2012年2月29日水曜日

食べるなキケン?

2年(10)吉村は、MOREの2年代表なのですが、今日は、MOREが
取り組んできた自主研究の実績報告の提出締切日でした。
STEPという雑誌作りも行っているので、平日より、春休みの方が
忙しくなっているようです。
午前中、吉村の報告書作りの手伝いで添削をしてやりました。
卒論以上に、丁寧に添削してやりました。
恩を仇で返すようなことはしないでしょう、きっと・・・たぶん。

午前中は3年(09)が大集合し、1年間のまとめ雑誌の企画会議を
していました。草原が編集責任者で、集まったのは、
村中、本多、谷、緒方、中島、市川
です。
これに松崎を加えたメンバーで雑誌作りを行うようです。
午前中で打合せを終え、スーツ姿の一部のメンバーはそれぞれに
就活などに散っていきました。
途中、本多の誕生日のお祝いのサプライズをやっていました。

午後1時からはM1(11)白樫とのゼミでしたが、居合わせた2年(10)
吉村と1年上田と話が弾み、途中、4年(08)谷口も加わりながら、
コミュニティの持つ恐ろしいほどの威力についての話をすることに
なりました。
吉村の野生的な瞬間を感じながらの話し合いとなりました。


ガリラボでは文房具としてよく利用する色鉛筆を購入しました。
吉村に名前を書いておけといったら「食べるなキケン」という
文言まで入れてあります。
この意味が分かる人は、ガリラボの情報通と言えるでしょう。
詳しくは吉村か4年(08)矢田に聞いてください。


夕方、2年(10)保坂がやってきました。
矢田は完全に星野だと思っていたようですが、その星野(もとい)保坂が
「ホウレンソウ入りますか?」と矢田に尋ねていました。
「いる」と矢田が答えたようで、保坂はすぐにでていき、ご覧の通り(↓)

空中庭園から山ほど草をとってきました(↑)。

草にしか見えない代物で、4年(08)矢田と谷口はご覧の通り。恐る
恐る匂いを嗅いでいます。
匂いだけから判断すると、「食べるなキケン」は色鉛筆よりも、この
ホウレンソウに貼った方がいいのではないかと(私は)思いました。

勇敢な矢田と谷口は、なんと、食べておりました。チャレンジャーです。┐(-。-;)┌

レタスのようだとの評価でした。
ホウレンソウ=レタス??
訳が分かりません。
レタスとの評価を下した矢田は、もらうのかと思ったら・・・
観葉植物にいいですねぇとか言ってます。。。
ということで、結局、その大量のホウレンソウは全て保坂が持ち帰ることに
なったのでした。

地産地消の上手をいく自産自消ということで、大変素晴らしいことだなと
帰る保坂を見ながらそう思いました。
まだ研究室には草と土の匂いが残っています。^^

・・・・・

ホウレンソウはおいておき・・・
午後、谷と話していたのですが、ゼミの予算計画を立てるため、3月中に
ゼミ会議を招集しないといけないですね。
さらに、その計画には、2年生(10)との共通部分もあるはずで、そうなると
09と10のゼミ幹部による合同ゼミ会議を開き、来年度のゼミの活動計
画の大枠についてすり合わせもしておかないといけない。
09と10のゼミ長の二人は、その辺りを少し打ち合わせをして、新学期の
始まる前に合同会議の開催についての話し合いをしておいてください。

2012年2月28日火曜日

ガリボイス2011(1月)~5人目の掲載(湯たんぽ愛用冬を乗り切る)

朝慌てていたので、つい読者のひろばを見過ごしていたようです。
帰宅後見直していて、そのことに気づきました。

ひろばには、3年(09)谷のガリボイスが掲載されていました。

今夜は風雨ともに強く、傘があまり役に立たない状況でした。
かなり濡れて手も足もかじかみながらの帰宅。
湯たんぽがあればなぁ、と思いながら、谷の記事を読むことになりました。
この湯たんぽ、東日本大震災以後の節電キャンペーンで、需要は大きく
伸びたのではないかと思います。

来年度は二つの学生GPが走る

今日はもうひとつ記録として残しておくべきことがあったの、
発行しておきます。

MOREがキャリアセンターの学生GPに取り組むことになり、その
打合せが午前中、学生GPラボでありました。
活動の連携先は「熊本県雇用環境整備協会」で、そちらから
お二人の方が来られ、大学側からは私とキャリアセンターの教員、
そしてMOREの2年生代表でもあるガリラボの2年(10)吉村と1年
生の藤本君です。

今日はどういった形で連携していくかの最初の打合せでしたが、
テーマのおおよその方向性は定めることができました。
学生と企業とが意見交換していく枠組みを作っていくための手法に
ついて調査(アンケートやインタビュー)データを踏まえて考察していく
というものです。
今後、その方向で研究計画を立て、その方向でMOREのメンバーが
活動してくれることになります。
指導教員は私となる予定なので、来年度は県北地域のARツーリズムと
MOREの活動の両方が並列に学生GPとして走ることになります。

どうなるでしょう?

もちろん先はよく分かりませんが、走ってみないと見えない景色も
あるわけで、とりあえず走りながら考えましょうということで両者一致
しています。

ということで、どうにかなるでしょう。


・・・・

午後のガリラボはたくさんの人で溢れていました(以下、すべてが同時に
いたわけでありません)。
(1年藤本、上田、2年(10)吉村、大塚(他ゼミ)、3年(09)村中、緒方、
本多、松崎、市川、4年(08)大塚)
それぞれに作業をやっていたようです。

4年大塚は最後の最後の調整作業でした。
夕方までに、今年度の卒業研究として取り組んだ県北地域のエアタグの
データ化作業を全部終えました。
ちょっと長すぎた道のりになってしまいましたが(次は早くに締切を設けま
せしょう!)、最後まで頑張りました。
データを玉名観光協協会の方に送付し、すべてが終わり。
16時ぐらいのことだったと思います。

県北地域については次の活動がもう始まります。
3月9日には新しい活動について、アイデアだしのため、観光協会とブレーン
ストーミングをガリラボで行います。
次から次にやることがやって来ます。
なかなか、楽しいものです。


三里木商工繁栄会総会での電子書籍紹介と反響

昨日(2012/2/27)の19時から、菊陽町三里木商工繁栄会の定時総会が
ありました(場所は季酔宴さん)。
総会の最後の「その他」の議題として、ガリラボ09ゼミ生が三里木で取り
組んだ電子書籍の発表の場を設けていただきました。
自分たちが取り組んだ結果を、当の三里木の皆様に紹介するわけで、か
なりの緊張の中で出かけていきました。

