2010年11月30日火曜日

玉名を走り抜ける

今日の1時限目の私の講義では小テストをしまたのですが、受講している3年生(08ゼミ生集団)は、多くのゼミ生が撃沈されたとツイッターでつぶやいておりました。
謙遜と思えないところが、わがゼミらしい。
情報学を標榜するゼミであるにもかかわらず、コンピュータは今ひとつ苦手なようです。
まあ、いいんです、元気であれば。 (^^;

その後、2時限目になって3年の二人(大塚と坂本)はガリラボにやってきました。
「うん???」と思いましたが、深くは聞かず・・・・^^
2人とも12月4日のフィールドワークに向け、精力的に資料づくりを始めたのでした。

お昼には、ランチミーティングとして大塚、坂本、戸高、川崎、谷口、田上らを集めてのフィールドワークのリーダー会議。
横で松永も参加していました。松永も当日はリーダーになるのです。
まだ準備が終わっていませんが、3年生たちが頑張ってくれるはずです。
大塚がツイッターで、
 進めているけど、終わりが見えない
とつぶやいていましたが、しつこくやっていればいつかは必ず終わります。
壁があったとき、壁の近くでしつこくウロウロできる人は、何かの拍子にその壁をやぶれるものなのです。
忍耐力がものいう世界。
1月末まで是非とも集中力を切らさずにウロウロとしていってほしい思います。
きつくなったら、お米を抱いて、ふつうのヒロコを思い出しましょう。
辛さも吹き飛ぶでしょう。

さて、私は午後から福岡に出かけましたが、天神のバスセンターの1階のビル内には、こんな立派なツリーが登場していました。
世の中はもう完ぺきにクリスマスモードのようです。


しかし、現在のガリラボの状況だと、クリスマスどころではないでしょう、たぶん。
気が付いたらお正月になっているような気がします。

そして、明日からは師走です。
 
教師も学生も一緒に師走の玉名を走り抜けたいと思います。
マラソンランナーの坂本はきっと玉名まで走っていくのではないかと思います。
みんなで応援したいと思います。
 
報告:玉名の「つかさの湯」さんのご厚意で、バスの乗り降りはつかさの湯の駐車場を利用できるようになりました。弱い紐帯の強さをまた実感した日になりました。
 

2010年11月29日月曜日

GPSの精度

今頃になってなんですが、11月19日に玉名の事前調査に3年(08)大塚、坂本といった際に、新玉名駅の見える場所で、大塚のケータイにて立っている場所の経度・緯度をGPSにて測定してきていました。
携帯の経度緯度情報はDegree表示なので、Google mapの形式と異なるので表示変換が必要となります。
変換してくれる便利なサイトがあって(ほんとなんでもあるものです。驚きます)、
http://www.yaskey.cside.tv/mapserver/note/degree.php
このサイトを使って変換したのが以下です。
 
左側がケータイで使われている表示形式、右側がGoogle mapの形式。

 
さっそくGoogle map形式のデータを使って地図検索してみたのが、下の画像となります。
緑の矢印が該当する地点です。
GPSだから当然だろうと言われるかもしれませんが、そんなことはありません。
実際に自分でやってみて、この結果を初めて見ると驚異を感じました。
驚き以外の何物でもありません。
私たちが立っていた場所そのものなのです。



ケータイのGPSの精度の良さ、そしてGoogleで検索してそこのストリートビューを見たら思わず歓声を上げたくなりましたが、この時間はもう誰もいないので感激を共有できるわけでもなく、驚きは半減してしまいました。
ゴルフはやったことはありませんが、無人島でひとりホールインワンを決めてもあまりうれしくないような気がします。
やっぱり人というには、自分の体験を人と共有したい動物なのだと自分を被験者にしてそう思いました。
ちまたでソーシャルメディアが発達するはずです。
 
コンピュータってやっぱり人と人とを結びつけるメディアとして発展する運命にあったのでしょう。
大衆化した場合、多くの人がややこしい計算だけに喜びを見出すことはないでしょうから。
それはアスキーを創業した西和彦氏がずいぶん前から予想していたことでもありました。

