2009年12月31日木曜日

2009年末の雪

寒いと思っていたら、突然、大量の雪が・・・
時刻は15時ぐらいです。
晴れているんですけどねー



締めくくりの雪となりました。

私自身の締めくくりは・・・・
とりあえず論文は来年に持ち越しにしました、
これは後2週間ぐらいかかりそうなのでギブアップ。
しかしそれ以外の手持ちの仕事はすべて片付けたので、今日はこれにて帰宅しようと思います。

今度こそ、最後の挨拶です。

皆さまよいお年を!!


寒い (T_T)

2009年の終わりに

大学の本当の年末は3月31日なのでしょうが、12月31日も一応ひとつの区切りなので1年の活動で感じたことをおおよそ振り返ってみたいと思います。

2008年は、05ゼミ生が卒業し、院生の山部さんも同じく大学院を修了し、それぞれガリラボから去っていきました。
代わりに14名の07ゼミ生が3年生となりゼミ長の興梠のもとで本格的なゼミ活動を開始しました。
そして、大学院には吉本さん(八代の小学校の先生です)と伊藤さん(学部卒)が入学しました。
この新しい顔ぶれに加えて、院生の田中と佐藤、そしてゼミ長の松尾率いる06ゼミ生の4年生たちがおります。

総勢31名。この新しい布陣のもとで2008年の活動をガリラボはスタートしました。

活動そのものは例年通りでしたが、やはりそこにいる人間が違います。
やっていることは同じでも、どうも違う!
例年だとうまくいくことがうまくいなかったりして、色々な場面で手こずりました。
もっとも、それ以上に面白いこともたくさんありました。

やはり面白かったのは、ガリラボのメンバーが知的な成長を遂げる瞬間に立ち会っているときです。
「メンドクサイ」はガリラボの禁止語にしますと07ゼミ生のゼミの冒頭で話しましたが、おおよそのゼミ生がそれを守ってくれたように思います。
面倒なことをそのまま受け取り、それにぶつかっていくことが「学ぶ」ということに他なりません。
「メンドクサイ」とのことで手を抜き、一見効率よくやってしまう賢い人は、学びとはほぼ無縁です。

手を抜いたイカサマ的な学びからは感動は生まれないでしょう、きっと。
個人的には面倒くささを厭わず、頑張っている瞬間を一緒に共有しているときが非常に面白いものでした。
夏休みを潰してNHKの映像作品に取り組んでいるゼミ生を見ているときが今思うと一番楽しかった。

10月以降、3年生は自分たちでテーマを決めてProduce Xの活動に向かいましたが、当初は蛇行続きでどこに向かうのだろうと思っていましたが、方向が決まった後はすごかった。
なんだ、やるじゃないか、そんな思いでした。
地元学をちゃんと自分たちの中で消化してやっているんです、これが。
見直しました。
そして感動させられました。
おかげで、年末になって元気もたくさんもらいました。感謝の言葉もありません。

4年生の多くは残念ながら研究室で行う活動が少なかったらでしょうが、感動を共有させてもらう機会が乏しかった。
そうなってしまう卒論テーマだったら仕方ないことではありますが、少し心残りなものになっています。
もっとも卒論だけがすべてでなくて、ガリラボとは関係ないところで、個々人は面白い体験をしてきているでしょうから、それはそれで大変素晴らしいことです。
その体験をガリラボ内にももうちょっとお裾わけしもらうともっと良かったかな、と思います。

院生とはゼミでそれぞれに私自身がたくさん勉強させてもらっています。
特に現在吉本さんと読み進めている「状況に埋め込まれた学習」は、これまでの院生とも読んできており、3回目とか4回目とかですが、何度も読んだ結果、ようやく感動を味わえるようになってきました。
こんな難解な本は一人ではなかなか読めません。
院生のおかげで読むことができてます。
その意味で非常に感謝しています。

これまでの院生とのゼミで私が習得してきた理論は
 状況的学習理論、組織認識論(ワイク理論)、活動理論、記号論、教育社会論(学校と仕事)
などです。
これらすべてが自分の日々の行動のための指針をもらっているように思います。
これまでの院生の方々に感謝の言葉もありません。

さらに、私個人としては正式にキャリアセンターの仕事にかかわるようになったことが大きかった。
その影響で新たな活動を呼びこんでいくことなりました(4月にはそんなことになるとは思いもしませんでしたが)。
6月にキャリアセンターが主催してシンポジウムを行いました。
4年の松尾には大学生を代表してパネリストとして参加してもらいました。
このシンポジウムを行う上で、M2の田中さんと勉強していた若者と仕事の関係を扱った理論が非常に役立ちました。
さらにパネルディスカッションのために読んだ「希望学」をはじめとするキャリア教育関連の本、さらに大学生の学びに関する多くの本は、私の考え方に深く影響し、今年の私の活動のあり方を大きく変えてしまいました。
そして大きかったのが、この仕事の関係で1年の集団に出会ったことです。
今はMOREと呼んでいます。
この元気な集団に大きな影響を受けました。
MOREの連中に大きく私自身がコントロールされながらこの1年を走ってきたように思います。
1年生たちは居場所がないということも幸いして、研究室に集まってきます。
それが大きかった。
かなりの長い時間を同じ空気を吸って過ごしたわけで、それがちょうど良い相互作用を私との間に引き起こし、結果、活動がどんどんと拡張していきました。
ここまでやることが拡張するとは正直思いもしませんでした。
ゼミ生ではありませんが、この面倒なことを何でそこまでやるの?と思うぐらいに素直に、そして一生懸命にやっている学生たちと一緒に過ごせたことは幸運でした。
「学び」の基本を忠実に実践する学生たち一緒に活動できたことは非常に楽しいことでした。

やっぱり、同じ空間にいてナンボ、なんです・・・もっともそれが負の方向にいく危険性もないことないですが、ね。

長くなりました。
いや、1年間を振り返り、わずかこれぐらいで終わるわけなので、むしろ短いのかもしれません。

それはさておき、2010年はどうなるのでしょう。
4月になると15名の08ゼミ生が活動を始めることが分かっています。
また私自身がキャリアの関係からメディアの関係へと仕事の比重をシフトさせる可能性があります。
となれば、活動の方向も大きく変わっていくかもしれません。
たまたま本日、「空間メディア入門」なる本を入手しました。
そういえばコンピュータも空間型コンピューティングへと変貌を遂げました。
同じ形容詞がついてません。
何かの縁を感じます。

では、今後どうなるのでしょう?

ま、とりあえず、明日は明日の風が吹くはずです。
その風をしっかりと愚直に見極めていくしかないかと思います。


まあいろいろありましたが、次の挨拶にて、今年最後のガリラボ通信を終えたいと思います。

この1年、ガリラボに関係したすべての皆様に感謝します。
おかげでたくさんの学びを頂きました。
どうもありがとうございました。
ガリラボは来年も拡張を遂げていきたいと思います。
一緒に同じ空気を吸いながら、良い意味の相互作用を
お互いに与えていきましょう。


それでは、よいお年を!
暖房のない寒い研究室より

2009年12月30日水曜日

大晦日前日ですが・・・

大晦日前日ですが、まあたくさんのゼミ生がやってきました。
それに卒業生も二人ほど。

3年生が主力で、午前中は水俣チームの興梠、前田の二人。午後には植田もやってきました。
三人でStop Motion用の大量の画像の処理を黙々と行っていました。

午後になったら県大チーム全員(森、冨田、迫中、有働)がやってきて雑誌編集の打合せをやっておりました。
夕方、帰宅する頃に、チームリーダー森に、「現在の進行状況は100のうちどれぐらいか?」と尋ねたところ、「7ぐらいです」とのこと。orz
正月に残り93ほどを頑張るとか言っていましたが、さてどうなるのでしょう。
企画として非常に面白いものになってきたので、是非良い雑誌に仕上げてほしいと思っています。


午後は4年の松尾と英語の勉強。
Situated Learningの本を読み進めていて、本日は、 From apprenticeship to stuated learning のセクションを読んでいます。
英文よりも、それを訳した日本語の方の解説につい熱が入ってしまって(私自身が状況的学習論の話が思想的に大好きなので)、全然進みません。
2月の入試まで間に合うかちょっと心配になってきました。

そんな喧騒に満ち溢れた、大晦日のにぎわいの合間にちょこちょこと院生・佐藤が出入りしてました。
「この本ありますか?」とゲリラ的に現れ、研究室の図書を探しにやってきます。
見つかったらさっと院生室に戻り、でまたしばらくするとやってくる。
修論は進んでいるのでしょうか?
100のうちどれぐらい進んだかをきちんと問いただしておくべきでした。



OGは03ゼミ生の佐藤と松本(麻)です。
15:00ぐらいにやってきて19:30ぐらいまで色々と積もる話をしていきました。
最後には調子に乗り私の詰らない話(物事の考え方、見方とか)を沢山してしまい、今現在これを書きながら後悔しています。
OGからの話をたくさん聞いてここに記録しておくべきでした。
残念ながら、残ったのは下の写真のみとなりました。
OGからのお土産のたい焼きです。



ドーナツももらいましたが、そっちは写真を撮ってません。申し訳ない。m(_ _)m
(松本さんには、次のゼミ新聞の記事を依頼しています。みなさん、ご期待を!)