この日の総会に乗り込んだのは私と3年(09)中島、緒方です。
また、これは菊陽町との地域貢献研究事業としても一部取り組んでいる関
係で、菊陽町役場からは窓口の院OB(06)の黒田が参加しました。

総会が始まる約1時間前に入り、プレゼン準備のため機材をチェックしている
中島と緒方です。


この日はiPadで電子書籍を見てもらったのですが、同時に、プレゼン自体も
iPadを使いました。
作成した電子書籍は「豊後街道・三里木ふれあい街歩き」と題するもので、
三里木商店街のお店のインタビュー記録を下に、お店を文章、写真、動画で
表現したものです。
私が言うのものなんですが、かなり良いものに仕上がっています。

総会が始まって1時間ほど経った最後にプレゼンをさせてもらいました。
写真は、プレゼンを聞かれている三里木の商工繁栄会に皆様です。
町長さんは遅れて参加されましたが、来賓で来られている町会議員さん、
役場の方々など含め、かなり熱心に聴いていただきました。


最初に、黒田より、取り組んできた事業の枠組みを簡単に説明してもらいました。
(ほとんど見えませんが、奥でiPadでpdfファイルを緒方(グレーの服)が操作しています)


続いて中島が取り組んできた内容を説明しました。
プレゼンは電子書籍がメインでしたが、研究室の活動も簡単に紹介し、その中で
KABふるさとCM大賞に一般の部3位に入ったことに触れた時には、会場から
は歓声が上がったように思います。

その後、電子書籍の紹介でしたが、三里木が題材で使われていたこともあり、
みなさん、かなり熱心に(食い入る感じでした)プレゼンを聞かれていました。
この日、中島は発熱しており、さらに喉も痛いということでしたが、最後まできっ
ちりプレゼンしてくれました。
後で、繁栄会会長さんの山本さん他、参加されて何人かに聞いたところ大変
良かったと誉めていただきました。

さらに、この後の懇親会も終わった最後に、菊陽町商工会長の布田さんが、
総会参加名簿に大学の名前があり、今日は何があるだろうかと不思議に思って
いたけれど、電子書籍の発表を聞いて、すごく良かった。
情報発信のあり方として素晴らしいと誉めていただき、何かあれば今後協力して
いきますと応援してもらいました。

三里木商工繁栄会および菊陽町役場のからは今後の活動に全面的にバック
アップすると約束していたいただいたので、今後、この活動をさらに展開し、卒論
へとつなげていく強力な足場を作れたように思いました。

それほど良い発表でした。

これも中島の真摯な態度と緒方と息の合ったプレゼンの成果だったかと思います。
土曜日(2/25)に急きょ決まったプレゼンだったので、打合せはほぼゼロの状態
でしたが、発表者(黒田、中島)とiPad操作の緒方の呼吸は(お世辞抜きに)ほんと
に良かった。
発表を横に見ながら、そう思いました。
とうことで、私自身は横で左うちわで気楽でした。 ♪(´ε` )


引き続き、懇親会です。
ガリラボの席も来賓として設けてもらっていました。
(中島は発熱のため発表後はすぐに引き揚げ、緒方と黒田は残りました)


20時から始まった懇親会は商工会のみなさんと来年度の活動に向けてかなり
親交を深めることができました。
下の写真は、22時頃のもので、左からなないろ写真場さん、季酔宴さん、
たわらや酒店さんです。
ガリラボ09ゼミ生はわかると思いますが、今回の電子書籍(試作版)に登場して
いただいた皆さんです。


懇親会の場のあちこちで私はくまモン名刺をばらまきながら、色々な業種の方と
話をし、特に偶然横になった富士フィルム九州の総務部長さんと話があい、富士
フィルムの「桜祭りを取材に行きますのでよろしくお願いします」と、ゼミ生に無断
でお願いをしておきました。
桜祭りは4月1日です。きくりん人のみんな、準備をよろしく。^^

あちこちで懇親の和ができていましたが、どうみても、本日のベストショットは
これかと思います(↓)

ツーショットの片方はもちろん3年(09)緒方です。
もう片方のご年配の方はというと、菊陽町の後藤町長さんです。
二人で仲良く、iPadをいじっているところを撮影したものです。

このショットを撮影した直後、懇親会はお開きとなりました。

帰宅後、名刺入れを見たら、後藤町長の名刺がなぜか2枚入ってました。
この日、2回も名刺交換をしたようです。町長さんの名刺入れにも私の
くまモン名刺が2枚入っているのでしょう、きっと。┐(´∀`)┌ 


今回の総会への参加はかなり急な話でしたが、どうにか乗り切り、またそんな
状況だったにも関わらず、大きな成果を得ることができたプレゼンだったと
思います。
これで、今後も菊陽での活動が継続することになりました!
きくりん人のメンバーは、この日の大学と地域との関係も卒論を書く際の重要な
情報となるので、情報を綿密にメモしておくことを忘れないように。
ぼんやりしていては、いけませんよ!
和やかにしながらも、目と頭はフル稼働させるんです。
研究活動の一環なんですから!

ソーシャルメディアのマスメディア化

本日、Facebookを開いたらご覧のようなメッセージがトップに現れました。


災害時に安否確認にソーシャルメディアを利用するための日本全国規模での

テストだそうです。
素晴らしい取り組みですねぇ。
昔だったら、TV、ラジオ、そして新聞に限定されていた機能を、ソーシャルメ
ディアが果たせるようになる可能性を開いていくものかと思います。
さらに、旧式マスメディアだったら、取材が必要なところを、ソーシャルメディア
は、いわゆる当事者が入力する(発生源入力)が基本なわけで、この点が
さらに素晴らしい。


当事者は、とりあえず「無事を報告」をクリックすればいいだけみたいで、緊急
時にはこれ以上ない便利なツールになりそうです。


組織メンバー全員がFacebookに登録されていれば、メンバーの安否確認が
できるわけで大変いいことです。
もっとも、ソーシャルメディアだけではすべてをカバーするのは無理でしょうから、
旧来メディアとの組み合わせが必要になっていくでしょう。
ただし、その際の旧来メディアは従来通りの性質ではなくなります。

社会に埋め込また道具の場合、古い道具は消滅するわけではなく、新しい道具
との関係でその性質を変化させていきます。

旧来マスメディアとソーシャルメディア。
両者そうした関係の中で、互いに影響を与えながらメディア環境は変貌を遂げて
いくはずです。

日本全国というマスに対してソーシャルメディアが実験的にせよ、使われている
現実を目の前にして、メディアが大きな変化のうねりの中にあることを強く印象
付けられました。


2012年2月27日月曜日

(アナログリテラシー+デジタルリテラシー)÷2=理想?

