどの取材終了。(以上の写真撮影は3年(11)藤本でした)

どんな映像にまとめられるのでしょう?
公開は3月21日ということでした。「元気!わくわく!くまもと」のサイトで公開される
はずです。

ところで、サイトを見たら第3回「中校区向山校区」の回にM2(12)大塚が出演している
ではありませんか! 驚きました。
ガリラボは熊本市にたくさんの貢献をしているようです。笑


<おまけ>
外での撮影の様子です。
その後、皆さんから「シャコウの子」と呼ばれることになる4年(10)辛島。楽しそうです。^^

撮影 吉村



2014年2月27日木曜日

どのパターンを選びますか?

今日は8:40から3年(11)藤本と2年(12)尾堂が2人で
勉強会をやってました。
心理学の続きでしょうか。いいコンビですね。

2、3日前に藤本からアポを取られ、11:30からはチームJob'sの
相談に乗りました。
藤本、尾堂と私の3人で、アンケートの内容について吟味。
二人が提案したアンケートを見て、回答が難しいと率直な意見を
伝えておきました。
色々な他者の視点にたって物事を考えていくのはほんと難しい
ものです。
3人でそんな雰囲気の話をしていたように思います。

その後、午後からは私はずっと会議でした。
ガリラボでその後起きていたことは不明ですが、3年生の新しい
空港チームが打ち合わせをしていることに、会議に行く前に気づき
ました。
頑張っているなーと思いつつも、一言追加すると、ちょっとこれは違う
なーとも思います。
やり方が少しずれている。
卒論でやっていくには、たぶん、この感じでは発展は難しいでしょう。
何が拙いか、もしこれを読んでいたら、よく考えてほしい。
で、何が拙いのか自分たちだけで考えず(たぶん、自分たちだけでは、
文殊の知恵のレベルでしかなく、たかが知れているでしょうから)、4年の
モデル的であった人たちに話を聞いてみるといい。
そして考えてほしい。
私が何が今一つだと感じたのか。
学生GPは、幼稚なレベルで終わる訳にはいけません。
自分たちのレベルを越えていかなければなりません。
ストーリーテリングによる知識の伝承(巨人の肩の上に乗る)を積極的に
やってほしい。

夕方、大学の外に出ました。
また、今日は朝から4年(10)吉村は用事で来れないというでした。
ただし、夕方にも戻って来れるかもとの連絡を私にしていました。
ただまあ気になるので、念のために、外出の帰り21時頃にガリラボに立ち
寄ったら、吉村が戻っていて(私と入れ替わりだったようです)、明日の準
備をしていました。
信頼とはこんなことかなと感じました。

私からは、ここで挙げた3つのパターンはそれぞれが全く異なって見えています。
今後、自分たちがやっていることを発展させていこうと思ったら、どういった
やり方をやっていくべきか考えていきましょう。

知恵を絞った先にだけ発展はあります。
 

荒尾の先生方の研修のこと、トッピー誕生の裏話のこと

昨日(2014/2/26)のガリラボ通信に掲載しましたが、荒尾市の教務主任の先生方が
研修でガリラボにやってこられました。

院OB(11)白樫が、ガリラボでは多くのゼミ生が卒業時までにはかなりの成長を遂げて
いくといったことを教務主任会で話したことがきっかけに実現した研修でした。
新人の先生たちの育成もあるでしょうから、ガリラボでの育成方法を知りたいということで、
研修のタイトルは「人材育成に関する学習環境のデザイン」としました。
(こんなテーマで話をするようになるとは、数年前には思っていませんでした。未来は ほんと不透明です。
 当たり前ですけど)

午後1時。4年(10)吉村と辛島が準備を始めました。せっかくだから、工夫をしようと、
ここでもガリラボイズムを発揮し、瞬間的な企画を始めました。

出来上がったのが、これ(↓)。

パワポと手書きを組み合わせてみました。
如何でしょう? 今ひとつ!?笑
なお、出し方を一つ工夫し、スライドは後で出すようにしておきました。
プロジェクターから投影された時に初めて全体が完成するようにですね。
(実際にそれをやってみましたが、反応は今ひとつ。工夫の余地ありの
 企画ということを実験的に検証することになりました。笑)

なお、ここで私が気づいたのがキャラクターの「トッピー」です。
最初は、TVとかに出てくるものだと思っていたら、なんと、辛島のオリジナルゆるキャラ
とのことでした。
2013年の白亜祭で「未来の郵便」のリーダーをやったとき、何か「突飛」なことを
やっていきたいと考えていた「未来の郵便」チームの中で作り出したものだそうです。
それに辛島の画力との相談の結果、アヒルになったのだとか。
いい、キャラですね。
トッピー。ガリラボで使わせもらいたいと思います。


M1(13)坂口、4年(10)辛島、吉村でお茶やお菓子の準備!!