それにしても12月30日というこんな日に、研究室の中はゼミ生で溢れていてOGは、こんな日に・・と驚いていました。
それもきっと今日が最後だと思います。
さすがに明日はこんなことはないでしょう。いくらなんでも。


私の本日のタスクである論文執筆は全く進みませんでした。(T_T)
 

2009年12月29日火曜日

休みですが、変化なし

御用納めの翌日の今日、朝から研究室で仕事(論文執筆)をしていたところ、しばらしくして3年盛下がやってきました。
Stop motionの自分の担当分をやるためです。

午前中二人でしたが、黙々と作業を進め、昼少し前に盛下は帰って行きました。
自分の担当分は全部終わったということでした。
後で、他のメンバーが仕上がり具合をチェックしていましたがちゃんとできていたようで、
水俣チームでは1番乗りではないかと思います(ちゃんと把握していないので違うかもしれませんが)。

午後になるとぼちぼちゼミ生がやってきました。
3年生は興梠、上村、植田の水俣チームです。
全員集中して作業してたようです。

4年生で顔を出したのは小出でした。

暖房も入っているし、駐車場に車がないことに気づかなければ、通常の講義期間中と見間違える風景でした。
休みになっても、変化なしです。

明日もたぶん似たようなものでしょう、きっと。

御用納めの日のガリラボ

昨日は忘年会だったのでガリラボの1日をまとめず、早々に研究室を後にしてしまいました。

28日は官公庁は御用納めの日。大学も同様です。

そんな日でしたが、ガリラボには山ほど学生たちがでてきました。
3年生は課題に向けてほぼ全員に近いほどでてきていました。
水俣チームによるStop Motion作成、大学全体を巻き込んだ県大チームのまとめ作業、矢部のコトバ採集チームなどそれぞれに作業しておりました。
4年生は卒論などで松尾、小出、藤本が顔を出しました。
なお小出は、希望していた企業から昨日内定をもらい、大変喜んでいました。
少しずれましたが、大変良いクリスマスプレゼントになったようです。
あ、それと院生の佐藤が研究室の本を借りに来ました。
 
夕方からはMOREの1年生が出てきて、ピザ忘年会を開催していたようです。
参加者が少なかったようで残念でした。
 
こういった、一見どうでもよい些細なことの連続で、チームとしての結束は強まり、どうでもよい会合なのでそこで気軽な雑談が生まれて、そんな場からそれまで考えてもいなかった新しいアイデアが誕生していくわけで、こういった気軽な会合を開催できる集団は面白いことを生み出す集団へと進化していくだろうと思います(いつもそうなるとは限りませんが・・・)。


 
いつまで支援できるかわかりませんが、活動理論的に言えば、大学に新しい「活動」を生成させる人工物(組織)として、ゼミと同じぐらいに支援を続けたいと考えています。

2009年12月28日月曜日

新しい何かの兆し

2009/12/26の出来事のまとめです。

この日(2009/12/26)、地元情報学会の合宿が行われている演習室の隣では、ガリラボ3年生の企画による討論会が開催されていました。

3年ゼミ後期プロジェクトProduceXでは現在3つのプロジェクトが動いています。
そのうちの一つが「プロデュース県大」で、県大チームの4人がこのプロジェクトに参加しています(チームリーダーは3年・森)。


プロジェクトチームが討論会「県立大3年生によるディスカッション」を企画し(少し抽象的なものです)が、ガリラボの3年生が勉強した地元学をベースに大学を見直していくことに取組みました。
奇しくも隣の地元情報学会と同様なことをやっていたわけです。
ただし、地元情報学会は、場所と歴史を今回の主要テーマにしていましたが、3年生は「人」をテーマにしていました。
各学部各学科の代表(全部で9名)にきてもらい、それぞれの学科の立場で県立大学について語ってもらおうというものです。

演習室5で準備中(名札、プログラム書き)



討論会の開始
参加者は文学部(日文、英文)、環境共生学部(生態、食栄、居住)、総合管理学部(パブリック、ビジネス、情報管理、地域福祉)の3年生。
それぞれ多彩な活動や経歴をもっている学生ばかりでした。




会議を進行する津曲ゼミ副ゼミ長・県大チームリーダー3年(07)森


1年生(09村中)が傍聴に来ていました。
後で討論会の感想を聞いたら「スゴイの一言です」とのことでした。


熱い討論を終えての参加者の記念撮影


討論会の最後にはひとつの提案が・・・
その地域の良さを知るにはそこが見えるようになっていなければならない。地元学でいう絵地図のようなものです。情報発信を各研究室に呼びかけ、大学全体の見える化をしていいかないかという提案です。名づけて「県立大学見える化プロジェクト」。
各研究室が自発的に情報発信することで、地元学の絵地図に相当することを自然に浮かび上がらせようというものだと思います。
面白い提案だと思いました。
それぞれの研究室を学生のネットワークを活用して情報発信していくことで、最終的には研究室相互のつながりが生み出されていくことになるように思えます。
素晴らしいことではないでしょうか。
下の写真は地元学の紹介とともにプロジェクトへの呼びかけを行っている冨田です。


総括をしろと言われていたので、地元情報学会ではなくこっちにずっと参加しておりましたが、学生たちの話がほんと面白かった。
学科の中に閉じこもらずにもっとそれを越えていこうよということで話が展開していきました。
エキサイティングなディスカッションでした。
あまりに面白く、私が持つ問題意識とかなり重なっていたこともあって、総括では時間を無視し、ホワイトボードを使ってついショート講義までやってしまいました。
それほど面白かった。
ある意味、画期的な出来事ではなかったかと思います。

これを契機に大学に新しい風が生まれるのではないでしょうか。
心地よい風が吹くところはきっと楽しいのに違いありません。
そんな楽しい場所(←楽園という意味ではありません)に大学が変化していくといいですねー

明日は明日の風が吹くとは私の座右の銘のひとつですが、3年生のこの集団に新しい明日の風を吹かせてほしいと思いました。



  

地元情報学会1日合宿@PUK

2009/12/26の出来事のまとめです。

地元情報学会のメンバー7名が、朝から集合して検討会(合宿)が行われました。
この日(2009/12/26)の検討会は、県立大学を事例にして、地元情報化を考えようというものでした。

大学内フィールドワークに向けて使った資料





大学内をフィールドワークし、そこで得た知見をもとに、情報化についての考えをホワイトボードにまとめていきます。





記録係はOG(03)佐藤


仕上がった成果!