M2(10)松尾が、学生の成長というテーマで書かれた次のブログを紹介
してくれました。

ICTは学生の成長を妨げる?  
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20120220/227384/?P=1

学生の学びをテーマに修士論文を書いた松尾なので、内容的にかなり
共感するものがあったのではないかと思います。
これを読み、前半は私自身が考えていることと、レベルの差はあれ、
ほぼ重なっていて、世の中の趨勢としてこうした考えが普及している
ことを再認識しました。

一方、後半のICTについても確かに指摘されている通りかと思います。
情報化を進めようと思っている身としては、このあたりをどうクリアするか
が、課題だなと改めて感じています。
ただし、このことは学生だけに限りません。
社会人であっても同じような行動パターンを行っているようです。
これについては、IT断食という話題で、この点を先日(2012/2/11)の
ガリラボ通信で紹介したばかりでした。

ICTをまったく使わないとか、逆にそればかりで全てを済ませていくとか、
そういった極端になるのが拙いようです、どうも。
言われなくてもわかっていることですが、しかし、バランスを取ることは
意外に難しいものです。
中庸であることをどう維持するか、そこが課題になるのでしょうねぇ、きっと。
みなさん、何事もやることは極端にやってスキルを磨き、あるレベルを
越えたら、真摯な眼で周囲を見ながら、中庸の精神で臨んでいきましょう。
難しいですけど・・・
ICTに走りすぎ、気づいたら、鉛筆で漢字どころか、文字そのものがまともに
書けなくなっている自分がいます(涙)。
そういう意味では、今後は、
  ICTが使いこなせますか
でなくて、
  鉛筆とノートを使いこなせますか
という昔言われていたリテラシー教育を復活させることも必要になって
くるのかもしれません。
学生はともかく、私を含め、ICTに染まり過ぎた大人には必要な気がします。


さて、本日は夕方から、菊陽町三里木商店街の総会の場で、これまで
活動してきた電子書籍について紹介をしてきます。
きくりん人のメンバーによる発表と卒論に向けての協力依頼をしてくる
予定です。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、上記ブログの引用です。

(前略)それでも、私の教員生活において、授業など形式上の教育が、教育活動全体に占める割合は10%を超えたことがない。残りの90%は、私の研究室に配属された、卒業論文と修士論文に取り組む学生との研究活動に割いた。
 私は欲張りなので、学生との共同研究活動において、1)研究成果を上げること、2)教育成果を上げること、3)社会に貢献(普及)することの3つを追い求めてきた。一石三鳥を狙ってきたのだ。3つの目的を同時に追い求めることの相乗効果は高い。何よりも学生が育つ。論文のための研究経験しかない学生が大きく成長するとは思えない。結果として、私の研究室が取り組んだ研究テーマのほとんどすべてが産学連携かその卵になるものだ。
 パートナーになってくれる企業は、最初は造船業界だった。設計法の開発テーマだったり、商品開発テーマだったり。2000年以降はバラエティー豊かになった。道路公団、電力事業者からスタートし、書籍流通業、エレクトロニクスメーカー、自動車会社、通信販売会社、飲料メーカーなど数えきれないぐらいに増えた。「社会システムを科学的に設計し経営すること」をメインテーマに据えた結果である。

研究成果と社会貢献と学生の成長の掛け算
 こうして35年が経過した。最後の年の学生――修士課程の5人、学部4年生の4人――を卒業させる最終段階になった。最後だからという感慨はあまりない。淡々といつものように、時には厳しく、時には優しく、研究成果と社会貢献を考えながら学生たちの成長のお手伝いをしている。
 東大工学部では、1人の教員が同時に9人の学生を卒業させることは少ない。普通は合わせて5人ぐらいなのだ。最も人気のない教員は1人か2人の時だってある。2011年までの私の研究室はもっとたくさんの学生がいた。教員や秘書を含む研究室のメンバーが40人に迫った年もあった。この数だと、忘年会の場所探しが難しくなる。
 2011年は色々な事情があって修士課程から8人、学部から5人を卒業させた。修士論文と卒業論文の提出日は大学院と学部で決まっていて、1週間しか差がない。従って私は短期間に13本の論文をチェックしなければならなかった。幸い優秀な助教のN君がいるから随分助かった。だが、それでもかなりきつい。そんな研究指導を行いながら、沖縄や東北に出張したり、様々な産学連携プロジェクトを行ったりしなければならない。
 35年間、様々な学生が私の研究室のメンバーになり、巣立っていった。東大生は裕福な家庭の子女が多いと言われているが、そうでもないケースも少なくなかった。 
 18歳で大学に入学した時から27歳で大学院博士課程を卒業するまで、親から1円ももらっていない学生もいた。お坊ちゃまのような学生だったのに、父親の経営する会社が倒産して一家離散状態になった博士課程の学生もいた。この彼を助手に採用して大学教員への道をつくったこともあった。外資系の金融関係企業に向かう学生の中には実家の貧しさを理由にする人もいた。


パソコンが授業を“侵略”
 様々な学生に対して、生き方や正しい価値観も伝え教えてきたつもり。ただし、いちばん直接的に教えてきたのは論理力だ。職業人の能力は論理力、構想力、人間力、行動力の4つが重要だと思う。若くてまだ実社会体験のない大学生に対しては、中でも、正しい論理力をつけさせることが大切だ。構想力と人間力は、社会に出てから行動力で勝ち取るものだ。
 ところが肝腎の論理力が年々低下し続けているように見える。 
 1月から2月にかけて、2011年は13本、2012年は9本の論文をチェックした。この期間に痛切に思った。 
 パソコンの色々な機能や色々なプログラムを使いこなすことが勉強になってしまって、そのもとにある考え方や論理を知らないまま、研究を「作業」として進めてしまう傾向がある。
 表計算ソフトのエクセルは便利だが、学生の論理力を低めてしまう。エクセルに組み込まれた論理に任せてしまうからだ。例えば、ある曲線で近似するとき、どんな関数で近似したか知らないままだったりする。パワーポイントもいけない。絵とイメージで誤魔化してしまう部分もあるからだ。これでは数学の力が低下してしまう。私たちが大学院生の頃は「数学公式集」がバイブルのようだった。数学力はモデル構想力の素なので、論理力を高めるのに不可欠な力だ。それを汎用ソフトに任せるのはよくない。
 私が最後に行った講義は「社会システム工学と技術経営」という3年生向けのものだ。この講義名だけを見ても難しい内容のものであることが分かるだろう。かつては「流体力学」など、既に体系化された学問分野の内容を教えることが多かった。しかし、システム創成学科を創設した時、講義の構成も大きく変化させた。私に与えられた難しい教育内容の科目がそれだった。
 2011年10月から2012年1月まで、この講義を13回行った。学生の受講態度は今までと違っていた。私が講義内容をスクリーンに映して話をしているのに、かなりの数の学生が自分のパソコンを見ている。パソコンで何をしているのかまではチェックしていないが、私の話を聞いていないのは明らかだった。
 一方で、他の教員にはない、社会とつながったユニークな研究開発活動を中心とする私の授業の内容に感動してくれる学生も多かったのだが。 
 大学を去る時になって、今一度ICT(情報通信技術)の時代の大学教育の正しい形を考え直さなければならないと思う。 