14:30に研修開始。
写真はM1(13)坂口がチェンジラボについての理論と実践について荒尾市の10名の
教務主任の先生方に話をしているところです。

 
一方、私は、LPPをフレームワークにして、ゼミというのはきちんとした教育カリキュラムが
ないのに関わらず、一定の人たちは、かなりの成長を遂げていく謎を解説しました。
その秘密は、実践への参加
そして、そのための必要条件が正統性を与えられているかどうかです。
このことは、非常に強力な意味をもっております。
上の写真で辛島と吉村、そして写真には写っていませんが坂口を含めた3人が「準備!」を
している。。
何故、この3人なのか。
それ以外の人でなく、何故、この3人なのか。
何故、この3人だけが、こうした研修の準備ができて、あるいはやってよいのか、というところが
非常に大事なことなのです。
それが優れた学習が生じるかどうかを決めている。
周辺的な実践ですが、こうした準備ができる、ということの意味は、どんなに強調してももいい
のです。
それぐらい重要なことです。
こうした周辺的実践が、ガリラボが持つ高いレベルの知識にアクセスしていく可能性を
開いていくのです。
 
そうした実践への参加が、教育カリキュラムがなくても、非常に高度なレベルの知識を獲得
していける秘密なのです。
LPPが教えるのは(非常に大雑把ですが)そういったことです。
私からはそういった話を30分ほどでしましたが、やはりこの短い時間でLPPのことを伝える
のは難しいです。

最後は吉村による講演。
なお、吉村にとってこの講演も大事ですが、実は、ここに来るまでの私や坂口と一緒にやって
きた準備(打ち合わせなど)が非常に重要なのです。
そこで豊富な知識がやり取りされている。
講演とは真正性を提供します。
だから、人に入念な準備を要求する、強要する。
それが非常に重要です。
実践を駆動し、参加を深めていっいる。
講演をすることの大事な意味はこうした学びを場を提供する実践を駆動することであり、講演
そのものは知識という観点ではそれほどに重要な意味をもたないだろうと私は思っています。
坂口と吉村を発表させると言うのは、荒尾の先生方には申し訳ないことですが、先生方を利用
して、発表という実践によって、ガリラボへの参加を深めさせていくことを狙ったものでした。
(Win-Winの関係になっています)

講演は3年(11)藤本も参加。
ガリラボの知識の高度な部分に向けて周辺参加を開始しました。

講演後、引き続き1時間ほどの意見交換会。
吉村による司会進行でした。ホットな質疑となりましたが、私とのやりとりだと
やっぱり固い話になってしまい、場がちょっとばかりまじめになってしまいますが、
吉村がいるとそこはまるで違います。
「今日の給食は何だったのですか」との質問で場にいっきに笑いをもらたしました。
こうした質問で、場をあれほどに和やかにできるのは、学生でしかできないですね。
ある意味で、学生だけが持っている特権のようなものです。
地域に出て行ったときにもこの力が大きな役割を担うことになります。

16:30に荒尾の先生方をお見送りした後、どやどやと2年生を主力にゼミ生が
入ってきました。
道場に入れる新しい椅子が届いたのです。
これであの壊れた(割れている)椅子ともおさらば。
裂け目に指や服が挟まってしまう危険な状態からようやく回避されます。
事務局に感謝。m(_ _)m

 
 


熊本市・荒尾・東北・フランスからの土産

昨日(2014/2/26)の話題です。
この日は、各地からたくさんのお土産をいただきました。

まずは熊本市内から。OG(09)本多が休暇とのことで久々に顔を出しました。

大江だったかな(?)のお菓子屋さんからたくさんのシュークリームを持参して。
10個入ってましたが、このとき、ガリラボには10名いたようで、瞬間的に消費
されたかと思います。