私は隣の部屋にいて、この合宿にはまともに参加できなかったのですが、学会メンバーによればこれまどは比較にならないほど考えが深まったとのことでした。
確かに、ホワイトボードの記録を見ればそのことがよくわかります。

こういった動きを眺めていると、ガリラボで2年前に始まったKW塾を母胎とするこの学会が来年さらに大きな展開をしていくのではないかと予感を抱かずにはいられません。

ゼミの学生たちを巻き込んだ形で一緒に活動させてもらいたいと希望しています。


まずは菊陽町ホームページのコンテンツへの参画を果たしたいと思っています。


2009年12月27日日曜日

ガリラボ合同忘年会

昨夜はガリラボOB/OG、院生、私塾KWの合同忘年会を街中で開催しました。
15名が参加しての忘年会で、忘年会疲れしている頃ですが、みんなで元気に飲みました。
幹事はOB会および私塾KW双方に関係している03ゼミ生の佐藤。
現役院生、市町村役場職員さん、小学校、高校の先生、大学勤務、病院勤務など様々な人たちが入り混じっての会をまとめるのに大変だったと思います。


下通り「土間土間」にて

19時にスタートした会でしたが、解散したのが午前1時半。
1,2名ほど途中帰宅していきましたが、ほぼ全員が最後まで残り1年間の様々なことを語っていたようです。
参加者の皆さんどうもご苦労さまでした。

私が自宅に戻りついたのは午前2時すぎ。
仕事しようと机に向ってはいるのですが、体と精神が言うことを聞かず、使いものにならない状態です。
26日昼間のガリラボの活動の様子については、日を改めてここで報告したいと思います。

 
※本日の熊日新聞「読者のひろば」欄にはガリラボ3年・上村の投稿が掲載されています。
 
 

2009年12月26日土曜日

2009年最後の活動(のはず)

本日がいよいよ、今年最後の活動となります。

私個人としては朝から夜中までガリラボの様々なメンバーと共に過ごすことになり、長い1日になりそうです。

10:00からKW塾の活動(1日合宿です)・・・そのまま夕方まで。
14:00から3年生の県大プロジェクト・・・元気の良い大学生が集まり大学活性化策を議論します。総括を依頼されてます
19:00からOB/OG、院生、KW塾混合忘年会
合間には4年松尾はセミナー(こっちには顔をださないでしょう)

さて、そろそろ戦闘準備(=資料把握)をやります。

集中して、長丁場を乗り切ろうと思います。

2009年12月25日金曜日

MOREの1日合宿

本日のガリラボはMOREの日でした。
ずいぶん前から研究室を利用させてほしいとお願いをされ了解していたMOREメンバーの1日合宿作業です。
全員が集まって、キャリアフォリオの改良作業を一気にやってしまおうという作戦のようです。
おおよそのところは事前に済ませており、段取りはすでにつけてありました。
午前10:00に集合。6、7名で分担して、手作業、PC作業に別れて作業開始。
16:00ぐらいまでにはおおよそ目途をつけたようでした。
この間、研究室はどこか雑誌社の編集室と化しておりました。

研究室には1年生の手作りのお菓子が並び、それをつまみながら作業です。
InDesginに向かう人、構成について打ち合わせしている人、手書きでの作業を行っている人など色々でした。


おおよそ完成した後、プロトタイプのキャリアフォリオを他のメンバーに使ってもらい、評価テストまで実施していました。


午後になって3年の盛下と植田、そして4年の小出が課題や卒論のためにやってきました。
物おじしない1年生のパワーに少し圧倒され気味ではなかったかと思います。
この1年生たち、また28日にやってきます!

さて、明日は別の1日合宿が行われます。
KW塾のメンバーが集まっての合宿です。
あるプログラム開発を目指すものでが、さてどんなことになるのでしょうか。
参加者は立派な大人、社会人ばかりですからきっと何らかの成果は生み出すでしょう!

もうひとつガリラボにとって大きなイベントがあります。
3年生の別の森をリーダーとするチームが、大学内の各学部で活躍している連中を集めて討論会をするんです。
大変興味深い。

こんな感じで、明日は二つのイベントが同時並行して動くことになります。
なので3Fのフロアの演習室はすべて予約しておきました。

ついでながら4年の松尾が所属するサークル(就活サークルPASS)もイベントを行うらしく、そっちは講義棟にて20名ほどの規模のセミナーを開催するとか。

明日は今年最後の土曜日となりますが、ガリラボはえらく活発な動きをみせることになりそうです。

さらに、、、

夜は街でガリラボOB/OG、院生、KW塾合同の飲み会です。
結構な人数の飲み会になりそうです。
 

2009年12月24日木曜日

次の発展のために

卒論発表会の夜、ほぼ4年生だけでしたが、ひとつの店に5時間以上居座り、大いに盛り上がったコンパから一夜が明けました。


ゼミ長の乾杯で始まったコンパ

昨夜の盛り上がりが嘘のように、朝からは黙々と冷静に大学院生とゼミを行いました。
9:30から12:00までみっちりと、院生3人との今後の研究の方向などについての打ち合わせです。
今年最後だったので総まとめのつもりでしたが、うまくまとまらずに終わってしまいました。
心残りです。
2010年は研究の遅れを取り戻すべくビシビシやっていこうかと思います。

午後に卒論発表会というイベントで発生した情報(パワポ、写真、映像)をまとめる作業(アーカイブ化)を開始しました。
途中、研修協議会からのお客さんの相手を30分ほどしてましたが、それ以外はずっとデータの整理です。
わずか1日ですが膨大な量のデータでした。
それらにインデックスをつけ、必要ならばコメントを加えながら、データに意味づけをして整理していきます。
それらをWeb化してサイトにアップ。
ほぼ休憩なしの作業で、先ほど終わりました。
昨日9時から23時までの14時間ほどの間に私の目の前で生起した出来事を、6、7時間ほどかけて整理したことになります。

膨大な作業量なんですが、しかしそうして整理されたWebサイトだと、情報を閲覧するのにそれほど時間がかからなくなります。
毎度ながら、情報の整理・発信とその閲覧との間の非対称な関係には閉口させられます。
しかしそれでも、これをやっておかないと次の年度が大変困るんですよねー。

次の年度は、こういった整理され効率よく閲覧できる情報を土台にして進んでいくことになります。
このため、面倒で非常に神経を要する作業なんですが、ガリラボを進化させるために不可欠な作業なんです。

3年生及び2年生には、アーカイブ化された4年生が残している優れた情報を参考にして、4年生を超える研究をしていってほしいと思います。
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さて、ようやく作業が一区切りつきました。
そろそろ帰宅します。

メリー、クリスマス!

2009年12月23日水曜日

第12回卒業論文発表会

本日は、卒業論文発表会でした。
4年生は朝から緊張の面持ちで、神妙な顔をしております。

9:00から発表開始。
最初は飯村ゼミが登場。
ガリラボゼミ生は午前中10:20からの発表でした。
午前中6名が発表し、午後13:00-14:10で残り7名が発表しました。

すべての発表を終え、中村が優秀賞、松尾が発表賞を受賞しました。

おめでとうございました。

写真は表彰式を終えて集合したガリラボメンバー。
4年、2年、院生のほぼ全員です(残念ながら3年生は合同説明会のため不在でした)。



みな、良い顔をしているように思いますが、どうでしょうか。

2009年12月22日火曜日

ちょびっと

某大学での高校情報の模擬授業についての話。

ある学生がデジタルとアナログについて授業をしました。
当然ながらビット(bit)の話がでてきます。

高校生の役割をやっているのでは残りの受講生たち。大学生です。

教師役の学生が

  英字26文字を表現するのに必要なビット数はいくらですか?

と生徒役の学生たちに質問しました。

切りの悪い数なので、生徒役の大学生たちはちょっとざわざわしています。
電卓を持たない学生たちはいろいろ答えていきますが、微妙に答えが違っていました。

何人か解答したのち、最後に答えた学生の解答が見事でした。

満を持し、その学生の口から出てきたコトバが・・・

   ちょびっと

一瞬シンとした教室は、直後、この気の利いたジョークに笑いの渦に巻き込まれた。

この学生の豊かな言語力に脱帽させられました。

卒論発表会最終リハーサル

明日の卒論発表会に備えて、最終リハーサルを行いました。
諸事情により残念ながら今日も全員でありません。
参加した11名で、細かい動きをチェックしていきました。

見ている私のほうは毎年のことなのですべて当たり前のことばかりですが、しかし4年生にとっては初めてのことなのでなかなか思ったようには動けないようです。
2年のとき、そして3年のときと2回も発表を見ていたはずなんですけどね~

座って見ているだけでは、発表している人の苦労は分からないということでしょう。



自分の発表の順番を待っている様子です。
まだ本番ではないので、みんな余裕の表情をみせています。
明日はどんな表情で会場に座っているでしょう?
楽しみです。



技術も、気力も、体力も、持てるもの全てをこのコートにおいてこよう、は安西語録のひとつですが、これと同じように、この2年間のガリラボでの学びで身に付けた技術、知識、発見、自分がもっているすべてを会場においてきてほしいと思います。

もったいぶることはありません。最後なんです。
知的な発表の場で、持っているものはすべて出し切ってきましょう。

2009年12月21日月曜日

卒論発表会のリハーサル

今日は4年生がほぼ全員集合して、発表のリハーサルを
本番の会場で行いました。

久しぶりにほぼ全員が集まったのではないかと思います。

個人的には簡単なように思っているのですが、ところがどっこい。
なかなか全員集まるのは難しいのです。
ほんと難しい。
なぜでしょう??

