2014年2月5日水曜日

大塚との久しぶりの雑談

今日は非常に静かなガリラボでした。
3年生以下は試験中であるし、4年生はというと、卒業に向けて、
ゼミとは異なるモードに入ったようです。
私が見かけたのは、4年(10)漆島ぐらいです。
漆島は、お昼にやってきました。
で、13時に私はちょっと外出。
14時過ぎに戻ってきたら、同じく漆島がひとりだけでした。
その後、漆島も帰っていったので、私一人だけになりました。

まるで、土曜日にひとりで仕事をしているときのようでした。
非常に静か。。
3年(11)藤本が、試験が終わって帰り際に立ち寄りました。
少しだけ顔を見せ、帰っていきました。

16時になってOG(07)冨田と浦本が久しぶりに顔を出しました。
いつ以来でしょう。
1時間ほど(立ち話でしたが)取りとめのない話をしてました。
2月16日(日)の卒業生も集まる10周年事業プロジェクト会議には
参加するということです。

19時だったかな、M2(12)大塚が顔をだしました。
明日の口頭試問の件です。
準備のことを聞くつもりだったようですが、他に誰もいないのは、
ほんとに珍しく、大塚とマンツーマンで話をしたのはいつ以来でしょう?
瞬間的に、研究室は、サードプレイス(第3空間)へと変化しました。

院生は卒業旅行で●●●にいくのだとか。
サードプレイスで、卒業旅行の話を聞きながら、それもいいだろうけど、
そんなやり方の旅行で、大学院に2年間いた意味、あるいはこれで学生が
終わるという意味を、消費(消滅?)させてしまっていいのか。
お金で買う安直旅行で大事な意味を消費してしまっていいのかと、そんな話を
しました。(もちろん、優しくです^^)
私は、「卒業旅行」という響きがあまり好きでありません(キライです)。
旅行会社が、学生を顧客とするための商品として作り出したのに違いない
この言葉は(少なくとも私の時代には卒業旅行という言葉はありません)、
卒業までの貴重な時間を学生に消費させ、その代償として一過性の楽しさ
(エンジョイ)を提供してくれる。
そうしたものを安易にお金で購入しているわけです。
見事に消費社会に操られている。
 
そこには何の知性も感じません(少なくとも私には)。
エンジョイをお金で購入している(言葉は悪いですがちょっと低俗な)姿しか見えない。
いったい何のために勉強して来たのかと思うとですね、若い世代が、お金で何ごとを
買って済ませようという話題が出ている場に居合わせると、耳栓をしたくなります。
消費社会に絡め取られるだけでは、あまり良いことはないように思います。
どうでしょう。
お金で買うエンジョイはほどほどであるべき。
そこはやっぱりプレイフルであるべきではないかと思うのです、学生だったら特に。
院生であった2年間の意味を、消費社会の魔性の手に安直に渡してはいけない。^^
考えろ、考えろ、と大塚に迫りました。
だって、そういった思考を鍛え、プレイフルなモードに入るためにこそ、厳しい修論に
挑んできたわけですから。

第3空間となった研究室で、2人でじっくりと2時間近く話し、大塚はひとつの
決断をしました。
プレイフルなモードにも入ったようです。
いいことです。
そうでなければ、卒業までの2ヶ月を無駄に過ごすところでした。
 
もうひとつ大塚と話していたことがあります。
それは、院生になって、院生室に自分のニッチが出来た後になって、第3空間である
研究室をもう少しちゃんと利用すべきだったということです。
よっぽど精神に強く持たないと院生室はファーストプレイスになりやすい。
そうした場は、創造とは縁の遠いところになってしまいます。
そのことを特にM2になって感じていたようで、同じようにそれは私も感じていたところです。

今日みたいな創造的対話をする機会がなくなっていきましたから。
やはり無駄に思えるけれど、ずっとそこにいるというのは創造に向かうチャンスの
神様を捕まえるのに必須なんですよねぇ。
 
いくつかの条件がたまたま出そろい雑談ができました。
たくさん人がいたらたぶんやらない。
昼間だったらやぶんやらない。
それに・・・
雑談を阻止するいくつかの要因がとれて目出度く、大塚と私の雑談は極めて
創造的なものとなりました。
具体的には書きませんが、創造的でした。
糸井重里事務所にも近い雰囲気だったろうと思います。
2時間ほど2人ともに立ったままで夢中で対話していた。
座るのももどかしかった(たぶん)。
それほど楽しい(プレイフル)な場であったと思います。

ガリラボは、こういった対話をたくさんたくさん産み出していかないといけないと思います。
 
非常に楽しい時間でした。

明日はM2の口頭試問。厳しくいきたいと思います!^^
 



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