2012年2月19日日曜日

同志社大学でのこと:評価が未来を創る

昨日(2012/2/18)、京都の同志社大学であったシンポジウムに参加するため
出張してきました。
出張というと、東京がほとんどなので、久々の京都ということで新鮮でした。
といっても、日帰りという強行軍。
京都駅に11時過ぎに到着し、そのまま同志社大学へ(地下鉄で10分ぐらい)。
前日の寒波で京都はごらんの通り雪が残っていました。(この日は天気がよく暖かった)

同志社大学構内。奥にクラーク記念館が見えます。


シンポジウム会場の教室を確認後、大学となりの京都御苑に散歩へ。
雪景色できれいでした。

13時からのシンポジウムは150名の参加者がありましたが(教室が満室に
なったので)、私は3番目でした。
写真の前に立っている方々は、発表のパワポの確認をしている同志社の
学生さんたちです。



この日のシンポジウムは
学びの原点 プロジェクト型教育の挑戦~誰が何をいかに評価するのか?~
というテーマです。
同志社大学が行っている学年・学部横断型プロジェクト科目を事例に、こういった
教育をどう評価していけばよいのかについて議論されました。
基調講演の京都大・溝上先生の話は大変興味深く、大変示唆に富むものでした。

その後、プロジェクト科目を受講した同志社の学生代表2組が発表を行いましたが
発表自体はガリラボの玉名チームの方がうまいのではないかと、そう思いました。
ただ、最後にあったパネルディスカッションにも、その学生さんたちが登壇したので
すが、そこで自分の意見を出し始めた時が素晴らしかった。

丁寧なもの言いながらも、評価の話が教員サイドから色々と出た後、司会者が学生
さんに話をふられた時、正確ではありませんがおおよそ、3年生の女子学生が、
  評価、評価と言われますが、そのためには未来がどうあるべきかが大切だと
  思います。先生方は、私たちの未来をどう考えてくださっているのでしょう。
といったことを問いかけていました。

評価とは、未来への動きを生み出すものに他なりません。
学生さんから問いを会場で聞きながら、果たしてそんな未来を私自身がどう考えて
いるのか改めて自問せざるを得ませんでした。
来年度、学生GP制度に携わっていくわけですが、きちんと考えねばと、そう自覚させ
られた貴重な機会を得た出張でした。

M2(10)松尾の修士論文において学習を進行させるのに有効なツールが他者の肉声
による指摘であると書いてあります。
まったくその通りです。
私は、この会場で、学生さんの肉声を聞き、それが頭にずっと残りながら熊本に帰っ
てきました。
あの肉声は私自身の学びを促すものになりました。


帰りも新幹線。
京都から新大阪までは「のぞみ」に乗車し、新大阪から「みずほ」です。


いや、九州新幹線はほんとすばらしい。「みずほ」とかに乗ったら、
「のぞみ」とか「こだま」とか、車内がみすぼらしくて乗れたものではない
ですねぇ。
「みずほ」は快適でした。

新幹線の、あの流れるような動きと振動の無さに、地上を走っているとは
思えません。
座っていながら、あまりに静かすぎて、どうすればこうも振動を無くせるん
だろうかと、昔々、エンジニアを目指していた頃の血が甦り、そのことが
気になって逆にゆっくりできない旅でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