1月末で色々とやることが終わって、一区切りついた最初の休日です。
ただし、2,3年生は明日から始まる後期試験に向けて、勉強に勤し
んでいるかと思っています。
私も、卒論と修論の添削が一通り終わり、全員がきちんと提出したことを
見届けたので、力が抜けてしまったのか、今日はぼんやりと過ごしておりました。
拙いなぁ、と思いつつ。
小林秀雄が何か書いていたのですが、凡人とはやることがあってもサボってしまう
ような人のことを指し、それに対し秀才とは、やるべきことはサボらず、きちんと
迅速に処理していく人を指すとのことでした。
さすが秀才は、秀才だけのことはある。
真似したいものです。
ところが・・・と、小林は言います。
しかし、秀才と言えども、やることが無い時には、何もしない。
きっと休憩をするだろう、と。
そんなの、当たり前です。
与えられた課題を終われば、誰でもが休止モードに入るものです。
それは凡人だろが、秀才だろうが同じでしょう。
だから凡人の私など、一応やるべきことを終えたので、こうやって大手を振って
ぼんやりとしていたわけです。
とりあえず、小林は、そんな当たり前のことをかなりもったいぶって書いていました。
ところが、と小林は続けます・・・・少し記憶を先に進めます。
秀才はやることをやれば、それで終わる。
だけど、そうでない人がいるのだ、と。
やるべきことが全部終わったのに関わず、休むこともなく、何もないところにやるべき
ことや仕事を作り出していく迷惑な人がいる、のだと。
傍からみると大変迷惑な人なのですが、こういう人を天才というのだと小林は書いて
いました。
言われてみれば、確かにそうなのかもしれません。
天才とは人が何もないと思っているところに、やるべきことを見つけ出していく
特殊な人たちです。
ある意味では、せっかく休憩しているところに波風を立てる、周囲からしたら少し
迷惑な人であるようです。
でも、そういった人たちがいるから、私たちは次々に色々な新しい刺激を
もらい続けることができるわけです。
凡人の一人としてぼんやりとしていたとき、ある一瞬にそんなことが考えて
しまいました。
みなさんは、どのタイプに近いでしょうか?
さて、凡人も明日からはまた新しいやるべきことが始まります。
さぼらず、迅速にやるべきことを処理していこうと思います。
完璧を目指すよりまず終わらせろ(ガリラボ通信2012/2/6)
この精神で、明日からのやるべきことに向き合っていこうと思います。
少しだけ、やるべきことを自前で発見しながらですね。
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