荒尾市の教務主任会の先生方からも差し入れをいただきました。

愛嬌(あいきょう)まんじゅう。おいしいお菓子でした。先生方への講演が
終わった後、夕方に開けたわけですが、そのときもガリラボはたくさんのゼミ
生で、あっと言う間に消費されていきました。
なお、私には別のものを頂き、ガリラボに置いとく訳にも行かず、それど歩いて
持ち帰るのは無理だったので、OG(09)本多からもらっていた私の分のシュークリ
ームと引き換えに吉村と辛島に私の自宅まで運んでもらいました。^^


お昼、2年生(12)の幹部が集まり、4月以降のゼミについての打ち合わせを
しておりました。幹部が、偶然、女子学生ばかりになってしまいましたが、
なかなか楽しそうにやっています。この打ち合わせを踏まえ、来月末に、私が
入る形で正式にやっていく内容を固める予定です。ひとつは、学生自主研究を
想定したテーマにすること、またもやいすとシニアとして活動してもらうつも
りなので、ファシリテーターとしてのトレーニングなどは含めていくつもりです。

2年(12)森からの東北土産。ボランティアで復興支援にでかけてきました。
土をふるいにかけ、不明者の手がかりを探る地道な作業に従事してきたそうです。
海を見る自由の話をたまにガリラボではしますが、いい時間の使い方をしています。

東北土産の中身です。手は、2年(12)尾堂。水の国くまもとの映像「奏」以来の
手での出演です。笑


お局化しつつある3人の目の前にあるのは4年(10)石原のフランス土産。

こんなのです。帰ってきたばかりですが、石原は、明日からは韓国だそうです。^^;

 
以上、色々なところからのお土産で賑わったガリラボの様子でした。


2014年2月26日水曜日

荒尾市の先生方への講演

今日の午後は、院OB(11)白樫との縁で、荒尾の小学校の教務主任の先生方10名に
対して、LPPを踏まえた人材育成についての話をしました。


私の話もですが、学生の話もよかろうと考え、M1(13)坂口によるチェンジラボの
話をしてもらい、


4年(10)吉村にはプレイフル・ラーニングの話をしてもらいました。


3人で講演っぽいのを1時間して、その後、1時間ほど意見交換会しました。
人材育成だけでなく多方面の話題で、いい雰囲気の意見交換ができたように
思います。
これも吉村に司会進行をさせたからでしょう。
やっぱり、学生というのは大きな力を持つ存在だなと思いました。
 
簡単ですが、今日は多忙につき速報の形で終わりたいと思います。
詳細は明日にでも・・・。

この機会を作ってもらった院OB(11)白樫、また嫌な顔ひとつせずに、
協力してくれたM1(13)坂口、4年(10)吉村には大変感謝しています。
ありがとうございました。m(_ _)m


2014年2月25日火曜日

土曜日のワークショップはどうなる?

大学は今日は前期入試でした。

明日の荒尾の先生方の前で話す準備はおおよし整い(4年(10)吉村も辛うじて
間に合ったようです)、今日はほぼ1日、来週3月7日のシンポジウムの準備を
しておりました(こちら)。

思いのほか準備が進まず、未だに発表内容のプロトタイプを仕上げるところまでに
至っておりません。
こんなに遅いのはあまり経験ありません。大変、まずい状況です。
  

マズイと言えば、今週の土曜日(3月1日)に迫ったラーニング探求塾で
実施するワークショップについては、プロトタイプの骨格が出来上がり、
事務局が次のFacebookへの投稿で参加者のみなさんに意見を投げか
けているようですが、まだ良さそうな反応はもらってないようです。



やっぱりこれだけでは、個人で考えるのは難しいのでしょうね。
参加者には別の資料も送っていますが、なかなか意見は出しにくいようです。
ワークショップも、プレイフル・ラーニングで上田さんたちがやられていたように、
実際に会う前から参加者に何らかの行動を促していくのが良いデザインだと
すると、どうもそこのところが今回は課題があるようです。
終了後、この辺りもリフクレションにて考えるべきかもしれません。

さて、プレイフル・ラーニングに関して、著者のひとり中原さんが、本日の
ブログで取り上げられていました(こちら)。
ポスト・プレイフル・ラーニングをやろう、と。
いいですねよね、こんな感じの軽く、大変なことを前向きに考えられるところ。
ラーニング探求塾もこんな感じがいいですよね。

