2010年11月19日金曜日

玉名フィールドワークの予備調査へ

12月4日にガリラボで行う大規模なフィールワーク調査の予備調査を兼ねて、この日、3年(08)の坂本と大塚の二人とともに玉名を訪問してきました。
まずは10時過ぎに玉名観光協会を訪ね、事務局長の柿添さんと簡単な打合せ。
エアタグ情報としてまとめるために玉名の昔の写真などを預かってきました。
またフィールドワーク本番のベースキャンプ地となる玉名市役所の商工観光課のオフィスも見学してきました。
ざっと拝見して、今回の調査チームがキャンプを張るのにちょうど良い広さであることを確認しました。
本番での休憩場所が見つけたことで後は安心して、3人でフィールドに出ていきました。

河川敷に車を止めて、外へ。
本日は天気も良く、しかも暖かい。調査日和となりました。

 
まずは高瀬地区へ。
最初に降り立ったところが、前回も見つけたこの路地。

すごくいいスポットですよね、ここは!
写真を撮るスポットとして最適ではないかと3人の意見が一致したのでした。
なので、二人をモデルにして私の腕を存分に発揮して撮ってみましたが、いかがでしょうか。
 
今回は高瀬地区は少しにして11時には玉名の温泉街へと歩いて向かいました。
途中、田んぼの遠く向うに新幹線の新玉名駅が見えました。
この風景を見て、エアタグスポットとの距離がありすぎるので、駅周辺にもエアタグでの情報を展開する必要があるかなと思ったのでした。

 
温泉街に出向く前に、住宅街で見つけた小さな社(やしろ)。
ここで見つけたのが「小岱山(しょうだいさん)八十八ヶ所札所」でした。
これってエアタグの情報として使うのに良いのではないかということにはなりましたが、とりあえずそのアイデアを深めるまでには至らず・・・
取り急ぎその場を離れ、次の場所に移動しました。
なお、その次の場所で二つ目の「小岱山(しょうだいさん)八十八ヶ所札所」を見つけたので、エアタグ化しろとの天の声なのかもしれません。
もしそうなると残り86ヶ所を探すことになるのでしょうが、それを考えるとちょっと恐ろしい天の声だと思いました。
しばし耳をふさいでおきます。
 
少し歩くと、温泉街の「しらさぎの足湯」に到着しました。
大変綺麗なところでした。


湯に手(!)を入れながら休憩していると、大塚がひとつの大発見!!!

  先生、桜が咲いてます!!

驚きました。ほんとなんです。
紅葉している木々の中に桜の木が一本あり、それに花が咲き始めていたのです。
ほんと驚きました。
 
おそらく温泉の暖かさの影響なんだろうと思うのですが、紅葉と桜の花の取り合わせなど見る機会は滅多になさそうです。
今、この場所とこの時でないと見れない可能性があるわけで、そのことに感動したのでした。
たくさんシャッターを切りましたが、なにせ腕が悪い。
どうもその時の感動を上手に表す写真を撮ることはできませんでした。残念です。
紅葉と桜花
 
興奮冷めやらぬまま、ほぼ目の前の「つかさの湯」へ。
温泉に行ったわけではありません。
「つかさの湯」からツイッターで情報発信している方にお会いするためです。
PUKtamaBOTで大塚が玉名に来ていることをツイートしたら、それに対し、ぜひおいでくださいとの返信があったのでした。
となれば、行くしかありません。
3人で出向いて、会ってきました。

3人とも名刺交換し(坂本、大塚は持ってなかったのでもらっただけでしたが)、今後この活動をUstreamで発信していく約束をしてきました。
エアタグの広報の一環です。
しばしメールでやりとりし、具体的にどうやるか詰めていく予定です。
さて、どうしてこんなにトントン拍子で話が進んだのかというと、実はこの方とはずいぶん前(10年ぐらい前)に会ったことがあるのです。
その時の縁でツイッター上で再開し、それが今日の再開になったのでした。
この話が展開していけば、つかさの湯の方がガリラボの来られることになるかもしれません。
思わぬ展開になりました。
弱い紐帯の強さといいますが、人とのネットワークとはほんと重要だと改めて感じた日にもなったのでした。
つかさの湯を後にして、向かった先は疋野神社。


紅葉で大変綺麗な参道でした。
神社もきれいで、観光として訪れても良いところだなと、そんなことを思いながら3人で登って行ったのでした。

 
まあこれだけならば、きれいな観光地を訪れたというぐらいでしたが、それからが違ったのです。
我々が中にさらに入っていくと、宮司さんが出てこられ「何事ですか?」と近寄ってこられました。
それからです。違ってきたのは。


話しかけてこられたのは、参拝ではないと見た目でわかったからでしょうね、きっと。
ちなみに、坂本がいたからだと私はひそかに推測しております。

ほんとここからの展開が良かった。
やっぱり観光というのは人というのが大きいということを実感した体験でした。
宮司さんからこの神社のこと、さらに神社に関わる玉名のことを色々と話してもらいました。

これこそ拡張現実。
拡張現実とはこういうことを言うのですね。
宮司さんの話を聞いた後では、この神社が、そして玉名の風景が違って見えたのです。
エアタグごときでは、こここまで現実を拡張できるものでありません。
ほんとにおもしろかった。
 
それらの話のほとんどは大塚が記録しておりました。
この貴重な話は、シリーズもののエアタグとして展開していければ面白いかなと思います。
 


さて、この宮司さんと偶然に出会って、エアタグはやはり人と人とを結びつけるためのツールとしての利用が欠かせないだろうとそう確信しました。
 
1時間ほどお話を聞かせてもらいましたが、宮司さん(お名前を聞きそびれました)には12月4日にお邪魔しますとお伝えして神社を後にしてきました。

この時。14時。
お腹が空いてきたので、温泉街入り口にある玉龍というラーメン屋さんで玉名ラーメンをいただきました。
食事前、「いただきます」の代わりに日本の最近お決まりになった儀式をしている二人です。

私も含め儀式を終えていただいた玉名ラーメンは大変美味しいものでした。
 
本調査がうまくいくよう、本日の予備調査は近々にまとめる予定です。
大変楽しい調査旅行でした。
 

1 件のコメント:

  1. どれも良い写真ばかりですね!!
    「いただきます」の前の儀式の写真も最高です(笑)
    ベストショットですね!思わず笑ってしまいました。

    玉名はとても良い所のようですね。
    このブログを読んで、12月4日のフィールドワークが
    物凄く楽しみになってきました^^

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