次の写真は、色々なものを多様な視点で観察されている方が書かれた本の
ある1頁です。
電車のホームで撮影されたもので、何かを止めているボルトに縦に白いラインが
入っていたとのことです。
普通にはこういったものが視界に入ることななどなく見過ごしてしまいそうですが、
観察のアンテナを張り巡らされている人はちょっと違うものだと思いました。
さて、これ、意味がわかりますでしょうか。
この白いラインは、ボルトの緩みを一瞬で、誰でも検出できる優れものです。
電車の振動を長年受けているとボルトが緩んでいく可能性があるため、それを予測して
考えられたものでしょう。
一瞬でど素人であっても、緩みを検知できる仕掛けになっています。
シンプルでコストほぼゼロ。こんなデザインができるようになりたいものです。
道場でゼミ生が座っている椅子。この椅子には、プラスチック製の小さな緩衝物が
ネジで取り付けてあるのを知ってますでしょうか。
これがたまに外れてしまっていることがあります。
外れると少しガタガタするはずですが、気づかずに座っているようで、観察力が
不足したままで、座っているみたいです。
外れているのを発見した時、全ての椅子のチェックし、ネジを締め直すメンテナンス
作業をやっているのですが、それで気づきました。
机の端に配置している椅子のそれがネジが緩んでいること多く、外れやすいようです。
原因は”振動”だろうと推測しています。
さて、この道場の椅子のネジの緩みも一瞬で発見できるデザインが考え出せると
いいのですが、誰か良いアイデアはありませんかね。。。^^;
話が飛びますが・・・
今、M1とは学習の問題を勉強しています。
その共同体で深い学びに入っているどうかどうかを見分けるのは、その環境を
メンテしたり、あるいはさらに良いデザインを周囲と協力しながら考え、実現
させたりしているかどうかで判別できます。
学びが浅い時、お客さんのレベルから抜け出ることはなく、その環境のなされ
るがまま、あるいはその共同体本来の文化を破るような動きをしています。
M2(16)大野の言葉を借りれば「違背実験」をやってくれます。
早く学びを深めていってくれると嬉しい。
深い学びに達したゼミ生とは非常に仲良くなります。
そうしたゼミ生とは卒業してからも縁が切れません。
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