ともかく、リハーサルは無事に終了しました。
結果は大変良かった。
これまで見てきた中で一番良かったと思います。

この調子で本番をクリアしてほしいと願っています。

本番は中2教室で、12月23日(水)8:50開始です。
OB/OGの皆様、時間があればどうぞお越しください。

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本日の午前中のガリラボの主役はMOREの1年生たち。
5,6人でてきて、キャリアフォリオのデザインを熱心に行っていました。
単位に関係ないことでも、こんなに集中になってやれるのですねー
損得抜きに何かに夢中になれるって、大変貴重な体験だと思います。
うらやましい限りです。

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卒論発表のリハーサルから17時過ぎに戻ったら3年生がフル稼動状態でした。
ガリラボ内は人の熱気で一杯になっていました。
彼等も締め切りまでわずかになってきています。
冬休みのがんばるようです。
12月26日には大学内のめぼしい学生たちを集めての討論会など企画しており、
面白いことになるのではないかと予感しております。



現在、外はマイナス1℃のようです。
そろそろ帰宅します。

2009年12月20日日曜日

継続させる工夫

大変寒い一日なりました。

暖房も入らないので本日はおとなしく自宅で仕事をしております。
気がかりなことがあって胃の痛い思いをしながらですが。

ということで、ガリラボのメンバーとはメールのみでのコミュニケーションでした。
メールですが本日は個別には6人ほどと会話(連絡)しております。

そのメールの一部に3年生のガリボイスに関係することがありました。
最近、ガリボイスへの取り組みが低調なんです。
4月から毎月やってきたことなんですが、10月頃からおかしくなり始めました。
いわゆる中だるみってやつでしょう。

ガリボイスは、3年のゼミ生だけによる自律的な活動でした。
 1 担当者がテーマを発案し、
 2 それをメンバーに流して、
 3 メンバーはテーマにそって文章を書き、
 4 それを新聞に投稿すると同時に私宛にも送る
 5 新聞に実際に掲載されれば、それを私に報告する
 6 新しい月になったら1に戻る。
こんな感じの活動ループを自分達で回していたのです。
そして、掲載された記事はゼミのホームページ(フォトドキュメント)とガリボイス専用のページに記録(ポートフォリオ)として残していきました。
このポートフォリオは4月以降しっかりと膨らんでいったのでした。

10月頃からこのループを回す燃料が切れてきたようです。
自律的に継続していくってほんとに難しいものです。
ガリボイスに限らずどんなことでも、そして誰にとってもそうでしょう。

そういうこともあって、ガリボイスの継続させるために、今日の3年生全員宛てのメールに

  何のためにやっているのか、それを考えながら活動しましょう。
  ぼくが面接官だったら、ガリボイスのことがESとかに書いてあれば、
  何のために新聞に投稿したんですか?と聞くと思う。
  それで相手に「なるほど」と思わせる理由を挙げることができれば
  評価はあがるし、逆に答えられなければ、なんだやらされている
  だけかと逆に評価を落としてしまうでしょう。
  何のためにやるのか、考える。大事です。

  与えられた課題は、自分の課題として変化させてしまう。
  それが一番自分にとって良いものになるし、たぶん楽しい。

といったことを書いて送りました(若干、ブログ用に修正してます)。

ガリラボの他のメンバーも頭の片隅においておきましょう。
4年生ではガリボイスを卒論、院生だと修論と置き換えて考えるといいですね。^^

誰でも継続は難しいんです。
しかしそれができる人がいる。
どうしてか。
継続しなければいけなくなる強制力を自分に与えるように上手に工夫しているんです。
分かりますでしょうか。
6月のキャリアセンターのシンポジウムで取り上げた大学生の勉強法という本の中に、京都大学生を事例にして、彼らの涙ぐましい継続の方法が書いてあります。
京都大学生だって勉強を継続するのは大変なんです。
そんなの当たり前です。
だから工夫する。
継続が難しいから、継続できるように環境を工夫をする。
そういう工夫の違いこそが、大きな違いが生む。
現役で市役所に合格したある4年生と先月話した時にこんなことを僕に言いました。
家にいると絶対に勉強しない。ぼくは誘惑に弱いんです、と。
だから、試験勉強はずっと大学の図書館で、図書館が閉まるまでやっていたと。

これは試験勉強を継続させるひとつ工夫ですね。
ガリラボのメンバーもそういう工夫を身につけていきましょう。
私もメンバーも一人なので、しっかりと身につけていきたいと思います。


2009年12月19日土曜日

プラス5℃

天気が良いので、気温が上がりそうですと朝のブログで書きましたが、現在は5℃。
この温度で、朝の予想が当たったと言ってよいのかどうかちょっと微妙です。^^
今の時間帯にガリラボから見える南阿蘇を撮影してみました。
まだ雪が残っていて、少なくとも肉眼ではかなりきれいな風景です。



目を研究室に転じると、MOREの1年生が新しいキャリアフォリオのデザインに挑んでいます。
本日は素案作り。
25日に全員集合して、正式な、大学に提案するフォーマットを仕上げるようです。



ガリラボのゼミ生も3人やってきました。4年の中村、松尾、佐藤です。
3人で発表の練習をしておりました。
全員がこれぐらい熱心だといいのですが・・・

マイナス2℃

大学に出てきて、PCのデスクトップにおいている温度計ガジェットは
マイナス2℃を示しています。

外の天気は良いのですが、現在は少しだけ雪が舞っています。
デジカメを外に向けてみましたが、残念ながら少しだったのでは写真で捉えることはできませんでした。


寒い朝ですが、天気が良いので昼間は気温が上がりそうです。

研究室には、もうすぐMOREの1年生集団が大挙してやってくるはずです。
キャリアフォリオの改良作業を行うことになっています。
さて、夕方までにどこまで進むのでしょう?

2009年12月18日金曜日

地元学@PUKキャンパス

@キャンパスとはNHKの番組名ですが、あれよりも強力な形で(?)、3年生がキャンパスを舞台にして地元学を展開し始めました。

名づけて  地元学@PUKキャンパス です(今、即興で命名しました)。

外回りから昼過ぎに戻ったら、見知らぬ学生を3年の地元学@PUKキャンパスチームがインタビューしていました。
別の学部の学生さんで、そこで色々と活躍している方ということでした。

私のことを (聞き間違いでなければ) 「ステキな先生」とか話していたように思います。
その言葉を聞き (聞き間違いでなければ) 活動的で素晴らしい学生さんだと私は確信しました。

さて、その素晴らしい学生さんの話を聞きながら、わが地元学@PUKキャンパスチーム(ちょっと長いな!)は、かなり衝撃を受けていたように思います。
しかしさすがは地元学@PUKキャンパスチーム(やっぱりちょっと長い!)のリーダーです(3年・森)。
衝撃を受けるだけでは終わりませんでした。
自分たちのこと、そしてゼミのことについて、非常に格調高い説明をしておりました。
格調高かったはずですが、残念ながら内容は良く覚えていません。
ただし、感動しました。
そのことだけはちゃんと記憶してます。
彼を副ゼミ長に指名した自分の観察眼に感動を覚えた次第です。

12月26日に各学部の活躍している学生たちを集め、キャンパスにおける地元学を実践する予定になっています。
こんなことを思いついて実践してしまうのはガリラボぐらいのものではないかと思います。
いや~、地元学@PUKキャンパスプロジェクト(うーん、やっぱり長い)は本当に面白い展開を始めています。
当初の幼稚な思いつきからすると信じられないほどの展開です。
やっぱり行動してみるものです。
輝く知性は行動なしには生まれない、を実践してくれたように思います。

同じく、当初からは想像できないほどの展開を見せているのが1年生チームMORE(←これは短かくて打ちやすい)。
本日全体会議を開き、この冬の活動計画を立てていました。
全部で13名の1年生が集まり、打合せをしておりました。



ブレインストーミングをしながらこれからのキャリアフォリオの改良計画を練り上げていました。

いやはや学生パワーってすごいものだと思います。
きちんとした環境が設定され、若さのパワーが正しく解放される条件が整った時の行動には驚愕するものがあります。
見ていて非常に楽しい。