2012年2月25日土曜日

電子書籍の菊陽町デビュー@たわらや酒店さん

早朝より、菊陽町三里木のたわらや酒店さんへ出かけてきました。
お店に入るとご覧の通り。
炭火の囲炉裏とお湯の沸いた鉄瓶に出迎えてもらいました。


出かけたのはきくりん人の3年(09)中島と緒方。そして、菊陽町役場の
黒田さん(院06OB)と現地で合流。
完成した電子書籍について、たわらや酒店のご主人・宇野さんに紹介
してご意見をうかがってきました。


宇野さんの他に、菊陽町役場商工振興課の増永さん(右)にも加わって
いただき、今回の取り組みについて、中島が最初に説明。
説明用のペーパーは中島が昨晩準備してきたものです。


概略を一通り説明した後、iPadをお渡しし、実際に作った電子書籍を
触っていただきました。

宇野さん、かなり熱心にご覧になっておられました。


なないろ写真場さんについてのページをご覧になり、「こんなことを考えて
仕事をやっているのか!」との感想を漏らされていました。
お二人とも長年のお付き合いだと思いますが、宇野さんのこの感想は、長
い付き合いだからと言っても、この種の情報がやり取りされることはないこ
とを示しています。
これは、「風の人」としての学生が引き出した情報だと言えるのではないか
と思います。
宇野さんの感想と、iPadの電子書籍をご覧になった後の表情を拝見して、
この取り組みは地域の情報化の大事な実践の一形態であったと確信し
ました。
09ゼミ生の取り組みとして素晴らしい成果が得られたと思います。
この日の紹介で、宇野さんからは、電子書籍については高い評価をいた
だきました。

当初、わけの分からない状態から始まった電子書籍でしたが、きくりん人
の4人(中島、松崎、緒方、志柿)が黒田さんと一緒に2年間活動してきて
獲得した菊陽町のノウハウと09ゼミ生の持つそれぞれの個性がうまく調
和して、こうした成果に結びついたのではないかと思います。

宇野さんから、来週月曜日(2月27日夜)の三里木商店街の総会でこれを
紹介してほしいと依頼されました。
本日のメンバーで参加する予定です。

2012年2月24日金曜日

自分の力量測定

昨日の緒方塾、志柿塾の発足について、すぐさま反応があるのではと
予想していましたが、それぞれの塾に対し、入塾希望はそれぞれ1名
づつ程度でした。
ある瞬間には、思考を止めて手を上げる(見る前に跳ぶ)精神が、
必要なんですが、その勇気が少し不足しているでしょうか。
あるいは興味がないということかもしれません。
(興味とは後でついてくることも多いのですけど・・・)
興味があるからやるんじゃなくて、逆にやっているから興味が生まれていく
ことも多い(ただやっているだけではダメですけど)。
仕事などもそんなものではないかと思います。

そろそろお尻に火が付き始め、悲壮感漂わせながら、エアタグチームの
4年(08)大塚、坂本、矢田らと県北エアタグのデータのチェック作業でした。
細かくチェックしていくやはりミスがあるものです。
その修正を行っていきました。
来週前半にはすべて揃えて完成させなければなりません。
やっぱり後回しにするのはよいものではない。
時間に余裕のあるうちに、とにかく最後まで完成させておくことが重要で
あることを改めて悟ることになりました。
とにかくまず終わらせろ! (ザッカーバーグ)
ザッカーバーグ氏のコトバは、現在、ガリラボの標語、
輝く知性は行動なしには生まれない
と一緒にガリラボ内に掲示しています。
PCを使っていると目に入るのではないでしょうか。
このスローガンは入塾について上で述べたことに関する言葉でも
あります。

とにかく終わらせるには、やはり計画が重要。
計画倒れに終わるということもありますが、しかしそれでも、計画があった
ことで計画倒れになっていることがわかる。
自分の行動が上手くいってないことを自覚するためにも、計画を立てる、
締切を設けることが重要だろうと思います。

春休みの友を制作した3年(09)谷には、休みに入った直後の面談で
そのことを伝え、現在、計画倒れなどで苦しんでいるのではないかと
思います。
大変ですけど、あることを自力で乗り越えていくということを体得する
という意味で重要な体験だろと思います。

今日、社会人基礎力とか就業力といったことを話していたのですが、
何かをクリアしていく力、どの程度の努力をすれば自分はそれを
クリアできるかなど自分の力を見抜く力は、働いていくとき大切では
ないかと、そう思っています。
要するに、自分の力量ですが、それを見抜いていくには、やはり特定の
ゴールに向けて課題に取り組む体験の繰り返しで測定していくことしか
ないのではないかと思います。
(なお、そうした測定を続けていくことが測定値を伸ばしてことにもつながるはず)

帰りがけ、2年(10)吉村が座談会の録音のテキスト化についてどうする
か悩んでいましたが、こんな課題こそ自分で全部やってみるべきでしょう。
与えられた時間内に終わるまでとにかく座り続けて終わらせるといった
ことの訓練の繰り返しが高度な仕事のこなしていく力につながるはず。
(私も昔、プログラム開発をやっていた頃、食事とトイレ以外は24時間座り続けてキーボードを
打っていましたが、そういったことを繰り返している自分がどの程度までだったらできるか
そんな距離感のようなものがわかるようになります)