動きつつ、カタチをつくっていく。

明日は事務局の二人と私は多忙なため時間がありませんが、27日は、
事務局の2人の軽いフットワークで、動きながらワークショップのカタチを
作っていってほしいです。
ポスト・プレイフル・ラーニングを先にラーニング探求塾でやってしまいましょう。笑



 

2014年2月24日月曜日

きくりん人の発表@三里木/徒然に今日のことを

今日は18時から、菊陽町三里木商工繁栄会の総会があり、この場で、きくりん人が
繁栄会から委託を受け夏から取り組んできたECOステーションの調査活動について
報告を行いました。

きくりん人の3年(11)藤村、西口、谷口が参加し、報告は藤村が行いました。
後藤町長も参加されている中、ECOステーションの成果をアンケートとインタビューに
よって明らかにした事実を10分ほどで報告しました。
淡々とした語り口で、商店街の人たちとは異なる調子でしたが、よく通る声で発表し、
最後は大きな拍手をもらっておりました。


昨年6月の最初の打合せから(ガリラボ通信2013/6/13)から始まり、その後、
ECOステーションの開所式(ガリラボ通信2013/9/7)から始めた調査活動は、
本日2014/2/24をもってようやく終わるわけです。
ほぼ卒論に匹敵する長丁場で、また下手な卒論よりは遥かに濃密な活動を展開して
きたきくりん人でした。
淡々としたチームで、まさにカタツムリの速度でしたが、良い形の成果をだして
くれたと思います。
お疲れ様でした。

この日は、発表を終えるとすぐに帰りましたが、後日改めて、繁栄会の方と
お疲れ様会をやることになりそうです。
 
----以下、徒然に今日のことなどを・・・・

今週末の土曜日迫ったラーニング探求塾での行うワークショップの内容が決まって
おらず事務局の4年(10)吉村とM1(13)坂口は背水の陣の状況。
打合せを延々と・・・。
徹底した議論の後、この大変さは自分たちだけで独り占めしているのはもったいないと
いうことになり、参加者にも分けてあげようと、告知して意見をもらうことにしました。
事務局からの長い告知文の最後は、
  とこのような、枠組みだけ設定しました。
  あとは肉づけをお願いします!!!!!!
  でないと、つまらないワークショップになってしまいます(>_<)!!
  いやだ!!
  事務局
となっていました。送られてきたこの文章を見て、吹き出しました。
 
ある用件で、院OB(06)小松と会い、30分ほどでしたが話をしました。
話してわかりました。
私がある勘違いをしていたことを。
齟齬はコミュニケーションによって発生することもありますが、同時にまた、コミュニ
ケーションによって消滅させることもできる。
そんなことを体験した日でした。
先日、書き終えた論文(合意形成過程の理論)で理論的に検討したことを今日実践
することなりました。
久しぶりに小松と話すことができ、色々と勉強になりました。
  
4年(10)吉村が急須でさっとお茶を出してくれたのですが、その様子はもう完全に違和
感がなくなり、ガリラボにひとつの文化が創り出されているなと思いました。
このまま、この文化が伝承され、根付いていくことを期待しています。
  
夕方、三里木に出かけ、きくりん人が参加した総会が終わったらとんぼ返りして、大学に
戻りました。
やらないといけないことが山積みになっています。
そのため、かなりの作業を今現在、吉村に投げています。
そんな状況ゆえ、今は、吉村がいないともうガリラボは回っていかないだろうと思います。
それほどに、やることが無茶苦茶に多い。
(私ひとりではもう処理できないレベルに達しています)
今日は、ガリラボの活動について取材をしたいとの連絡が来ました。
今週末のことです。
MEGさんという方が来られるらしいですが、電話で聞いたときには誰なのか
知らないので「はぁー」ぐらいの返事をしておりました。
(後で、どんな人なのか吉村が教えてくれました)
電話の後、取材先からメールで届いた取材用資料は、ほぼ目を通さずに吉村にそのまま
転送し、後よろしくと、頼みました。
必要なゼミ生にそれぞれ振り分けていってくれるはず。
たまにいるのではなく、用事があるとき、ほぼ近くにいるという存在は大きいです。
門前の小僧と言いますが、こうした人たちがいつの間にか高度なレベルにまで学びが
進行していく理由はこういったところにあるのでしょう、きっと。
不定期にしか会わないと、難しい仕事を一緒にやっていくのはなかなか難しい。

