2018年2月28日水曜日

コミュニケーション活性化に向けてアイデアをひねる

玉名の報告会(ガリラボ通信2018/2/28)から戻ってから3年(15)八並が
裏紙を張り合わせ始め、宿利を巻き込んで何やら作業を始めました。


雑談する中で話していたコミュニケーションをどう活性化するか。
コミュニケーションのデザインについて具体的な方法を検討していました。


ドアをメディアとして活用することを考えているようです。


そんなことを話していたら、玉名市の平野さんが現れました。
増刷が決まった15ゼミ生の観光情報冊子「玉名に行かにゃん」について、
それならばと気になったところを修正しておられました。イラストレーターを
使ってパパッと作業をされていました。平野さんからもらったデータを使って
増刷のデータを作り直す予定です。


平野さんが帰宅する間際、八並が、コミュニケーションデザインのあり方について
「どうすればいいですかね」と相談していました。
突然の相談でしたが、アイデアをもらったようです。^^


さて、ガリラボ内の、極めて内輪の小さなことですが、ちっぽけだからと侮っては
いけません
地域に出ていって何かやっている気分になることもあるでしょうが、そうした
本番できちんとしたことができるのは、身近なところで小さな実験を繰り返して
いる人だけです。
大きなことをいきなりできる人などおりません。
そんな人、見たこともありません。
多くの人に認められることができる人は、事前に失敗をしてもいいオモチャを使って
たくさん実験をしてきた人たちです。
これまでガリラボで外で活躍してきた人たちは、ほぼ例外なくガリラボ内で色々と
アイデアを試していました。私から強烈なダメ出しをされながら、です。

アイデアをとにかくたくさん出して、それを具体的に試していくこと。
そうすることで頭も活性化されて行きます。
どうでもいい就職活動をやるよりも、自分での頭で考え、自分の体で実行し、自分の
頭の構造を優秀なものへと修正していく、こうしたことをしっかりやっていくのがいい。

とにかく色々なことを考えよう、そしてそれを面倒がらず具体的な形にして確かめよう。
何度も何度もそれを繰り返そう。
楽して成長することとか絶対にありません。
 
そうした活動こそ、就社活動に右往左往するより、はるかに本質的で、大事な
就職活動だと思います。
  



こいたまの玉名市長への報告会+α

チームこいたまが1年間の活動報告を玉名市長に行いました。
14時前に玉名市役所に集合。


14時に和田さんの司会で報告会が始まりました。プレゼンするこいたまの
  4年(14)秋山、塚田、古谷、島田
の4人の他、来年度の打ち合わせもあって
  3年(15)八並、宿利、2年(16)川上
も同行させました。


チームこいたまの報告の相手は、
 蔵原市長、早上産業経済部長、吉田課長
の3人。例年以上にしっかりとまた興味深く報告を聞いていただきました。


終ってからこいたまとの意見交換会。20分の報告の後、40分近く色々な
話題で話が盛り上がりました。


活動の話だけでなく、進路の話なども含め、和やかな意見交換でした。
こいたまメンバーと市長と。


ところで、市長以下、地域からの情報発信に強く興味を持たれているようで、タマ
にゃんツイッターとかの話題で盛り上がり、そして15ゼミ生が作成した「玉名に
行かにゃん~県大生がまとめた美容ノート」(ガリラボ通信2018/2/27)にも
強く興味を持っていただきました。
こうした内容での情報発信も重要と思われ、市長の判断で「増刷をしよう」という
ことなり、市の予算で増刷をしていただくことになりました。
なので、内容を再度チェックして、明日、あさってにはふるさとセールス課の方に
データを送り、増刷の手配をしてもらいます。
活動してきた成果が地域の方々に評価され、たまb👀k360°+プロジェクトのメン
バーにとっては大変嬉しいことではないかと思います。
 
最後に、玉名市の関係者と参加したメンバー全員とで記念撮影。


※ちなみにこの日の報告会の裏方に徹していたのは市役所の川西さん。裏方だったのでは写真には
一度も写っていませんが、川西さんが最初から最後までちゃんと準備をしてくれていたので報告会が
成立しました。仕事だから当然とはいえ、感謝。


こいたまメンバーはこの直後に帰宅。
3年と2年の3人は残ってふるさとセールス課と来年度の打ち合わせを行って
から帰りました。
新しいチームの名前を考えないといけないね、となり、今年が「こいたま=濃い
たま=恋いたま=来いたま」でしたので、逆にして「薄い玉名」で「うすたま
ではどうだと話したら、2人(八並、川上)から猛反対を受けました。笑
打合せを終え、市役所を後にして、大学に帰り着いたのは17時を過ぎており
ました。



報告会の前後に・・・

こいたまの報告会の前後に来年度の打ち合わせとして3年(15)八並と宿利、
そして2年(16)川上を連れて行きました。
12時少し前に新玉名駅のたまララ到着。


玉名観光協会と連携していくチーム代表2年(16)川上を事務局長の柿添さんに
引き合わせ、情報交換をしてきました。
この場でついでに360°画像を紹介し、簡単なVRグラスで色々と見てもらい、
どういった使い方をしていけばよいか考えてもらうことにしました。
なお、VRについては玉名市長にも見ていただき、次の取り組みに活かしていく
こと、特に次年度の大河ドラマ「いだてん」や日本遺産との絡みでこれをどう
使っていくかといった話も少々発展したことを書き留めておきたいと思います。
次はVRグラスをのぞき込む柿添さんですが、老眼鏡で何かをのぞき込んでいる
ようにしか見えないですね。笑