2009年12月17日木曜日

毎月恒例の天草

本日は午前の途中から天草に出かけました。
Webの駅関連の会議です。

うちわEBI'sにWebの駅のシステムの愛称を考えてもらったので、それを持参して天草に乗り込んでいきました。
もちろん、会議ではメンバーの心のこもった愛称を披露してきました。
会議のメンバーにはそれぞれ愛称を考えてくるようにと宿題が課されていたのに関わらず、やってきたのは私だけ。
さすがにみなさん大物ぞろい。
脱帽です。

さて、みなさんに紹介した結果、個別には大変評価を受けました。
しかし、、、
この方たちさすがは大人です。
自分の宿題はやってこないものの、批評はするんです。
天草の方たちはほんと大人ですねー。
その大人のうんちくによれば、全体の統一性がないのではないかとのこと。
痛いところをつかれました。
EBI'sメンバーが個別にアイデアを考えたので、しょうがないですね、それは。

批評を受けて、さて、この後どうするか。
私がこの会議の議長をしているんです。
しばし思案した結果、個別のアイデアを参考にしながら統一性のある愛称の案を作ってくるようにと事務局に依頼しました。
会議でよく使う、苦し紛れのときの伝家の宝刀です。
苦笑いしてましたが、事務局の若手の市役所の職員さんが引き受けてくれました。

これでたぶん、EBI’sの案が随所に盛り込まれた案が来月出てくるはずです。
EBI’sが天草に足跡を残すことになるでしょう。


そんな会議(名称はおまけで、それ以外の神経を使う大事なことを話していました)を済ませ、天草から急ぎ戻り、ガリラボに辿りついたのが19時過ぎ。
ガリラボには院生佐藤、4年松尾、3年冨田がおりました。
20時ぐらいから松尾と個別ゼミを開始。
二人で正統的周辺参加論を原書で読んでいます。
難しくてなかなか進みません。
天草往復の疲れがあったので、22時にはお開き。
また挑戦します。

2009年12月16日水曜日

菊池高校での学生の講演

今日は院生OBの黒田さんと4年生の松尾と小出とがK高校の1年生の前で「大学で学ぶということ」というテーマで話をしてきました(←私は行ってないので、正確には「してきたようです」です)。

50分ほどの講演を行う黒田さん。


同じく講演及びディスカッション(?)中の4年生。


下は今回依頼をしていただいた院OBの山部さんです。
 
K高校の1年生はどの生徒も非常に熱心に話を聞いていて、非常にやりやすかったと2人とも感想を述べていました。
そして大変有意義な1日だったとも言ってました。
人に話をする、教えるということは、単に聞くよりも有意義な体験であろうと思います。
良い経験ができて何よりでした。
こんな素晴らしい機会をゼミ生に与えてもらえたのはOBのネットワークのおかげです。
感謝。
 
一方、私は本日は健軍の自治会館で県内市町村職員さん向けの研修でした。昼休み休憩の1時間を除いて10:00-16:00まで5時間の連続講義です。
さすが疲れました。
疲れ果てました。
しかし、これから研究室にて卒論発表の練習です。

2009年12月15日火曜日

コミュニケーション空間としてのガリラボ

データ分析の講義を終えた2時限目に大学院OBの黒田さんがやってきました。
「遊び」ではなく「仕事」です。

明日、4年の松尾とともにK高校に行くからです。

同じく院OBの山部さんから、高校生に講演して欲しいとの依頼が黒田さん宛てにあったようです。
白羽の矢が立った黒田さんは現役大学生もいた方が良いと判断したようで、それで松尾にお願いをしたということでした。
黒田さんからそれで宜しいでしょうかと打診を受けていましたが、私が断る理由もなく、また特に問題もないと判断したので了承。

なお、この場にデータ分析のアシスタントをしてくれている4年小出がいたので、彼女も一緒に連れて行ってもらうことにしました。

黒田、松尾、小出の3人による打合せとなりました。色々とアイデアが出たようです。(^^)

黒田さんにはもうひとつのミッションがありました。
菊陽町からの私への講演依頼です。
能力も省みず基本的に断らない主義の私はすでにOKの返事をしておりました。
2月に菊陽町役場で情報化について講演をします。
今のところ、情報発信と環境への適応の関係、さらにコミュニケーションデザインについて
話そうかとぼんやりと考えています。

黒田さんとの話がほぼ終わった12時。
今度はMORE(1年生)の広報チームがやってきて、活動の話し合いをしておりました。
冬休み期間中の活動計画が決まっていったようです。
このコーディネート役も4年の松尾です。
ゼミ長には色々と頼みすぎているようで、反省をしているこの頃です。
でしゃばってケータイ小説とかを発信していくのも良いのではないかと、余計なことを言い出しました。
・・といいつつ、実は新しいアーキテクチャによる新しい表現に挑戦していくことは新しい活動には良いことではないかと思っているのです。
だって” 新しい葡萄酒は新しい皮袋へ”と言われるぐらいなんですから・・・ちょっと違うかな?
そんなことを話しながら、12:45にはMOREのランチミーティングは終了。

その後、矢部のコトバの採集と記録を目指す3年生チームがやってきました。
これから作業をするのでしょうが、話を聞くことを出来ないままに私は外出。

午前中だけのガリラボでしたが、濃密なコミュニケーション空間が生まれていたように思います。

大変良いことです。
 

2009年12月14日月曜日

プレゼント

夕方、ゼミの時間が終了する頃に、質問があるということで演習室に行ってみたら・・・・

3年生だけでなく、4年生、それに院生は全員が勢ぞろいしており、ケーキとメッセージアルバムをプレゼントしてもらいました。

チョコは手作りだそうで、全く恐縮してしまいました。
感想は?と求められましたが、だいたいがこういうのは苦手なために、回答できず終了。
いつも言語力の重要性を言いながらも実践できない自分に腹立たしい限りです。



ガリラボメンバーのみなさん、どうもありがとうございました。
M2は1月末の修士論文に、M1は2月のコース内報告会、4年生は12月23日の卒論発表会、3年生は1月18日の発表に向けてそれぞれ頑張っていきましょう。
しっかりとフォローしていきますので。


ありがとうございました。また1年しっかりと頑張っていこうと思います。

学生の活動の見学

ガリラボの学生が、ゼミを越えたところで活動しています。
本日はその活動の一環として学生による学生のためのパネルディスカッションを催していました。
本日のテーマは「自分ブランドをつくる」ということでした。
学生だけの場に場違いとは思いつつ、活動の様子を見学にいきました。
ゼミの活動も活発ですが、それ以上にイキイキとしているんです、これが。
いつもゼミという視点で固定していた見方が、異なる視点に立ったことで、ゼミ生を立体視できたように思いました。

パネルディスカッションの司会をした3年の上村です。


パネリストとして4年の松尾が登場しました。
彼女はパネルディスカッションはこれで何度目でしょうか?


3年の植田・冨田も参加しておりました。聴講者として。



2009年12月13日日曜日

情報発信のススメ

午前中に投稿したブログで情報発信について触れました。

実はその記事を書く前に、キャリア形成論の授業の中で結成されて発展している1年生集団MOREのブログで、次のステージにジャンプしてもらうために、活動の意味を考えましょうとの記事を書いていました。
http://more-cca.blogspot.com/2009/12/blog-post_13.html

そうしたら午後になって、私の記事に反応する形で二人の1年生が投稿(情報発信)してくれていました。
http://more-cca.blogspot.com/2009/12/blog-post_5748.html
http://more-cca.blogspot.com/2009/12/2iso-2022-jpbgyrcp00ktkvqouykkyrpiuqbke.html

反応があるのはうれしいものです。
そして、その反応によって、なるほどそんなことを考えているのかと、気持がよくわかります。
よく分かるので、次にどういった形でフォローしていこうかとそんなことをつい考えてしまいます。

情報を発信することは、当然なんですが、本当に大事です。

しかし、情報を発信することは、バルネラブル(vulnerable=傷つきやすい、非難を受けやすい)な状況を生み出してします。
だから億劫になる。
だけど、そうだからこそ、他者とのコミュニケーションに必要な窓を開くことができるんです。
自分が自己紹介しないのに、相手に自己紹介を期待するのは難しいですよね。
自分の正体を明らかにし(情報を発信し)、バルネラブルな状態になるのを少し我慢する。
そうすることで新しいコミュニケーション回路を開発できるんです。

