2018年2月20日火曜日

16ゼミ生の宣言(春休みの目標)の意義と真似する力について

昨年の今頃、15ゼミ生が春休みの目標を定め、当時の2年(15)八並ゼミ長が、
それを印刷し、ガリラボ内に掲示していました(ガリラボ通信2017/2/15)。
その1年前の掲示をガリラボ通信で見たという2年(16)川上ゼミ長が「真似して
作成してみました」とのこと。
次がその真似をした16ゼミ生14人の春休みの目標です。
それぞれが宣言した内容を毎日実践し、その結果をツイッターにてつぶやく、
あるいは写真や動画で投稿して証拠(エビデンス)を残しているようです。


ただし、継続はなかなか難しい。
特にこの宣言自体は別に強制でもなんでもありませんので。
自分たちで決めてやっているだけのもので、やらなくても何かペナルティが
課されるわけでもありません。
なので難しい。
しかしそれを乗り越え、外からのペナルティがなくても自分で継続できるようになると
きっとそれまでとは異なる(そして多分すばらしい)世界が見えるようになるはずです。

次の動画(3分ほど。日本語字幕あり)を参考にどうぞ。

私はこのガリラボ通信を書き始めて今回で4,478回目となります。
この夏で丸9年となります。
毎日継続して、得たことがあったのか。
たくさんありました。忘れましたけれど(笑)。
今はもうガリラボ通信を書くのにモチベーションなど不要です。
これを書かないと1日が終わりません。
書かない寝れないから書いている、そんな状態です。
お腹が空きすぎて寝れないから、何か食べるのと同じような感じです。
ついでながら私は毎朝(あるいは前夜の帰宅前)、ガリラボの掃除をします。
これも大学に赴任してからなので20年以上継続していることです。
今は、掃除をしないとガリラボ内を歩くと足の裏が気持ち悪さを感じて志摩市、
それで掃除をするのですが、習慣がそういう感覚を生み出しているのだと思います。
ちなみにこの掃除は、集まる埃の量でガリラボがどの程度活発だったかを振り返る
ツールにもしております。残念なことに、試験が終わってから埃がかなり少ない。
ちなみに昨年は試験が終わってもかなり埃が出ていました
 
ここで述べた変化は、垂直ではなく水平方向の変化かもしれませんが、しかしそうした
水平の変化も成長と言うのだと主張したのはエンゲストロームでした。
16ゼミ生も、宣言したことをとにかく30日間以上続け、それを習慣化していく
といいでね。
 
もうひとつ。ついでに書き留めておきたいと思います。
先ほど、真似をしたというのを大文字で書きました。
大事なことなので大文字にしました。
真似は大事です。しかしきちんとこれをやるのは、継続と同じぐらい難しい。
そんなことはないという思う人もいるでしょうが、実際に真似は難しい。
現に黙っていると、多くのゼミ生が先人の真似をすることなく、まったくの
オリジナル、そして駄作を出してくることからも明らかです。
真似が簡単だと思っている人は、真似が、真似に値するモデルを探すという
大事な作業をあることを忘れている。
川上の真似で何が難しいかというと、真似するものが存在しているという
ことを見つけ出した点です。
真似には、地道なリサーチする力が不可欠。そして、それが真似すべきか
どうかを判断する力も必要です。
そうした力に支えられて真似という行為が成り立ちます。

このため、真似って、言うほどには簡単でないのです。
真似するまでの準備を行う力がない人には、真似する段階にまで到達できない。
だから真似することもなく、いつも自己流。
そしてそれに自己満足をしている。
そうなると成長は難しいですね。

しっかりと真似をして、その上で真似をしたものの本質が何かを自分の頭で
じっくりと考え、それを超えていきましょう。

その先に魅力的な個性が生まれるはずです。
パラドックス的ですが、個性とは真似から生まれるものです(私はそう思っています)。
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