13時前に打ち合わせを終わり、食事へ。
雨も少々降ってきたので車が駐車できるところと思い、まずラーメン屋さんの
天琴へ。そうしたらなんと「店休日」でした。
どうするか、そう言えば、たまラボが連れて行ってくれたバター焼きのある
お店(ガリラボ通信2017/3/3)も車を駐車できるなと思い、そちらに向かって
車をとめてお店の方を見たらなんと「店休日」でした。orz
時間も無くなったのでお店での食事は諦め、そばのコンビニへ。
残念なことにみんな(4人)でコンビニで買ったものでお昼にしました(涙)。

その足で疋野神社を回り、そして足湯へ。

予想通り、ソメイヨシノが咲いていました。ここの桜は冬でも咲いています。
足湯の温泉の熱で温かいからでしょう。
最初に見たとき、衝撃でした。
3人ともその桜をカメラに収めておりました。




<おまけ>
たまララにも桜がありました。てんすい桜です。きれいに咲いていました。
3人で記念撮影。
その後ろに怪しい方が・・・笑




2018年2月27日火曜日

たまbook360+プロジェクト「玉名に行かにゃん~県大生がまとめた美容ノート」が納品されました

たまb👀k360+プロジェクトについては、先日、最終原稿を完成させ、
業者に送付したことを紹介しました(ガリラボ通信2018/2/13)。
その原稿をもとに書籍が完成し、本日納品されました。


出来上がったのは2種類です。ガリラボの10年間の活動について編纂したA4
サイズの438頁に書籍(12部製本)。
そして15ゼミ生によるたまb👀k360+プロジェクトとして力を入れてきた観光
情報冊子「玉名に行かにゃん~県大生がまとめた美容ノート」です(75部製本)。


2つの書籍の表と裏表紙。すべて3年(15)八並の手によるものです。


書籍完成を記念にして八並ゼミ長と藤川副ゼミ長とで記念撮影。
よく頑張りました。


10年間の活動記録については、卒業アルバム(大学版、ガリラボ版)、
コミュニケーションノート、ゼミノートなどと一緒の棚に配置しておき
ます。ガリラボの貴重な記録として必要な時に見てもらえばと思います。


ミッション・コンプリート!と言いたいところですが、最後になって・・・
気になるところがあったので、「玉名に行かにゃん」について八並に修正作業を
してもらいました。

 
完璧を目指すというのはほんと難しい。何度チェックしてもその度に修正したい
ところが出てきます。
へこたれそうですが、それをクリアしないと良い仕事にはならない。
本当はこの部分をゼミ生は経験してほしい。
終わりよければすべてよしといいます。
ただその終わり、最後の最後というのはほんとに大変です。
そうした終わりを経験する機会というのは学生の場合は意外に少ない。

最後の瞬間、もちろん高いレベルの作業での最後の瞬間ですが、そうした
瞬間に立ち会う経験をした方がいい。




久々の4年(14)ゼミ生との会議、そしてこれが最後の会議でした

10:30からM1(17)ゼミ。今日は山下とのマンツーマンでした。
あの多賀がなんとインフルBでダウン。
昨晩、ゼミは無理ですとのメールが届いていました。症状は回復した
でしょうか。気になります。
さて、本日のマンツーマンゼミは、山下からのリクエストでコンピュータの
利用方法についてじっくりと教える時間となりました。
ブログの作り方、クラウドの活用の仕方等々です。
大学にいると普通の知識のようにも思えますが、一般にはまだあまり普及して
いないようです。
もっとも、それは当たり前なのかもしれません。
通常の生活レベルではそうしたニーズ自体があまりないでしょうから。
が、生活レベルでもやっていると意外に重宝なものなのですけど。
 
それが終わって、随分と久しぶりですが、今日は4年(14)ゼミとの打ち合わせ。
卒業記念品について話をしたいと4年(14)児玉ゼミ長が連絡をしてきたので、
14幹部会議となりました。
久々に児玉が来て、秋山がやってきて、そして案の定ですが谷口は遅刻。笑
古谷は欠席でした。
1時間ほど記念品も含め色々と話をしたわけですが、思えば、今日の会議が
14ゼミ幹部との最後の会議だったのかもしれません。
ごく普通に、さりげなく「じゃ」で終わり、潔い良い終わり方でした。

久しぶりだったのは14ゼミ生が旅行に行ってたからです。
次は児玉と秋山からの大阪土産。柿の種だそうです。


同じく大阪土産。一緒に行ってたわけではないようですが、谷口も大阪に
行ってたそうで、そのお土産。
しっかりとガリラボ通信に書くようにと念を押して帰っていったので、
その指示に従い、しっかりと書いて、写真もしっかりと掲載しておきます。

どこかに出かけるたびに、いつもお土産を買ってきていた谷口。
14ゼミ生の中では間違いなくダントツでお土産をもってきていました。
谷口からのお土産を口にしていた人たちは、おそらくこれが谷口からの最後の
お土産になると思いますので、味わっていただきましょう。笑
 