同じく2年(10)保坂は、NHKで放送されている里山の番組で星野村を
扱ってもらえるよう多様な資料を作って渋谷のNHKにアプローチしていて、
取り上げてもらえることになったようです。
彼はゼミに入る前からすでに「輝く知性は・・・」を実践しており、その行動力の
凄さには驚かされます。
私にはとても真似できない。やれることは保坂をからかうぐらいのものです。
3年になったら何をさせましょう? やっぱりあか牛ですかねぇ??
※以前、保坂のことを、星野と書き、ガリラボ通信を読まれている方に混乱を与えた
 ようです(笑)。この場を借りてお詫びいたします。

・・・

なんと、たったいま、3年(09)中島が顔を出しました。
自転車をかっとばしてきたようです。
バイトが終わり、遠回りであるにも関わらず、研究室までわざわざ来たのですが、
目的は、明日、三里木に持参するiPadを持って行ってほしいという私への
依頼のためでした。
三里木の方々に出来上がった電子書籍をお見せするためです。
もちろん、そのつもりでしたが、それだけを言いにわざわざ来たのです。
メールで連絡すれば済むことを、わざわざ口頭でお願いに来て、ちょっと
した感動を味わいました。
忘れずに持っていこうと思います。


地元を誇る

今日の朝刊(熊日)の「取材最前線」のコラムに「地元を誇る」と
題した次のコラムが掲載されていました。



面白いネタを取り逃がし、原因を自分の食い込み不足と
謙虚に反省されているこの記者さんが、
  魅力ある地域づくりのためには、住民自らが地元を誇る
  ことが第1歩になると思う。
  それが活力につながり、人の心を動かす取り組みが増え
  ていくのではないか。
と書かれていますが、私もそう思います。
他との差異を理解し、場所固有の力をしっかりと理解していく
ことで地域のアイデンティティ醸成につながっていくのではないかと
思います。
差異の存在、それについての気づき
そうした気づきを地域に持ち込んでいくのが風の人としてのガリ
ラボがやるべきことでしょう。
何か大胆な提案などそういったことだけが重要ではなく、土の人
たちが内部で活性化していく(内発的発展を起こしていくような)
触媒としての役割が実は非常に大切だと、朝から「森の時計」の
珈琲を飲みながら、コラムを眺め、そう思いました。

明日は風の人となって電子書籍と携え、菊陽町三里木に出向く
予定です。

2012年2月23日木曜日

二つの塾(スクール)設立宣言

午前中はガリラボ放送部が集結し、25日(土)に菊陽町三里木向けに
放送する内容について打合せでした。
集結したメンバーは放送部長の3年(09)中島、そして3年(09)緒方、松崎、
2年(10)吉村、森本です。
三里木では、たわらや酒店さんのところで作成した電子書籍について
打合せをする予定です。
どういったことを話すか・・・思い出そうと思いましたが、なんともう忘れています。
が、中島のノートにきちんと記録されているので大丈夫です。
私の記憶装置は、自分の脳の内部というよりも、外部にあって、私の脳は、それら
へのリンク情報がほとんどのような気がします。
これはそういった方々と密なコミュニケーションが可能という条件の下でしか
成立しないかなり危うい記憶方式なので、ちょっと心配はしています。
>09 中島様
きちんと、記録取っていましたよね?


記憶は危ういにも関わらず、なぜかアイデアはでてきます。
放送部での作業中、3年(09)緒方と目が合ったので、直感が働き、
よし、塾をやろう!
と提案。
緒方は目を白黒させていましたが、やりたいと思います。
塾長は緒方。

何をするかというと写真塾。
主に10ゼミ生を熟成として募集し、写真の撮り方(要するに、対象or人とのコミュ
ニケーションが重要なのですが)について教えるよう塾長に命じておきました。
緒方塾・・・ここで、勉強したい人は私宛に連絡ください。


目は合ってませんが、もうひとつ別の塾も設立したい思います。
映像の勉強をする塾です。
ビデオカメラでの撮影の仕方、そして根気のいる編集作業。A型の人向きでしょうか?
(私はA型ではありませんが根気のいる作業は得意です。なので(?)A型以外も応募可です)
志柿塾・・・ここでも勉強したい人も私宛に連絡ください。
志柿には何も言ってませんが、まあいいでしょう。
ただしもうここで公開したのだから、まさかやらないとは言わないでしょう。( ̄▽ ̄)v

さて、二つの塾とも、自分のスキルとして身に着けたい人、次の覚悟
  ・途中で投げ出さない、
  ・塾長の言うことはよく聞く(ついでに私のことを敬えるようだと即座に合格)
  ・周囲と仲良くやる(自分だけで勉強しようと思わない)
を持っている人がいい。
塾は、彼らの持っているノウハウやスキルを次の学年に伝えていくためのものです。
(ついでながら、谷の幹事・事務能力もぜひとも誰かに引き継いで=能力開発してほしい)

まだ全く思いつきのアイデアなので、実現するかどうかもわかりませんが、
とりあえず一歩を踏み出します。
ガリラボには部活はありますが、塾は久しぶりです(数年前、OG(06)中村が4年の時、
当時の3年(07)向けにHTMLの勉強会(=中村スクールと呼んでいた)を開いたことは
あります)。
二つの塾=ガリラボスクール、とっても楽しみです  (´3`)♪


・・・・・・・

4月上旬並みの気温となった本日午後、ポカポカ陽気の中を、学校評議員と
いうことで第1高校に出かけてきました。
男子生徒が次年度から入学する可能性があり、現在ここ熊本では、注目度の
大きな高校です。
今日で3度目でしたが(来週も出向く予定です)、行くたびに歴史を感じます。
だいたい、正門のところは熊本城と同じようなやり方の石垣が並んでいる!
こんな高校ないですよね。
今はあってもコンクリート塀でしょうから。
そのことに、3度目にしてようやく気が付きました。
脳もそうですが、フシアナの私の眼では、地域資源の発掘は一回では無理の
ようです。^^;
何度も何度も、そして丹念に丹念に、その場所の<意味>を読み解きながら
歩かないと気づきは得られるものではないですね。
当たり前でしょうけど。

ガリラボのフィールドワーカー諸君、肝に銘じておきましょう!