明後日、院OB(11)白樫からの依頼で荒尾の先生方に話をすることになっていますが、
その準備がようやく終わりました。
次のは私の分。LPPについて、つまり門前の小僧理論について話しをする予定です。  

次のは坂口の分。坂口はチェンジラボによって拡張による学習のサイクルを
駆動していくことについて、これまでの研究成果を話す予定です。

もうひとりの講演者4年(10)吉村はどうもまだ準備が終わっていないようです。
明日が締め切り。徹夜で終わらせるでしょう、きっと。
3人が話した後には、我々3名(+1名=3年(11)藤本)と荒尾からの先生方10名と
1時間の意見交換会。
司会進行は吉村の予定です。^^;
ほんと多忙です。笑
 

 

2014年2月23日日曜日

新しいプロジェクトを立ち上げます!

午前中、2年(12)坂本よりメールが届きました。
チームJob'sが今度開催するI.cafeのトークテーマの相談でした。
金曜にテーマ内容はもらっていたのですが、来週で良いのだろうと
判断し、他のことを優先しておりました。
そうしたら、催促が来たのです。
私の動かし方を心得てます。笑
改めて、じっくりと読みました。
その結果、「やり直し!」というきつめの返事をしておきました。
何をしたいかのか、根本部分がしっかりしていない。
ふわふわしている印象を持ったのです。
この企画の意味を考え直し、それをふまえた上で、考え直すよう
メールに書いておきました。
映像作りでも同じような感じですね。
最初は、何を伝えたいのかさっぱりわからないけれど、そのことを
契機にもう一度真剣に考えることで、内容が洗練され素晴らしい
ものが出来上がっていきますが、それと同じで、まず何をやりたいの
か自分たちの中ではっきりさせて作業にもう一度戻り、自分たちを
しっかりと納得させるものが出来上がれば、自然にトークテーマは
良いものが出来るでしょう。
とりあえず作ってみて、それから修正修正修正、ぎりぎりまで粘り修正
途中で思考の手を抜いたり、ましてや停止したりしてはいけません。
考え続ける
そうやって初めて良いものにたどり着きます。
そういうやり方(スキル)を身につけると、色々な場面で応用していける
はずです。
 
私は今日はほぼ1日中、インプット作業(勉強)でした。
アウトプットの連続で枯渇しがちな頭に、日曜日のインプット作業は、
砂漠の緑化作業の如くで、良いリフレッシュになります。
(ただし、今日は午前中は家族との買い物。電気屋とか家具屋さんとか久々に回り、
いつも大学に閉じこもり、大学の人間しか見ていないからでしょうが、少しカルチャーショックを
受けました^^)
お昼から「自分ごとだと人は育つ」や「教育工学研究の方法」そして「教学IR」と、
それぞれM1(13)坂口、4年(10)吉村、シンポジウム用の文献を読んでおりました。
互いに無関係なのですが、これらを読みながら自分の中でカオスだったものが、
一つにまとまっていく感じでした。
もっとも、まだしっかりと形には出来ていません。
とりあえず、これまでの培ってきたガリラボの知識を土台に新しい(かどうかは不明
ですが)ワークショップ作りに挑戦しよう、と。
評価を組み込んだ形のものをデザインしてみよう、と。
それを具体化するために、ガリラボ内で研究会を立ち上げようか、と。
そんなことをぼんやりと企画してました。
実は、9月にガリラボのゼミ生の協力を得て(予定ですけど)、集中講義で
新しい科目に挑戦します。
予定では200人ぐらいが参加する4日間の集中講義をフルに使って、その新しい
ワークショップを導入しようと思っているのです。
科目は、もやいすと育成プログラムという大学が全面的に売り出している目玉科目の
一つです(来年度から私が担当します)。
これまでの担当の方々が蓄積されてきたノウハウを踏まえつつ、そこにガリラボが
培ってきた学習論や教育評価の知見とをきっちりと組み込んだ、プレイフルな場を
創出したいと思っています。
県立大学のこれまでの講義の常識を超えるようなプレイフルで教育効果の高いものを
実現したい(夢は大きくです)。なので、わがままを言って、この科目専用に学内リ
ソースを贅沢に使わせてもらおうかと思っています。
  