ガリラボのメンバーには情報発信のことをよく話しているはずです。
簡単なことなので、その大事さをほとんどのメンバーは理解しているでしょう、きっと。
頭では、ね。しかし、体までに理解が届いてない。
実践はなかなか難しい。
どうしても、最初の小さな一歩が難しいんです。

効率は悪いかもしれませんが、つながりを生み出していくために、情報発信を心がけていきましょう。

ガリラボ通信読者のOB/OGの皆さんへ

昨日、ゼミ新聞の「卒業生の今」のコーナーに寄稿してもらいたいOB/OGに連絡をしてみました。

二人に打診したところ、一人のOBからは即座に快諾の返事をもらいました。
長い返信のメールでしたが、その中に、

  記事や写真もとびきりの物を送らせてください。
  私が先生に今恩返しできることはこれくらいですが、後輩への激励もこめた記事を書こうと思います。

とありました。嬉しい限りです。
こんな感じで卒業生と在学生のつながれるメディアにゼミ新聞が成長していくといいなと思っています。

ひとつのメディアはひとつの社会を作ります。
ゼミ新聞がガリラボの在学生と卒業生から成る社会を生み出せればいいのですが・・・
在学生のみなさん、サークルの卒業生もだけど、ガリラボの卒業生という資源(リソース)をうまく活用しましょう。せっかくの接触可能なリソースなんですから。
もっとも、活用するには、自らの意思を表明するための情報発信が不可欠となります。
さまざまな形で積極的な発信を心掛けましょう!
その意味で私は2年の宮下君の情報発信の仕方に感激を覚えました。
本人は無意識にやっているのでしょうが、なので尚更のこと、素晴らしいものでした。

このブログも情報発信ツールのひとつですが、上のOBのメールに、

  ガリラボのブログを毎日楽しみに読ませていただいております。
  すごく勉強になりますし、ガリラボの勢いが拡大している様子が分かり、
  たいへん嬉しく感じております。

とありました。人吉にいるOGからも同様のメールをもらったことがあり、また大学院のOBからは直接会ったり、また不定期にもらう近況の中でブログを読んでもらっていることを感じます。

外にもちゃんと読者がいることを把握し俄然と力がでてきました。
これからもできるだけ毎日、ガリラボの活動の記録を残すため、また活動を振り返るためにも、情報の発信を心掛けていこうと思います。

ブログをご覧になっているOB/OGの皆さん、たまにでいいのですが、ブログへのコメント、あるいは直接メールとかで近況など連絡をくださると有り難いです。
この小さな社会が少し拡大できるでしょうから。

2009年12月12日土曜日

修士最終報告会の開催

本日は大学院の最終報告会です。

ガリラボからはM2の田中・佐藤が次のテーマでそれぞれ発表しました。

田中: 高校を核とした教育コミュニティに関する研究
佐藤: 地域の形式知表出における外部者参加の方法に関する考察
     ~ワークショップを調査対象として~

二人ともに午前中で発表は終了しました。
明瞭な発表の二人は、コメンテーターからお誉めの言葉も引き出しておりました。

佐藤

田中
 

あとは4万字にまとめるだけ・・・というか、これが手ごわいのだが。
読みごたえのある、わくわくさせてくれるような面白い論文を期待しています。

2009年12月11日金曜日

ゼミ新聞の編集方針確定

午前中の出張を終え、昼ぐらいに徒歩で出勤していたら、国体道路の歩道で後ろから呼びかける声が。

自転車に乗ったスーツ姿の女性でした。
一瞬、誰かわからず。。。

眼鏡まではかけませんでしたが、よく見たら3年の興梠ではないですか。
服装で変わるものです。
驚きました。

ちょっとした感動(?)を胸に、ガリラボに到着したら誰もいませんでした。orz
それはそうです。
だって鍵を閉めているわけですから。

しばらくしたらゼミ新聞の打ち合わせのため3年小田原、平野、2年長井、戸高の
4人がでてきて編集会議。
レイアウトがほぼ固まり、編集方針も決まりました。
1月下旬の発行を目指します。
来週はとりあえずInDesignの勉強をすることになりました(2年生が)。

夕方は、その2年のゼミ。
情報は合同ゼミです。75名ほどが受講しています。
現在はDreamweaverを使って作業をしてますが、これがまたなかなかヤヤコシイ。
面倒なテーマを設定してしまったと反省をしているところです。

ゼミ終了後、研究室に戻ったらMOREのメンバーがやってきました。その後は話し続け、この時間でも
まだ話が弾んでいます。
このMOREのメンバーは本日は北九州大学の調査に出向いていました。
これで計画していた調査はすべて終了。
今後はこの調査をもとに成果を出していくことになります。
きっと忙しくなりそうです。
が、とりあえず28日にスポーツをやることは決めました。

2009年12月10日木曜日

3年リーダー会議

3年生はチームに分かれて活動しているので、全体を把握するためにガリラボでは定期的にリーダー会議を開催しています。

本日のお昼休みがその会議。

3年ゼミ長興梠と3人のリーダー(森、上村、小田原)が集まって打合せを・・・・と思っていたら、つい全然関係ない話へと脱線していきました。

ガリラボの役割やら自分の思いの表現の重要さなど「健全なホラをふこう」の由来を交えて、リーダー会議の話題そっちのけで持論を熱く語ってしまいました。

脱線はいつものことですが、しかし本日の脱線はひどかった(後で、深く反省しました)。

さて、熱弁を奮っていたら、気づいたら授業の開始時間をとうに過ぎています。
みんな何も言わないので、てっきり授業がないのかと思っていたら、違いました。

あまりに熱心に私が話しているので言い出せなかったのかしれません。
全員授業があるとのこと。
急ぎ、解散。
全員授業に出かけてきました。

自分がやりたいことを熱く語る。
ただし真っ当なことを、です。
この4人に向けては初めてこんな感じで話したように思います。
遅刻までさせてしまいましたが、まあたまには良いのではないかと勝手に解釈しておきました。
 

2009年12月9日水曜日

発表全体練習(第1回目)

今日は第1回目の4年生の発表練習を行いました(13:00-16:00)。

9月に一度発表を終えているので、かなりみんな上手に仕上がっておりました。
4人ほど諸事情で欠席でしたが、発表をしたゼミ生たちの内容はなかなかなものでした。



------以下、23:00過ぎに追記してます---------

今日は4年生もですが、3年生の熱気がすごかった。
エンジンが全開になってきたのではないでしょうか。
10時前には第1陣がやってきて、12名中延べ8名ほどが研究室で様々なことに取り組み、3年生たちの大変な熱気を感じた1日でした。
16時にはMOREの1年生2名が広報の作業をやっていました。
この頃の研究室の人口密度はピークに達し、暖房無しでもかなり温かい状況になっていたように思います。

で、19時からはKW塾。
OB/OGの黒田(06院)、佐藤(03)、井口(04)、院生の佐藤、それにゼミとは直接関係ない平野氏、米山氏が集まっての勉強会です。
次回は26日に集合し、1日かけて新しいプログラム(←コンピュータプログラムではありません)を開発することになりました。
22:30頃に解散。

8:30に1年生が他大学の学生も連れてやってきて、締めはKW塾で22:30。
ガリラボは14時間ほどフル稼働。
今日も長い1日でした。
 

2009年12月8日火曜日

バインドではなくフュージョン

9月中旬から2ヶ月半ほど。これで150件目の記事になります。

午後から福岡にでかけました。
福岡天神のバスセンター1Fに宮崎県高千穂町PRの一環で夜神楽の特設ステージが作ってありました。
去年もこれがあり、その時は実際にどなたかが踊っておられました。

ただし違和感があります。
だって、まわりはクリスマスイルミネーションでキラキラしているんですから。
そんなところで夜神楽・・・・・・  うーーむ。

アンバランスを感じながらも、しかし過去と現在の融合は新しい次元(未来)を生み出すパワーになりえるようにも思えました。

バインド(結合)ではなくフュージョン(融合)!