セカイカメラは開発コンセプトがソーシャルメディアであるようです。
人と人とをつないでいくメディアとしての役割をエアタグには与えていくべきでしょう。

レイ・シャーキーなる評論家はこんなことを言っています。

   革命は、社会が新しいテクノロジーを手にしただけは起こらない。
   社会がそれを新しい習慣とした時に起こるのである。

コンピュータが大衆化した今、革命がきっと起きているのでしょう。
ソーシャルメディアとかは革命の結果の一つなのかもしれません。
ガリラボでの探究のテーマは、このことにその多くが関係しています。
 
--
 
さて本日は朝から3年(08)坂本と大塚とで12月4日の調査についての打合せでした。
何をどうやっていけばよいか私の頭が回らず、牛歩のレベルでしか進んでいない気がします。
午後になって髪を切って好青年になってしまった3年(08)松永がやってきて何やら作業していました。
ゼミのことではなさそうでした。
その横ではMOREの1年生がキャリアフォリオの電子版作りに挑んでいました。
夕方になって今度はMOREの2年生(といってもガリラボの学生の村中と中島ですが)がやってきて、少しだけMOREの今後について話し合うことになりました。
2時間ほど色んな話をしたように思います。

その後、18:30ぐらいから4年生(08)冨田の卒論の相談に乗り、19:30ぐらいから仕事していたら、しばらくしてS先生がやって中断。
なんと、気づいたらもう23時になっています。
色々と話をしていきました。 ┐(-。-;)┌
 

2010年11月28日日曜日

宇土中ワークショップ完了

先月末(2010/10/29)、宇土中学校で「体験をコトバにしてまとめよう」とのワークショップを行いました。
その時、生徒に作成してもらったデータ(ペーパー)をガリラボに持ち帰り、その電子化という宿題があったのですが、ようやく本日、というかついさっきその作業が終わりました。
M1(10)松尾がほぼ1週間かけ、InDesignを駆使して編集してくれたものです。

 電子ブックはこちら

生徒が作った記録カード内の画像は松尾がiPhoneで読み取り(スキャナーの活躍する頻度減りました)、テキストは2年(09)中島、村中に手伝ってもらって入力しました。
電子ブックのひな型自体は昨年のワークショップでOG(06)中村が作ってくれていたとはいえ、しかしそれでもやることがたくさんあるガリラボなので結構大変な作業になったようです。
 
これでまたひとつ、ガリラボが生産した人工物(artifact)が新しく生まれたことになります。
こういった人工物の積み重ねがガリラボを進化させていくひとつのリソースになっていくのだと思います。
担当してくれたゼミ生たちにはこの場を借りてお礼を述べたいと思います。
どうもお疲れ様でした。
 
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本日は日曜日でしたが、M1(10)松尾は電子ブック化の作業に、また3年(08)坂本、大塚は12月4日(土)に迫ったフィールドワークの打合せに研究室にやってきました。
なんだかもう大変です!
 

ガリボイス2010(11月)の掲載第1号

ガリボイス2010(11月)のテーマは「秋」or「働く」というテーマでした。
今朝の新聞にその第1号が掲載されていました。
第1号となったのは3年(08)中村でした。
中村は、毎回味のある文章を書いているのですが、やっぱり今回も良かった。
 
 
なお、今月のガリボイスも力作ぞろいでした。
なので、中村に続いて2番目、3番目も掲載されるだろうと思っています。
読者の欄を最初に開くのがここ最近毎朝の日課になっています。
 

2010年11月27日土曜日

卒論概要のガリラボ内締切

昨日が卒業論文概要(A4用紙1枚)のガリラボ内での提出締切日でした。
全員遅れることなく、提出しました。
本日は朝からこの12名分の概要の添削をしていました。
なかなか骨の折れる作業です。
とりあえず終わることができて今はほっとしているところです。

さて、今年度の卒論のそれぞれのタイトルは次のようにになりました。

・山都町旧矢部地区の方言を残す活動の意義とその保存方法についての調査研究
・山都町矢部地区の方言(音声)の採取方法に関する考察
・方言(音声)を残す方法としての音声付マップの製作とその評価
・効果的な広報理論と熊本県内のいくつかの自治体での実践状況に関する調査
・他県のタウン誌との比較による熊本県内の代表的なタウン誌の特徴分析
・近年のJ-POPのプロモーション戦略についての調査研究
・県立大学学生における学内掲示板の利用状況に関する実態調査
・学生の属性に依存した情報行動に関する調査・考察~学内掲示板の閲覧を調査対象として~
・行動の意図を言語化するツール~津曲研究室の利用目的を言語化することを事例にして~
・インフラ化したSNSによる背景情報の継続的やりとりが与える効果についてのインタビュー調査
・mixiの多様なツールが若い世代の行動と感情に及ぼす影響
・ネット空間にリアルタイムに接続されている若者の利用実態に関するインタビュー調査