 
明日、チームこいたまが玉名市長に活動報告をしてきます。
おそらく明日が14ゼミ生と活動する最後の日になるだろうと予想しています。




しばらく努力させてみては~50年前の相談コーナーから

ツイッター経由で次の新聞記事を知りました。1969年の新聞です。

未来のある人に対しては、周囲はやはりしばらく我慢が必要であろうと、一般
論ではないものの、この事例を読むと、よく理解できます。
これが誰の事例かというと・・・・


ツイッター情報によれば(こちら)、この相談は忌野清志郎が高校生時代に
清志郎のお母さんが投稿した相談らしいのです。
ものすごく驚きました。
そしてさらに驚くのが、回答しているのが羽仁進という・・・、
なんとも豪華な顔ぶれ。
ツイッターのリプライに「文化遺産的価値」とありましたが、ほんとに
そうだなと思いました。
 
それにしてもどうして今頃、50年近く前のこういう記事が出回るのでしょう。
それも気になります。

ガリラボとは全く関係ありませんが、あまりに驚いたのでつい載せました。
 



2018年2月26日月曜日

玉名との連携歴史の追加作業/やっぱり雑談は創造と縁が深い

徐々に枯れてきているような気が・・・

てんすい桜の方は明らかに下り坂になってきています。
ただこの桜、花が散っていくのではないのですね。そのまま萎んでいく
ようです。花が散っていく様子を撮ろうと思っていましたが、そんな
感じになることはないようです。


さて、今日はほぼ1日ガリラボで作業をしておりました。
2月28日の玉名市長への報告に使う資料を手直しです。ある方から、
2012年度に玉名地域振興局と行った観光案内板の多言語化に向けた
プロジェクトも追加してはどうかとのコメントをもらったので、それ
はそうだと思い、最後に(補足)として付け加えました。
思いのほか作業に手こずりました。orz


修正版の連携の記録です(pdfファイル8MB)。
玉名市と津曲研究室連携の歴史2010年8月~2018年3月

時間がない中で最善を尽くし作成したのですが、やり始めて気づいたのが、
玉名市長向けというよりも、これは次に玉名で活動するゼミ生に読んでも
らうものであるということでした。
上の学年からおおよそ伝承されていくのだろうと思っていたのですが、細
かい部分は案外と伝わっていないのではないかと思い始めたからです。
大学の研究室とはわずか1年で構成メンバーががらりと変わる、新陳代謝の
異常に激しい珍しい組織です。
そうした組織では、伝承は必ずしもうまくいかない場合があるようです。
「連携の歴史」をわが手で修正を始めてそのことに気づいたので、途中から
ゼミ生向けのものとして作業を進めており、それもあって力が入りました。
完成した後、4月から学生GPで活動する2チームのメンバー全員と学生自主
研究で活動するリーダーにはpdfファイルを送付し、読んでおくようにと
指示しておきました。
3年生のから返信をもらいましたが、2年生からも
  先輩方が活動されてきたことを学び、自主研究でも活かして
  いきたいです。また16ゼミ生らしいものを残せたらと思います。
とか、
  資料ありがとうございます。先輩方を越えることができるよう
  これから頑張っていきたいと思います。
とか反応がありました。
その時は面倒ですが、やはり記録を残していかないとと今日も思いました。
当たり前のことなのですが、この当たり前がなかなか・・・

春休みに入って閑散とした状態の続くガリラボですが、今日は午前中に
3年(15)宿利と八並がやってきて打ち合わせ、宿利はすぐに帰りましたが、
八並が残って色々と作業をしておりました。
明日納品されるはずの「たまbook」にミスを発見したので、その修復作業の
ための準備をしています。
鋏と糊を使った切り貼り作業となります。
様子を見て、切り貼りをあまりやっていないことがわかったので、切り貼りの
極意(こつ)を教えておきました。
昔は、誰もが普通にやっていた切り貼りという作業は、ワープロの普及と共に、
なくなっていきました。
新しい道具の導入は、仕事のやり方を変えていく、その一例のようです。


M1(17)山下が、鹿児島に行ってきたとお土産を持ってきてくれました。
あまりゼミ生がいないでしょうから日持ちのするやつをとのこと。


山下が言うように、確かに今はほんとに少なくて、今日やってきたゼミ生は
上記の3年生2人の他に新聞部の3年(15)江藤と2年(16)西野ぐらいでした。

ただ、夜になって19時ごろ(?)、八並とだべっているとM2(16)大野が
修論の正式版を提出してきたと報告にやってきました。
それから2時間!
3人での雑談が盛り上がり、白熱しました。
おかげで色々と楽しいアイデアが飛び交いました。
やはり雑談は、新しいアイデアを生み出すのに重要。
今日出てきたアイデアをいくつか具体化するよう八並に話しておきました。
動いてくれるでしょう。笑

話をする中で、色々とコミュニケーションを生み出す仕掛けをガリラボの
ゼミ生は考えてきたことに触れ、検索してみると次のようなものが出て
きました。ほんの一部ですが、紹介しておきます。

道場の異変ガリラボ通信2013/6/5
ガリラボソーシャル掲示板ガリラボ通信2010/12/8

ガリラボはコミュニケーションを生み出すデザインについて考えてきました。
それをコミュニティ内、地域の中に埋め込んでいきたいと思っています。
コミュニケーションが生まれるところは良いアイデアが飛び出すものです。
アイデアがたくさんだと何か良いことが生まれるだろうと思うのです。
「コミュニケーションの種子」とは佐藤雅彦さんの言葉ですが、そうした種子を
見つけ(つくり)、発芽させていくのがガリラボのメインテーマであろうと
思います。
コミュニケーションの種子と発芽ガリラボ通信2014/4/16)