目玉科目でもありますので、その企画には、私だけでなく、大学内のたくさんの関係
者が関わることになります。
ちょっとした大きなプロジェクトになります(実は、ある予算申請をするのですが、
それがパスすれば、かなり大きなプロジェクトになる予定です)。
大学と関わりながら、このプロジェクトは進行することになるでしょう。
4年(10)吉村にそのデザインを担当させるつもりです。大学院の研究テーマの一環です。
研究会には学部ゼミ生も入ってもらい、そこで企画にタッチしてもらいながら、
ファシリテーターのスキルを育成していきたいと思っています。
まだぼんやりとした内容ですが、この新しいプロジェクトは、真正性が非常に高く
なります。
そういった場ですから、参加すると大きく成長することになるでしょう。
これから徐々に形を考えていきますが、4月になったらすぐに、プロジェクト推進に
向けた研究会を立ち上げます。
希望者は挙手!
 
 
 

凍える少年に向けた人々の判断と行動

世界中の注目すべき物語をシェアしているサイト「{life}buzz」にあったのが次の映像。
凍えている少年に対して人々がどういった行動をとるかを撮影したものです(出典)。



原文には、
 人生は短い。
 愛はシンプルだ。それが、われわれが真に持っているすべてだ。
 それが、われわれを繋げる。
 ・・・ 
 人間的であれ。
といったことが書かれています。
非常にシンプルな構成の映像で、どこでも見かけそうな映像ですが、でもだから
こそ、(話していることはまったくわかりませんが十分に)人間って根源的にどう
いう存在かを考えることを要求しているように思います。
 
自分が出来ることを、その場で判断し、そしてその場で行動に移す。
意外に出来ない(理性ではわかっても、行動に至らない)。
より、人間的でありたい。
 


2014年2月22日土曜日

ついに休日にも勉強会

土曜日ですが、ガリラボでは、午前中から4年(10)吉村との勉強会でした。
当初、予定していた時間枠に私の急な仕事が入り、別のところに移動するには、
平日だと十分な時間枠を確保できなかったのです。
現在、私のスケジュールが非常に過密になっているせいです。
ただ、思い切って土曜日にやったら、静かだし、時間はあまり気にしないでいいし、
非常に突っ込んだ勉強ができました。
いつもは時間を切っているので、どうしても表面的に終わることが多く、フラストレー
ションが溜まることが多かったので、その点は解消できました。
休日の勉強会は意外に悪くないものですね。


現在、二人で読み進めているのは次のテキスト(↓)です。
今日は相関分析法の事例や眼球運動と心的負荷の関係を実験的に検証する
といった測定方法についての章を読みました(吉村、今度はしっかりとしたレジメを
作ってきていました。ただし作り過ぎていましたが・・・)。
今日の分を終わり、残りの章を眺めてみたら、どうもチンタラやっていると3月までに
終わらないことに気づき、次回から2倍のペースでやることになりました。
週に2回づつやっていきます。
週2で、読んでまとめて発表するわけですから、吉村にはかなりの心的負荷がかかる
はずです。過渡な負担になっていないか眼球運動でチェックしておきたいと思います笑。


吉村と勉強会をしている横では、2年(12)目代(もくだい)がゼミ新聞の動画として使う
映像編集を行っていました。

キャリア形成論(ガリラボ通信2014/1/25)のOB(05)山口、OG(03)宮川の二人の
勇姿を「卒業生の今」として映像で表現しようとしているのです。
いくつかの制約があるようで、なかなか難しいと話していました。
こんな感じでゼミの学生が作業しているのを見ているのは楽しい。
地道にコツコツとやっているのを間近で見ているのはほんとに嬉しくなります。
さて、どういった映像が出来上がるのでしょう。
山口や宮川のお二人も、どんな映像になるのか、どうぞ楽しみにしておいてください。
 
 
 
さて、定期的に難解な専門書を前にして、1年前に、こういうのを読むことになるとは
想像もできなかったなと、吉村と話をしていました。
信じ難いといっていいほどです。
1年前だったら、「何の役にも立たない」と判断しきっと見ることはなかっただろうと
言ってました。
そう思うと、1年とは短いようですが、しかし、人のアイデンティティ(人格)を変えるの
には十分な時間なのだということがわかります。

まだ年度末ではありませんが、みなさん、それぞれどういった1年を過ごしてきたでしょう?