どうでしょうか。
勇ましいタイトルも多々ありますが、もちろん内容はそこまで高まっているものばかりではありません。
しかし、12月23日の発表までにはまだ1ヶ月ほどありますので、それまでに内容を高めて行ってくれるだろうと思います。
 すべてはラストの感動のために、です。
概要の添削を終え、それぞれの理解度について熟知してしまった現在、
 今、やらないでどうする!
とこの場にてやんわりと4年生には檄を飛ばしておきたい。^^
様々な角度から吟味し、内容を洗練させていってください。
 

2010年11月26日金曜日

玉名FW予備調査(その2)の成果

3年(08)坂本と玉名市商工観光課の平野さんのところへ行ってきました。
一緒に観光協会の城戸さんにも加わってもらい、12月4日の本調査の対象とする地域を決めてきました。
市役所内の大きな地図をもとに検討した結果、高瀬地区については8チーム分ほぼ対象地域を決定することができました。
ただし、その議論の中でパワースポットチームの調査は今回は断念し、個別調査によって行うことにしました。
その理由については、今後ゼミなどを通して報告します。
帰り際、玉名市史と古地図などの分厚い資料をお借りしてきました。
これなどを読んでしっかり勉強しながら面白いエアタグ情報を考案していきたいと思います。


打合せが終わってから、温泉街の足湯に向かいました。
あの、冬に咲く桜の様子を見てくるためです。
先週より咲いていたように思います。

 
拡大するとこんな感じです(↓)。この日は寒くて、桜の花びらが萎んでいるように見えました。
果たして、このど根性サクラは寒さに耐えつつ、どのレベルまで開花していくのでしょう。
玉名温泉のことよりもこれが気になってしょうがありません。


近くの住まれている年配の女性が、写真を撮っていたら、近寄ってこられました。
何を撮っているのか、不思議に思われたからのようです。
「桜です」と答えたら、桜の花を見られて驚かれていました。
近くの人が開花していることをご存じなかったのです。
桜の開花にも驚きましたが、またそのことを近所の方はご存じないことにまた驚きました。
日常には気にも留めないからでしょう。
やっぱり、日常の中に埋没した資源を発見するのは風の人でしかないでしょう。
情報感度の高い風の人が重要になります。
フィールドワーク本番はみなさん頑張りましょう!

なお、桜の花のそばでは紅葉もきれいでした。

 
と、のんびりしたブログで終わろうと思っていた矢先、驚くようなメールが届きました。
観光協会からのメールで、旅館・ホテルは繁忙期のためインタビューは無理なので他の調査をしてほしいと急報でした。
温泉街を組み込んだ形での調査スケジュールをすでに立てていたので、少し呆然としてしまいました。
困りました。
日曜日に3年(08)坂本と大塚が下準備作業のために研究室に出てくるので、緊急の対策会議をしようと思います。
 
二人に知恵を絞ってもらうつもりです。
  

玉名への予備調査(その2)

来週に迫った調査チーム本隊が効率よく調査活動できるよう、玉名市観光協会の方々と調査地域についての詰めの打合せに私と3年(08)坂本(当日の調査隊長になる予定です)とで出向いてきます。
そして、下のチラシ(フライヤー)を調査対象地域の主だった方がへの配布をお願いしてくるつもりです。
このチラシはこのプロジェクトの広報担当をしている3年(08)大塚に昨日急に無理言ってつくってもらったものです(少し手直ししてますが)。

当日のフィールドワークに参加するガリラボ関係者にもしっかりと見てもらいたくて、ここにアップしておきました。
目を通しておいてください。
 
今日の打合せで得た情報を踏まえて、企画担当の3年(08)谷口が調査チームの当日の行動計画やインタビュー項目などを作っていきます。
そして同じく3年(08)大塚が当日必要になる物品の確保など購買担当と小道具・大道具の制作、データ管理そして広報担当を行います。
 