地域の中でそうした種子を見つけ(つくり)、そして発芽(普及)させていく
ことをやろうとしている(やっているつもりなので)、ガリラボのテーマを
地域情報学と呼ぶこともあります。
 




2018年2月25日日曜日

「玉名市との連携の歴史」の記録

昨日は非常に穏やかないい天気でしたが、それが打って変わって本日は雨。
今日は国公立大学は前期日程の入学試験でした。
午後からしとしと降り続く雨に、午前中は降ってなかったからでしょうが、
濡れながら帰っていく受験生もちらほらと見かけました。
涙雨でなく、うれし涙になるといいですね。
 
先日、玉名市長に紹介するために玉名市とガリラボとの8年間の連携の
歴史をまとめたことを紹介しました(ガリラボ通信2018/2/23)。
意外と読まれて現時点で112PVほどあります。アクセス数としては112PVで
2月のこれまでのエントリー中7番目です。
昨日のオフ日、プライベートの合間に23日に完成したものをさらに修正
しました。修正作業を始めると色々と修正したくなりましたが、時間の制約も
あるためとりあえずこの時点で終えることにしました。表紙は次の通りです。



冊子内容は次の通りとなっています。



08ゼミ生から15ゼミ生までが関わっている活動です。
24ページほどの資料となりました。
玉名での活動で、懐かしい卒業生もいるかと思ったので、全文(pdfファイル,7MB)を
次から読めるようにしておきたいと思います。
玉名市と津曲研究室連携の歴史2010年8月~2018年3月

間違いも多々あるかと思います。もしも気づいた点があればメールください。
”可能な範囲”で修正します。
間違い探しよりも、そういえばこんなことをやっていた、こんな風に学生時代に
頑張っていたなーと振り返るのに使ってもらえるといいかなと思います。
また第3者の方からすると8年もやっててこの程度かという思われそうですが、
学生たちが継続的に活動している研究室もあるんだぐらいで(もし読まれる
場合は)眺めてもらえると幸いです。笑



追記

先日、Coho'zuが「復興へと向かう1歩(ガリラボ通信2017/3/10)」で
取材した方が誕生日だったのでFacebook経由でメッセージを送っていたら、
  先日、熊本地震後の対応を振り替える勉強会で話す機会があったのですが、
  2年近く経つと忘れてしまうことが出てくる中、先生とゼミのみなさんで
  まとめていただいた本を読み直すことで当日の状況を思いだし、当時のこと、
  そして伝えたいことも話すことができました。
  改めて、記録しておくことの大事さを実感しました。
というメッセージを逆にいただきました。
記録は、それを行うときはほんと大変ですが、遠い先において大きな威力を発揮
するものです。そうした威力を発揮するためには整理された記録でなければなり
ません。記録としてまとめていくのは非常に大変ですが、未来のためだというこ
とが取材させていただいた方のメッセージからよくわかるかと思います。
Coho'zuの大変な作業もこうして役に立ってよかった!

玉名との連携はもっと長いわけで、これも上記の冊子のようなものだけでなく、
さらにきちんとした形の記録に残していた方が良いかなと改めて思いました。
大げさにいえば、それは、ガリラボがこの熊本の地に存在した証しとなるもの
ではないかと思いますので。



2018年2月24日土曜日

プロジェクトがうまくいくには

2年ほど前の中原さんのブログをたまたま目にしました。
大人の学びを対象に研究されている中原さんですが、目にしたブログは、プロジェク
トは「誰とやるかで決まる」という内容でした(→こちら)。
中原さんの”経験からの持論”ということですが、それによれば、プロジェクトがうまく
いくには次の3つが必要とのこと。

一、研究プロジェクトは「誰とやるか」で成果は決まる
   =誰に参加してもらうかは、もっとも悩みます   
  =なぜなら、誰とやるか、誰を巻き込むか 
   誰にかかわってもらえるかで、成果が大きく決まる
一、研究プロジェクトは「目的の打ち込み」で成果は決まる
   =参加人数が確定し、通常、キックオフをします。
   =そのときに冒頭でおこなうプレゼンは、最も力をいれます。
   なぜなら、この目的の打ち込みで、成果が 決まる
一、研究プロジェクトは「成果のイメージ共有」で成果が決まる
   =そのプロジェクトを為すことで、どのような成果が期待できるのか、
   そのイメージのすりあわせで 成果が決まります

私は工学系の研究者でした。工学系では一人で何かをやるのは少ないため学生時代
からプロジェクトに加わって、企業の開発者と一緒になって半導体の超微細加工技
術の研究に従事し(今思えば、完璧な正統的周辺参加でした)ていて、そうしたこ
とを続けてきて、県立大学に移ってから、ここ10年は大学でのプロジェクトにも
従事し、リーダーを担当してきました。
かなり長くプロジェクトに関わってきたわけですが、私の経験からも
 「誰とやるか」
がやはり最も大事かなと感じます。
その一緒にやる「誰か」は「エビフライのシッポ」を持っている人がいいかなと
思います(この意味、ガリラボのゼミ生であれば何人かはわかりますね)。
「シッポなし」の完璧エビフライ的な人物は、周囲のパフォーマンスを低下させ、
やる気を失わせてしまう傾向にありますし、多少で「シッポだらけ」のダメエビ
フライ的な人は遅刻する、約束を守らない、そして自分ことしか言わないなど、
これも周囲のパフォーマンスを低下させてしまう。
「適度なシッポ」を持つ人たちと一緒にやるプロジェクトは、全員が力を発揮しや
すく、みんなが参加している感覚も強くなります。なので、終わった後、みんなの
達成感も大きい。
先日の通信に、玉名市との関係が8年続き、4月からは9年目に入ると書きました
が、これも先方の「誰か」としての存在が大きいのかなと思います。
一緒にやってきた「誰か」の「シッポ」の大きさが適度だったゆえにここまで長く
一緒に続けてこれたのでしょう。