2012年2月22日水曜日

岩手土産/調査隊請求/野生の思考

いつもは道場で打ち合わせをするMOREの学生たちですが、今日は
人数も少なかったので、ガリラボに集まってきました。
雑誌「STEP」の改訂版の打合せとのこと。
どんなものになるのか、わかりませんが、MOREのリーダーでもある
2年(10)吉村は野生児のごとくガリラボ内で振る舞っていました。
改訂版STEPは、来年度の新入生に配布されることになります。

MOREの大塚さん(←ゼミは違います)から、ガリラボにと下の写真の
お土産を持ってきてくれました。

なんと、岩手県のお土産です。
岩手にボランティアに行ってきたということです。
大人しいとか言われていますが、そんなことはありません。
活動的な学生が多いのです、わが大学も。
それらの学生たちをうまくアピールできていないのかもしれません。



午後はM1(11)白樫とのゼミでした。
学校現場を実践のコミュニティというレンズで見た時にどうなるかと
いう形で研究を進めていくことになりますが、研究の具体的な内容は
ほぼ固まりつつあります。
後、もう一息というところです。

お昼前には3年(09)松崎がやってきて、春休みの友へに押印しました。
これは最後まで継続するのだと強い決意を表明しておりました。
同じく3年(09)本多も作業後、押印を請求。要求にもちろん応じました。

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お昼は、ガリラボの精鋭(4年(08)坂本、大塚、3年(09)村中、谷)で
編成された調査隊が街に出かけて、追い出しコンパの会場調査に
いったようです。
下は、私へのお土産です(谷の食事についていたものを、村中が
もってきてくれました。小指の先ほどの大きさです)


調査の結果、なんと、目星をつけていたお店は予約がとれなかった
ということでした。
残念です。
その他いくつかのお店にも打診したらしいですが、3月17日は結構
予約が詰まっていて現時点では会場を押さえることができなかった
ということでした。

調査隊は、調査に使った経費(食事代)を調査費として私に請求しよう
かと言ってたようです。色々と考えるものですねぇ。┐(-。-;)┌
もちろん、請求は却下しておきました。v(^^)

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白樫とのゼミの後、少し呆然としていたら、帰宅したはずの2年(10)吉村が
戻ってきました。
なぜそんなことになったのか不明ですが、その野性的な振る舞いを誉める
意味で、ガリラボ通信の横のカラムにおいているレヴィ・ストロースの「野生
の思考」について解説することに・・・
近代の西欧的な考え方が唯一ではなく、ブリコラージュ的なやり方も人類が
到達したひとつのやり方であって両者に上下関係はない、そういったことを
示すものです。
それとかサピア・ウォーフの仮説なども引用しながら、言葉の使用について
の重要さを説いたのでした。
(そのことが家庭の中でどれほど重要な意味を持つのか、特に(たぶん)将来
的に母親となるはずの女子学生には強く言っておきました)
野生児(?)っぽく見える吉村が、私の熱い講義(ミニゼミ)をどれほど理解した
かは不明ですが、一緒に聞いていた4年(08)坂本は深く頷いていたように思
います。
さすがは4月から大学院生! (20日合格発表がありました)
院生になったら、同じく大学院生となる4年(08)大塚と共に吉村以下の学部
生をビシビシ鍛え、私の話をよく聞く現代人へと成長させてほしいと思います。^^


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※昨日のブログにキャリアセンターの安原さんがコメントしてくださっています。
 ありがとうございました。
 つまらぬブログだと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

2012年2月21日火曜日

大学イベントの場でOGと遭遇

アイデアいっぱいの人は深刻化しない」(詩人ポール・ヴァレリー)
行き詰ってもアイデアが枯渇しなければ、何か打つ手がでてくるという
ことだそうです。
前にも書きましたが(玉名を走り抜ける)、壁にぶつかっても逃げずに
そこでしつこくウロウロしていれば、いつかその壁は破れるというのと
ちょっと似てます。

別の話題ですが、俳優の田辺誠一さんの今日のツイートに下の写真
付きでこんなのがあり、感動しました。
@tanabe1969 (2012/2/21 10:10am)
今日も太陽が登ったという奇跡。地球上では当たり前の事は何ひとつなくて、
電車が来るのも植物が育つのも、人の力や自然の営みで生まれる日常と
いう名の奇跡。それを味わえる喜び。感謝。
link

もうすぐ1年になろうとする東日本大震災の際、<日常>の大切さを
日本人の多くが嫌というほど気づかされたわけですが、そのことが
わずか87文字のツイートと一枚の写真で見事に表現されていると
思いました。
なんかいいですね。

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さて、今日のガリラボは、本日、大学内で企業説明会が開かれたことも
あって3年生(09)はスーツ姿でやってきました。
村中、緒方、本多、松崎などです。
小川は普通の服でエントリーシートが書けないと駆け込んできました。
(小川とちょっとだけ面談。標準を目指すことで、突き抜けた存在になっていること、
 そのことで、無数の人の中から記者さんの目に留まる人物になっていることなどを
 書けばいいんじゃないかとアドバイスしておきました)

その後のガリラボは今度は4年生が主役。玉名チームの矢田、坂本、大塚、
松永がそれぞれ時間差でやってきて県北のエアタグ作りに勤しんでいました。
今週で完成させる予定です。
(チェック作業を私は請け負ってますが、時間が取れず心配になってきました)

夕方から大学主催の企業との意見交換会というのあってそれに参加した
ため研究室に戻ったのが20時ぐらいでした、居合わせたは3年(09)村中と
2年(10)星野・・(もとい)保坂でした。
留守中、玉名市役所の平野さんがこられたようで、シュークリームのお土産が
おいてありました。
よく見たら、消費期限が今日までということで・・・、仕方ないので私、村中、
保坂の3人ですべて美味しくいただきました。
平野さん、どうもありがとうございました。m(_ _)m
(何故か90度傾いたシュークリーム)

企業との意見交換会は、18時から学食で懇親会があったのですが、そこに
なんとOG(03)の原(現在、玉川)がいるではありませんか。
全く気付かなかったのですが、原から声をかけてきて驚きました。
途中、林田課長の策略で、原は挨拶をさせられていました。
可愛そうに・・・
策略だったことは、後で林田課長の自白でわかりました。
で、挨拶の際、原がガリラボ出身であることを話したものですから、私にも
マイクが回ってくることになり、無防備な状態でもあったため慌てました。
対林田で、今度はこっちが策略を練っておこうかと思います。

キャリアセンターが中心になってやっている大学イベントなので、キャリア
センターは総動員でした。
山崎先生は当然のこと、そして中嶋さんももちろんです(中嶋さんには、終了
間際、ある仕事の書類を渡そうとしたら、今日はダメーと断られましたorz)。
さらに、真島さん、安原さん、佐々木さんがおられ、ついでにOG(04)樋口も
おりました。
久しぶりに真島さんと話すことができました。
相変わらず感じの良い方です。
佐々木さんとは初めて話しました。
(佐々木さんが4年(08)大塚とちょっと関係あることは知っていたのですが話すのは初めて
 でした)。
さらに、エントリーシートの指導が終わって研究室に戻ってくるゼミ生(特に
3年(09)中島が多いですね)の話題にでる安原さんとも少し話ができました。
よく話を聞いていたので、ある意味、話すことができて念願を果たせたように
感じました。
今後も、ゼミ生のエントリーシートを厳しく、厳しくご指導ください。


2012年2月20日月曜日

ゼミ新聞第12号発行

ゼミ新聞第12号(全16頁)を発行しました!