本隊ができるだけスムーズな調査ができるよう、裏方チームはすでに毎日動き回っておりますが、来週がほんとに正念場となります。
頑張ってほしいと思います。
 

2010年11月25日木曜日

きくりん人チームの外部ロケ活動

今日は朝からきくりん人チームが菊陽町に出向いて、取材+撮影をしてきたようです。
チーム代表の2年(09)中島からお昼ぐらいに
  さんふれあでの撮影!3名の方にお話しを伺いました。
  13時から役場に行こうと思います。
と写真と一緒に連絡をもらいました。

なんか若干トラブルもあったようですが、詳しい報告は今度聞きたいと思います。
 
さて、明日が卒論概要のゼミ内での締切ということで4年生が結構やってきました。
ちなみに今日の段階でもう1人が提出しています。
その一人とは森です。
中身はまだ見ていませんが、締切よりもずいぶんと早いというのは良いことです。
修正が利きますからね。
 
あとは3年生のセカイカメラチームのリーダーと打ち合わせでした。
明日、坂本と二人で12月4日のFWのために玉名へ最終確認に行ってくることにしました。

午後の会議終了後、夕方からは中コンの助手の先生二人と小国の件で打合せ。
進んだようで、進まないようで・・・
ともかくデモする際のパフォーマンスの重要さを懸命に説いたのでした。

そんなときにキャリアセンターの中嶋さんがWordでトラぶってるとのことでガリラボにこられた。
助手の2人、M1松尾、さらにOG(04)樋口も加わって総出で対処。
4人寄れば文殊の知恵で、どうにかなりました。

さらに19:30からはOB(03)菅原との勉強会です。
M1松尾も加わり、今夜もLPP理論をじっくりと勉強したいと思います。

とまあこんな感じでしたが、本日もっともガリラボに滞在していたのはM1松尾だろうと思います。
朝からずっと夜まで宇土中ワークショップの電子化作業に取り組んでいます。
どうもご苦労様です。
  

2010年11月24日水曜日

今月のガリボイス優秀者

今日は1時限目からきくりん人チームが打合せにやってきました。
2年(09)の中島、志柿、緒方の3人にオブザーバーでM1(10)松尾が参加しています。
明日、菊陽町に撮影にいく打合せがメインであったようです。

お昼になって3年生とのランチミーティング。
戸高、大塚、坂本、谷口とでゼミに関する打ち合わでした。

そのゼミ(16:10~)ではガリボイスについてゼミ内投票が行われ、11月度は矢田がトップとなりました。
「ふつう」の矢田が書いた衝撃的(笑)な内容の記事でした。

 
ゼミが終わり、そのままARツーリズムに関してランチミーティングのメンバーで打ち合わせを続けていたのですが、その横で同じく3年(08)の矢田と長井が打ち合わせています。
何を話しているのかと思ったら、次回のゼミ新聞の編集方針についての打合せでした。
この二人、正式に発足させたゼミ新聞部の部員なのでした。
すっかり忘れていましたが、しっかりと活動しているのに驚かされました。
教員より遥かにゼミ生の方がしっかりしている瞬間でした。
ゼミ新聞についての構想を話した後、ふたりで掛け合い漫才を始め、ガリラボに居合わせたゼミ生(3年谷口、2年村中、中島、M1松尾)は大爆笑でした。
 

 
ドアが開けっ放しなので、さぞや近所迷惑ではなかったかと思います。
 
その後、なぜか長井、村中、中島が残っていたので、それぞれが関わっている活動の今後について雑談が続き、22:30頃に解散したのでした。
たくさん話をしましたが、よく覚えているのは3人寄れば文殊の知恵についてその意味について様々な角度から話をしたのでした。
その中で、最近接発達領域の話まですることになるとは思いませんでした。
3人とも深く納得してくれたように見えましたが、果たしてどうだったでしょう?
それぞれが関わるチームについて、この話をしっかりと応用してくれればと思います。
 
  

2010年11月23日火曜日

キャリアフォリオとしてのガリラボ通信

今日を逃すと時間が絶対に取れないと考えられるので、来週の講演準備のために研究室に出てきました。
 
しつこいですが、またイチョウの写真をアップします。
毎朝、ここを通るのでどうしても撮ってしまう。
パブロフの犬みたいになっています。
ただし条件反射に少しだけ逆らって、変化をつけています。
なんと、今朝は16:9の比率で撮影してみたのです(誰も気づかないだろうと思い、あえて書きました)。^^
オリジナル画像へのリンクを貼っておりますので、PCの壁紙にでもご利用ください。
DL(4MB)