もちろん「誰か」だけでなく、他の2つも大事です。プロジェクトを始めるときは
肝に命じておく必要があると思います。
大学は、昔は、蛸壺文化が主流で個が強く尊重されていました。ところが、近年は
個からチームへの流れがあって、そのためにプロジェクトを立ち上げることも多く
なっています。
ただ、そうした流れはあっても、蛸壺文化に染まったままの人もまだ多くいるわけ
で、一般論ですが、そういった人たちがプロジェクトを始めると、経験値の不足で、
中原さんが主張する条件に無頓着にプロジェクトを考えてしまう危険性もありえます。
 
一般論から外れ、私についていえば、4月以降は公式なプロジェクトに関わる義務
から解放されるので、いつか適当な時期に、制度的でない「隙間の共同体=実践の
共同体」を募って、例えば教員、職員、外部の方など、多様な人が集まって行う勉強
会を主宰できるといいなと思っています。
「誰か」と「誰か」が集まって作った学びのコミュニティ(共同体)で勉強をし、
成果を形にして、色々と発信もしていければとも思います。
場所は「ただっち」なるもので私を強制的に歩かせているMさんに貸してもらうかな。笑

以前にやっていたノットワーキング塾のようなものをイメージしてますが、違うものに
なるかもしれません。
今のところ、単に思っているだけで、実行するか(できるか)どうかも不明ですけど。


さて、こうした妄想はおいといて・・・

4月になると学生GPに乗っからせてもらう学生たちが2つの具体的なプロジェク
トが始まります。
そのプロジェクトは、中原さんの条件の1つ目はもう済んでおり(メンバーは確定
済み)、2番目、3番目のことをきちんとするための準備をしないといけないと思
い、徐々に進めているところです。
最初の1歩、手始めは2月28日。
来週、玉名市に出かけ、その打ち合わせを始めてきます。



理念(妄想)は大切。それをわかった上ですが、それよりも重要なのが具体的な
 最初の1歩を踏み出す勇気
であることを忘れてはいけないでしょう。
(参照)不屈の人々を見て(ガリラボ通信2011/5/8

 

2018年2月23日金曜日

玉名との連携8年のまとめ作業と9年目にしてアジトを確保できるかも

朝、いい天気でした。最近、てんすい桜ばかり撮っていたように
思うで、毎朝の日課の水やりの後にシクラメンを撮っておきました。
シクラメンもこれで満開になっているようです。


水やりを終え、その後の日課の掃除を済ませ、また同じく日課の珈琲を
入れようと思ったら、珈琲がなくなっていました。
それで先日もらったインドネシアからのお土産の珈琲を開封し、いつも
どおり淹れてみました。
珈琲でした。


さて、本日は前期入試前ということで学内立ち入り禁止になっているため、
ガリラボにも誰もやってきません。
会議で少し不在にしていましたが、ガリラボではずっと私ひとりでした。
ひとりだとほんとに静かです。私のキーボードの音しか聞こえてきません。

ひとりで何をやっていたのかというと、玉名市役所からの依頼作業を
やっていました。
新市長向けに、津曲研究室と玉名市がどう連携してきたのか、それを
まとめた資料の改訂版を送ってほしいとのことだったので、その作業です。
昨年度のたまラボの分までは作ってあったので、今年のこいたまの分を追加
するだけなのですぐに終わると思っていたら・・・

実はこの資料、これまで私はノータッチで最初の原本はOG(10,M14)吉村が
作ってくれて、それ以後はその時々のゼミ生が作ってくれていました。
今年、私が作り始めたのですが、ただ見ていた時と、作りながら見ていくのでは
随分と見え方が違うものです。
間違いはあるもののそれは重要ではなく、気になったのが大事な情報が抜けて
しまっていることでした。
どうして気づかなかったのか。
ボランティアでやってくれているゼミ生にあまりきついことも言えないので
それで完璧を目指さず終わらせたところで手を打ったのかもしれません。
ただ、自分で作るとなるとそうした不足分が気になり、それらを追加せずに
改訂版を作るというのは私の性格ではできません。
最初から見直し、ガリラボ通信で必要な情報を入手しながら(ガリラボ通信の
データベースとしての優秀さに改めて感動)、最低限必要な情報を追加してい
きました。
全部で25ページほどの冊子となりました。


2010年に玉名市と連携を始め、最初は地域との連携はおっかなびっくりでした。
それがもう今年度で丸8年の連携です。
振り返るとあっという間であったようにも思いますが、資料をまとめていくと
やはり長くて濃い付き合いだと思いました。
それにしてもここまで玉名と深く付き合うようになるとは・・・
玉名市の平野さんに引きずり込まれ、それから和田さんや柿添さんからさらに
引きずり込まれ、もうまるであり地獄状態です。笑