第1面

最終(16面)

第11号発行が2011/10/17でしたので、約4か月ぶりに発行となります。
12号からゼミ新聞部は新体制となり、16面の写真にあるメンバーが
制作に携わりました。
新ゼミ新聞部の部長はもちろん3年(09)草原です。
新体制での最初の会合は昨年の12月9日のことでした。
その時は、明らかにぎこちなかった草原部長でしたが、それがいまは、
完璧に部長(リーダー)らしくなっており、2年生(10)三人の指導も落ち着い
たものになっています。
それにしてもいつの間にこんなに成長したのでしょうか?
役職は、人を成長させる道具だと思いますが、その役職を上手に利用した
のが草原であったように思います。

12号のペーパー版はガリラボで閲覧できます(数部だけあります)。
電子版は、ペーパー版と同じものと、動画を組み込んだもの2種類が
制作されていて、かなり面白い仕上がりになっています。
ガリラボ関係者の皆様どうぞご覧ください。

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第12号制作ゼミ新聞部
部長   3年(09)草原
副部長 3年(09)市川、本多
部員   2年(10)石原、島本、森本



取材から記事入力、そして校正作業までどうもご苦労様でした。m(_ _)M

ガリボイス2011(1月)~4人目の掲載(真冬の寒さがくれた思い出)

今朝の熊本地方はかなり冷え込んでいます。
7:30現在で-4℃です。
その寒さをさらに感じさせてくれそうな3年(09)小川のガリボイスが
掲載されていました。

寒さがくれた暖かな思い出ですねぇ。ほんわかと暖かくなりました。



さて熊本地方、今日の天気は快晴です。
朝の寒さも昼間には和らぐでしょう、きっと。

それにしても連日寒いです。
「春よ、来い」と言いたい。




2012年2月19日日曜日

同志社大学でのこと:評価が未来を創る

昨日(2012/2/18)、京都の同志社大学であったシンポジウムに参加するため
出張してきました。
出張というと、東京がほとんどなので、久々の京都ということで新鮮でした。
といっても、日帰りという強行軍。
京都駅に11時過ぎに到着し、そのまま同志社大学へ(地下鉄で10分ぐらい)。
前日の寒波で京都はごらんの通り雪が残っていました。(この日は天気がよく暖かった)

同志社大学構内。奥にクラーク記念館が見えます。


シンポジウム会場の教室を確認後、大学となりの京都御苑に散歩へ。
雪景色できれいでした。

13時からのシンポジウムは150名の参加者がありましたが(教室が満室に
なったので)、私は3番目でした。
写真の前に立っている方々は、発表のパワポの確認をしている同志社の
学生さんたちです。



この日のシンポジウムは
学びの原点 プロジェクト型教育の挑戦~誰が何をいかに評価するのか?~
というテーマです。
同志社大学が行っている学年・学部横断型プロジェクト科目を事例に、こういった
教育をどう評価していけばよいのかについて議論されました。
基調講演の京都大・溝上先生の話は大変興味深く、大変示唆に富むものでした。

その後、プロジェクト科目を受講した同志社の学生代表2組が発表を行いましたが
発表自体はガリラボの玉名チームの方がうまいのではないかと、そう思いました。
ただ、最後にあったパネルディスカッションにも、その学生さんたちが登壇したので
すが、そこで自分の意見を出し始めた時が素晴らしかった。

丁寧なもの言いながらも、評価の話が教員サイドから色々と出た後、司会者が学生
さんに話をふられた時、正確ではありませんがおおよそ、3年生の女子学生が、
  評価、評価と言われますが、そのためには未来がどうあるべきかが大切だと
  思います。先生方は、私たちの未来をどう考えてくださっているのでしょう。
といったことを問いかけていました。

評価とは、未来への動きを生み出すものに他なりません。
学生さんから問いを会場で聞きながら、果たしてそんな未来を私自身がどう考えて
いるのか改めて自問せざるを得ませんでした。
来年度、学生GP制度に携わっていくわけですが、きちんと考えねばと、そう自覚させ
られた貴重な機会を得た出張でした。

M2(10)松尾の修士論文において学習を進行させるのに有効なツールが他者の肉声
による指摘であると書いてあります。
まったくその通りです。
私は、この会場で、学生さんの肉声を聞き、それが頭にずっと残りながら熊本に帰っ
てきました。
あの肉声は私自身の学びを促すものになりました。


帰りも新幹線。
京都から新大阪までは「のぞみ」に乗車し、新大阪から「みずほ」です。


いや、九州新幹線はほんとすばらしい。「みずほ」とかに乗ったら、
「のぞみ」とか「こだま」とか、車内がみすぼらしくて乗れたものではない
ですねぇ。
「みずほ」は快適でした。

新幹線の、あの流れるような動きと振動の無さに、地上を走っているとは
思えません。
座っていながら、あまりに静かすぎて、どうすればこうも振動を無くせるん
だろうかと、昔々、エンジニアを目指していた頃の血が甦り、そのことが
気になって逆にゆっくりできない旅でした。

2012年2月18日土曜日

ガリボイス2010の継続(その3)-気づきと経験、大学の4年間

新聞が届く前に目覚め、色々と準備していたら5時ごろに新聞受けに
コトンと音がするのが聞こえました。
新聞を広げ、1面には熊本市の予算や小沢さんの記事が載っており、
パラパラとめくりつつ、いつもの如く読者のひろばを覗くと、今日は、
4年(08)川崎の投稿が掲載されていました。
前回掲載されたのが昨年12月末(こちら)だったので、その前が同じく
昨年の7月末(こちら)でした。
定期的に、そのときの思いをこうして投稿し、自分の記録を残していく
のはいいことです。
今後も続けていってくれればと思います。