さて、研究室に入るとイチョウのことはすぐに忘れ、集中してパワポを作っておりました。
現在挑んでいるのは次のようなテーマの講演です。

なかなかまとまりません。
悪戦苦闘し、ほぼ足踏み状態のころ、9:00過ぎなってM1(10)松尾が研究室にやってきました。
 
依頼していた宇土中のワークショップで作成された80名の中学生たちのアウトプットを電子ブックとしてまとめる作業にやって来たのでした。
昨年はOG(06)中村が担当してくれたものです。
InDesignを使ってまとめていくのですが、まあそれなりの作業量になります。
静かにコツコツと処理してくれていました。
今週中には電子ブックとしてWeb上で公開できるはずです。
 
作業中の松尾から、途中、電子ブックのまえがきを依頼されました。後回しにすると忘れるので、その場で書き、最後の部分は、昨年と同じく次の文章で終えました。
  自分の体験をコトバにして整理して振り返っていくことは成長のためには不可欠です。
  今回のワークショップで学んだことが、皆さんの成長に貢献できるならばファシリテータ
  一同大変うれしい限りです。
このことはもちろん中学生だけでなく、大学生はもちろん大人だって同じだろうと思っています。
だからこそ、私自身が、このガリラボ通信を利用して、そのことを実践しています。
ほぼ毎日書き現在でもう600件に迫るぐらいの投稿になっています。
時間に意外にとられるので大変なのですが・・・
しかし、結果としてですが、このガリラボ通信がガリラボの学生たち全体にとってのキャリアフォリオと化しているのを見ていると、なんだか楽しくなり、おかげで中毒のようになってしまい大変さをさほど感じることもなく継続できるようになりました。
 
さて、キャリアフォリオと書いてふと思いあたりました。
私のパワポ作りもそれとほぼ同様であることをです。
新しい講演といっても、全く新しいことをやるのではなくて、多くは過去に作ってきた膨大なパワポをうまく組み合わせながら新しいストーリーを生み出しているのです。
こういったやり方は、まさにキャリアフォリオの活用の仕方そのものでしょう。
そういうことをしてもらいたくて大学にキャリアフォリオというのを導入したのでした。

ただし、キャリアフォリオが役立つようになるにはある程度の記録の蓄積が不可欠です。
すぐに役立たないところが難点なのです。
しかし、ガリラボゼミ生のみなさん、騙されたと思って記録を蓄積してみましょう。
仮に将来的に役に立たなくても、その時々で体験を言語化した体験自体は無駄になることはありません。
  
そうやって体験し、勉強して来たことを言語化して溜めてきた古いことの組み合わせが、未来に向かう新しい何かを生み出す唯一の財産となります。
クリエイティブであることは過去の蓄積が必要条件なのです。
そのためには、直接的に無意味に思える期間が必要で(だいたいその期間は3年というのが相場ですが)、それを経たのちに初めてその分野で創造的な作業が可能になる。
 
実は、そういったことが宇土中の中学生たちに対し、ワークショップを通して私が最も伝えたかったメッセージでした。
その同じメッセージをガリラボのゼミ生たちも是非キャッチしてほしい。
 

2010年11月22日月曜日

静かな雨の月曜日

正門付近は、イチョウほぼ黄色く染まりました。
ここ熊本地方は今朝は久しぶりにまとまった雨となり、イチョウの葉っぱは大量の濡れ落ち葉と化しておりました。
DL
(その他: DL1, DL2, DL3

雨のせいでしょうか、それとも休みに挟まった月曜日だったからでしょうか、今日のガリラボにやってきたゼミ生は少数でした。
午前中、今年は厄年だとツイッターで発言していた2年(09)村中が、そしてその直後、ガリボイスを書きに3年(08)宮下がたくさんのお菓子を持参してやってきました。
そうしているうちに4年(07)門前も顔をだし、卒論のことをやっているようでした。
さらに昼前に3年(08)坂本がやってきて、体育館より借りていたボールなどの返却に向かいました。
スーツ姿でした。
坊主頭にスーツでちょっと怪しい感じです。
なんでスーツ姿かというと、今日は玉名市にある中学校で講演を依頼されているのです。
午後からだということで、ボールを返却してそのまま玉名に向かったようです。
坂本は実は昨日はマラソンランナーでした。そして今日は中学校でゲストスピーカー。
いやはや大活躍です。
 
