2009年12月28日月曜日

新しい何かの兆し

2009/12/26の出来事のまとめです。

この日(2009/12/26)、地元情報学会の合宿が行われている演習室の隣では、ガリラボ3年生の企画による討論会が開催されていました。

3年ゼミ後期プロジェクトProduceXでは現在3つのプロジェクトが動いています。
そのうちの一つが「プロデュース県大」で、県大チームの4人がこのプロジェクトに参加しています(チームリーダーは3年・森)。


プロジェクトチームが討論会「県立大3年生によるディスカッション」を企画し(少し抽象的なものです)が、ガリラボの3年生が勉強した地元学をベースに大学を見直していくことに取組みました。
奇しくも隣の地元情報学会と同様なことをやっていたわけです。
ただし、地元情報学会は、場所と歴史を今回の主要テーマにしていましたが、3年生は「人」をテーマにしていました。
各学部各学科の代表(全部で9名)にきてもらい、それぞれの学科の立場で県立大学について語ってもらおうというものです。

演習室5で準備中(名札、プログラム書き)



討論会の開始
参加者は文学部(日文、英文)、環境共生学部(生態、食栄、居住)、総合管理学部(パブリック、ビジネス、情報管理、地域福祉)の3年生。
それぞれ多彩な活動や経歴をもっている学生ばかりでした。




会議を進行する津曲ゼミ副ゼミ長・県大チームリーダー3年(07)森


1年生(09村中)が傍聴に来ていました。
後で討論会の感想を聞いたら「スゴイの一言です」とのことでした。


熱い討論を終えての参加者の記念撮影


討論会の最後にはひとつの提案が・・・
その地域の良さを知るにはそこが見えるようになっていなければならない。地元学でいう絵地図のようなものです。情報発信を各研究室に呼びかけ、大学全体の見える化をしていいかないかという提案です。名づけて「県立大学見える化プロジェクト」。
各研究室が自発的に情報発信することで、地元学の絵地図に相当することを自然に浮かび上がらせようというものだと思います。
面白い提案だと思いました。
それぞれの研究室を学生のネットワークを活用して情報発信していくことで、最終的には研究室相互のつながりが生み出されていくことになるように思えます。
素晴らしいことではないでしょうか。
下の写真は地元学の紹介とともにプロジェクトへの呼びかけを行っている冨田です。


総括をしろと言われていたので、地元情報学会ではなくこっちにずっと参加しておりましたが、学生たちの話がほんと面白かった。
学科の中に閉じこもらずにもっとそれを越えていこうよということで話が展開していきました。
エキサイティングなディスカッションでした。
あまりに面白く、私が持つ問題意識とかなり重なっていたこともあって、総括では時間を無視し、ホワイトボードを使ってついショート講義までやってしまいました。
それほど面白かった。
ある意味、画期的な出来事ではなかったかと思います。

これを契機に大学に新しい風が生まれるのではないでしょうか。
心地よい風が吹くところはきっと楽しいのに違いありません。
そんな楽しい場所(←楽園という意味ではありません)に大学が変化していくといいですねー

明日は明日の風が吹くとは私の座右の銘のひとつですが、3年生のこの集団に新しい明日の風を吹かせてほしいと思いました。



  

0 件のコメント:

コメントを投稿