もっとも自分でそこに入っていったわけですが、来年度(4月から)からは時間が
できるので玉名市との連携は継続し、パワフルに活動していければと思っています。
そんな私を察してか、たまたま今日、次の連絡をもらいました。


アジトとして、ガレージを使わせてもらえる可能性があるとのこと。
2月28日に玉名市に出かけるので、どんなところか見てきたいと思います。
活動するときの拠点があるというのは大変ありがたいことです。




2018年2月22日木曜日

卒業生(09)鞭馬の突然の来訪

今朝のてんすい桜。まだひとつも花は散っておりません。満開になって3日間が
経ちます。蕾から開花までの時間が随分とスピーディだった分、散るのも早いの
かと思っていましたが、どうもそうではないようです。


ところが、よくよく見ていて気になったのが、新芽のようなもの。写真中央に
あるのがそれです。


新芽は、花が散っところに葉っぱができてくるのだと思っていましたが、次の
写真の中央付近にあるのは、この新芽はそのまま葉っぱになるのではないかな
と思います。
この新芽がこれから花にあっていくとは私にはどうにも思えませんので、花弁
になる蕾と直接葉っぱへと成長していく蕾があるということなのでしょうか?
そうだとしたらどういった条件でもってそのスイッチが切り替わるのでしょう?
気になります。
ちなみにシクラメンは、見ていると、新芽のようなものが成長してくると、花に
なっていくものと葉っぱになっていくものに分化していくようです(ちゃんと観
察してないのでカンですけど)。
これも、どこかで何かによって遺伝子のスイッチが切り替わるということなので
しょう、おそらく。


さて、今朝はちょっと体調が悪く、いつもより1時間ほど遅れて出勤してきました。
体調の不調は昨晩のこの卒業生のせいだったかもしれません。
学生時代も卒業できるかどうかと大いに心配をさせられたOG(09)鞭馬です(笑)。
昨晩、19時ごろ、突然、顔を出しました。アポとか、もちろんなく・・・。
困ったものです(⇒私の体調がおかしくなるはずです 笑)。


突然やってきたので、「首になったか?」と聞いたら、即座に「ちがいます」と
のこと。
残念。
中学時代の友人の結婚式があって休暇をとって帰ってきたとのことでした。
年齢のせいで直感が鈍ってきました。orz

さて、この鞭馬、卒業して丸5年となります。
卒業後は、店舗を全国展開している企業に就職し、九州管内や関西などの店舗の
店長を経験し、入社4年目に入ったときに、東京六本木にある本社勤務に抜擢さ
れたのでした。
今は、全国展開する500ほどの店舗の売り場の基本デザインを担当している
のだそうです。
現在、次の冬(今年の11月)に向けたデザインを始めているとのこと。
500の全国の店舗の店長から色々と電話があるそうですが、それへの対応も
やっているそうです。
あの鞭馬がです。GPAからするとにわかには信じがたい。この会社も無謀な
人事をしているものだと思います(笑)。

たまたまゼミ新聞の10年間の記録をまとめた冊子のサンプルがおいてあった
ので、それをめくりながら、非常に懐かしいと話していました。
めくりながら、学生時代のことをよく思い出したようです。


鞭馬は最後の4年生の時にほんとに学生であることを謳歌していました。
単位不足からかなりの授業を履修していて(体育も履修していて卓球をやっていた。
「卓球少女」の異名を持ってました笑)、卒論は卒論で、学生GPチームに入って
玉名市役所の平野さんと連携し卒論チームのOB(09)草原と一緒に頻繁に玉名に出か
けていました。なお、このとき、OB(09)緒方も撮影係として2人から連行されて
いってたようで3人でよく玉名に行ってたようです。
このGPチームはしっかりと成果もだしました(ガリラボ通信2012/12/25)。

鞭馬、本人曰く、「朝早くから研究室に来て、それから授業に行って終わってまた
研究室に戻り、卒論などの作業をして、空いた日には玉名に調査等に出かける」、
そんな学生としてまっとうなことを4年生の時にかなりきちんとやっていたのだと。
だから、4年生の時が一番充実していたと話していました。
そうして研究室で活動してきたからこそ、卒業後もよく研究室に顔をだすのでしょう
けど。
09ゼミ生は多くが研究室での活動を頻繁に行っていましたが、なぜか鞭馬が09ゼミ
生の中で一番研究室に里帰りしているように思います。
 
里帰りしてきた昨晩、私からぼろくそに言われながら、2人で爆笑トークでした。
そのトークを支えたのが、ガリラボの共有フォルダに残された写真記録とゼミ新聞を
まとめた冊子でした(上の写真参照)。
そうしたメディアが、過去と今現在の鞭馬そして私とをつなげているわけで、(整理
された)記録というのはほんとに大事なものです。
 
記録は、その時のためではなく、未来のためにあります。
記録を作っているときは大変なのですが、でもそれは未来のためだと思えば、大変さ
は幾分かは減少するものです。
ガリラボ通信も、当初はあまり意識していませんでしたが、さすがに9年もやって
いると、記録としての価値が高まっているようにも思います。
鞭馬の学生時代の活躍も検索してすぐに引っ張り出せるわけで、このため、ガリラボ
通信もきっとゼミ生にとっては未来において役立つものになっているのではないかと
思っているところです(そう信じたい笑)。