ちなみに、坂本が出場したハーフマラソンの結果は、天草Webの駅で発表されていました。
結果は<こちら>にあります。
興味のある方はどうぞ。

午後からガリラボはかなり静かなものでした。
その静かな研究室で私は来週あるコミュニケーションデザインに関する講演の準備。
その横で、M1(10)松尾が、私が依頼した宇土中ワークショップで持ち帰ってきた資料の電子化作業をやってくれていました。
iPhoneで画像などを取り込み、最終的にFlashでブック形式の資料として仕上げます。
今週中には出来上がる予定です。
宇土中のみなさんどうぞ待っていてください(ガリラボ通信をみているはずもないので、無意味なメッセージですが)。
 
3年(08)谷口が16時ぐらいにやってきて、今月のガリボイスのまとめ作業を始めました。
若干のゼミ生がこの時点でまだ提出を終えていないとのこと。
今度のゼミで少し厳しめにこの点は言おうかと思っているところです。

最終的に本日やってきたゼミ生は全部で6人・・・・大変静かなガリラボでした。
 
最後にお知らせ。
下の写真のお菓子は、昨日(日曜日)にOB(05)山口が福岡に戻る前にゼミ生へと言って持ってきたものです。
今日来ていたゼミ生は早速食べていました。
大変美味しいと言ってました(私も食べましたが、確かに大変美味しい!)
残りわずか。早いもの勝ちです。
急ぎどうぞ。

 

2010年11月21日日曜日

卒業生・在学生交流会

スポーツイベント終了後、その夜、卒業生と在学生との交流会を行いました。
昼のメンバーと若干の入れ替わりがありましたが、40名の参加者がありました。
こんな大規模なコンパはガリラボ始まって以来ではないかと思います。

体育委員長3年(08)坂本の挨拶で交流会の開始(20:00)


最初は学年ごとに交流(学年ごとにおおよそテーブルについてました)。
卒業生は卒業生だけでテーブルを占拠し、つもる話で盛り上がっていました。

途中で、くじ引きにて座席をシャッフルし、すべての人が混ぜ合わされました。
で、AからDまでの4つのテーブルをそれぞれ一チームにして、ガリラボに関することなどをテーマにクイズ大会が行われました。
クイズ大会の司会をする4年(07)盛下、小田原、3年(08)坂本です。


優勝はCチーム。代表でOB(05)濱洲がお菓子を受け取っています。


明日、天草マラソンで20kmを走るという3年坂本は、10:30に引き上げていきましたが、その前に花束にて準備の労をねぎらってもらっていました。
4年生から(?)のようですが、気が利くものです。


3年の坂本が先に帰ったので、OB(05)の「サカモト」二人がお開きの挨拶をしてくれて、交流会は無事に終わりました(23:00)。


かなりの人がすでに帰っていましたが、残ったメンバーでお店の前で記念撮影して解散したのでした(23:30)。
夜の部に参加してくれた14名の卒業生たち。
03 宮川(旧姓・佐藤)、菅原
04 井口、樋口、津田
05 田中、山本、渡辺、坂本、阪本、濱洲、山口
06 松尾、小出

ガリラボスポーツフェスティバル(詳報)

平成22年11月20日(土)サブアリーナの大体育館にてガリラボスポーツフェスティバルを行いました。
スポーツフェスティバルは夏も行いましたが、夏は在学生の親睦のための大会でした。
今回の秋のフェスティバルは多くの卒業生を参加してもらい、在学生と卒業生との交流を目的とするガリラボの大きなイベントです。
土曜日にも関わらず10名の卒業生が参加してくれました。
全体では50名ほどが参加する大きなフェスティバルとなりました。
このイベントはすべて3年(08)坂本を委員長とするガリラボ体育委員会が取り仕切っています。

開会式(13:15)の様子です。


OB(05)が山口が4年のときに始め、そのまま伝統になってしまったTOTO体操による準備運動。

TOTO体操ではとても準備運動にならないので、追加の運動を課されています。

さて、試合にと思いきや、何か物足りないと思っていたら、選手宣誓がプログラムがない。
目の前にいた3年(08)松永を指名して急きょ宣誓してもらいました。
来年は選手宣誓のプログラムを開会式には入れてほしいと思います。^^
試合開始(13:30)。
チームは学年別編成で、8チームがA,Bパートに分かれて予選をやります。
強豪4年チームが登場です。

3年チームも頑張っています。
万年ベスト8は避けたいとの意気込みで臨んでいるはずです。

 
予選終了後、同じ勝率で4チームが並んでしました。
勝率の同じチーム通しは、決勝トーナメントでのポジションをかけてジャンケンとなりました。
いや、ジャンケンでこれほど盛り上がるとは、、、というぐらい盛り上がりました。
熱い戦いを続けた4年生とOBです(↓)。勝ち負けがわかりますでしょうか?