ガリラボで新しいメディアを生み出してほしいと願うとき、私がよく使っている言葉です。
クリスマスと夜神楽のフュージョン。
これで何か生まれるのか。
ひょっとすると、今年は神様がプレゼントを配ることになるかもしれませんねー



古さと新しさのコラボレーションとは直接は関係ありませんが、似たようなことを2009年度の新聞広告クリエーティブコンテスト(テーマ:)の優秀賞のなかでみかけました(下の新聞記事)。
写真の中に切り貼りの文字が組み込まれています。
不細工さを少し組み合わせた表現に共感を覚えます。



この広告写真は、本日、F大学の学生に存在を教えてもらいました。
タイトルは「『一人暮らし』なんてウソでした。」というものです。
絆というテーマに対し、このタイトルで、この写真、それに受賞のコメントを読み、面白さと素晴らしさを理解しました。
http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2009.html

賞をもらっている他の作品もなかなかいいです。

ガリラボでも来年あたりこんなクリエーティブコンテストに挑戦してみたくなりました。
 

2009年12月7日月曜日

さすがは冬!

結構、冷えてきました。

さすがは冬です。

温暖化しているはずだけどと妙なことを考えながら、手をズボンのポケットに突っ込みながらの帰宅でした。

明日はどうなることか。
講義が1時限目にあります。
わがゼミの3年生が遅れてこないか心配です。

私の講義は遅刻と言う概念がないのです。
出席or欠席という大変シンプルな方針をとっています。
坂の上の雲の登場人物である秋山好古は、茶碗をひとつだけにして、シンプルに、身辺を単純明快にしておくことを信条としていました。
そこまでの単純さは別にして、ある程度の単純さは社会人の訓練として必要なんだろうと思います。
仕事で「すいません、遅刻しました」というのは社会人としてはやはり減点ものでしょうから。

絵地図に埋め込むコミュニケーション回路

休日明けのガリラボは大入り満員でした。

朝からMOREの1年生たちが東京のお土産を持参してやってきました。

しばらしくて、そのMOREの連中にPCを教えるべく4年中村が登場。
中村にはその後3年生向けにFLASHの勉強も頼みました。
20時ぐらいまで色々と試してくれてました。
その他の4年生は藤木、園田がやってきて9日の発表練習の準備に精を出しておりました。

今日は月曜日なので3年ゼミの日。なのでこの日のガリラボの主役は3年生。
かなり長めの打ち合わせを行い、それぞれについての活動を明確化させていきました。
昨日も詳しく書きましたが、やろうとしていることは大変面白いのです。
それをどうカタチにするか。
どう表現するか。
そのための頑張りを期待しています。

本日打合せた中でひとつのカタチが生まれたのは水俣チームの絵地図の問題です。
絵地図を作ることは決めていたけれど、それにどういう意味を持たせるかが少々不明瞭さをもっていました。
本日の話し合いの中で、単なる絵地図ならば小学生でもできること、大学生であればそこに何か新しい表現に挑戦しないといけないと話しました。
話の中で生まれたアイデアが紙とネットのコラボレーション。

越小場での絵地図は公民館に貼ってありました。
あれは越小場という物理的空間を公民館の中に閉じ込めるテクノロジーと言えます。
外から中という内向きの一方向ベクトルを生み出しています。
ならば、逆方向のベクトルが生まれるようなテクノロジーを絵地図に埋め込むということを考えてもよいのではないでしょうか。
もちろん完全にそんなことはできないのでしょうが、絵地図上でたとえばQRコードによって内部から外に向った接続をすることは可能です。
QRコードがあることで、絵地図と閲覧者はケータイなどのリーダーを使ったコミュニケーションが生まれるはずです。
このコミュニケーションを介して、公民館という内部がネット上においた仮想外部空間と接続するようなそんなことをやれれば面白いのでないか、と。

もっともこれまでそういったことはやられています。
しかしたぶん越小場では初めてのことになるでしょう。

さらに、こんなローテクにハイテクを融合させたものを、ひとつのディスプレイとしてどこかのお店などで利用してもらうというアイデアなども打合せの中ででてきました。
まだ粗削りなアイデアですが、少し洗練させると絵地図による面白いコミュニケーション回路をデザインできるのではないかと思います。

水俣チームにはこの荒削りな理屈をしっかりと理論のカタチにまで昇華させてほしいと思います。
新しいことではないのですが、それについて新い見方を理論として提示すれば多くの人に役立つテクノロジーを生み出せるかもしれませんよ。
知恵の絞りどころです。
夢に出てくるほど考えてみましょう。

2年生もひとりやってきました。
お昼ぐらいだったかな(?)、先週末、鹿児島に試合に行っていた2年の宮下です。
みなさんにとお土産を持ってきてくれました。
男子学生なんです。
いや、驚きました。
2年生からお土産をもらうのはほとんど記憶にありません。
3・4年生みな感心しながら、そのお土産をあっという間に平らげておりました。
 
 

2009年12月6日日曜日

「健全なホラをふこう」とは

本日購入した本に「ビッグ・ピクチャー」というコトバがありました。
「大風呂敷」という意味です。
逆にわかりにくいですかね?
大胆に物事をとらえるという感じでしょうか。

この本の冒頭に、学者さんたちは、
  私の専門は○○です
といった発言をさらりと言う、とあります。
私自身は、あなたの専門はと聞かれて答えに詰まることがよくあるので、さらりという潔さが羨ましい限りですが、しかしどうしてその専門なのかということをその学者さんたちから聞くことはほとんどありません。
考えたことがないのでしょう、たぶん。

それ自体が別に悪いことではありませんが、しかしそれだけだと喪失感を感じるのです、私は。
空疎に感じてしまうのです、そんなのは。
自分の立っている足場が何なのかが分からないと不安なのです。
そういった性格なのでしょう、たぶん。

専門とは、空間的、時間的な様々なスケールの中にピンポイントに位置づけられる、限定された視野です。
多くの専門家は、そういった個別の視野が配置されている自分たちの足場であるはずの時空間に横たわる地図(足場)自体を見ることはほとんどしません。
視野狭窄的自己目的化というそうです、そんな状態を。
二代ほど前の学長がそんなことを言ってました。

今、3年ゼミの課題として、「自由な課題」という無茶な制約のもとで、10月になって動きだした3年生の県立大学調査チームは、苦しみながらも大学に散らばっている専門と言う名の限定された視野にいる人たちをまとめてしまおうという発想に至りました。
本人たちは自覚していないかもしれませんが、そういった地点に辿りついているように私には見えています。

なんと不思議なことでしょうか。
視野を限定しないという視野(形容矛盾してますが)を持つのは、実はガリラボ、特に私の研究テーマ(というか、自分自身に与えている継続的課題)でも実はあったりするのです。
ゼミでそんな講義をすることはほとんどありません。
直接そんなことをゼミ生たちに話したことがないのに、いつの間にゼミ生たちは視野を限定しない視野といった行動を取ろうとしている。

そんな不思議なことを説明するのが、正統的周辺参加論。
(正統的周辺参加論とはまったくもって恐ろしい理論です)

学習は教える行為に先んずるのです。
ほんと恐ろしい、限りです。


最後に、ガリラボの標語について一言。

輝く知性は行動無しには生まれない!との標語をガリラボが掲げているのは多くのゼミ生が知っているところだと思います。
もし知らなかったら破門したいと思います。(^^)

実はもうひとつ標語が掲げてあります。
かなり日焼けしたものが研究室のホワイトボードに掲示してあります。

健全なホラをふこう! という標語です。

ホラ=ビッグ・ピクチャーのことです。
健全な大きな目標のことを指し、そして行動でもってそれに立ち向かい自らの知性を高めていきましょう、とそんな思いを込めています。

3年ゼミの県立大学チームがやろうとしているのは、視野の制限された様々な人たちを、ひとつの大きな地図の中に位置づけていく作業に他なりません。
バラバラに活動している、様々な視野の人々を大きな物語(ビッグ・ピクチャー)でもって表現してしまう。
そんな健全なホラのもとで活動していくのが、ガリラボという専門が何なのか分からない集団の役割なんだと思います。
フィールドワークを基本手法とすると文化人類学とか民俗学に近い。
頭にビッグ・ピクチャーを固定し、右手にローテク、左手にはハイテク武器を携え、自分の足で見つけたフィールドをしっかりと歩いていきましょう。

(追記)

