2012年2月4日土曜日

空白の3年間という話

先日の強烈な寒波と雪模様から一転し、本日は快晴で
過ごしやすい日になっています。

本日は大学院入試(春季)でした。
ガリラボからは4年(08)坂本が挑戦しました。
結果は月末ぐらいに発表ではなかったかと思います。
桜には早いですが、「サクラサク」結果を期待したいと
思います。

・・・・

ただいま次の会議までの待ち時間中です。
ガリラボでは、3年(09)村中が試験勉強に集中している
はずです。
話をする人がいないので、非常に静かな研究室です。
静かなせいで、マウスのクリック音がよく聞こえてきます。
村中のはず。PCを使って勉強しているのでしょうか??

・・・・

それはそうと本日の新聞の話題は電機のトップメーカーの不振
でした。
どうしてしまったのでしょう。
震災やタイの洪水などの天災の影響はもちろんでしょうが、
どの企業も日本で一流と言われる企業ばかりです。

きっとそこにエンジニアとして入社した人たちは、国内でもトップ
クラスの「優秀」な院生であったはずです。
そんな人たちが集まってるはずなのに利益を出せないという
ことをどう考えるべきでしょう。
何か問題があるんでしょうね、やっぱり。

電機関連では今はAppleが極めて目立つ存在になっています。
一時期の低迷が信じれないほどです。
スティーブ・ジョブズのリーダーシップが大きかったことは間違い
ないでしょうが、だけどそれだけでもなかったかもしれません。
元々、クリエイティブな人たちがいたはずです。
そうじゃなかったらいくら凄腕のトップがいても、それだけでは
あんな革新的な製品を世に送り出すのは難しいでしょうから。

直接は関係しませんんが、こんな時、私がいつもあることを思い
出します。
空海の「空白の3年間」ということです。
立花隆さんが書いていることなのですが、空海は、今でいえば
大学に相当するところに18歳ぐらいで入るのですが、すぐに
ドロップアウトしているんですね。
それから3年間、空海がどこで何をしていたのか、まったく記録が
ないのだそうです。

3年後、姿を現した空海は、遣唐使船に乗って留学するメンバーに
選ばれます。
このことは、よく考えればかなりすごいことです。
だって、当時、遣唐使船に乗って留学するというと、今でいえば
ロケットに搭乗し宇宙に行くようなものでしょうから。
最近の宇宙飛行士の選抜試験は500倍ほどありました。
だから、ふらりと現れた風来坊が、宇宙飛行士に偶然選ばれる
ことなどありえません。
記録のない「空白の3年間」、空海はきっと独自に厳しい修行(勉強)を
やっていたのに違いありません。
だからエリートとして遣唐使船に乗船できた。
さらに、空海は、異例中の異例だそうですが、中国で密教のすべてを
授けられるまでに信頼されたのだそうです。
その時の空海が如何に凄かったか、この事実だけでもわかります。

要するに、世に出ていく前に、そういった空白の期間が必要なの
ではないかと思います。
食事をするのも忘れるほど勉強するような時期があるべきなのだと
思います。
私自身もできないのでここに書くのは気が引けますが、このことを
実行するのはなかなか難しいことです。

長い人生、自分のキャリアを積んでいく中で、いつか、「あっ、あの時が、
自分にとっては空白の○年間だった」と思えるような時期があるといい
でしょうけど。
願わくば、ガリラボで過ごした期間がそれに相当するようになるといいん
ですけどねぇ。


さてさて、ガリラボで2年間を過ごした05ゼミ生の坂本と山本の結婚
式が本日です。
二人が今後の人生(キャリア)を歩んでいくのに、ガリラボが空白の
2年間になっていれば嬉しい限りです。
幸福なキャリアを歩んで行ってほしいと思います。
(私は2次会からの参戦です)

なお、最初に書いたように、05の坂本と同じ名字の「坂本」が大学院の
受験でした。
合格していれば、彼のこれからのキャリアにおいて、院での2年間が
空白の2年間となることを願っています。



※話題が途中ずれていきましたが、推敲などしないので、修正が
 できませんでした。
 ここまで読んだ方、申し訳ない。m(_ _)m

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