鞭馬からのゼミ生へのお土産です。


またいつものことですが、「先生と奥様に」と、私の好きなチーズケーキを
もってきました。「先生のお祝いの時はいつもチーズケーキでしたよね」と
いうことで買ってきたそうです。別にお祝いは何もないのですが、昨晩、
持ち帰ったら、家内も感謝してました。どうもありがとう。


私に多大な心配をかけつつ卒業していったゼミ生ですが、バカな子ほど
可愛いとはよく言ったもの。笑
OB(10)保坂は「史上最大の迷惑男」でしたが、鞭馬はその次ぐらいの
迷惑女だったかもしれません。笑
 


さて、本日のガリラボのこと。
16ゼミ幹部(川上、笠原、小島、大塚)と学生自主研究のリーダー(岡林)が
集合。今後の活動としてとりあえず3月末の玉名での事前調査について打ち合わせを
行いました。
話題が色々とでました。最終的に「インスタ映え」がキーワードとなり、これをテー
マに玉名を散策してみようということなりました。
この後、幹部で具体的な行動計画を組み立てるようでした。
ちなみに私も行くのですが、男子学生4人を連れて「男5人」で行動することに
なりました。どんな調査になるんでしょう。心配です。笑

16ゼミ幹部との打ち合わせを終えたころ、3年(15)八並が出てきました。
私は不在にしていましたが、3年(15)宮崎も出てきたようです。ゼミ新聞づくりの
ために。ギリギリですが、出来上がったものが私のデスクにおいてありました。
ギリギリの癖になかなか面白い内容になっておりました。才能でしょうか。^^;


<おまけ>
鞭馬の話題に戻りますが、記録として09ゼミ生は卒業文集も残していました。
取り出してみたら、「09ゼミ生何でもランキング」というのがあり、たくさんの
ランキングの中の一部を取り出したのが次です。
鞭馬という学生がよくわかりますねぇ。www 


09卒業文集のページをめくっていくと「私の夢」というコーナーがありました。
それぞれが文章を綴っていました。私も次の文章を寄稿していました。
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果てを目指して 2013年3月
中学の頃、宇宙の果てが何なのか不思議で、「果て」を見てみたいという
夢があった。高専に入学し3年生になった頃(18才)は自分の専門分野を
究め、 先端(果て)にたどり着きたいというのが夢だった。
レ・ミゼラブルの「I Dreamed A Dream」の如くそれらの夢は破れてし
まったが、果てに向かうという行動は今も続いている。
この4月、私の息子が別の大学に移り、大学院生として社会学の研究者の道を
志すことになった。合格した日、「空海の“空白の3年間”の話をし、その分野
でとりあえず日本一を目指しなさい」とメールした。
09ゼミ生は4月からそれぞれに自分の道を歩む。 それらの道には、それぞれの
果てがある。そこに辿り着く唯一の方法は目の前のことを必死にやること。
それしか方法がない。
必死にやっていれば、いつか、想像もできなかった地点に辿り着いている自分の
存在に気づく。
そこが実は、遠くて見えなかった果てである。
新しい地点に立つと別の新しい果てが現れる。
そしてまた果てを目指す。
この繰り返しが豊かな人生を歩んでいくためのスキルではないかと思う。
--------

昨晩、2時間半ほど鞭馬と話し、鞭馬の仕事ぶりを聞きながら、鞭馬は私が書い
たことを実践しているのだと感じました。
  

 

2018年2月21日水曜日

てんすい桜のアップ/ある社長さんの自覚

満開の「てんすい桜」です。今日はよく日の当たる場所で撮影。


明るいところだと、カメラが今一つでもなかなかきれいに撮れます。


ついでにアップも。なかなかうまく撮れました。


さて、本日はお昼に15ゼミ会議を開きましたが、来れたのは
3年(15)八並と村田のみ。藤川はインフルで、青は所用。
とりあえず3人で話し合い、色々と決まりました(そして、色々と
15ゼミ生内で決めていたので、それを承認しました)。
2月28日には玉名市長にチームこいたまが今年度の活動報告を
する予定ですが、その際に3年(15)八並ゼミ長と2年(16)川上ゼミ長は
連れていき、来年度の打ち合わせをしてくることにもなりました。
徐々に来年度に向けた動きが加速を始めています。

今日、隙間に読んでいた週刊誌(週刊東洋経済2018/2/24号)の29頁に、
47歳のある会社の社長さんのインタビュー記事があり、その中で次の箇所が
目に留まりました。現在、京都大学に院生として通っておられる方です。

全ての場合に当てはまるのかどうかはわかりませんが、これを読み、自分の今が
絶対的ではないことを自覚し、謙虚であるよう努力しなければと思いました。
夕方、OB(M08)佐藤がやってきたので、色々と話をしていて特にそう感じました。
謙虚さを失ってしまうと、その周囲は悲惨です。
もっともその当の本人はそのことがわからないから、ある意味で幸せでしょうけど。
(佐藤との話の中で、4月以降に勉強会を行うことを決めました。内容を何に
するかは不明ですが、政府の流れに沿って人生100年時代がテーマになるかも
しれません)