NHKで放送される「坂の上の雲」の本日のテーマは「青雲」です。
そのまま「あおいくも」のことだと考えてはいけません(まあ誰でもわかるでしょうが)。
「青雲の志」という意味でつけてあるのだと思います。
意味の分からない人は、辞書を引いてみましょう。
青雲の志とは、自分についての健全なホラ、ビッグ・ピクチャーに他なりません。
明治という時代はそんなビッグ・ピクチャーが存在した時代だったということです。
司馬遼太郎がそう坂の上の雲にも書いています。

小説「坂の上の雲」は今よく売れているようです。

2009年12月5日土曜日

東京よりの連絡

MOREのメンバーに4年生松尾が引率しての調査旅行の2日目。

先ほど連絡があり、今から早稲田大学に行ってくるとのことでした。
早稲田の学生4人が引率して案内してくれるようです。

筑波もそうですが、早稲田でも何らかのカルチャーショックを受けてくるとよいのですが。

この調査の目的は他大学を鏡にして、わが大学の本質を知ることに他なりません。
帰ってきたらわが大学の「あるもの探し」をしてもらおうかと思っています。

3年の大学調査チームのみなさん、このMOREのメンバーを取材しても面白いかもしれませんよ。

2009年12月4日金曜日

本日のガリラボ

外出先から研究室に戻ったのは午後でした。
戻った時は誰もいませんでしたが、徐々にゼミ生が姿を現し始めました。

今日はやけに3年生が多かった。
ゼミの課題にパワーを集中させ始めたようです。
大学内のあちこちの研究室を訪問しているチームは、行った先でいろんなカルチャーショックを受けてきて良い刺激になっているみたいです。
そのたくさんの刺激をうまくまとめるのがガリラボの課題になるでしょう。
この際です。ガリラボで、大学全体の研究室を仕切ってしまいますかねー
   ↑
  もちろん、冗談ですよ。真に受けないように。(^^)

4時限目にはゼミ新聞の打ち合せを行いました。
3年生の小田原と平野をメインに、今日は2年生の戸高、長井に参加してもらって編集会議を行いました。
2年生には雑誌を見て、優れた表現を真似て作りなさいとアドバイスをしておきました。
勉強には真似(模倣)は欠かせません。
自分独自なんてものは忘れてしまいましょう。
一生懸命に真似る。コピーする。
それを徹底した先に「個性」は生まれるはずです。

夜になって、院生の佐藤君とはそんな話で盛り上がり30分ぐらいのつもりが3時間ほど話しこんでいました。
その場にOGの樋口(04ゼミ生)も少し立ち会っていました。

あ、4年の中村を忘れてはいけませんでした。
彼女には時間のない私に代わって現在Flash CS4を勉強してもらっています。
3年生に伝授してもらうためです。
訳が分らないといいながらも頑張っており、頑張りに報いるべく、先ほど4冊ほどFlashの本を注文しておきました。
届いたら読ませようと思います。

あ、それともうひとつ。
2年生の宮下から16時少し前にメールがきました。
対外試合で出向いた鹿児島の指宿の写真を送ってきてくれたのです。
このタイミングの良さに脱帽しました。
そして、気配りの良さに感動も覚えました。
実は今日は16:10から2年のゼミがあるのです。
以前、公欠であることを私が忘れていて、「どうして欠席しているのだ?」とのメールを宮下に送った前科があるので、そのこと踏まえてのメールだったわけです。
忘れていないかどうか直球で尋ねるのではなく、さりげなく指宿の様子を伝えてくれる彼のメールは、田変優しいリマンドメールでした。
2年生で、しかも男子学生でこの気配り。
自分がこの年代の頃には絶対にできなかったと思います。
大変良い気分にさせてもらいました。

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ガリラボとは関係ないですが、といっても4年の松尾が参加しているの関係ないことはないのですが、MOREの1年生チームが今日から関東地区の大学調査に向かいました。
ひとりの学生がブログにリアルタイムに投稿をしてくれています。
ブログによれば、有益な調査活動になっているようです。

卒論概要完成

最後のゼミ生が昨夜遅くに概要を送付してきました。
早朝より2時間ほどかけて添削を行い、ようやく全員の概要が完成しました。
胃の痛い思いを実はしながら、ここまで大変長い道のりでした。

4年生も大変だったでしょうが、13名の概要の添削はかなり神経を使います。
もっとも、一度すでに添削していたので、今回はそこまではありませんでしたが。
1度目のときは、それぞれの難解な文章を把握するのにかなり高度の読解力を要しました。
そしてさらに13名それぞれ、私と人格の異なる人物の思考パターンを自分の頭の中で再現しないといけません。
添削中はきっと私自身は多重人格になっていたのだろうと思います。(^^)

添削終了後の概要を全員それぞれに送付しましたが何人かからはお礼のメールをもらいました。
その中に、
   内容は同じなのに、添削でここまで変わるのかと心底驚きました・・・!
との感想を書いているゼミ生がいました。
Webページにおいて、スタイルシートを変更することでまるで別物に見えるのと同じだろうと思います。
とすると、添削中の私は日本語についてのスタイルシート作りをやっていたとも言えるでしょう。

それはさておき今年度のガリラボゼミ生の卒論タイトルは、最終的に次のようなりました。

・歩くという視点から見た山鹿豊前街道についての考察
・Web上での市町村の情報発信度についての調査研究
・ブームとしての草食男子とそれが社会に定着していくための必要条件について
・県立大学における文化サークルの活動状況に関する実態調査
・モバイルメディアによる外からの介入が内部に与える影響に関する考察
・ケータイ電話が与える現代人への影響についての調査と実験
・熊本県立大学生(総合管理学部1年生)のキャリア意識に関する調査と考察
・サイバー空間上の口コミの利用状況に関する調査研究
・メールマガジンが人々のイメージ形成に与える影響に関する実験研究
・チームの合意形成のプロセスに関する調査研究
・地域における情報伝達の分析と情報交換が地域コミュニティにもたらす効果について
・日本のICTインフラ整備と普及における政府のIT政策について
・新聞報道の影響によるハラスメント用語・意義の社会への定着状況に関する研究


後は発表会に向け、全員にオトナの発表を期待したいところです。

2009年12月3日木曜日

宮崎へ

本日は都合でこれから宮崎にでかけます。

状況によっては夕方には研究室に戻れるかもしれません。
たったいま戻りました(20:20)。
往復6時間ほど運転し、慣れないこともやらされて研究室に
出向くのは無理でした。

2009年12月2日水曜日

就職活動2010の始まり

今朝8:00前の大学の風景です。
出勤してきたら正門近くに大型バス4台が並んでいます。



何だったかなと思いだしていたら、福岡である企業の合同説明会に3年生を送りこむバスでした。 ガリラボのゼミ生も多くがこのバスで出かけていったはずです。
昨日も福岡(ヤフードーム)で説明会があったはずですが、恐ろしいほど数の学生たちがやってきていたと聞いています。
今日はどうだったのでしょう?

合同説明会に出向くバスを見送りながら、黄色いじゅうたんの上を歩いてみました。
大津高校では、イチョウの落ち葉を「幸せの黄色いじゅうたん」と呼び、その上を歩くと幸せがやってくると言ってるそうですが、それにあやかりたいと願いながら歩きました。
残念ながらまだ幸せはやってきていません。
 

合同説明会に出かけていった3年生たちは、果たしてこの幸せのじゅうたんの上を歩いてバスに乗り込んだでしょうか。

さて、今日のガリラボは1時限目8:40からMOREの1年生たちの打合せで始まりました。
それも外部の人(近隣のK大学法学部の学生)に参加してもらって、自分たちの活動についてのコメントをもらうほどの念の入れようです。

2時限目はM2吉本さんとの正統的周辺参加論のゼミ。
4年中村・松尾も参加しての勉強会でした。
とりあえず順調に進んでいます。

昼休みは、1時限目とは異なるMOREの1年生が集まって別の打ち合わせをしておりました。
こっちも順調なようです。

3時限目は2年生谷口と筑波大学のキャリアポートフォリオの電子化作業。
ようやく入手できました。
本学のキャリアフォリオ改良に役立てたいと思います。

4時限目以降はMOREの1年生や4年生と打ち合わせを重ねながら慌ただしく時間は過ぎ、19時からは久々にM2田中さんと打合せの時間を持つことができました。
少し間が空いたので積もる話をする予定でしたが、都合で20時にはお開きとなりました。

現在、20:40。本日もフル稼働のガリラボでした。

明日のガリラボは私が休暇をとるため、お休みです。