中休みのイベント(14:30)。
ここで、卒業生との意見交換会(半分、インタビューでしたが)が行われ、仕事の話やプライベートな話などを聞き出すために在学生側からたくさんの質問が出ていました。
また、優勝チーム予想ゲームなどもこの場で行われました。


決勝トーナメント開始(15:30)。
2年生と3年生チームはトーナメント1回戦で早々と負けてしまい、手持無沙汰そうにしていました。
代表例がこの人(↓)。昨夜、徹夜だったとのこと。


試合結果です(↓)。予想通りですね。4年生チームの優勝でした。
ただ、卒業生チームが2位と3位になっている。
びっくりでした。
年齢が高いだけに、1人多いチーム編成にしてもらったからかもしれませんけど。
それよりも、卒業生チームもムキになり、大人気ないことに後輩にプレッシャーをかけながら試合していたことも勝因だったのではないかと思います。


表彰式&閉会式(16:30)。
優勝、準優勝、3位への賞状と副賞を手渡すとともに、各チームで最も活躍した人に特別賞が手渡されました。
最後に全員で記念撮影。
17:00前、秋のガリラボスポーツフェスティバルは交流という大きな目的を果たし、無事に終了したのでした。
みなさん、ご苦労様でした。


以下、フェスティバルに参加した学年ごとのメンバーです。

1年生


2年生


3年生


4年生


卒業生




このスポーツイベントには次の卒業生が参加してくれました。
 03 宮川(旧姓・佐藤)
 04 井口、樋口
 05 田中、山本、飛田、山口
 06 松尾、田村
 院OB 佐藤
また来年も、この体育館でお会いしましょう!
 

2010年11月20日土曜日

ガリラボスポーツフェスティバル(速報)

本日はガリラボのスポーツイベントでした。
卒業生を迎え、総勢50名弱が8チームに分かれてのソフトバレー大会でした。

優勝は4年生チーム、2位はOBチーム、3位もOBチームという結果でした。
詳細はまた後日報告する予定です。
 

2010年11月19日金曜日

玉名フィールドワークの予備調査へ

12月4日にガリラボで行う大規模なフィールワーク調査の予備調査を兼ねて、この日、3年(08)の坂本と大塚の二人とともに玉名を訪問してきました。
まずは10時過ぎに玉名観光協会を訪ね、事務局長の柿添さんと簡単な打合せ。
エアタグ情報としてまとめるために玉名の昔の写真などを預かってきました。
またフィールドワーク本番のベースキャンプ地となる玉名市役所の商工観光課のオフィスも見学してきました。
ざっと拝見して、今回の調査チームがキャンプを張るのにちょうど良い広さであることを確認しました。
本番での休憩場所が見つけたことで後は安心して、3人でフィールドに出ていきました。

河川敷に車を止めて、外へ。
本日は天気も良く、しかも暖かい。調査日和となりました。

 
まずは高瀬地区へ。
最初に降り立ったところが、前回も見つけたこの路地。

すごくいいスポットですよね、ここは!
写真を撮るスポットとして最適ではないかと3人の意見が一致したのでした。
なので、二人をモデルにして私の腕を存分に発揮して撮ってみましたが、いかがでしょうか。
 
今回は高瀬地区は少しにして11時には玉名の温泉街へと歩いて向かいました。
途中、田んぼの遠く向うに新幹線の新玉名駅が見えました。
この風景を見て、エアタグスポットとの距離がありすぎるので、駅周辺にもエアタグでの情報を展開する必要があるかなと思ったのでした。

 
温泉街に出向く前に、住宅街で見つけた小さな社(やしろ)。
ここで見つけたのが「小岱山(しょうだいさん)八十八ヶ所札所」でした。
これってエアタグの情報として使うのに良いのではないかということにはなりましたが、とりあえずそのアイデアを深めるまでには至らず・・・
取り急ぎその場を離れ、次の場所に移動しました。
なお、その次の場所で二つ目の「小岱山(しょうだいさん)八十八ヶ所札所」を見つけたので、エアタグ化しろとの天の声なのかもしれません。
もしそうなると残り86ヶ所を探すことになるのでしょうが、それを考えるとちょっと恐ろしい天の声だと思いました。
しばし耳をふさいでおきます。
 
少し歩くと、温泉街の「しらさぎの足湯」に到着しました。
大変綺麗なところでした。


湯に手(!)を入れながら休憩していると、大塚がひとつの大発見!!!