佐藤と話をしていると、19時ごろにOG(09)鞭馬がひょっこりと顔を
出しました。
これについては明日にでも紹介します。 


2018年2月20日火曜日

16ゼミ生の宣言(春休みの目標)の意義と真似する力について

昨年の今頃、15ゼミ生が春休みの目標を定め、当時の2年(15)八並ゼミ長が、
それを印刷し、ガリラボ内に掲示していました(ガリラボ通信2017/2/15)。
その1年前の掲示をガリラボ通信で見たという2年(16)川上ゼミ長が「真似して
作成してみました」とのこと。
次がその真似をした16ゼミ生14人の春休みの目標です。
それぞれが宣言した内容を毎日実践し、その結果をツイッターにてつぶやく、
あるいは写真や動画で投稿して証拠(エビデンス)を残しているようです。


ただし、継続はなかなか難しい。
特にこの宣言自体は別に強制でもなんでもありませんので。
自分たちで決めてやっているだけのもので、やらなくても何かペナルティが
課されるわけでもありません。
なので難しい。
しかしそれを乗り越え、外からのペナルティがなくても自分で継続できるようになると
きっとそれまでとは異なる(そして多分すばらしい)世界が見えるようになるはずです。

次の動画(3分ほど。日本語字幕あり)を参考にどうぞ。

私はこのガリラボ通信を書き始めて今回で4,478回目となります。
この夏で丸9年となります。
毎日継続して、得たことがあったのか。
たくさんありました。忘れましたけれど(笑)。
今はもうガリラボ通信を書くのにモチベーションなど不要です。
これを書かないと1日が終わりません。
書かない寝れないから書いている、そんな状態です。
お腹が空きすぎて寝れないから、何か食べるのと同じような感じです。
ついでながら私は毎朝(あるいは前夜の帰宅前)、ガリラボの掃除をします。
これも大学に赴任してからなので20年以上継続していることです。
今は、掃除をしないとガリラボ内を歩くと足の裏が気持ち悪さを感じて志摩市、
それで掃除をするのですが、習慣がそういう感覚を生み出しているのだと思います。
ちなみにこの掃除は、集まる埃の量でガリラボがどの程度活発だったかを振り返る
ツールにもしております。残念なことに、試験が終わってから埃がかなり少ない。
ちなみに昨年は試験が終わってもかなり埃が出ていました
 
ここで述べた変化は、垂直ではなく水平方向の変化かもしれませんが、しかしそうした
水平の変化も成長と言うのだと主張したのはエンゲストロームでした。
16ゼミ生も、宣言したことをとにかく30日間以上続け、それを習慣化していく
といいでね。
 
もうひとつ。ついでに書き留めておきたいと思います。
先ほど、真似をしたというのを大文字で書きました。
大事なことなので大文字にしました。
真似は大事です。しかしきちんとこれをやるのは、継続と同じぐらい難しい。
そんなことはないという思う人もいるでしょうが、実際に真似は難しい。
現に黙っていると、多くのゼミ生が先人の真似をすることなく、まったくの
オリジナル、そして駄作を出してくることからも明らかです。
真似が簡単だと思っている人は、真似が、真似に値するモデルを探すという
大事な作業をあることを忘れている。
川上の真似で何が難しいかというと、真似するものが存在しているという
ことを見つけ出した点です。
真似には、地道なリサーチする力が不可欠。そして、それが真似すべきか
どうかを判断する力も必要です。
そうした力に支えられて真似という行為が成り立ちます。

このため、真似って、言うほどには簡単でないのです。
真似するまでの準備を行う力がない人には、真似する段階にまで到達できない。
だから真似することもなく、いつも自己流。
そしてそれに自己満足をしている。
そうなると成長は難しいですね。

しっかりと真似をして、その上で真似をしたものの本質が何かを自分の頭で
じっくりと考え、それを超えていきましょう。

その先に魅力的な個性が生まれるはずです。
パラドックス的ですが、個性とは真似から生まれるものです(私はそう思っています)。
 
 
 

てんすい桜とシクラメン/トリプルディスプレイ

雨上がりの朝。今日は非常に気持ちのよい朝でした。


昨日は1日雨だったので、今日の朝陽はよけいにきれいでした。
ガリラボ内においていた「てんすい桜」を連れ出し、シクラメンと一緒に
記念撮影しておきました。双方が咲いているのはなかなか機会がないだろうと
思いまして。



朝から桜とシクラメンで気分を良くしたので(?)、しまっていた小さな
アナログディスプレイを取り出し、アナログ端子が余っている私のPCに
取りつけてみました。
3つのディスプレイ(トリプルディスプレイ)の初体験です。


やってみましたが、デュアルディスプレイの時ほどの感激はまるでありませんでした。
3つ目に何を表示させようかと頭を使わないといけないほどで、どうも現状での使い
道は今の私にはほとんどなさそうです。
机が狭くなるという欠点しかないように感じています。
しかしまあ、先日書いたように(ガリラボ通信2018/2/18)新しいツールは、
それを使っていくことで私の仕事をやり方を変えていく(拡張による学習をして
いく)のだろうと思いますので、しばし使ってみようと考えています。
 

さて、本日のガリラボは午前中にM1(17)多賀と山下とのゼミを行いました。
本日会ったゼミ生はこの2名のみ。
午後は所用で大津町役場に出かけ、ガリラボはお昼で”閉店”。
お昼でガリラボを閉めるとかここ最近では記憶になく、非常に珍しい日になりました。
役場からの帰り際、多賀がお世話になっている岩下さんや前田さんにご挨拶をして
きました。