話しは飛びますが、、、、
先日、ある大学でボランティアでスポーツ系サークルの監督をされていた方と話を
する機会がありました。
成長したいという欲求が強いとき、そのサークルはその方に監督になってほしいと
依頼にやってくるのだそうですが、そうでなく、仲良しクラブ的で楽しくやりたいときには
依頼に来ることはないのだそうです。
監督に就任してほしいと依頼のあったとき、そのチームは全国大会に出ているとのこと
でした。
実に分かりやすい例ですね。
人は、成長しようと思っても、それは自分たちだけでは難しい。
他者(特に学生の場合は、大人)の介入を必要とするのです、成長のためには。
それが分かっている人たちは、介入を受け入れようと工夫をしています。
一方、そうでない人たちは、逆に、介入をできるだけ遮断するよう工夫する。
その差が、将来的には非常に大きな違いに繋がっていくのかもしれません。
 
そう考えると、ガリラボ通信2013/7/13で紹介した、
  オープンであること、
  閉じぬこと、
  そして、問い続けること。
は、単純に問いについての狭い意味だけでなく、他者との関係についての主張と捉える
こともできるなと思いました。
ヴァルネラビリティという言葉もこれに近い。
オープンマインド無しにはたぶん成長は難しい。
そう思います。
 



大塚・坂本の修論完成祝い

ガリラボの大学院生では恒例となった修論の完成祝いを昨夜行いました。
新市街の「くろねこや はなれ」というお店で18:30から。


修論を無事に完成させた二人(坂本、大塚)です。


はっきり言って、非常に苦しい道のりでした。この二人も、そして私も。
こんなに大変なのかと思うほどに(ほんとに)大変でした。
私は、よく二人の修論の添削のことが夢に出てきていましたし、二人は
さらに追い詰められていたことでしょう。
体力と気力が極限まで求められる、そんな状況でした。
だけど、そういった大変さは成長の糧となるものでした。
だから、終わってみると感慨深いものになる。
その時に、楽しかったことなど、思い出としてはあまり大したことはない。
大変だったことを、誰かと一緒にやってきたことが、思い出には一番残るものです。
この夜の完成祝いの場で、これまでを振返ってみると、やっぱり大変であったことが
話としては一番盛り上がりました。
大学院生とは、大変ですが、そのおかげで、新たな発達の最近接領域が生まれ、
そから次の可能性を見つけ出していく、そんな時間ではないかと思います。
反省としては、特にM2となって、ガリラボと院生室という隔離された空間にいた関係で
単純接触が減り、その結果、ちょっとしたことを言う機会が激減し、それが多様な人との
関係づくりをしていくための機会を少なくしてしまった。
学部卒の院生の場合、この点は反省点として残ります。もっと、多様な人たちと関係させ、
経験をさせるべきだったと反省しています。
学習環境のデザインとはほんとに難しい。


終わって、次の院生M1(14)となる予定の4年(10)吉村が、大塚、坂本の二人にご苦労様の
意味でしょうが、プレゼントを渡しておりました。気が利く!
(PROGの結果によれば、気配りはかなり下の方だったはずですが、PROGがおかしいのでしょうか?)

 
 
この夜、完成祝いに集まったメンバーです。
この場は、M1(13)坂口がセッティングしてくれました。

 
大塚、坂本も残り1ヶ月少しで学生に別れを告げます。
私からこのメンバーにメールを送ったところ、坂口からの返信の中に、
  学生から社会人に向かう意義深い岐路の場面に立ち会わせていただいてる
  ように思います。
という一文がありました。
確かにそうなんですよね。
大学にいると、毎年、そういった場面に立ち会っているわけですが、毎年のこと
なので慣れてしまい、そのことを改めて考えなくなっている自分がいるように思います。
考えていたつもりですが、「つもり」で終っていることに、坂口のメールで気づかされました。
なんとなくではなく、学生と社会人という異なるステージをスムーズに移行できるような
手助けをできるだけしていきたい。
そしてそのやり方は、きっと、イベント的なものでなく、継続的に日常の中に埋め込まれて
いるべきだろうと思っています。
残りの日常はわずか1ヶ月ほど。
何ができるかわかりませんが、とりあえず出来ることは手助けしていきたい。