  先生、桜が咲いてます!!

驚きました。ほんとなんです。
紅葉している木々の中に桜の木が一本あり、それに花が咲き始めていたのです。
ほんと驚きました。
 
おそらく温泉の暖かさの影響なんだろうと思うのですが、紅葉と桜の花の取り合わせなど見る機会は滅多になさそうです。
今、この場所とこの時でないと見れない可能性があるわけで、そのことに感動したのでした。
たくさんシャッターを切りましたが、なにせ腕が悪い。
どうもその時の感動を上手に表す写真を撮ることはできませんでした。残念です。
紅葉と桜花
 
興奮冷めやらぬまま、ほぼ目の前の「つかさの湯」へ。
温泉に行ったわけではありません。
「つかさの湯」からツイッターで情報発信している方にお会いするためです。
PUKtamaBOTで大塚が玉名に来ていることをツイートしたら、それに対し、ぜひおいでくださいとの返信があったのでした。
となれば、行くしかありません。
3人で出向いて、会ってきました。

3人とも名刺交換し(坂本、大塚は持ってなかったのでもらっただけでしたが)、今後この活動をUstreamで発信していく約束をしてきました。
エアタグの広報の一環です。
しばしメールでやりとりし、具体的にどうやるか詰めていく予定です。
さて、どうしてこんなにトントン拍子で話が進んだのかというと、実はこの方とはずいぶん前(10年ぐらい前)に会ったことがあるのです。
その時の縁でツイッター上で再開し、それが今日の再開になったのでした。
この話が展開していけば、つかさの湯の方がガリラボの来られることになるかもしれません。
思わぬ展開になりました。
弱い紐帯の強さといいますが、人とのネットワークとはほんと重要だと改めて感じた日にもなったのでした。
つかさの湯を後にして、向かった先は疋野神社。


紅葉で大変綺麗な参道でした。
神社もきれいで、観光として訪れても良いところだなと、そんなことを思いながら3人で登って行ったのでした。

 
まあこれだけならば、きれいな観光地を訪れたというぐらいでしたが、それからが違ったのです。
我々が中にさらに入っていくと、宮司さんが出てこられ「何事ですか?」と近寄ってこられました。
それからです。違ってきたのは。


話しかけてこられたのは、参拝ではないと見た目でわかったからでしょうね、きっと。
ちなみに、坂本がいたからだと私はひそかに推測しております。

ほんとここからの展開が良かった。
やっぱり観光というのは人というのが大きいということを実感した体験でした。
宮司さんからこの神社のこと、さらに神社に関わる玉名のことを色々と話してもらいました。

これこそ拡張現実。
拡張現実とはこういうことを言うのですね。
宮司さんの話を聞いた後では、この神社が、そして玉名の風景が違って見えたのです。
エアタグごときでは、こここまで現実を拡張できるものでありません。
ほんとにおもしろかった。
 
それらの話のほとんどは大塚が記録しておりました。
この貴重な話は、シリーズもののエアタグとして展開していければ面白いかなと思います。
 


さて、この宮司さんと偶然に出会って、エアタグはやはり人と人とを結びつけるためのツールとしての利用が欠かせないだろうとそう確信しました。
 
1時間ほどお話を聞かせてもらいましたが、宮司さん(お名前を聞きそびれました)には12月4日にお邪魔しますとお伝えして神社を後にしてきました。

この時。14時。
お腹が空いてきたので、温泉街入り口にある玉龍というラーメン屋さんで玉名ラーメンをいただきました。
食事前、「いただきます」の代わりに日本の最近お決まりになった儀式をしている二人です。

私も含め儀式を終えていただいた玉名ラーメンは大変美味しいものでした。
 
本調査がうまくいくよう、本日の予備調査は近々にまとめる予定です。
大変楽しい調査旅行でした。