※本日はこれから京都の同志社大学に日帰り出張してきます。
 教育関係のシンポジウムですが、川崎に以前紹介した書籍「大学生の
 学び・・・」(図書館の「読書の木」としても紹介したものです)を書かれた
 溝上さんの講演もあります。楽しみにしており、しっかりと勉強してきたいと
 思います。
 

2012年2月17日金曜日

10ゼミの執行体制

本日午前中、2年(10)田中を呼び、色々な条件を考慮し、10ゼミは
次の体制とすることに決めました。
  ・ゼミ長:  田中
  ・副ゼミ長: 石原、吉村
  ・会計:   辛島
  ・ガリボイス:森本
これ以外に必要な担当は4月になって決める予定ですが、とりあえず、
このメンバーで4月までに必要な準備をやっていくことになります。
 
新参者である10ゼミ生について、兄弟子であり、熟練者であるガリラ
ボの在学生及び卒業生の皆様どうぞよろしくお願いします。
 
なお、ゼミ長という形のリーダーをおき、ゼミの組織化を始めたのが
03ゼミからでした。
10ゼミの田中はガリラボにとって8代目のゼミ長ということになります。

(参考)歴代ゼミ長、副ゼミ長
 03 北井、(副)佐藤 
 04 井口、(副)柴田
 05 田中、(副)阪本
 06 松尾、(副)小出、広瀬
 07 興梠、(副)小田原、森
 08 戸高、(副)大塚、坂本
 09 村中、(副)小川、中島
 10 田中、(副)石原、吉村

・・・・・

10ゼミのメンバーには、上記担当を伝えるとともに長文のメッセージを
送りました。
初心を忘れないよう、一部抜粋して記載しておきたいと思います。

  4月以降、田中ゼミ長を中心に、私の手を煩わせることなく(←ここ大事)、
  面白い成果を生み出していくゼミ(ひとつの組織ですね)を作っていってく
  ださい。
  フリーライダー(←意味の分からない人は調べること)禁止。そして、ホウ
  レンソウを怠らないこと。
  明示的な担当はなくても、それぞれ独自の個性をもっているわけで、それ
  によってゼミ内で一定の位置(ニッチ)を獲得していきます。
  そうした多様な個性を巧妙に組み合わせて、ゼミ全体で大学生らしい
  成果を生み出していきましょう。そのためには上手なアドミニストレーショ
  ンが不可欠。
  私とゼミ生との協同により「創造し、行動する集団としての10ゼミ」を
  作っていきましょう。

これは、仲良しサークルでもなく、また教員⇒ゼミ生という2項関係でも
ない、厳しさを内包する実践の共同体として活動していくとのひとつの
決意表明でもあります。
 

学生GP研究グループ「優秀賞」

大塚が北海道旅行より戻ったので、玉名チーム4人で先日の
学生GP研究シンポジウムでいただいた優秀賞の賞状を囲み
研究室で記念撮影をしました。
4年(08)坂本、松永、矢田、大塚の4人です。


ちなみに、4人は今日この時点でまだエアタグ化の残りの作業を
続けています。
4人ともぎりぎりまで学生としての生活が続けています。
表情を見ていると、みんな楽しそうです。


北の国からのお土産

北の国からのお土産を4年(08)大塚が持参してきました。


北海道限定のお菓子。なかなか珍しいものがあります。
昆布味のポテトチップスを食べてみましたが、良い味でした。


一部拡大すると・・・・
「ハスカップ」味のハイチュウです。はて? ハスカップとは??
初めて聞きました。


もうひとつ。「白いブラック」サンダー。
なんとまあ、コトバとは自在なものですねぇ。


お菓子以外にはこんなステッカーも。
大塚が広めたわけですけど、ガリラボで人気のある「水曜どうでしょう」の
ステッカーです。
どこに貼りましょうか?

さらにこんなステッカーも買ってきてくれました。
なかなかです。
放送された「出前迅速、6日以内」の高知までの原付バイクの旅を
思い出します。


こんなお土産を私宛にもらいました。珈琲豆です。

北の国からの脚本を書かれた倉本總さんの別のドラマにでてくる
「森の時計」という喫茶店で売られているものだそうです。
シンプルできれいですねぇ。

2012年のお土産MAPには北海道に色が塗られることになります。



ガリボイス2011(1月)~3人目の掲載(目線の高さはスカイツリー)

ガリボイス(1月)の3人目が掲載されていました。
3年(09)中島です。
もう、言葉になりません。。。
これで投稿したガリボイスはすべて掲載されました。
夏休みを除く、4、5、6、7、10、11、12、1月の合計8回。
パーフェクトです。
定期投稿以外のものもあるので、それを入れると120%ほど、
完璧な掲載率となります。
7,8割はありえる事でも、10割というはそうそうできることでは
ありません。
大したものです。
履歴書やエントリーシートに「自慢」といった項目がもしあれば、
このことを書いて良いのではないかと思うほどです。

2012年2月16日木曜日

学生GP研究シンポジウム

学生GP研究シンポジウム。玉名での活動の集大成として、4年(08)の
玉名チームが最後の発表に出向きました。

会場は中2講義室。学生GPで活動した全チームのポスターが
掲示されています。

準備は学生もやってます。
パソコンなどを運び込む4年(08)坂本と矢田です。
(運んだパソコンでは映像が動かず、直前まで悪戦苦闘でした)


基調講演として大園先生の話の後に、3つの優秀チームによる
プレゼンがありました。
ひとつは文学部の馬場研究室、環境共生学部の渡邊研究室、そして
ガリラボです。ガリラボからは4年(08)坂本と矢田が発表をしました。

坂本です。
途中、流した映像から音声が出なくて焦りましたが、アドリブでなんとか
切り抜けていました。

矢田です。安定した発表でした(拍手)。

二人の発表を聞かれている古賀学長(左)と大園先生(右)。


シンポジウムはその後、玉名観光協会の柿添さんもお呼びしての
パネルディスカッションがあり、すべてが終了して、優秀な成果を
収めた3チームが表彰されました。

ガリラボチームは坂本が代表して古賀学長より表彰を受けてきました。


表彰状です。かなり立派なもので、研究室に飾っておこうと思います。


来年度も玉名での活動は継続します。
08ゼミ生の時以上に頑張ってほしいと思っています。
 

シンポジウム終了後のガリラボです。
参加していたメンバーが全員戻ってきて賑やかでした。
4年(08)坂本、矢田、松永
3年(09)村中、谷、中島、草原、本多
2年(10)吉村、森本


草原と森本(↓)。ゼミ新聞の作業をしています。
仲の良い二人だなと思いました。